JP7280672B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、予約管理装置、予約管理方法及びコンピュータプログラムに関する。
EV(Electric Vehicle:電気自動車)向け情報提供システムは、EVの高速道路(有料道路)利用時に、地図情報を参照し、EVの到達可能範囲を精度良く予測して、ユーザに利用すべきサービス/パーキングエリア(SA/PA)を推奨、および予約するシステムである。EVが電欠にならないよう効率よく、充電設備のあるSA/PAを利用できる計画を作成する必要がある。
しかしながら、道路の混雑や他のEVの待ち状態を計画に適性に反映させることができず、特定のSA/PAに予約がかたよる問題や、長い待機時間がEVのユーザにかかる問題がある。また、ユーザが行きたいSA/PAが推奨されない問題もある。このような場合、充電器の稼働率に大きな偏りが発生して、稼働率の高い充電器が急激に劣化したり、稼働率の低い充電器の維持管理コストが高くなったりする。また、ユーザが計画に不便を感じることがある。
特開2011-203174号 特開2013-171524号
本発明の実施形態は、エネルギー供給器の稼働率を平準化可能なまたはユーザの不満の少ないエネルギー供給計画を可能とする予約管理装置、予約管理方法およびコンピュータプログラムを提供する。
本発明の実施形態に係る予約管理装置は、複数のエネルギー供給地点を含む交通路を移動する移動体にエネルギー供給を行う前記エネルギー供給地点と前記エネルギー供給を行うエネルギー供給時間とに関する予約を管理する予約管理部と、前記予約の履行状況に応じて、前記移動体のユーザにインセンティブまたはペナルティを付与する算出部と、を備える。
実施形態に係る予約管理装置のブロック図。 実施形態に係る通信システムを示す図。 経路情報の一例を示す図。 経路情報のネットワーク構造の例を示す図。 トラフィックカウンタ管理情報の例を示す図。 気象情報の例を示す図。 道路管制情報の一例を示す図。 車両情報の一例を示す図。 予約情報DB(データベース)の一例を示す図。 I/P(インセンティブ/ペナルティ)情報DBの例を示す図。 走行管理部で管理するデータ例を示す図。 第1の実施例に係るモード選択充電計画案の作成例を示す図。 モード選択充電計画案の例を示す図。 図13の画面から遷移する画面の例を示す図。 図14の画面から遷移する画面の例を示す図。 EV向け情報提供システム画面の例を示す図。 図13の画面から遷移する画面の例を示す図。 図17の画面から遷移する画面の例を示す図。 モード選択充電計画案の他の例を示す図。 図14の画面から遷移する画面の例を示す。 経路の再探索が可能なモード選択充電計画案のアプリ画面の例を示す図。 経路の再探索後に表示される画面の例を示す図。 図22の画面から遷移する画面の例を示す図。 第2の実施例に係る予約管理装置の動作の一例を示すフローチャート。 第2の実施例に係る充電予約画面の例を示す図。 充電の予約を行う例を示す図。 予約完了後の充電予約画面の例を示す図。 充電地点および充電地点が指定された場合の充電予約画面の例を示す図。 充電計画DBの例を示す図。 ユーザが充電予約を行う場合の処理の一例のフローチャート。 アプリにおけるEV向け情報提供システム条件の入力画面の例を示す図。 アプリにおけるその他の条件の入力画面の例を示す図。 ユーザが充電予約を行う場合の処理の他の例のフローチャート。 充電計画部が充電計画の再作成(更新)を行う場合の処理の一例のフローチャート。 充電時間および充電地点の少なくとも一方の変更をユーザに通知する場合のユーザのアプリの画面例を示す図。 ユーザが間に合わないと判断された場合にその旨の通知をアプリに表示させる例を示す図。 充電時間の変更を行う場合のアプリの操作例を示す図。 予約を削除する場合のアプリの操作例を示す図。 充電計画部が充電計画の再作成(更新)を行う場合の処理の他の例のフローチャート。 I/P算出部の処理の一例のフローチャート。 充電予約の変更の通知と同時にペナルティを通知するアプリ画面の例を示す図。 予約の権利を剥奪する場合のアプリ画面の例を示す図。 予約のキャンセル回数に応じて、ユーザに付与するペナルティの内容を決定する処理のフローチャート。 ユーザが充電地点で充電を行う場合の動作例を示す図。 図44に続く説明図。 充電予約端末の操作例を説明するための図。 充電予約端末の操作例を説明するための図。 充電予約端末の操作例を説明するための図。 充電予約端末の操作例を説明するための図。 充電予約端末の操作例を説明するための図。 充電予約端末の操作例を説明するための図。 充電予約端末の操作例を説明するための図。 第2の実施例に係る予約管理装置の動作の一例を示すフローチャート。 実施形態に係る予約管理装置のハードウェア構成を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の説明は、移動体として電気自動車(以下、EV)を例に説明するが、EV以外の移動体でもよい。そのような移動体の例として、電車、ハイブリッド車、燃料電池車、飛行機、ドローン、電動バイク、ディーゼル機関を持つ車、船などがある。
EVは、電池の充電電力(充電エネルギー)を使用して、交通路である道路を走行し、様々な地点に移動する。本実施形態ではEVの地点として主にEVが充電を行う地点であるエネルギー供給地点(例えばサービスエリア/パーキングエリア(SA/PA))を扱う。ただし、本実施形態の地点は、エネルギー供給地点に限られずに、地図上の任意の地点でかわない。例えば自宅でもよいし、飲食店でもよいし、販売店でもよいし、EVのユーザが任意に指定した地点でもよい。
EVは、エネルギー供給地点(以下、供給地点または充電地点と記載する)で電力を供給され、供給された電力を電池に蓄積する。EVは電池に蓄積された電力を使用して移動する。EVは、電池の電力が無くなる前に、次の供給地点に移動し、そこで電力の供給を受ける必要がある。このようにEVは、各供給地点で充電を行いつつ、目的地へ移動する。なお、供給地点には1つまたは複数の充電器(エネルギー供給器)が設置されており、EVは、任意の充電器と有線または無線で接続して、電力の供給を受ける。
なお、本実施形態では移動体がEVの場合を想定するため、エネルギー供給は充電、供給地点は充電スタンド、エネルギー供給器は充電器になるが、移動体がガソリン車であれば、エネルギー補給を燃料補給、供給地点をガソリンスタンドおよび燃料補給器に読み替えればよい。また、移動体が飛行機またはドローン等であれば、道路を航空路、船であれば航路と読み替えればよい。このようにEV以外の移動体に対しても、本実施形態と同様の処理が可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る予約管理装置のブロック図である。図1の予約管理装置101は、通信部11、EV管理部13、ユーザDB(データベース)14、地図情報管理部15、道路管制情報管理部16、充電器情報管理部17、気象情報管理部18、車両情報管理部19、システムDB20、制御部21、予約管理部23、予約DB24、I/P(インセンティブ/ペナルティ)情報管理部25、I/P情報DB26を備える。また予約管理装置101は、I/P料金管理部31、充電管理部32、走行管理部41、I/P算出部(算出部)51、IP計画DB52、充電計画部71、充電計画DB72を備えている。
その他、予約管理装置101は、オペレータが予約管理装置101に指示またはデータを入力する入力手段、データをオペレータに表示する表示手段を備えていてもよい。入力手段の例としてキーボード、マウス、タッチパネル、音声入力用のマイク等がある。表示手段の例として、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、CRT(ブラウン管)、及びPDP(プラズマディスプレイ)等がある。オペレータが予約管理装置101を操作しない場合はこれらの入力手段および出力手段は不要である。
予約管理装置101は、高速道路(有料道路)を走行するEVのユーザに対してエネルギー供給地点の予約機能を提供する予約機能付きEV向け情報提供システムを実現する。予約管理装置101は、一例として施設管理会社または交通管制局などに設置される。ただし、予約管理装置101は、EVのカーナビゲーションシステム(以下、カーナビ)に組み込まれてもいし、路側に設置されることも排除されない。路側に配置される場合、オペレータは予約管理装置101をリモート操作してもよい。
通信部11は、通信ネットワークを介して、種々の情報装置、種々のサーバ、充電器管理システム、料金決済システムと通信を行う。
図2に予約管理装置101、種々の情報装置、種々のサーバ、充電器管理システム、料金決済システムを備えた通信システムを示す。図2に示すように、予約管理装置101は、通信ネットワーク220を介して、情報装置201A~201N、サーバ211A~211N、充電器管理システム90、料金決済システム91と接続されている。通信ネットワーク220は、有線または無線またはこれらのハイブリッドのネットワークである。通信ネットワーク220は、無線LANのアクセスポイント等の中継装置を含んでいてもよい。
情報装置201A~201Nは、例えばユーザが保持している通信端末または携帯端末(スマートフォン、タブレット装置、携帯電話、ノートPC等)、EVに搭載されているカーナビゲーションシステム等の車載装置、EVが充電を行う供給地点に設置された充電器、ITSスポット(ETC2.0装置)、充電予約端末(後述する図46~図52参照)である。情報装置201A~201Nは予約管理装置101とリアルタイムに通信可能でもよい。ユーザが操作する情報装置(通信端末またはカーナビゲーションシステム等)には、本実施形態に係るEV向け情報提供システムのサービス(以下、本サービス)を利用するためのアプリケーション(以下、アプリ)がインストールされている。ただし、ウェブページを介して、ユーザに本サービスを提供する構成も可能であり、その場合は、上記アプリのインストールは不要である。ETC2.0装置は、通信端末およびカーナビの少なくとも一方と通信可能な通信装置であり、例えば、複数の所定のスポットに配置される。所定のスポットはITSスポットでもよいし、経路に沿った箇所でもよいし、高速道路のサービスエリア、料金所、建物などでもよい。ETC装置2.0は、供給地点の入口と出口に設けられてもよく、この場合、EVの入場時刻、出場時刻、入場台数および出場台数を検出してもよい。通信端末は、ユーザが運転しているEVの他の乗車者(例えば助手席に座っている人)が操作してもよい。あるいはユーザが通信端末を操作し、他の代行者がEVを運転してもよい。通信端末への入力は手入力でも音声入力でもよい。充電予約端末はアプリ以外で充電の予約を行うための端末であり、一例として通信端末を保持していないユーザによって利用される。以下では、情報装置201A~201Nを情報装置201と総称する。
サーバ211A~211Nは、地図情報を管理する地図情報管理サーバ、気象情報を管理する気象情報管理サーバ、車両情報を管理する車両情報管理サーバ、充電器情報を管理する充電器情報サーバ、道路管制情報を管理する道路管制情報サーバ等である。ここで挙げた以外のサーバが配置されていてもよい。以下ではこれらのサーバを総称してサーバ211と記載する。
充電器管理システム90は、各供給地点に設置された充電器を管理および制御する。各供給地点の充電器の近傍には充電器管理システム90の端末が設置されており、ユーザはこの端末を操作して実際の充電のための操作を行ってもよい。あるいは、ユーザのアプリの操作により充電器管理システム90に対する充電のための操作を行ってもよい。充電器管理システム90は予約管理装置101とやり取りすることで、ユーザに対する充電を実行するかを判断する。例えばユーザに対して充電の予約が行われていることを確認できた場合や、予約が入っていないが充電器が空いている場合のみ、充電を実行する。
料金決済システム91は、ユーザの充電の充電料金(請求額)を管理する。料金決済システム91は、各ユーザの充電料金の決済処理を行う。各ユーザへの実際の請求は、クレジットカード会社を介した請求、各ユーザへの請求書の送付、銀行引き落とし、電子マネーや仮想通貨による支払い等、任意の手段により行うことが考えられる。
図1のEV管理部13は、本サービスを利用するユーザのアプリと通信して、ユーザから要求またはデータを受信したり、ユーザに要求またはデータを送信したりする。また、EV管理部13は、本サービスを利用するユーザおよびユーザが利用するEVの情報を管理する。事前にEV管理部13は、本サービスの利用を希望するユーザに対してユーザ登録を行ってもよい。ユーザはアプリを起動して、EV管理部13と通信することで、ユーザ登録を行うことができる。EV管理部13は、ユーザに対してユーザID(EV_ID)を発行する。EV管理部13は、ユーザの情報(パスワード)やユーザが利用するEVの情報(車種、電池容量、バッテリー劣化度、累計走行距離、タイヤの種類等)を取得し、これらをユーザ情報とする。ユーザIDとユーザ情報とを関連づけて、ユーザDB14に登録する。ユーザIDをユーザ情報に含めて定義してもよい。
また、EV管理部13は、ユーザの情報装置201(スマートフォン等)から本サービスの利用登録要求を受信し、本サービスを開始するための利用登録を行う。例えば、ユーザは外出時に自宅またはEVの中等で、情報装置201を操作して、本サービスを受けるために必要な情報を含む利用登録要求をEV管理部13に送信する。例えば、走行日時(出発IC(インターチェンジ)の流入予定日時、自宅の出発予定日時など)、出発地(高速道路の出発IC等)、目的地(目的IC等)、EVの電池容量(ユーザ登録時に通知済みの場合は省略してもよい)、バッテリー劣化度(ユーザ登録時に通知済みの場合は省略してもよい)、EVの電池残量、エアコン使用状況(オン/オフ、設定モード、温度設定など)、累積走行距離(ユーザ登録時に通知済みの場合は省略してもよい)、タイヤの種類(ユーザ登録時に通知済みの場合は省略してもよい)、乗車人数等の情報を送信する。出発地および目的地以外に、経由する地点(経由するIC等)の情報が含まれてもよい。これらの情報は、情報装置201がスマートフォン等であればユーザが入力した情報を送信してもよいし、カーナビであれば、カーナビに設定されている情報を送信してもよい。取得したこれらの情報を利用登録情報と称する。EV管理部13は、今回のサービス利用に対してID(走行ID)を発行し、走行IDを利用登録情報と関連づけて、ユーザDB14に格納する。
また、EV管理部13は、利用登録後のユーザの情報装置201と通信して、GPSの位置情報、現在時刻、電池の残存電力量(電池残量)、エアコン使用状況等の情報を取得し、走行管理部41に通知する。当該情報の取得は、走行管理部41または他の処理部が行ってもよい。情報装置201との通信のタイミングとして、リアルタイム、一定時間毎のタイミング、出発ICなど所定のICを経由するタイミング、予約管理装置101が要求を出してその応答を取得するタイミング、サービスエリア/パーキングエリア(SA/PA)に流入したまたはSA/PAから流出したタイミング、SA/PAの近くを経由したタイミングなどがある。
ユーザDB14は、上述したユーザおよびEVに関する情報を保持する。ユーザDB14は、例えばメモリ装置、ハードディスク装置、SSD装置など、ハードウェア記憶装置である。
制御部21は、予約管理装置101の各部を制御することで、予約管理装置101全体の制御を行い、EV向け情報提供システムのサービス(本サービス)の動作を実現する。
地図情報管理部15は、サーバ211から地図情報を取得し、取得した地図情報をシステムDB20に保持および管理する。地図情報は、地図要素の位置(緯度、経度)やサイズ、範囲等の情報を表した情報である。例えば地図上の各位置に関連づけられた標高情報、各経路(高速道路の各経路、一般道等の各経路)の距離情報、勾配、カーブの角度、路線、方向、KP(キロポスト)、JCT(ジャンクション)の形状、トンネル、明かり部(トンネル以外の場所)、路面の状況(舗装状況等)を含む。また、地図情報は、高速道路における車線数、インターチェンジ(IC)、サービスエリア/パーキングエリア(SA/PA)の場所等を含む。
また、地図情報は、上記の地図要素として、供給地点やSA/PA地点、ICやJCT地点の情報を含む。また、地図情報は、供給地点やSA/PA地点、ICやJCT地点間の経路情報として、経路の距離情報および当該経路の所要走行時間の情報を含んでもよい。
図3に、供給地点間の経路情報の一例を示す。所要走行時間は、過去の計測値の平均でもよいし、距離を所定速度で走行した場合に要する時間でもよい。また、当該経路の走行に要する所要エネルギーや電費の情報でもよい。所要エネルギーや電費は、実績の統計値(平均値、中央値など)でもよいし、計算式またはシミュレーションにより算出した値でもよい。経路情報を、一般的なネットワーク構造で表現してもよい。
図4に、経路のネットワーク構造の例を示す。供給地点Q1~Qnを表すノード間が、破線で示すリンクにより結合されている。リンクは、互いに隣接する供給地点同士を結合する。供給地点Q1は、供給地点Q3と、Q2にそれぞれ隣接していることが分かる。また、供給地点Q1から供給地点Q3への経路は1つであり、供給地点Q1から供給地点Q2への経路も1つである。リンクには、当該リンクで結合される両ノードにより表される供給地点間の経路の特性が割り当てられる(図4においては経路の特性の表記は省略されている)。本例では、供給地点のみのネットワーク構造を示しているが、供給地点のほかにSA/PA地点、ICやJCT地点をノードとして含んでもよい。
また、地図情報は、各供給地点間の区間に存在するトラフィックカウンタ(TC)を識別するTC管理情報を含んでいてもよい。TCは供給地点間の区間の交通に関する情報を取得する装置である。TCは、上記の地図要素の一例である。
図5に、TC管理情報の例を示す。1番目のエントリのデータでは、供給地点Qjと、隣接する供給地点Qj’との区間に、トラフィックカウンタTC、TC、・・・が配置されている。なお、TC、TC、・・・の順序でトラフィックカウンタが配置されている必要はない。
地図情報管理部15は一定期間ごとまたはリアルタイムにサーバ211から地図情報の全部または一部を取得し、更新してもよい。
気象情報管理部18は、サーバ211から気象情報を取得し、取得した気象情報をシステムDB20に保持および管理する。
図6に、気象情報の一例を示す。気象情報は、例えば予め定めた各地域および各日時の気温、降雨有無、降水量、風速、風向、総日射量、降雪量、路面温度、光度、視程(霧)、放射線、ゲリラ豪雨などの情報を含む。気象情報は、過去および現在までの気象情報のほか、将来の予測の気象情報が取得可能な場合は、予測の気象情報を含んでもよい。気象情報管理部18は、サーバ211から一定時間ごとまたはリアルタイムに気象情報を取得してもよい。
道路管制情報管理部16は、サーバ211から、各経路(区間)に関する道路管制情報を取得し、取得した情報を、システムDB20に保持および管理する。道路管制情報として、例えば、トラフィックカウンタ(TC)情報、ETC情報(流入台数、流出台数、EVの車種、EVの電池残量など)がある。その他、発生事象に関する情報として、通行止、渋滞、事故、故障車、工事、落下物、火災、災害、速度規制などがある。また、予測情報の例として、渋滞予測、事故発生予測、ゲリラ豪雨予測、土砂災害予測などもある。トラフィックカウンタの設置位置は上記の地図情報(図5参照)において予め分かっている。
図7に、トラフィックカウンタ情報の一例を示す。トラフィックカウンタの情報は、例えば速度[km/h]、占有率(オキュパンシー)[%]、交通量[台/h]、車両密度[台/km]などの情報である。速度は、例えば一定時間毎の、平均速度、最高速度、最低速度などである。道路管制情報管理部16は、サーバ211から一定時間ごとにまたはリアルタイムに、道路管制情報を取得してもよい。また、道路管制情報が更新される毎にサーバ211から道路管制情報を取得してもよい。なお、道路管制情報管理部16は、サーバ211からではなく、トラフィックカウンタから直接、トラフィックカウンタ情報を取得してもよい。行名に時刻、列名にTCのIDが割り当てられている。表の各要素には速度(平均速度)の値が格納されている。
車両情報管理部19は、サーバ211から車種ID、EVメーカー、電池容量、電池種類(リチウムイオン電池等)、総重量(EVに定員まで載ったときの重量やEV自体の重さ)、電費、電池劣化速度、発売年等の情報(車両情報)を取得し、取得した情報をシステムDB20に保持および管理する。
図8に、車両情報の一例を示す。車種IDは、車種ごとに異なる値を有する。車両情報を管理するサーバ211は、EVメーカーのサーバでもよいし、複数のEVメーカーの車種情報をまとめて管理するサーバでもよい。車両情報管理部19は、サーバ211から一定時間ごとに車種情報を取得してもよい。あるいは、車種情報をサーバ211ではなく、情報装置201から取得してもよい。
充電器情報管理部17は、サーバ211から、各供給地点に設置された1つまたは複数の充電器(エネルギー供給器)についての充電器情報を取得する。充電器情報管理部17は、取得した充電器情報をシステムDB20に保持および管理する。充電器情報管理部17は、各供給地点の充電器の数を把握している。充電器情報は、例えば、充電器で充電を行ったユーザ(EV向け情報提供システムのユーザ)のユーザID(EV_ID)、供給地点ID、開始充電量、終了充電量、充電開始時刻、充電終了時刻を含む。その他、充電効率、充電回数などの情報が保持されてもよい。開始充電量は、充電器での充電開始時刻でEVの電池に蓄積されている電力量である。終了充電量は、充電器での充電終了時刻でEVの電池に蓄積されている電力量である。終了充電量と開始充電量との差分がEVで充電された電力量である。開始充電量および終了充電量の代わりに、開始充電量および終了充電量のいずれか一方と、充電された電力量との情報を充電器情報が含んでもよい。
充電器情報管理部17は、充電器情報をサーバ211からではなく、充電器から直接通信により取得してもよい。または、充電器情報(GPSの位置情報と充電した電力量など)をユーザが情報装置201に入力し、情報装置201から充電器情報を充電器情報管理部17が取得してもよい。あるいは、情報装置201(カーナビ等の車載装置)が、充電した電力量の情報をEVから読み出して、充電器情報を予約管理装置101に送信してもよい。
予約管理部23は、各ユーザのEVの充電の予約を、予約DB24を用いて管理する。予約管理部23は、走行管理部41の制御に基づき、予約DB24への予約の登録、変更および削除を行う。予約DB24は、各供給地点の充電器ごとに、充電の予約状況を表す情報を保持する。また、予約管理部は、各ユーザのEVが充電の予約に関して、予約可能な充電器、予約可能回数、予約可能時間帯、インセンティブの種類など、予約に関する制約条件も管理してもよい。これらの制約条件は、後述のポイント等により変動することも考えられる。
図9に予約DB24の一例を示す。この例では、ある年月日における供給地点Aの充電器01に関する予約情報を示す。例えば、8:10~8:40は、EV_IDが000782379のユーザが予約されている。8:40~9:40は、まだどのユーザにも予約されていない(これから予約可能である)。9:40~10:10は、EV_IDが000582471のユーザに予約されている。予約情報はテーブル形式またはファイル形式等で保存されている。供給地点Aに充電器01以外の充電器も存在する場合は、当該充電器についても同様に予約情報が保持されている。他の供給地点の充電器についても同様の予約情報が保持されている。予約の時間の粒度は1分単位でも、5分単位でも、その他の時間単位でもよい。なお、予約DB24にEV_IDを保持しない構成も可能である。
予約管理部23は、予約を追加する場合は、予約情報において利用可能な時間にEV_IDと予約時間とを含む予約を追加する。予約を削除する場合は、予約情報から該当する予約を削除し、削除した予約の時間を利用可能に設定する。変更する場合は、予約情報において変更対象となる予約をいったん削除し、変更後の予約を追加すればよい。
I/P情報管理部25は、インセンティブおよびペナルティ(I/P)を定義するデータをI/P情報DB26を用いて管理する。I/P情報DB26は、I/Pを定義するデータを保持する。I/Pを定義するデータは外部(オペレータ等)からの指示により更新可能であってもよい。I/Pは、後述するI/P算出部51によりユーザに付与されるものである。インセンティブは、例えば、ユーザが予約を履行した(予約した供給地点および時間で充電した)場合に、当該ユーザに付与される。ペナルティは、例えばユーザが予約を履行しなかった場合または予約を履行できないと判断された場合に、当該ユーザに設定される。インセンティブまたはペナルティは、他のユーザに譲渡可能であってもよい。
図10に、I/P情報DB26の一例を示す。図10の上図には、インセンティブテーブルが示され、下図にはペナルティテーブルが示される。インセンティブテーブルには、インセンティブIDと、インセンティブの内容を表すデータが保持されている。ペナルティテーブルには、ペナルティIDと、ペナルティの内容を表すデータが保持されている。インセンティブIDがIxxxのインセンティブを、インセンティブIxxxと記載する。ペナルティIDがPxxxのペナルティを、ペナルティPxxxと記載する。xには任意の整数が入る。
例えば、インセンティブI001は、エネルギー供給を行う供給地点(充電地点)およびエネルギー供給時間(充電時間)を予約する権利である(ユーザ登録時のデフォルト状態で当該予約する権利を有している場合、当該インセンティブは今後も予約する権利を継続して保有することを意味する)。インセンティブI002は、最速モード(目的地に最も早くつくように充電地点のスケジュールを立てる)を利用できる権利である。インセンティブI003は、充電料金の割引を受ける権利、もしくは高い割引率の適用を受ける権利である。例えば料金を5%割り引くことがある。インセンティブI004はポイントをもらう権利である。ポイントは例えば支払いの際、1ポイント当たり一定の金額(例えば1ポイント10円など)に充当できる。ポイントを一定の金額に充当する以外の例として、ポイント数に応じて高いインセンティブに交換可能にしてもよい。この場合、各インセンティブには交換に必要なポイント数を設定しておく。インセンティブI005は、クーポン(例えば最速モードで割引を受けることができるなど)をもらう権利である。インセンティブI006は、アイテム(ノベルティなど)の贈与を受ける権利である。インセンティブI007は、充電を行う時間長を指定する権利である。インセンティブI008は、他のユーザがある箇所の充電器を待っている場合、割り込むことを許容する権利である。すなわち、他のユーザの予約(充電地点または充電時間等)をキャンセルまたは変更して、自分が空いた時間に予約する権利である。すなわち、なお、この場合は、割り込める地点、時間帯をシステム側が計画する充電計画に基づき、決定してもよい。インセンティブI009は、複数の充電地点と充電時間とを指定する権利である。充電時間の代わりに、充電の時間長または時間の範囲でもよい。ここで示したインセンティブは一例に過ぎず、他のインセンティブを定義してもよい。例えば、充電を行う時間帯(朝、昼、夜、深夜など)を指定する権利があってもよい。また、指定した時刻までにEVが到来すると充電器が空き次第、優先的に当該充電器を利用できる権利があってもよい。図10に示したインセンティブを複数、組み合わせてもよい。例えばインセンティブI002とI007を組み合わせてもよい。
ペナルティP001は、充電料金の割引を受けることができない、もしくは低い割引率を適用されることである。ペナルティP002は、次回の充電地点および充電時間の少なくとも前者が指定されることである。ペナルティP003は、予約可能な充電地点が、特定の充電地点に制限されることである。ペナルティP004は、予約可能な充電時間が特定の時間に制限されることである。ペナルティP005は、予約可能な充電時間長が特定の長さに制限されることである。特定の充電地点、特定の時間、および特定の時間長は、予め決められていても良いし、I/P算出部が指定してもよい(例えば混んでいない充電地点を指定するなど)。ペナルティP006は、充電地点および充電時間の予約を行うことができないことである。ペナルティP007は最速モードを利用できないことである。ここで示したペナルティは一例に過ぎず、他のペナルティを定義してもよい。また、図10に示したペナルティを複数、組み合わせてもよい。例えばペナルティP003とP004を組み合わせたペナルティを定義して、充電地点と充電時間との両方が制限されるペナルティを定義してもよい。
システムDB20は、上記の各管理部により取得される情報(外部情報と呼ぶ場合がある)を保持する。各管理部により取得される外部情報は、システムDB20で保持する代わりに、各管理部内のバッファで保持してもよい。バッファは例えばメモリ装置、ハードディスク装置、SSD装置、ハードウェア記憶装置である。また、システムDB20には、オペレーティングシステムや、情報処理プログラム、情報処理に使用される各種のデータが格納されている。オペレーティングシステムは、予約管理装置101の全体的な動作を制御するためのコンピュータプログラムである。情報処理プログラムは、予約管理装置101が後述する情報処理の各機能を実現するためのコンピュータプログラムである。システムDB20は、例えばメモリ装置、ハードディスク装置、SSD装置、ハードウェア記憶装置である。
I/P料金管理部31は、I/P算出部51により生成されたユーザ毎のI/P計画に基づき、料金に関するI/Pを実行する。I/P料金管理部31は、EV充電の料金決済システム91に有線または無線で接続されている。料金決済システム91が、予約管理装置101の構成要素として予約管理装置101の内部に配置されてもよい。I/P料金管理部31は、I/P算出部51によって作成される各ユーザのI/P計画に基づき、料金に関するI/P(例えば図10のI003、P001等)を付与されたユーザについて、料金の割引率等または割引の有無等を指示する指示データや、その他料金の計算に必要なデータ(充電量など)を、料金決済システム91に送信する。料金決済システム91は、I/P料金管理部31から受信したデータに従って、ユーザの請求額(充電料金)を決定する。なお、1電力量単位当たりの充電の料金は、料金決済システム91で管理されていてもよいし、予約管理装置101で管理してもよい。この場合、料金は、一例として、各供給地点および各充電器で同じでも異なってもよい。例えば急速充電器は普通充電器より料金が高くてもよい。また、充電を行う時間や混雑状況に応じて、料金が動的に変更されてもよい。
充電管理部32は、充電器管理システム90に有線または無線で接続されている。充電器管理システム90が、予約管理装置101の構成要素として予約管理装置101の内部に配置されてもよい。充電管理部32は、充電器管理システム90と情報交換を行うことで、例えば、ユーザの充電を許可するかを判断し、判断の結果を充電器管理システム90に通知する。ユーザの充電の予約が入っていれば充電を許可し、入っていなければ許可しない。また予約が入っていなくても、空いている時間(他のユーザの予約が入っていない時間)であれば、充電を許可する。なお、ユーザは充電を行う場合、充電用のケーブルをEVのコネクタに接続するなどの操作を行い(有線充電の場合)、充電器管理システム90は、充電の準備ができたことを確認できた場合に、充電器からの充電を可能にする。
走行管理部41は、走行中の各EVの走行を管理する。走行管理部41は、走行中のEVについて、出発地からの走行の履歴を管理する。例えば、出発地、目的地、経由したICまたは供給地点(SA/PA)、充電した供給地点および充電時間等に関する情報を含む。さらに休憩を行った供給地点(SA/PA)および休憩時間に関する情報や、各区間(出発地から最初に経由または立ち寄った供給地点間の区間、隣接する供給地点間の区間など)の消費電力量、走行速度および走行時間等を管理してもよい。同じ供給地点で充電と休憩を行った場合、充電時間が休憩時間の一部になる。これらのデータは、例えば、各管理部15~19やEV管理部13で取得されるデータに基づき管理される。
図11に、あるEVの走行履歴の一例を示す。流入の時刻は出発地(出発IC)に流入した時刻、流入の場所は出発地(出発IC)を表す。流出の時刻は、EVが目的地(目的IC)から流出した時刻、流出の場所は、目的地(目的IC)を表す。EVがまだ目的地に到着していないため、流出の時刻は空白になっている。充電1の場所は、1回目の充電を行った供給地点、充電1の時間は1回目の充電を行った時間(開始時刻および終了時刻)を表す。2回目以降の充電についても同様にして情報が格納される。休憩の場所は、ユーザが休憩を行ったSA/PA、休憩の時間はユーザが休憩を行った時間(開始時刻および終了時刻)である。休憩の時間は、充電時間と重なってもよく、図の例では、Q4での休憩時間内に充電を行っている。
走行管理部41は、本サービスの利用要求があったユーザのEVに対する充電計画案を充電計画部71に作成させる。また、ユーザの充電計画に変更の必要性が発生した都度(例えば後述する充電の予約が履行されたり、予約の変更が発生したりした都度)、充電計画案を再作成させる。走行管理部41は、作成された充電計画案を、EVのユーザのアプリに送信する。アプリに送信された充電計画案はアプリによって情報装置201の画面に表示される。
充電計画案の一例は、最速モードの充電計画案と最安モードの充電計画案の選択をユーザに実行させるものである。以下、このような充電計画案を、モード指定充電計画案と呼ぶ場合がある。最速モードは、例えば目的地まで最も早くつくように充電地点の計画を行うもので、充電料金は例えば通常料金(料金割引なしのペナルティ)のモードである。最安モードは、例えば充電器の利用率の平準化の観点から本装置が推奨する充電地点を計画するモードであり、目的地に到着するまでに要する時間は最速モードに比べて遅くなるが、充電料金が最も安くなる(料金割引のインセンティブがある)。ユーザは、モード指定充電計画案で提示される複数のモードの中からモードの選択を行うことで、充電地点と充電時間の予約を行う。
また、充電計画案の他の例として、EVがどの供給地点でどの時間、充電可能か否かを表す充電候補情報、充電可能な供給地点および充電時間のうち推奨する供給地点および充電時間の情報(推奨情報)を含み、ユーザに自由に充電地点および充電時間を決定させるものもある(以下、個別指定充電計画案と呼ぶ場合がある)。本例の場合、充電候補情報で指定した中からユーザに充電地点および充電時間を自由に選択させる。ユーザは、充電を行う供給地点(充電地点)と、充電を行う時間(開始時刻および終了時刻)とを選択し、予約の実行をする(予約不可のペナルティを受けていない状況を想定)。この際、ユーザは、推奨情報で推奨された充電地点および充電時間を選択することが推奨される。そのため、推奨される充電計画でユーザが予約を実施した場合、高いインセンティブ(例えば、予約可能時間帯の拡大など)を付与してよい。
モード指定充電計画案および個別指定充電計画案等の充電計画案には、供給地点間の区間の走行の予測消費電力量、各供給地点での電池残量、各供給地点の到着予測時刻など、様々な情報を含めてもよい。予測消費電力量は、一例として、区間のTC情報の走行速度および当該EVの電費等の情報に基づき計算できる。その他、予測消費電力量の計算は、消費電力量の予測モデルを用いる方法や、過去の統計値を用いる方法など様々な方法が可能である。到着予測時刻の計算には、一例として、各区間のTC情報の走行速度を用いればよい。
充電計画部71は、上述したようなEVの充電計画案(エネルギー供給計画案)を、一般的なEMS(エネルギーマネジメントシステム)、例えば各充電器のEMSと連携し、一般的な充電計画法で各EMSの平準化を実施した充電計画を立案してもよい。または、多目的最適化を用い、ユーザの待ち時間短縮または各充電器のエネルギー平準化またはこれらの両方を可能とした充電計画を立案してもよい。充電計画案を作成するに当たっては、一例として、EVの出発地、目的地、EVが通過する経路、EVが現在の電池残量で到達可能な供給地点の情報、EVの各供給地点における到着予測時刻、各供給地点における予約状況、各ユーザが指定する条件(ユーザ指定条件)の少なくとも1つを用いる。
ユーザ指定条件の例として、最も安い料金で充電するモード(最安モード)、目的地に最も早くように充電を計画するが料金は通常料金であるモード(最速モード)といった充電スタイル(充電モード)の選択がある。料金を変える方法として、料金インセンティブで充電料金を安くしたり、料金ペナルティで充電料金の割引を行わないようにする方法がある。また、供給地点、充電を行う時間、混雑状況(後述)によって料金が異なる場合に、供給地点や充電を行う時間等を調整することで、充電料金を変えることができる。ユーザ指定条件の他の例として、電池残量がどの程度になったら充電するかといった充電タイミングがある。例えば、SoC(State of Charge)が50%以下になったら充電する“普通モード”、SoCが30%以下になったら充電する“ぎりぎりモード”がある。SoCの値をユーザが直接指定してもよい。充電スタイル(充電モード)と充電タイミングとを組み合わせた複数のモード(充電計画案)をユーザに提示して、ユーザにモード(充電計画案)を選択させる方法も可能である。
また、充電計画部71は、各供給地点の混雑状況(待ち時間が長いか短いか)を考慮してもよい。混雑状況として、各供給地点の充電器の利用率(供給地点に複数の充電器がある場合は複数の充電器の利用率の平均でもよい)を用いてもよい。充電器の利用率は、一例として、基準時刻から現在時刻までの時間のうち、充電器が使用された時間と予約が入っている時間とを合計した時間の比率である。当該利用率が大きいほど、供給地点が混雑しているといえる。各供給地点の混雑状況ができるだけ均等になるように(例えば各供給地点の利用率が一定の範囲に収まるように)、モード指定充電計画案の最安モードで推奨する供給地点、または個別指定充電計画案の推奨情報で推奨する供給地点を決定してもよい。
I/P算出部51は、各ユーザの充電計画(または予約情報)に基づき、各ユーザによる予約の履行状況に応じて、インセンティブまたはペナルティを各ユーザに付与する。例えばユーザが予約を履行したか否か、もしくは予約履行可能か否かを判断し、予約を履行した場合はインセンティブを付与し、履行しなかった場合は、もしくは履行できないと判断した場合は、ペナルティを付与する。I/P算出部51は、各ユーザに付与したI/Pを表す情報(各ユーザのI/P計画)を生成する。I/P計画は、一例として、ユーザに適用するI/P、I/Pが適用される期間または回数、適用タイミング(ユーザがインセンティブまたはペナルティの適用タイミングを決定できるのか、予約管理装置101がインセンティブまたはペナルティの適用タイミングを決定するのか、また後者の場合はどのタイミングか(例えば料金請求のタイミング))等の情報を含む。1人のユーザに累積的にインセンティブまたはペナルティが付与されることにより、1人のユーザに複数のインセンティブまたは複数のペナルティが付与されている状況もある。また、1人のユーザに累積的にインセンティブおよびペナルティが付与されることで、1人のユーザがインセンティブとペナルティとの両方を付与されている状況もある。I/P算出部51は各ユーザのI/P計画をI/P計画DB52に格納する。I/P計画DB52は、各ユーザのI/P計画を保持する。I/P計画が変更された場合は、変更後のI/P計画でI/P計画DB52を更新する。
I/Pの例は図10を用いて前述したとおりである。予約の履行状況に応じて適用するI/Pは、予め定めたものでもよいし、予めユーザが前述のユーザ指定条件の一部または本サービスの申し込み時に、選択可能にしてもよい。また、予約を履行または不履行した状況に応じて、適用するI/Pを変えたり、適用する回数または期間を変えたりしてもよい。
例えば、予約の時間に応じて、適用するI/Pを変えてもよい。混んでいる時間で予約を履行したまたは不履行にした場合は、高いインセンティブ(高い割引率を適用など)または高いペナルティ(一定期間、供給地点と時間の予約を認めないなど)を付与し、混んでいない時間で予約を履行したまたは不履行にした場合は、低いインセンティブ(予約の権利を引き続き認めるなど)または低いペナルティ(次回は予約管理装置101が指定した供給地点および充電時間で充電を行うなど)を付与してもよい。適用するI/Pは具体的には、図10のインセンティブIDまたはペナルティIDとして指定し、I/Pの回数、期間または適用タイミングを、I/Pを付与する際に、逐次決定してもよい。あるいは、図10のテーブルで、I/Pの定義に回数、期間または適用タイミングを含めてもよい。あるいは、本実施携帯の処理を行うプログラムにインセンティブまたはペナルティの定義およびその実行のコードを埋め込んでもよい。
I/P算出部51は、予約を連続して履行した回数または予約を連続して不履行にした回数によって、適用するI/Pを変えてもよい。例えば回数が多いほど、高いインセンティブまたは高いペナルティを付与する。また、I/P算出部51は、連続して一定回数予約が履行された場合にインセンティブを付与し、連続して一定回数予約が不履行にされた場合に、ペナルティを付与してもよい(つまり、連続して一定回数未満の予約の不履行は許容される)。
I/P算出部51は、付与するインセンティブの内容に応じて、当該インセンティブの権利を行使するタイミングをユーザおよび予約管理装置101のいずれが決定するのかを判断してもよい。例えばインセンティブが料金の割引10%で、行使可能な回数が1回であったとする。このとき、この権利を行使するタイミングをユーザが自由に定めることとしてもよい。この場合、ユーザが割引を受けるタイミングを自発的に指定するか、あるいはI/P料金管理部31が当該割引を受ける権利を有するユーザに、権利を行使するか否かを問い合わせてもよい。あるいは、料金割引を適用するタイミングが予め定められていてもよい。例えば、実際に予約が履行された充電の料金を10%割り引くようにしてもよい。別の例として、インセンティブが料金の割引5%で、行使可能な期間が1週間であったとする。このときはI/P算出部51が、インセンティブが付与された日から1週間の間、インセンティブが付与されたユーザの各充電の料金を10%、割り引くようにしてもよい。
I/P算出部51は、解除条件が成立した場合に、ペナルティを解除してもよい。例えば連続して一定回数予約を履行した場合には、ペナルティを解除してもよい。または、ペナルティ適用中のユーザに対して、充電計画部71が充電拠点および充電時間を指定し、指定した充電拠点および指定した充電時間で実際に当該ユーザが充電を行った場合は、ペナルティを解除してもよい(すなわち、この場合、指定した充電拠点および指定した充電時間で充電を行うこともペナルティの一種である)。当該指定による充電を一定回数行った場合に、ペナルティを解除してもよい。ここで述べた以外の方法でペナルティの解除条件を定義してもよい。
充電計画部71は、ユーザから指定された充電地点および充電時間に、他のユーザ(他の第1ユーザ)の予約が入っている場合に、他の第1ユーザに予約の変更を問い合わせてもよい。I/P算出部51は、他の第1ユーザが予約の変更に応じた場合に、他の第1ユーザが指定する他の第2ユーザにインセンティブを付与してもよい。また、当該他の第1ユーザが予約の変更に応じた場合に、ユーザが指定する他の第3ユーザにインセンティブを付与してもよい。また、当該他の第1ユーザが予約の変更に応じた場合に、ユーザに付与されているインセンティブを、他の第1ユーザまたは他の第2ユーザに譲り渡してもよい。
充電計画部71もしくは充電管理部32は、ユーザが予約時間よりも早く充電地点に到着した場合に、使用予定の充電器が空いている場合は、予約時間を時間的に前にシフトし、予定時間よりも早く充電を開始することを許容してもよい。この場合、予約時間のシフトに応じて予約DB24を更新する。
以下、充電計画案として充電計画部71がモード選択充電計画案または個別指定充電計画案を作成し、ユーザが充電予約を行う具体例を示す。まず第1の実施例としてモード選択充電計画案を作成する場合を説明し、その後、第2の実施例として個別指定充電計画案を作成する場合を説明する。
(第1の実施例)
図12にモード選択充電計画案の作成例を示す。経路のネットワーク構造の例が示されている。SA/PA(供給地点)を表すノードSA/PA001~006と、EVの出発ICのノードINと、EVの目的ICのノードOUTとが、破線で示すリンクにより結合されている。その他のICおよびJCTの図示は省略している。このネットワーク構造例では、出発ICから目的ICまでの経路は複数存在するが、ネットワーク構造によっては出発ICから目的ICまでの経路が1つのみの場合もある。このような場合も本実施例は可能である。充電計画部71は、出発ICに流入した、もしくはこれから流入するEVに対し、モード選択充電計画案を作成する。具体的には、目的ICに最も早く到着する最速モードの充電計画案(最速経路)と、目的ICまで最も充電料金が安くなる最安モードの充電計画案(最安経路)とを作成し、これらのうちの1つを選択させるモード選択充電計画案を作成する。各充電計画案の作成は、前述した方法で行えばよい。各充電計画案が図に示される。
最速モードの充電計画案では実線の矢印で示される経路(最速経路)、すなわちSA/`A001,003,004,006を辿り、途中SA/PA004で1回、30分充電を行う。マーク1A(塗りつぶした車の絵)は最速モードの場合に充電を行うSA/PAの位置を示している。充電料金は900円であり、走行距離248kmである。目的ICまでの所要時間は3時間25分である。
最安モードの充電計画案では一点鎖線の矢印で示される経路(最安経路)、すなわちSA/PA001,002,005,004,006を辿り、途中SA/PA005とSA/PA006の2箇所でそれぞれ30分(合計1時間)充電を行う。マーク2A、2B(白抜きの車の絵)は最安モードの場合に充電を行うSA/PAの位置を示している。充電料金は600円であり、走行距離276kmである。目的ICまでの所要時間は4時間15分である。最速モードよりも300円安い。これは、最安モードでは300円割引のインセンティブが付与されているためである。すなわちこの最安モードの計画案通りに充電を行ったらユーザの料金は600円で済む。なお、課金は各箇所で充電を行った際にそれぞれ割引料金で行えばよい。最安モードの充電料金は2箇所の充電料金の合計である。
各充電計画案において、各SA/PAの到着予測時刻、充電の待ち時間などの情報も計算してもよい。
最安モードまたは最速モードの計画案通りに充電を行わなかった場合には、例えば、予め決定されたペナルティがユーザに付与される。例えば計画通りに充電を行わなかったと判断された後の次の充電地点は、本装置101が指定した充電地点で充電を行うよう要請される。ユーザは充電地点やモードの選択を行うことができない。
充電計画部71は、これら最安モードおよび最速モードから充電計画を選択させるモード選択充電計画案をユーザのアプリに送信する。
(具体例1)
図13に、図12の場合にユーザのアプリ画面に表示されるモード選択充電計画案の例を示す。画面には、図12で説明した経路のネットワーク構造と、最速モードおよび最安モードの充電計画案とが示される。ユーザは最速経路を希望するときは左の予約ボタンを押下し、最安経路を希望するときは右の予約ボタンを押下する。予約ボタンをこの画面で押下せずに、次の画面で押下する構成も可能である。最安経路または最速経路で利用する充電地点の位置を変更することも可能であり、変更する場合は、“はい”ボタンを押下し、変更しない場合は、“いいえ”ボタンを押下する。図13の画面には、図示の情報以外に、各充電地点(SA/PA)の到着予測時刻、充電の待ち時間などを表示してもよい(以下同様)。
図14に、図13の画面で最安経路を選択して、“いいえ”ボタンを押下したときに遷移する画面の例を示す。この画面で、SA/PA005とSA/PA006の充電を予約してよいかを問い合わせるメッセージが表示されている。ユーザは予約を確定するときは、“はい”ボタンを押下する。前の画面に戻るときは、“いいえ”ボタンを押下する。
図15に、図14の画面で“はい”ボタンを押下したときに遷移する画面の例を示す。SA/PA005とSA/PA006での充電を予約したことの確認メッセージが表示されている。この画面で“はい”ボタンを押下すると、ユーザのアプリ画面にEV向け情報提供システム画面が表示される。
図16に、EV向け情報提供システム画面の例が示される。この画面を見ることでユーザは、今後の充電計画および経路を確認できる。図16において、EVの現在位置はアプリ画面の一番下に対応する。現在の電池残量で125.5km走行可能である。ICは、ICxxxによって表されている。各SA/PAのブロックと各ICのブロックとが、EVが経由する順番に配置されている。すなわち、供給地点SA/PA001、SA/PA002、SA/PA005、SA/PA004等のブロックとIC001~IC002、IC013、IC014、IC015等のブロックとが経由する順に配置されている。SA/PA006等は画面に収まらないため表示されていない。ユーザが予約したSA/PA005に対して予約済みのマークが設定されている。予約済みのマークには充電予定開始時刻(9:55)と充電時間長(30分)が記載されている。ユーザは充電予定開始時刻までに充電地点に到着する必要がある。到着出来なかった場合や到着できないと判断される場合についての処理(ペナルティ等)については、後述する。
なお、出発地から目的地までの経路は、ユーザ側のアプリ等で決定して、予約管理装置101に決定した経路の情報を通知してもよい。その場合、充電計画部71は、通知された経路を目的地までの経路として用いる。あるいは、ユーザ側では出発地と目的地とを決め、充電計画部71(または走行管理部41)で最速モードおよび最安モードといったモードによって経路を決定してもよい。また、出発地から目的地への移動に用いる経路として、例えば最短経路を決定してもよい。最短経路問題を解く手法として、一般的なダイクストラ法を始め、ベルマン-フォード法、Gabow 法、ワーシャル-フロイド法などを用いることができる。
図16において各SA/PAには、その位置での電池残量と、走行可能距離と、予測到着時刻が記載されている。各ICには、その位置の予測到着時刻が記載されている。
なお、図16の各SA/PAおよびICのブロックには、電池残量に応じた色付けを行ってもよい。例えば電池残量が10%未満であれば橙色、電池残量が10%以上30%未満であれば黄色、電池残量が30%以上であれば緑色とする。これによりユーザは直感的に各ブロックに対応する位置(ICまたはSA/PA)での電池残量を把握できる。
図17に、上述した図13の画面において、ユーザが最安経路の充電地点を変更したい場合に“はい”ボタンを押したときに遷移する画面の例を示す。この画面で、ユーザは、選択したいモードで利用する充電地点を指すマークを、充電を行いたいSA/PAに移動させることができる。図の例では、最安モードにおけるSA/PA005を指すマーク2AをSA/PA002に移動させている。移動を完了させたら、ユーザは、“はい”ボタンを押下する。
図18に、図17の画面で“はい”ボタンを押下したときに遷移する画面の例を示す。最安経路の充電地点が変更されたことにより、充電料金が100円だけ上昇した700円となっている。つまり、更新前の最安経路よりもインセンティブの割引率が低下している。更新前の最安経路の充電地点は、本装置101が充電器の利用率の平準化から推奨した充電地点であったが、充電地点を変更したことにより、インセンティブを下げる。なお、変更したことによる料金の変動額は、予め100円など固定の値に決めてもよいし、充電器の利用率の平準化の観点からユーザの貢献度を計算し、貢献度に応じた料金変動額を決定してもよい。例えば充電地点間の利用率のばらつきの値を変更前後で比較し、差分に応じて変動額を決定してもよい。例えばばらつきの値が大きくなるほど、料金の上昇額を大きくする。ユーザは、この内容で予約を確定する場合は、最安経路に対応する予約ボタンを押下する(なお、この時点で、ユーザの考えが変わり、最速経路を選びたいときは、最速経路に対応する予約ボタンを押下してもよい)。この後、EV向け情報提供システムの画面(図16参照)に遷移する。予約を確定せず、前の画面に戻りたいときは“はい”ボタンを押下する。
(具体例2)
具体例1と同様の動作を他のアプリ画面構成例で実現することも可能である。
図19に、ユーザのアプリ画面に表示されるモード選択充電計画案の他の例を示す。ユーザは、最速経路および最安経路のうち希望する方の予約ボタンを押下する。ここでは最安経路の予約ボタンを押下したとする。この場合に遷移する画面は図14と同じである。図14の画面で、予約を確定するため“はい”ボタンを押下した場合は、具体例1と同様に、図15の画面に遷移する。
図20に、図14の画面で“いいえ”ボタンを押下した場合に遷移する画面の例を示す。予約を確定する場合は、一番上の“はい”ボタンを押下する。この後、EV向け情報提供システム画面(図16参照)に遷移する。充電地点の変更を行う場合は、真ん中の“はい”ボタンを押下する。この後、充電地点の変更を行う画面(例えば図17、図18参照)に遷移する。モードの選択に戻る場合は、一番下の“はい”ボタンを押下する。この後、図19の画面に戻る。このように具体例1と同様な動作は、様々な画面構成で実現できる。
(具体例3)
上述の具体例1(図17および図18)では、目的地までの経路を変更せずに充電地点を変更する例を示したが、充電地点の変更と経路の再探索とを行ってもよい。
図21に、経路の再探索が可能なモード選択充電計画案のアプリ画面の例を示す。ユーザは、最安経路における充電地点をSA/PA005からSA/PA002に変更し、“はい”ボタンを押下する。充電計画部71は、変更後のSA/PA002を充電地点として利用する経路(例えば最短経路)を再探索する。再探索で見つける経路は、SA/PA006を含むことを制約条件としてもよいし、そのような制約条件を設けなくても良い。
図22に、経路の再探索後に表示される画面の例を示す。本例では、結果として、元の最安経路と同じ経路が選択され、充電地点のみがSA/PA005からSA/PA002に変更され、SA/PA006の変更はない。充電地点を変更したことにより料金は600から700円に上がっている(インセンティブの割引率が低くなっている)。この内容で予約を確定する場合は、“はい”ボタンを押下し、前の画面に戻るときは、“いいえ”ボタンを押下する。
図23に、図22の画面で“はい”ボタンを押下したときに遷移する画面の例を示す。SA/PA002とSA/PA006での充電を予約したことの確認メッセージが表示されている。この画面で“はい”ボタンを押下すると、EV向け情報提供システム画面(図16参照)が表示される。
図24は、第1の実施例に係る予約管理装置101によるEV向け情報提供システムに関わる動作の一例のフローチャートである。充電計画部71は、ユーザのアプリから走行区間の情報を受信する(S11)。走行区間の情報は、例えば、出発地、目的地、電池残量等を含む。走行区間の情報の入力には、一例として、後述する第2の実施例で説明する図31および図32等のアプリ画面を用いることができる。
充電計画部71は、最速モードおよび最安モードの選択画面をユーザのアプリに提示する(S12)。ユーザは、最速モードまたは最安モードを選択する。充電計画部71はユーザが選択したモードの情報をユーザのアプリから取得する(同S12)。ユーザは、最速モードと最安モードの両方を比較したいときは両方のモードを選択してもよい。
充電計画部71は、ユーザが選択したモードの充電計画案(一次推奨充電計画案)を作成し、作成した充電計画案をユーザのアプリに通知する(S13)。ユーザのアプリ画面には、選択したモードの充電計画案(経路、充電地点、所要時間、充電回数、充電料金、走行距離等)が表示される。ユーザが比較用に両方のモードを選択した場合は、図13、図19または図21のような両モードの充電計画案(経路、充電地点、所要時間、充電回数、充電料金、走行距離等)を含む画面が表示される。
ユーザは、提示された充電計画案を受け入れる場合は、同意の通知をアプリから送信する。ユーザが充電計画案で提示された充電地点の変更を希望する場合は、変更希望先の充電地点の情報をアプリに入力する。充電計画部71は、ユーザの同意の通知または入力された変更希望先の充電地点の情報を、ユーザのアプリから取得する(同S14)。両モードの充電計画案をユーザに通知した場合、ユーザにより選択されたモードの充電計画案の情報をアプリから取得し、この際、併せて、変更希望先の充電地点の情報を取得してもよい。
ユーザの充電計画を決定し、決定した充電計画の情報をユーザのアプリに、確認用に送信する(S15)。充電計画には、インセンティブおよびペナルティの少なくとも一方の情報を含めてもよい。例えば最安モードの場合、料金の割引がインセンティブに対応する。最速モードの場合、インセンティブは無くても良いし、インセンティブを設けてもよい。ペナルティとして、最速モードおよび最安モードの少なくとも一方に対して、予約した時間に間に合わなかった場合等には、次回の充電地点は、本装置101の指定に従うことの事前通知を行ってもよい。ユーザは、決定された充電計画の内容に同意する場合は、同意の通知をアプリから送信する。
ユーザのアプリから同意の通知を受信した場合は(S16のYES)、充電計画部71は予約を生成して、予約DB24に予約情報を登録し、ステップS17に進む。ユーザのアプリから充電地点またはモード等の変更要求を受信した場合は(S16のNO)、ステップS13に戻る。戻ったステップS13では、再度充電計画案を作成する。
ステップS17において、充電計画部71(または走行管理部41)は、ユーザが、予約時間の開始前またはその一定時間前までに、予約した充電地点に到来したか、もしくは到来可能かを判断する。この判断は、例えば後述する第2の実施例の図34と同様にして行うことができる。ユーザが到来した場合(S17のYES)、充電計画部71(または走行管理部41)は、ユーザが実際に予約時間で充電をしたかを判断する(S18)。ユーザが実際に充電を行った場合は(S18のYES)、I/P算出部51がユーザに、選択したモードに応じたインセンティブを付与する(S19)。すなわち、I/P算出部51が、ユーザに適用するインセンティブを表したI/P計画を生成(もしくは更新)する。一例として、選択したモードが最安モードであれば、インセンティブとして料金の割引を付与し、料金を請求時に割り引く。選択したモードが最速モードであれば、インセンティブとして何も付与しない。そして、次の充電を計画するかを判断し(S20)、次の充電を計画する場合は(YES)、ステップS13に戻り、計画しない場合は(NO)、本処理を終了する。
次の充電を計画しない場合の例として、ユーザのEVが、この後充電を行うことなく目的ICを流出する場合に対応する。例えばユーザの目的ICでの電池残量が閾値以上と予測される場合は、次の充電の計画は不要と判断する。またはユーザのアプリから次の充電の計画が必要か否かの通知を受け、当該通知に基づいて判断を行ってもよい。ここに記載した以外の方法で判断してもよい。
ユーザが予約時間までに到来しなかった場合(S17のNO)、または予約時間までに到着できないと判断した場合は、現在のユーザの予約をキャンセルし、次の充電地点および充電時間の指定を、ユーザのアプリに通知する(S21)。通知の具体例として、後述する第2の実施例で説明する図35のようなアプリ画面例がある。ユーザは、次回、指定された充電地点に行くことが要請される。これはユーザに与えられるペナルティの一種である。
ユーザが、指定した予約時間の開始前またはその一定時間前までに、指定した充電地点に到来した場合は(S22のYES)、ステップS13に戻り、次の充電計画案を作成する。一方、ユーザが、当該指定した充電地点に到来しなかった場合、またはユーザが到着できないと判断した場合は、ペナルティをユーザに付与する(S23)。ステップS13に戻り、次の充電計画案を作成する。
ステップS18においてユーザが予約時間までに到来したが、充電を行わなかった場合(S18のNO)、ステップS13に戻る。例えば、ユーザがうっかり忘れた場合、ユーザ自身または同乗者の体調不良等で充電作業を行うことができる状況でなかった場合などがあり得る。このような場合、ユーザにペナルティを与えないようにしてもよいし、ユーザにペナルティ(例えば次回の最安モードでの割引率を低くするなど)を与えることも可能である。
以上、第1の実施例によれば、最速モードおよび最安モードをユーザに選択させ、最安モードでは料金のインセンティブを付与し、予約を履行しなかったもしくは履行できないと判断される場合は、ペナルティを付与することにより、本装置が推奨する充電地点にユーザを効率的に誘導でき、充電器の稼働状態を平準化または充電器の平均稼働率を向上させることができる。これにより不必要な充電器の増強を抑制でき、維持管理コストを低減できる。
(第2の実施例)
第1の実施例ではユーザが最速モードおよび最安モードからモードの選択を行うことにより予約を行った。すなわち本装置101側で複数の充電計画案を作成し、ユーザに選択させた。第2の実施例では、本装置101が提示した情報の範囲内で、ユーザに充電地点および充電時間を自由に選択させ、選択した内容で予約を行う例を示す。第2の実施例で記載する具体例および説明は、矛盾の生じない限り、第1の実施例にも適用可能である。例えば、ユーザが予約時間までに到着できるかの判断や、アプリ画面のSA/PAのブロックを押下して予約状況を確認したり、予約内容を変更したりする操作の動作、予約不履行の回数(キャンセル回数)に基づくペナルティ付与の動作等を、第1の実施例に適用してもよい。また第1の実施例と第2の実施例を組み合わせてもよい。第1の実施例と同じ説明は適宜省略する。
図25に、第2の実施例における充電予約のアプリ画面(充電予約のメイン画面)の例を示す。アプリ画面に充電計画案が表示されている。
図25
「予約なし」、「予約あり」、「推奨」のマークが、SA/PAのブロックに付されている。「予約なし」は、到着予測時刻に応じた時刻(到着予測時刻でもよいし、これより一定時間前または後の時刻でもよい)以降の一定時間(例えば2時間)内では他の予約が入っておらず、電池をフル充電できることを意味する。フル充電とは例えば電池を上限値まで充電することを意味する。「予約あり」は、到着予測時刻に応じた時刻以降の一定時間内では他の予約が入っているため、充電の予約はできないが、その後の時間では予約できることを意味する。「推奨」は予約管理装置101が、充電計画に基づき推奨する充電地点を意味する。ユーザはSA/PAのブロックを押下(タップまたはタッチ)することで、SA/PAの現在の予約状況を確認できる。
図26にユーザがSA/PA001のブロックを押下した場合に表示される予約画面(サブ画面)の例を示す。充電計画部71がアプリからブロックの押下に基づく要求が送信され、この要求を受信した場合に、予約情報DBを用いてSA/PAの予約状況の情報(図9参照)を取得し、アプリに送信する。図の左の予約画面には、ユーザが予約可能な時間(すなわち空いている時間)と、すでに他の予約が入っている時間(予約不能な時間)とが表示されている。ユーザが充電可能な時間長としてデフォルト値(この例では30分)が設定されている。デフォルト値は、例えば次の予約不可の開始時刻から到着予測時刻を引いた最大可能時間(5分未満は切り捨てるなどの端数処理を行ってもよい)としてもよいし、所定の標準時間(例えば20分または30分など)としてもよいし、所定の最小時間(例えば10分など)としてもよい。ユーザはアプリを操作して、これより短い値に変更してもよいし、長い値に変更してもよい。ユーザに充電時間長を長くするインセンティブを付与されている場合に限り、デフォルト値より長い値に変更することを許容してもよい。あるいは、ユーザにペナルティを付与されている状況では、デフォルトの充電時間がペナルティで指定された上限値にされ、ユーザはこの上限値以下の範囲でのみ値の変更が許容されてもよい。このような制御は、ユーザのI/P計画に基づき行えばよい。図の中央の予約画面において、ユーザは充電開始時刻として8:55を入力し、充電時間はデフォルト値の30分のままにしている。この状態で予約ボタンを押下すると、図の右側の予約画面において、予約済みとしてユーザの充電時間の予約が確定される。予約が確定する前に、充電料金、充電地点に到着してから充電開始までの予測待ち時間、他のEVの予約状況を画面に表示し、ユーザに最終確認を促してもよい。この際、目的地に着くまでの総旅行時間(出発地に入ってから目的地に着くまでに要する合計時間)や総料金(充電の総料金の他、高速の利用料金が含まれてもよい)を表示してもよい。また過去の混雑状況の統計値を表示してもよい。ユーザが、OKボタンを押下すると、充電予約のメイン画面が更新される。
図27は、充電予約のメイン画面の更新例を示す。ユーザが予約したSA/PA001に対して予約済みのマークが設定されている。予約済みのマークには充電予定開始時刻(8:55)と充電時間長(30分)が記載されている。
これにより、EV管理部13は、充電地点(SA/PA)と充電時間(開始時刻および終了時刻)の予約を受け付ける。予約管理部23は、予約不可になった時間を該当する充電地点(SA/PA)に対して登録する。また、ユーザの予約情報は充電計画部71に渡される。充電計画部71は、ユーザの充電計画に、予約情報を反映させる。すなわち、予約情報に基づきユーザの充電計画を作成または更新する。充電計画部71は、ユーザの確定した充電計画を充電計画DB72に格納する。充電計画DB72はユーザの充電計画を保持する。
ユーザがペナルティにより予約をすることができないときは、予約管理装置101がユーザに対する充電地点と充電時間を決定し、これをユーザに提示する充電計画と決定してもよい。
図28に、この場合のユーザのアプリ画面の例を示す。充電地点と充電時間とが指定された充電予約画面が表示される(実際には予約できないため単に確認のための画面として機能する)。この例では、ユーザに対してSA/PA002で9:30から20分充電することを指定されている。この場合、ユーザは提示された充電計画に従って、次の充電地点および充電時間で充電を行うことが推奨される。ユーザは指定された充電地点に到着したら、その場で、当該充電地点での予約を行う(到着する前はペナルティにより予約できない)。もしくは、空いている時間が到来するまで待機して、その時間が到来したら、充電を行うこととしてもよい。
図29に充電計画DB72の一例を示す。各ユーザ(EV_ID)について、1回目の充電地点と充電時間の予定が入っている。また2回目以降の充電地点と充電時間の予定が入っていてもよい。1回目とは次回の意味であり、2回目とは次々回の意味である。例えば、EV_IDが201653のユーザは、1回目の予定充電地点は供給地点Q4であり、予定充電時間は、2018/06/20の10:00から2018/06/20の10:30である。また、2回目の予定充電地点は供給地点Q11であり、予定充電時間は、2018/06/20の10:00から2018/06/20の10:30である。EV_IDが123456のユーザについても同様にして予定充電地点と予定充電時間の情報が格納されているが、1回目の充電に対してのみであり、2回目に対しては情報が格納されていない。なお、前述した第1の実施例でも予約が確定したら充電計画DB72に充電計画を格納する。
図30は、ユーザが充電予約を行う場合の処理の一例のフローチャートである。本処理は、予約管理装置101がユーザへ予約可能な充電地点(SA/PA)と充電時間を提示し、ユーザが提示された範囲の中から充電地点と充電時間を自由に選択する。ユーザにインセンティブが付与されている場合は、インセンティブの内容に応じて、提示される範囲が通常よりも拡大される場合もある。
ステップS101において、ユーザがアプリの画面を介して、出発地(供給地点またはSA/PAなど)、目的地(供給地点またはSA/PAなど)、電池残量等の条件(EV向け情報提供システム条件)を入力する。その他、出発時刻、EVの車種、電池容量等の情報を入力してもよい。また、経由地として、経由するICや、経由する供給地点(SA/PA)を入力してもよい。予約管理装置101が、出発地にEVが流入した時刻を検出し、検出した時刻を出発時刻として補完してもよい。アプリへの入力はユーザまたは他の同乗者がEVの中で行ってもよいし、ユーザが自宅で行ってもよい。また充電を希望する充電地点を入力してもよい。経由地(SA/PA)をユーザが充電を希望する充電地点と見なしてもよい。
図31に、アプリのEV向け情報提供システム条件の入力画面の例を示す。図31の左に、入力画面のフォーマット例を示す。EVの車種、電池容量、電池残量、出発地、目的地を入力する。また、“+”ボタンを押下して、経由地(経由するICおよびSA/PA等)を入力することもできる。経由地を入力しない場合、予約管理装置101が前述した経路を探索することで、経由地を特定してもよい。
図31の右に、入力画面への入力例を示す。経由地が2つ追加されている。“その他の条件設定”ボタンを押下することで、その他の条件を設定できる。
図32に、その他の条件の入力画面の例を示す。図32の左に、その他の条件の入力画面のフォーマット例が示される。累積走行距離(これまでEVが使用開始されてから走行した累積の走行距離)、乗車人数、充電スタイル(充電モード)、エアコンの使用状況、充電のタイミング、タイヤの種類の情報などが入力される。累積走行距離、エアコンの使用状況、タイヤの種類は、例えば、EVの電費(km/kWh)を高精度に計算したい場合などに用いられる。これらの情報から電費を計算する式は予め与えられている。なお、電費はスペック情報として予め与えられた値を利用してもよい。充電スタイルおよび充電タイミングは、例えばユーザに提示(推奨の場合を含む)する充電地点を決定するのに用いられる。充電スタイルおよび充電タイミングの詳細は前述したとおりである。図32の右には、入力画面への入力例が示される。
ステップS102において、充電計画部71が充電計画案を作成し、予約可能な充電地点と充電時間とを含む充電計画案を、ユーザにアプリを介して提示する(図25、図26参照)。ユーザは、提示された充電計画案に基づき、充電地点と充電時間とを決定し、入力する。
ステップS103において、充電計画部71が、ユーザから決定した充電地点と充電時間とを表す情報を取得し、続くステップS104において、取得した情報の内容で予約可能か否かを判断する。
ユーザに提示した範囲内でユーザが決定を行っていれば予約可能と判断する(S104のYES)。ユーザに提示した範囲を超えていれば、予約不能と判断し、再度の決定を促す(S104のNO)。ステップS104において予約可能と判断した場合は、予約を確定する(S105)。アプリの画面には、前述した図26の右および図27のような画面が表示されることで、ユーザは予約が確定したことを確認できる。充電計画部71は、予約管理部23を介して予約情報DB23を更新し、また、ユーザの充電計画を確定(または更新)する。確定(または更新)された充電計画は充電計画DB72で保持される。
上述のステップS102でユーザに充電計画案の提示を行う際、提示する充電計画案は、ユーザのI/P計画を反映させたものでもよい。例えばユーザが予約不可のペナルティを付与されている場合は、予約管理装置101が指定した充電地点および充電時間を含む充電計画案を提示する。この場合、ユーザは提示された充電計画案を確認し、提示された充電計画案を受け入れるか否かの応答を返してもよいし、何も応答を返さなくてもよい。また、ユーザから情報を取得し、予約可能か否かを判断する際に、ユーザのI/P計画を満たすかを判断してもよい。I/P計画を満たさない場合は、予約可能でないと判断し、ステップS103に戻る。
図33は、ユーザが充電予約を行う場合の処理の他の例のフローチャートである。本処理が図30の処理と異なる点は、ユーザが希望する充電地点や時間等の条件(ユーザ指定条件)を入力し、入力したユーザ指定条件を制約条件として充電計画案を作成することである。
ステップS111では、図30のステップS101で入力する情報に加え、ユーザ指定条件を入力する。ユーザ指定条件の例として、充電を希望する充電地点および充電時間(もしくは時間の範囲)がある。また、充電待ち時間に関する条件(例えば充電待ち時間を閾値未満にする)、充電料金に関する条件(例えば充電料金を閾値未満にする)がある。また、旅行時間に関する条件(例えば出発地から目的地までの走行に要する時間を閾値未満にする)、総料金に関する条件(例えば出発地から目的地までの充電の総料金を閾値未満にする)がある。その他の条件でもよい。
ステップS112では、ユーザ指定条件を制約条件として、充電計画部71が充電計画案を作成し、ユーザにアプリを介して提示する。充電計画案を受け入れるとの応答をユーザのアプリから受信したら(S113のYES)、提示した充電計画案の内容で、予約を確定する(S114)。充電計画案を受け入れないとの応答を受信したら(S113のNO)、別の充電計画案を作成する(S112)。以降、ユーザが充電計画案を受け入れるまで同様の処理を繰り返す(S113、S112)。ユーザ指定条件を満たす充電計画案を作成できないときは、その旨の通知をユーザのアプリに送信する。この場合、ユーザはユーザ指定条件を変更し、上記と同様の処理を行えばよい。
図34は、充電計画部71が充電計画の再作成(更新)を行う場合の処理の一例のフローチャートである。本処理は、ユーザの予約が不履行になった、もしくは不履行でない(不履行になる可能性が高い場合を含む)と判断した場合に、ユーザの予約不履行を決定し、充電計画案を再作成(更新)する。なお、不履行になった場合は、I/P算出部51ではユーザに対してペナルティを付与するかが判断され、判断の結果、ペナルティが付与される場合、付与されない場合がある。例えば、許容回数未満の予約不履行はペナルティを与えず、許容回数以上の予約不履行にペナルティを与える。または、予約不履行の回数に応じてペナルティを重くしてもよい。本フローチャートの処理は、例えば各ユーザについて一定時間毎に実行する。
ステップS201において、充電計画部71は、ユーザのアプリから位置情報(GPS情報等)と、位置情報が取得された時刻を表す情報(時刻情報)を受信する。なお、時刻情報の受信を省略してもよい。この場合、予約管理装置101が位置情報を受信した時刻を位置情報が取得された時刻としてもよい。
ステップS201において、充電計画部71は、ユーザのEVが、予約した充電地点(予約管理装置101が指定した充電地点の場合を含む)に到達する予測時刻(到達予測時刻)を計算する。到達予測時刻の計算には、例えば地図情報やTC情報等を利用すればよい。なお、予約管理装置101が充電地点をユーザに指定した場合、予約管理装置101が強制的に予約したと考えることもできる。
ステップS203において到達予測時刻と、予約した充電時間(予約管理装置101が指定した充電時間の場合を含む)の開始時刻との差に基づき、当該予約した充電時間に間に合うかを判断する。例えば到達予測時刻が、当該開始時刻以前もしくは開始時刻の一定時間前までであれば、間に合うと判断し(S203のYES)、ステップS201に戻る。そうでなければ、間に合わないと判断し(S203のNO)、ステップS204に進む。間に合わない例として、渋滞で間に合わない場合、ユーザが充電地点を誤ってもしくは故意に通り過ぎてしまった場合、ユーザが別のSA/PAで休憩するなどして間に合わなくなる場合などがあり得る。通り過ぎてしまった場合は、予約した充電地点を超過した時刻が、予約時間の開始時刻より前であっても、間に合わないと判断する。ユーザが間に合ったか否か、およびユーザが間に合わなかった理由は、位置情報(GPS情報)や道路管制情報などに基づき判断できる。なお、I/P算出部51では、間に合わなかった理由に応じてユーザにペナルティを与えるか否か、および与える場合のペナルティの内容を変えてもよい。
ステップS204において、充電計画部71は、ユーザの充電時間および充電地点の少なくとも一方を変更する。例えば、渋滞で間に合わない場合等は、予約時間を到達予測時刻より後で最も早く充電可能な時間を特定し、特定した時間に予約を入れる(予約時間のシフト)。この際、元の予約はキャンセルする。キャンセルした予約の時間は、別のユーザが充電に使用できるようになる。ユーザが予約した充電地点を通り過ぎてしまった場合は、別の充電地点に予約を入れる。予約管理部23に予約情報DB24を更新させ、充電計画部71はユーザの充電計画を更新する。
ステップS205において、充電計画部71は、充電時間および充電地点の少なくとも一方の変更の通知をユーザのアプリに送信する。この際、変更をユーザが受け入れるかを問い合わせてもよい。ユーザが受け入れない場合、充電時間を短くしたり(30分を20分にするなど)、他の充電地点を探したりするなど、別の候補を探索し、探索した候補について、ユーザが受け入れ可能か、ユーザに再度問い合わせてもよい。
図35に、充電時間および充電地点の少なくとも一方の変更をユーザに通知した場合のユーザのアプリの画面例を示す。アプリの画面には、変更後の充電地点と充電時間と、変更後の充電地点の到着予測時刻が表示されている。
図34のフローチャートの例では、予約管理装置101側で自動的に再計画を行ったが、ステップS203でユーザが間に合わないと判断された場合に、ユーザのアプリにその旨を通知し、ユーザ側の操作で充電地点および充電時間を変更するように処理を変更してもよい。
図36に示すように、例えば、ステップS203でユーザが間に合わないと判断された場合に、その旨の通知をアプリに行って表示させる。ユーザはアプリを操作して、充電地点および充電時間の少なくとも一方を変更する。
図37は、同じ充電地点で充電時間のみの変更を行う場合のアプリの操作例を示す。充電予約画面(図27参照)において予約したSA/PA001のブロックを押下(タップ等)し、図37の左に示す、SA/PA001のパネルを表示させる。“予約済”エリアを移動(ドラッグ等)させる。移動の結果の例が、図37の右に示される。充電開始時刻が8:55から9:15に変更されている。これに応じて、充電時間長も30分から25分に変更されている。ユーザがOKボタンを押下すると、移動後の“予約済”エリアの情報が充電計画部71に通知される。充電計画部71はこの内容でユーザの充電計画を更新する。図37の例ではユーザは予約を変更したが、予約を削除してもよい。
図38は、予約を削除する場合のアプリの操作例を示す。充電予約画面(図27参照)において予約したSA/PA001のブロックを押下(タップ等)し、図38の左に示す、SA/PA001のパネルを表示させる。“予約済”エリアを押下(タップ等)する。アプリは、図38の中央に示すように、充電予約の削除の確認画面を表示し、ユーザがOKボタンを押下すると、図38の右のように、予約が削除される。
図39は、充電計画部71が充電計画の再作成(更新)を行う場合の処理の他の例のフローチャートである。本処理は、ユーザから事前に予約の不履行の通知を受けた場合に、充電計画の再作成(更新)を行う。なお、この場合、I/P算出部では、ユーザに対してペナルティを付与するかが判断され、判断の結果、ペナルティが付与され得る。許容回数以下の予約不履行はペナルティを与えなくてもよい。または、予約不履行の回数に応じてペナルティを重くしてもよい。本フローチャートの処理は、例えば各ユーザについて一定時間毎に実行する。
ステップS211において、充電計画部71は、ユーザのアプリから予約時間に間に合わないとの通知(予約不履行の通知)を、予約時間の開始時間より前に受信する。例えば、渋滞でユーザが予約時間に間に合わないと判断した場合、他の供給地点(SA/PA)等で休憩が必要と判断した場合などに、このような通知を行うことが考えられる。休憩が必要な例として、子供がぐずる、ユーザもしくは同乗者がトイレに行きたい、運転者(ユーザ等)が睡眠を取りたいなど理由があり得る。
ステップS212において、充電計画部71は、充電計画を再度行い、予約可能な充電地点と時間とを含む充電計画案を、ユーザにアプリを介して提示する。
ステップS213において、ユーザのアプリから、提示した充電計画案の範囲で選択した充電地点および充電時間を指定した予約変更要求を受信した場合は(S213のYES)、ユーザの予約を変更する(S214)。一方、予約変更要求を受信しなかった場合は、ユーザの予約をキャンセルする(S215)
ステップS211において予約不履行の通知を受信した場合に、実際にユーザが予約時間に間に合わないかをステップS203と同様の方法で判断してもよい。間に合うと判断した場合は、その旨の通知をユーザのアプリに送信し、充電計画の変更は行わないことを決定してもよい。
図40は、I/P算出部51の処理の一例のフローチャートである。本処理では、ユーザに対し、予約のキャンセル(予約の不履行)に関する所定のペナルティ基準が満たされた場合にペナルティ回数を増加させ、ペナルティ基準を満たした回数が閾値以上になった場合に、ユーザにペナルティを付与するものである。この例では、閾値は3以上である場合を想定するが、閾値は1以上の整数ならば何でもよい。
ステップS301においてペナルティ基準が満たされたことが検出される。ペナルティ基準は何でも良い。例えば図34のステップS203でユーザが予約時間に間に合わないと判断されることでもよいし、ユーザが予約時間に実際に間に合わなかったことでもよい。これらの場合、ユーザは予約を無断キャンセルした場合に相当する。あるいは、ペナルティ基準は、図39のステップS211で予約不履行通知を受信したことでもよい。この場合、ユーザは事前連絡した上で、予約をキャンセルした場合に相当する。
ステップS302で、ユーザのアプリにペナルティ基準が満たされたことを通知する。例えばペナルティ基準がユーザのEVが予約時間または予約した充電地点を超過したことであれば、その旨をユーザのアプリに通知する。ユーザのアプリには、ペナルティ基準が満たされたことのメッセージが表示される。これにより、ユーザはペナルティ基準が満たされたこと(例えば自分が予約を無断キャンセルしたこと)を認識する。
ステップS303において、ユーザへのペナルティ基準が満たされたことへの通知に対して、ユーザのアプリから応答があったかを判断する。ユーザは、上記メッセージに対して一定時間内にメッセージを確認したことの応答をアプリ操作により返すことができる。応答を受信した場合は(S303のYES)、予約のキャンセル回数に1を加算する(S304)。応答を受信しなかった場合は(S303のNO)、予約のキャンセル回数(ペナルティ基準が満たされた回数)に2を加算する(S305)。なお、ペナルティ基準は複数存在してもよく、その場合、ペナルティ基準ごとに独立してキャンセル回数をカウントしてもよいし、ペナルティ基準を区別することなく、キャンセル回数をカウントしてもよい。
ステップS306において予約のキャンセル回数(ペナルティ基準が満たされた回数)が閾値以上になったかを判断する。キャンセル回数が閾値未満の場合は(S306のNO)、本処理を終了する。一方、閾値以上になった場合は(S306のYES)、ユーザに対してペナルティを付与する(S307)。すなわち、ユーザに対してペナルティを含むI/P計画を作成(または更新)する。ペナルティの付与方法については前述した通りである。付与したペナルティをユーザのアプリに通知する(S308)。ペナルティの内容がアプリの画面に表示される。これによりユーザは、自分にペナルティが付与されたこと、およびその内容を認識する。
ペナルティ通知を、充電予約の変更の通知(図34のS205参照)と同時に行ってもよい。
図41は、ペナルティ基準がユーザのEVが予約時間または予約した充電地点を超過したことである場合に、充電予約の変更の通知と同時にペナルティを通知するアプリ画面の例を示す。ユーザに対してこの例ではペナルティは充電料金の割引がなく、通常料金になることである。
図42に、他のペナルティの例として予約の権利を剥奪する場合のアプリ画面例を示す。この例では予約管理装置101が指定する充電地点および充電時間で充電を行うまでは次回の予約はできない(前述したように指定した充電地点に到着してからの当該充電地点の予約は可能としても良いし、到着してから空きの時間が到来するまで順番待ち(待機)し、空きの時間が到来したら充電するようにしてもよい)。
図40のフローチャートの処理ではキャンセル回数が閾値以上の場合にペナルティを付与したが、変形例として、ユーザ応答の有無に応じて、ユーザに付与するペナルティの内容を決定してもよい。
図43は、この場合の処理のフローチャートの一例を示す。図43のステップS301~S303は図40と同じである。ユーザの応答があった場合は(S303のYES)、ステップS314において、軽いペナルティを付与する。軽いペナルティとして、例えばペナルティの内容が軽い(割引率が中程度など)、ペナルティが適用される回数が少ない、ペナルティが適用される期間が短いなどがある。ユーザの応答がなかった場合は(S303のNO)、ステップS315において、重いペナルティを付与する。重いペナルティとして、例えばペナルティの内容が重い(割引無しなど)、ペナルティが適用される回数が多い、またはペナルティが適用される期間が長いなどがある。付与したペナルティをユーザのアプリに通知する(S308)。
ここでユーザが充電地点で実際に充電を行う場合の動作の具体例について説明する。
図44は、ユーザが充電地点で充電を行う場合のアプリ画面の例を示す図。図45は、図44に続く図である。
予約管理装置101は、ユーザが予約した充電地点に到着すると、予定通り充電を行うかの確認のメッセージを送信する。メッセージはユーザのアプリに表示される。図44の左にはメッセージの表示例を示す。ユーザは予定通り充電を行う場合は、充電器に移動し、充電の準備(有線充電の場合はケーブルの接続等、無線充電の場合は指定箇所にEVを設置等)を行う。そして、アプリのOKボタンを押下する。予約管理装置101はアプリから充電を行う旨の通知を受けると、充電器管理システム90もしくは充電器に当該ユーザについての充電許可を通知し、当該ユーザのEVに充電が開始される。このときユーザのアプリには、図44の右に示すように、充電完了の一定時間前になったらアラートで通知することをメッセージで表示する。図45の左に示すように、完了の一定時間前になったら、その旨を通知するメッセージをユーザのアプリに表示する。そして、図45の右に示すように、充電が完了したら、次の充電地点(SA/PA)の予約が可能になったことのメッセージをユーザのアプリに表示する。図44および図45で説明した充電の手順は一例であり、この手順に限定されない。例えば充電の実際の指示はアプリではなく、ユーザが充電器管理システムの端末を直接操作して入力するようにしてもよい。
上述した説明ではユーザはスマートフォン等の携帯端末を保持しており、予約管理装置101はユーザの携帯端末のアプリを介して予約のための情報のやりとりを行ったり、ユーザのEVの位置等を把握したりできることを前提としていた。ユーザの中には、自宅に携帯端末を忘れてきてしまった場合や、そもそも携帯端末を保持していない場合も考えられる。また本アプリのユーザ登録を行っていないユーザ(非会員)も存在する。そのようなユーザが予約を可能とするために各供給地点に充電予約端末を設置してもよい。充電予約端末を設置する供給地点はすべての供給地点でもよいし、一部の供給地点でもよい。充電予約端末は、一例として図2の情報装置201に対応する。充電予約端末を利用して充電を予約できる。充電の予約は、充電予約端末が設置された供給地点の充電の予約のみならず、他の供給地点の充電の予約が可能であってもよい。なお、充電予約端末の利用は、携帯端末を保持しているユーザが行ってもよい。前述のペナルティの種類として、アプリからの予約を認めず、供給地点に設置された充電予約端末で予約を行うこと(現地での予約)を要求するものがあってもよい。
図46~図52を用いて、充電予約端末を用いて充電の予約等を行う例を説明する。
図46に充電予約端末のメニュー画面の例を示す。充電予約端末が設置された供給地点(現在位置のSA/PA)の充電予約を行うメニュー601、現在位置のSA/PAの充電予約を変更・取消のメニュー602と、他の供給地点(SA/PA)の充電予約状況を確認するメニュー603とが存在する。画面の右上には現在時刻が表示されている。本EV向け情報提供システムの会員が利用する場合は、会員ID等の入力により、本人認証を行うようにしてもよい。
図47に、メニュー601を選択した場合に表示される画面の例を示す。SA/PA001の現在の予約状況が表示されている。この情報は、一例として予約管理装置101の予約DB24から取得してもよいし、本充電予約端末に同じ情報が同期して保持されていてもよい。この画面でユーザは充電時間(充電開始時刻と時間長)の設定を行い、充電の予約を行うことができる。“充電予約を実行”のボタンを押下することで予約が完了する。
図48の画面に遷移して、充電予約端末から整理券が発行される。整理券にはパスワードおよびバーコード(QRコード)の少なくとも一方が記載されている。ユーザは充電を行う際は、このパスワードまたはバーコードを、充電器を管理する充電器管理システム90(充電器管理システム90の端末が設置されている)に入力して充電を行うことが許容されてもよい。
図49に,図46のメニュー602を選択した場合に表示される画面の例を示す。ユーザは、予約を変更または取り消すときはメニュー602を選択する。画面に、整理券に記載されたパスワードを入力するか、整理券に記載されたバーコードを読取部に読み取らせることで、ユーザ認証を行う。“充電予約を変更・取消”ボタンを押下する。
図50の画面に遷移し、この画面でユーザは、予約の変更または取消を行うことができる。
図51に,図46のメニュー603を選択した場合に表示される画面の例を示す。ユーザは、他のSA/PAの充電の予約状況を確認したいときはメニュー603を選択する。この画面で充電の予約状況を確認したいSA/PAを選択する。SA/PAの選択誤、“充電予約を参照”ボタンを押下する。
図52の画面に遷移し、この画面でユーザは、選択したSA/PAの予約状況を確認できる。変形例として、図47の画面と同様に、選択したSA/PAの充電の予約をこの画面で行うことを可能にしてもよい。“到着予定”は、現在位置のSA/PAを現在出発した場合に、選択したSA/PAに到着する予定の時刻を指している。選択したSA/PAへの経路が複数あるときは経路別に時刻を表示してもよい。これにより、ユーザは次にどのSA/PAで充電を行うべきか判断できる。
図53は、第2の実施例における予約管理装置101によるEV向け情報提供システムに関わる動作の一例のフローチャートである。充電計画部71は、ユーザのアプリから走行区間の情報(出発地、目的地を含み、経由するICや供給地点(SA/PA)等を含んでも良い)を受信し(S401)、また、ユーザ指定条件等の情報を受信する。ユーザ指定条件の例として、前述した充電スタイル、充電タイミング等がある(図32参照)。
充電計画部71は、ユーザに推奨する充電地点および充電時間を含む充電計画案を作成し、作成した充電計画案をユーザのアプリに通知する(S403)。ユーザが選択した充電地点および充電時間を表す情報を受信し(S404)、受信した情報に基づきユーザの充電計画を決定する。決定した充電計画をユーザのアプリに通知する(S405)。この際、この充電計画を守って充電した場合に付与されるインセンティブを通知してもよい。また、充電計画を守らなかった場合(キャンセルした場合)等に付与されるペナルティを通知してもよい。通知した充電計画に対してユーザが同意したか否かの通知を受信し、ユーザが同意した場合は(S406のYES)、この充電計画の内容を確定する(充電計画の内容で充電地点および充電時間を予約する)。ユーザが同意しなかった場合は(S406のNO)、ステップS403に戻り、別の充電計画案を作成し、ユーザのアプリに通知する。なお、ステップS405でユーザの充電計画を決定した時点で、この内容にユーザの充電計画を確定し、ユーザには確定した充電計画を参照用に通知するようにしてもよい。
充電計画部71(または走行管理部41)は、ユーザが、予約時間の開始前またはその一定時間前までに、予約した充電地点に到来したかを判断する(S407)。到来しなかった場合、または到着予測時刻からユーザが到着できないと判断した場合は(図34参照)、現在の予約をキャンセルし、次の充電地点および充電時間を決定し、ユーザのアプリに通知する(S411)。これによりユーザに次の充電地点および充電時間を指定する。この決定した充電地点および充電時間の予約をユーザの予約情報として登録する。
一方、ユーザが、指定した予約時間の開始前またはその一定時間前までに、指定した充電地点に到来した場合は(S412のYES)、ステップS403に戻り、次の充電計画案を作成する。一方、ユーザが、当該指定した充電地点に到来しなかった場合、または到着予測時刻からユーザが到着できないと判断した場合は、ペナルティ基準が満たされたとして、ペナルティをユーザに付与する(S413)。ステップS403に戻り、次の充電計画案を作成する。一例として、ユーザのペナルティの内容が次回の予約ができないことであれば、次の充電計画案ではユーザの充電地点および充電時間を予約管理装置101側で指定する。
ステップS407でユーザが予約時間の開始前またはその一定時間前までに、予約した充電地点に到来したと判断した場合、充電計画部71(または走行管理部41)は、ユーザが実際に予約時間で充電をしたかを判断する(S408)。ユーザが実際に充電を行った場合は(YES)、I/P算出部51がユーザにインセンティブを付与する(S409)。すなわち、I/P算出部51が、ユーザに適用するインセンティブを表したI/P計画を生成(もしくは更新)する。ユーザに対して次の充電を計画するかを判断し、計画する場合は(S410のYES)、ステップS403に戻り、計画しない場合(S410のNO)、本処理を終了する。次の充電を計画しない場合の具体例は第1の実施例と同様である。ステップS408でユーザが予約時間に充電を行わなかった場合は、ステップS403に戻る。この場合、ユーザにペナルティを与えてもよいし、与えなくてもよい。
以上、本実施形態によれば、ユーザに充電地点および充電時間を選択および予約させ、充電予約を履行したユーザにはインセンティブを付与し、充電予約を不履行にしたユーザにはペナルティを付与したことにより、充電器稼働状態を平準化または充電器の平均稼働率を向上させることができる。これにより不必要な充電器の増強を抑制でき、維持管理コストを低減できる。また、ユーザの待ち時間を減らす、不満の少ない充電計画を作成できる。
図54に、本実施形態に係る予約管理装置101のハードウェア構成を示す。本実施形態に係る予約管理装置101は、コンピュータ装置100により構成される。コンピュータ装置100は、CPU151と、入力インタフェース152と、表示装置153と、通信装置154と、主記憶装置155と、外部記憶装置156とを備え、これらはバス157により相互に接続されている。
CPU(中央演算装置)151は、主記憶装置155上で、予約管理装置101の上述の各機能構成を実現するコンピュータプログラムを実行する。CPU151が、コンピュータプログラムを実行することにより、各機能構成は実現される。
入力インタフェース152は、キーボード、マウス、及びタッチパネルなどの入力装置からの操作信号を、予約管理装置101に入力するための回路である。
表示装置153は、予約管理装置101から出力されるデータまたは情報を表示する。表示装置153は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、CRT(ブラウン管)、及びPDP(プラズマディスプレイ)であるが、これに限られない。コンピュータ装置100から出力されたデータまたは情報は、この表示装置153により表示することができる。
通信装置154は、予約管理装置101が外部装置と無線または有線で通信するための回路である。通信装置154を介して外部装置から情報を入力することができる。外部装置から入力した情報を、DBに格納することができる。通信部11は、通信装置154上に構築されることができる。
主記憶装置155は、本実施形態の処理を実現するプログラム、およびプログラムの実行に必要なデータ、及びプログラムの実行により生成されたデータなどを記憶する。プログラムは、主記憶装置155上で展開され、実行される。主記憶装置155は、例えば、RAM、DRAM、SRAMであるが、これに限られない。各実施形態における記憶部は、主記憶装置155上に構築されてもよい。
外部記憶装置156は、上記プログラムおよびプログラムの実行に必要なデータ、及びプログラムの実行により生成されたデータなどを記憶する。これらのプログラムやデータは、本実施形態の処理の際に主記憶装置155に読み出される。外部記憶装置156は、例えば、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、及び磁気テープであるが、これに限られない。各実施形態における記憶部は、外部記憶装置156上に構築されてもよい。
なお、上述のプログラムは、コンピュータ装置100に予めインストールされていてもよいし、CD-ROMなどの記憶媒体に記憶されていてもよい。また、当該プログラムは、インターネット上にアップロードされていてもよい。
なお、コンピュータ装置100は、プロセッサ151、入力インタフェース152、表示装置153、通信装置154、及び主記憶装置155を、それぞれ1つ又は複数備えてもよいし、プリンタやスキャナなどの周辺機器を接続されていてもよい。
また、予約管理装置101は、単一のコンピュータ装置100により構成されてもよいし、相互に接続された複数のコンピュータ装置100からなるシステムとして構成されてもよい。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
101:予約管理装置
11:通信部
13:EV管理部
14:ユーザDB(データベース)
15:地図情報管理部
16:道路管制情報管理部
17:充電器情報管理部
18:気象情報管理部
19:車両情報管理部
20:システムDB
21:制御部
23:予約管理部
24:予約DB
25:I/P(インセンティブ/ペナルティ)情報管理部
26:I/P情報DB26
31:I/P料金管理部
32:充電管理部
41:走行管理部
51:I/P算出部
52:I/P計画DB
71:充電計画部71
201A~201N:情報装置
211A~211N:サーバ
220:通信ネットワーク
100:コンピュータ装置
151:プロセッサ(CPU)
152:入力インタフェース
153:表示装置
154:通信装置
155:主記憶装置
156:外部記憶装置
157:バス
601、602,603:メニュー

Claims (22)

  1. 複数のエネルギー供給地点を含む交通路を移動する移動体にエネルギー供給を行う前記エネルギー供給地点と前記エネルギー供給を行うエネルギー供給時間とに関する予約を管理する予約管理部と、
    前記エネルギー供給地点の利用率に基づいて、前記予約を生成するエネルギー供給計画部と、
    前記予約の履行状況に応じて、前記移動体のユーザにインセンティブまたはペナルティを付与する算出部と、を備え、
    前記エネルギー供給計画部は、前記利用率に基づいて、前記移動体のエネルギー供給計画案を作成し、前記エネルギー供給計画案に基づき、前記予約を生成し、
    前記エネルギー供給計画部は、複数のモードのうちユーザの通信端末から前記ユーザが選択したモードの情報を取得し、前記情報が示すモードに従って前記エネルギー供給計画案を生成し、
    前記エネルギー供給計画部は、前記情報が示すモードが前記複数のモードのうちの第1モードの場合に、前記利用率に基づいて前記エネルギー供給計画案を作成し、
    前記算出部は、前記ユーザにより選択された前記モードに応じて、前記ユーザに付与するインセンティブまたは前記ペナルティを決定する
    情報処理装置。
  2. 前記第1モードは、前記移動体のエネルギー供給料金が前記複数のモードのうちの他のモードよりも安くなるモードであり、
    前記エネルギー供給計画部は、前記情報が示すモードが前記第1モードである場合は、前記移動体のエネルギー供給料金が前記複数のモードのうちの前記他のモードよりも安くなるエネルギー供給計画案を作成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記複数のモードのうちの第2モードは、前記移動体が目的地に前記複数のモードのうち前記第2モード以外のモードよりも早く到着するモードであり、
    前記エネルギー供給計画部は、前記情報が示すモードが前記第2モードである場合、前記移動体が前記目的地に前記第2モード以外のモードよりも早く到着するエネルギー供給計画案を作成する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記算出部は、前記ユーザが前記予約を履行したか否か、または前記予約を履行可能か否かを判断し、前記予約を履行した場合に前記インセンティブを付与し、前記予約を履行しなかった場合、もしくは前記予約を履行できないと判断した場合に、前記ペナルティを付与する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記移動体の走行状態を管理する走行管理部を備え、
    前記算出部は、前記ユーザが前記エネルギー供給時間の開始までに前記エネルギー供給地点に間に合うか否かを判断し、前記ユーザが前記エネルギー供給時間の開始までに間に合わないと判断した場合、前記ユーザが前記予約を履行できないことを決定する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記移動体の走行状態を管理する走行管理部を備え、
    前記算出部は、前記エネルギー供給時間の開始前に、前記移動体が前記予約の前記エネルギー供給地点を通り過ぎたかを判断し、前記移動体が前記エネルギー供給地点を通り過ぎたと判断した場合、前記ユーザが前記予約を履行しなかったこと、または前記予約を履行できないことを決定する
    請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 前記インセンティブは、前記エネルギー供給の料金を割り引くこともしくは割引率を高くすることを含む
    請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記インセンティブは、前記エネルギー供給地点、前記エネルギー供給時間、前記エネルギー供給時間の長さの少なくとも1つを指定する権利を含む
    請求項1~7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記インセンティブは、前記ユーザに、前記エネルギー供給地点と前記エネルギー供給時間とに関する他のユーザの予約を強制的にキャンセルまたは変更し、前記キャンセルまたは前記変更により空いた時間に前記ユーザの予約を入れる権利を含む
    請求項1~8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記インセンティブは、前記ユーザにポイントを贈与すること、または前記ユーザにアイテムを贈与することを含む
    請求項1~9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記インセンティブは、複数の前記エネルギー供給地点を予約する権利を含む
    請求項1~10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記ユーザに前記予約の前記エネルギー供給地点および前記エネルギー供給時間の少なくとも一方の変更を提示するエネルギー供給計画部を備え、
    前記算出部は、前記ユーザが前記変更に同意した場合に、前記インセンティブを付与する
    請求項1~11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記算出部は、前記ユーザから要求された前記エネルギー供給地点および前記エネルギー供給時間に、他の第1ユーザの予約が入っている場合に、前記他の第1ユーザに前記予約の変更を問い合わせ、
    前記算出部は、前記他の第1ユーザが前記予約の変更に応じた場合に、
    前記他の第1ユーザが指定する他の第2ユーザにインセンティブを付与する、または
    前記ユーザが指定する他の第3ユーザにインセンティブを付与する、または
    前記ユーザに付与されている前記インセンティブを、前記他の第1ユーザまたは前記他の第2ユーザに譲り渡す
    請求項1~12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記算出部は、前記ユーザから前記予約を履行できないとの通知を前記エネルギー供給時間の開始前に受けた場合は、前記ペナルティを付与しないもしくは前記ペナルティを軽減する
    請求項1~13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  15. 前記ペナルティは、前記ユーザが前記エネルギー供給地点と前記エネルギー供給時間とに関する予約を、少なくとも前記エネルギー供給地点の到着前に行うことができないことを含む
    請求項1~14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  16. 前記ユーザは、前記複数のエネルギー供給地点の少なくとも1つに到着した後に、前記到着したエネルギー供給地点でのエネルギー供給時間の予約を行い、または前記到着したエネルギー供給地点の空いている時間で前記エネルギー供給を行い、
    前記算出部は、前記エネルギー供給地点に到着した後で行った前記予約を履行した場合、または前記空いている時間でエネルギー供給を行った場合に、前記ペナルティを解除する
    請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記ペナルティを付与されたユーザに使用させるエネルギー供給地点とエネルギー供給時間とを指定するエネルギー供給計画部を備え、
    前記算出部は、前記ユーザが前記指定されたエネルギー供給地点で前記指定されたエネルギー供給時間に前記エネルギー供給を行った場合に、前記ペナルティを解除する
    請求項1~16のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  18. 前記ペナルティは、前記エネルギー供給の料金を割り引かないこと、もしくは前記料金の割引率を低くすることを含む
    請求項1~17のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  19. 前記ペナルティは、前記ユーザが予約可能なエネルギー供給地点を特定のエネルギー供給地点に制限すること、または、前記ユーザが予約可能なエネルギー供給を行う時間または前記時間の長さを制限することを含む
    請求項1~18のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  20. 前記算出部は、前記ユーザが前記予約を履行しなかった回数が閾値以上になった場合に、前記ペナルティを付与する
    請求項1~19のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  21. 複数のエネルギー供給地点を含む交通路を移動する移動体にエネルギー供給を行う前記エネルギー供給地点と前記エネルギー供給を行うエネルギー供給時間とに関する予約を管理するステップと、
    前記エネルギー供給地点の利用率に基づいて、前記予約を生成するステップと、
    前記利用率に基づいて、前記移動体のエネルギー供給計画案を作成し、前記エネルギー供給計画案に基づき、前記予約を生成するステップと、
    複数のモードのうちユーザの通信端末から前記ユーザが選択したモードの情報を取得し、前記情報が示すモードに従って前記エネルギー供給計画案を生成するステップと、
    前記情報が示すモードが前記複数のモードのうちの第1モードの場合に、前記利用率に基づいて前記エネルギー供給計画案を作成するステップと、
    前記予約の履行状況に応じて、前記移動体のユーザにインセンティブまたはペナルティを付与するステップと、
    前記ユーザにより選択された前記モードに応じて、前記ユーザに付与するインセンティブまたは前記ペナルティを決定するステップと、
    をコンピュータが実行する情報処理方法。
  22. 複数のエネルギー供給地点を含む交通路を移動する移動体にエネルギー供給を行う前記エネルギー供給地点と前記エネルギー供給を行うエネルギー供給時間とに関する予約を管理するステップと、
    前記エネルギー供給地点の利用率に基づいて、前記予約を生成するステップと、
    前記利用率に基づいて、前記移動体のエネルギー供給計画案を作成し、前記エネルギー供給計画案に基づき、前記予約を生成するステップと、
    複数のモードのうちユーザの通信端末から前記ユーザが選択したモードの情報を取得し、前記情報が示すモードに従って前記エネルギー供給計画案を生成するステップと、
    前記情報が示すモードが前記複数のモードのうちの第1モードの場合に、前記利用率に基づいて前記エネルギー供給計画案を作成するステップと、
    前記予約の履行状況に応じて、前記移動体のユーザにインセンティブまたはペナルティを付与するステップと、
    前記ユーザにより選択された前記モードに応じて、前記ユーザに付与するインセンティブまたは前記ペナルティを決定するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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