JP2016125280A - 循環式駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレー上に位置させた駐車車両から降りた運転手が駐車設備の奥側へと移動するのを確実に防止して安全性を高めた循環式駐車装置を提供する。【解決手段】電動扉9を有した入出庫口4が形成された建屋3内に、駐車車両を搭載可能な複数のトレー2A〜2Nによって環状の循環系を形成すると共に、循環方向における各トレー2A〜2N間には駐車車両から降りた運転手が入出庫口4へと移動するときに使用する移動スペース14A,14Bをそれぞれ形成し、電動扉9を開状態にした後に、入出庫口4から対応した位置のトレー2B上に駐車車両を乗り込ませて駐車するように構成し、入出庫口4から乗り込んだ駐車車両の両側に位置した移動スペース14A,14Bに隣接した他の移動スペース14Cの少なくとも一方に、駐車車両から降りた運転手が入出庫口4から見て奥側に移動するのを阻止する間仕切り遮蔽装置12を設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のトレーを循環移動させながら駐車車両の入出庫を行う循環式駐車装置に関する。
従来の循環式駐車装置として、入出庫口から進入した駐車車両を昇降リフト装置の昇降台に配置したトレー上へと乗り込ませ、昇降リフト装置によって駐車車両を他階の格納部へと移動し、その格納部で駐車車両を搭載した状態のトレーを任意の方向に移動しながら管理するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
特公平7−11201号公報 特許第2748228号公報 特許第3107498号公報
しかしながら、従来の循環式駐車装置は、駐車台数の多い大規模の構成としては望ましい構成であったが、規模の小さな構成、例えば、複数のトレーを環状に配置して循環移動可能に構成すると共に、建屋に形成した入出庫口に空のトレーが対応するように循環移動させた後、入出庫口から空のトレー上に駐車車両を乗り込ませる構成については、特許文献1〜3などで考慮が払われていなかった。この種の比較的簡易な循環式駐車装置では、昇降リフト装置を有した場合のように、入出庫口に対応した位置の空のトレー部分を他から区分するような部屋に配置することは構造上できないので、トレー上に位置させた駐車車両から降りた運転手を入出庫口へと確実に戻すことが難しかった。
本発明の目的は、トレー上に位置させた駐車車両から降りた運転手が駐車設備の奥側へと移動するのを確実に防止して安全性を高めた循環式駐車装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、電動扉を有した入出庫口が形成された建屋内に、駐車車両を搭載可能な複数のトレーによって環状循環系を形成すると共に、循環方向における前記各トレー間には駐車車両から降りた運転手が前記入出庫口へと移動するときに使用する移動スペースをそれぞれ形成し、前記電動扉を開状態にした後に、前記入出庫口から対応した位置の前記トレー上に駐車車両を乗り込ませて駐車する循環式駐車装置において、前記入出庫口から乗り込んだ駐車車両の両側に位置した前記移動スペースに隣接した他の前記移動スペースの少なくとも一方に、駐車車両から降りた運転手が前記入出庫口から見て奥側に移動するのを阻止する間仕切り遮蔽装置を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、遮蔽体によって運転手がトレー伝いに奥側へ進入するのを確実に阻止して安全性を向上させることができる。しかも、間仕切り遮蔽装置の遮蔽体は、入出庫口から乗り込んだ駐車車両のすぐ両側には設けられていないため、遮蔽体が駐車車両の移動や入出庫口へと戻って行く運転手の移動に悪影響を与えることはない。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記間仕切り遮蔽装置は、駐車車両から降りた運転手が前記入出庫口から見て奥側に移動するのを阻止する前記移動スペースを上下動する遮蔽体と、前記遮蔽体を上下方向に移動させる駆動装置とを備え、前記駆動装置は前記電動扉に連動して前記遮蔽体を上下動するように構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、運転手が駐車車両から降りてくるまでに遮蔽体が移動スペースを確実に塞ぐようにすることができるため、運転手が奥側に進入しないようにすることができ、また、運転手が電動扉を閉操作すると遮蔽体が上げられるため、各トレーが環状循環移動するときには、各トレーに搭載されている駐車車両が遮蔽体に衝突したり接触したりすることはない。
また本発明は、上述の構成に加えて、循環系を構成する前記各トレーのうち折り返しとなる端部から二枚目のトレーに対応する位置に前記入出庫口を形成し、前記入出庫口から乗り込んだ駐車車両の両側に位置した前記移動スペースに隣接した他の前記移動スペースのうち、前記各トレーの折り返しとなる端部と反対側にのみ前記間仕切り遮蔽装置を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、建屋の壁などを利用して、間仕切り遮蔽装置を一つにすることができるので、簡単な構成で安価な循環式駐車装置とすることができる。
本発明による循環式駐車装置によれば、遮蔽体によって運転手がトレー伝いに奥側へ進入するのを確実に阻止して安全性を向上させることができる。しかも、間仕切り遮蔽装置の遮蔽体は、入出庫口から乗り込んだ駐車車両のすぐ両側には設けられていないため、遮蔽体が駐車車両の移動や入出庫口へと戻って行く運転手の移動に悪影響を与えることはない。
本発明の一実施の形態による循環式駐車装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示した循環式駐車装置の正面図である。 図1に示した循環式駐車装置の入出庫口近傍を示す平面図である。 図2に示した循環式駐車装置におけるトレーと駐車車両の幅方向の寸法関係を示す正面図である。 図2に示した循環式駐車装置における複数台のトレーと駐車車両の幅方向の寸法関係を示す正面図である。 図1に示した循環式駐車装置の入出庫口近傍を示す側面図である。 図3に示した循環式駐車装置の入庫時における動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例による循環式駐車装置を示す平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態による循環式駐車装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施の形態による循環式駐車装置の概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による循環式駐車装置の概略構成を示す斜視図である。
本循環式駐車装置は多層循環方式箱形循環式と称される構成で、駐車車両1を搭載可能な複数枚のトレー2A〜2Nが上下方向で二層にわたって配置され、図示しない制御装置によってトレー2A〜2Nの全体を環状に循環移動しながら図示しない入出庫口から駐車車両を出し入れするように構成されている。
図2および図3は、図1に示した循環式駐車装置をより詳細に示す正面図および平面図である。
建屋3内には入出庫口4が形成されており、また建屋3の内部には縦柱5や横梁6などを組み合わせて二層の駐車スペースを有する駐車設備が構成されている。二層の駐車スペースに沿って各トレー2A〜2Nが配置されており、モータ7や伝達機構を有したトレー駆動装置やその制御装置によって各トレー2A〜2Nを所定の方向に環状に循環移動するように構成されている。上部の層と下部の層における両端部には、端部に位置したトレーを層間で渡して移動する層間渡し装置8が構成されている。
入出庫口4は、上部の層で、かつ図面の左側から二台目に位置したトレー2Bに対応する位置に形成されており、各トレー2A〜2Nの循環移動方向に対してほぼ直交するように乗り込む構成となっている。この実施例の構成では、上層においてトレー2Bにおける図面の左側には一台のトレー2Aが位置し、トレー2Aの奥側には建屋3の壁面がある。これに対して、トレー2Bにおける図面の右側には複数台のトレー2C〜2Dが位置し、トレー2A側に比べて奥行きがある。特に、同右奥側は、図2から分かるようにトレー2Eが下部の層に位置して、トレー2Eの上部が空間となった状態である。
図3から分かるように入出庫口4には開閉可能な電動扉9が配置され、建屋3の外側における入出庫口4近傍には、電動扉9の開閉指令を与える操作盤10が配置されている。操作盤10は図示しない制御装置に接続されている。また入出庫口4の床面とトレー2A〜2Cとの間には、駐車車両の出入りを案内したり、運転手が歩いて移動したりするための固定床11が配置されている。
新たな駐車車両1Bが到着したとき、電動扉9は閉じられている。駐車車両1Bの運転手は、図3の状態で駐車車両1Bから降りて操作盤10の所へ行き、電動扉9の開釦を操作すると、制御装置が作動して電動扉9を開く。このとき、入出庫口4に対応する位置にあるトレー2Bに駐車車両がまだ搭載されていないとすると、運転手は、入出庫口4から駐車車両1Bを進入させてトレー2B上に搭載させることができる。
しかし、このとき入出庫口4に対応する位置にあるトレー2Bに駐車車両が搭載されている場合は、制御装置によって各トレー2A〜2Nが環状の循環方向に移動して入出庫口4に対応する位置に空のトレーが位置した状態にされる。その後、電動扉9が開かれたとき、運転手は入出庫口4から駐車車両1Bを進入させて空であったトレー上に搭載させることができる。
その後、運転手は入出庫口4から出て操作盤10における電動扉9の閉釦を操作すると、信号が制御装置に取り込まれ電動扉9が閉じられる。しかし、このとき運転手が入出庫口4へ向かわないで駐車設備の奥側に進入すると、転倒したり、また上述したようにトレー2Eの上部が空間となっているなどの理由で落下事故が発生したりする危険もある。そこで、図2に示すように電動扉9に連動して開閉動作する遮蔽体12Aと、この遮蔽体12Aを収納する収納部12Bとから構成された間仕切り遮蔽装置12が配置され、運転手が駐車設備側に進入するのを防止し、入出庫口4へ向かうようにしている。
次に、この間仕切り遮蔽装置12について説明する。
上述したように本循環式駐車装置では、運転手が駐車車両2Bを運転して入出庫口4からトレー2B上に乗り込ませる方式であるため、運転手は、トレー2B上の所定位置に駐車車両2Bを停止させた後、駐車車両2Bから降りて入出庫口4に向かうことになる。各トレー2A〜2Nは、その上にそれぞれ駐車車両を乗り込ませたとき、各駐車車両の両側にそれぞれ移動スペースが形成されている。ここで、この移動スペースについて、隣接する駐車車両1A〜1Cと、トレー2A〜2Cとを用いて説明する。
図4は、図2に示した循環式駐車装置におけるトレー2Aと駐車車両1Aの幅方向の寸法関係を示す正面図である。
トレー2Aにおける循環方向の幅はWhであり、駐車車両1Aの車幅はWcである。従って、トレー2A上に搭載された駐車車両1Aにおける両側には、移動スペース(Wh−Wc)/2がそれぞれ形成されている。その他のトレーも同一構成である。
図5は、図2に示した循環式駐車装置における各トレー2A〜2Cと駐車車両1A〜1Cの幅方向の寸法関係を示す正面図である。
各トレー2A〜2Dの上にそれぞれ駐車車両1A〜1Dが乗り込んだ状態では、入出庫口4に対応する位置の駐車車両1Bにおける循環方向の両側には、それぞれ運転手13のための移動スペース(Wh−Wc)14A,14Bが形成されている。今、駐車車両1Bが入出庫口4から入庫したとき、駐車車両1Bが右ハンドルでも左ハンドルでも、運転手13は移動スペース(Wh−Wc)14A,14Bのいずれか一方を利用して駐車車両1Bから降りて入出庫口4に向かうことができる。
入出庫口4に対応する位置に配置されているトレー2B上に駐車車両1Bを乗り込ませたとき、その駐車車両1Bの両側に形成された幅(Wh−Wc)の移動スペース14A,14Bをそのまま空けておき、それら移動スペース14A,14Bに隣接する奥側の移動スペース14Cに間仕切り遮蔽装置12が配置されている。
より具体的には、図2に示すように、トレー2C上に搭載された駐車車両1Cと、トレー2D上に搭載された駐車車両1Dとの間に形成された移動スペース14Cから奥側へ、運転手13が入り込むのを阻止する間仕切り遮蔽装置12が構成されている。
このような間仕切り遮蔽装置12を配置する定義によると、図5に示した駐車車両1Aの図示の左側にも間仕切り遮蔽装置12が構成されることになる。しかしながら、本実施例では、図2および図3に示すように入出庫口4から見てトレー2Aの奥側には建屋3の壁面が形成されているため、同側に運転手が入り込むことはないので、同奥側の間仕切り遮蔽装置は省略されている。これらの説明から分かるように、図2および図3に示した入出庫口4がトレー2C側にずれて形成された場合は、トレー2Aの奥側にも間仕切り遮蔽装置12を配置するのが望ましい。
図6は、図1に示した循環式駐車装置の入出庫口4の近傍を示す側面図であり、入出庫口4から見てトレー2Cの奥側を示すものである。
入出庫口4の床面と同一レベルで形成された固定床11の入出庫口4から見てトレー2Cの奥側には、柵15が配置されている。また入出庫口4から乗り込んだ駐車車両のフロント側にも固定床16が構成されており、この固定床16の同奥側にも柵17が配置されている。これらの柵15,17によって、運転手が固定床11,16を通って駐車設備の奥側に進入して転倒や落下事故等が発生するのを防止し、運転手が入出庫口4に向かうようにすることができる。
また、駐車車両1Bから降りた運転手13の奥側には間仕切り遮蔽装置12が配置されている。この間仕切り遮蔽装置12は、上述したように電動扉9に連動して開閉動作する遮蔽体12Aと、この遮蔽体12Aを収納しながら開状態とするための収納部12Bと、図示を省略しているが遮蔽体12Aを開閉駆動する駆動装置とから構成されている。遮蔽体12Aは、図5に示したトレー2C上に搭載された駐車車両1Cと、トレー2D上に搭載された駐車車両1Dとの間に形成された移動スペース14Cから運転手が奥側へ進入するのを阻止している。望ましくは、所定距離を隔てて対向配置された柵15と柵17間を塞ぐように遮蔽体12Aを位置させている。
また間仕切り遮蔽装置12の図示を省略した駆動装置は、電動扉9に連動して遮蔽体12Aを上下に開閉動作するように制御装置によって制御される。ここで、間仕切り遮蔽装置12の遮蔽体12Aが電動扉9に連動するとは、電動扉9が上方に移動すると同時に遮蔽体12Aが下方へ移動するものでも良いし、電動扉9が開かれた後に遮蔽体12Aが下方へ動作して、運転手が駐車車両から降りてくる頃までに遮蔽体12Aが移動スペース14Cを塞ぐものでも良い。また、運転手が操作盤10の閉釦を操作して電動扉9が下方に移動されると同時に、遮蔽体12Aが上方へ移動するものでも良いし、電動扉9が閉じられた後に遮蔽体12Aが上げられるものでも良い。いずれの場合も、運転手が駐車車両から降りてくる頃までに遮蔽体12Aが移動スペース14Cを通過して奥側へ進入するのを阻止するよう制御装置によって制御する。
図7は、入庫時における循環式駐車装置の動作を示すフローチャートである。
循環式駐車装置の制御装置は、ステップS1で操作盤10を監視しており、操作盤10の入庫釦等が運転手によって操作されて入庫操作が行われたことを検出すると、ステップS2で入出庫口4に対応して空のトレー2Bなどが位置するよう各トレー2A〜2Nを循環移動する。
制御装置はステップS3で、この受け入れ準備が完了したことを検出すると、ステップS4で、間仕切り遮蔽装置12の駆動装置を作動して遮蔽体12Aにより図5に示した移動スペース14Cを遮蔽する。その後、制御装置はステップS5で、電動扉9を開く。
このとき、運転手は自分の駐車車両を運転して入出庫口4からトレー2B上に乗り入れる。その後、運転者は駐車車両から降りて、図5に示した移動スペース14Aまたは移動スペース14Bを利用して入出庫口4から出る。この移動時、図6などに示したように移動スペース14A,14Bよりも奥側の移動スペース14Cが間仕切り遮蔽装置12の遮蔽体12Aによって遮蔽されているため、奥側へ入り込むことなく円滑に入出庫口4から出ることになる。
その後、制御装置はステップS6で、運転手が操作盤10の入庫完了釦または電動扉9の閉釦を操作したり、他の検出手段によって運転手が戻ったことが検出されたりすると、ステップS7で、電動扉9を閉じ、間仕切り遮蔽装置12の遮蔽体12Aを引き上げて移動スペース14Cを開放する。
上述したように電動扉9と間仕切り遮蔽装置12における遮蔽体12Aとの間閉タイミングは種々考えられるが、いずれの場合も、運転手が駐車車両から降りてくる頃までに遮蔽体12Aが移動スペース14Cを塞ぐため、運転手が奥側に進入しないようにすることができ安全性を高めることができる。
しかも、間仕切り遮蔽装置12の遮蔽体12Aは、入出庫口4から乗り込んだ駐車車両のすぐ両側には設けられていないため、遮蔽体12Aが駐車車両の移動や入出庫口4へと戻って行く運転手の移動に悪影響を与えることはない。また、運転手が操作盤10の閉釦などを操作すると遮蔽体12Aが上げられるため、その後に制御装置によって各トレー2A〜2Nが循環移動されるときには、各トレー2A〜2Nに搭載されている駐車車両が遮蔽体12Aに衝突したり接触したりすることはない。
このよう間仕切り遮蔽装置12は、運転手がトレー伝いに移動して駐車設備の奥側に進入するのを阻止して、運転手が確実に入出庫口4に向かうよう誘導することができる。特に、間仕切り遮蔽装置12によって運転手の移動が制限されるため、トレー2C側の奥側に移動するのを阻止することができる。同奥側では、トレー2Eが下部の層に位置して、トレー2Eの奥側が空間となった状態であり、誤って人が入り込むと転落の危険もあるが、このような事故を阻止することができる。
しかも間仕切り遮蔽装置12は、運転手が入出庫口4へと移動するために形成されている移動スペース14A〜14Cのうちの移動スペース14Cを利用して配置したため、新たな装置の追加によって建屋形状を変えたり、駐車設備の構成を変えたりする必要がない。
図8は、本発明の他の実施例による循環式駐車装置を示す平面図である。
図3に示した実施例では、建屋3の入出庫口4は図示の左側から二台目のトレー2Bに対応する位置に形成されているが、本実施例で入出庫口4は、図8の左側から四台目のトレー2Dに対応する位置に形成されている。このような建屋構成の場合、駐車車両1Dを入出庫口4からトレー2D上に乗り進めた後、運転手は図8における左方の奥側に、また右方の奥側にも進入してしまうことが考えられる。
そこで、図4および図5で説明した定義に従って、入出庫口4に対応する位置に配置されているトレー2D上に駐車車両1Dを乗り込ませたとき、その駐車車両1Dの両側に形成された幅(Wh−Wc)の移動スペース14A,14Bをそのまま空けておき、それら移動スペース14A,14Bに隣接する奥側の移動スペース14Cに間仕切り遮蔽装置12がそれぞれ配置されている。
より具体的には、図8に示すように、トレー2E上に搭載された駐車車両1Eと、トレー2F上に搭載された駐車車両1Fとの間に形成された移動スペース14Cから奥側へ運転手が入り込むのを阻止するため、移動スペース14Cに第一の間仕切り遮蔽装置12が構成されている。また、トレー2Cと、トレー2Bとの間に形成された移動スペース14Cから奥側へ運転手が入り込むのを阻止するため、この移動スペース14Cに第二の間仕切り遮蔽装置12が構成されている。第一および第二の間仕切り遮蔽装置12の構成は、先の実施例の場合と同様である。
このように建屋3における入出庫口4の位置によっては、入出庫口4から進入させた駐車車両の両側における所定位置に間仕切り遮蔽装置12をそれぞれ設けることによって、両間仕切り遮蔽装置12によってそれぞれ奥側への進入を阻止するという同様の効果を得ることができる。
図9は、本発明のさらに他の実施例による循環式駐車装置の概略構成を示す斜視図である。
この循環式駐車装置は、多層循環方式円形循環式と称される構成で、駐車車両1を搭載可能な複数枚のトレー2A〜2Nが斜め上下方向の二層にわたって配置され、トレー2A〜2Nの全体を環状に循環移動しながら図示しない入出庫口から駐車車両を出し入れするように構成されている。このような循環式駐車装置にも、先の実施例と同様に本発明を適用することができる。
図10は、本発明のさらに他の実施例による循環式駐車装置の概略構成を示す斜視図である。
この循環式駐車装置は、水平循環方式連結式と称される構成で、駐車車両1を搭載可能な複数枚のトレー2A〜2Nが同一の水平面上に配置され、トレー2A〜2Nの全体を一つの平面上で環状に循環移動しながら図示しない入出庫口から駐車車両を出し入れするように構成されている。このような循環式駐車装置にも、先の実施例と同様に本発明を適用することができる。
尚、本発明は上述した実施例の構成に限定するものではない。例えば間仕切り遮蔽装置12は、図6の構成に限らず柵15,17と一体的に構成し、固定床11,16から奥への進入も間仕切り遮蔽装置12によって阻止するようにしても良いし、入出庫口4の形成位置も左右に変更したり、上下層のいずれかに変更しても良い。さらに、間仕切り遮蔽装置12は収納部12Bを省略したものでも良い。
以上説明したように本発明は、電動扉9を有した入出庫口4が形成された建屋3内に、駐車車両を搭載可能な複数のトレー2A〜2Nによって環状の循環系を形成すると共に、循環方向における各トレー2A〜2N間には駐車車両から降りた運転手が入出庫口4へと移動するときに使用する移動スペース14A,14Bをそれぞれ形成し、電動扉9を開状態にした後に、入出庫口4から対応した位置のトレー2B上に駐車車両を乗り込ませて駐車する循環式駐車装置において、入出庫口4から乗り込んだ駐車車両の両側に位置した移動スペース14A,14Bに隣接した他の移動スペース14Cの少なくとも一方に、駐車車両から降りた運転手が入出庫口4から見て奥側に移動するのを阻止する間仕切り遮蔽装置12を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、遮蔽体12Aによって運転手がトレー伝いに奥側へ進入するのを確実に阻止して安全性を向上させることができる。しかも、間仕切り遮蔽装置12の遮蔽体12Aは、入出庫口4から乗り込んだ駐車車両のすぐ両側には設けられていないため、遮蔽体12Aが駐車車両の移動や入出庫口4へと戻って行く運転手の移動に悪影響を与えることはない。
また本発明は、上述の構成に加えて、間仕切り遮蔽装置12は、駐車車両から降りた運転手が入出庫口4から見て奥側に移動するのを阻止する移動スペース14Cを上下動する遮蔽体12Aと、遮蔽体12Aを上下方向に移動させる駆動装置とを備え、駆動装置は電動扉9に連動して遮蔽体12Aを上下動するように構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、
運転手が駐車車両から降りてくる頃までに遮蔽体12Aが移動スペース14Cを確実に塞ぐようにすることができるため、運転手が奥側に進入しないようにすることができ、また、運転手が電動扉9の閉釦を操作すると遮蔽体12Aが上げられるため、各トレー2A〜2Nが循環移動するときには、各トレー2A〜2Nに搭載されている駐車車両が遮蔽体12Aに衝突したり接触したりすることはない。
また本発明は、上述の構成に加えて、循環系を構成する各トレー2A〜2Nのうち折り返しとなる端部から二枚目のトレーに対応する位置に入出庫口4を形成し、入出庫口4から乗り込んだ駐車車両の両側に位置した移動スペース14A,14Bに隣接した他の移動スペース14Cのうち、各トレー2A〜2Nの折り返しとなる端部と反対側にのみ間仕切り遮蔽装置12を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、建屋3の壁などを利用して、間仕切り遮蔽装置12を一つにすることができるので、簡単な構成で安価な循環式駐車装置とすることができる。
1A〜1N 駐車車両
2A〜1N トレー
3 建屋
4 入出庫口
9 電動扉
12 間仕切り遮蔽装置
12A 遮蔽体
12B 収納部
14A〜14C 移動スペース

Claims (3)

  1. 電動扉を有した入出庫口が形成された建屋内に、駐車車両を搭載可能な複数のトレーによって循環系を形成すると共に、循環方向における前記各トレー間には前記駐車車両から降りた運転手が前記入出庫口へと移動するときに使用する移動スペースをそれぞれ形成し、前記電動扉を開状態にした後に、前記入出庫口から対応した位置の前記トレー上に駐車車両を乗り込ませて駐車する循環式駐車装置において、
    前記入出庫口から乗り込んだ前記駐車車両の両側に位置した前記移動スペースに隣接した他の移動スペースの少なくとも一方に、前記駐車車両から降りた運転手が前記入出庫口から見て奥側に移動するのを阻止する間仕切り遮蔽装置を設けたことを特徴とする循環式駐車装置。
  2. 前記間仕切り遮蔽装置は、前記駐車車両から降りた運転手が前記入出庫口から見て奥側に移動するのを阻止する前記移動スペースを上下動する遮蔽体と、前記遮蔽体を上下方向に移動させる駆動装置とを備え、前記駆動装置は前記電動扉に連動して前記遮蔽体を上下動するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の循環式駐車装置。
  3. 前記循環系を構成する各トレーのうち折り返しとなる端部から二枚目の前記トレーに対応する位置に前記入出庫口を形成し、前記入出庫口から乗り込んだ前記駐車車両の両側に位置した前記移動スペースに隣接した他の移動スペースのうち、前記各トレーの折り返しとなる前記端部と反対側にのみ前記間仕切り遮蔽装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の循環式駐車装置。
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