JP2016134061A - 駐車場管理装置、駐車場管理方法及び駐車場管理プログラム - Google Patents

駐車場管理装置、駐車場管理方法及び駐車場管理プログラム Download PDF

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直広 長濱
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Abstract

【課題】駐車場の稼働率を向上させる。
【解決手段】本発明の駐車場管理装置は、車両の乗員が操作する端末装置と通信する通信部と、駐車場内の各駐車スペースが空車状態であるか否かを示す情報が駐車スペースごとに記憶される駐車情報を格納する記憶部と、車両の乗員から端末装置を介して、充電を要するか否かの入力を受け付け、受け付けた入力が充電を要しない旨を示すものである場合は、駐車情報から、複数の駐車専用スペースのうち空車状態である駐車専用スペースを、車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索し、当該検索の結果、空車状態である駐車専用スペースが存在しない場合は、駐車情報から、複数の駐車充電スペースのうち空車状態である駐車充電スペースを、車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索する制御部と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、駐車場管理装置、駐車場管理方法及び駐車場管理プログラムに関する。
近時、二酸化炭素の排出量が地球規模で増加しつつあり、温室効果ガスによる地球温暖化問題が深刻になっている。二酸化炭素の排出要因の殆どは、交通分野の化石燃料の消費である。そこで、二酸化炭素を排出しない電気車両が各国において普及しつつある。各国政府も多額の投資を行い、電気車両用の充電設備を街中に配備する動きを見せている。電気車両の蓄電池を充電するためには、急速充電装置であってもおよそ20分〜30分の時間を要する。そのため、乗員の充電中の待ち時間を有効活用するために、充電設備は、デパート、ショッピングモール等の商業施設に付随した駐車場に設けられていることが多い。
特許文献1の駐車場管理システムは、このような駐車場を管理するシステムである。特許文献1に開示されている駐車場は、個々の車両が駐車する“駐車専用スペース”、及び、個々の車両が駐車するとともに充電を行う“駐車充電スペース”を有する。そして、複数の駐車充電スペースが属する領域は、駐車場の一角に位置し、複数の駐車専用スペースが属する領域からはフェンスで仕切られている。特許文献1の駐車場管理システムは、乗員に対して駐車専用の駐車券を発行した場合、複数の駐車充電スペースが属する領域に通じるゲートを閉じて、車両を駐車専用スペースに案内する。一方、特許文献1の駐車場管理システムは、乗員に対して駐車充電用の駐車券を発行した場合、当該ゲートを開けて、車両を駐車充電スペースに案内する。
特開2012−141664号公報(段落0073、74、図11)
近時、電気車両が普及しているとはいえ、車両の大半は、化石燃料のみを動力源とする一般の車両である。さらに、電気車両であっても、駐車場に駐車するときに必ず充電を要するとは限らない。駐車場の運営者にとって、駐車場の稼働率を向上させることは1つの経営目的である。しかしながら、特許文献1の駐車場管理システムは、すべての駐車専用スペースが満車になっている場合、仮に空車の駐車充電スペースがあっても、駐車のみを必要とする車両を空車の駐車充電スペースに案内することができない。
そこで、本発明は、駐車場の稼働率を向上させることを目的とする。
本発明の駐車場管理装置は、車両の乗員が操作する端末装置と通信する通信部と、駐車場内の各駐車スペースが空車状態であるか否かを示す情報が駐車スペースごとに記憶される駐車情報を格納する記憶部と、車両の乗員から端末装置を介して、充電を要するか否かの入力を受け付け、受け付けた入力が充電を要しない旨を示すものである場合は、駐車情報から、複数の駐車専用スペースのうち空車状態である駐車専用スペースを、車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索し、当該検索の結果、空車状態である駐車専用スペースが存在しない場合は、駐車情報から、複数の駐車充電スペースのうち空車状態である駐車充電スペースを、車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索する制御部と、を備える。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、駐車場の稼働率を向上させることができる。
駐車場の構造を説明する図である。 駐車場の構造を説明する図である。 駐車場の構造を説明する図である。 駐車場管理装置の構成及び端末装置との関係を説明する図である。 駐車情報を説明する図である。 処理手順のフローチャートである。 (a)は、入場画面の一例を示す図である。(b)は、スペース案内画面の一例を示す図である。 出口案内画面の一例を示す図である。 スペース再案内画面の一例を示す図である。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。
(駐車場)
図1〜図3に沿って、駐車場の構造を説明する。図1は、駐車場の平面図である。駐車場は、入口ゲートIG、出口ゲートОG、端末装置2、複数の駐車専用スペースPS1〜PS24、複数の駐車充電スペースCS1〜CS10、複数のフェンスF1、F2、F3、・・・、及び、複数の充電器C1、C2、C3、・・・を有する。
入口ゲートIGは、駐車場の入口であり、開閉装置を有する。開閉装置が“閉”状態である場合、車両は入口ゲートIGの前で一旦停止しなければならない。開閉装置が“開”状態である場合、車両Vは入口ゲートIGを通過し駐車場の内部に進入できる。
出口ゲートОGは、駐車場の出口であり、開閉装置を有する。開閉装置が“閉”状態である場合、車両Vは出口ゲートОGの前で一旦停止しなければならない。開閉装置が“開”状態である場合、車両は出口ゲートОGを通過し駐車場の外部に退出できる。
端末装置2は、入口ゲートIG付近に設置され、乗員は、車両Vに搭乗したまま端末装置2を操作・視聴する。
駐車専用スペースPSは、充電を要しない車両が駐車する1つの区画である。図1では、駐車専用スペースPSは、PS1からPS24まで計24個存在する。なお、PS1〜PS24を総称して“PS”と称する。CS1〜CS10についても同様である。
駐車充電スペースCSは、充電を要する車両が駐車する1つの区画である。図1では、駐車充電スペースCSは、CS1からCS10まで計10個存在する。そして、駐車専用スペースPS及び駐車充電スペースCSを、まとめて“駐車スペース”と呼ぶ。車両が駐車している駐車スペースを、“満車”のスペースと呼ぶ。車両が駐車していない駐車スペースを、“空車”のスペースと呼ぶ。
フェンスFは、個々の駐車スペースのそれぞれにおいて、主として車両進入面(車両前面)に設置されているロック板である。なお、F1、F2、・・・を総称して“F”と称する。フェンスFが地面に対して起立している場合(例えば図1のF1)、車両Vは、当該駐車スペースに進入することができず、また、当該駐車スペースから退出することもできない。フェンスFが地面の水準に畳まれている場合(例えば図1のF5)、車両Vは、フェンスFを乗り越えて当該駐車スペースに進入し、また、当該駐車スペースから退出することができる。駐車スペースに対する車両Vの出入を制限する閉鎖設備の例は、このような“フェンス”以外にも、例えば、鎖、腕木、円柱(地面からせり上がる)等が存在する。
本実施形態では、フェンスFは、車両Vが駐車スペースに進入するとき、及び、そこから退出するときに畳まれる(閉鎖設備は解除される)。それ以外の時点においては、当該駐車スペースが空車であるか、満車であるかに関わらず起立している。
充電器Cは、車両Vの動力源としての電動機に対して給電する蓄電池を充電する設備である。なお、C1、C2、・・・を総称して“C”と称する。充電器Cは、個々の駐車充電スペースCSごとに1つずつ設置されている。本実施形態の充電器Cは、例えば三相交流電力から変換された大容量の直流電力を短時間で充電するための“急速充電器”であり、どのような車両Vもが有する補助電源用の蓄電池に対して充電するためのものではない。
(車両の流れ)
図1において、車両Vの乗員は、自車両Vが充電を要する旨を端末装置2に入力した後、車両Vに入口ゲートIGを通過させている。駐車場は、10個の駐車充電スペースCS1〜CS10を有している。そのうち、現在空車であるのは、CS5、CS7、CS9及びCS10の4つである。他の駐車充電スペースCS1〜CS4、CS6及びCS8は満車である。さらに4つの空車の駐車充電スペースCSのうち、駐車充電スペースCS5のフェンスF5のみが畳まれている。車両Vは、端末装置2の案内に応じて、駐車充電スペースCS5に向かって走行している。
図2において、車両Vは、駐車充電スペースCS5に駐車している。駐車充電スペースCS5のフェンスF5は起立している。乗員は、この状態で充電器C5を操作し、車両Vの蓄電池を充電する。乗員は、充電中又は充電後、車両Vを駐車したまま車両Vから離れてもよいし、買い物等で車両Vから一旦離れ、戻ってきた後に充電してもよい。
図3において、駐車充電スペースCS5のフェンスF5は畳まれている。車両Vは、駐車充電スペースCS5から退出し、出口ゲートOGに向かって走行している。
以上は、車両Vが充電を要する場合の説明である。車両Vが充電を要しない場合、車両Vは、駐車専用スペースPS1〜PS24のうち空車の駐車専用スペースPSに案内され、案内された駐車専用スペースPSに駐車することになる。
当然のことながら、個々の駐車スペースの状態は、空車→満車→空車→満車→・・・というように時々刻々と遷移する。図1〜図3において、駐車充電スペースCS5以外の駐車スペースの状態は変化していないが、実際は、時々刻々と遷移する。
(駐車場管理装置)
図4に沿って、駐車場管理装置1の構成及び端末装置2との関係を説明する。駐車場管理装置1は、駐車場の管理事務所等に設置される。端末装置2は、原則、駐車場の入口ゲートIGのすぐ外側に設置される(端末装置2が車載装置等である場合については後記する)。両者は、相互に通信可能に接続されている。駐車場管理装置1は、中央制御装置11、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を有する。これらは、バスによって相互に接続されている。端末装置2は、バスによって相互に接続された入力装置12、出力装置13及び通信装置17を有する。
主記憶装置14における、駐車管理部21はプログラムである。以降、“駐車管理部21は”と主体を記した場合は、中央制御装置11が、補助記憶装置15から駐車管理部21を読み出し、主記憶装置14にロードしたうえで、当該プログラムの機能(詳細後記)を実現するものとする。補助記憶装置15は、駐車情報31(詳細後記)を格納している。
(駐車情報)
図5に沿って、駐車情報31を説明する。駐車情報31においては、スペースID欄101に記憶されたスペースIDに関連付けて、状態欄102には状態が、右情報欄103には右情報が、左情報欄104には左情報が、後情報欄105には後情報が、距離欄106には距離が、充電器使用回数欄107には充電器使用回数が記憶されている。
スペースID欄101のスペースIDは、駐車スペースを一意に特定する識別子である。駐車専用スペースPSのスペースIDは、文字列“PS”を含み、駐車充電スペースCSのスペースIDは、文字列“CS”を含む。
状態欄102の状態は、当該駐車スペースが空車であることを示す“0”又は当該駐車スペースが満車であることを示す“1”のいずれかである。
右情報欄103の右情報は、当該駐車スペースの右側の駐車スペースが空車であることを示す“0”又は当該駐車スペースの右側の駐車スペースが満車であることを示す“1”のいずれかである。ここで、“右”とは、運転者が運転席に座しステアリングホイルを手に取った際に正面に見える方向を基準にしている。例えば図1のCS5の右側の駐車スペースは、CS4である。PS3の右側の駐車スペースはPS4である。なお、駐車場の構造上、右側が壁面である駐車スペースの右情報は、常に“1”である。例えば、CS1の右情報は、常に“1”である。また、右側が車路である駐車スペースの右情報は、常に“0”である。例えば、PS6の右情報は、常に“0”である。これらのことは、後記する“左情報”についても同様に当てはまる。
左情報欄104の左情報は、当該駐車スペースの左側の駐車スペースが空車であることを示す“0”又は当該駐車スペースの左側の駐車スペースが満車であることを示す“1”のいずれかである。
後情報欄105の後情報は、当該駐車スペースの後側の駐車スペースが空車であることを示す“0”又は当該駐車スペースの後側の駐車スペースが満車であることを示す“1”のいずれかである。ここで、“後”とは、運転者が前記のように座した際に運転者の背中が向いている方向である。たとえば、PS1の後側の駐車スペースは、PS7であり、PS7の後側の駐車スペースは、PS1である。本実施形態においては、駐車充電スペースCSの後側は壁面になっている。仮に、壁面がなくとも、後側には充電器Cが設置されている。したがって、駐車充電スペースCSの後情報は、常に“1”である。
距離欄106の距離は、入口ゲートIGから当該駐車スペースまでの距離(メートル)である。この距離は2点間の直線距離ではなく、車両Vが駐車スペース上を避けて車路のみを直進し、直角に曲がって走行する走行距離である。なお、入口ゲートIG以外の位置が、距離算出の起点として採用されてもよい。例えば、乗員が近辺の商業施設で買い物をした後、荷物を持って駐車場に戻ってくる場合、その商業施設の出口の位置を起点としてもよい。
充電器使用回数欄107の充電器使用回数は、充電器Cの使用回数である。当然のことながら、充電器使用回数は、駐車充電スペースCSについてのみ定義される。充電器使用回数は、通常、初回使用時以降の累積使用回数であるが、前回メンテナンス時以降の累積使用回数であってもよい。さらに、累積使用回数が、累積使用時間や車両Vの蓄電池に充電した累積充電容量(Ah(アンペアアワー))等の値に代替されてもよい。大抵の充電器Cは、自身の累積使用回数、累積使用時間や累積充電容量等をカウントすることができる。しかしながら、このような累積使用回数等の大小にかかわらず、特に故障が多く保守業者の点検頻度が多い充電器Cも存在する。この場合、保守業者から入手するより詳細な保守・点検頻度に関する情報が当該欄107に記憶されてもよい。本実施形態は、このような一般的な“使用履歴”の例として、充電器使用回数を採用している。
(駐車情報の更新)
駐車スペースのそれぞれは、重量センサ、赤外線センサ等、車両Vの有無を検知するセンサ(図示せず)を有する。センサは、駐車スペースの状態が遷移する都度、“空車”又は“満車”を示す信号を生成し、生成した信号を、駐車場管理装置1に構内ネットワークを使用して送信する。さらに、充電器Cは、充電が終了する都度、使用回数、使用時間及び/又は充電容量を示す信号を生成し、生成した信号を駐車場管理装置1に構内ネットワークを使用して送信する。駐車管理部21は、これらの信号を受信し、駐車情報31を最新の状態に維持する。
(処理手順)
図6に沿って、処理手順を説明する。説明の途中で適宜図7〜図9を参照する。
ステップS201において、駐車場管理装置1の駐車管理部21は、乗員の入力を受け付ける。具体的には、第1に、駐車管理部21は、端末装置2の出力装置13(入力装置12も兼ねる)に、入場画面51(図7(a))を表示する。入場画面51は、“駐車する”ボタン52及び“駐車して充電する”ボタン53を有する。
第2に、駐車管理部21は、乗員がこれら2つのボタンのうちのいずれか1つを選択し指で触れるのを受け付ける。
ステップS202において、駐車管理部21は、充電を要するか否かを判断する。具体的には、駐車管理部21は、ステップS201の“第2”において選択されたボタンが“駐車して充電する”53である場合、すなわち充電を要する場合(ステップS202“YES”)、ステップS211に進む。ステップS201の“第2”において選択されたボタンが“駐車する”52である場合、すなわち充電を要しない場合(ステップS202“NO”)、ステップS203に進む。
ステップS203において、駐車管理部21は、駐車専用スペースPSを検索する。具体的には、駐車管理部21は、以下の条件を満たす駐車専用スペースPSを駐車情報31から検索する。検索の結果、通常は1つの駐車専用スペースPSが該当する。しかしながら、該当する駐車専用スペースPSが存在しない場合もある。
(条件1)スペースIDが“PS”の文字列を含む。
(条件2)状態が“0”である。
(条件3)右情報、左情報及び後情報の合計が最小である。すなわち、隣接する駐車スペースのうち空車の駐車スペースの数が最も多い。
(条件4)距離が最小である。
(条件の優先順位)
ステップS203において、駐車管理部21は、駐車スペースの検索に使用する条件を必須条件と任意条件に分け、複数の任意条件の間で優先順位を付けてもよい。条件1、2は必須条件である。それ以外は任意条件である。優先順位が高い条件で検索することによって1つの駐車スペースが特定できれば、駐車管理部21は、他の任意条件を無視してもよい。なお、前記の“条件3”を任意条件として実際に使用することによって、空き状態の駐車専用スペースの候補が複数存在する場合であっても、駐車管理部21は、隣接する駐車スペースも空車状態である駐車スペースを優先的に検索することができる。そしてこのことは、後記するステップS205(条件13)及びS211(条件23)についても同様に当てはまる。
ステップS204において、駐車管理部21は、駐車専用スペースPSがあるか否かを判断する。具体的には、駐車管理部21は、ステップS203における検索の結果、駐車専用スペースPSがある場合(ステップS204“YES”)、ステップS209に進む。ステップS203における検索の結果、駐車専用スペースPSがない場合(ステップS204“NO”)、ステップS205に進む。
ステップS205において、駐車管理部21は、駐車充電スペースCSを検索する。具体的には、駐車管理部21は、以下の条件を満たす駐車充電スペースCSを駐車情報31から検索する。検索の結果、通常は1つの駐車充電スペースCSが該当する。しかしながら、該当する駐車充電スペースCSが存在しない場合もある。
(条件11)スペースIDが“CS”の文字列を含む。
(条件12)状態が“0”である。
(条件13)右情報、左情報及び後情報の合計が最小である。すなわち、隣接する駐車スペースのうち空車の駐車スペースの数が最も多い。
(条件14)距離が最小である。
なお、条件11及び条件12は必須条件であり、それ以外は任意条件である。複数の任意条件の間で優先順位を決めておき、優先順位が高い条件で検索することによって1つの駐車スペースが特定できれば、駐車管理部21は、他の任意条件を無視してもよい。
ステップS206において、駐車管理部21は、駐車充電スペースCSがあるか否かを判断する。具体的には、駐車管理部21は、ステップS205における検索の結果、駐車充電スペースCSがある場合(ステップS206“YES”)、ステップS207に進む。ステップS205における検索の結果、駐車充電スペースCSがない場合(ステップS206“NO”)、ステップS208に進む。
ステップS207において、駐車管理部21は、充電器Cを使用不可にする。具体的には、駐車管理部21は、該当する駐車充電スペースCSの充電器Cに指示を送信する。充電器Cは、駐車場管理装置1と、構内ネットワークで接続されている。充電器Cは、当該指示を受信すると、例えば、回路を電気的に切断する、充電プラグを機械的にロックする等の、自身を使用不可とするような措置を講じる。
ステップS208において、駐車管理部21は、出口案内画面71(図8)を表示する。具体的には、駐車管理部21は、端末装置2の出力装置13に、出口案内画面71を表示する。出口案内画面71は、入口ゲートIGから出口ゲートOGに至る最短の車路及びお詫びの文言を示している。本実施形態では、駐車場に空車の駐車スペースがない場合であっても、車両Vが駐車場内を経由したうえで駐車場から出ることになる。これは、後記するように、駐車場の稼働率を向上させるためである。しかしながら、駐車管理部21は、空車の駐車スペースが存在する場合には“空車あり”という案内を、そうでない場合には“満車”という案内を、駐車場の入口付近に表示してもよい。このようにすれば、満車の際における急ぎの車両Vに対するサービスが向上する。
ステップS209において、駐車管理部21は、スペース案内画面61(図7(b))を表示する。具体的には、駐車管理部21は、端末装置2の出力装置13に、スペース案内画面61を表示する。スペース案内画面61は、駐車するべき駐車スペースと、当該駐車スペースに至るまでの最短の車路を示している。以降、このように案内対象となる“駐車するべき”駐車スペースを、“目標”駐車スペースと呼ぶことがある。
なお、図7(b)の例では、目標駐車スペースは、駐車充電スペースCS5になっている。この例は、ステップS204“NO”及びステップS206“YES”を経由した場合の例である。ステップS204“YES”を経由した場合は、目標駐車スペースは、いずれかの駐車専用スペースPSになる。なお、対角線で×印が引かれている駐車スペースは、目標駐車スペース以外の駐車スペースである。当該表示は、その駐車スペースが空車であるかそれとも満車であるかとは関係ない。
ステップS210において、駐車管理部21は、フェンスFを畳む。具体的には、駐車管理部21は、目標駐車スペースのフェンスFに指示を送信する。フェンスFは、駐車場管理装置1と構内ネットワークで接続されている。フェンスFは、当該指示を受信すると、自身を畳みこみ、自身の上を車両Vが通過できるようにする。前記した閉鎖設備が、フェンスF以外である場合、閉鎖設備は目標駐車スペースの閉鎖を解除して、車両Vが進入できるようにする。
ステップS211において、駐車管理部21は、駐車充電スペースCSを検索する。具体的には、駐車管理部21は、以下の条件を満たす駐車充電スペースCSを駐車情報31から検索する。検索の結果、通常は1つの駐車充電スペースCSが該当する。しかしながら、該当する駐車充電スペースCSが存在しない場合もある。
(条件21)スペースIDが“CS”の文字列を含む。
(条件22)状態が“0”である。
(条件23)右情報、左情報及び後情報の合計が最小である。すなわち、隣接する駐車スペースのうち空車の駐車スペースの数が最も多い。
(条件24)距離が最小である。
(条件25)充電器使用回数(使用履歴)が最小である。
なお、条件21及び条件22は必須条件であり、それ以外は任意条件である。複数の任意条件の間で優先順位を決めておき、優先順位が高い条件で検索することによって1つの駐車スペースが特定できれば、駐車管理部21は、他の任意条件を無視してもよい。
ステップS212において、駐車管理部21は、駐車充電スペースCSがあるか否かを判断する。具体的には、駐車管理部21は、ステップS211における検索の結果、駐車充電スペースCSがある場合(ステップS212“YES”)、ステップS214に進む。ステップS211における検索の結果、駐車充電スペースCSがない場合(ステップS212“NO”)、ステップS213に進む。
ステップS213において、駐車管理部21は、出口案内画面71(図8)を表示する。具体的には、駐車管理部21は、端末装置2の出力装置13に、出口案内画面71を表示する。
ステップS214において、駐車管理部21は、スペース案内画面61(図7(b))を表示する。具体的には、駐車管理部21は、端末装置2の出力装置13に、スペース案内画面61を表示する。
ステップS215において、駐車管理部21は、駐車充電スペースCSのフェンスを畳む。具体的には、駐車管理部21は、目標駐車充電スペースCSのフェンスFに指示を送信する。フェンスFは、当該指示を受信すると、自身を畳み、自身の上を車両Vが通過できるようにする。
ステップS216において、駐車管理部21は、入口ゲートIGを開ける。具体的には、駐車管理部21は、入口ゲートIGに指示を送信する。入口ゲートIGは、駐車場管理装置1と構内ネットワークで接続されている。入口ゲートIGは、当該指示を受信すると、自身の開閉装置を開け、車両Vが駐車場内に進入できるようにする。
その後、処理手順を終了する。
(変形例1:右情報、左情報及び後情報の間の重み付け)
ステップS203、S205及びS211において、駐車管理部21は、条件3、条件13及び条件23のそれぞれにおける“合計”を“重み付き合計”としてもよい。いま、右側重みをwとし、左側重みをwとし、後側重みをwとする。そして、w+w+w=1、0≦w≦1、0≦w≦1かつ0≦w≦1が成立するものとする。駐車管理部21は、予め駐車場管理装置1の運営者から右側重みw、左側重みw及び後側重みwの具体的な値の入力を受け付ける。そして、駐車管理部21は、“w×右情報+w×左情報+w×後情報”の値が最小となるような駐車スペースを検索する。つまり、条件3、条件13及び条件23のそれぞれは、以下の条件33となる
(条件33)“w×右情報+w×左情報+w×後情報”の値が最小である。
例えば、日本のように右ハンドルの車両が多い地域においては、(w,w,w)=(1,0,0)と設定する。すると、その右側の駐車スペースが空車である駐車スペースが検索されやすくなる。米国のように左ハンドルの車両が多い地域においては、(w,w,w)=(0,1,0)と設定する。すると、その左側の駐車スペースが空車である駐車スペースが検索されやすくなる。ゴルフ場の駐車場のように車両後部のドアから荷物を出し入れすることが多い駐車場においては、(w,w,w)=(0,0,1)と設定する。すると、その後側の駐車スペースが空車である駐車スペースが検索されやすくなる。
(変形例2:すべての駐車スペースが満車である場合の誘導)
ステップS208及びS213において、出口案内画面71(図8)は、出口ゲートOGへと車両Vを案内する。しかしながら、このようにして案内された車両Vが実際に出口ゲートOGを通過する前に、空車の駐車スペースが発生する場合はよくある。特に、大規模な駐車場、恒常的に混雑する駐車場等においてこの傾向が強い。
このような場合に対応するため、まず前提として、入口ゲートIG近辺に入口カメラ(図示せず)が設置されており、出口ゲートOG近辺に出口カメラ(図示せず)が設置されている。さらに、出口ゲートOGのすぐ内側にサブ端末装置(図示せず)が設置されている。そして、これらは、駐車場管理装置1と構内ネットワークで接続されている。入口カメラ及び出口カメラは、車両のプレートナンバを識別できる。サブ端末装置の構成は、既に説明した端末装置2と同じである。
駐車管理部21は、以下の処理を実行し、このような車両を再度駐車スペースに案内する。
(1)ステップS208及びS213において、駐車管理部21は、入口カメラに車両Vのプレートナンバを取得させる。
(2)駐車管理部21は、入口カメラがプレートナンバを取得した後、出口カメラが当該プレートナンバを取得するまでの間、所定の間隔(例えば、10秒)ごとに、ステップS203〜S205の処理を繰り返す、又は、ステップS211の処理を繰り返す。
(3)前記(2)の結果、空車の駐車スペースが生じていた場合、駐車管理部21は、当該プレートナンバの車両Vが出口ゲートOGの直前に来た時点において、サブ端末装置に、スペース再案内画面81(図9)を表示する。スペース再案内画面81は、出口ゲートOGから目標駐車スペースまでの最短の車路が示されている。
(4)他の車両Vの割り込み駐車を防止すために、駐車管理部21は、スペース再案内画面81を表示した後所定の時間が経過するのを待って、目標駐車スペースのフェンスFに対して自身を畳む指示を送信するものとする。所定の時間とは、出口ゲートOGから目標駐車スペースまでに必要と判断される時間に安全率(1<安全率)を乗算した時間である。そして、駐車管理部21は、“PS(CS)○○が空車になりました。PS(CS)○○の前でお待ち下さい。間もなくフェンスが畳まれます”とスペース再案内画面81に表示する。すると、乗員は余裕をもって目標駐車スペースに到着し、フェンスが畳まれるのを待つことができる。
(変形例3:構造的配慮による目標スペース位置の選択)
乗員の利便性のみを判断基準にして目標駐車スペースを決定できない場合がある。例えば、多層構造の駐車場、単層構造であっても地上階にない駐車場等では、建物が老朽化してくると、フロア全体で車両Vの荷重を分散することが好ましくなる。
構造強化に万全の対策を講ずるものの、例えば、大地震の直後で余震が予想される時期などでは、災害対策、危険分散の観点から、フロア全体で車両Vの荷重を分散することが好ましくなる。そこで、駐車管理部21は、ステップS203、S205及びS211において、以下の条件(任意条件)を加える。
(条件99)当該駐車スペースと、現時点において既に満車になっている駐車スペースとの重心の位置が、駐車場の平面の重心の位置から最も近い。
補助記憶装置15は、各駐車スペースの座標値(X-Y座標値)を記憶しているものとする。いま、空車の駐車スペースがn箇所あるとする。駐車管理部21は、空車の駐車スペースi(i=1,2,・・・,n)のX座標値と、すべての満車の駐車スペースのX座標値の平均値XiAを算出する。同様に、Y座標値の平均値YiAを算出する。このようにすると、駐車管理部21は、空車の駐車スペースiごとにn個の(XiA,YiA)の値を取得できる。
いま駐車場の平面の重心の座標が、(X,Y)であるとする。そして、駐車管理部21は、[(X−XiA+(Y−YiA]の正の平方根の値(距離)を空車の駐車スペースiごとに算出する。すると、駐車管理部21は、条件99を満たす駐車スペースを決定することができる。ここでは、車両ごとの重量は捨象されている。駐車管理部21は、入口ゲートIG付近に設置された重量計(図示せず)から車両の重量を測定し、又は、入口カメラが取得する画像に基づいて車両の重量を推定してもよい。そして、加重平均値を算出することによって、(XiA,YiA)の値を取得してもよい。(X,Y)は、必ずしも駐車場の平面の幾何学的重心(例えば、長方形の対角線の交点)の座標値である必要はなく、避難階段等、所定の設備の座標値であってもよい。
(変形例4:車載装置又は携帯端末装置との連携)
以上では、端末装置2が、駐車場内に設置されている例を説明した。しかしながら、端末装置2は、車両Vに搭載されている車載装置であってもよいし、乗員が携帯している携帯端末装置でもよい。駐車場管理装置1は、近距離無線通信技術を使用して、車載装置又は携帯端末装置との通信を確保する。
(変形例5:目標駐車スペースの事前決定)
前記では、駐車管理部21は、乗員からの実際の入力を契機にして処理手順を開始することとした。しかしながら、駐車管理部21は、仮に実際の入力がない場合でも(つまり、駐車場に入場してくる車両Vがない場合でも)、将来入場してくる車両Vに備えて、予め目標駐車スペースを決定しておいてもよい。
具体的には、駐車管理部21は、所定の数(p)の“駐車専用仮想入力”及び所定の数(q)の“駐車充電仮想入力”を生成する。駐車専用仮想入力は、 “駐車する”ボタン52の押下に相当し、駐車充電仮想入力は、“駐車して充電する”ボタン53の押下に相当する。その後、駐車管理部21は、所定ステップS202以降の処理を、p+q回だけ繰り返し実行する。すると、駐車管理部21は、充電を要する車両Vに対してq台分の目標駐車スペースを、充電を要しない車両Vに対してp台分の目標駐車スペースを決定して記憶しておくことができる。
そして、駐車管理部21は、実際に車両Vの乗員の入力を受け付けると、その入力が充電を要するものである場合は、q台分の目標駐車スペースを最初のものから順に車両Vに割り当て、スペース案内画面61(図7(a))で案内する。その入力が充電を要しないものである場合は、p台分の目標駐車スペースを最初のものから順に車両Vに割り当て、スペース案内画面61(図7(a))で案内する。このようにすれば、例えば、観劇等のイベント会場に隣接する駐車場(ある時刻まで退出する車両がない)への車両の誘導を簡便かつ確実に行える。
充電を要する車両Vが1台駐車場から退出するのを契機として、駐車管理部21は、q=1としたうえで、ステップS202以降の処理を開始してもよい。充電を要しない車両Vが1台駐車場から退出するのを契機として、駐車管理部21は、p=1としたうえで、ステップS202以降の処理を開始してもよい。このようにすれば、例えば、展覧会等のイベント会場に隣接する駐車場(入場する車両及び退出する車両が連続的に発生する)への車両の誘導を簡便かつ確実に行える。
(実施形態の効果)
本実施形態の駐車場管理装置1は、以下の効果を奏する。
(1)空車状態の駐車専用スペースが存在しない場合でも、駐車のみを要する車両に対し駐車充電スペースを案内できる。よって、駐車場の稼働率が向上する。
(2)隣接する駐車スペースが空車状態である駐車スペースに車両を案内する。よって、車両同士の接触事故が減少し、駐車スペース進入時の車両操作、及び、乗り降りが楽になる。
(3)充電器の使用履歴が少ない駐車充電スペースに車両を案内する。よって、充電器の劣化進行を平準化できる。
(4)目標駐車スペースへの車路を表示し、車両を駐車スペースに案内する場合にのみ閉鎖設備を解除する。よって、車両は間違いなく駐車スペースに到着できる。
(5)目標駐車スペースが存在しない場合、車両を出口へ案内する。よって、車両の流れが促進される。
(6)駐車することができずに出口に向かう車両のために、再度駐車スペースを検索する。よって、駐車場の稼働率が向上し、サービス水準も向上する。
(7)充電器の使用履歴として累積使用回数、累積使用時間及び蓄電池に充電した容量のうちの少なくとも1つを使用する。よって、例えば、保守会社による詳細な保守データをわざわざ入手する手間が省ける。
(8)空車状態になっている右側、左側及び後側の駐車スペースの数が多い目標駐車スペースを決定する。よって、接触事故の可能性がより少なく、車両操作等がより楽になる。
(9)空車状態になっている右側、左側及び後側の駐車スペースの数を、重みを使用して算出する。よって、駐車場ごとの事情をより反映して目標駐車スペースを決定することができる。
(10)所定の位置からの距離に基づいて目標駐車スペースを決定する。よって、サービス水準がさらに向上する。
(11)車両の荷重が駐車場の平面上で分散するように目標駐車スペースを決定する。よって、駐車場の建物の構造に対する影響が小さくなり、災害時の安全性も高まる。
(12)充電を要しない車両が駐車する駐車充電スペースの充電器を使用不能にする。よって、充電器の誤使用に起因する事故を防げると同時に、電力盗難も防げる。
(13)端末装置として、車載装置又は携帯端末装置を使用する。よって、乗員に対する利便性がより高まる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 駐車場管理装置
2 端末装置
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
17 通信装置
21 駐車管理部
31 駐車情報
51 入場画面
61 スペース案内画面
71 出口案内画面
81 スペース再案内画面

Claims (15)

  1. 車両が駐車しながら充電することが可能である複数の駐車充電スペースと、前記車両が充電することが不可能であり駐車することのみが可能である複数の駐車専用スペースとを含む複数の駐車スペースを有する駐車場において、前記複数の駐車スペースを管理する駐車場管理装置であって、
    前記駐車場管理装置は、
    前記車両の乗員が操作する端末装置と通信する通信部と、
    前記駐車場内の各駐車スペースが空車状態であるか否かを示す情報が駐車スペースごとに記憶される駐車情報を格納する記憶部と、
    前記車両の乗員から前記端末装置を介して、充電を要するか否かの入力を受け付け、前記受け付けた入力が充電を要しない旨を示すものである場合は、
    前記駐車情報から、前記複数の駐車専用スペースのうち空車状態である駐車専用スペースを、前記車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索し、
    当該検索の結果、空車状態である駐車専用スペースが存在しない場合は、
    前記駐車情報から、前記複数の駐車充電スペースのうち空車状態である駐車充電スペースを、前記車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索する制御部と、
    を備えることを特徴とする駐車場管理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記検索の結果、前記目標駐車スペースの候補となる駐車スペースが複数存在する場合は、隣接する駐車スペースが空車状態であるもののうちから前記目標駐車スペースを決定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の駐車場管理装置。
  3. 前記複数の駐車充電スペースのそれぞれは、
    前記車両を充電するための充電器を備えており、
    前記駐車情報は、
    前記駐車充電スペースに関連付けて、前記充電器の使用履歴を記憶しており、
    前記制御部は、
    前記車両の乗員から前記端末装置を介して、充電を要するか否かの入力を受け付け、前記受け付けた入力が充電を要する旨を示すものである場合は、
    前記駐車情報から、前記使用履歴の少ない駐車充電スペースを、前記目標駐車スペースとして決定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の駐車場管理装置。
  4. 前記複数の駐車スペースのそれぞれは、
    前記駐車スペースへの前記車両の進入及び前記駐車スペースからの前記車両の退出を防止する閉鎖設備を備えており、
    前記制御部は、
    前記目標駐車スペースが存在する場合は、
    前記目標駐車スペースへ前記車両が至る車路を前記端末装置に表示し、
    前記目標駐車スペースの閉鎖設備を解除すること、
    を特徴とする請求項3に記載の駐車場管理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記目標駐車スペースが存在しない場合、
    前記車両が前記駐車場内を経由して、前記駐車場の出口に至る車路を前記端末装置に表示すること、
    を特徴とする請求項4に記載の駐車場管理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記駐車場の出口に至る車路を表示した後、前記車両が前記駐車場の出口に実際に至るまでの期間に、前記駐車情報から、空車状態である駐車スペースを検索し、空車状態である駐車スペースが存在する場合は、
    前記目標駐車スペースへ前記車両が至る車路を前記端末装置に表示すること、
    を特徴とする請求項5に記載の駐車場管理装置。
  7. 前記使用履歴は、
    前記充電器が使用された累積回数、前記充電器が使用された累積時間、及び、前記車両の蓄電池に充電した容量のうち少なくとも1つを含むこと、
    を特徴とする請求項6に記載の駐車場管理装置。
  8. 前記隣接する駐車スペースは、
    当該駐車スペースを基準として、右側の駐車スペース、左側の駐車スペース及び後側の駐車スペースを含み、
    前記制御部は、
    当該駐車スペースが空車状態であり、かつ、当該駐車スペースに隣接する駐車スペースのうち空車状態である駐車スペースの数が多い当該駐車スペースを、前記目標駐車スペースとして決定すること、
    を特徴とする請求項7に記載の駐車場管理装置。
  9. 前記制御部は、
    前記隣接する駐車スペースのうち空車状態である駐車スペースの数を、右側、左側及び後側に対して予め設定された重みを使用して算出すること、
    を特徴とする請求項8に記載の駐車場管理装置。
  10. 前記駐車情報は、
    前記駐車スペースに関連付けて、所定の位置から当該駐車スペースまでの距離を記憶しており、
    前記制御部は、
    前記駐車情報から、前記距離に基づいて前記目標駐車スペースを決定すること、
    を特徴とする請求項9に記載の駐車場管理装置。
  11. 前記駐車情報は、
    前記駐車スペースに関連付けて、当該駐車スペースの位置情報を記憶しており、
    前記制御部は、
    前記駐車情報に基づき、当該駐車スペースに前記車両が駐車した後の全駐車スペースの重心が、前記駐車場の平面の重心から近くなるような当該駐車スペースを、前記目標駐車スペースとして決定すること、
    を特徴とする請求項10に記載の駐車場管理装置。
  12. 前記制御部は、
    充電を要しない前記車両が前記駐車充電スペースに駐車する場合は、
    当該駐車充電スペースの前記充電器を使用不能にすること、
    を特徴とする請求項11に記載の駐車場管理装置。
  13. 前記端末装置は、
    前記車両に搭載されている車載装置、又は、前記乗員が携帯する携帯端末装置であること、
    を特徴とする請求項12に記載の駐車場管理装置。
  14. 車両が駐車しながら充電することが可能である複数の駐車充電スペースと、前記車両が充電することが不可能であり駐車することのみが可能である複数の駐車専用スペースとを含む複数の駐車スペースを有する駐車場において、前記複数の駐車スペースを管理する駐車場管理装置の駐車場管理方法であって、
    前記駐車場管理装置の通信部は、
    前記車両の乗員が操作する端末装置と通信し、
    前記駐車場管理装置の記憶部は、
    前記駐車場内の各駐車スペースが空車状態であるか否かを示す情報が駐車スペースごとに記憶される駐車情報を格納しており、
    前記駐車場管理装置の制御部は、
    前記車両の乗員から前記端末装置を介して、充電を要するか否かの入力を受け付け、前記受け付けた入力が充電を要しない旨を示すものである場合は、
    前記駐車情報から、前記複数の駐車専用スペースのうち空車状態である駐車専用スペースを、前記車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索し、
    当該検索の結果、空車状態である駐車専用スペースが存在しない場合は、
    前記駐車情報から、前記複数の駐車充電スペースのうち空車状態である駐車充電スペースを、前記車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索すること、
    を特徴とする駐車場管理方法。
  15. 車両が駐車しながら充電することが可能である複数の駐車充電スペースと、前記車両が充電することが不可能であり駐車することのみが可能である複数の駐車専用スペースとを含む複数の駐車スペースを有する駐車場において、前記複数の駐車スペースを管理する駐車場管理装置を機能させる駐車場管理プログラムであって、
    前記駐車場管理プログラムは、
    前記駐車場管理装置の通信部に対して、
    前記車両の乗員が操作する端末装置と通信させ、
    前記駐車場管理装置の記憶部に対して、
    前記駐車場内の各駐車スペースが空車状態であるか否かを示す情報が駐車スペースごとに記憶される駐車情報を格納させ、
    前記駐車場管理装置の制御部に対して、
    前記車両の乗員から前記端末装置を介して、充電を要するか否かの入力を受け付け、前記受け付けた入力が充電を要しない旨を示すものである場合は、
    前記駐車情報から、前記複数の駐車専用スペースのうち空車状態である駐車専用スペースを、前記車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索し、
    当該検索の結果、空車状態である駐車専用スペースが存在しない場合は、
    前記駐車情報から、前記複数の駐車充電スペースのうち空車状態である駐車充電スペースを、前記車両が駐車するべき目標駐車スペースとして検索する処理を実行させること、
    を特徴とする駐車場管理プログラム。
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