JP6541967B2 - リアクトル - Google Patents
リアクトル Download PDFInfo
- Publication number
- JP6541967B2 JP6541967B2 JP2014262762A JP2014262762A JP6541967B2 JP 6541967 B2 JP6541967 B2 JP 6541967B2 JP 2014262762 A JP2014262762 A JP 2014262762A JP 2014262762 A JP2014262762 A JP 2014262762A JP 6541967 B2 JP6541967 B2 JP 6541967B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- protrusion
- divided
- shaped
- cores
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
(1)前記絶縁被覆部は、前記分割コア間を覆う内壁を有すること。
(2)前記内壁と一体に設けられた樹脂からなる突起部は、先端側よりも基端側が拡がった形状であること。
(3)前記分割コアは、前記絶縁被覆部によって樹脂モールド成形されたU字型コアを含むこと。
(4)前記U字型コアは、他の分割コアと接着される接着面を備えること。
(5)前記接着面の対向する一対の辺が面取りされた辺であること。
(6)前記突起部の一面は、前記U字型コアの面取りされた角部分の曲率を有する形状であること。
(7)前記突起部は、当該突起部の前記一面が前記U字型コアの面取りされた角部分に沿うように、前記U字型コアの接着面と他の分割コアの接着面との間に挟み込まれていること。
(8)前記環状コアは、前記分割コアの前記一対の辺が、当該分割コアと接着される前記分割コアの前記一対の辺と直交するように前記分割コアを接続して形成されていること。
(9)前記環状コアは、両面に前記接着層を介して前記分割コア間に配置されるスペーサを備えること。
(10)前記絶縁被覆部は、前記分割コア間を覆う内壁を有すること。
(11)前記内壁と一体に設けられた樹脂からなる突起部は、先端側よりも基端側が拡がった形状であること。
(12)前記分割コアは、前記絶縁被覆部によって樹脂モールド成形されたU字型コアを含むこと。
(13)前記U字型コアは、他の分割コアと接着される接着面を備えること。
(14)前記接着面の対向する一対の辺が面取りされた辺であること。
(15)前記突起部の一面は、前記U字型コアの面取りされた角部分の曲率を有する形状であること。
(16)前記突起部は、当該突起部の前記一面が前記U字型コアの面取りされた角部分に沿うように、前記U字型コアの接着面と他の分割コアの接着面との間に挟み込まれていること。
(17)前記絶縁被覆部は、互いに接続される前記U字型コアと前記スペーサとの間に挟み込まれた第1の突起部と、互いに接続される前記他の分割コアと前記スペーサとの間に挟み込まれた第2の突起部と、を備えること。
(18)前記環状コアは、前記分割コアの前記一対の辺が、当該分割コアと接着される前記分割コアの前記一対の辺と直交するように前記分割コアを接続して形成されていること。
[1−1.概略構成]
図1は、本実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図であり、図2は、その分解斜視図である。本実施形態のリアクトルは、例えばハイブリッド自動車や電気自動車の駆動システム等で使用される大容量のリアクトルである。リアクトルは、これら自動車に搭載される電気回路の主要部品である。この電気回路は、リアクトルの他、IGBT等の半導体スイッチング素子を有する。リアクトルは、半導体スイッチング素子のオンオフが高速に行われることにより、外部電源から供給される電気エネルギーを磁気エネルギーに変換し、当該エネルギーの蓄積及び放出を繰り返し、電流や電圧を抑制する。
次に、本実施形態のリアクトルの各構成について、詳細に説明する。環状コア1は、圧粉磁心、フェライト磁心、又は積層鋼板などの磁性体である。環状コア1は、複数の分割コアを有し、互いの分割コアが接着層1eを介して環状になるように接続されている。本実施形態の分割コアは、左右の脚部を構成するI字型コア1a、1bと、ヨーク部を構成する2つのU字型コア1c、1dである。
(1)本実施形態のリアクトルは、複数の分割コア1a〜1dが所定の膜厚を有する接着層1eを介して互いに接続された環状コア1と、環状コア1の外周を覆う絶縁被覆部2と、を備え、絶縁被覆部2は、分割コア1a〜1d間に挟み込まれた突起部4を有するようにした。これにより、突起部4の厚みの分だけ分割コア同士を接着する接着剤の膜厚、すなわち接着層1eの厚みを確保することができる。従って、突起部4により、接着剤の膜厚を所望の厚さにコントロールすることができ、所定の厚みの接着層1eを得ることができる。また、突起部4は絶縁被覆部2の構成としているので、接着剤にフィラーを含有させる必要がなく、製造コストを削減することができる。
[2−1.構成]
第2の実施形態について、図7を用いて説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と基本構成は同じである。よって、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、第1の実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態のリアクトルは、複数の分割コアを所定の膜厚を有する接着層1eを介して互いに接続して形成された環状コア1と、環状コア1の外周を覆う絶縁被覆部2と、を備え、環状コア1は、両面に接着層1eを介して分割コア間に配置されるスペーサ1fを備え、絶縁被覆部2は、分割コアとスペーサ1fとの間に挟み込まれた突起部4を備えるようにした。これにより、分割コアとスペーサ1fとの間が、突起部4の厚み分離間することができるので、分割コアとスペーサ1fとの間に介在する接着層1eの膜厚を突起部4の厚み分確保することができる。
本発明は、第1および第2の実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、下記の他の実施形態を組み合わせた形態も包含する。
1a、1b I字型コア
1c、1d U字型コア
1e 接着層
1f スペーサ
2 絶縁被覆部
20a、20b 直線部
21 第1の分離体
21a、21b 直線部
21c 連結部
23a、23b 固定部
25a、25b ネジ挿入穴
22 第2の分離体
22a、22b 直線部
22d 連結部
24a、24b 固定部
26a、26b ネジ挿入穴
28a、28b ナット
4 突起部
4a 第1の突起部
4b 第2の突起部
40a 突起部
41 第1の突起
42 第2の突起
40b 突起部
42b 第2の突起
5 コイル
51a、51b コイル
52a、52b 端部
53a、53b 端部
8 コネクタ
9 温度センサ
9a 温度検出部
9b リード線
Claims (5)
- 複数の分割コアを所定の膜厚を有する接着剤からなる接着層を介して互いに接続して形成された環状コアと、
前記環状コアの外周を覆う絶縁被覆部と、
を備え、
前記絶縁被覆部は、前記分割コア間を覆う内壁を有し、
前記内壁と一体に設けられた樹脂からなる突起部は、先端側よりも基端側が拡がった形状であり、
前記分割コアは、前記絶縁被覆部によって樹脂モールド成形されたU字型コアを含み、
前記U字型コアは、他の分割コアと接着される接着面を備え、
前記接着面の対向する一対の辺が面取りされた辺であり、
前記突起部の一面は、前記U字型コアの面取りされた角部分の曲率を有する形状であり、
前記突起部は、当該突起部の前記一面が前記U字型コアの面取りされた角部分に沿うように、前記U字型コアの接着面と他の分割コアの接着面との間に挟み込まれていること、
を特徴とするリアクトル。 - 前記環状コアは、
前記分割コアの前記一対の辺が、当該分割コアと接着される前記分割コアの前記一対の辺と直交するように前記分割コアを接続して形成されていること、
を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。 - 複数の分割コアを所定の膜厚を有する接着剤からなる接着層を介して互いに接続して形成された環状コアと、
前記環状コアの外周を覆う絶縁被覆部と、
を備え、
前記環状コアは、両面に前記接着層を介して前記分割コア間に配置されるスペーサを備え、
前記絶縁被覆部は、前記分割コア間を覆う内壁を有し、
前記内壁と一体に設けられた樹脂からなる突起部は、先端側よりも基端側が拡がった形状であり、
前記分割コアは、前記絶縁被覆部によって樹脂モールド成形されたU字型コアを含み、
前記U字型コアは、他の分割コアと接着される接着面を備え、
前記接着面の対向する一対の辺が面取りされた辺であり、
前記突起部の一面は、前記U字型コアの面取りされた角部分の曲率を有する形状であり、
前記突起部は、当該突起部の前記一面が前記U字型コアの面取りされた角部分に沿うように、前記U字型コアの接着面と他の分割コアの接着面との間に挟み込まれていること、
を特徴とするリアクトル。 - 前記絶縁被覆部は、
互いに接続される前記U字型コアと前記スペーサとの間に挟み込まれた第1の突起部と、
互いに接続される前記他の分割コアと前記スペーサとの間に挟み込まれた第2の突起部と、
を備えること、
を特徴とする請求項3に記載のリアクトル。 - 前記環状コアは、
前記分割コアの前記一対の辺が、当該分割コアと接着される前記分割コアの前記一対の辺と直交するように前記分割コアを接続して形成されていること、
を特徴とする請求項3又は請求項4に記載のリアクトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014262762A JP6541967B2 (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014262762A JP6541967B2 (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | リアクトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016122764A JP2016122764A (ja) | 2016-07-07 |
JP6541967B2 true JP6541967B2 (ja) | 2019-07-10 |
Family
ID=56328962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014262762A Active JP6541967B2 (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | リアクトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6541967B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7148313B2 (ja) | 2018-08-09 | 2022-10-05 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS588926U (ja) * | 1981-07-10 | 1983-01-20 | 株式会社デンソー | コア一体モ−ルド型点火コイル |
JP2003086431A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-03-20 | Tabuchi Electric Co Ltd | 電磁誘導器 |
JP4387857B2 (ja) * | 2004-04-08 | 2009-12-24 | 株式会社エス・エッチ・ティ | コイル装置及びその製造方法 |
JP4740190B2 (ja) * | 2007-05-18 | 2011-08-03 | 株式会社エス・エッチ・ティ | コイル装置 |
JP2009032922A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Toyota Motor Corp | リアクトルコアおよびリアクトル |
JP2010232272A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Seiko Epson Corp | トランス |
JP5605442B2 (ja) * | 2011-02-18 | 2014-10-15 | トヨタ自動車株式会社 | リアクトル |
JP5951933B2 (ja) * | 2011-03-14 | 2016-07-13 | 株式会社タムラ製作所 | コアモジュール、コイル装置及びコアモジュールの製造方法 |
JP5964619B2 (ja) * | 2012-03-15 | 2016-08-03 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル、及びリアクトルの製造方法 |
JP6005961B2 (ja) * | 2012-03-23 | 2016-10-12 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル及びその製造方法 |
JP6075678B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2017-02-08 | 日立金属株式会社 | 複合磁心、リアクトルおよび電源装置 |
JP5741507B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-07-01 | トヨタ自動車株式会社 | リアクトル |
JP5942679B2 (ja) * | 2012-08-02 | 2016-06-29 | トヨタ自動車株式会社 | リアクトルの製造装置と製造方法 |
JP5782017B2 (ja) * | 2012-12-21 | 2015-09-24 | トヨタ自動車株式会社 | リアクトル及びその製造方法 |
-
2014
- 2014-12-25 JP JP2014262762A patent/JP6541967B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016122764A (ja) | 2016-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5626466B2 (ja) | リアクトル、および、その製造方法 | |
JP6460393B2 (ja) | リアクトル | |
JP6585888B2 (ja) | リアクトル | |
JP6301811B2 (ja) | コイルとその製造方法、及びリアクトル | |
US20170338032A1 (en) | Reactor | |
JP6774726B2 (ja) | リアクトル | |
JP2019029594A (ja) | リアクトル | |
CN110494940B (zh) | 电抗器 | |
JP6106646B2 (ja) | リアクトル | |
JP6541967B2 (ja) | リアクトル | |
JP6651879B2 (ja) | リアクトル | |
JP6482271B2 (ja) | リアクトル | |
JP5344158B2 (ja) | リアクトル、リアクトル用のボビン、及びコンバータ | |
JP6490392B2 (ja) | リアクトル | |
JP6106645B2 (ja) | リアクトル | |
JP6513956B2 (ja) | 磁気結合型リアクトル | |
JP7241507B2 (ja) | リアクトル | |
JP7490332B2 (ja) | リアクトル | |
JP2018046232A (ja) | コイルおよびリアクトル | |
JP6660800B2 (ja) | リアクトル | |
JP2022134783A (ja) | リアクトル | |
JP7377250B2 (ja) | リアクトル | |
JP6578187B2 (ja) | リアクトル | |
JP6570982B2 (ja) | リアクトル | |
JP2017069325A (ja) | リアクトル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6541967 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |