JP6473377B2 - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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本発明は、トレッドゴムのステッチダウン、及び中子による1stカバーのシェーピングを不要とした空気入りタイヤの製造方法に関する。
ラジアルタイヤにおける生タイヤ(加硫前のタイヤ)の製造工程では、図7に略示するように、カーカスプライaを有する円筒状の1stカバーbと、トレッドゴムcを有する円筒状のトレッドリングdとを別々に形成するとともに、前記1stカバーbを内圧充填によってトロイド状にシェーピングしている。これにより、1stカバーbの半径方向外側に待機させたトレッドリングdの内周面に、シェーピングにより膨張する1stカバーbの外面が押し付けられて貼り着される。また、1stカバーbから離間しているトレッドゴムcの両端部c1は、ステッチローラ(図示しない)等によって巻き下ろされて1stカバーbに貼り着(ステッチダウン)される。図中の符号eはビードコア、fはベルト層などのトレッド補強層、gはトレッドリングdを保持、搬送するトランスファーである。
しかし従来の方法では、ステッチダウンによりトレッドゴムcの両端部c1に皺が発生し、タイヤのユニフォミティを低下させるという問題がある。
そこで、下記の特許文献1には、中子を用いて1stカバーを加硫タイヤに近い形状にシェーピングするとともに、この中子によるシェーピング状態の1stカバー上に、トレッド補強層及びトレッドゴムを直接形成する方法が提案されている。このとき、トレッドゴムがゴムストリップの螺旋状の巻き付けによって形成されることで、ステッチダウンを省略することができる。
しかし前記提案の方法では、タイヤのサイズ替え毎に、中子のサイズ替えも必要となる。即ち、シェーピング用の中子が多数必要となり、設備コストや管理コストの上昇を招く。また中子の交換作業も頻繁に必要になるなど、生産能率の低下も招く。
なお中子を用いず、内圧充填によってシェーピングされた1stカバー上に、トレッド補強層及びトレッドゴムを直接形成することが案出される。しかし、内圧充填によってシェーピングされた1stカバーは、その形状が不安定であり変形しやすい。そのため、このような1stカバー上にトレッド補強層及びトレッドゴムを直接形成することは困難である。
特開2002−254529号公報
そこで本発明は、トレッドゴムのステッチダウン、及び中子による1stカバーのシェーピングを不要とし、ステッチダウンに起因するユニフォーミティの低下、並びに中子に起因する設備コストや管理コストの上昇、及び生産能率の低下を抑制しうる空気入りタイヤの製造方法を提供することを課題としている。
本発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスプライからなるカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配される補強コードプライからなるトレッド補強層と、該トレッド補強層の半径方向外側に配されるトレッドゴムとを含む空気入りタイヤの製造方法であって、
円筒状の第1ドラム上で、シート状のカーカスプライが巻回されかつその両端部にビードコアが装着されたカーカス円筒体を含む円筒状の1stカバーを形成する1stカバー形成工程と、
円筒状の第2ドラム上で、シート状の補強コードプライが巻回された円筒状のトレッド補強層を形成するトレッド補強層形成工程と、
前記第2ドラムから取り外されたトレッド補強層を、前記1stカバーの半径方向外側の待機位置で同心に保持する保持工程と、
前記1stカバーを、内圧充填によりビードコア間にてトロイド状にシェーピングさせることにより、前記1stカバーの外面が、前記保持されたトレッド補強層の内面全面に押し付けられて接合される1stカバー接合体を形成する接合工程と、
前記シェーピング状態の1stカバー接合体におけるトレッド補強層を含む外面領域に、テープ状のゴムストリップを、直接螺旋状に巻き付けることによりトレッドゴムを形成するトレッドゴム形成工程とを具え
前記補強コードプライは、ベルトコードが周方向に対して10〜35°の角度で配列する2枚以上のベルトプライと、その半径方向外側に配されかつバンドコードが周方向に螺旋状に巻回された1枚以上のバンドプライとを含むことを特徴としている。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法は、前記補強コードプライが、ベルトコードが周方向に対して10〜35°の角度で配列する2枚以上のベルトプライと、その半径方向外側に配されかつバンドコードが周方向に螺旋状に巻回された1枚以上のバンドプライとを含むことが好ましい。
本発明は叙上の如く、1stカバーと、トレッド補強層とを別々に形成している。そして接合工程では、1stカバーを内圧充填によってシェーピングすることで、1stカバーとトレッド補強層とが一体に接合された1stカバー接合体が形成される。
この接合工程では、予め円筒状に形成されたトレッド補強層に拘束されて1stカバーが膨張する。そのため、1stカバー接合体のシェーピング形状、特に、トレッド形成領域における周長を高い精度で得ることができる。
しかも、1stカバー接合体では、トレッド形成領域がトレッド補強層によって補強され剛性が付与される。そのため、シェーピング状態の1stカバー接合体、特に、トレッド形成領域は、変形し難く形状が安定している。従って、前記トレッド形成領域であるトレッド補強層を含む外面領域に、ゴムストリップを安定して巻き付けることができ、トレッドゴム、さらには生タイヤを精度良く形成することができる。
またこのものは、トレッドゴムのステッチダウン、及び中子による1stカバーのシェーピングを不要とするため、ステッチダウンに起因するユニフォーミティの低下、並びに中子に起因する設備コストや管理コストの上昇、及び生産能率の低下を抑制することができる。
本発明の製造方法によって形成される空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 1stカバー形成工程を示す概念図である。 トレッド補強層形成工程を示す概念図である。 保持工程を示す概念図である。 接合工程を示す概念図である。 トレッドゴム形成工程を示す概念図である。 従来のタイヤ製造方法を説明する概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1に示されるように、本発明の製造方法によって形成される空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、該カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるトレッド補強層10と、該トレッド補強層10の半径方向外側に配されるトレッドゴム11とを含んで構成される。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るトロイド状のプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを有する。前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外側にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。
前記トレッド補強層10は、補強コードプライから形成される。本例では、補強コードプライが、2枚以上のベルトプライと、その半径方向外側に配される1枚以上のバンドプライとを含む場合が示される。即ち、本例のトレッド補強層10は、ベルトプライからなるベルト層7と、バンドプライからなるバンド層9とから形成されている。
前記ベルト層7は、ベルトコードが周方向に対して10〜35°の角度で配列する2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。このベルト層7では、各ベルトコードがプライ間相互で交差することで、トレッド補強層10の曲げ剛性が高められる。
前記バンド層9は、バンドコードが周方向に螺旋状に巻回された1枚以上、本例では1枚のバンドプライ9Aから形成される。このバンド層9では、トレッド補強層10の周方向剛性が高められるとともに、外径の寸法変化が低く抑えられる。
またトレッドゴム11として、本例では、一層構造のものが例示されている。しかし、トレッドゴム11として、トレッド面2Sをなすキャップゴム層と、その内側のベースゴム層との二層構造であっても良く、さらにはキャップゴム層及びベースゴム層のタイヤ軸方向両端部に、ウイングゴム層を設けた四層構造など従来的な種々の構造を採用することができる。
なお本例では、トレッド補強層10とトレッドゴム11との間に、接着性に優れる薄いアンダトレッドゴム層(図示しない)が介在し、両者間の接着強度が高められる。
次に、前記空気入りタイヤ1 の製造方法について説明する。前記製造方法は、1stカバー形成工程S1と、トレッド補強層形成工程S2と、保持工程S3と、接合工程S4と、トレッドゴム形成工程S5とを具える。
図2に概念的に示すように、1stカバー形成工程S1は、従来と実質的に同工程であり、円筒状の第1ドラム20上で、カーカス円筒体12を含む円筒状の1stカバー13が形成される。前記カーカス円筒体12は、第1ドラム20上で、シート状のカーカスプライ6Aを巻回し、かつその両端部にビードコア5を装着することにより形成される。また前記1stカバー13は、カーカス円筒体12以外に、例えば、インナーライナゴム、サイドウォールゴム、クリンチゴム等の周知のタイヤ構成部材を含むことができる。
なお本例では、前記カーカス円筒体12として、ビードコア5装着後に、カーカス円筒体12の両端部をビードコア5の廻りで折り返して係止したものを例示している。
次に、図3に概念的に示すように、トレッド補強層形成工程S2では、円筒状の第2ドラム21上で、シート状の補強コードプライが巻回された円筒状のトレッド補強層10が形成される。第2ドラム21としては、従来的に使用されるトレッド形成用のベルトドラムが好適に使用できる。本例のトレッド補強層形成工程S2では、前記第2ドラム21上で、シート状のベルトプライ7A、7Bを巻回するベルトプライ形成ステップと、その外側で、バンドコードが長さ方向に配列された巾狭のバンドストリップを螺旋巻きすることでバンドプライ9Aを形成するバンドプライ形成ステップとが行われる。
次に、図4に概念的に示すように、保持工程S3では、第2ドラム21から取り外されたトレッド補強層10を、前記1stカバー13の半径方向外側の待機位置Qで同心に保持する。図4〜6では、簡略化のため、バンドプライ9Aは省略して描かれている。なお第2ドラム21から取り外されたトレッド補強層10は、待機位置Qまで移送されかつ待機位置Qで保持されるが、この移送及び保持は、従来のトランスファー装置22を用いて行うことができる。本例では、1stカバー13が、予め、前記第1ドラム20からシェーピングフォーマ23に移載されており、この移載された1stカバー13の半径方向外側の待機位置Qでトレッド補強層10が保持されている。しかし、例えば前記第1ドラム20自体がシェーピング機能を具える(即ち、第1ドラム20がシェーピングフォーマ23を兼ねる)場合には、第2ドラム21上の1stカバー13の半径方向外側の待機位置Qでトレッド補強層10が保持される。
次に、図4、5に概念的に示すように、接合工程S4では、1stカバー13を、内圧充填によりビードコア5、5間にてトロイド状にシェーピングさせる。これにより、内圧充填により膨張する1stカバー13の外面が、トレッド補強層10の内面全面に押し付けられ、両者が一体に接合された1stカバー接合体15が形成される。なお充填内圧Pとしては、従来のシェーピング内圧と同様、例えば40〜80kPaが好適に適用される。前記シェーピングでは、圧縮空気を1stカバー13の内腔内に直接充填することにより行っても良く、またシェーピングブラダ(図示しない)を介して、1stカバー13の内腔内に充填することもできる。
このように接合工程S4では、1stカバー13が、予め円筒状に形成されかつトランスファー装置22によって円筒状に保持されたトレッド補強層10に拘束されて膨張する。そのため、1stカバー接合体15のシェーピング形状、特に、トレッド形成領域Tyにおける周長を高い寸法精度で得ることができる。
この高い寸法精度は、トランスファー装置22が取り外された後も、トレッド補強層10によるタガ効果によって確保される。このタガ効果のためには、前記トレッド補強層10が、バンド層9を含むことが好ましい。なおトレッド補強層10は、その巾がトレッドゴム11の巾より十分小であるため、ステッチダウンを要すること無く内圧充填のみで、トレッド補強層10の内面全面を1stカバー13に接合させることができる。
次に、図6に概念的に示すように、トレッドゴム形成工程S5では、シェーピング状態の1stカバー接合体15におけるトレッド補強層10を含む外面領域(即ち前記トレッド形成領域Ty)に、テープ状のゴムストリップSTを、直接螺旋状に巻き付けることによりトレッドゴム11が形成される。
前記1stカバー接合体15では、トレッド形成領域Tyがトレッド補強層10によって補強され剛性が付与されている。そのため、内圧充填のみのシェーピング状態においても、1stカバー接合体15のトレッド形成領域Tyは、変形し難く形状が安定している。従って、このトレッド形成領域Ty上に、ゴムストリップSTを直接安定して巻き付けることができ、生タイヤを精度良く形成することが可能となる。なおトレッド形成領域Tyでの剛性付与のためには、前記トレッド補強層10が、ベルト層7を含むことが好ましい。
なおゴムストリップSTを螺旋状に巻き付けるストリップワインド工法(STW)では、ゴムストリップSTの供給が、1stカバー接合体15の軸心廻りの回転信号により制御される。そのため、仮に1stカバー接合体15の周長が、同一ロットでばら付いた場合にも、ゴムストリップSTの供給量とタイヤ軸方向の移動量は、タイヤとしては一定となりるため、同一のタイヤを形成することが可能となる。またゴムストリップST間の粘着性を確保して巻き崩れを抑制するため、トレッドゴム形成工程S5を10分以内に終了するのが好ましい。
なおアンダトレッドゴム層は、前記トレッド補強層形成工程S2において、第2ドラム21上のトレッド補強層10の外側に形成することができる。しかし、トレッドゴム形成工程S5において、トレッドゴム11の形成に先駆け、シェーピング状態の1stカバー接合体15上に形成することもできる。なおアンダトレッドゴム層は、シート状のアンダトレッドゴムを一周巻きして形成することも、STWにて形成することもできる。
またカーカスプライ6Aの折り返しは、本例では、1stカバー形成工程S1において行われるが、例えば接合工程S4において行うこともでき、またトレッドゴム形成工程S5の後に行うこともできる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するため、図1に示す構造の乗用車用タイヤ(タイヤサイズ215/45R17)を表1の仕様にて試作するとともに、各試供タイヤの生産性、ユニフォーミティをテストした。
従来例1、比較例1は、内圧充填によりシェーピングした1stカバーと、別途形成したトレッドリングとを接合している。なお従来例1では、トレッドリングのトレッドゴムが、押出成形されたゴムの一周巻きによって形成され、従来例2は、中子によりシェーピングした1stカバー上に、トレッド補強層とトレッドゴムとを、直接形成している。比較例2は、内圧充填によりシェーピングした1stカバー上に、トレッド補強層とトレッドゴムとを、直接形成している。
表中、「ドラムにて形成」とは、ドラム上で、トレッド補強層、トレッドゴム、アンダトレッド等が形成されたことを意味し、「直接形成」とは、シェーピングされた1stカバー上に、トレッド補強層、トレッドゴム、アンダトレッド等が形成されたことを意味する。
タイヤの内部構造は、以下の通りであり、各タイヤとも実質的に同一である。
<カーカス>
・プライ数:2枚
・コード:1100dtex(PET)、
・コード角:90度、
<ベルト層>
・プライ数:2枚
・コード:1×3×0.27HT(スチール)、
・コード角:+20度/−20度、
<バンド層>
・プライ数:1枚(フルバンド)、
・コード:1400dtex/2(ナイロン)、
(1)成形時間:
生タイヤを形成するまでの工程時間を、従来例1を100とする指数で表示している。数値が小さいほど、成形時間が短い。
(2)ユニフォーミティー:
ユニフォーミティー試験機を用い、JASO C607:2000の「自動車用タイヤのユニフォーミティー試験方法」に準拠し、製造されたタイヤ100本に対して、RFV、LFVを測定した。そしてその平均値を表示している。数値が小さいほど、ユニフォーミティーが良好であることを示す。
Figure 0006473377
実施例は、ステッチダウンを不要とするため、ステッチダウンに起因するユニフォーミティの低下を抑制しうるのが確認できる。なた、中子によるシェーピングが不要となるため、中子に起因する設備コストや管理コストの上昇に加え、生産能率の低下を抑制しうるのが確認できる。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
7A、7B ベルトプライ
9A バンドプライ
10 トレッド補強層
11 トレッドゴム
12 カーカス円筒体
13 1stカバー
15 1stカバー接合体
20 第1ドラム
21 第2ドラム
Q 待機位置
ST ゴムストリップ
S1 1stカバー形成工程
S2 トレッド補強層形成工程
S3 保持工程
S4 接合工程
S5 トレッドゴム形成工程

Claims (1)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスプライからなるカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配される補強コードプライからなるトレッド補強層と、該トレッド補強層の半径方向外側に配されるトレッドゴムとを含む空気入りタイヤの製造方法であって、
    円筒状の第1ドラム上で、シート状のカーカスプライが巻回されかつその両端部にビードコアが装着されたカーカス円筒体を含む円筒状の1stカバーを形成する1stカバー形成工程と、
    円筒状の第2ドラム上で、シート状の補強コードプライが巻回された円筒状のトレッド補強層を形成するトレッド補強層形成工程と、
    前記第2ドラムから取り外されたトレッド補強層を、前記1stカバーの半径方向外側の待機位置で同心に保持する保持工程と、
    前記1stカバーを、内圧充填によりビードコア間にてトロイド状にシェーピングさせることにより、前記1stカバーの外面が、前記保持されたトレッド補強層の内面全面に押し付けられて接合される1stカバー接合体を形成する接合工程と、
    前記シェーピング状態の1stカバー接合体におけるトレッド補強層を含む外面領域に、テープ状のゴムストリップを、直接螺旋状に巻き付けることによりトレッドゴムを形成するトレッドゴム形成工程とを具え
    前記補強コードプライは、ベルトコードが周方向に対して10〜35°の角度で配列する2枚以上のベルトプライと、その半径方向外側に配されかつバンドコードが周方向に螺旋状に巻回された1枚以上のバンドプライとを含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
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