JP2016125130A - 複合材料、複合材料の形成方法、複合材料によってめっきされた電極、および、接続構造 - Google Patents

複合材料、複合材料の形成方法、複合材料によってめっきされた電極、および、接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】微摺動による導電性の変化が抑制された複合材料、複合材料の形成方法、複合材料によってめっきされた電極、および、接続構造。
【解決手段】導電性を有する金属材料と、金属材料と錯体を形成することで金属材料の耐酸化性を発現する酸化抑制剤と、が混合して成る複合材料22。
【選択図】図5

Description

本発明は、金属材料を成分として含む複合材料、複合材料の形成方法、複合材料によってめっきされた電極、および、接続構造に関するものである。
特許文献1に示されるように、金属マトリックス中に還元剤の分散された複合材料が知られている。この複合材料によって電気接点電極や電気接点被膜が形成される。
特開2013−79429号公報
上記したように特許文献1に示される複合材料によって電気接点被膜が形成されるが、この電気接点被膜は基板の表面に形成された表面電極のめっきとして採用することができる。この表面電極には、例えばばね性を有する端子電極が自身の反力によって押し付けられる。これによって表面電極と端子電極の導通が確保される。この端子電極や表面電極は使用環境の温度変化に応じて膨張と収縮を繰り返し、微摺動する。この微摺動によって表面電極をめっきする電気接点被膜と端子電極との接点に熱と応力とが印加されると、電気接点被膜の表層の金属材料が酸化し、それによって導電性が低下する虞がある。しかしながら電気接点被膜は金属マトリックスに還元剤が分散されて成るので、例え金属材料が酸化したとしても還元剤の酸化還元反応によって元の金属に還元される。これにより導電性の低下が抑制される。
ただし、電気接点被膜の表層に存在する還元剤には限りがある。この表層に存在する還元剤が酸化還元反応を行い尽くした後には、結局金属材料の酸化が進行して導電性が低下する。もちろん上記の微摺動によって電気接点被膜の表層を形成する複合材料が削られると、酸化還元反応を行っていない還元剤が新たな表層にあらわれる。したがってこの新たな還元剤による酸化還元反応によって導電性の低下が抑制されることになる。しかしながらこの場合においても新たな表層に存在する還元剤が酸化還元反応を行い尽くした後には、結局金属材料の酸化が進行して導電性が低下する。以上示したように特許文献1に記載の構成では、微摺動によって電気接点被膜の導電性が変化する、という懸念がある。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、微摺動による導電性の変化が抑制された複合材料、複合材料の形成方法、複合材料によってめっきされた電極、および、接続構造を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するための第1発明は、導電性を有する金属材料と、金属材料と錯体を形成することで金属材料の耐酸化性を発現する酸化抑制剤と、が混合して成ることを特徴とする。これによれば、金属マトリックスに還元剤を分散させ、その還元剤によって金属材料を還元する構成とは異なり、例えば少なくとも一方の表層が複合材料から成る2つの電極間の微摺動によって酸化抑制剤の酸化抑制効果が低下せず、金属材料の酸化抑制に限りがない。このため複合材料(22)の微摺動によって複合材料(22)の導電性が変化(低下)することが抑制される。なお第2発明の酸化抑制剤としては、金属材料と錯体を形成することで単体の金属材料よりも酸化の活性化エネルギーを高めて、金属材料の耐酸化性を発現する化学種を選定すると、より効果的である。
第3発明は、金属材料を構成する金属原子(23)間の金属結合、および、金属原子と酸化抑制剤を構成する酸化抑制分子(24)との配位結合それぞれは、酸化抑制分子間の分子間相互作用よりも強い。
これによれば複合材料(22)への応力印加によって金属原子(23)間の金属結合解裂や金属原子(23)−酸化抑制分子(24)の配位結合解裂よりも優先して酸化抑制分子(24)間の分子間相互作用が切れ易くなっている。したがって複合材料(22)への応力印加によって複合材料(22)から一部が欠けたとしても、その欠けた部位を構成する金属原子(23)には酸化抑制分子(24)が結合されている。そのためその欠けた部位に含まれる金属原子(23)の酸化が酸化抑制分子(24)によって抑制され、その導電性の低下が抑制される。これにより例えば反力によって電気的な接続が確保される2つの電極の間に複合材料(22)から欠けた部位が挟まれたとしても、2つの電極間において導電性が低下することが抑制される。
第4発明は、複数の金属原子が結合して成る金属塊の周囲を覆うように酸化抑制分子が金属塊に結合されて成る単位構成要素(25)を複数有し、単位構成要素が一様に分布している。
これによれば複合材料(22)への応力印加によって複合材料(22)から欠けた部位の表層は、酸化抑制分子(24)によって構成される。したがって金属原子(23)が表層に位置する構成と比べて、金属塊を構成する金属原子(23)が酸素分子と近接することが抑制され、金属塊を構成する金属原子(23)の酸化が抑制される。
なお、特許請求の範囲に記載の請求項、および、課題を解決するための手段それぞれに記載の要素に括弧付きで符号をつけている。この括弧付きの符号は実施形態に記載の各構成要素との対応関係を簡易的に示すためのものであり、実施形態に記載の要素そのものを必ずしも示しているわけではない。括弧付きの符号の記載は、いたずらに特許請求の範囲を狭めるものではない。
電子装置の概略構成を示す部分斜視図である。 図1に破線で囲って示す領域Aの拡大断面図である。 走査型透過電子顕微鏡にて撮像しためっきを示す写真画像である。 酸化の活性化エネルギーを概略的に示すグラフ図である。 めっきの単位構成要素の結合状態を示す模式図である。 めっきの形成方法を説明するための概略図である。 金属原子に酸化抑制分子が結合して成る分子同士の結合過程を示す模式図である。 図7に示す分子が結合して成る単位構成要素を示す模式図である。 表面電極の構成要素と、めっき表面からの深さの関係を示すグラフである。 摺動回数と酸化抑制分子の炭素原子の質量パーセントとの関係を示すグラフである。 1,10−フェナントロリンの化学式を示す図である。 1,10−フェナントロリン塩酸塩の化学式を示す図である。 チオ尿素の化学式を示す図である。 エチレンジアミン四酢酸の化学式を示す図である。 表面電極の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の複合材料を電子装置の電極のめっき材料に適用した場合の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図11に基づいて本実施形態に係る電子装置100を説明する。図1に示すように電子装置100は、基板10、表面電極20、および、端子電極30を有する。基板10は絶縁材料から成り、その表面に表面電極20が形成されている。端子電極30はカードエッジコネクタの構成要素の一部でありばね性を有している。端子電極30の反力によってその一部が表面電極20に押し付けられることで、端子電極30と表面電極20との導通が確保されている。端子電極30はワイヤーハーネスなどと電気的に接続され、表面電極20は基板10の表面や内部などに形成された配線と電気的に接続されている。上記の表面電極20が特許請求の範囲に記載の第1電極に相当し、端子電極30が特許請求の範囲に記載の第2電極に相当する。また電子装置100が特許請求の範囲に記載の接続構造に相当する。
図2に示すように表面電極20は、母材21と、その表面を覆うめっき22と、を有する。母材21は、ステンレス(SUS)、銅(Cu)、若しくは、導電性を有する合金から成る。これに対してめっき22は金属材料に酸化抑制剤が混合して成る。本実施形態に係るめっき22は、図3に示すように金属材料を構成する金属原子23の塊(後述する金属塊)として銅(Cu)を採用し、酸化抑制剤を構成する酸化抑制分子24として図11に示す1,10−フェナントロリンを採用している。このめっき22が特許請求の範囲に記載の複合材料に相当する。そして母材21が特許請求の範囲に記載の被めっき材料に相当する。
図3は本発明者が走査型透過電子顕微鏡にて撮影しためっき22である。この図3において黒色の濃い領域が金属原子23(Cu)を示し、白色の濃い領域が酸化抑制分子24に含まれる炭素原子(C)を示している。そして灰色は金属原子23と酸化抑制分子24の重なりを示している。この観測からもわかるように、めっき22は金属原子23と酸化抑制分子24とが一様に混合して成る。
図4に酸化の活性化エネルギーを示す。図4では金属原子23をMで表し、酸化抑制分子24をORで表している。そして議論を簡単にするために、金属原子23の単体M(以下、単体金属Mと示す)と金属原子23に酸化抑制分子24が結合して成る分子MORそれぞれの基底準位を同一レベルとしている。また図4では分子MORに含まれる金属原子23の活性化エネルギーEaを実線で示し、単体金属Mの活性化エネルギーEbを破線で示している。図4に示すように活性化エネルギーEaは活性化エネルギーEbよりも高くなっており、分子MORに含まれる金属原子23は単体金属Mよりも酸化し難くなっている。
図5にめっき22を構成する単位構成要素25を模式的に示す。図5に示すように単位構成要素25は金属原子23の塊(金属塊)が酸化抑制分子24によって囲まれて成る。複数の金属原子23が結合して金属塊を形成し、その金属塊の周囲を覆うように酸化抑制分子24が金属塊の表面に結合されている。複数の金属原子23は両者の相互作用によって結合し、金属原子23と酸化抑制分子24とは両者の相互作用によって結合している。金属原子23同士の結合は金属結合であり、金属原子23と酸化抑制分子24との結合は配位結合や静電相互作用である。また図5に示すように複数の単位構成要素25が一様に分布して互いに結合することでめっき22を構成しているが、上記したように単位構成要素25の表層は酸化抑制分子24によって構成されている。したがって複数の単位構成要素25間は主として酸化抑制分子24間の相互作用によって結合している。酸化抑制分子24同士の結合はファンデルワールス力などの分子間相互作用である。この分子間相互作用は、上記した金属結合や配位結合それぞれよりも弱い。したがってめっき22への応力印加によって単位構成要素25間の結合が切れ易くなっている。応力印加によってめっき22の一部が剥がれ落ちた場合、その剥がれ落ちた部位(以下、摩耗粉と示す)も単位構成要素25から成り易く、その表層は酸化抑制分子24によって覆われ易くなっている。
次に図6〜図8に基づいてめっき22の形成方法を概略的に説明する。図6ではイオン化した金属原子23をMとして示し、酸化抑制分子24をORとして示している。先ず金属原子23と酸化抑制分子24の混合した溶液(混合液)を用意する。この混合液中には金属原子23と酸化抑制分子24それぞれがイオン化して存在したり、酸化抑制分子24と金属原子23とが配位結合して成る錯体の分子MORが存在したりしている。この混合液中に陽極と陰極とを差し込み、電圧を印加する。陽極としての機能を果たす電極は金属原子23と同一の材料(Cu)から成り、陰極としての機能を果たす電極は母材21を含んでいる。この電極間に電圧を印加するとイオン化した金属原子23や酸化抑制分子24、および、分子MORそれぞれが陰極(母材21)に引き付けられ、陰極の表面に共析する。これにより母材21の表面にめっき22が形成される。なお陽極としては上記例に限定されず、例えば白金(Pt)や黒鉛(C)などの不溶性陽極を採用することもできる。
図7および図8に単位構成要素25の形成を模式的に示す。イオン化した金属原子23と酸化抑制分子24とが配位結合して成る多数の分子MORが陰極に引き付けられて互いに接近すると、分子MORに含まれる金属原子23同士が互いに引き付けあう。これにより金属原子23同士が結合して金属塊が形成され、金属塊の表層に酸化抑制分子24が位置する単位構成要素25が形成される。なお厳密に言えば、めっき22に上記した単位構成要素25のみが含まれているわけではない。単位構成要素25の金属塊中に酸化抑制分子24が含まれる構成や、単位構成要素25の表層の一部に金属原子23が含まれる構成も存在する可能性がある。しかしながらめっき22の主成分は上記した単位構成要素25から成るため、本実施形態では主として単位構成要素25の形成を概略的に示している。
図9に本発明者が表面電極20に含まれる原子の質量パーセントをめっき22の表面から母材21の深部へと向かって観測したグラフを示す。図9に示す実線はめっき22に含まれる金属原子23を示し、一点鎖線はめっき22に含まれる酸化抑制分子24の炭素原子を示している。そして二点鎖線は母材21を構成する金属原子を示している。図9に示す深度dの近傍では、めっき22と母材21の境であるためにめっき22と母材21の両者が存在する。しかしながら深度dの近傍よりも浅い領域ではめっき22のみが存在し、めっき22を構成する金属原子23と酸化抑制分子24の炭素原子は一定量で存在している。そして深度dの近傍よりも深い領域では母材21のみが存在し、質量パーセントが100%となっている。
ところで上記したように電子装置100では、端子電極30の反力によって端子電極30の一部が表面電極20に押し付けられることで、端子電極30と表面電極20との導通が確保されている。この端子電極30や表面電極20は使用環境の温度変化に応じて膨張と収縮を繰り返し、微摺動する。この微摺動によって表面電極20のめっき22と端子電極30との接点に熱と応力とが印加されると、めっき22の表層の金属原子23が酸化し、それによって導電性が低下する虞がある。図5および図8に示したようにめっき22に含まれる単位構成要素25の表層が酸化抑制分子24によって覆われている場合、摺動に対する耐久性が高まる。しかしながらめっき22に含まれる酸化抑制分子24の質量パーセントが低まると、単位構成要素25の表層の一部が酸化抑制分子24によって覆われない不完全な単位構成要素が増大し、金属原子23が酸化し易くなる。この結果、めっき22の導電性が低下し易くなる虞がある。これとは反対にめっき22に含まれる酸化抑制分子24の質量パーセントが高まると、金属原子23が少なくなるために導電性が低下する。そこで微摺動に対してめっき22の導電性を所定値に保つためには、めっき22に含まれる酸化抑制分子24の最適な質量パーセントを見積もる必要がある。
これに対する実験結果を図10に示す。図10の縦軸は摺動回数を示し、その横軸はめっき22を構成する全ての元素の質量パーセントを100とした場合における、酸化抑制分子24の炭素原子Cの質量パーセントを示している。そして破線は本発明者が規定した品質保証を示す規定摺動回数を示している。図10に示すように摺動回数に対する耐久度(導電性の低下し難さ)は、炭素原子Cの質量パーセントがおよそ0.5から2.2へと向かうにしたがって増大し、そこから質量パーセントが増大するに連れて低下する。上記した規定摺動回数を上回る炭素原子の質量パーセントはおよそ0.5以上5.5以下である。本実施形態における炭素原子の質量パーセントは摺動に対して最も耐久度の高い2.2であり、この場合の単位構成要素25の直径は、図5に示すようにおよそ20nmとなる。なお炭素原子の質量パーセントが0.5の場合、単位構成要素25の直径はおよそ50nmとなる。酸化抑制分子24の炭素原子の質量パーセントが増大するにつれて単位構成要素25は徐々に小さくなる。
次に、本実施形態に係る電子装置100の作用効果を説明する。上記したようにめっき22は金属原子23と酸化抑制分子24が混合して成る。そして金属原子23に酸化抑制分子24が結合して成る分子MORの金属原子23の活性化エネルギーEaは、単体金属Mの活性化エネルギーEbよりも高く、酸化し難くなっている。これによれば、金属マトリックスに還元剤を分散させ、その還元剤によって金属材料を還元する構成とは異なり、微摺動によって酸化抑制分子24の酸化抑制効果が低下せず、金属材料の酸化抑制に限りがない。このため電子装置100の微摺動によってめっき22の導電性が変化(低下)することが抑制される。
酸化抑制分子24間の分子間相互作用は、金属原子23間の金属結合、および、金属原子23と酸化抑制分子24との配位結合それぞれよりも弱い。これによればめっき22への応力印加によって単位構成要素25間に働く酸化抑制分子24間の分子間相互作用が切れ易くなっている。したがって応力印加によってめっき22の一部が剥がれ落ちた場合、その剥がれ落ちた部位(摩耗粉)に含まれる金属原子23には酸化抑制分子24が結合されている。そのため摩耗粉に含まれる金属原子23の酸化が酸化抑制分子24によって抑制され、その導電性の低下が抑制される。これにより例えば端子電極30と表面電極20との間に上記の摩耗粉が挟まれたとしても、端子電極30と表面電極20との導電性が低下することが抑制される。
めっき22の単位構成要素25は、複数の金属原子23が結合して成る金属塊の周囲を覆うように、酸化抑制分子24が金属塊の表面に結合されて成る。そして複数の単位構成要素25が一様に分布することでめっき22が構成されている。これによればめっき22への応力印加によって生じた摩耗粉は単位構成要素25のみで構成され易く、摩耗粉の表層は酸化抑制分子24のみによって構成され易くなっている。したがって金属材料が単位構成要素の表層に位置し易い構成と比べて、金属塊を構成する金属原子23が酸素分子と近接することが抑制され、金属塊を構成する金属原子23の酸化が抑制される。
めっき22に含まれる酸化抑制分子24の炭素原子の質量パーセントが0.5以上5.5以下の範囲に入っている。これによれば図10に示す規定摺動回数に対する耐久度(導電性の低下し難さ)を上回っているため、めっき22の品質保証がなされる。特に本実施形態では酸化抑制分子24の炭素原子の質量パーセントが2.2となっており、最も摺動に対して耐久度が高くなっている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態ではめっき22を電子装置100の表面電極20を構成する母材21のめっき被膜に適用した例を示した。しかしながら端子電極30がめっき22によって被覆された構成を採用することもできる。若しくは母材21と端子電極30それぞれがめっき22によって被覆された構成を採用することもできる。さらに言えば本実施形態に記載のめっき22は、金属材料の酸化を抑制するという課題を有する各種電気機器に適宜適用することができる。例えば回路基板と外部端子とを接続するプレスフィットなどにめっき22を適用することができる。特にめっき22は、環境温度とエンジンの駆動とによって―40℃から+150℃まで温度が変化するために微摺動の起こり易い車載機器への適用が有用である。
本実施形態では酸化抑制剤を構成する酸化抑制分子24として図11に示す1,10−フェナントロリンを採用した例を示した。しかしながら酸化抑制分子24としては上記例に限定されない。その具体的な酸化抑制分子24の例としては、例えば図12〜図14に示す1,10−フェナントロリン塩酸塩、チオ尿素、エチレンジアミン四酢酸を採用することもできる。さらに言えば、酸化抑制分子24としては上記した4つの1,10−フェナントロリン、1,10−フェナントロリン塩酸塩、チオ尿素、エチレンジアミン四酢酸の内の少なくとも2つを含む構成を採用することもできる。金属材料と錯体を形成することで金属材料の耐酸化性を発現する化学種であれば、酸化抑制材料(酸化抑制分子24)としては適宜採用することができる。
本実施形態では金属材料を構成する金属原子23として銅(Cu)を採用した例を示した。しかしながら金属原子23としては上記例に限定されず、例えば錫(Sn)、ニッケル(Ni)、これらを主成分とする合金、および、銅(Cu)を主成分とする合金などを採用することもできる。すなわち金属原子23としては、酸化によって導電性が低下する金属を採用することができる。
本実施形態ではめっき22の形成方法において図6に示す陰極が静止しているか否かを述べていなかった。しかしながら陰極が静止していようと回転していようと、めっき22を製造することが可能である。また図示しないが、溶液の満たされた容器の内側面に陰極と陽極とを固定し、容器を回転している状態で陰極と陽極とに電圧を印加する形成方法であっても、めっき22を製造することが可能である。めっき22の形成方法としては特に限定されない。
本実施形態では酸化抑制分子24の炭素原子の質量パーセントが2.2である例を示した。しかしながら酸化抑制分子24の炭素原子の質量パーセントとしては0.5以上5.5以下の範囲に入っていればよい。
本実施形態では母材21がめっき22のみによって被覆される構成を示した。しかしながら図15に示すようにめっき22だけではなく表層めっき26によっても母材21が被覆されても良いし、めっき22だけではなくバッファ27によって母材21が被覆されてもよい。さらに言えば、母材21がバッファ27、めっき22、および、表層めっき26それぞれによって被覆されてもよい。バッファ27は母材21とめっき22との間に設けられ、めっき22を母材21に強固に接続する機能を果たす。表層めっき26はめっき22の上方に設けられ、端子電極30と直接接触する。酸化抑制分子24のためにめっき22は金属光沢を有さないため、表層めっき26は表面電極20の外観を変更する機能を果たす。バッファ27は例えばニッケルから成り、表層めっき26は例えば銅から成る。そしてバッファ27および表層めっき26それぞれの厚さはめっき22よりも薄くなっている。
10…基板
20…表面電極
21…母材
22…めっき
23…金属原子
24…酸化抑制分子
25…単位構成要素
30…端子電極
100…電子装置

Claims (10)

  1. 導電性を有する金属材料と、前記金属材料と錯体を形成することで前記金属材料の耐酸化性を発現する酸化抑制剤と、が混合して成ることを特徴とする複合材料。
  2. 前記酸化抑制剤は、前記金属材料と錯体を形成することで単体の前記金属材料よりも酸化の活性化エネルギーを高めて、前記金属材料の前記耐酸化性を発現することを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  3. 前記金属材料を構成する金属原子(23)間の金属結合、および、前記金属原子と前記酸化抑制剤を構成する酸化抑制分子(24)との配位結合それぞれは、前記酸化抑制分子間の分子間相互作用よりも強いことを特徴とする請求項2に記載の複合材料。
  4. 複数の前記金属原子が結合して成る金属塊の周囲を覆うように前記酸化抑制分子が前記金属塊に結合されて成る単位構成要素(25)を複数有し、前記単位構成要素が一様に分布していることを特徴とする請求項3に記載の複合材料。
  5. 前記金属材料と前記酸化抑制剤それぞれを構成する全ての元素の質量パーセントを100とすると、前記酸化抑制剤を構成する酸化抑制分子(24)に含まれる炭素原子の質量パーセントは、0.5以上5.5以下であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の複合材料。
  6. 前記酸化抑制剤を構成する酸化抑制分子(24)は、1,10−フェナントロリン、1,10−フェナントロリン塩酸塩、チオ尿素、および、エチレンジアミン四酢酸の内の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の複合材料。
  7. 前記金属材料を構成する金属原子(23)は、Cu,Sn,Ni、および、これらを主成分とする合金の内の1つであることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の複合材料。
  8. 請求項1〜7いずれか1項に記載の前記複合材料(22)をめっき材料として被めっき材料(21)の表面に形成する形成方法であって、
    前記金属材料を構成する金属原子(23)と、前記酸化抑制剤を構成する酸化抑制分子(24)とを混合して成る混合液に前記被めっき材料を浸し、前記被めっき材料と前記混合液に電圧を印加することで前記被めっき材料の表面に前記金属材料と前記酸化抑制分子を共析させることで前記複合材料を前記被めっき材料の表面に形成することを特徴とする形成方法。
  9. 請求項1〜7いずれか1項に記載の前記複合材料(22)がめっき材料として被めっき材料(21)の表面に形成されて成ることを特徴とする電極。
  10. 第1電極(20)と第2電極(30)を有し、
    前記第2電極の反力によって前記第2電極の一部が前記第1電極に押し付けられることで前記第1電極と前記第2電極とが電気的に接続された接続構造であって、
    前記第1電極および前記第2電極の少なくとも一方の表面が、請求項1〜7いずれか1項に記載の前記複合材料(22)によってめっきされていることを特徴とする接続構造。
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