JP2016143835A - リアクトル - Google Patents
リアクトル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016143835A JP2016143835A JP2015020533A JP2015020533A JP2016143835A JP 2016143835 A JP2016143835 A JP 2016143835A JP 2015020533 A JP2015020533 A JP 2015020533A JP 2015020533 A JP2015020533 A JP 2015020533A JP 2016143835 A JP2016143835 A JP 2016143835A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactor
- coil
- wall
- case
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
Description
(1)環状コアと前記環状コアに装着された複数のコイルとを備え、前記コイルにより磁束が互いに相殺する方向に発生する複数のリアクトル本体。
(2)前記リアクトル本体を収容する収容部が複数並行に設けられたケース。
(3)前記リアクトル本体は、前記収容部に収容されていること。
(4)前記ケースの前記リアクトル本体の間には、前記リアクトル本体を隔てる壁が設けられていること。
(5)前記壁は、前記ケースの収容部底面からの高さが、前記ケースの収容部底面から前記リアクトル本体の前記コイル上面までの高さに対して50%以上であること。
(6)前記壁には、前記収容部間を連通するスリットが設けられていること。
(7)前記リアクトル本体は、他の前記リアクトル本体と左右に隣接して配置され、前記スリットは、前記壁における前記リアクトル本体のコイル間の箇所に設けられ、前記コイルの端から前記スリットの端までの前記壁の長さが20mm以上であること。
(8)前記リアクトル本体は、他の前記リアクトル本体と左右に隣接して配置され、前記スリットは、前記壁における前記リアクトル本体のコイル間の箇所に設けられ、前記コイルの軸方向の長さと、前記コイルの端から前記スリットの端までの長さの比が、30%以上であること。
[1−1.概略構成]
本実施形態の磁気結合型リアクトル(以下、単に「リアクトル」ともいう。)は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車、燃料電池車の駆動システム等で使用される大容量のリアクトルである。リアクトルは、これら自動車に搭載される電気回路の主要部品である。この電気回路は、リアクトルの他、IGBT等の半導体スイッチング素子を有する。リアクトルは、半導体スイッチング素子のオンオフが高速に行われることにより、外部電源から供給される電気エネルギーを磁気エネルギーに変換し、当該エネルギーの蓄積及び放出を繰り返し、電流や電圧を抑制する。
次に、本実施形態のリアクトル本体10の各構成について、詳細に説明する。
環状コア1は、圧粉磁心、フェライト磁心、又は積層鋼板などの磁性体である。環状コア1は、複数のコア部材を有し、互いのコア部材が接着層1eを介して環状になるように接続されている。なお、本実施形態では、コア部材間にスペーサを設けていないが、コア部材間にスペーサを挟んでいても良い。
樹脂部材2は、樹脂により環状コア1の外周を覆った部材であり、全体として環状コア1に倣って環状形状を有する。すなわち、樹脂部材2は、一対の直線部分とこれら一対の直線部分を繋ぐ連結部分とを有する。樹脂部材2の一部の外周にはコイル5が巻回されており、樹脂部材2は、環状コア1とコイル5とを絶縁する。
コイル5は、絶縁被覆を有する導線である。本実施形態では、コイル5は、平角線のエッジワイズコイルである。但し、コイル5の線材や巻き方は平角線のエッジワイズコイルに限定されず、他の形態であっても良い。本実施形態では、コイル5は、左右のコイル51a、51bを有し、これらのコイル51a、51bは樹脂部材2の一対の直線部分21a、21b、22a、22bの外周に巻回されている。従って、4つのコイル51a、51bは、各巻軸方向がそれぞれ平行であるとともに、巻軸方向に直交する方向に並んでいる。
次に、ケース40について詳細に説明する。図3は、本実施形態のケース40の上面図である。図4は、リアクトル本体10と壁42の高さを示す図であり、図1中左側のリアクトル本体10をその側方から見た図である。但し、ケース40の壁42やケース40の断面を併せて示している。
(1)本実施形態の磁気結合型リアクトルは、環状コア1と環状コア1に装着された複数のコイル51a、51bとを備え、コイル51a、51bにより磁束が互いに相殺する方向に発生する複数のリアクトル本体10と、リアクトル本体10を収容する収容部41が複数並行に設けられたケース40と、を備え、リアクトル本体10は、収容部41に収容され、ケース40のリアクトル本体10の間には、リアクトル本体10を隔てる壁42を設けるようにした。そして、壁42は、ケース40の収容部41底面からの高さH1が、ケース40の収容部41底面からリアクトル本体10のコイル51a又はコイル51bの上面までの高さH2に対して50%以上となるようにした。
[2−1.構成]
第2の実施形態について、図7〜図9を用いて説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と基本構成は同じである。よって、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、第1の実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態では、リアクトル本体10間の壁にスリット44を設けたことにより、ケース40とリアクトル本体10との隙間への充填材の充填作業効率を向上させることができる。すなわち、リアクトル本体10間の壁にスリット44が設けられていなければ、各収容部41への充填作業を分ける必要があったが、スリット44が設けられていることにより、一方の収容部41に充填された充填材がスリット44を介して他方の収容部41に進出するので、充填作業を分ける必要がなくなる。
第3の実施形態について、図9を用いて説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態と基本構成は同じである。よって、第2の実施形態と異なる点のみを説明し、第2の実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
本発明は、第1乃至第3の実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、第1乃至第3の実施形態及び下記の他の実施形態の少なくともいずれか2つを組み合わせた形態も包含する。
1a、1b I字型コア
1c、1d U字型コア
1e 接着層
10 リアクトル本体
2 樹脂部材
21 第1の樹脂体
21a、21b 直線部
21c 連結部
23a、23b 固定部
25a、25b ネジ挿入穴
22 第2の樹脂体
22a、22b 直線部
22d 連結部
24a、24b 固定部
26a、26b ネジ挿入穴
28a、28b カラー
40 ケース
41 収容部
411〜414 ネジ穴
42、43 壁
44 スリット
45 壁
5 コイル
51a、51b コイル
52a、52b 端部
53a、53b 端部
6 充填部
8 コネクタ
9 温度センサ
9a 温度検出部
9b リード線
CE コイルの端
SE スリットの端
H1 ケースの収容部底面からの壁の高さ
H2 リアクトル本体の高さ(ケースの収容部底面からコイル上面までの距離)
Claims (4)
- 環状コアと前記環状コアに装着された複数のコイルとを備え、前記コイルにより磁束が互いに相殺する方向に発生する複数のリアクトル本体と、
前記リアクトル本体を収容する収容部が複数並行に設けられたケースと、
を備え、
前記リアクトル本体は、前記収容部に収容され、
前記ケースの前記リアクトル本体の間には、前記リアクトル本体を隔てる壁が設けられ、
前記壁は、前記ケースの収容部底面からの高さが、前記ケースの収容部底面から前記リアクトル本体の前記コイル上面までの高さに対して50%以上であること、
を特徴とするリアクトル。 - 前記壁には、前記収容部間を連通するスリットが設けられていること、
を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。 - 前記リアクトル本体は、他の前記リアクトル本体と左右に隣接して配置され、
前記スリットは、前記壁における前記リアクトル本体のコイル間の箇所に設けられ、
前記コイルの端から前記スリットの端までの前記壁の長さが20mm以上であること、
を特徴とする請求項2に記載のリアクトル。 - 前記リアクトル本体は、他の前記リアクトル本体と左右に隣接して配置され、
前記スリットは、前記壁における前記リアクトル本体のコイル間の箇所に設けられ、
前記コイルの軸方向の長さと、前記コイルの端から前記スリットの端までの長さの比が、30%以上であること、
を特徴とする請求項2又は請求項3に記載のリアクトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015020533A JP6513956B2 (ja) | 2015-02-04 | 2015-02-04 | 磁気結合型リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015020533A JP6513956B2 (ja) | 2015-02-04 | 2015-02-04 | 磁気結合型リアクトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016143835A true JP2016143835A (ja) | 2016-08-08 |
JP6513956B2 JP6513956B2 (ja) | 2019-05-15 |
Family
ID=56570809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015020533A Active JP6513956B2 (ja) | 2015-02-04 | 2015-02-04 | 磁気結合型リアクトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6513956B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019071364A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
JP2020202326A (ja) * | 2019-06-12 | 2020-12-17 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル及びリアクトルの製造方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10241957A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-11 | Hitachi Ferrite Electronics Ltd | 高圧トランス |
JP2006319312A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-11-24 | Aipekku:Kk | リアクトル |
JP2010045110A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトル集合体 |
JP2011124267A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Toyota Motor Corp | リアクトル固定構造 |
JP2012186405A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Hitachi Ltd | リアクトル装置、およびこのリアクトル装置を用いた電力変換装置 |
WO2014061154A1 (ja) * | 2012-10-19 | 2014-04-24 | 三菱電機株式会社 | インバータ装置、変圧器及び変圧器の製造方法 |
-
2015
- 2015-02-04 JP JP2015020533A patent/JP6513956B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10241957A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-11 | Hitachi Ferrite Electronics Ltd | 高圧トランス |
JP2006319312A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-11-24 | Aipekku:Kk | リアクトル |
JP2010045110A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトル集合体 |
JP2011124267A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Toyota Motor Corp | リアクトル固定構造 |
JP2012186405A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Hitachi Ltd | リアクトル装置、およびこのリアクトル装置を用いた電力変換装置 |
WO2014061154A1 (ja) * | 2012-10-19 | 2014-04-24 | 三菱電機株式会社 | インバータ装置、変圧器及び変圧器の製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019071364A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
JP7049748B2 (ja) | 2017-10-10 | 2022-04-07 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
JP2020202326A (ja) * | 2019-06-12 | 2020-12-17 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル及びリアクトルの製造方法 |
JP7241614B2 (ja) | 2019-06-12 | 2023-03-17 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル及びリアクトルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6513956B2 (ja) | 2019-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107210118B (zh) | 电抗器 | |
WO2014103521A1 (ja) | リアクトル、コンバータ、および電力変換装置 | |
JP2018148088A (ja) | リアクトル | |
JP6280592B2 (ja) | リアクトル | |
JP6578093B2 (ja) | 磁気結合型リアクトル | |
JP2012119545A (ja) | リアクトル装置 | |
JP6585888B2 (ja) | リアクトル | |
JP6635316B2 (ja) | リアクトル | |
JP6774726B2 (ja) | リアクトル | |
JP6130347B2 (ja) | リアクトル | |
JP6106646B2 (ja) | リアクトル | |
JP5354402B2 (ja) | リアクトル、リアクトル用ボビン、及びコンバータ | |
JP6513956B2 (ja) | 磁気結合型リアクトル | |
WO2018056049A1 (ja) | リアクトル、及びリアクトル用磁性コア | |
JP6681164B2 (ja) | リアクトル | |
JP6628545B2 (ja) | リアクトル | |
JP6490392B2 (ja) | リアクトル | |
JP6114727B2 (ja) | リアクトル | |
JP7241507B2 (ja) | リアクトル | |
JP7169108B2 (ja) | リアクトル | |
JP6570982B2 (ja) | リアクトル | |
JP6578187B2 (ja) | リアクトル | |
JP6541967B2 (ja) | リアクトル | |
JP7377249B2 (ja) | リアクトル | |
JP7377250B2 (ja) | リアクトル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181211 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190402 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190411 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6513956 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |