JP2013214167A - 料金算出方法、料金算出プログラム及び料金算出装置 - Google Patents

料金算出方法、料金算出プログラム及び料金算出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】乗員間の料金分担に不公平が発生するのを抑制すること。
【解決手段】料金算出装置10は、所定の輸送手段に相乗りする乗員ごとに乗員が目的地に到着するまでの第1の乗車時間を算出する。さらに、料金算出装置10は、乗員ごとに乗員が相乗りせずに目的地まで輸送手段を利用する場合における移動距離を算出する。さらに、料金算出装置10は、輸送手段の移動距離から乗員が目的地に到着するまでの第2の乗車時間を推定する。さらに、料金算出装置10は、第1の乗車時間および第2の乗車時間の時間差を乗員ごとに算出する。さらに、料金算出装置10は、乗員ごとに算出された時間差を用いて、乗員のうち先に降りる乗員が後から降りる乗員へ補填する補填額を算出する。さらに、料金算出装置10は、補填額を用いて各乗員の相乗り料金を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、料金算出方法、料金算出プログラム及び料金算出装置に関する。
複数人が1つの輸送手段に同乗する行為、いわゆる相乗りが一般的に行われている。例えば、同じ方面に向かう知り合い同士でタクシーに相乗りするケースが挙げられる。また、インターネット上で相乗りの相手を見つけたり、相乗り相手をマッチングするWebサービスも実用化されつつある。
相乗りする場合の料金は、乗客同士の話し合いによって決められるが、割り勘であることが多い。ところが、各々の乗客によって移動距離や移動時間が異なるので、乗客間の料金分担に不公平が発生する場合がある。例えば、出発地から等距離に位置する異なる目的地に複数の乗客が移動するケースを想定する。この場合に、各乗客が一律の料金を支払うとすると、後から降りる乗客は先に降りる乗客よりも時間がかかるにも関わらず同じ料金を支払うことになるので、不公平が生じる。
このことから、不公平の是正を目的とする技術の一例として、各乗客に自分が乗車中に発生した料金のみを負担させる乗合車両料金表示システムが挙げられる。他の一例として、各乗客に出発地から目的地までの直線距離に比例した料金を負担させる公共交通システムが挙げられる。更なる一例として、走行経路を乗車中の乗客が共通して必要とする「基準区間」と特定の乗客だけが必要とする「基準外区間」に分類し、基準区間は割り勘とし、基準外区間は特定の乗客にだけ分担させる相乗り乗車システムが挙げられる。
特開2004−213223号公報 特開2002−74416号公報 特開2004−362271号公報
しかしながら、上記の従来技術は、以下に説明するように、いずれも乗員間の料金分担に不公平が発生する場合があるという問題がある。
例えば、上記の乗合車両料金表示システムの場合には、各乗客間で出発地から目的地までの距離が同等であったとしても、後から降りる乗客は先に降りる乗客よりも高い料金を支払うことになる。このため、上記の乗合車両料金表示システムでは、乗客間の料金分担に不公平が生じる。さらに、上記の乗合車両料金表示システムでは、先に降りる乗客の目的地を経由することによって後から降りる乗客の遠回りになるので、後から降りる乗客の料金が相乗りをしなかった場合の料金を超えてしまうおそれもある。
また、上記の公共交通システムでは、上記の乗合車両料金表示システムのように、先に降りる乗客の目的地を経由したとしても、相乗りをしなかった場合と同じ料金を支払えばよいので、相乗りをしなかった場合の料金を超えてしまうケースは低減される。ところが、上記の公共交通システムにおいても、先に降りる乗客の目的地を経由することによって後から降りる乗客の遠回りになった場合に、後から降りる乗客は先に降りる乗客と同じ料金を支払うことになるので、乗客間の料金分担に不公平が生じる。
さらに、上記の相乗り乗車システムにおいても、先に降りる乗客の目的地を経由することによって後から降りる乗客の遠回りになった場合に、距離による課金は抑えられても、後から降りる乗員が遠回りによって時間的な損失を被ることに変わりはない。加えて、上記の相乗り乗車システムの場合には、各乗客間で相乗りしなかった場合の走行経路の大部分が重複していること、あるいは相乗りした場合と相乗りしなかった場合の走行経路が殆ど変わらないという稀なケースにしか適用できないという制約もある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、乗員間の料金分担に不公平が発生するのを抑制できる料金算出方法、料金算出プログラム及び料金算出装置を提供することを目的とする。
本願の開示する料金算出方法は、コンピュータが、所定の輸送手段に相乗りする乗員ごとに前記乗員が目的地に到着するまでの第1の乗車時間を算出する処理を実行する。さらに、前記コンピュータが、前記乗員ごとに前記乗員が相乗りせずに前記目的地まで前記輸送手段を利用する場合における移動距離を算出する処理を実行する。さらに、前記コンピュータが、前記輸送手段の移動距離から前記乗員が前記目的地に到着するまでの第2の乗車時間を推定する処理を実行する。さらに、前記コンピュータが、前記第1の乗車時間および前記第2の乗車時間の時間差を前記乗員ごとに算出する処理を実行する。さらに、前記コンピュータが、前記乗員ごとに算出された時間差を用いて、前記乗員のうち先に降りる乗員が後から降りる乗員へ補填する補填額を算出する処理を実行する。さらに、前記コンピュータが、前記補填額を用いて各乗員の相乗り料金を算出する処理を実行する。
本願の開示する料金算出方法の一つの態様によれば、乗員間の料金分担に不公平が発生するのを抑制できるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る料金算出装置の機能的構成を示すブロック図である。 図2は、ノード情報の構成例を示す図である。 図3は、リンク情報の構成例を示す図である。 図4は、相乗り情報の構成例を示す図である。 図5は、交通状況情報の構成例を示す図である。 図6は、料金の補填要領を説明する図である。 図7は、相乗り料金の算出例を説明する図である。 図8は、相乗り料金の算出例を説明する図である。 図9は、相乗り料金の算出例を説明する図である。 図10は、相乗り料金の算出例を説明する図である。 図11は、実施例1に係る料金算出処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、実施例2に係る料金算出装置の機能的構成を示すブロック図である。 図13は、相乗り要求情報の構成例を示す図である。 図14は、相乗り条件設定情報の構成例を示す図である。 図15は、実施例2に係る料金算出処理の手順を示すフローチャートである。 図16は、実施例1〜実施例3に係る料金算出プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に、本願の開示する料金算出方法、料金算出プログラム及び料金算出装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[料金算出装置の構成]
図1は、実施例1に係る料金算出装置の機能的構成を示すブロック図である。図1に示す料金算出装置10は、複数人が1つの輸送手段に同乗する行為、いわゆる相乗りを行う場合における各乗員の料金を算出するものであり、とりわけ先に降りる乗員の目的地を経由することによって後から降りる乗員が被る時間損失を各乗員の料金に反映する。なお、以下では、相乗りの終了後に各々の乗員の料金が事後的に課金される場合を例示するが、各々の乗員が降りる時に現場で料金が精算される場合にも適用することができる。
かかる料金算出装置10の一態様としては、相乗り時の各乗員の料金を算出する料金算出プログラムを実行するWebサーバとして実装することとしてもよいし、また、料金算出サービスをアウトソーシングにより提供するクラウドとして実装することもできる。他の一態様としては、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして提供される料金算出プログラムを所望のコンピュータにプリインストール又はインストールさせることによっても実装できる。
図1に示すように、料金算出装置10は、通信I/F(interface)部11と、記憶部13と、制御部15とを有する。なお、料金算出装置10は、図1に示した機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。
通信I/F部11は、他の装置、例えば相乗りを行う乗員が保有する乗員端末、道路ネットワークに関する交通状況を表す交通状況情報を提供する情報提供サーバや乗員の口座を管理する金融機関サーバとの間で通信制御を行うインタフェースである。かかる通信I/F部11の一態様としては、LANカードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。例えば、通信I/F部11は、乗員端末から乗員の位置情報を受信したり、情報提供サーバから交通状況情報を受信したり、また、各々の乗員が開設する口座からの料金の引落し依頼を金融機関サーバへ送信したりする。
記憶部13は、制御部15で実行されるOS(Operating System)や相乗り時の各乗員の料金を算出する料金算出プログラムなどの各種プログラムを記憶する記憶デバイスである。記憶部13の一態様としては、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置が挙げられる。なお、記憶部13は、上記の種類の記憶装置に限定されるものではなく、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)であってもよい。
記憶部13は、制御部15で実行されるプログラムに用いられるデータの一例として、道路ネットワーク情報13aと、相乗り情報13bと、交通状況情報13cとを記憶する。なお、上記の道路ネットワーク情報13a、相乗り情報13b及び交通状況情報13c以外にも、他の電子データ、例えば乗員端末のアドレスや口座に関する情報なども併せて記憶することもできる。
このうち、道路ネットワーク情報13aは、ノードとリンクの組合せによって道路網が定義されたデータである。ここで言う「ノード」とは、道路網表現上の交差点や結節点を始め、道路の構造変化点、行政界との交点などを指す。また、「リンク」とは、道路網表現上のノードとノードを連結する線分、すなわち道路の一区間を指す。一例として、道路ネットワーク情報13aは、相乗りがなされなかった場合における各乗員の目的地までの経路を探索するために、後述の走行距離算出部15dによって参照される。
かかる道路ネットワーク情報13aには、ノードに関する定義がなされたノード情報およびリンクに関する定義がなされたリンク情報が含まれる。図2は、ノード情報の構成例を示す図である。図3は、リンク情報の構成例を示す図である。図2の例では、ノード1の交差点が緯度「36.0476」及び経度「140.1554」に存在し、また、ノード2の交差点が緯度「36.0475」及び経度「140.1638」に存在することを示す。また、図3の例では、ノード1及びノード2によって形成されるリンク「102」の長さが400mであり、規制速度が40km/hであることを示す。さらに、図3の例では、ノード2及びノード3によって形成されるリンク「203」の長さが150mであり、規制速度が50km/hであること示す。なお、図2の例では、ノードに関する情報として緯度および経度を例示したが、この他にも信号に関する情報、例えば信号の種別が切り替えられる周期や交差点における法規、例えば転回禁止や指定方向外進行禁止などを併せて記憶することもできる。また、図3の例においても、道路における法規、例えば車線変更の禁止、停車禁止や駐車禁止等を併せて記憶することもできる。
相乗り情報13bは、相乗りに関する情報である。かかる相乗り情報13bの一態様としては、相乗りを行う乗員を識別する乗員ID(identifier)ごとに出発地、目的地、出発時刻および到着時刻などの項目が対応付けられたデータを採用できる。図4は、相乗り情報13bの構成例を示す図である。図4の例では、乗員A、乗員Bおよび乗員Cが相乗りし、これら3人が18時00に出発地であるノード5を出発したことを示す。さらに、図4の例では、出発から20分後に乗員Aの目的地であるノード7へ到着し、ノード7を出発してから10分後に乗員Bの目的地であるノード14へ到着し、ノード14を出発してから乗員Cの目的地であるノード19へ向けて走行中であることを示す。なお、ここでは、乗員IDごとに出発地、目的地、出発時刻および到着時刻などの項目が対応付けられる例を説明したが、乗員が同乗する車両のIDをさらに記憶することとしてもよい。
交通状況情報13cは、道路ネットワークに関する交通状況を表す情報である。かかる交通状況情報13cの一態様としては、時間帯別に各リンクの平均走行速度および通過台数が対応付けられたデータを採用できる。図5は、交通状況情報13cの構成例を示す図である。図5に示すように、6時から6時5分の時間帯にリンク1を通過した3台の車両の平均走行速度が30km/hであることを示す。さらに、6時から6時5分の時間帯にリンク2を通過した100台の車両の平均走行速度が30km/hであることを示す。さらに、6時から6時5分の時間帯にリンク3を通過した40台の車両の平均走行速度が30km/hであることを示す。
制御部15は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部15は、図2に示すように、交通状況取得部15aと、相乗り情報更新部15bと、乗車時間算出部15cと、走行距離算出部15dと、乗車時間推定部15eと、時間損失算出部15fとを有する。さらに、制御部15は、料金推定部15gと、補填額算出部15hと、料金算出部15jと、課金部15kとを有する。
このうち、交通状況取得部15aは、交通状況情報を収集する処理部である。一態様としては、交通状況取得部15aは、情報提供サーバから交通状況情報を取得することができる。その後、交通状況取得部15aは、情報提供サーバから取得した交通状況情報を記憶部13へ登録する。なお、ここでは、情報提供サーバから交通状況情報を取得する場合を例示するが、上記の料金算出プログラムが情報提供サーバ上で動作する場合には、交通状況情報を取得する必要はない。
ここで、上記の情報提供サーバでは、車載器から車両の位置や速度等のプローブ情報のアップロードを受け付けたり、道路や路肩に設置されたループコイル、超音波センサや画像センサなどの車両検知器から車両の検知情報を収集したりする。例えば、車載器から情報提供サーバへアップロードされた場合を想定する。この場合には、情報提供サーバは、車載器を搭載する車両が通過したリンクに対応付けられた通過台数のうち当該車両がリンクを通過した時間帯に対応する通過台数を加算更新する。さらに、情報提供サーバは、当該車両がリンクを通過した際の平均走行速度を用いて、車両が通過したリンクに対応付けられた平均走行速度のうち車両がリンクを通過した時間帯に対応する平均走行速度を更新する。これによって、プローブ情報から交通状況情報が生成される。このように、情報提供サーバによって生成された交通状況情報が取得される。
相乗り情報更新部15bは、相乗り情報を更新する処理部である。一態様としては、相乗り情報更新部15bは、乗員端末から相乗りの料金を自動精算する相乗りサービスを提供するWebサイトに対するアクセスを受け付けると、相乗りに関する各種情報の入力画面を乗員端末へ返信する。かかる入力画面が返信された乗員端末では、相乗りサービスを利用するサービス加入者の乗員を識別する乗員IDと相乗りを行う乗員を識別する乗員IDとが入力されるとともに、乗員が同乗する車両を識別する車両IDが入力される。そして、乗員端末上で入力された乗員ID及び車両IDが料金算出装置10へ送信される。これら乗員ID及び車両IDを受け付けると、相乗り情報更新部15bは、乗員IDごとに出発地、目的地、出発時刻および到着時刻を対応付けた相乗り情報13bを生成した上で記憶部13へ登録する。この段階では、相乗り情報13bのレコードのうち乗員ID以外はブランクの状態で登録されるが、乗員IDや車両IDだけでなく、目的地の入力を併せて受け付けておくこともできる。
その後、相乗り情報更新部15bは、各乗員の乗員端末からGPS(Global Positioning System)受信機等を用いて測定された乗員端末の位置情報の発信を定期的に受け付ける。そして、相乗り情報更新部15bは、各乗員の乗員端末の位置情報が相乗り情報13bに含まれる車両IDを持つ車両の位置から所定の範囲、例えば5m以内に集結し、かつ車両が移動を開始したか否かを判定する。このとき、各乗員の乗員端末の位置情報が車両の位置から所定の範囲以内に集結し、かつ車両が移動を開始した場合には、各乗員が集結した上で車両が出発したと推定できる。よって、相乗り情報更新部15bは、車両が移動を開始した時刻を出発時刻とするとともに車両が移動を開始した位置を出発地として、相乗り情報13bの各乗員IDに対応付けて出発時刻および出発地を登録する。
そして、相乗り情報更新部15bは、相乗り情報13bに含まれる車両IDを持つ車両の位置から所定の範囲、例えば10m以上離れた位置に離脱した乗員端末が存在するか否かを判定する。このとき、車両の位置から所定の範囲以上離れた位置に離脱した乗員端末が存在する場合には、当該乗員端末を持つ乗員が車両から降りたものと推定できる。よって、相乗り情報更新部15bは、乗員が車両から降りた時刻を到着時刻とするとともに乗員が車両から降りた位置を目的地として、相乗り情報13bのうち車両から降りた乗員の乗員IDに対応付けて目的地および到着時刻を登録する。その後、相乗り情報更新部15bは、上記のような降車判定を全ての乗員が車両から降車するまで繰り返し実行する。そして、相乗り情報更新部15bは、全ての乗員IDに目的地および到着時刻が登録されると、当該相乗り情報13bの更新を終了する。このようにして各乗員の乗車状態が管理されることになる。
乗車時間算出部15cは、相乗り情報13bを用いて、各乗員の乗車時間を算出する処理部である。以下では、後述の乗車時間推定部15eによって推定される乗員の単独乗車を仮定した場合の乗車時間との間で区別するために、相乗り時の乗車時間のことを「相乗り乗車時間」と記載する場合がある。
一態様としては、乗車時間算出部15cは、相乗り情報更新部15bによる相乗り情報13bの更新が終了した場合、更新が終了した相乗り情報13bが所定数になった場合や一定の周期で処理を起動する。すると、乗車時間算出部15cは、記憶部13に記憶された相乗り情報13bに含まれる出発時刻および到着時刻を読み出す。このとき、乗車時間算出部15cは、到着時刻が早い順、すなわち乗員が降車した順番に出発時刻および到着時刻を読み出す。その上で、乗車時間算出部15cは、出発時刻および到着時刻の差を算出することによって当該乗員が車両に他の乗員と同乗していた時間、すなわち相乗り乗車時間を算出する。
走行距離算出部15dは、乗員が出発地から目的地まで相乗りを行わなかった場合における走行距離を算出する処理部である。一態様としては、走行距離算出部15dは、道路ネットワーク情報13aを用いて、乗員が相乗りを行わなかった場合における出発地から目的地までの経路を探索する。かかる経路探索に用いるアルゴリズムの一例としては、Dijkstraのアルゴリズムを採用できる。さらに、探索によって得られた経路候補の中から経路を選択するのに用いるリンクのコストとしては、経路候補に含まれるリンクの通過時間を用いることができる。一例としては、走行距離算出部15dは、道路ネットワーク情報13aのリンク情報に含まれる道路の長さと規制速度から経路候補に含まれる各リンクの通過時間を求めることができる。この場合には、リンク情報を用いるだけで経路候補のコストを算出できる。他の一例としては、走行距離算出部15dは、交通状況情報13cに含まれるリンクの平均走行速度と、道路ネットワーク情報13aのリンク情報に含まれるリンクの長さとを用いて、経路候補に含まれる各リンクの通過時間を求めることもできる。なお、ここでは、リンクのコストとしてリンクの通過時間を用いる場合を例示したが、有料道路の使用有無や右左折回数などをさらにコストとして採用してもよい。
このようにして、走行距離算出部15dは、経路候補に含まれる各リンクの通過時間の合計が最小となる経路候補を経路として選択する。以下では、乗員が相乗りを行わなかった場合における出発地から目的地までの経路のことを「単独乗車経路」と記載する場合がある。その上で、走行距離算出部15dは、道路ネットワーク情報13aのリンク情報を参照して、単独乗車経路に含まれる各リンクの長さを合計することによって単独乗車経路の走行距離を算出する。
乗車時間推定部15eは、単独乗車経路を走行したと仮定した場合における出発地から目的地までの所要時間を推定する処理部である。一態様としては、乗車時間推定部15eは、交通状況情報13cに含まれるリンクの平均走行速度と、道路ネットワーク情報13aのリンク情報に含まれるリンクの長さとを用いて、単独乗車経路に含まれる各リンクの通過時間を算出する。その上で、乗車時間推定部15eは、単独乗車経路に含まれる各リンクの通過時間を合計する。このようにして算出された各リンクの通過時間の合計値が所要時間と推定される。なお、以下では、単独乗車経路を走行したと仮定した場合における出発地から目的地までの所要時間のことを「単独乗車時間」と記載する場合がある。
時間損失算出部15fは、相乗りによって生じる時間損失を算出する処理部である。一態様としては、時間損失算出部15fは、乗車時間算出部15cによって算出された相乗り乗車時間と、乗車時間推定部15eによって算出された単独乗車時間とを比較する。例えば、時間損失算出部15fは、相乗り乗車時間から単独乗車時間を減算することによって時間差を算出する。このようにして算出された相乗り乗車時間および単独乗車時間の時間差が時間損失と推定される。
料金推定部15gは、単独乗車経路を走行したと仮定した場合における料金を推定する。以下では、単独乗車経路を走行したと仮定した場合における料金のことを「単独乗車料金」と記載する場合がある。一態様としては、料金推定部15gは、走行距離算出部15dによって算出された単独乗車経路の走行距離と、乗車時間推定部15eによって推定された単独乗車時間とを用いて、各乗員の単独乗車料金を算出する。
ここでは、乗車料金の一例として、タクシー料金を算出する場合を想定する。かかるタクシー料金には、初乗運賃、加算運賃や時間距離併用制運賃が含まれる。このうち、初乗運賃は、タクシーが走行した距離や時間に関係なく最低限支払う運賃である。また、加算運賃は、タクシーが走行した距離の大きさにしたがって加算される運賃である。また、時間距離併用制運賃とは、タクシーが所定の速度未満で走行した時間の長さにしたがって加算される運賃である。なお、タクシー料金は、既存のタクシー料金の算出エンジンを用いて算出することができる。
このことから、料金推定部15gは、単独乗車経路の走行距離が初乗距離以下であるかを判定する。そして、料金推定部15gは、単独乗車経路の走行距離が初乗距離以下である場合には、所定の速度未満で走行した距離が所定の時間未満であるか否かをさらに判定する。このとき、料金推定部15gは、所定の速度未満で走行した距離が所定の時間未満である場合には、初乗料金を単独乗車料金として算出する。一方、料金推定部15gは、所定の速度未満で走行した距離が所定の時間以上である場合には、単独乗車時間を用いて時間距離併用制運賃を算出する。その上で、料金推定部15gは、初乗運賃+時間距離併用制運賃を単独乗車料金として算出する。また、料金推定部15gは、単独乗車経路の走行距離が初乗距離を超過する場合には、単独乗車経路の走行距離から初乗距離を差し引いた距離を用いて加算運賃を算出するとともに、単独乗車時間を用いて時間距離併用制運賃を算出する。その上で、料金推定部15gは、初乗運賃+加算運賃+時間距離併用制運賃を単独乗車料金として算出する。
補填額算出部15hは、各乗員の時間損失を用いて、先に降りる乗員が後から降りる乗員へ補填する補填額を算出する処理部である。図6は、料金の補填要領を説明する図である。図6に示すように、各乗員の料金の総量は、補填の有無にかかわらず等しく設定される。つまり、既定の料金、すなわちタクシーの場合にはメーター通りの料金を設定するが、後から降りる乗員の時間損失によって各乗員間での負担の割合を調整する。ここで、単位時間あたりの補填額をα(円/分)とすると、各乗員の相乗り料金は、下記の式(1)の相乗り料金算出式で表わすことができる。なお、以下では、単位時間あたりの補填額のことを「補填単位」と記載する場合がある。
相乗り料金= 乗員が乗車中に発生した料金
+α×(後に降りる乗員の時間損失−乗員の時間損失)
−α×(乗員の時間損失−先に降りる乗員の時間損失)
・・・式(1)
上記の式(1)の第1項の「乗車中に発生した料金」は、複数の乗員が乗車している間は均等に分担される。第2項は、相乗り料金の算出対象とする乗員がそれよりも後から降りる乗員へ補填する料金である。このとき、後から降りる乗員が複数存在する場合は、人数分の料金が補填される。第3項は、相乗り料金の算出対象とする乗員よりも先に降りる乗員によって補填される料金である。
このとき、相乗りが成立するためには、各乗員の間で、下記の2つの条件を満たすのが好ましい。以下では、下記の2つの条件のことを「相乗り成立条件」と記載する場合がある。
条件1:単独乗車料金−最低割引料金≧相乗り料金
条件2:単独乗車時間+許容時間損失≧相乗り乗車時間
ここで言う「相乗り料金」および「単独乗車料金」とは、それぞれ、相乗りを行う場合、相乗りを行わなかった場合における乗車料金を指す。また、「最低割引料金」とは、相乗りを行うにあたって乗員が期待する割引額の最低値を指す。また、「許容時間損失」とは、相乗りが行われなかった場合と比較して、相乗りによって生じる乗車時間の増加分の許容値を指す。
すなわち、補填額算出部15hは、各乗員の相乗り料金算定式を生成する。そして、補填額算出部15hは、先に生成した相乗り料金算定式と、単独乗車料金、最低割引料金から、各乗客の相乗り成立条件1を生成する。続いて、補填額算出部15hは、複数の相乗り成立条件1を示す不等式から、補填単位αの範囲を算出する。その上で、補填額算出部15hは、補填単位αの範囲内から補填単位αの値を決定する。
料金算出部15jは、補填額算出部15hによって算出された補填単位を用いて、各乗員の相乗り料金を算出する処理部である。一態様としては、料金算出部15jは、相乗り情報13bに含まれる乗員IDのうち相乗り料金の算出対象とする乗員IDを1つ選択する。そして、料金算出部15jは、相乗り料金の算出対象とする乗員IDを持つ乗員の時間損失、当該乗員よりも先に降りる乗員の時間損失、当該乗員よりも後から降りる乗員の時間損失および補填額算出部15hによって算出された補填単位を上記の式(1)の相乗り料金算出式へ代入することによって相乗り料金を算出する。
課金部15kは、各乗員に相乗り料金を課金する処理部である。一態様としては、課金部15kは、記憶部13に記憶された図示しない乗員であるサービス加入者の支店番号や口座番号を用いて、各乗員が保有する金融機関の口座から相乗り料金を引き落とす引落し依頼を金融機関サーバへ通知する。これによって、各乗員の相乗り料金が清算されることになる。
なお、制御部15には、各種の集積回路や電子回路を採用できる。また、制御部15が有する機能部の一部を別の集積回路や電子回路とすることもできる。例えば、集積回路としては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)が挙げられる。また、電子回路としては、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などが挙げられる。
[算出例1]
ここで、図7及び図8を用いて、2人が相乗りする場合における相乗り料金の算出例について説明する。図7及び図8は、相乗り料金の算出例を説明する図である。図7及び図8の例では、乗客A及び乗客Bの2人が相乗りを行う場合を想定している。図7に示すように、タクシー車両は、出発地から乗客Aの目的地を経由して乗客Bの目的地へ到着する。このとき、乗客A及び乗客Bの単独乗車料金は、図8に示すように、それぞれ、900円、1200円であり、乗客Aの時間損失はなく、乗客Bの時間損失が10分であるものとする。さらに、図8に示すように、乗車中に発生した料金を負担すると、乗客A、乗客Bの料金は、それぞれ、500円、1300円であるものとする。なお、ここでは、乗客A及び乗客Bの最低割引料金がともに100円である場合を想定している。
このような状況の下、補填を行わない場合は、乗客Bは単独乗車料金よりも相乗り料金が増えてしまうので、相乗り成立条件1を満たさない。乗客A、乗客Bの相乗り成立条件1は、上記の式(1)を用いて、次のように表わされる。すなわち、乗客Aの相乗り成立条件1は、「(900円−100円)>500円+α×10分」となり、また、乗客Bの相乗り成立条件1は、「(1200円−100円)>1300円−α×10分」となる。
ここで、本実施例では、乗客A及び乗客Bの相乗り成立条件1の不等式を満たすように補填単位αが算出される。この結果、補填単位αが「20≦α≦30」と求まる。この範囲内での補填単位の決め方は、下限値、上限値、平均などを採用できるが、例えば、αを「20」とすると、乗客Aは乗客Bの時間損失10分に対して200円の補填を行う。この結果、乗客A、乗客Bの料金は、図8に示すように、それぞれ700円、1100円となり、相乗り成立条件1を満たし、相乗りが成立する。
[算出例2]
ここで、図9及び図10を用いて、3人が相乗りする場合における相乗り料金の算出例について説明する。図9及び図10は、相乗り料金の算出例を説明する図である。図9及び図10の例では、乗客A、乗客B及び乗客Cの3人が相乗りを行う場合を想定する。図9に示すように、タクシー車両は、出発地から乗客Aの目的地、乗客Bの目的地を経由して乗客Cの目的地へ到着する。このとき、図10に示すように、乗客A、乗客B、乗客Cの単独乗車料金は、それぞれ、3000円、4000円、5000円であり、乗客Aの時間損失はなく、乗客B、乗客Cの時間損失は、それぞれ10分、20分であるものとする。さらに、図10に示すように、乗車中に発生した料金を負担すると、乗客A、乗客B、乗客Cの料金は、それぞれ、1000円、2500円、5500円であるものとする。なお、ここでは、各乗客の最低割引料金が単独利用料金の10%(最低割引率)である場合を想定している。
このような状況の下、補填を行わない場合は、乗客Cは単独乗車料金よりも相乗り料金が増えてしまうので、相乗り成立条件を満たさない。乗客A、乗客B、乗客Cの相乗り成立条件は、上記の式(1)を用いて、次のように表わされる。すなわち、乗客Aの相乗り成立条件1は、「(3000円*0.9)>1000円+α×30分」となり、乗客Bの相乗り成立条件1は、「(4000円*0.9)>2500円+α×10分−α×10分」となり、乗客Cの相乗り成立条件1は、「(5000円*0.9)>5500円−α×30分」となる。
ここで、本実施例では、乗客A、乗客B及び乗客Cの相乗り成立条件1の不等式を満たすように補填単位αが算出される。例えば、補填単位αを「40」とすると、乗客A、乗客B、乗客Cの料金は、それぞれ2200円、2500円、4300円となり、相乗り成立条件を満たすので、相乗りが成立する。
このように、相乗り条件を満たす補填を行うことによって、補填がなく相乗りが成立しないケースや、逆に、補填しすぎて相乗りが成立しないケースを回避することが可能である。
[処理の流れ]
次に、本実施例に係る料金算出装置10の処理の流れについて説明する。図11は、実施例1に係る料金算出処理の手順を示すフローチャートである。この料金算出処理は、相乗り情報13bの更新が終了した場合、更新が終了した相乗り情報13bが所定数になった場合や一定の周期で処理を起動する。
図11に示すように、料金算出装置10は、全ての乗員について相乗り時の時間損失を算出するまで(ステップS101否定)、下記のステップS102〜ステップS106までの処理を繰り返し実行する。
すなわち、料金算出装置10は、乗員の出発時刻および到着時刻の差を算出することによって当該乗員が車両に他の乗員と同乗していた相乗り乗車時間を算出する(ステップS102)。続いて、料金算出装置10は、道路ネットワーク情報13aを用いて、乗員が相乗りを行わなかった場合における出発地から目的地までの経路を探索する(ステップS103)。
そして、料金算出装置10は、単独乗車経路に含まれる各リンクの通過時間の合計値を計算することによって単独乗車時間を算出する(ステップS104)。続いて、料金算出装置10は、単独乗車経路の走行距離と単独乗車時間とを用いて、単独乗車料金を算出する(ステップS105)。そして、料金算出装置10は、相乗り乗車時間から単独乗車時間を減算することによって時間損失を算出する(ステップS106)。
その後、全ての乗員について相乗り時の時間損失を算出すると(ステップS101肯定)、料金算出装置10は、各乗員の時間損失を用いて、先に降りる乗員が後から降りる乗員へ補填する補填額を算出する(ステップS107)。
そして、全ての乗員について相乗り料金を算出するまで(ステップS108否定)、料金算出装置10は、ステップS107で算出された補填単位を用いて乗員の相乗り料金を算出する(ステップS109)。その後、全ての乗員について相乗り料金を算出すると(ステップS108肯定)、料金算出装置10は、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、本実施例に係る料金算出装置10は、乗客が相乗りする場合と相乗りしない場合との時間差から先に降りる乗客が後から降りる乗客へ補填する補填額を算出した上で補填額に応じて各乗員の相乗り料金を算出する。このため、本実施例に係る料金算出装置10では、先に降りる乗客の目的地を経由することによって後から降りる乗客に時間損失が生じても、時間損失を相乗り料金に反映できる。したがって、本実施例に係る料金算出装置10によれば、乗客間の料金分担に不公平が生じるのを抑制できる。
さらに、本実施例に係る料金算出装置10では、相乗り成立条件を用いて補填単位を算出するので、各乗員の間で相乗りのメリットを最適化できる結果、相乗り機会を増加させることが可能である。このように、相乗りが促進されることで、乗客にとっては、低料金で利便性の高いタクシー等の輸送手段の利用が可能になる。加えて、タクシー等の業界にとっても、利用客の増加が期待される。また、相乗りにより道路上の交通量が減少することで、交通渋滞の緩和や環境影響の低減に寄与できる。
さて、本実施例では、相乗り相手を自動抽出する場合について説明する。図12は、実施例2に係る料金算出装置20の機能的構成を示すブロック図である。図12に示す料金算出装置20は、図1に示した料金算出装置10に比べて、記憶部21に相乗り要求情報21aおよび相乗り条件設定情報21bを記憶する点が異なる。なお、本実施例では、図1に示した料金算出装置10と異なるリソースおよび機能部についてのみ説明し、同様のリソースおよび機能部には同一の符号を付し、その説明を省略する。
相乗り要求情報21aは、サービス加入者からの相乗り要求に関する情報である。かかる相乗り要求情報21aの一態様としては、サービス加入者IDごとに出発地、目的地および出発時刻などの項目が対応付けられたデータを採用できる。一例として、相乗り要求情報21aは、相乗りを希望するサービス加入者が保有するサービス加入者端末から受け付けた場合に、後述の相乗り要求受付部23aによって登録される。他の一例として、相乗り要求情報21aは、相乗り相手を抽出するために、後述の乗員候補抽出部23bによって参照される。
図13は、相乗り要求情報21aの構成例を示す図である。図13の例では、サービス加入者Aが緯度「36.0476」及び経度「140.1554」の出発地から緯度「36.0484」及び経度「140.1534」の目的地までの相乗りを希望し、18時の出発を希望していることを示す。また、サービス加入者Bが緯度「36.0574」及び経度「140.1554」の出発地から緯度「36.0576」及び経度「140.1545」の目的地までの相乗りを希望し、17時30分の出発を希望していることを示す。
相乗り条件設定情報21bは、サービス加入者によって設定された相乗り条件に関する情報である。かかる相乗り条件設定情報21bの一態様としては、サービス加入者IDごとに最低割引料金、最低割引率、許容時間損失、許容待ち時間および同乗者の性別などの相乗り条件が対応付けられたデータを採用できる。一例として、相乗り条件設定情報21bは、相乗り相手を抽出する際にサービス加入者間で相乗り条件をマッチングするために、後述の乗員候補抽出部23bによって参照される。
図14は、相乗り条件設定情報21bの構成例を示す図である。図14に示すサービス加入者Aは、相乗りによって相乗りしない場合よりも料金が最低でも10%安くなることを希望する一方で、相乗りによって相乗りしない場合よりも目的地への到着が20分遅れてもよいと意思表示していることがわかる。さらに、図14に示すサービス加入者Aは、希望する出発時刻から5分待ちまでは許容すると意思表示している一方で、タクシーへの同乗者は女性に限定していることを示す。また、図14に示すサービス加入者Bは、相乗りによって相乗りしない場合よりも料金が最低でも300円安くなることを希望する一方で、相乗りによって相乗りしない場合よりも目的地への到着が10分遅れてもよく、希望する出発時刻から10分待ちまでは許容すると意思表示している。さらに、図14に示すサービス加入者Cは、相乗りによって相乗りしない場合よりも料金が最低でも500円安くなるか、もしくは最低でも25%安くなることを希望する一方で、希望する出発時刻から10分待ちまでは許容すると意思表示している。
さらに、図12に示す料金算出装置20は、図1に示した料金算出装置10に比べて、制御部23が相乗り要求受付部23a、乗員候補抽出部23b及び乗員決定部23cを有する点が異なる。
このうち、相乗り要求受付部23aは、サービス加入者端末から相乗り要求を受け付ける処理部である。一態様としては、相乗り要求受付部23aは、サービス加入者端末から相乗りする相手を見つけ出す相乗り支援サービスを提供するWebサイトに対するアクセスを受け付けると、相乗り要求画面をサービス加入者端末へ返信する。かかる相乗り要求画面が返信されたサービス加入者端末では、サービス加入者ID、出発地、目的地および出発時刻を含む相乗り要求情報が入力される。このうち、出発地は、GPS受信機を用いて測定された現在地を自動入力することもできる。また、目的地については、タッチパネル等に表示された地図上をタップ操作またはキー操作により指定させることとしてもよい。そして、サービス加入者端末上で入力された相乗り要求情報が料金算出装置20へ送信される。これを受けて、相乗り要求受付部23aは、相乗り要求情報21aを記憶部21へ登録する。
乗員候補抽出部23bは、相乗り要求情報21a及び相乗り条件設定情報21bを用いて、サービス加入者の組合せを相乗りする乗員候補として抽出する処理部である。一態様としては、乗員候補抽出部23bは、相乗り要求情報21aに含まれるサービス加入者のうち各々の出発地の位置が所定の範囲、例えば100m以内にあり、かつ互いの相乗り条件を満たすサービス加入者の組合せを乗員候補として抽出する。例えば、乗員候補抽出部23bは、同乗者の性別が女性に限定されている場合には、女性であるサービス加入者の組合せしか乗員候補として抽出しない。
乗員決定部23cは、相乗り成立条件を満たす乗員候補を乗員として決定する処理部である。一態様としては、乗員決定部23cは、時間損失が相乗り成立条件2を満たし、かつ相乗り成立条件1を満たす補填単位が存在する場合に、各々のサービス加入者端末に相乗り時の推定料金を含む相乗り内容を提示する。このとき、乗員決定部23cは、単独乗車を基準にした乗車時間の増加分、料金の削減分などを相乗り内容として併せて提示することもできる。そして、乗員決定部23cは、全てのサービス加入者が相乗り内容に同意した場合に、当該乗員候補を乗員として決定する。このようにして決定された乗員に関する相乗り要求情報が相乗り情報として記憶部21へ登録される。
[処理の流れ]
続いて、本実施例に係る料金算出装置20の処理の流れについて説明する。図15は、実施例2に係る料金算出処理の手順を示すフローチャートである。この料金算出処理は、新たなサービス加入者から相乗り要求情報を受け付けた場合に処理が起動される。
図15に示すように、相乗り要求を受け付けると(ステップS201)、料金算出装置20は、相乗り要求情報21a及び相乗り条件設定情報21bを用いて、サービス加入者の組合せを相乗りする乗員候補として抽出する(ステップS202)。
そして、全ての乗員候補について時間損失が相乗り成立条件2を満たすか否かを判定するまで(ステップS203否定)、料金算出装置20は、下記のステップS204〜ステップS210までの処理を繰り返し実行する。
すなわち、料金算出装置20は、単独乗車経路を探索し(ステップS204)、単独乗車時間と単独乗車料金を推定する(ステップS205及びステップS206)。さらに、料金算出装置20は、相乗り経路を探索し(ステップS207)、相乗り乗車時間を推定する(ステップS208)。そして、料金算出装置20は、相乗り乗車時間から単独乗車時間を減算することによって相乗りによる乗員候補の時間損失を算出する(ステップS209)。
このとき、時間損失が相乗り成立条件2を満たさない場合、すなわち許容時間損失を超えている場合(ステップS210否定)には、料金算出装置20は、ステップS202に戻って乗員候補を改めて抽出する。一方、時間損失が相乗り成立条件2を満たす場合、すなわち許容時間損失以外である場合(ステップS210肯定)には、料金算出装置20は、ステップS203へ移行する。
その後、全ての乗員候補について時間損失が相乗り成立条件2を満たすと判定された場合(ステップS203肯定)には、料金算出装置20は、全ての乗員候補について上記の相乗り成立条件1を満たすように補填単位を算出する(ステップS211)。
ここで、相乗り成立条件1を満たす補填単位が存在する場合(ステップS212肯定)には、料金算出装置20は、全ての乗員候補について相乗り料金を算出するまで(ステップS213否定)、ステップS211で算出された補填単位を用いて相乗り料金の算出を繰り返し実行する(ステップS214)。なお、相乗り成立条件1を満たす補填単位が存在しない場合(ステップS212否定)には、ステップS202に戻って乗員候補を改めて抽出する。
その後、全ての乗員候補について相乗り料金を算出すると(ステップS213肯定)、料金算出装置20は、各乗員候補のサービス加入者端末に相乗り時の推定料金を相乗り内容として提示する(ステップS215)。
このとき、全ての乗員候補のサービス加入者端末から相乗り内容に同意する旨の応答が得られなかった場合(ステップS216否定)は、料金算出装置20は、ステップS202に戻って乗員候補を改めて抽出する。
そして、全ての乗員候補のサービス加入者端末から相乗り内容に同意する旨の応答を受け付けた場合(ステップS216肯定)は、料金算出装置20は、乗員候補に含まれる各サービス加入者を乗員と決定し(ステップS217)、処理を終了する。
[実施例2の効果]
上述してきたように、本実施例に係る料金算出装置20は、乗員候補の時間損失が相乗り成立条件2を満たし、かつ相乗り成立条件1を満たす補填単位が存在する場合に、各乗員候補に相乗り時の推定料金を含む相乗り内容を提示する。このため、本実施例に係る料金算出装置20では、互いに利益を享受できる者同士を引き合わせることができる。よって、本実施例に係る料金算出装置20によれば、相乗り機会を増加させることが可能である。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[適用例]
上記の実施例1では、相乗りの終了後に各々の乗員の料金が事後的に課金される場合を例示したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、開示の装置は、各乗員が降車する時点で後に降りる乗客の時間損失の推定値に基づいて清算することもできる。また、上記の実施例1では、相乗りに用いる輸送手段がタクシーである場合を例示したが、他の輸送手段、例えば複数人でマイクロバス等をレンタルして相乗りする場合にレンタル料やガソリン料の分担を算出する場合にも上記の実施例の構成を同様に適用できる。
[分散および統合]
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
一例としては、交通状況取得部15a、相乗り情報更新部15b、乗車時間算出部15c、走行距離算出部15d、乗車時間推定部15e、時間損失算出部15f、料金推定部15g、補填額算出部15h、料金算出部15jまたは課金部15kを料金算出装置10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、交通状況取得部15a、相乗り情報更新部15b、乗車時間算出部15c、走行距離算出部15d、乗車時間推定部15e、時間損失算出部15f、料金推定部15g、補填額算出部15h、料金算出部15jまたは課金部15kを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の料金算出装置10の機能を実現するようにしてもよい。
他の一例としては、交通状況取得部15a、乗車時間算出部15c、走行距離算出部15d、乗車時間推定部15e、時間損失算出部15f、料金推定部15g、補填額算出部15h、料金算出部15j、相乗り要求受付部23a、乗員候補抽出部23bまたは乗員決定部23cを料金算出装置20の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、交通状況取得部15a、乗車時間算出部15c、走行距離算出部15d、乗車時間推定部15e、時間損失算出部15f、料金推定部15g、補填額算出部15h、料金算出部15j、相乗り要求受付部23a、乗員候補抽出部23bまたは乗員決定部23cを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の料金算出装置20の機能を実現するようにしてもよい。
[料金算出プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図16を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する料金算出プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図16は、実施例1〜実施例3に係る料金算出プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。図16に示すように、コンピュータ100は、操作部110aと、スピーカ110bと、カメラ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD170と、RAM180とを有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。
HDD170には、図16に示すように、上記の実施例1または実施例2で示した機能部と同様の機能を発揮する料金算出プログラム170aが予め記憶される。この料金算出プログラム170aについては、図1または図12に示した制御部内の各構成要素と同様、適宜統合又は分離しても良い。すなわち、HDD170に格納される各データは、常に全てのデータがHDD170に格納される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD170に格納されれば良い。
そして、CPU150が、料金算出プログラム170aをHDD170から読み出してRAM180に展開する。これによって、図16に示すように、料金算出プログラム170aは、料金算出プロセス180aとして機能する。この料金算出プロセス180aは、HDD170から読み出した各種データを適宜RAM180上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、料金算出プロセス180aは、図1または図12に示した制御部内の機能部にて実行される処理、例えば図11や図15に示す処理を含む。また、CPU150上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU150上で動作する必要はなく、処理に必要な処理部のみが仮想的に実現されれば良い。
なお、上記の料金算出プログラム170aについては、必ずしも最初からHDD170やROM160に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ100がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
10 料金算出装置
11 通信I/F部
13 記憶部
13a 道路ネットワーク情報
13b 相乗り情報
13c 交通状況情報
15 制御部
15a 交通状況取得部
15b 相乗り情報更新部
15c 乗車時間算出部
15d 走行距離算出部
15e 乗車時間推定部
15f 時間損失算出部
15g 料金推定部
15h 補填額算出部
15j 料金算出部
15k 課金部

Claims (6)

  1. コンピュータが、
    所定の輸送手段に相乗りする乗員ごとに前記乗員が目的地に到着するまでの第1の乗車時間を算出し、
    前記乗員ごとに前記乗員が相乗りせずに前記目的地まで前記輸送手段を利用する場合における移動距離を算出し、
    前記輸送手段の移動距離から前記乗員が前記目的地に到着するまでの第2の乗車時間を推定し、
    前記第1の乗車時間および前記第2の乗車時間の時間差を前記乗員ごとに算出し、
    前記乗員ごとに算出された時間差を用いて、前記乗員のうち先に降りる乗員が後から降りる乗員へ補填する補填額を算出し、
    前記補填額を用いて各乗員の相乗り料金を算出する
    処理を実行することを特徴とする料金算出方法。
  2. 前記コンピュータが、
    前記乗員ごとに前記乗員が相乗りせずに前記目的地まで前記輸送手段を利用する場合における乗車料金を推定し、
    前記乗員ごとに推定された乗車料金をさらに用いて、各乗員の間で相乗り料金が乗車料金を下回るように、各乗員の相乗り料金を算出することを特徴とする請求項1に記載の料金算出方法。
  3. 前記移動距離を算出する処理として、
    ノード及びリンクに関する情報が定義された道路ネットワーク情報を用いて、前記乗員が相乗りせずに前記目的地まで前記輸送手段を利用する場合における経路を探索した上で当該経路の移動距離を算出し、
    前記第2の乗車時間を推定する処理として、
    リンクごとに当該リンクを通過する移動速度が定義された交通状況情報を用いて、前記経路に含まれる各リンクの通過時間を算出した上で各リンクの通過時間の合計値を算出することによって前記第2の乗車時間を推定することを特徴とする請求項1または2に記載の料金算出方法。
  4. 前記コンピュータが、
    乗員の候補となる乗員候補者、出発地および目的地を含む相乗り要求情報のうち、前記出発地が所定の範囲内である乗員候補者の組合せを抽出し、
    前記乗員候補者が保有する端末装置へ当該乗員候補者の相乗り料金を出力する
    処理をさらに実行し、
    前記第1の乗車時間を算出する処理として、
    前記乗員候補者ごとに前記第1の乗車時間を算出し、
    前記移動距離を算出する処理として、
    前記乗員候補者ごとに前記移動距離を算出し、
    前記第2の乗車時間を推定する処理として、
    前記乗員候補者の第2の乗車時間を推定し、
    前記時間差を算出する処理として、
    前記乗員候補者ごとに前記時間差を算出し、
    前記補填額を算出する処理として、
    前記乗員候補者ごとに算出された時間差を用いて、前記乗員候補者のうち先に降りる乗員候補者が後から降りる乗員候補者へ補填する補填額を算出し、
    前記相乗り料金を算出する処理として、
    各乗員候補者の相乗り料金を算出することを特徴とする請求項1、2または3に記載の料金算出方法。
  5. コンピュータに、
    所定の輸送手段に相乗りする乗員ごとに前記乗員が目的地に到着するまでの第1の乗車時間を算出し、
    前記乗員ごとに前記乗員が相乗りせずに前記目的地まで前記輸送手段を利用する場合における移動距離を算出し、
    前記輸送手段の移動距離から前記乗員が前記目的地に到着するまでの第2の乗車時間を推定し、
    前記第1の乗車時間および前記第2の乗車時間の時間差を前記乗員ごとに算出し、
    前記乗員ごとに算出された時間差を用いて、前記乗員のうち先に降りる乗員が後から降りる乗員へ補填する補填額を算出し、
    前記補填額を用いて各乗員の相乗り料金を算出する
    処理を実行させることを特徴とする料金算出プログラム。
  6. 所定の輸送手段に相乗りする乗員ごとに前記乗員が目的地に到着するまでの第1の乗車時間を算出する算出部と、
    前記乗員ごとに前記乗員が相乗りせずに前記目的地まで前記輸送手段を利用する場合における移動距離を算出する距離算出部と、
    前記輸送手段の移動距離から前記乗員が前記目的地に到着するまでの第2の乗車時間を推定する推定部と、
    前記第1の乗車時間および前記第2の乗車時間の時間差を前記乗員ごとに算出する時間差算出部と、
    前記乗員ごとに算出された時間差を用いて、前記乗員のうち先に降りる乗員が後から降りる乗員へ補填する補填額を算出する補填額算出部と、
    前記補填額を用いて各乗員の相乗り料金を算出する料金算出部と
    を有することを特徴とする料金算出装置。
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