JP2016217769A - 情報表示装置、及び、情報表示方法 - Google Patents

Abstract

【課題】目的地までの経路上に渋滞が発生した場合に、二次電池が空になるおそれを低減する。
【解決手段】本発明の温度制御装置は、電動車両に搭載され、電動車両の二次電池の充電を行う充電スタンドについての情報を表示する情報表示装置であって、電動車両の搭乗者に情報を表示する表示部と、電動車両の現在地から目的地までの経路を決定するナビゲーション部と、電動車両の周辺における渋滞の発生を検知する渋滞検知部と、渋滞検知部により検知された渋滞の発生場所がナビゲーション部により決定される経路上である場合には、予め記憶している複数の充電スタンドのうち、渋滞の発生場所よりも電動車両に向かう手前方向に存在する充電スタンドについての情報を表示させるように表示部を制御する制御部と、を有する。
【選択図】図１

Description

この発明は、情報表示装置、及び、情報表示方法に関する。

近年、環境問題に対する意識の向上に伴い、電気自動車やハイブリッド車両のようなモータが搭載された電動車両が注目されている。このような電動車両は、モータに電力を供給する二次電池を搭載している。

充電スタンドにおいて二次電池の急速充電が行われるが、電動車両の二次電池は容量が大きいため、充電時間は比較的長い。そのため、１つの充電スタンドに電動車両が集中すると、充電スタンドにおける充電待ち時間が長くなってしまう。そこで、充電待ち時間を短くするために、予め充電スタンドを予約する方法が検討されている。

特許文献１には、充電スタンドの予約方法の一例が開示されている。この方法によれば、電動車両が充電スタンドに到着する時刻が到着予約時刻と大きく異なることが判明した場合には、充電スタンドの予約時刻の修正を行うことができる。

特開２０１０−２３０６１５号公報

特許文献１に開示されている予約方法では、充電スタンドに到着するまでの経路において渋滞が発生した場合には、充電スタンドの予約時刻の修正を行うことはできるが、予約済みの充電スタンドとは異なる充電スタンドを予約することはできない。そのため、渋滞が発生することにより予約済みの充電スタンドへの到着が大きく遅れる場合などには、二次電池が空になるおそれがある。

本発明の目的は、目的地までの経路上に渋滞が発生する場合に、電動車両に搭載される二次電池が空になるおそれを低減することができる情報表示装置、及び、情報表示方法を提供することである。

本発明の一態様によれば、電動車両に搭載され、該電動車両の二次電池の充電を行う充電スタンドについての情報を表示する情報表示装置であって、電動車両の搭乗者に情報を表示する表示部と、電動車両の現在地から目的地までの経路を決定するナビゲーション部と、電動車両の周辺における渋滞の発生を検知する渋滞検知部と、制御部と、を有する。

制御部は、渋滞検知部により検知された渋滞の発生場所が経路上である場合には、予め記憶している複数の充電スタンドのうち、渋滞の発生場所よりも電動車両に向かう手前方向に存在する充電スタンドについての情報を表示させるように表示部を制御する。

この態様によれば、情報表示装置の表示部には、渋滞の発生場所よりも手前方向に存在する充電スタンドについての情報が表示されることになる。そのため、渋滞の発生により到着時間の影響がでない場所に存在する充電スタンドの選択が容易となる。このようにして、二次電池が空になる前に充電スタンドに到着することが可能となり、二次電池が空になるおそれを低減することができる。

図１は、本発明の第１実施形態における情報表示装置に関する構成を示すブロック図である。 図２は、第１実施形態の情報表示装置のコントローラにより行われる情報表示制御を示すフローチャートである。 図３は、第１実施形態の情報表示装置の表示部に表示される充電スタンドについての情報の一例を示す図である。 図４は、本発明の第２実施形態におけるコントローラにより行われる情報表示制御を示すフローチャートである。

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。

（第１実施形態）
図１は、本願発明の第１実施形態における情報表示装置に関する構成を示すブロック図である。

図１には、電動車両などに搭載される情報表示装置１と、交通情報を配信する交通情報配信システム２と、電動車両の二次電池の充電を行う充電スタンド３２を管理する充電スタンド管理システム３とが示されている。情報表示装置１は、交通情報配信システム２から交通情報を受信可能であるとともに、充電スタンド管理システム３と通信可能な構成である。

情報表示装置１は、充電スタンド３２についての情報を表示する機能とともに、一般的なナビゲーション機能を有する。情報表示装置１は、ＦＭアンテナ１１と、通信部１２と、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）アンテナ１３と、表示部１４と、操作部１５と、コントローラ１６とを有する。

ＦＭアンテナ１１は、交通情報配信システム２から配信される電動車両の周辺の交通情報を受信する。

通信部１２は、インターネットなどの広域通信網を介して充電スタンド管理システム３と通信可能に構成されている。また、通信部１２は、電動車両に設置された専用の通信器でもよいし、搭乗者の携帯電話でもよい。

ＧＰＳアンテナ１３は、ＧＰＳ衛星から電動車両の現在地を求めるのに必要なＧＰＳ信号を受信する。

表示部１４は、例えば、ディスプレイであり、電動車両の搭乗者に対して、地図や充電スタンド３２についての情報を表示する。

操作部１５は、例えば、ボタンであり、電動車両の搭乗者の操作を受け付ける。なお、表示部１４と操作部１５とは、タッチパネルのように、一体となって構成されてもよい。

コントローラ１６は、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、及び、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）を有するマイクロコンピュータである。コントローラ１６は、渋滞検知部１６１と、予約実行部１６２と、現在地取得部１６３と、ナビゲーション部１６４と、制御部１６５と、表示ドライバ１６６と、操作ドライバ１６７とを有する。

渋滞検知部１６１は、ＦＭアンテナ１１を介して、交通情報配信システム２から配信される交通情報を取得する。そして、渋滞検知部１６１は、取得した交通情報を用いて、電動車両の周辺における渋滞の発生を検知する。渋滞検知部１６１が取得する交通情報は、例えば、ＶＩＣＳ（Ｖｅｈｉｃｌｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ、登録商標）情報や、ＤＳＲＣ（Ｄｅｄｉｃａｔｅｄ Ｓｈｏｒｔ Ｒａｎｇｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）情報である。なお、渋滞検知部１６１は、車間通信によるプローブ情報を用いて交通情報を検知してもよい。

予約実行部１６２は、通信部１２を用いて広域通信網と接続し、広域通信網を介して充電スタンド管理システム３の管理センター３１にアクセスする。そして、予約実行部１６２は、管理センター３１に対して、充電スタンド３２の予約を実行する。また、予約実行部１６２は、管理センター３１から充電スタンド３２の予約状況や、満空情報、充電能力の情報などを受信する。

現在地取得部１６３は、ＧＰＳアンテナ１３を用いて受信したＧＰＳ信号を用いて電動車両の現在地を求める。なお、現在地取得部１６３は、ＧＰＳ以外の方法を用いて、電動車両の現在地を求めてもよい。

ナビゲーション部１６４は、道路を示す地図情報を記憶しており、目的地が設定されると、電動車両の現在地から目的地までの経路を決定する。また、充電スタンド３２が予約されている場合には、ナビゲーション部１６４は、その予約済みの充電スタンド３２を経由して目的地に到着するまでの経路を決定する。そして、ナビゲーション部１６４は、その経路の道幅、勾配、路面状況などに応じて電動車両の走行状況を求め、その走行状況に基づいて目的地に到着するまでの所要時間を算出する。

操作ドライバ１６７は、操作部１５が搭乗者の操作を受け付けると、搭乗者の操作を示す情報を制御部１６５に出力する。

制御部１６５は、表示ドライバ１６６を介して、表示部１４に、地図や充電スタンド３２などについての情報を表示させる。また、制御部１６５は、コントローラ１６全体を制御する。

表示ドライバ１６６は、制御部１６５による制御に応じた画像を、表示部１４に表示させる。

このように、制御部１６５は、コントローラ１６の各構成と接続されており、渋滞検知部１６１、予約実行部１６２、現在地取得部１６３、ナビゲーション部１６４、及び、操作ドライバ１６７からの入力に応じて、充電スタンドについての情報を表示させるように、表示部１４を制御する。

交通情報配信システム２は、渋滞や交通規制などの交通情報を、ＦＭ多重放送などを用いて電動車両に搭載された情報表示装置１に配信する。

充電スタンド管理システム３は、管理センター３１と、複数の充電スタンド３２とからなる。

管理センター３１は、広域通信網と接続可能な構成であり、情報表示装置１からの充電スタンド３２の予約状況の照会や、充電スタンド３２の予約などの要求を受け付け、その要求に応じた動作を行う。また、管理センター３１は、各充電スタンド３２の設置場所、満空情報、使用状況、予約状況、充電能力、及び、充電料金などを管理する。

充電スタンド３２は、電動車両に備えられた二次電池を充電する。充電スタンド３２は、充電スタンド３２の使用状況や、充電能力の情報や、充電料金などの情報を管理センター３１に送信する。

図２は、本発明の情報表示装置１のコントローラ１６により実行される情報表示制御を示すフローチャートである。この情報表示制御は、所定の周期で繰り返し実行される。また、以下では、情報表示装置１には、搭乗者によって目的地が設定されているとともに、充電スタンド３２のうちの１つが予約されているものとして説明をする。

まず、Ｓ２０１において、ナビゲーション部１６４は、記憶している地図情報、渋滞検知部１６１により収集される交通情報、及び、現在地取得部１６３により取得される電動車両の現在地の情報を用いて、電動車両が現在地から予約済みの充電スタンド３２を経由して目的地に到着するまでの経路を決定する。

次に、Ｓ２０２において、制御部１６５は、渋滞検知部１６１により検知される渋滞の発生場所が、ナビゲーション部１６４により決定された経路上における、電動車両の現在地と予約済みの充電スタンド３２との間であるか否かを判定する。

渋滞の発生場所が現在地と充電スタンド３２との間でない場合には（Ｓ２０２：Ｎｏ）、渋滞の影響を受けずに電動車両は充電スタンド３２に到着できるため、制御部１６５は、二次電池が空になる前に充電可能と判断し、情報表示制御を終了する。

一方、渋滞の発生場所が現在地と充電スタンド３２との間である場合には（Ｓ２０２：Ｙｅｓ）、渋滞の発生により電動車両の充電スタンド３２への到着が遅れるおそれがあるため、制御部１６５は、充電スタンド３２に到着するまでに二次電池が空になるおそれがあると判断し、Ｓ２０３の処理に進む。

次に、Ｓ２０３において、制御部１６５は、予約実行部１６２により管理されている充電スタンド３２の中から、渋滞の発生場所から電動車両に向かう方向である手前方向に存在する充電スタンド３２を抽出する。そして、制御部１６５は、抽出した充電スタンド３２のうち、渋滞の発生場所よりも手前方向に所定の距離内にある充電スタンド３２についての情報を、表示ドライバ１６６を介して表示部１４に表示させる。また、渋滞の発生場所が現在地から近い場合には、抽出した充電スタンド３２の全てについての情報を表示させてもよい。なお、発生している渋滞が長い場合には、制御部１６５は、渋滞の開始位置から手前方向に存在する充電スタンド３２を抽出する。

ここで、具体的な表示部１４における表示について図３を用いて説明する。

図３は、Ｓ２０３において表示部１４に表示される情報の一例を示す図である。

図３に示すように、表示部１４には、充電スタンド３２の名称だけでなく、渋滞の発生場所からの充電スタンド３２までの距離、充電スタンド３２への到着予定時刻、充電スタンド３２の予約状況、充電スタンド３２に到着時の予測残走行距離（ＤＴＥ：Ｄｉｓｔａｎｃｅ ｔｏ Ｅｍｐｔｙ）が表示される。

なお、渋滞の発生場所から充電スタンド３２までの距離、及び、充電スタンド３２への到着予定時刻は、ナビゲーション部１６４により算出される。また、充電スタンド３２への到着時の予測残走行距離は、現在の残走行距離から、現在地から充電スタンド３２までの距離を減ずることにより求めることができる。充電スタンド３２の予約状況は、予約実行部１６２が管理センター３１から得ることができる。

図３は、表示部１４の一例であり、表示部１４には、図３に示された情報のうちの一部が表示されてもよい。また、表示部１４に、さらに、充電スタンド３２の充電能力、及び、充電料金を表示してもよい。

ここで、再び、図２に戻り、Ｓ２０４以降の処理について説明する。

次に、Ｓ２０４において、制御部１６５は、操作ドライバ１６７を介して、搭乗者による操作部１５に対する操作を受け付ける。例えば、制御部１６５は、表示部１４に表示されている複数の充電スタンド３２のうちの１つの充電スタンド３２を選択する旨の操作や、表示部１４における充電スタンド３２についての情報の表示を取り消す旨の操作などを受け付ける。なお、制御部１６５は、このような操作を受け付けた場合や、所定の期間操作を受け付けなかった場合には、Ｓ２０４の処理を終えてＳ２０５へと進む。

次に、Ｓ２０５において、制御部１６５は、新たな充電スタンド３２の予約が必要か否かを判定する。

例えば、Ｓ２０４において、搭乗者による１つの充電スタンド３２を選択する操作が受け付けられた場合等には、制御部１６５は、その選択された充電スタンド３２を新たに予約する必要があると判定する。

これに対して、Ｓ２０４において、表示部１４における充電スタンド３２についての情報の表示を取り消す旨の操作が受け付けられた場合等には、制御部１６５は、新たに充電スタンド３２の予約は必要でないと判定する。

新たに充電スタンド３２を予約する必要がない場合には（Ｓ２０５：Ｎｏ）、制御部１６５は、搭乗者が充電する充電スタンド３２の変更を希望していないと判断し、情報表示制御を終了する。

一方、新たに充電スタンド３２を予約する必要がある場合には（Ｓ２０５：Ｙｅｓ）、制御部１６５は、搭乗者が選択した充電スタンド３２の予約を希望していると判断し、Ｓ２０６の処理に進む。

Ｓ２０６において、制御部１６５は、予約実行部１６２に予約処理を実行させる。具体的には、予約実行部１６２は、通信部１２を介して管理センター３１にアクセスし、予約済みの充電スタンド３２の予約を取り消すとともに、搭乗者により選択された充電スタンド３２を新たに予約する。

なお、図２において、予め予約されている充電スタンド３２があることを前提とした情報表示制御を示したがこれに限らない。予め予約されている充電スタンド３２がなくてもよい。

このような場合には、ナビゲーション部１６４は現在地から目的地までの経路を決定する（Ｓ２０１）。そして、制御部１６５は渋滞検知部１６１により検知される渋滞の発生場所が、経路上であるか否かを判定する（Ｓ２０２）。渋滞の発生場所が経路上である場合には（Ｓ２０２：Ｙｅｓ）、渋滞発生場所よりも手前方向に存在する充電スタンド３２が表示される（Ｓ２０３）。Ｓ２０４及びＳ２０５については前述と同様の処理を行う。そして、予約実行部１６２によって、選択された充電スタンド３２の予約のみが実行される（Ｓ２０６）。

なお、図２に示す情報表示制御のＳ２０３において、制御部１６５は、渋滞の発生場所よりも手前方向に存在する充電スタンド３２のうち、渋滞の発生場所から所定の距離内にある充電スタンド３２についての情報を表示部１４に表示させたがこれに限らない。制御部１６５は、渋滞の発生場所よりも手前方向に存在する充電スタンド３２のうち、二次電池が空になる前に到着可能な範囲に存在する充電スタンド３２についての情報を表示部１４に表示させてもよい。

上述した第１実施形態の情報表示装置１によれば、以下の効果を奏する。

情報表示装置１では、経路上で渋滞が発生した場合には（Ｓ２０２：Ｙｅｓ）、渋滞の発生場所よりも手前方向に存在する充電スタンド３２についての情報が表示部１４に表示される（Ｓ２０３）。搭乗者は、渋滞の影響を受けずに到着できる充電スタンド３２がわかるため、二次電池が空になる前に充電スタンド３２において二次電池を充電することができるようになる。したがって、二次電池が空になり電動車両が走行できなくなるおそれを低減することができる。

また、情報表示装置１では、充電スタンド３２を経由する予定がなく、経路上で渋滞が発生した場合には（Ｓ２０２：Ｙｅｓ）、渋滞の発生場所よりも手前方向に存在する充電スタンド３２が表示部１４に表示される（Ｓ２０３）。ここで、充電スタンド３２にて充電している間に渋滞が緩和することがある。そのような場合には、表示された充電スタンド３２のいずれかに立ち寄ることができるため、目的地までの到着時間が大幅に遅くなることなく、二次電池を充電することができる。

また、情報表示装置１では、予め予約されている充電スタンド３２があり、経路上で渋滞が発生した場合には（Ｓ２０２：Ｙｅｓ）、渋滞の発生場所よりも手前方向に存在する充電スタンド３２が表示部１４に表示される（Ｓ２０３）。搭乗者は、渋滞の影響を受けずに到着できる充電スタンド３２がわかるため、二次電池が空になる前に二次電池を充電できるようになり、二次電池が空になるおそれを低減することができる。

また、情報表示装置１では、渋滞の発生場所よりも手前方向に所定の距離内にある充電スタンド３２が表示される（Ｓ２０３）。そのため、表示部１４に表示される充電スタンド３２が多くなりすぎることはなく、搭乗者による充電スタンド３２の選択が容易になる。

また、搭乗者により選択された充電スタンド３２に到着する前に渋滞が緩和されれば、充電スタンド３２を経由する必要はない。本実施形態では、渋滞の発生場所から所定の距離にある、すなわち、電動車両の現在地から遠くにある、充電スタンド３２が表示されることにより、選択される充電スタンド３２に到着する前に渋滞が緩和する可能性が高くなる。そのため、目的地までの所要時間を短縮できる可能性を高めることができる。

また、情報表示装置１では、制御部１６５が新たな予約が必要と判断すると（Ｓ２０５：Ｙｅｓ）、予約実行部１６２を介して新たに充電スタンド３２が予約される（Ｓ２０６）。このように、搭乗者は、新たに予約する充電スタンド３２を選択する操作のみで、充電スタンド３２の予約を行うことができる。したがって、充電スタンド３２を確実に予約することができるため、二次電池が空になるおそれを低減することができる。

また、情報表示装置１では、予約実行部１６２は、新たな予約を行う場合において、予め予約している充電スタンド３２があれば、予め予約されている充電スタンド３２の予約を取り消す（Ｓ２０６）。このように、搭乗者による充電スタンド３２の予約の取り消しの操作を省略することができるため、搭乗者の利便性の向上を図ることができる。また、充電スタンド３２の不要な予約を確実に取り消すことができる。

また、情報表示装置１では、図３に示すように、表示部１４には、充電スタンド３２についての情報として、充電スタンド３２の名称、充電スタンド３２から渋滞の発生場所までの距離、充電スタンド３２への到着予定時刻、充電スタンド３２に到着時の予測残走行距離、及び、充電スタンド３２の予約状況が表示される。

そのため、搭乗者は、充電スタンド３２についてより多くの情報を得ることにより、嗜好に応じた充電スタンド３２を選択できる。例えば、搭乗者は、休憩を必要としている場合には、到着予定時刻が最も早い充電スタンド３２を選択することができる。また、例えば、搭乗者は、到着時の予測残走行距離を用いることにより、余裕をもって到着できる充電スタンド３２を選択することができる。

（第２実施形態）
第１実施形態においては、制御部１６５が、渋滞の発生場所よりも手前方向に存在する充電スタンド３２を表示部１４に表示させる例について説明した。本実施形態においては、渋滞の発生場所から手前方向に最も近い充電スタンド３２を表示部１４に表示させる例について説明する。

第２実施形態の情報表示装置１の構成は、第１実施形態の情報表示装置１と同等の構成である。そのため、第１実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。

図４は、第２実施形態の情報表示装置１のコントローラ１６により実行される情報表示制御を示すフローチャートである。図４に示すフローチャートは、図２に示したフローチャートと比較すると、Ｓ２０３〜Ｓ２０６が削除され、Ｓ４０１及びＳ４０２が追加されている。

Ｓ４０１において、制御部１６５は、予約実行部１６２により管理されている充電スタンド３２の中から、渋滞の発生場所（又は、渋滞の開始位置）から手前方向に最も近い場所に存在する充電スタンド３２を選択する。そして、制御部１６５は、渋滞の発生場所から最も近い充電スタンド３２についての情報を、表示ドライバ１６６を介して表示部１４に表示させる。

次に、Ｓ４０２において、予約実行部１６２は、通信部１２を介して、管理センター３１にアクセスし、予約済みの充電スタンド３２の予約を取り消すとともに、渋滞の発生場所に最も近い充電スタンド３２を新たに予約する。

上述した第２実施形態によれば、以下の効果を奏する。

情報表示装置１では、第１実施形態と同様に、経路上で渋滞が発生した場合には、渋滞の発生場所よりも手前方向に存在する充電スタンド３２についての情報が表示部１４に表示されるため、二次電池の充電する機会を得やすくなり、二次電池が空になるおそれを低減することができる。

また、情報表示装置１では、渋滞の発生場所から手前方向に最も近い場所に存在する充電スタンド３２が表示される（Ｓ４０１）。このように表示される充電スタンド３２は渋滞の影響を受けずに到着可能な範囲、かつ、電動車両の現在地から遠い位置に存在している。また、渋滞は一定時間経過すると緩和する可能性が高い。したがって、表示される充電スタンド３２は、到着するまでに時間を要するため、到着するまでの間に渋滞が緩和する可能性が高い。

電動車両が表示部１４に表示された充電スタンド３２に到着するまでに渋滞が緩和していれば、その充電スタンド３２に立ち寄る必要はない。一方、電動車両がその充電スタンド３２に到着するまでに渋滞が緩和していなければ、その充電スタンド３２に立ち寄り、渋滞の緩和を待つことができる。このように、到着するまでに渋滞が緩和される可能性が最も高く、搭乗者の選択肢が広くなるような充電スタンドが表示されることにより、搭乗者の利便性の向上を図ることができる。

また、情報表示装置１では、渋滞の発生場所に最も近い充電スタンド３２を新たに予約する（Ｓ４０２）。そのため、搭乗者による充電スタンド３２を選択する操作を省略することができるため、搭乗者の利便性を向上させることができる。

なお、第１及び第２実施形態において、Ｓ２０２にて、さらにナビゲーション部１６４により渋滞を回避する経路を探索させてもよい。このような場合には、ナビゲーション部１６４は、渋滞を回避する経路を見つけると、情報表示処理を終了する。このようにすることにより、目的地までの所要時間を短くすることができる。

以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。

なお、上記実施形態は、適宜組み合わせ可能である。

１ 情報表示装置
２ 交通情報配信システム
３ 充電スタンド管理システム
１１ ＦＭアンテナ
１２ 通信部
１３ ＧＰＳアンテナ
１４ 表示部
１５ 操作部
１６ コントローラ
３１ 管理センター
３２ 充電スタンド
１６１ 渋滞検知部
１６２ 予約実行部
１６３ 現在地取得部
１６４ ナビゲーション部
１６５ 制御部
１６６ 表示ドライバ
１６７ 操作ドライバ

Claims (9)

1. 電動車両に搭載され、該電動車両の二次電池の充電を行う充電スタンドについての情報を表示する情報表示装置であって、
   前記電動車両の搭乗者に情報を表示する表示部と、
   前記電動車両の現在地から目的地までの経路を決定するナビゲーション部と、
   前記電動車両の周辺における渋滞の発生を検知する渋滞検知部と、
   前記渋滞検知部により検知された渋滞の発生場所が前記経路上である場合には、予め記憶している複数の充電スタンドのうち、前記渋滞の発生場所よりも前記電動車両に向かう手前方向に存在する充電スタンドについての情報を表示させるように前記表示部を制御する制御部と、を有する、
   ことを特徴とする情報表示装置。
2. 請求項１に記載の情報表示装置であって、
   前記ナビゲーション部は、前記記憶されている複数の充電スタンドのうちの１つの充電スタンドが経由地として設定されると、該充電スタンドを経由する経路を決定し、
   前記制御部は、前記渋滞の発生場所が現在地と前記経由する充電スタンドとの間である場合には、前記渋滞の発生場所から手前方向に存在する充電スタンドについての情報を前記表示部に表示させる、
   ことを特徴とする情報表示装置。
3. 請求項１又は２に記載の情報表示装置であって、
   前記制御部は、前記渋滞の発生場所よりも手前方向に所定の距離内にある充電スタンドについての情報を、前記表示部に表示させる、
   ことを特徴とする情報表示装置。
4. 請求項１から３のいずれか１項に記載の情報表示装置であって、
   前記搭乗者からの操作を受け付ける操作部と、
   特定の充電スタンドに対して予約を実行する予約実行部と、をさらに有し、
   前記予約実行部は、前記操作部が前記表示部により表示される充電スタンドのうちの１つの充電スタンドを選択する操作を受け付けると、該選択された充電スタンドを予約する、
   ことを特徴とする情報表示装置。
5. 請求項１又は２に記載の情報表示装置であって、
   前記制御部は、前記渋滞の発生場所から手前方向に最も近い充電スタンドについての情報を、前記表示部に表示させる、
   ことを特徴とする情報表示装置。
6. 請求項５に記載の情報表示装置であって、
   特定の充電スタンドに対して予約を実行する予約実行部を、さらに有し、
   前記予約実行部は、前記最も近い充電スタンドを予約する、
   ことを特徴とする情報表示装置。
7. 請求項４又は６に記載の情報表示装置であって、
   前記予約実行部は、予め予約している充電スタンドとは異なる充電スタンドを予約する場合には、該予め予約している充電スタンドの予約を取り消す、
   ことを特徴とする情報表示装置。
8. 請求項１から７のいずれか１項に記載の情報表示装置であって、
   前記充電スタンドについての情報は、前記渋滞の発生場所から前記充電スタンドまでの距離、前記電動車両が前記充電スタンドに到着する予定時刻、前記電動車両が前記充電スタンドに到着する時点で走行可能な距離、及び、前記充電スタンドの予約状況のうちの少なくとも１つを含む、
   ことを特徴とする情報表示装置。
9. 電動車両に搭載される表示部に、該電動車両の二次電池の充電を行う充電スタンドについての情報を表示する情報表示方法であって、
   前記電動車両の現在地から目的地までの経路を決定するナビゲーションステップと、
   前記電動車両の周辺における渋滞の発生を検知する渋滞検知ステップと、
   前記渋滞の発生場所が前記経路上である場合には、前記渋滞の発生場所よりも前記電動車両に向かう手前方向に存在する充電スタンドについての情報を前記表示部に表示する表示ステップと、を有する、
   ことを特徴とする情報表示方法。

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