JP2013156050A - 充電管理装置、コンピュータプログラム及び充電管理方法 - Google Patents

充電管理装置、コンピュータプログラム及び充電管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】目的地に到着した後に充電切れが起こるという不安を、ユーザに与えないように、充電量を決定する。
【解決手段】電気自動車10のバッテリ11に対して、第1の充電設備C1が充電を行う充電量を求める。電気自動車10の目的地D1を示す目的地情報を取得し、この目的地D1の周辺に存在している第2の充電設備C2を特定する。第1の充電設備C1から目的地D1まで到達するために必要な充電量F1に、目的地D1から第2の充電設備C2へと到達するために必要な充電量F2を加えた充電量に基づいて、第1の充電設備C1がバッテリ11に対して充電を行う充電量を算出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気自動車のバッテリに充電する充電量の管理を行う充電管理装置、充電管理方法、及び、その充電量の管理を行うためのコンピュータプログラムに関する。
近年、自動車分野において、低燃費及び二酸化炭素排出量の削減を目的として、エンジンに加え、バッテリからの電力によって走行動力を発生させるモータを搭載したハイブリッド自動車、又は、走行動力をモータのみから得る電気自動車が開発され、実用化されている。
現在の電気自動車は、バッテリの充電時間が長い割には1回の走行可能距離が短いという課題を有していることから、効率良く充電するための工夫が数多く提案されている。
例えば、特許文献1には、目的地が設定されると、その「目的地までの距離」を「単位電力量で走行可能な距離」で除算し、これに「安全係数」を乗算した値に基づいて、充電設備において充電すべき「充電量」を求める技術が開示されている。
この方法によれば、目的地まで到着するために必要となる充電量に、目的地に到着した直後にバッテリ切れにならないようにするための予備電力用の充電量が、前記「安全係数」により加算され、これを充電設備における充電量としている。
特開2010−252449号公報(段落0060参照)
特許文献1に記載の方法によれば、目的地まで到着するために必要となる充電量と、予備電力用の充電量とに基づいて、充電設備において、電気自動車に充電すべき充電量が算出されることから、フル充電を行う必要がなくなる。例えば、目的地へと向かっている途中で立ち寄った充電設備において充電を行う場合、その充電設備でフル充電することなく出発することができ、時間的なロスを軽減することが可能となる。
しかし、特許文献1に記載の方法の場合、安全係数は予め設定された値(1.2)であるため、万が一、目的地近くに充電設備が存在していない場合、その後の走行に支障をきたす。
したがって、結局、目的地へと向かっている途中で立ち寄った充電設備において、電気自動車のユーザは、目的地に到着した後の充電切れが心配であることから、フル充電又はフル充電に近い状態にまで充電する傾向にある、という問題点がある。
そこで、本発明は、目的地に到着した後に充電切れが起こるという不安を、ユーザに与えないように、充電量を決定することが可能となる充電管理装置、充電管理方法、及び、充電量を決定する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明は、バッテリ及び当該バッテリからの電力によって走行動力を発生させるモータを搭載した電気自動車の当該バッテリに対して、第1の充電設備が充電を行う充電量を求める充電管理装置であって、前記電気自動車の目的地を示す目的地情報を取得する取得部と、前記目的地の周辺に存在している第2の充電設備を特定する特定部と、前記第1の充電設備から前記目的地まで到達するために必要な充電量に、当該目的地から前記第2の充電設備へと到達するために必要な充電量を加えた充電量に基づいて、当該第1の充電設備が前記バッテリに対して充電を行う充電量を算出する算出部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、第1の充電設備においてバッテリに対して充電を行う充電量は、電気自動車が目的地へ到着し、その後、目的地の周辺に存在している第2の充電設備へとたどり着くことができる、充電量で済み、さらに、算出された充電量によれば、目的地に到着した後に走行途中で充電切れが起こるという不安を、ユーザに与えない。このため、第1の充電設備において、必ずしもバッテリを満充電の状態にする必要がなく、算出された充電量が充電されると、直ぐに出発することが可能となる。
(2)また、前記取得部は、第1となる前記目的地の次に向かう第2の目的地を示す第2の目的地情報を取得し、前記特定部は、前記第1の目的地から前記第2の目的地へと向かう方向に存在している充電設備を、前記第2の充電設備として特定するのが好ましい。
この場合、第1の目的地から第2の目的地へと向かう際に効率が良い。なお、第2の目的地は、ピンポイントな位置以外に、例えば、第1の目的地よりも北側の領域又は南側の領域などのように、大まかに区分けされた領域であってもよい。
(3)また、前記特定部は、前記第2の充電設備となり得る複数の候補充電設備の中から、前記目的地から前記候補充電設備までの間の交通状況又は道路形態の情報に基づいて、前記第2の充電設備を特定してもよい。
この場合、例えば、目的地から少しくらい遠くても、交通状況の情報によれば到達するまでの道路が混んでいない第2の充電設備を、又は、道路形態の情報によれば到達するまでに上り坂が少ない第2の充電設備を、特定することで、目的地から第2の充電設備までの消費電力を減らすことができる。この結果、第1の充電設備における充電量を少なくすることが可能となり、充電時間が短縮される。
(4)また、前記特定部は、前記目的地から最も近い充電設備を、前記第2の充電設備として特定することができ、この場合、簡単に第2の充電設備を特定することができる。
(5)また、前記特定部は、充電設備の性能に基づいて、前記第2の充電設備を特定することができる。この場合、例えば急速充電を行うことが可能となる充電設備を、第2の充電設備として特定することができる。この場合、第2の充電設備における充電時間が短縮される。
(6)また、前記充電管理装置は、前記算出部が算出した充電量についての情報を、前記第1の充電設備に対して出力する出力部を、更に備えているのが好ましい。
この場合、第1の充電設備において電気自動車に対して充電を行う際に、算出部が算出した充電すべき充電量についての情報を、出力部が第1の充電設備に出力することができ、この第1の充電設備は、入力された情報に基づいて充電を行えばよい。
(7)また、本発明は、バッテリ及び当該バッテリからの電力によって走行動力を発生させるモータを搭載した電気自動車の当該バッテリに対して、第1の充電設備が充電を行う充電量を求める処理を、コンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記電気自動車の目的地を示す目的地情報を取得する取得手段、前記目的地の周辺に存在している第2の充電設備を特定する特定手段、前記第1の充電設備から前記目的地まで到達するために必要な充電量に、当該目的地から前記第2の充電設備へと到達するために必要な充電量を加えた充電量に基づいて、当該第1の充電設備が前記バッテリに対して充電を行う充電量を算出する算出手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、上記(1)の解析方法と同様の作用効果を奏する。
(8)また、本発明は、バッテリ及び当該バッテリからの電力によって走行動力を発生させるモータを搭載した電気自動車の当該バッテリに対して、第1の充電設備が充電を行う充電量を求める充電管理方法であって、前記電気自動車の目的地を示す目的地情報を取得し、前記目的地情報に基づいて前記目的地の周辺に存在している第2の充電設備を特定し、前記第1の充電設備から前記目的地まで到達するために必要な充電量に、当該目的地から前記第2の充電設備へと到達するために必要な充電量を加えた充電量に基づいて、当該第1の充電設備が前記バッテリに対して充電を行う充電量を算出することを特徴とする。
本発明によれば、上記(1)の解析方法と同様の作用効果を奏する。
本発明によれば、算出された充電量によれば、目的地に到着した後に走行途中で充電切れが起こるという不安を、ユーザに与えない。このため、第1の充電設備において、必ずしもバッテリを満充電の状態にする必要がなく、算出された充電量が充電されると、直ぐに出発することが可能となる。
充電管理装置を備えている充電システムの概略構成図である。 モバイル端末装置4のブロック図である。 第1の充電設備及び目的地を含む道路地図のイメージ図である。 充電管理方法のフロー図である。
〔1. 充電システムについて〕
図1は、充電管理装置を備えている充電システムの概略構成図である。この充電システム1は、電気自動車10に搭載されているバッテリ11に充電を行うためのシステムであり、電気自動車10は、充電可能であるバッテリ11、及び、このバッテリ11からの電力によって走行動力を発生させる電動モータ12を搭載している。
図1に示す充電システム1は、電気自動車10の他に、電気自動車10のバッテリ11を充電する充電設備C、サーバ装置2、及び、無線通信機能を備えているモバイル端末装置4を含む。さらに、充電システム1は、交通情報センター5、路側通信装置6、及び、電気自動車10に搭載されている車載装置13を含む。
モバイル端末装置4は、電気自動車10のドライバが所有しているスマートフォンである。このモバイル端末装置4は、サーバ装置2が提供するサービスに登録されることで、サーバ装置2と無線通信可能となり、サーバ装置2との間において各種の情報を送受信することができる。
なお、本実施形態では、モバイル端末装置4が、充電管理装置3を備えている。この充電管理装置3は、第1の充電設備C1がバッテリ11に対して充電を行う充電量を求める機能を有している。この充電管理装置3による各機能について、後に説明する。
交通情報センター5は、中央コンピュータからなり、各地域の道路に設置されているセンサなどから情報を収集し、これら情報をVICS(登録商標)情報として蓄積し、必要に応じて各装置へ送信する機能を有している。
路側通信装置6は、通信機及び通信制御機を備えており、各地域の道路に多数設置されており、各路側通信装置6は、車載装置13と無線通信が可能であり、また、有線(又は無線)によりサーバ装置2と通信が可能である。なお、モバイル端末装置4とサーバ装置2との間の通信も、この路側通信装置6を介して行ってもよい。
車載装置13は、車載コンピュータからなり、本実施形態で充電の対象となる電気自動車10の他に、各地域の道路を走行する自動車に搭載されており、各自動車のプローブ情報を取得し、路側通信装置6を介して、サーバ装置2へ送信する機能を有している。
サーバ装置2は、サーバコンピュータからなり、各地域の道路地図の情報(以下、道路地図情報という)を記憶している記憶部2aと、経路探索の処理を実行する経路探索部2bと、通信機能を有している通信部2cとを備えている。前記道路地図情報は、道路地図がメッシュ状に分割され、ノードと道路リンクとの組み合わせからなる経路情報が含まれている。ノードは、例えば道路の交差点や折曲点を特定するための座標位置であり、道路リンクはこれらのノード間をつないだものである。また、前記道路地図情報には、各地域に設置されている電気自動車充電用の充電設備Cの位置情報が含まれている。
そして、経路探索部2bは、出発位置から目的地までが設定されると、記憶部2aに記憶されているリンクコストを用いて、例えばダイクストラ法に基づいて経路探索を行う機能を有している。
さらに、サーバ装置2は、サーバ装置2の利用者の自動車に搭載されている車載装置13が取得したプローブ情報を、路側通信装置6を介して取得することができ、また、サーバ装置2は、交通情報センター5に接続されており、VICS情報を取得することができる。このため、サーバ装置2は、VICS情報及びプローブ情報に基づいて、道路における渋滞情報及びリンクコストを取得することができる。リンクコストは、そのリンクを自動車が走行するときの所要時間を示す値であり、渋滞情報は、ある地点からある地点までの道路の渋滞状況についての情報である。
サーバ装置2の記憶部2aには、道路形態の情報、駐車場の情報、電気自動車用の充電設備の情報が、道路地図情報に関連付けて蓄積されており、また、これら情報は更新され続ける。例えば、充電設備Cが新設されると、その情報を道路地図情報に関連付けて蓄積される。さらに、前記通信部2cによれば、各装置に対してこれら情報を送信することができる。
充電設備の情報とは、その所在地及びその充電設備の性能についての情報であり、充電設備の性能の情報には、例えば、急速充電が可能である設備である旨の情報などが含まれる。道路形態の情報とは、リンク間の道路の勾配の程度と、上り坂であるのか下り坂であるのかについての情報である。
また、サーバ装置2は、このサーバ装置2の利用者からの要求信号を受けると、通信部2cから各種情報を送信することができる。本実施形態の場合、前記利用者の一人が、図1に示している電気自動車10のドライバであり、サーバ装置2は、このドライバが所有しているモバイル端末装置4からの要求信号を受け、このモバイル端末装置4に対して情報を送信する。例えば、充電を行う電気自動車10の目的地が、モバイル端末装置4に入力されると、モバイル端末装置4は、要求情報にその目的地の情報を含めてサーバ装置2に送信する。この要求信号をサーバ装置2が受信すると、サーバ装置2は、例えば、前記目的地の周囲に存在している充電設備Cを抽出し、その充電設備Cの位置情報をモバイル端末装置4に対して送信(返信)する。
充電設備Cは、電気自動車10のバッテリ11を充電する充電器7と、充電器7によって行う充電に関する制御を行う充電制御部8とを備えている。充電器7とバッテリ11とは、充電器側コネクタと車体側コネクタとの結合により接続される。充電制御部8はコンピュータからなり、バッテリ11の充電量を管理する機能を有している。
〔2. モバイル端末装置4について〕
上記のとおり、モバイル端末装置4が充電管理装置3を備えている。モバイル端末装置4の構成及び充電管理装置3の機能について説明する。
図2はモバイル端末装置4のブロック図である。モバイル端末装置4は、外部の通信装置と通信を行う端末通信部20、各種の情報を表示可能なディスプレイからなる端末表示部21、各種の情報処理を行う端末制御部22、及び、端末制御部22に対して情報を入力する端末操作部23を備えている。
端末操作部23は、本実施形態では、端末表示部21を用いたタッチパネル式である。
端末通信部20は、送受信機からなり、サーバ装置2、車載装置13、充電制御部8と通信を行う。なお、車載装置13及び充電制御部8との間の通信は、有線による通信とすることができ、この場合、端末通信部20は、車載装置13及び充電制御部8の通信ケーブルと接続される通信インターフェースを有している。端末制御部22は、ユーザから端末操作部23を介した指令を受けると、この指令に応じた情報処理を実行する。
モバイル端末装置4は、CPU(端末制御部22)及びメモリ(記憶部)30等を有しているコンピュータからなり、このコンピュータを充電管理装置3として機能させるためのコンピュータプログラムPを、モバイル端末装置4(メモリ30)にインストールすることによって、充電管理装置3は構成される。充電管理装置3が備えている各機能(取得部31、特定部32、算出部33)は、前記コンピュータプログラムPがモバイル端末装置4によって実行されることで発揮される。
コンピュータプログラムPは、CD−ROM、DVD−ROMなどの記録媒体9に格納することができ、この記録媒体9を販売、譲渡することができる。また、コンピュータプログラムPの販売・譲渡は、コンピュータプログラムPがネットワーク経由でダウンロード可能に格納されたサーバから、モバイル端末装置4にダウンロードさせることで行ってもよい。
コンピュータプログラムPを起動させた状態で、電気自動車10の目的地の入力を受け付ける表示が端末表示部21に表示され、端末操作部23によって、ユーザが目的地(目的地の名前)を入力する。入力された目的地は、電気自動車10の目的地を示す情報(目的地情報)として端末制御部22の取得部31に入力される。このように、取得部31は、電気自動車10の目的地D1を示す目的地情報を取得する機能を有している。図3は、第1の充電設備C1及び目的地D1を含む道路地図のイメージ図である。
取得部31は、目的地情報を取得すると、その目的地情報を要求情報に含め、端末通信部20を通じて要求情報をサーバ装置2に送信する。サーバ装置2が要求信号を受信すると、その目的地情報に基づいて、その目的地の周囲に存在している充電設備Cを抽出し、その充電設備Cの位置情報をモバイル端末装置4へ送信(返信)する。なお、サーバ装置2が抽出する充電設備Cは、一つであってもよいが、複数であってもよく、本実施形態では複数の充電設備Cを、候補となる充電設備(候補充電設備)Cとして抽出し、候補充電設備Cそれぞれの位置情報を返信する。
この返信の情報(以下、これを返信情報という)を、端末通信部20を通じて、端末制御部22の特定部32が取得することができ、特定部32は、候補充電設備Cの中から所定の第2の充電設備C2を特定する。つまり、特定部32は、目的地情報に基づいてサーバ装置2によって抽出された目的地の周辺に存在している充電設備の中から、所定の第2の充電設備を特定する機能を有している。
また、現在位置が第1の充電設備C1である場合は、前記取得部31は、その現在の位置及び目的地D1を含む道路地図情報を取得し、現在位置が第1の充電設備C1に到達する前である場合は、前記取得部31は、現在の位置、第1の充電設備C1及び目的地D1を含む道路地図情報を取得する。メモリ30に、各地域の道路地図情報が蓄積されている場合は、このメモリ30に基づいて、現在の位置などを含む前記道路地図情報を取得する。または、現在の位置などを含む前記道路地図情報は、前記返信の情報と共に、道路地図情報を有している前記サーバ装置2から送信された情報であってもよい。
端末制御部22の算出部33は、第1の地点と第2の地点とが設定されると、リンクコストを用いて、例えばダイクストラ法に基づいて第1の地点と第2の地点との間の経路探索(最適経路探索)を行う機能を有している。本実施形態では、算出部33は、第1の充電設備C1から目的地D1までの経路探索を行い、決定した経路の距離を求めることができる。つまり、経路探索結果に基づいて、第1の充電設備C1から目的地Dまでの距離L1を求めることができる。ここで算出部33が用いるリンクコストは、メモリ30に記憶されているデータであってもよいが、前記返信の情報と共に、前記サーバ装置2から送信されたリンクコストであってもよい。また、経路探索自体をサーバ装置2が実行し、その結果の情報を、算出部33が取得してもよい。
そして、算出部33は、第1の充電設備C1から目的地Dまで到達するために必要な電力量に相当する充電量F1を算出する。すなわち「第1の充電設備C1から目的地Dまでの距離L1」を「単位電力量で走行可能な距離」で除算し、その結果の電力量に基づいて充電量F1を算出する。なお、「単位電力量で走行可能な距離」は、電気自動車10毎で定まっている値であり、この値は車載装置13に記憶されており、算出部33は、端末通信部20を通じて、車載装置13からその値を取得する。
また、この充電量F1の算出には、第1の充電設備C1から目的地Dまでの、交通状況、道路形態及び車載電気機器の作動状況についての情報が考慮される。交通状況としては、道路の渋滞であり、道路形態としては、上り坂道の量であり、車載電気機器の作動状況としては、例えば電気自動車10に搭載されているワイパー(図示せず)、ヘッドライト、エアコンの使用予想電力である。
道路の渋滞についての情報は、前記返信情報と共に、サーバ装置2より、第1の充電設備C1から目的地Dまでの交通状況(道路の渋滞)についての情報を送信してもらうことにより、算出部33は取得することができる。
上り坂道の量についての情報は、前記返信情報と共に、サーバ装置2より取得してもよいが、メモリ30に記憶されている道路地図情報に基づいてもよい。
車載電気機器の作動状況についての情報は、例えば、天候によりワイパー及びエアコンを作動させる可能性があると判断すると、車載装置13から端末通信部20を通じて算出部33に対して、ワイパー及びエアコンにより使用される電力(予想値)が送信される。
このように、交通状況、道路形態及び車載電気機器の作動状況によって、より多くの電力を、バッテリ11から使用するおそれがあると算出部33が判断すると、単純に上記のとおり除算して得た値よりも割り増しされて、第1の充電設備C1から目的地Dまで到達するために必要な充電量F1が算出される。
さらに、算出部33は、同様に、目的地D1から、特定部32によって特定された第2の充電設備C2までの経路探索を行い、決定した経路の距離を求める。つまり、経路探索結果に基づいて、目的地D1から第2の充電設備C2までの距離L2を求めることができる。
そして、算出部33は、目的地D1から第2の充電設備C2まで到達するために必要な電力量に相当する充電量F2を算出する。すなわち、「目的地D1から第2の充電設備C2までの距離L2」を「単位電力量で走行可能な距離」で除算し、その結果の電力量に基づいて充電量F2を算出する。
そして、この充電量F2の算出には、目的地D1から第2の充電設備C2までの、交通状況、道路形態及び車載電気機器の作動状況についての情報が、同様に、考慮される。交通状況、道路形態及び車載電気機器の作動状況により、より多くの電力を、バッテリ11から使用するおそれがあると算出部33が判断すると、単純に上記とおり除算して得た値よりも割り増しされて、目的地D1から第2の充電設備C2まで到達するために必要な充電量F2が算出される。
なお、ユーザは、端末操作部23を通じて、目的地D1から第2の充電設備C2への予定出発時刻を設定することができ、算出部33は、この時刻に応じた交通状況を推定し、推定結果に応じた処理を行うことができる。
そして、算出部33は、充電量F1と充電量F2とを合計する。以上より、算出部33は、第1の充電設備C1から目的地Dまで到達するために必要な充電量F1に、目的地Dから第2の充電設備C2へと到達するために必要な充電量F2を加えた充電量に基づいて、第1の充電設備C1がバッテリ11に対して充電を行う充電量を算出する。
算出部33は、算出した充電量についての情報を、充電設備C1に対して出力するための処理を実行する機能を有している。例えば、モバイル端末装置4の端末通信部20と、充電設備C1の充電制御部8とが、通信可能な状態となると、算出部33は、端末通信部20を通じて充電制御部8へと、算出した充電量についての情報を送信する。
このように、端末通信部20は、算出部33が算出した充電量についての情報を、第1の充電設備C1に対して出力する出力部となる。
〔3.充電管理方法について〕
以上のように構成された充電管理装置3を用いて実行される充電管理方法について説明する。なお、ここで説明する方法では、図3に示しているように、電気自動車10は、目的地D1へ向かって走行している途中、バッテリ11の残量が少なくなって充電が必要となり、第1の充電設備C1に立ち寄る場合である。図4は、充電管理方法のフロー図である。
第1の充電設備C1に到着する前に、上記コンピュータプログラムPが実行されているモバイル端末装置4は、目的地の設定を行う(ステップS1)。つまり、目的地の入力を受け付ける表示が端末表示部21に表示される。
ユーザは、端末操作部23によって目的地(目的地の名前)D1を入力する。入力された目的地D1は、電気自動車10の目的地を示す情報(目的地情報)として取得部31に入力される。このように、取得部31は、電気自動車10の目的地D1を示す目的地情報を取得する(ステップS2)。
なお、本実施形態のモバイル端末装置4は、経路探索を行う機能を有していることから、現在地と目的地D1との間の経路探索を実行する(ステップS3)。そして、この探索した経路の途中に、第1の充電設備C1が存在していることを、モバイル端末装置4はユーザに知らせることができる。また、算出部33は、第1の充電設備C1から目的地Dまでの距離L1を求める(ステップS3)。なお、経路探索の処理自体は実行されなくてもよいが(つまり、サーバ装置2が経路探索してもよいが)、その場合であっても、算出部33は、第1の充電設備C1から目的地Dまでの距離L1を求める。
モバイル端末装置4は、目的地D1に充電設備が存在しているか否かを、ユーザに尋ねる(図4のステップS4)。この処理は、例えば、端末制御部22の取得部31の機能によって実行される。本実施形態では、目的地D1に充電設備が存在していないので、ステップS5へと進む。
なお、取得部31が目的地D1を取得すると、道路地図情報に基づくことによって目的地D1に充電設備が存在しているか否かの判断を、取得部31(端末制御部22)自身が行うことができれば、ステップS4は省略される。例えば、モバイル端末装置4が、自己が有している地図データなどに基づいて、目的地D1に充電設備が存在しているか否かを判断することができれば、ステップS4は省略される。
または、モバイル端末装置4は、サーバ装置2と通信し、サーバ装置2は、自身が有している地図データなどに基づいて、目的地D1に充電設備が存在しているか否かを判断し、その判断結果を端末装置4に送信してもよい。この場合も、ステップS4は省略される。
そして、取得部31によって、電気自動車10の目的地D1を示す目的地情報が取得されていることから、ステップ5では、特定部32は、この目的地情報に基づいて目的地D1の周辺に存在している第2の充電設備を特定する。
具体的に説明すると、取得部31は、目的地情報を取得すると、その目的地情報を要求情報に含め、端末通信部20を通じて要求情報をサーバ装置2に送信する。サーバ装置2は、要求信号を受信すると、前記目的地の周囲に存在している充電設備Cを抽出し、その充電設備Cの位置情報を返信情報に含めて送信する。本実施形態では複数の充電設備Cを、候補となる充電設備(候補充電設備)Cとして抽出し、候補充電設備Cそれぞれの位置情報を返信する。図3に示す実施形態の場合、候補充電設備として、Ca1、Ca2、Ca3が抽出される。
返信情報を、端末通信部20を通じて、特定部32は取得することができ、この特定部32は、候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3の中から所定の第2の充電設備C2を特定する。つまり、特定部32は、目的地情報に基づいてサーバ装置2によって抽出された目的地D1の周辺に存在している充電設備Ca1、Ca2、Ca3の中から、一つの第2の充電設備C2を特定する(ステップS5)。
〔3.1 第2の充電設備の特定例(その1)〕
一つの第2の充電設備C2を特定する手段について説明する。
上記ステップS1及びステップS2において、モバイル端末装置4は、第1の目的地D1以外にも、第2の目的地D2の設定も行う。第2の目的地D2は、第1の目的地D1の次に向かう目的地である。これにより、取得部31は、第1の目的地D1の次に向かう第2の目的地D2を示す第2の目的地情報を取得する(ステップS2)。
そこで、特定部32は、候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3の内、第1の目的地D1から第2の目的地D2へと向かう方向に存在している充電設備を、第2の充電設備C2として特定する。つまり、図3に示す実施形態よれば、第1の目的地D1の近くに充電設備Ca1、Ca2が存在しているが、これら充電設備Ca1、Ca2は、第1の目的地D1から第2の目的地D2へと向かう場合に、第2の目的地D2から離れる位置に存在しているため、これら充電設備Ca1、Ca2ではなく、第1の目的地D1から第2の目的地D2へと向かう道路の途中に存在している充電設備Ca3を、第2の充電設備C2として特定する。
このように、特定部32は、第1の目的地D1から第2の目的地D2へと向かう方向に存在している充電設備Ca3を、第2の充電設備C2として特定することで、電気自動車10が、第1の目的地D1から第2の目的地D2へと向かう際に、効率が良い。
第2の充電設備C2が特定されると、算出部33は、目的地D1から、特定部32によって特定された第2の充電設備C2までの経路探索を行う。この探索した経路の途中に、第2の充電設備C2が存在していることを、モバイル端末装置4はユーザに知らせることができる。また、算出部33は、第1の目的地D1から第2の充電設備C2までの距離L2を求める(ステップS6)。なお、この経路探索はサーバ装置2が実行してもよい。
そして、算出部33は、ステップ3で求めた「第1の充電設備C1から目的地D1までの距離L1」を「単位電力量で走行可能な距離」で除算し、「第1の充電設備C1から目的地D1まで到達するために必要な充電量F1」を算出する。同様に、算出部33は、ステップ6で求めた「目的地D1から第2の充電設備C2までの距離L2」を「単位電力量で走行可能な距離」で除算し、「目的地D1から第2の充電設備C2まで到達するために必要な充電量F2」を算出する。そして、算出部33は、充電量F1と充電量F2とを合計し、この合計の充電量に基づいて、第1の充電設備C1がバッテリ11に対して充電を行う充電量を算出する(ステップS7)。なお、充電量F1と充電量F2とを合計した値に、安全係数(1よりも大きい値:例えば1.05)を乗算してもよい。これにより、第2の充電設備C2に到着した後、直ぐにバッテリ切れが生じるのを防ぐことができる。
なお、ステップS4において、目的地D1に充電設備が存在している場合は、算出部33は「第1の充電設備C1から目的地D1までの距離L1」を「単位電力量で走行可能な距離」で除算し、「第1の充電設備C1から目的地D1まで到達するために必要な充電量F1」を算出する。この充電量F1を、第1の充電設備C1において充電すべき充電量とする。
そして、モバイル端末装置4の端末通信部20と、充電設備C1の充電制御部8とが、通信可能な状態となると、算出部33は、端末通信部20を通じて充電制御部8へと、算出した充電量についての情報を送信する(ステップS8)。
この情報の送信が広域通信によって実行される場合、電気自動車10が第1の充電施設C1に到着するまでに、モバイル端末装置4は情報の送信が可能となり、充電制御部8は、その情報を受信・蓄積し、充電作業待ち状態となる。さらに、モバイル端末装置4による情報の送信の際に、その電気自動車10の車両ID又はモバイル端末装置4の端末IDなどの識別情報も、充電量についての情報と共に送信する。
これにより、電気自動車10が充電施設C1に到着し、充電制御部8と、電気自動車10又は端末通信部20との間で上記識別番号の認証が実行され承認されると、既に送信されている充電量の情報に基づく充電作業が充電器7によって迅速に実行される(S9)。
充電量についての情報を受信した充電制御部8は、その充電量に達するまで充電を行うように充電器7を制御する。この際、算出された必要な充電量から、バッテリ11に残っている充電量を差し引いた充電量が、実際の充電量となり、その充電が第1の充電設備C1において実行される。
以上の実施形態に係る充電管理方法によれば、第1の充電設備C1においてバッテリ11に充電させる充電量は、電気自動車10が目的地D1へ到着し、その後、目的地D1の周辺に存在している第2の充電設備C2へとたどり着くことができる、最小限で済み、さらに、算出された充電量によれば、目的地D1に到着した後に走行途中で充電切れが起こるという不安を、ユーザに与えないで済む。このため、充電切れによる不安を解消するために第1の充電設備C1においてバッテリ11を満充電の状態にする必要がなく、算出された充電量が充電されると、直ぐに電気自動車10は目的地D1へと出発することが可能となる。
〔3.2 第2の充電設備の特定例(その2)〕
図4のステップS5において、一つの第2の充電設備C2を特定するための他の手段について説明する。
特定部32は、第2の充電設備C2となり得る複数の上記候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3の中から、目的地D1から候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3それぞれまでの間の交通状況、又は、道路形態についての情報に基づいて、一つの第2の充電設備C2を特定する。
具体例を説明する。モバイル端末装置4は、端末通信部20を通じてサーバ装置2と通信を行い、目的地D1から、候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3それぞれまでの交通状況についての情報を取得する。サーバ装置2には、各道路リンク間のリンクコスト及びある地点からある地点までの道路の渋滞状況についての渋滞情報が蓄積されていることから、モバイル端末装置4はサーバ装置2と通信を行うことにより、特定部32は、交通状況についての情報として、目的地D1から、候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3それぞれまで到達するための所要時間(予測値)を取得することができる。
そこで、図3を参照して説明すると、目的地D1から最も近い充電設備は候補充電設備Ca1であり、候補充電設備Ca2は候補充電設備Ca1よりも遠いが、例えば、目的地D1から候補充電設備Ca1までの道路が渋滞しており、目的地D1から候補充電設備Ca2までの所要時間がより短い場合、特定部32は、充電設備Ca2を、第2の充電設備C2として特定する。
また、このように交通状況に基づいて第2の充電設備C2を特定したが、それ以外として、リンク間の道路の勾配の程度と、上り坂であるのか下り坂であるのかについての道路形態の情報に基づいて、第2の充電設備C2を特定してもよい。例えば、目的地D1から最も近い充電設備は候補充電設備Ca1であり、候補充電設備Ca2は候補充電設備Ca1よりも遠いが、例えば、目的地D1から候補充電設備Ca1までの道路が、上りの急勾配の道路であるのに対して、目的地D1から候補充電設備Ca2まで道路が平坦(または下り坂)である場合、特定部32は、充電設備Ca2を、第2の充電設備C2として特定する。
このように第2の充電設備C2が特定されると、図4のステップS6以降の処理が同様に実行されるが、ここではその説明を省略する。
以上より、本実施形態によれば、目的地D1から少しくらい遠くても、交通状況についての情報によれば到達するまでの道路が混んでいない第2の充電設備C2を、又は、道路形態の情報によれば上り坂が少ない第2の充電設備C2を、特定部32が特定することで、目的地D2から第2の充電設備C2までのバッテリ11の消費電力を減らすことができる。この結果、第1の充電設備C1における充電量を少なくすることが可能となり、充電時間が短縮され、第1の充電設備C1をできるだけ早く出発することが可能となる。
〔3.3 第2の充電設備の特定例(その3)〕
図4のステップS5において、一つの第2の充電設備C2を特定するための、さらに別の手段について説明する。
モバイル端末装置4では、メモリ30に道路地図情報が記憶されていることから、算出部33または特定部32は、目的地D1から、候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3それぞれまでの距離の情報を取得することができる。そこで、特定部32は、目的地D1から最も近い充電設備Ca1を、第2の充電設備C2として特定する。
このようにして、第2の充電設備C2が特定されると、図4のステップS6以降の処理が同様に実行されるが、ここではその説明を省略する。
本実施形態の場合、簡単に、つまり、サーバ装置2と通信しなくても、第2の充電設備を特定することができる。
〔3.4 第2の充電設備の特定例(その4)〕
図4のステップS5において、一つの第2の充電設備C2を特定するための、さらに別の手段について説明する。
モバイル端末装置4は、端末通信部20を通じてサーバ装置2と通信を行い、候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3それぞれの充電設備の情報を取得する。サーバ装置2には、候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3それぞれの所在地及びその充電設備の性能についての情報を含む充電設備の情報が蓄積されていることから、モバイル端末装置4はサーバ装置2と通信を行うことにより、特定部32は、候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3それぞれの性能についての情報を取得することができる。充電設備の性能の情報には、急速充電が可能である設備である旨の情報が含まれている。
そこで、ユーザによってモバイル端末装置4に対して、急速充電を行うことを優先とする設定がされている場合は特に、特定部32は、候補充電設備Ca1、Ca2、Ca3の中から、急速充電機能を有している充電設備を、第2の充電設備C2として特定する。
このようにして、第2の充電設備C2が特定されると、図4のステップS6以降の処理が同様に実行されるが、ここではその説明を省略する。
このように、特定部32が、充電設備の性能に基づいて第2の充電設備C2を特定することによって、例えば急速充電を行うことが可能となる充電設備を、第2の充電設備C2として特定することができ、この場合、第2の充電設備C2における充電時間が短縮され、ドライバは充電のための待ち時間が低減される。
また、第2の充電設備の特定例(その1)〜第2の充電設備の特定例(その4)を、それぞれ別の実施形態のごとく説明したが、これらの組み合わせによって、第2の充電設備を特定してもよい。例えば、(その1)に(その3)を組み合わせ、特定部32は、第1の目的地D1から第2の目的地D2へと向かう方向に存在している充電設備であって、その中から、最も第1の目的地D1に近い充電設備を、第2の充電設備C2として特定してもよい。
なお、上記の各実施形態では、モバイル端末装置4が、電気自動車10の目的地D1を示す目的地情報を取得し、この目的地情報に基づいて目的地D1の周辺に存在している第2の充電設備C2を特定し、第1の充電設備C1から目的地D1まで到達するために必要な充電量F1に、目的地D1から第2の充電設備C2へと到達するために必要な充電量F2を加えた充電量に基づいて、第1の充電設備C1がバッテリ11に対して充電を行う充電量を算出する場合を説明した。
しかし、これらの処理は、モバイル端末装置4以外の装置が実行してもよく、又は、各機能を分散させて複数の装置が共同して実行してもよい。
例えば、電気自動車10の車載装置13が実行してもよく、サーバ装置2が実行してもよい。サーバ装置2が実行する場合、サーバ装置2は、車載装置13又はモバイル端末装置4と通信することにより、「単位電力量で走行可能な距離」及び目的地D1、D2などの情報を取得する。
または、充電設備Cの充電制御部8が実行してもよい。この場合、充電制御部8は例えばコンピュータからなり、充電器7と別体として設置されている。
さらに、モバイル端末装置4の代わりに、経路探索を実行可能なカーナビゲーション機能を有した専用機であってもよい。
以上、前記各実施形態に係る充電管理方法によれば、算出された充電量によれば、目的地D1に到着した後に走行途中で充電切れが起こるという不安を、ユーザに与えない。このため、第1の充電設備C1において、従来のようにバッテリ11を満充電の状態にする必要がなく、算出された充電量が充電されると、直ぐに出発することが可能となる。
また、上記の実施形態はすべて例示であり本発明の範囲を制限するものではない。本発明の範囲は、上記の実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内での変更が含まれる。
上記実施形態では、充電管理方法を、電気自動車10が第1の充電設備C1に到着する前から、その処理を開始する場合として説明したが、充電設備C1に到着してから処理を開始する場合であってもよい。
そして、充電設備C1は、自宅に設置されたものであってもよく、この場合、自宅に駐車している電気自動車10に対して充電を行う。そして、上記充電管理方法を自宅に設置されているコンピュータが実行してもよい。
1:充電システム 3:充電管理装置 4:モバイル端末装置 10:電気自動車 11:バッテリ 12:モータ 20:端末通信部(出力部) 21:端末表示部 22:端末制御部 23:端末操作部 31:取得部(取得手段) 32:特定部(特定手段) 33:算出部(算出手段) C1:第1の充電設備 C2:第2の充電設備 D1:目的地(第1の目的地) D2:第2の目的地 F1:充電量 F2:充電量 P:コンピュータプログラム

Claims (8)

  1. バッテリ及び当該バッテリからの電力によって走行動力を発生させるモータを搭載した電気自動車の当該バッテリに対して、第1の充電設備が充電を行う充電量を求める充電管理装置であって、
    前記電気自動車の目的地を示す目的地情報を取得する取得部と、
    前記目的地の周辺に存在している第2の充電設備を特定する特定部と、
    前記第1の充電設備から前記目的地まで到達するために必要な充電量に、当該目的地から前記第2の充電設備へと到達するために必要な充電量を加えた充電量に基づいて、当該第1の充電設備が前記バッテリに対して充電を行う充電量を算出する算出部と、
    を備えていることを特徴とする充電管理装置。
  2. 前記取得部は、第1となる前記目的地の次に向かう第2の目的地を示す第2の目的地情報を取得し、
    前記特定部は、前記第1の目的地から前記第2の目的地へと向かう方向に存在している充電設備を、前記第2の充電設備として特定する請求項1に記載の充電管理装置。
  3. 前記特定部は、前記第2の充電設備となり得る複数の候補充電設備の中から、前記目的地から前記候補充電設備までの間の交通状況又は道路形態の情報に基づいて、前記第2の充電設備を特定する請求項1又は2に記載の充電管理装置。
  4. 前記特定部は、前記目的地から最も近い充電設備を、前記第2の充電設備として特定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の充電管理装置。
  5. 前記特定部は、充電設備の性能に基づいて、前記第2の充電設備を特定する請求項1〜4のいずれか一項に記載の充電管理装置。
  6. 前記算出部が算出した充電量についての情報を、前記第1の充電設備に対して出力する出力部を、更に備えている請求項1〜5のいずれか一項に記載の充電管理装置。
  7. バッテリ及び当該バッテリからの電力によって走行動力を発生させるモータを搭載した電気自動車の当該バッテリに対して、第1の充電設備が充電を行う充電量を求める処理を、コンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記電気自動車の目的地を示す目的地情報を取得する取得手段、
    前記目的地の周辺に存在している第2の充電設備を特定する特定手段、
    前記第1の充電設備から前記目的地まで到達するために必要な充電量に、当該目的地から前記第2の充電設備へと到達するために必要な充電量を加えた充電量に基づいて、当該第1の充電設備が前記バッテリに対して充電を行う充電量を算出する算出手段、
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. バッテリ及び当該バッテリからの電力によって走行動力を発生させるモータを搭載した電気自動車の当該バッテリに対して、第1の充電設備が充電を行う充電量を求める充電管理方法であって、
    前記電気自動車の目的地を示す目的地情報を取得し、
    前記目的地情報に基づいて前記目的地の周辺に存在している第2の充電設備を特定し、
    前記第1の充電設備から前記目的地まで到達するために必要な充電量に、当該目的地から前記第2の充電設備へと到達するために必要な充電量を加えた充電量に基づいて、当該第1の充電設備が前記バッテリに対して充電を行う充電量を算出する
    ことを特徴とする充電管理方法。
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