JP2016119844A - キノコの菌床栽培方法及びこれに用いる栽培用袋 - Google Patents

キノコの菌床栽培方法及びこれに用いる栽培用袋 Download PDF

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Abstract

【課題】種菌接種後、子実体の収穫までの間に行う、菌床をいれた袋又は容器の開封、密封などの繰り返し作業、さらに発芽などに際して行う袋破り、袋カットなどの作業を低減、削減できる菌床栽培方法、及び当該栽培方法に用いるキノコ菌床栽培用袋を提供する。【解決手段】キノコの種菌が接種された固体培地1を、ポリビニルアルコールフィルムで被覆する工程を含む。前記被覆工程後、子実体の収穫までの間に行う前記固体培地への水分供給は、被覆しているポリビニルアルコールフィルム製栽培用袋2の外側からの給水により行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、食用キノコ、特にシイタケに好適なキノコの菌床栽培方法に関し、菌床を袋又は容器内に保管して行う場合のキノコ菌床栽培の労力、手間の軽減を図ることができるキノコの栽培方法に関する。
近年、食用キノコの人工栽培が急速に拡大している。食用キノコの栽培は、従来は、ナラやクヌギなどの原木に種菌を接種して行う原木栽培が主流であったが、近年は、種菌の接種から収穫までの期間を短縮でき、屋内で栽培できる菌床栽培が広く行われるようになっている。
菌床栽培は、通常、瓶やプラスチック製の容器又はプラスチック製の袋に、おが屑や米ぬかなどの栄養源を充填して人工培地を形成し、これに種菌を接種し、空調設備などを備えた施設内で菌を蔓延させてキノコを発生させる方法である。
瓶栽培は、えのき茸や平茸のようなキノコには適用できるものの、なめこ、まいたけ、シイタケ等では瓶の口が狭く、瓶の側壁からはキノコを採取することができないため、これらのキノコについては、一般に利用されていない。まいたけ、なめこ、シイタケ等の人工栽培では、ポリエチレン又はポリプロピレンの袋又は容器内に培地を充填し、キノコ種菌を接種した培養袋による栽培、あるいは所定形状に成形した固体培地を袋又は容器にいれて栽培する方法が一般的である。培地全体に菌糸体を蔓延させた菌床は、所定の環境条件に保持されたキノコ栽培室に保管して、キノコを生育、栽培している。
培養に用いる袋又は容器は、種菌の接種後、菌が蔓延するまでの間、雑菌の侵入を防止する必要があることから、通常、ヒートシール又は蓋体などにより開口部を閉じて用いる。一方、菌の生育には空気が必要であるため、袋又は容器の場合には、通気用の孔を設けるなど、空気の通過を確保するとともに、雑菌や害虫の侵入を防止する必要がある。
例えば、特開2005−40018号公報(特許文献1)では、培養工程途中で、培養袋の一部を切り取り、または切れ目を入れることにより、袋体内部を外気と強制的に連通させることで、培養を促進することが提案されている。
また、特開平6−141678号公報(特許文献2)では、フィルム相互の密着により、培養機内の空気の循環が不足すると、キノコの菌糸体が不良になると考え、プラスチックフィルムの表面に凹凸模様を設けることで、フィルム同士が密着することにより生じる空気流路の遮断を防止することを提案している。
広範囲にわたって通気性を有し、しかも雑菌の侵入を防止することができ、機械的強度を確保できるキノコ栽培用袋体としては、例えば、特開平9−51723号公報(特許文献3)には、合成樹脂製フィルムの表面に極微細な有底凹部を複数形成し、該合成樹脂フィルムを袋体にして上記有底凹部の底部によって通気性を持たせた栽培用袋が提案されている。
さらに、密封した袋又は容器については、通気性の確保だけでなく、発芽した後、子実体が十分に生育できるようにする必要がある。
例えば、特開2004−8194号公報(特許文献4)には、シイタケの菌床及び菌床栽培方法として、ポリエチレン製の円筒薄袋を菌床袋とし、培地を封入し、シイタケ菌を接種して菌床とする。培地全体に菌を蔓延させた後、袋に通気孔を設けて培地全体に菌糸を熟成させ、発芽が観察されたら、シイタケの新芽が貫通可能な孔を設ける栽培方法が提案されている。
また、特開2004−154036号公報(特許文献5)には、培養済培地の上端面に付着した菌床をヘラ等を用いて欠き取る、いわゆる菌欠き、キノコの生育に際して生育状態の良いキノコの子実体を残して周囲の生育状態の悪いキノコの子実体を取り除く、所謂芽欠き作業の手間を省くことができる栽培として、培養済培地の周囲を覆う容器又は袋の周囲壁の複数箇所にV字状又はU字状の切れ目を入れ、かかる切れ目から、キノコの子実体を発芽させて、キノコの子実体により切れ目片を外方に押し上げさせて、キノコの子実体を容器又は袋の外方へ生育させる栽培方法が提案されている。
特開2005−40018号公報 特開平6−141678号公報 特開平9−51723号公報 特開2004−8194号公報 特開2004−154036号公報
このようにキノコの菌床栽培、特に袋体を用いる菌床栽培において、キノコの培養、育成効率を上げるための袋体、栽培方法について種々の提案されている。
培養の効率を上げるためには、通気性と密封性をバランスよく調整することが必要である。また、子実体の生育には、水分が必要であることから、密封状態と菌床の湿潤状態とをバランスすることも重要である。
従来より一般に用いられているポリエチレンやポリプロピレン製の袋では、開口部をヒートシールすることにより、高い気密性、密封性を実現でき、雑菌や害虫の侵入防止に有用であるが、上記特許文献で提案されているように、通気、給水のための工夫が必要である。さらには発芽時に、袋破りや芽出しのための袋カットなどの作業が必要となる。
キノコの人工栽培のコスト低減、効率的栽培のためには、培養、育成の間の作業、労力の削減が求められる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、種菌接種後、子実体の収穫までの間に行う、袋の開封、密封などの繰り返し作業、さらに発芽などに際して行う袋破り、袋カットなどの作業を低減、削減できる菌床栽培方法、及び当該栽培方法に用いるキノコ菌床栽培用袋を提供することにある。
すなわち、本発明のキノコの菌床栽培方法は、キノコの種菌が接種された固体培地を、ポリビニルアルコールフィルムで被覆する工程を含む。
前記被覆工程後、子実体の収穫までの間に行う前記固体培地への水分供給は、被覆しているポリビニルアルコールフィルムの外側から供給することにより行うことが好ましい。
前記ポリビニルアルコールフィルムは、ケン化度70〜100モル%であることが好ましく、前記ポリビニルアルコールフィルムの厚みは、15〜100μmであることが好ましい。
また、前記ポリビニルアルコールフィルムの、温度10℃の水に対する溶解時間は5〜60秒であることが好ましく、前記ポリビニルアルコールのフィルム引張強度は、20℃、相対湿度50%で、20〜80MPaであることが好ましい。
本発明のキノコの菌床栽培方法は、シイタケの栽培に好適である。
また、本発明は、キノコの菌床栽培にあたり、キノコの種菌が接種された固体培地を封入するための栽培用袋であって、ポリビニルアルコールフィルムで構成されている菌床栽培用袋も包含する。
本発明の栽培方法によれば、容器や袋の開封、密封、袋カットなどの作業を行う必要がなく、しかも密封状態を保持できるので、培養、育成の期間、害虫、雑菌の混入を有効に防止することができる。
本発明の菌床栽培方法を説明するための図である。
以下、本発明の構成につき詳細に説明するが、これらは望ましい実施態様の一例を示すものであり、これらの内容に特定されるものではない。
本発明のキノコの菌床栽培方法は、キノコの種菌が接種された固体培地を、ポリビニルアルコールフィルム(以下、「PVAフィルム」という)で被覆する工程を含む。前記被覆工程後、子実体の収穫までの間に行う前記固体培地への水分供給は、被覆しているPVAフィルムの外側から供給することにより行う栽培方法である。
<対象とするキノコ>
本発明の菌床栽培方法は、培養袋を用いて菌床栽培できるキノコであれば適用可能であり、例えば、エノキタケ、平茸、シイタケ、なめこ、マイタケ、ぶなしめじなどの落葉分解菌、木材腐朽菌が挙げられる。これらのうち、瓶栽培が困難なキノコ、特にシイタケに有用である。
<培地>
培地基材としては、栽培するキノコの種類により異なるが、一般に、ブナ、コナラ、クヌギ、シイ、カシ、スギ、エゾマツなどのおがこ、チップ、腐食土壌、パルプ、紙、稲わら、麦わらなどが用いられる。培地は、上記培地基材に、米ぬか、ふすま、とうもろこし、おから、パン粉、堆肥、その他市販の栄養剤を添加して調製される。
これらの培地基材及び栄養剤を所定形状に固形化した固体培地として調製される。
固体培地の調製は、上記培地基材、栄養剤、及び水を所定割合で混合した混合物を、所定形状の容器に充填し、圧縮成形することにより作製することができる。
あるいは、上記培地基材、栄養剤、さらにバインダーを添加して、所定形状に成形することにより作製してもよい。バインダーとしては、ポリビニルアルコール、デンプン、水溶性セルロース等の水溶性または生分解性高分子を用いる。
床(固体培地)のサイズ、形状は、特に限定しないが、直径又は1辺10〜50cm、好ましくは10〜30cmで、高さ10〜100cm、好ましくは20〜50cmの略円柱状、立方体状、直方体状の固体培地が好ましく用いられる。
以上のようにして作製した培地は、オートクレーブ、紫外線殺菌灯等を用いて滅菌して用いられる。
<栽培方法>
(1)種菌の接種
滅菌済み培地に、種菌を接種する。
種菌の接種は、無菌室で、固化した培地表面または形成した接種孔に行う方法が一般的である。種菌を仕込んだ培地を、作製した固体培地表面に塗りつけるようにしてもよい。
(2)PVAフィルムによる固体培地の被覆
接種後、PVAフィルムで固体培地を気密に被覆する。
固体培地を被覆する方法は特に限定しない。PVAフィルムで作製した袋体に、作成した固体培地をいれた後、開口部をヒートシール等して密封する方法;固体培地をPVAフィルムで適宜包装し、フィルムの端縁を接着又はヒートシールして、密封包装する方法;2枚のPVAフィルムで固形化培地を挟み、4周縁をヒートシールする方法などが挙げられる。いずれの方法も、開口部が残らない気密な被覆方法とすることができる。
図1(a)は、種菌が接種された固体培地1をPVAフィルムで被覆した状態を示している。図1(a)の態様では、PVAフィルムの4周縁をヒートシールすることで、栽培用袋2を形成している。図1(a)中、3はヒートシール部を示している。
(3)種菌の培養
固体培地を被覆した状態で、種菌を培養する。
培養は、空気の流通をよくした状態で、相対湿度60〜70%、温度5〜28℃で、30〜70日間程度、行う。この培養で、容器本体内の培地全体に菌糸が蔓延する。
菌糸体の成長に光は不要であるが、呼吸により発生する二酸化炭素の濃度が高くなると生育不良を起こすので、袋内と外気が通気できる状態にあることが好ましい。また、時間の経過とともに、菌床中の水分量が減少するため、適宜、水分を供給する必要がある。
本発明の栽培方法によれば、種菌が接種された固体培地1を栽培用袋内に封入した状態で、外部から霧吹き等で吹き付ける(図1(b))、あるいは固体培地に向けて、適宜散水、注水することにより水分を供給することができる。
本発明の菌床を覆っているPVAフィルムは親水性であることから、外部から供給された水分を保持することができ、フィルムで密封した内部空間、固体培地を湿潤状態に保持することができる。したがって、培養期間中、水分供給のための開封、密封作業を繰り返す必要はなく、しかもクリーンルームなどの無菌室の環境でなくても、雑菌、害虫が菌床に侵入することを防止できる。
一方、PVAフィルムは高度なガスバリアー性を有するが、高湿度下ではフィルム強度の低下とともに、高度なガスバリアー性が低下することになる。かかるガスバリアー性の低下は、本発明の栽培方法においては、通気性を確保することになり、菌糸体の成長、増殖に伴う呼吸量の増加、発生した二酸化炭素を外部に放出することを可能とし、外部から酸素を取り入れることを可能とする。したがって、本発明で用いる栽培用袋については、通気のための孔を開設しなくてもよい。かかる点からも、培養中の雑菌、有害虫の侵入、増殖を有効に阻止することができる。
PVAフィルムは、吸湿によりフィルム強度が低下する性質を有しているが、本発明の栽培方法においては、培養途中で、散水、注水のための袋の開封作業等が必要ないため、フィルム強度が低下しても、開封、再度の密封に伴う負担がかからないので、フィルム強度の低下は不利な特性とならずに済む。
(4)発芽(子実体の発生)、育成
菌床に菌糸が蔓延した状態で、さらに菌床を熟成させて、発芽させる。子実体の発生、育成のために、菌を蔓延させた後、子実体の発生、生育に適した温湿度条件に変えてもよい。子実体の生育の間、菌床が乾燥しないように、適宜水分を供給する必要があるが、本発明の栽培方法では、培養期間と同様に、栽培用袋の外部から、霧吹き、散水、注水などにより水分を供給することができる。
従来、ポリエチレン製やポリプロピレン製の培養袋で密封性を確保していた栽培方法においては、除袋、あるいは培養袋の一部を切り取り又は切れ目をいれて、子実体を発生させる必要があった。この点、本発明の栽培方法では、キノコは、自らの成長の力(袋を押す力)で、破袋して、発芽することができる。図1(c)に示すように、子実体5は、PVAフィルム製栽培用袋2を突き破って発芽している。図中、6は発芽により袋が破れた部分を示している。本発明の栽培用袋を構成するPVAフィルムは、高湿度下での保存の間に、吸湿によりフィルム強度が低下するため、子実体は自らの力で芽出ししし、さらにできた袋の開口部を押し広げて、成長することができる。要するに、本発明の栽培方法では、芽出しのための袋カット作業が不要となる。
子実体の発生は、キノコの種類にもよるが、シイタケの場合で5〜20日程度で発生し、さらに子実体の発生から2〜10日後に収穫可能となる。
以上のように、本発明の栽培方法によれば、水分供給にあたって、固体培地を封入している栽培用袋の開封作業等は不要であり、さらに発芽のための袋破り等も不要である。従って、種菌接種後に、PVAフィルムで種菌接種した固形化培地(菌床)を被覆した菌床は、培養、育成に適した環境条件の施設内で、必要な水分供給をしながら、菌の培養、さらには子実体の生育を続けて行うことができるので、人工栽培に要する作業労力は大幅に軽減される。
そして、このように水分供給作業、発芽に伴う作業が軽減、削減されたにもかかわらず、害虫、雑菌の侵入を有効に防止できる密封性を確保しつつ、呼吸に必要な通気性を確保でき、さらにPVAフィルムの親水性に基づき、湿潤状態の保持が容易である。
よって、本発明の栽培方法によれば、作業労力を大幅に軽減できて、しかも効率よくキノコを栽培することができる。
尚、上記説明においては、PVAフィルムによる固体培地の被覆工程(2)、種菌の培養(3)を行ったが、種菌が蔓延した培地をまず作製し、これをPVAフィルムで被覆し、栽培してもよい。要するに、本発明の栽培方法は、種菌の接種後、発芽までの間の培養、栽培期間中のいずれかの時点で、PVAフィルムで被覆する工程を含む方法である。
<PVAフィルム>
以下、本発明の栽培方法で、固体培地の被覆に用いるPVAフィルムについて説明する。
(1)ポリビニルアルコール系樹脂(以下、「PVA系樹脂」という)
PVAフィルムの原料となるPVA系樹脂は、常法に従って、ビニルエステル系化合物を重合し、次いでこれをケン化することにより得られる。上記ビニルエステル系化合物としては、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、トリフルオロ酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、バーサティック酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられるが、実用上、酢酸ビニルが好適に用いられる。
フィルム原料として用いるPVA系樹脂は、通常、未変性PVAを用いることが好ましいが、部分的に変性された変性PVA系樹脂を用いてもよい。変性PVA系樹脂としては、ビニルエステル系化合物に他の単量体を少量共重合させたものが挙げられ、この場合の単量体の割合は本発明の効果を阻害しない範囲であり、例えば10モル%以下、好ましくは5モル%以下である。
上記他の単量体としては、例えば、エチレン、プロピレン、イソブチレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセン等のオレフィン類;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノまたはジアルキルエステル等;アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル類;アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド類;エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるいはその塩、アルキルビニルエーテル類;ポリオキシエチレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテル等のポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル;ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート等のポオキシアルキレン(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリルアミド等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリルアミド;ポリオキシエチレン〔1−(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメチルプロピル〕エステル、ポリオキシエチレンビニルエーテル、ポリオキシプロピレンビニルエーテル、ポリオキシエチレンアリルアミン、ポリオキシプロピレンアリルアミン、ポリオキシエチレンビニルアミン、ポリオキシプロピレンビニルアミン、ジアクリルアセトンアミド、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ジメチルアリルビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化ビニリデン等があげられる。これらの他の単量体は、単独でもしくは2種以上併せて用いてもよい。
上記ビニルエステル系化合物を用いて重合(あるいは共重合)する方法としては特に限定せず、溶液重合、乳化重合、懸濁重合等の公知の重合方法を採用できる。通常は、メタノール、エタノールあるいはイソプロピルアルコール等のアルコールを溶媒とする溶液重合が行なわれる。
重合反応は、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化アセチル、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイルなどの公知のラジカル重合触媒を用いて行われ、反応温度は通常35℃〜沸点、より好ましくは50〜80℃程度の範囲から選択される。
得られたビニルエステル系重合体のケン化も公知の方法で行うことができる。通常、上記ビニルエステル系重合体をアルコールに溶解してアルカリ触媒の存在下にて行なう。上記アルカリ触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチラート等のアルカリ金属の水酸化物やアルコラートのようなアルカリ触媒を用いることができる。上記アルカリ触媒の使用量は、ビニルエステル系重合体に対して1〜100ミリモル当量の範囲内にて適宜選択すればよい。なお、場合によっては、酸触媒の存在下でケン化することも可能である。
上記の方法で得られたPVA系樹脂のケン化度は、通常70〜100モル%、好ましくは80〜95モル%、特に好ましくは85〜91モル%である。上記平均ケン化度は、JIS−K6726に準じて測定される。
ケン化度が低すぎると保湿性が低下する傾向にある。ケン化度が85〜92モル%程度の場合に最も水溶性が高くなり、これよりもケン化度が高くなるのに伴って、水に溶けにくくなり、フィルム強度も増大する傾向にある。
また、PVA系樹脂の4重量%水溶液の粘度は、通常、5〜70mPa・s、好ましくは15〜60mPa・s、特に好ましくは20〜50mPa・sである。当該粘度が低すぎると、得られるフィルムの強度が低下する傾向にある。高すぎると塗工が困難になり、フィルム製造が困難となる傾向ある。なお、20℃における4重量%水溶液粘度は、JIS−K 6726に準じて測定される。
PVAフィルム原料に用いるPVA系樹脂は、1種類だけでなく、ケン化度、構成モノマー組成、添加剤などが異なる2種以上のPVA系樹脂を混合して用いてもよい。
(2)PVAフィルム原料(PVA系樹脂組成物)
本発明で用いるPVAフィルムは、上記のようにして合成されるPVA系樹脂を原料として成膜したフィルムの他、上記のようにして合成したPVA系樹脂に、界面活性剤や可塑剤などを適宜配合してなるPVA系樹脂組成物を原料として製膜したPVAフィルムが好ましく用いられる。
上記界面活性剤は、PVAフィルムの生産面において、製膜装置のドラムやベルト等の金属表面と製膜したフィルムとの離型性が向上するという点から好ましく添加される。
界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤を用いることができ、1種または2種以上の界面活性剤を組み合わせて用いてもよい。好ましくはノニオン系界面活性剤である。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキルアミン類、ポリオキシアルキレンアルキルアミド類、ポリプロピレングリコールエーテル類、アセチレングリコール類、アリルフェニルエーテル類等を用いることができる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸カリウム等のカルボン酸型、オクチルサルフェート等の硫酸エステル型、ドデシルベンゼンスルホネート等のスルホン酸型のアニオン系界面活性剤が好適である。
カチオン系界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミン塩酸塩等のアミン類、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド等の第四級アンモニウム塩類、ラウリルビリジニウムクロライド等のピリジウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン等が挙げられる。
界面活性剤は、フィルム製造時の離型をしやすくするために配合され、配合量が少なくなりすぎると、離型しにくくなる。一方、界面活性剤の配合量が多くなりすぎると、菌床の生育に影響を及ぼすおそれがある。
可塑剤は、PVAフィルムに柔軟性を付与するために配合される。固体培地の被覆作業、さらには子実体の発生、生育に伴う固体培地の変形に追随の点から、PVAフィルムの柔軟性を高めることは好ましい。
可塑剤としては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン等のグリセリン類やトリメチロールプロパン、マンニトール、ソルビトール、ペンタエリスリトール等の3価以上の多価アルコール類等があげられる。これらは単独であるいは2種以上併せて用いられる。
可塑剤は、PVA系樹脂100重量部に対して、0.1〜30重量部であることが好ましく、より好ましくは1〜25重量部である。上記可塑剤の配合量が多すぎると、フィルムの腰がなくなり扱いにくくなる傾向があり、またブリードアウトした場合に、菌床に影響を与えるおそれがある。
PVAフィルム原料となるPVA系樹脂組成物には、さらに必要に応じて、フィラーが含有されていてもよい。フィラーとしては、例えば、澱粉(各種未加工品だけでなく、エーテル化、酸化、変性品でも良い)やポリメチルメタクリレート等の有機粉末、タルク、雲母、シリカ等の無機粉末等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。なかでも、澱粉が好適に用いられる。
フィラーの含有量は、ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して、0.1〜20重量部であることが好ましく、特に好ましくは1〜15重量部である。上記フィラーの配合量が多すぎると、フィルム強度が低下する傾向がある。
PVAフィルムには、菌床に影響を及ぼさない範囲(好ましくは組成物中の含有率で1
0重量部以下)であれば、抗酸化剤(フェノール系、アミン系等)、安定剤(リン酸エステル類等)、着色料、香料、増量剤、消泡剤、防錆剤、紫外線吸収剤、さらには他の水溶性高分子化合物(ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、デキストリン、キトサン、キチン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等)等の他の添加剤が適宜含有されていてもよい。
(3)PVAフィルムの製造方法
以上のようなPVA系樹脂(又は組成物)からPVAフィルムを製造する方法について説明する。
PVAフィルム原料(PVA樹脂組成物)を水に溶解して、PVA系樹脂水溶液を調製する。
PVA系樹脂水溶液の濃度としては、通常10〜30重量%であることが好ましく、特には15〜25重量%であることが好ましい。かかる濃度が低すぎると膜厚の安定性が低下する傾向があり、高すぎると高粘度となり製膜が困難になる傾向がある。
つぎに、TダイからPVA系樹脂水溶液を製膜ベルト上または製膜ドラム上に流延させ、乾燥させることによりフィルム状とし、必要に応じてさらに熱処理してもよい。
乾燥温度は、製膜ベルトを用いる場合は、通常、80〜160℃であることが好ましく、特には90〜150℃が好ましい。乾燥温度が低すぎると乾燥不足となりベルトからの剥離が重くなる傾向があり、高すぎると水分率が低くなりすぎ、フィルムが脆くなる傾向がある。
熱処理は、例えば、熱ロール(カレンダーロールを含む)、熱風、遠赤外線、誘電加熱等により行うことができる。また、熱処理される面は、製膜ベルトまたは製膜ドラムに接する面と反対側となる面が好ましい。また、熱処理を施すフィルムの水分含有量は、通常、4〜8重量%程度であることが好ましい。さらに、熱処理された後のフィルムの水分含有量は通常、2〜6重量%であることが好ましい。なお、PVAフィルムの水分率は、例えば、カールフィッシャー水分計(京都電子工業社製、「MKS−210」)を用いて測定することができる。
上記熱処理機による熱処理は、通常50〜130℃で行うことが好ましく、より好ましくは60〜120℃である。すなわち、上記熱処理の温度が低すぎると、製膜ベルトあるいは製膜第一ドラムに接する面のカールが生じる傾向があり扱いづらくなり、熱処理の温度が高すぎるとフィルムが柔らかくなるため、皺が入らぬように巻き取ろうと引っ張ると長手方向への配向が強まり、幅が縮まる傾向がみられる。さらに、上記熱処理に要する時間は、熱処理ロールの場合、その表面温度にもよるが、通常0.2〜15秒間、好ましくは0.5〜12秒間とすることが好ましい。上記熱処理は、通常、フィルム乾燥のための乾燥ロール処理に引き続き、別体の熱処理ロールやフローティングドライヤー等により通常行われる。
(4)PVAフィルム
以上のようにして製造されるPVAフィルムは、本発明の菌床栽培において、固体培地の被覆に用いられる。
かかるPVAフィルムの温度10℃に対する溶解時間は、ケン化度にもよるが、通常、5〜60秒、好ましくは8〜40秒、より好ましくは10〜30秒である。溶解時間が短くなりすぎると、培養、育成の間に行われる散水、注水で溶解してしまうおそれがあり、培養期間中の密封性、気密性を保持できなくなるおそれがある。一方、溶解時間が長すぎるということは水に溶解しにくいことを意味し、発芽の際に子実体が袋を破って突き出ることが困難になる傾向がある。
本明細書にいう「10℃の水に対する溶解時間」は、以下のようにして測定される時間である。すなわち、ビーカー(容量1リットル)に1リットルの水を入れ、3cmのスターラーにより攪拌(400rpm)しながら水温を10℃に保った。かかる状態で、3cm×5cmのポリビニルアルコール系フィルム片を、水面と平行になるように治具で固定しながら水中に浸漬し、フィルムが溶解するまでの時間(秒)を測定した。ここで、「溶解」とは、フィルム片が目視で認識できなくなる状態をいい、直径1mm以下の不溶微粒子が水中に分散している状態も溶解に含まれる。
本発明で使用するPVAフィルムの厚みは10〜100μmであることが好ましく、より好ましくは15〜80μm、更に好ましくは20〜50μmである。分厚くなりすぎると、菌が破袋して発芽することが困難になる。薄すぎると、フィルム強度が低下し、培養、育成中に栽培用袋が破れて、密封性を保てなくなるおそれがある。
PVAフィルムの引張強度は、20℃、相対湿度50%の条件下で、10〜80MPaであることが好ましく、より好ましくは20〜50MPaである。フィルムの引張強度が高くなりすぎると、発芽の際に子実体が袋を突き破ることが困難になる。一方、フィルムの引張強度が低くなりすぎると、菌が蔓延する前に被覆体が破損し、固体培地の密封性が損なわれ、ひいては雑菌、害虫の侵入を有効に防止できなくなる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、実施例の記載に限定されるものではない。
尚、例中「部」とあるのは、断りのない限り重量基準を意味する。
栽培例1:
(1)PVAフィルム1
ポリビニルアルコール(平均ケン化度88モル%、4%水溶液粘度30mPa・s(20℃))100部、界面活性剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート1部、可塑剤としてグリセリン15部、固形分濃度で18%のPVA系樹脂水溶液(ドープ)を調製した。このPVA系樹脂水溶液を、Tダイより、表面温度が90℃に調整された回転するステンレス製エンドレスベルトに吐出して流延成膜し、厚さ20μmのPVAフィルム1を得た。得られたPVAフィルム1の温度10℃の水に対する溶解時間は17秒であった。
(2)菌床
市販のシイタケの菌床(森産業株式会社製「もりのシイタケ農園」)を用いた。当該菌床は、円柱状の固体培地にシイタケ菌が接種され、培地に菌を蔓延させた状態にあり、菌床の乾燥を防止するためにポリエチレン製の袋に密封包装されている。
この菌床をポリエチレン製の袋から取り出し、上記で作製したPVAフィルム1で新たに包み込み、周辺をヒートシールして、密封した。
(3)発芽及び生育
菌床を密封した状態で、20℃、湿度90%雰囲気下に静置し、袋の外側から1日3回、霧吹きして、加湿した。
菌接種から3日後、シイタケが、PVAフィルム1を突き破って発芽した。その後、7日間、加湿しながら子実体を育成させ、シイタケを収穫することができた。
栽培例2:
栽培例1と同様の菌床を用いた。ポリエチレン製袋から取り出し、菌床表面を水にぬらした後、ポリエチレン製の袋に菌床をいれて、密封した。
栽培例1と同様に、1日3回、袋の外側から霧吹きにより加湿した。7日間経過しても、発芽は認められなかった。袋を破って固体培地を取り出したところ、固体培地は乾燥していた。
本発明のキノコの菌床栽培方法は、種菌接種後、収穫までの間に、袋を開封して行う注水、散水、さらには発芽のための袋破り、袋切りなどを行う必要がないので、キノコの菌床栽培における労力の軽減を図ることができ、有用である。
1 固体培地
2 PVAフィルム製栽培用袋
3 ヒートシール部
5 子実体
6 袋の破れた部分

Claims (8)

  1. キノコの種菌が接種された固体培地を、ポリビニルアルコールフィルムで被覆する工程を含むキノコの菌床栽培方法。
  2. 前記被覆工程後、子実体の収穫までの間に行う前記固体培地への水分供給は、被覆しているポリビニルアルコールフィルムの外側から供給することにより行う請求項1に記載のキノコの菌床栽培方法。
  3. 前記ポリビニルアルコールフィルムは、ケン化度70〜100モル%である請求項1又は2に記載のキノコの菌床栽培方法。
  4. 前記ポリビニルアルコールフィルムの厚みは、15〜100μmである請求項1〜3のいずれか1項に記載のキノコの菌床栽培方法。
  5. 前記ポリビニルアルコールフィルムの、温度10℃の水に対する溶解時間は5〜60秒である請求項1〜4のいずれか1項に記載のキノコの菌床栽培方法。
  6. 前記ポリビニルアルコールのフィルム引張強度は、20℃、相対湿度50%で、20〜80MPaである請求項1〜5のいずれか1項に記載のキノコの菌床栽培方法。
  7. 前記キノコは、シイタケである請求項1〜6のいずれか1項に記載のキノコの菌床栽培方法。
  8. キノコの菌床栽培にあたり、キノコの種菌が接種された固体培地を封入するための栽培用袋であって、ポリビニルアルコールフィルムで構成されている菌床栽培用袋。

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