JP2016122689A - 固体電解コンデンサ用品、固体電解コンデンサ、リードフレームおよび固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサ用品、固体電解コンデンサ、リードフレームおよび固体電解コンデンサの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐湿性が高い固体電解コンデンサ部材、固体電解コンデンサ及び耐湿性が高い固体電解コンデンサ素子を実現可能なリードフレームを得ることを目的とする。
【解決手段】本発明の固体電解コンデンサ用品は、少なくとも一対の陽極端子と陰極端子を有するリードフレームと、前記陽極端子及び前記陰極端子に接続されたコンデンサ素子と、前記陽極端子、前記陰極端子およびこれらに接続されたコンデンサ素子の外表面を被覆するシリコーン樹脂層とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解コンデンサ用品、固体電解コンデンサ、リードフレームおよび固体電解コンデンサの製造方法に関する。
小型化に適したコンデンサとして、電解質として導電性高分子を有する固体電解コンデンサが広く知られている。
このような固体電解コンデンサは、外部の水分が侵入すると特性に悪影響が生じることが知られている。そのため、高湿度環境下におかれた場合には、種々の特性が悪化して、十分な信頼性を得ることが難しい。
例えば、特許文献1には、外部から水分が侵入することで固体電解コンデンサの容量が環境によって変化することが記載されている。特許文献1では、この容量変化を生み出す原因は、一部露出された誘電体被膜と外部の水分が直接接触することに起因すると考え、露出された誘電体被膜表面をシリコーンオイルで被覆する方法が記載されている。
ところで、近年、固体電解コンデンサの性能を高めるために、陽極体に用いる弁作用金属についても検討が進められている。例えば、特許文献2には、陽極体にタングステン粉の焼結体を用いた固体電解コンデンサが記載されている。陽極体にタングステン粉の焼結体を用いた固体電解コンデンサは、他の弁作用金属の焼結体を用いた固体電解コンデンサと比べて大きな容量を得ることができるという特徴を有している。これに対し、化成工程において被膜が割れてしまうという問題、漏れ電流が大きいという問題等があり、検討が進められている。
特開2012−119427号公報 特開2004−349658号公報
しかしながら、上述の方法では、十分な耐湿性を実現できるとは言えなかった。特に、タングステンを主成分とする陽極体を用いた固体電解コンデンサにおいては、被膜が割れやすく漏れ電流が大きくなるという傾向を有するため、より顕著であった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、耐湿性が高い固体電解コンデンサ及び耐湿性が高い固体電解コンデンサを実現可能な固体電解コンデンサ用品及びリードフレームを得ることを目的とする。また耐湿性が高い固体電解コンデンサを製造できる製造方法を得ることを目的とする。
発明者らは鋭意検討の結果、陽極端子、陰極端子およびこれらに接続されたコンデンサ素子の外表面を撥水性の高いシリコーン樹脂によって被覆することにより、外部からの水分が侵入することを阻害することができることを見出した。
すなわち、本発明は以下に示す構成を備えるものである。
(1)本発明の一態様に係る固体電解コンデンサ用品は、少なくとも一対の陽極端子と陰極端子を有するリードフレームと、前記陰極端子に載置され、前記陽極端子及び前記陰極端子に接続されたコンデンサ素子と、前記陽極端子、前記陰極端子およびこれらに接続されたコンデンサ素子の外表面を被覆するシリコーン樹脂層とを備える。
(2)本発明の一態様に係る固体電解コンデンサは、一対の陽極端子と陰極端子を有し、前記陰極端子に載置され、前記陽極端子及び前記陰極端子に接続されたコンデンサ素子と、前記陽極端子及び前記陰極端子の一部、並びにこれらに接続されたコンデンサ素子の外表面を被覆するシリコーン樹脂層と、前記シリコーン樹脂とは異なる樹脂で前記シリコーン樹脂層を覆う樹脂外装とを備える。
(3)上記(2)に記載の固体電解コンデンサは、前記陽極端子及び前記陰極端子の前記樹脂外装が形成されていない部分に、前記シリコーン樹脂層より厚いメッキ層が形成されていてもよい。
(4)本発明の一態様に係るリードフレームは、少なくとも一対の陽極端子と陰極端子を有し、一対の陽極端子と陰極端子に少なくとも一個の固体電解コンデンサ素子が接続されているリードフレームであって、前記リードフレームの外表面を被覆するシリコーン樹脂層を備える。
(5)本発明の一態様に係る固体電解コンデンサの製造方法は、少なくとも一対の陽極端子と陰極端子を有するリードフレームとコンデンサ素子とを接続する工程と、前記陽極端子、前記陰極端子およびこれらに接続されたコンデンサ素子の外表面をシリコーン樹脂層で被覆する工程と、前記シリコーン樹脂層が被覆された前記陽極端子及び前記陰極端子の一部、並びにこれらに接続されたコンデンサ素子を、さらにシリコーン樹脂と異なる樹脂で樹脂封口する工程と、前記陽極端子及び前記陰極端子の内、樹脂封口されていない部分のシリコーン樹脂層を除去する工程とを有する。
(6)上記(5)に記載の固体電解コンデンサの製造方法は、前記陽極端子及び前記陰極端子の内、前記シリコーン樹脂層が除去された部分に、前記シリコーン樹脂層より厚いメッキ層を形成する工程をさらに有してもよい。
(7)上記(5)又は(6)のいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造方法は、前記シリコーン樹脂層を被覆する工程の前に、前記リードフレームと前記コンデンサ素子が一体化したものを界面活性剤が溶解した溶液に浸漬する工程を有してもよい。
本発明の一態様に係る固体電解コンデンサは高い耐湿性を実現することができる。また本発明の一態様に係る固体電解コンデンサ用品及びリードフレームは、耐湿性が高い固体電解コンデンサを実現することができる。さらに本発明の一態様に係る固体電解コンデンサの製造方法は、耐湿性の高い固体電解コンデンサ得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る固体電解コンデンサ用品の断面模式図である。 本発明の一の実施形態に係るリードフレームの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る固体電解コンデンサの断面模式図である。 固体電解コンデンサにおける樹脂外装の陽極端子付近の断面を模式的に示した拡大図であり、(a)はメッキ層50の厚みがシリコーン樹脂層30より薄い場合、(b)はメッキ層50の厚みがシリコーン樹脂層30と同一の場合、(c)はメッキ層50の厚みがシリコーン樹脂層30より厚い場合の断面拡大図である。
以下、本発明を適用した固体電解コンデンサ用品、固体電解コンデンサ、リードフレームおよび固体電解コンデンサの製造方法について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。また、以下の説明において例示される材質、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
[固体電解コンデンサ用品]
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる固体電解コンデンサ用品の断面模式図である。
本発明の第1実施形態に係る固体電解コンデンサ用品100は、少なくとも一対の陽極端子11と陰極端子12を有するリードフレーム10と、陰極端子12に載置され、陽極端子11及び陰極端子12と接続されたコンデンサ素子20と、陽極端子11、陰極端子12およびこれらに接続されたコンデンサ素子20の外表面を被覆するシリコーン樹脂層30とを備える。
第1の実施形態の固体電解コンデンサ用品100では、コンデンサ素子20や陽極端子11、陰極端子12が、シリコーン樹脂からなるシリコーン樹脂層30で被覆されている。そのため、高耐湿性を実現することができる。
「コンデンサ素子」
コンデンサ素子20は、外部に導出された陽極部(例えば、陽極リード線22)を有し、表面に誘電体層21Aが形成された陽極体21上に、半導体層23、導電体層24が順に形成されてなる。
陽極体21は、弁作用金属の金属粉を成形、焼結した焼結体を用いて得ることができる。金属粉中の金属粒子同士は、成形により互いに結合し、電気的に接続されている。この金属粒子は、弁作用金属を主成分として有していればよく、その他の不純物等を含んでいてもよい。
弁作用金属としては、例えば、アルミニウム、タンタル、タングステン等を用いることができる。中でもタングステンを用いることが好ましい。
タングステンを主成分とする陽極体を用いると、大容量の固体電解コンデンサ素子を実現することが可能である。また、タングステンを主成分とする陽極体は、化成工程において誘電体層が割れやすいという問題を有する。そのため、外部からの水分を誘電体層で十分防ぐことができず、漏れ電流がより発生しやすくなる。すなわち、タングステンを主成分とする陽極体において、本発明の構成を適用した場合に、漏れ電流を抑制する効果がより顕著となる。
陽極体21は、略直方体形状であってもよく、その任意の面の端部が面取りされ、丸みを帯びていてもよい。また、陽極体21は、その一部に、電気的に陽極体21を陽極端子11に接続するための陽極部を有する。陽極部として、例えば、陽極体を構成する焼結体の一部に後述する半導体層及び導電体層のいずれも形成しない部分を設ける態様、陽極体21の一つの面に植立又は接続された陽極リード線22を設ける態様、などが挙げられる。
陽極体21の表面は電解化成処理によって誘電体層21Aが形成されている。
誘電体層21Aは、陽極体21の一部が化成処理によって酸化されたものであり、金属酸化物を含む。例えば、陽極体21がタングステンからなる場合、酸化タングステン(WO)を含む。
半導体層23は、従来公知のものを利用することができる。例えば、誘電体層21Aが形成された陽極体21上に、化学重合法及び/または電解重合法によって導電性高分子の膜を形成することができる。
導電体層24は、一般に公知のものを用いることができる。例えば、カーボン層、銀層及びこれらを積層した物等を用いることができる。特に、フッ素樹脂をバインダーとして用いたカーボンペーストを固化して作製した層上に、フッ素樹脂をバインダーとして用いた銀ペーストを固化して作製した層を積層した積層体を用いることが好ましい。フッ素系樹脂をバインダーとして用いているため、固体電解コンデンサの耐湿性をより高めることができる。
「リードフレーム」
図2は、本発明の一態様に係るリードフレームを模式的に示した斜視図である。リードフレーム10は、少なくとも一対の陽極端子11となる部分と陰極端子12となる部分を有する。陽極端子11となる部分と陰極端子12となる部分以外の補強部13は、コンデンサ素子と結合された後の適当な時期にリードフレームから分離されることになる。図2では、一対の陽極端子11となる部分と、陰極端子12となる部分が3つある場合を例示しているが、当該構造に限られない。例えば、より複数の陽極端子11となる部分及び陰極端子12となる部分が並列して配置された構造でも良く、一対のみからなる構造でもよい。
図2に示す一対の陽極端子11となる部分及び陰極端子12となる部分のそれぞれは、少なくとも1つのコンデンサ素子20と接続することができる。リードフレーム10の陽極端子11は、コンデンサ素子20の陽極部(例えば、陽極リード線22)と溶接等で接続され、リードフレーム10の陰極端子12は、コンデンサ素子20の導電体層24の一部と銀ペースト等で接続される。固体電解コンデンサとして使用する際は、リードフレーム10の補強部13を切り取って用いる。
コンデンサ素子20が載置されたリードフレーム10は、その外表面にシリコーン樹脂層30を備える。シリコーン樹脂層30は、陽極端子11、陰極端子12およびこれらに接続されるコンデンサ素子20の外表面を被覆可能となればよい。
シリコーン樹脂層30は、コンデンサ素子20をリードフレーム10に載置後に形成したものでも、リードフレーム10とコンデンサ素子20との接続部を除き、載置前に各々別々に形成したものでもよい。またリードフレーム10全面にシリコーン樹脂層30を被覆してもよい。この場合、使用時にコンデンサ素子との電気的な接続を得るために、接続部のシリコーン樹脂層を除去する必要がある。
リードフレーム10を構成する基体は、固体電解コンデンサ素子に用いられる公知のものを用いることができる。例えば、リードフレーム10を構成する基体の材質としては銅合金を用いることができる。また、リードフレーム10の厚さとしては、0.05mm〜1mmのものを用いることができる。
「シリコーン樹脂層」
シリコーン樹脂層30は、陽極端子11、陰極端子12およびこれらに接続されたコンデンサ素子20の外表面を被覆する。シリコーン樹脂層30は、高い撥水性を有する。そのため、外部からの水分(水蒸気等)が、コンデンサ素子20(特に陽極体21)と直接接触することを抑制することができる。そのため、シリコーン樹脂層30が、陽極端子11、陰極端子12およびこれらに接続されたコンデンサ素子20の外表面を被覆することで、固体電解コンデンサの耐湿性を高めることができる。
シリコーン樹脂は、シリコーン樹脂層30を形成できる公知のものを用いることができる。例えば、シリコーン樹脂を溶媒に溶解したもの、及び重合後にシリコーン樹脂となるモノマー又はオリゴマー等を用いることができる。シリコーン樹脂として、シロキサン結合を有する有機ポリシロキサンが挙げられ、さらに分枝したものや置換体も挙げることができる。また、メチルシロキサン、ジメチルシロキサン、ビニルシロキサン、フェニルシロキサン等の共重合ポリシロキサンを挙げることができる。例えばジメチルポリシロキサンが好ましく用いることができる。重合度は5000以上のものが好ましく用いることができる。シリコーン樹脂溶液の溶媒としては水もしくは水と親和性を有する有機溶媒と水との混合溶媒が好ましい。市販品では、有限会社コメンス社製のハジックス(商品名)を用いることが好ましい。市販品であるため容易に入手可能であり、高い撥水性を示すためである。
シリコーン樹脂層30の厚みは、コンデンサ素子20とリードフレーム10が一体化したもののサイズによって変更することができる。具体的な、シリコーン樹脂層30の厚みとしては、1μm以上100μm以下であることが好ましい。当該範囲であれば、十分外部からの水分の進入を阻害することができる。また生産性の観点からも効率的にシリコーン樹脂層を形成することができる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の固体電解コンデンサを模式的に図示した断面模式図である。図3では、一つの固体電解コンデンサのみを図示しているが、一対の陽極端子11および陰極端子12上に複数のコンデンサ素子を並列に方向を揃えて載置することもできる。
固体電解コンデンサ200は、少なくとも一対の陽極端子11と陰極端子12を有するリードフレーム10と、陰極端子12に載置され、陽極端子11及び陰極端子12に接続されたコンデンサ素子20と、陽極端子11及び陰極端子12の一部、並びにこれらに接続されたコンデンサ素子20の外表面を被覆するシリコーン樹脂層30と、シリコーン樹脂とは異なる樹脂でシリコーン樹脂層30を覆う樹脂外装40とを備える。また陽極端子11及び陰極端子12の樹脂外装40が形成されていない部分には、シリコーン樹脂層30より厚いメッキ層50が形成されていてもよい。リードフレーム10、コンデンサ素子20、シリコーン樹脂30は前述と同様のものを用いることができる。
第2の実施形態の固体電解コンデンサ200では、樹脂外装40とコンデンサ素子20の間に、シリコーン樹脂層30が設けられている点が従来の固体電解コンデンサと異なり、高耐湿性を実現することができる。
「樹脂外装」
樹脂外装40は、シリコーン樹脂と異なる樹脂であれば、一般に公知のものを用いることができる。たとえばエポキシ樹脂を用いて封口したものを用いることができる。樹脂外装40によって、固体電荷コンデンサ素子100が外部からの影響を受けることを抑制することができる。
(メッキ層)
メッキ層50は、陽極端子11及び陰極端子12の樹脂外装40が形成されていない部分に形成されていてもよい。またその厚みは、シリコーン樹脂層30より厚いことが好ましい。メッキ層50の厚みが、シリコーン樹脂層30の厚みより厚いと、より外部からの水分の進入を防ぐことができる。当該理由について以下に説明する。
図4は、固体電解コンデンサにおける樹脂外装の陽極端子付近の断面を模式的に示した拡大図である。図4(a)は、メッキ層50の厚みがシリコーン樹脂層30より薄い場合であり、図4(b)は、メッキ層50の厚みがシリコーン樹脂層30と同一の場合であり、図4(c)は、メッキ層50の厚みがシリコーン樹脂層30より厚い場合である。
まず、メッキ層50の厚みがシリコーン樹脂層30より薄い場合について示す。図4(a)に示すように、シリコーン樹脂層30のメッキ層50に接する境界面30aの一部が外部環境に露出されている。そのため、この境界面30aに沿って、外部からの水分が侵入することが考えられる。メッキ層50の外表面50aに付着した水は、メッキ層50の外表面50aに沿って移動することが考えられる。メッキ層50の厚みが薄い場合、境界面30aまで到達した水分が、この境界面30aを伝って、陽極端子11の表面11aに浸透するおそれがある。陽極端子11の表面11aは、シリコーン樹脂層30の内側に存在するため、当該面まで至った水は、固体電解コンデンサを劣化させ、漏れ電流の発生原因となりうる。
次いで、メッキ層50の厚みがシリコーン樹脂層30の厚みと同一である場合について図4(b)を用いて示す。メッキ層50の外表面50aに付着した水は、メッキ層50の外表面50aに沿って移動し、シリコーン樹脂層30のメッキ層50に接する境界面30aに侵入することが考えられる。この場合も、陽極端子11の表面11aに沿ってコンデンサ素子に水分が侵入するおそれが残る。
最後に、メッキ層50の厚みがシリコーン樹脂層30の厚みより厚い場合について図4(c)を用いて示す。シリコーン樹脂層30のメッキ層50に接する境界面30aは外部環境に露出していない。メッキ層50の外表面50aに付着した水が、メッキ層50の外表面50aに沿って移動しても、樹脂外装40で堰き止められ、固体電解コンデンサ内部に侵入することができない。またメッキ層50と樹脂外装40の界面を伝って水が侵入することも考えられるが、メッキ層50の厚みが厚いため、陽極端子11の表面11aまで水が進入することをより抑制できる。またメッキ層50と樹脂外装40の界面を伝って侵入してくる水は、陽極端子11とシリコーン樹脂層30の界面に至るよりも、先にシリコーン樹脂層30と樹脂外装40の界面に至る。そのため、最も水の侵入を避ける必要がある陽極端子11の表面11aに水が侵入することをより抑制することができる。
[固体電解コンデンサの製造方法]
本発明の一態様に係る固体電解コンデンサの製造方法は、少なくとも一対の陽極端子と陰極端子を有するリードフレームとコンデンサ素子とを接続する工程と、陽極端子、陰極端子およびこれらに接続されたコンデンサ素子の外表面をシリコーン樹脂層で被覆する工程と、シリコーン樹脂層が被覆された陽極端子及び陰極端子の一部、並びにこれらに接続されたコンデンサ素子を、さらにシリコーン樹脂と異なる樹脂で樹脂封口する工程と、陽極端子及び陰極端子の内、樹脂封口されていない部分のシリコーン樹脂層を除去する工程を有する。またさらに、陽極端子及び陰極端子の内、シリコーン樹脂層が除去された部分に、シリコーン樹脂層より厚いメッキ層を形成する工程を有することが好ましい。以下、図3を参照しながら固体電解コンデンサの製造方法を説明する。
「コンデンサ素子とリードフレームを一体化する工程」
まず、コンデンサ素子20を作製する。コンデンサ素子20は、公知の方法で作製することができる。例えば、陽極リード線22が植立された金属粉の焼結体を成形し、その焼結体に化成処理を施すことによって、誘電体層21Aが形成された陽極体21を作製する。化成処理は、一般に用いられる方法を使用することができ、電解質液中にタングステン陽極体を浸漬させ、電流量を制限しながら行う。電解質液中の電解質としては、例えば、硝酸、硫酸及び過硫酸アンモニウム等が挙げられる。
化成処理の終了点は、定電流で化成処理を開始し、電圧が予め設定した化成電圧に達したところで定電圧処理を継続し、電流量がある一定値まで減少したところとするのが一般的である。
次いで、誘電体層21Aが形成された陽極体21上に、半導体層23を形成する。半導体層23は、公知の方法を用いて作製することができ、化学重合法及び/または電解重合法を用いて形成することが好ましい。また化学重合及び/または電解重合は、複数回に分けて行ってもよい。
また半導体層23を形成後に、後化成を行ってもよい。後化成を行うことで、誘電体層23に欠陥等が発生していても修復することができる。
次いで、半導体層23上に導電体層24を形成する。導電体層24は、特に限定されるものではないが、導電性の高いカーボンや銀等を用いることが多い。作製方法は特に限定されるものではないが、ペースト状のカーボンや銀を固化させることにより作製することができる。また、これらを積層しても良い。
こうして得られたコンデンサ素子20の陽極リード線22と、リードフレーム10の陽極端子11を溶接等で接続し、コンデンサ素子20の導電体層24の一部と、リードフレーム10の陰極端子12を銀ペースト等で接続する。
「シリコーン樹脂層で被覆する工程」
次いで、陽極端子11、陰極端子12およびこれらに接続されたコンデンサ素子20の外表面をシリコーン樹脂で被覆し、シリコーン樹脂層30を形成する。シリコーン樹脂層30は、リードフレーム10とコンデンサ素子20が一体化されたものを、シリコーン樹脂溶液に浸漬後に乾燥硬化させることにより作製する。
またシリコーン樹脂溶液に浸漬前に、リードフレーム10とコンデンサ素子20が一体化されたものを界面活性剤が溶解した溶液に浸漬し、乾燥させることが好ましい。界面活性剤溶液に浸漬することで、シリコーン樹脂の被覆性を高めることができる。界面活性剤により、導電体層がシリコーン樹脂をはじくことを低減できる。界面活性剤溶液としては、例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.01%水溶液等を用いることができる。
「樹脂封口する工程」
シリコーン樹脂層30が被覆された陽極端子11及び陰極端子12の一部、並びにこれらに接続されたコンデンサ素子20をさらに樹脂封口する。樹脂封口は、公知の方法を用いることができ、例えば、エポキシ樹脂等を用いて、トランスファー成形で固体電解コンデンサ素子を封口することができる。
「シリコーン樹脂層の一部を除去する工程」
次いで、陽極端子11及び陰極端子12の内、樹脂封口されていない部分のシリコーン樹脂層30を除去する。除去方法は、特に限定されるものではなく、例えばブラスト処理等を行うことができる。
「メッキ工程」
陽極端子11及び陰極端子12の内、シリコーン樹脂層30が除去された部分に、シリコーン樹脂層30より厚いメッキ層50を形成してもよい。メッキは従来公知の方法で作製することができる。例えば、ニッケルメッキや錫メッキ等を設けることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
「実施例1」
まず、コンデンサ素子を作製する。三酸化タングステンを水素還元して得た平均粒径0.2μmのタングステン粉に、平均粒径1μmのケイ素粉を混合し、真空下1120℃30分仮焼した塊状物を解砕し造粒粉を得た。さらに、この造粒粉に仮焼前のタングステン粉を10質量%加えた混合粉を作製した(平均粒径D50が75μm、D10が0.3μm、D90が125μm)。この混合粉を成形後1320℃20分真空下に焼結し、大きさ1.0×2.3×1.7mm(1.0×2.3mmの面に直径0.24mmのタンタル線が植立。質量32mg)の陽極体を作製した。
次いで、陽極体表面に誘電体層と半導体層及び導電体層を形成した。
誘電体層は、陽極体の焼結体部分および陽極リード線の一部を化成液に浸漬し、50℃5時間10V、陽極体1個当たり最大電流2mAの条件で化成することで形成した。このとき、化成液としては3質量%過硫酸アンモニウム水溶液を用いた。
次いで、半導体層を2段階で形成した。
まず第1の半導体層を、以下のようにして形成した。誘電体膜を形成した陽極体を10質量%3,4−エチレンジオキシチオフェンエタノール溶液につけ乾燥後、別途用意した10質量%トルエンスルホン酸鉄(III)水溶液に浸漬し60℃で反応させることを3回繰り返した(化学重合)。さらに、陽極体を正極にし、溶液中に配置したステンレス板を負極にして電解重合を行った。電解重合は、別途用意した過飽和の3,4−エチレンジオキシチオフェンと3質量%アントラキノンスルホン酸が溶解した水70部、エチレングリコール30部の混合溶液を用いて行った。その際、陽極体1個当たり60μAが加わるように、室温で60分行った。そして電解重合後のサンプルを、水洗、エタノール洗浄し、125℃乾燥を行った。次いで、化成液を使用し、陽極体1個当たり電流0.5mAで室温4Vの条件で15分間、後化成を行った。
このエチレンジオキシチオフェンの前記混合溶液への含浸、電解重合、洗浄、後化成の一連の操作をさらに3回(計4回)行い、第1の半導体層を作製した。電解重合時の電流値は、1回目と2回目は、陽極体1個当たり60μAで、3回目と4回目は、陽極体1個当たり70μAで行った。
第2の半導体層は、以下のようにして形成した。第1の半導体層まで形成した陽極体を導電性高分子分散液(富山薬品株式会社製DEPW1(商品名))の溶液に浸漬して引き揚げた。その後105℃で20分乾燥して6面に付着した分散液を固化した。
そしてさらに、分散液のへの浸漬から固化の一連の操作をさらに2回(合計3回)行った後に前記後化成・洗浄・乾燥を行い、第2の半導体層を形成した。
続いて、陽極体のリード線が植立した面を除いて、カーボン層と銀層を順次積層して導電体層形成した。こうして、コンデンサ素子を作製した。この時のカーボン層は、黒鉛91質量%(日本黒鉛株式会社製)、カーボンブラック4質量%(日本黒鉛株式会社製)、ルミフロン5質量%(旭硝子株式会社製)を固形分とした混合カーボンを使用した。また、銀層は、フッソ系銀ペーストREF100D60(福田金属箔粉工業株式会社製)を使用した。
次に、コンデンサ素子とリードフレームを接続した。リードフレームは、厚み0.1mm、長さ131mm、幅25mmの26個取り銅合金リードフレームを用いた。またリードフレームは、幅1.8mmの凸部として形成された一対の陽極端子と陰極端子を26個有し、陽極端子と陰極端子の間隔は0.45mmである。この陽極端子とコンデンサ素子の陽極リード線を抵抗溶接で接続し、陰極端子とコンデンサ素子の導電体層の一部を銀ペーストで接続した。これにより、1つのリードフレーム内に26個のコンデンサ素子を接続し、一体化した。
この一体化した部材を、界面活性剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムが0.01質量%溶解した水溶液)に浸漬し、引き上げ、110℃で乾燥した。これにより、一体化された部材の外表面には、界面活性剤が付着した。
続いて界面活性剤を付着後の部材を、シリコーン樹脂水溶液ハジックス(商品名(有限会社コメンス製)の1/2希釈溶液に浸漬した。そして、引き揚げ後130℃で乾燥することで、一体化された部材表面に厚み5±2μmのシリコーン樹脂層を形成した。
次いで、別途用意した金型にシリコーン樹脂層を形成したリードフレームをセットしてエポキシ樹脂を用いてトランスファー成形を行い、樹脂封口を行った。
樹脂封口後の試料の樹脂外装より外の陽極端子および陰極端子上に形成されているシリコーン樹脂層を、ポリスチレン製ビーズを用いたブラスト処理で除去した。そしてブラスト処理により表面が露出された陽極端子および陰極端子に、厚み0.7μmの下地ニッケルメッキ、さらに厚み7±2μmの錫メッキを行った。
その後、リードフレームの補強部を切断除去し、チップ封口外に突出した一対の陽極端子および陰極端子を各々封口体に沿って各2回折り曲げることにより、チップ封口外に一対の金属電極を備えた大きさ3.5×2.8×1.9mmのチップ状タングステン固体電解コンデンサを2リードフレーム分、計52個作製した。作製したコンデンサから任意の20個を選択し、60℃90%RHの無負荷耐湿試験を行った。20個のコンデンサの初期LC値および500時間後のLC値は、全て50μA以下であった。尚、LC値は室温印加電圧2.5V30秒後の値である。
「実施例2」
実施例1で界面活性剤を付着させなかった以外は、実施例1と同様にしてチップ状固体電解コンデンサを作製した。初期のLC値は全て50μA以下であったが、耐湿試験500時間後に500μAを超えるものが1個出現した。
「実施例3」
実施例1で、メッキを施さなかった以外は、実施例1と同様にしてチップ状固体電解コンデンサを作製した。初期のLC値は全て50μA以下であったが、耐湿試験500時間後に400μAを超えるものが12個、1000μAを超えるものが1個あった。
「比較例1」
実施例1で、界面活性剤付着およびシリコーン樹脂層形成を行わなかった以外は、実施例1と同様にしてチップ状固体電解コンデンサを作製した。初期のLC値は全て50μA以下であったが、耐湿試験500時間後には、全て1000μAを超えていた。
上記結果を表1にまとめた。表1中、耐湿試験後のLC値による区分は、耐湿試験後の20個のサンプルのLC値を、LC値毎に分類したものである。そのため、表記された数値はサンプル個数である。
Figure 2016122689
本発明固体電解コンデンサは、携帯電話やパーソナルコンピュータ等、様々な分野で用いるのに好適である。
10:リードフレーム、11:陽極端子、11a:表面、12:陰極端子、13:補強部、20:コンデンサ素子、21:陽極体、21A:誘電体層、22:陽極リード線、23:半導体層、24:導電体層、30:シリコーン樹脂層、30a:境界面、40:樹脂外装、50:メッキ層、50a:外表面、100:固体電解コンデンサ用品,200:固体電解コンデンサ

Claims (7)

  1. 少なくとも一対の陽極端子と陰極端子を有するリードフレームと、
    前記陰極端子に載置され、前記陽極端子及び前記陰極端子に接続されたコンデンサ素子と、
    前記陽極端子、前記陰極端子およびこれらに接続されたコンデンサ素子の外表面を被覆するシリコーン樹脂層とを備える固体電解コンデンサ用品。
  2. 一対の陽極端子と陰極端子を有し、前記陰極端子に載置され、前記陽極端子及び前記陰極端子に接続されたコンデンサ素子と、
    前記陽極端子及び前記陰極端子の一部、並びにこれらに接続されたコンデンサ素子の外表面を被覆するシリコーン樹脂層と、
    前記シリコーン樹脂とは異なる樹脂で前記シリコーン樹脂層を覆う樹脂外装とを備える固体電解コンデンサ。
  3. 前記陽極端子及び前記陰極端子の前記樹脂外装が形成されていない部分に、前記シリコーン樹脂層より厚いメッキ層が形成されている請求項2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 少なくとも一対の陽極端子と陰極端子を有し、一対の陽極端子と陰極端子に少なくとも1個の固体電解コンデンサ素子が接続されているリードフレームであって、
    前記リードフレームの外表面を被覆するシリコーン樹脂層を備えるリードフレーム。
  5. 少なくとも一対の陽極端子と陰極端子を有するリードフレームとコンデンサ素子とを接続する工程と、
    前記陽極端子、前記陰極端子およびこれらに接続されたコンデンサ素子の外表面をシリコーン樹脂層で被覆する工程と、
    前記シリコーン樹脂層が被覆された前記陽極端子及び前記陰極端子の一部、並びにこれらに接続されたコンデンサ素子を、さらにシリコーン樹脂と異なる樹脂で樹脂封口する工程と、
    前記陽極端子及び前記陰極端子の内、樹脂封口されていない部分のシリコーン樹脂層を除去する工程とを有する固体電解コンデンサの製造方法。
  6. 前記陽極端子及び前記陰極端子の内、前記シリコーン樹脂層が除去された部分に、前記シリコーン樹脂層より厚いメッキ層を形成する工程をさらに有する請求項5に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  7. 前記シリコーン樹脂層を被覆する工程の前に、前記リードフレームと前記コンデンサ素子が一体化されたものを界面活性剤が溶解した溶液に浸漬する工程を有する請求項5または6のいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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