JP2016141057A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイドゴムと円筒状カーカスとの間の空気を効果的に排出し、空気溜まりの発生を抑える。
【解決手段】 サイドゴム111を円筒状カーカス106に押し付けるサイドゴム押付け工程S3を含む。サイドゴム押付け工程S3では、押付けローラ18が、サイドゴム111の外周面上を押圧しながらかつドラム周方向に転動しながら、サイドゴム111のドラム軸方向一端側から他端側に向かってドラム軸方向に移動する。これによりサイドゴム111と円筒状カーカス106との間の空気を排気させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、サイドゴムと円筒状カーカスとの間の空気溜まりを抑制する空気入りタイヤの製造方法に関する。
図7に示すように、生タイヤの製造段階では、一般に、成形ドラムa上に形成される円筒状カーカスbの外側に、サイドウォールゴムを含むサイドゴムcが貼り付けられる。このとき、押付けローラdを用いてサイドゴムcを押し付け、これによってサイドゴムcと円筒状カーカスbとの間の空気を排出している。なお前記押付けローラdとして、幅広のスポンジローラが一般に使用されている(例えば特許文献1参照。)。
しかしながら、前記円筒状カーカスb及びサイドゴムcの厚さがそれぞれ不均一であるため、成形ドラムa上におけるサイドゴムcの外表面は、凹凸状に変曲している。そのため、押付けローラdとしてスポンジローラを用いたとしても、高さ低い部分では押し付け力が不足し、その部分で空気溜まりが発生し、タイヤ品質を低下させるという問題がある。
特開2006−231616号公報
そこで発明は、サイドゴムと円筒状カーカスとの間の空気を効果的に排出でき、空気溜まりの発生を抑えタイヤ品質を向上させうる空気入りタイヤの製造方法を提供することを課題としている。
本発明は、成形ドラム上に円筒状カーカスを形成するカーカス形成工程と、
前記円筒状カーカスの外側に、少なくともサイドウォール部の外表面なすサイドゴムを形成するサイドゴム形成工程と、
押付けローラを有する押付け手段により、前記サイドゴムを円筒状カーカスに押し付けるサイドゴム押付け工程とを含むとともに、
前記サイドゴム押付け工程では、前記押付けローラが、サイドゴムの外周面上を押圧しながらかつドラム周方向に転動しながら、サイドゴムのドラム軸方向一端側から他端側に向かってドラム軸方向に移動することにより、サイドゴムと円筒状カーカスとの間の空気を排気させることを特徴としている。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法では、前記押付け手段は、前記押付けローラを支持するエアシリンダを具え、このエアシリンダにより、前記押付けローラがサイドゴムを押圧することが好ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法では、前記カーカス形成工程は、
前記成形ドラム上で、シート状のカーカスプライを円筒状に巻き付ける巻付けステップと、
前記円筒状のカーカスプライの両端からドラム軸方向内側に隔たる位置に、環状のビードコアをセットするビードコアセットステップと、
前記ビードコアよりもドラム軸方向外側にはみ出すカーカスプライのはみ出し部分を、ビードコアの廻りでドラム軸方向内側に折り返す折返しステップとを含むことが好ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法では、前記サイドゴムは、トレッド側の第1ゴム部と、ビード側の第2ゴム部とからなり、
しかも前記第2ゴム部は、前記折返しステップに先駆けて、前記はみ出し部分の半径方向内側に取り付き、かつ前記折返しステップに伴い前記はみ出し部分の半径方向外側に向き替えするとともに、
前記第1ゴム部が、前記向き替えされた第2ゴム部のドラム軸方向内端部上に、重なり部を有して貼り付けられることにより、第1ゴム部と第2ゴム部とからなるサイドゴムが、円筒状カーカスの外側に形成され、
かつ前記サイドゴム押付け工程では、前記押付けローラは、第1ゴム部の側から第2ゴム部の側に移動することが好ましい。
本発明では、巾狭の押付けローラ用いることで、サイドゴムの外表面の凹凸に追従しながらサイドゴムを押し付けでき、凹状部分での押し付け力不足を抑制しうる。
また押付けローラは、サイドゴムの外周面上を押圧しながら、かつドラム周方向に転動しながら、サイドゴムのドラム軸方向一端側から他端側に向かってドラム軸方向に移動する。そのため、サイドゴムと円筒状カーカスとの間の空気を、一端側から他端側に徐々に押し出しでき、前記押し付け力不足の抑制と相まって、サイドゴムと円筒状カーカスとの間の空気溜まりの発生を効果的に抑制することができる。
本発明の製造方法によって形成された空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 カーカス形成工程を示す概念図である。 カーカス形成工程における各部材の取り付けの順序を示す概念図である。 サイドゴム形成工程を示す断面図である。 サイドゴム押付け工程を示す断面図である。 (A)〜(C)は1stステージの他の例を示す断面図である。 サイドゴムの従来の押し付け方法を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に、本発明の製造方法によって形成された空気入りタイヤ1の一例が示される。本例の空気入りタイヤ1は、乗用車用の空気入りタイヤであって、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7とを具える。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るトロイド状のプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りで折り返されるプライ折返し部6bを有する。又プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。
前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜35゜の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。各ベルトコードは、プライ間相互で交差し、これによりベルト剛性が高められ、トレッド部2の略全巾がタガ効果を有して補強される。
前記カーカス6の内側には、ブチル系ゴム等の非空気透過性ゴムからなり、かつタイヤ内腔面をなすインナーライナゴム10が配される。またカーカス6の外側には、前記サイドウォール部3の外表面をなすサイドウォールゴム3G、及びビード部4の外表面をなすクリンチゴム4Gが配される。サイドウォールゴム3Gの半径方向内端は、クリンチゴム4Gの半径方向外端に連なる。本例では、このサイドウォールゴム3Gとクリンチゴム4Gとによりサイドゴム11が構成される。
図中の符号12は、キャンバス布等からなるリムずれ防止用のチェーファである。このチェーファ12は、ビード部4の底面をなすチェーファ本体11Aと、そのタイヤ軸方向外端で折れ曲がりかつ前記プライ折返し部6bの外面に接してのびる外の立上がり部12Bと、チェーファ本体12Aのタイヤ軸方向内端で折れ曲がりかつタイヤ内腔面に沿ってのびる外の立上がり部12Cとから形成される。
次に、前記空気入りタイヤ1の製造方法を説明する。この製造方法は、生タイヤを形成する生タイヤ形成工程と、形成された生タイヤを金型内で加硫成形する加硫工程とを含む。また生タイヤ形成工程は、1stステージと2ndステージとを具え、1stステージでは、1stフォーマある成形ドラム15を用いて円筒状の台タイヤ(図示しない。)を形成する。また2ndステージでは、2ndフォーマであるシェーピングドラムを用い、前記台タイヤをトロイド状に膨張させるとともに、その膨張部分にトレッド形成部材を接合することで、生タイヤを形成する。
本発明の製造方法では、前記2ndステージ及び加硫工程には、従来工程が好適に採用しうる。従って、以下に1stステージのみを説明する。
前記1stステージは、カーカス形成工程S1と、サイドゴム形成工程S2と、サイドゴム押付け工程S3とを含む。
図2に示されるように、前記カーカス形成工程S1では、成形ドラム15上に、円筒状カーカス106を形成する。具体的には、本例のカーカス形成工程S1は、巻付けステップS1aと、ビードコアセットステップS1bと、折返しステップS1cとを含む。
前記巻付けステップS1aでは、成形ドラム15上で、シート状のカーカスプライ106Aが円筒状に巻き付けられる。厳密には、図3に各部材の取り付け順序が概念的に示されるように、本例では、カーカスプライ106Aの取り付けに先駆けて、チェーファ112及びインナーライナゴム110が、成形ドラム15上に順次配される。なお図2では、前記チェーファ112及びインナーライナゴム110が省略して描かれている。
前記ビードコアセットステップS1bでは、前記円筒状のカーカスプライ106Aの両端からドラム軸方向内側に隔たる位置Pに、環状のビードコア105がセットされる。本例では、成形ドラム15は、中央ドラム部15aと、側ドラム部15bと、その間の段差部15cとを具える。そして円筒状のカーカスプライ106Aの両端側が、前記段差部15aに沿って絞り込まれた後、この段差部15aの位置Pにビードコア105がセットされる。ビードコア105には、予めビードエーペックスゴム108が一体に接合されている。
なお成形ドラム15としては、例えば、中央ドラム部15aと側ドラム部15bとが同径な状態においてシート状のカーカスプライ106Aを巻き付け(巻付けステップS1a)、その後、中央ドラム部15aを拡径させることにより、前記段差部15aを形成することもできる。この場合、カーカスプライ106Aの両端側の絞り込みが不要となるため、この絞り込みによるカーカスコード乱れを抑制しうるという利点がある。また中央ドラム部15aと側ドラム部15bとが同径となるため、チェーファ112、インナーライナゴム110及びカーカスプライ106Aの巻き付け精度を高めうるという利点も生まれる。
前記折返しステップS1cでは、ビードコア105よりもドラム軸方向外側にはみ出すカーカスプライ106Aのはみ出し部分106bを、ビードコア105の廻りでドラム軸方向内側に折り返す。このはみ出し部分106bは、空気入りタイヤ1の前記プライ折返し部6bに相当する部分であり、ブラダー17Aを含む既存の折返し手段17によって折り返しされる。なおブラダー17Aは、前記側ドラム部15bに設けられている。
このように本例においては、円筒状カーカス106は、はみ出し部分106bが折り返された状態のカーカスプライ106Aとして形成される。
図4に示されるように、本例のサイドゴム形成工程S2は、折り返されたはみ出し部分106bを含む円筒状カーカス106の外側に、サイドウォールゴム103Gとクリンチゴム104Gとが予め一体接合されたサイドゴム111を巻き付けることにより行われる。
図5に示されるように、サイドゴム押付け工程S3では、押付けローラ18を有する押付け手段19により、前記サイドゴム111を円筒状カーカス106に押し付ける。
具体的には、サイドゴム押付け工程S3では、前記押付けローラ18が、サイドゴム111の外周面上を押圧しながらかつドラム周方向に転動しながら、サイドゴム111のドラム軸方向一端E1側から他端E2側に向かってドラム軸方向に移動する。これによりサイドゴム111と円筒状カーカス6との間の空気が、効果的に排出される。
本例の押付け手段19は、ガイド具20によってドラム軸方向に移動可能に支持される移動台21と、この移動台21に取り付くエアシリンダ22と、そのロッド下端にローラホルダ23を介して枢支される前記押付けローラ18とを具える。
前記ガイド具20は、ドラム軸方向にのびる例えば一対のガイド軸20Aと、このガイド軸20Aに平行なボールネジ軸20Bとを含む。ボールネジ軸20Bは、その一端に連結されるモータ(図示しない)によって回転駆動される。また移動台21は、本例ではブロック状をなし、前記ガイド軸20Aに案内される軸受け孔21Aと、ボールネジ軸20Bに螺合するネジ孔21Bとを具える。従って、移動台21は、前記ボールネジ軸20Bの回転により、ドラム軸方向に自在に移動しうる。
前記エアシリンダ22のロッド下端には、ローラホルダ23を介して押付けローラ18がドラム周方向に回転自在に支持される。
押付けローラ18は、その巾Wrが、好ましくはサイドゴム111の外表面のドラム軸方向の巾Wgの1/5以下、より好ましくは1/10以下、さらに好ましくは1/15以下とした巾狭のローラである。なお前記巾Wgは、サイドゴム111が円筒状カーカス106上に配された状態におけるドラム軸方向の巾として定義される。
このように構成される押付け手段19では、押付けローラ18が巾狭をなすため、サイドゴム111の外表面の凹凸に追従しながらサイドゴム111を円筒状カーカス106に押し付けでき、凹状部分での押し付け力不足を抑制しうる。しかも押付けローラ18が、ドラム周方向に転動しながら、サイドゴム111のドラム軸方向一端E1側から他端E2側に向かってドラム軸方向に移動する。そのため、サイドゴム111と円筒状カーカス106との間の空気を、一端E1側から他端E2側に徐々に押し出しでき、前記押し付け力不足の抑制と相まって、サイドゴム111と円筒状カーカス106との間の空気溜まりの発生を効果的に抑制しうる。なお一端E1側をトレッド側、他端E2側をビード側とするのが好ましい。なお押付けローラ18のドラム軸方向の移動ピッチP(ドラム一回転当たりの移動距離)は、前記押付けローラ18の巾Wrの1.0倍以下、好ましくは0.9倍以下である。
また、エアシリンダ22を用いることで、均一な力で押し付けできる。押付けローラ18としては、押し付け力によって圧縮変形しない例えばゴム、金属、合成樹脂などからなる硬質のローラであることが好ましい。またドラム軸方向への移動を容易に行うために、押付けローラ18の両端部は、円弧状面18Eで形成されるのが好ましい。
図6に、1stステージの第2実施形態を示す。図6(C)に示されるように、サイドゴム111は、サイドウォールゴム103Gであるトレッド側の第1ゴム部111Aと、クリンチゴム104Gであるビード側の第2ゴム部111Bとから構成される。そして第2実施形態では、前記第2ゴム部111Bは、折返しステップS1cに先駆けて、カーカスプライ106Aのはみ出し部分106bの半径方向内側に取り付く。
具体的には、図6(A)に示されるように、本例の巻付けステップS1aでは、中央ドラム部15aと側ドラム部15bとが同径となる成形ドラム15上に、第2ゴム部111B(クリンチゴム104G)、チェーファ112、インナーライナゴム110、及びカーカスプライ106Aが、順次円筒状に巻き付けられる。これにより、少なくとも第2ゴム部111Bが、前記はみ出し部分106bの半径方向内側に取り付く。
その後、図6(B)に示すように、中央ドラム部15aが拡径し、側ドラム部15bとの間に段差部15cが形成される。そして、ビードコアセットステップS1bでは、前記段差部15cの位置Pに、ビードエーペックスゴム108が一体に接合されたビードコア105がセットされる。なおビードエーペックスゴム108は、ドラム軸方向内側に倒されてカーカスプライ106Aに貼り着される。
また図6(C)に示されるように、折返しステップS1cでは、前記はみ出し部分106bを、ビードコア105の廻りでドラム軸方向内側に折り返す。この折り返しに伴い、第2ゴム部111B(クリンチゴム104G)は、はみ出し部分106bの半径方向外側に向き替えする。
そして、第1ゴム部111Aが、前記向き替えされた第2ゴム部111Bのドラム軸方向内端部上に、重なり部Jを有して貼り付けられる。これにより、第1ゴム部111Aと第2ゴム部111Bとが連結されたサイドゴム111が、円筒状カーカス106の外側に形成される、
またサイドゴム押付け工程S3では、前記図5と同様、押付けローラ18が、サイドゴム111の外周面上を押圧しながらかつドラム周方向に転動しながら、第1ゴム部の側から第2ゴム部111Bの側に移動する。なお第1ゴム部111Aが第2ゴム部111Bの外側に重なるため、第1ゴム部111Aの側から第2ゴム部111Bの側に移動することにより、前記重なり部J上を滑らかに移動しうるとともに、重なり部Jに生じる空気溜まりも排気しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するため、図5に示す押付けローラを用い、円筒状カーカスの外側に形成されサイドゴムの外周面を押圧しながら、かつドラム周方向に転動しながら、サイドゴムの一端側から他端側に向かってドラム軸方向に移動させ、これによりサイドゴムと円筒状カーカスとの間の空気を排気させた。なおサイドゴムは、図6に示す第2実施形態により形成されている。
比較例として、図7に示すスポンジ製の巾広の押付けローラを用い、ドラム軸方向には移動させずに、サイドゴムの外周面を押圧しながらドラム周方向に転動させ、これによりサイドゴムと円筒状カーカスとの間の空気を排気させた。また実施例では、押付けローラの巾Wrを、サイドゴムの巾Wgの1/20としている。
そして形成された生タイヤを加硫し、加硫後のタイヤのサイドウォール部における空気溜まりの発生の有無を確認した。比較例のタイヤでは、空気溜まりが発生したが、実施例のタイヤでは空気溜まりの発生がなかった。
15 成形ドラム
18 押付けローラ
19 押付け手段
22 エアシリンダ
105 ビードコア
106 円筒状カーカス
106A カーカスプライ
106b はみ出し部分
111 サイドゴム
111A 第1ゴム部
111B 第2ゴム部
J 重なり部
P 位置
S1 カーカス形成工程
S1a 巻付けステップ
S1b ビードコアセットステップ
S1c 折返しステップ
S2 サイドゴム形成工程
S3 サイドゴム押付け工程
P 位置

Claims (4)

  1. 成形ドラム上に円筒状カーカスを形成するカーカス形成工程と、
    前記円筒状カーカスの外側に、少なくともサイドウォール部の外表面なすサイドゴムを形成するサイドゴム形成工程と、
    押付けローラを有する押付け手段により、前記サイドゴムを円筒状カーカスに押し付けるサイドゴム押付け工程とを含むとともに、
    前記サイドゴム押付け工程では、前記押付けローラが、サイドゴムの外周面上を押圧しながらかつドラム周方向に転動しながら、サイドゴムのドラム軸方向一端側から他端側に向かってドラム軸方向に移動することにより、サイドゴムと円筒状カーカスとの間の空気を排気させることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記押付け手段は、前記押付けローラを支持するエアシリンダを具え、このエアシリンダにより、前記押付けローラがサイドゴムを押圧することを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 前記カーカス形成工程は、
    前記成形ドラム上で、シート状のカーカスプライを円筒状に巻き付ける巻付けステップと、
    前記円筒状のカーカスプライの両端からドラム軸方向内側に隔たる位置に、環状のビードコアをセットするビードコアセットステップと、
    前記ビードコアよりもドラム軸方向外側にはみ出すカーカスプライのはみ出し部分を、ビードコアの廻りでドラム軸方向内側に折り返す折返しステップとを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 前記サイドゴムは、トレッド側の第1ゴム部と、ビード側の第2ゴム部とからなり、
    しかも前記第2ゴム部は、前記折返しステップに先駆けて、前記はみ出し部分の半径方向内側に取り付き、かつ前記折返しステップに伴い前記はみ出し部分の半径方向外側に向き替えするとともに、
    前記第1ゴム部が、前記向き替えされた第2ゴム部のドラム軸方向内端部上に、重なり部を有して貼り付けられることにより、第1ゴム部と第2ゴム部とからなるサイドゴムが、円筒状カーカスの外側に形成され、
    かつ前記サイドゴム押付け工程では、前記押付けローラは、第1ゴム部の側から第2ゴム部の側に移動することを特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤの製造方法。
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