JP2016116658A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016116658A JP2016116658A JP2014257901A JP2014257901A JP2016116658A JP 2016116658 A JP2016116658 A JP 2016116658A JP 2014257901 A JP2014257901 A JP 2014257901A JP 2014257901 A JP2014257901 A JP 2014257901A JP 2016116658 A JP2016116658 A JP 2016116658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbent
- indicator
- core wrap
- core
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
Description
特許文献2には、吸液性混合物と不織布とをティッシュペーパーで被覆した吸収体が記載されている。前記不織布は、摩擦等で毛羽立ちが生じやすくなるよう、引張強度に異方性を有するものを用いている。
また、特許文献3には、パルプ層、高吸収ポリマーの層及び繊維シートをコアラップシートで被覆した吸収体が記載されている。該繊維シートは、高吸収ポリマーを含む吸収材料を担持するために、起毛領域を前面に分散配置させている。
例えば、使い捨ておむつ等は折り畳まれて包装袋に密に詰め込まれて販売されるので、吸収体がインジケータに強く押し当てられやすく、使用前にも拘らず点状の変色等の変化が生じることがある。さらに、この使い捨ておむつを包装袋から取り出した後でも、使用までの湿度状態及び保管状態によっては、同様に点状の変色等の変化が生じることがある。この変色等が極微小である場合は、インジケータの機能が損なわれるわけではない。しかし、このことが、使用者に対し、販売時点での製品の衛生上ないし品質上の誤解や不安を与えかねない。このような不安を払拭し、安心し信頼して使用してもらうためには、このような変色等は避けなければならない。
コアラップシート5より重なり部53全体を含むように試験片を切り取る。該試験片にトナーを散布して接着剤を色付けした後、重なり部53の一部を所定のサイズに切り取り色づけられた部分の面積を測定する。色づけされた部分の面積を切り取った所定のサイズの面積で除することで、塗工面積率が得られる。
サンプリングおよび測定環境は22℃65%Rh環境下にて行う。
まず、測定する重なり部53の領域53Aを鋭利な刃物(かみそり)で、20cm×5cmの測定片を切り出し、図3(A)に示すように、測定片を起毛側が外向きになるように山折り(図3(A)の矢印の方向)して測定サンプル104を形成する。但し、起毛部7A及び/または7Bが測定する重なり部53の前記接着剤塗工面にある場合には、ドライヤー等による加熱もしくはコールドスプレー等による冷却により該接着剤の接着能力を消失させた上で重なり部53の重なり状態を解消して測定サンプル104を形成する。次に、この測定サンプル104をA4サイズの黒い台紙の上に載せ、図3(B)に示すように、さらにその上に、縦1cm×横1cmの窓107をあけたA4サイズの黒い台紙を重ねる。このとき、図3(B)に示すように、測定サンプル104の折り目105が、上側の黒い台紙の窓107から見えるように配置する。両台紙には、富士共和製紙株式会社の「ケンラン(黒)連量265g」を用いた。その後、上側の台紙の窓107の両側それぞれから、折り目105に沿って外方に5cmはなれた位置に、50gのおもりをそれぞれ載せ、測定サンプル104が完全に折りたたまれた状態を作る。
次に、図3(C)に示すように、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−900)を用いて、30倍の倍率で、台紙の窓107内を観察し、測定サンプル104の折り目105から0.2mm上方に平行移動した位置に形成される仮想線108よりも上方に起毛している起毛した繊維の本数を計測する。このとき測定する不織布において、起毛加工の施された部位を含むように、20cm×5cmの測定片を3片切り出して計測する。以上の操作を、測定する不織布に対して3枚分計測し、計9箇所の平均値(小数第二位を四捨五入)をとり、起毛した構成繊維の本数とする。
図5及び6の態様のように、起毛部7の配設領域を広げることで、高吸収性ポリマー42が含む水分のインジケータ部6への移行防止性を高められる。ただし、起毛部7の配設領域が広くなり肌当接面側までに及ぶと、おむつ10使用時における液移行性を低下させてしまいかねない。また、前記配設領域が広すぎると、接着強度が出ずに、吸収体3と裏面シート2等の他部材との固定が弱くなりおむつとしての一体性に影響してしまう。そのため、起毛部7の配設面積は、吸収体3の表面積に対して、インジケータ部6の配置領域に合わせて限定的であることが好ましい。
なお、上記の図4〜6においては、起毛部7の配置領域の理解のため、吸収体3、インジケータ部6及び裏面シート2以外の他の部材を省略し、裏面シート2側から平面視た状態として示している。これは図8においても同様である。
すなわち、吸収性コア4を2層以上とし、最下層(吸収性物品の非肌当接面側の層)を上側の層よりも親水性繊維41の含有率を高めることが挙げられる。図8は、上記構成の1例を示しており、吸収性コア4を2層とし下側に親水性繊維41のみからなる最下層48を備える。これは、最下層48に高吸収性ポリマー42を含有させない例を示している。このように、親水性繊維41の含有率が高いとは、高吸収性ポリマー42の比率を抑えたことを意味する。これにより、高吸収性ポリマー42が非肌当接面側のコアラップシート5と接触し難くなり、インジケータ部6の不要な変色等をより確実に抑制できる。なお、親水性繊維含有率が高い最下層48は、上層と明確に区別できる層とする場合に限らず、上層側から徐々に親水性繊維の含有率が高められた構成であってもよい。
高吸収性ポリマー42としては、この種の物品に通常使用されている各種のポリマー材料を用いることがでる。高吸水性ポリマーは、自重の20倍以上の水又は生理食塩水を吸収し保持し得る性能を有するような超吸収性高分子化合物であることが好ましい。
このようにして、凸ロール74が矢印G1の方向に、凹ロール75が矢印G2の方向に回転する。各ロールの回転時に互いの凸部と凹部とが原料不織布100を介在させて噛み合う。例えば図9(B)に示すように、凸ロール74の凸部74Aと凹ロール75の凹部75Aとが原料不織布100を介在させて噛み合う。これにより、原料不織布100は、部分的に搬送方向(MD:Machine Direction)及び搬送方向と直交する方向(CD:Cross Direction)に延伸される。
また、おむつ10に配される各種弾性部材としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。その形態としては、例えば、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状ないし紐状(平ゴム等)のもの、或いはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
2 裏面シート
3 吸収体
4 吸収性コア
5 コアラップシート
6 インジケータ部
7 起毛部
8 外装シート
9 サイドシート
10 展開型使い捨ておむつ
Claims (6)
- 肌当接面側に配置された表面シート、非肌当接面側に配置された裏面シート、及び両シート間に介在配置された吸収体を備えた吸収性物品であって、
前記裏面シートと前記吸収体との間には、液との接触により視認可能な変化をするインジケータ部が配設され、前記吸収体は、親水性繊維及び高吸収性ポリマーを有する吸収性コアと、該吸収性コアを覆う、親水性不織布からなる1枚のコアラップシートとを備えており、
前記コアラップシートは、前記吸収性コアの肌当接面側から側部を経て非肌当接面側を覆い、該非肌当接面側において、前記コアラップシートの両端部による重なり部を形成して前記吸収性コアを包んでおり、
前記重なり部は、前記コアラップシートの両端部のうち少なくとも非肌当接面側に位置する端部に、前記不織布の繊維が起毛された起毛部を備え、前記重なり部の起毛部を備える領域が、前記インジケータ部と重なる配置とされており、コアラップシートの前記重なり部は接着剤で接合され、該重なり部の起毛部を備える領域の面積に対する前記接着剤の塗工面積率が50%以下である吸収性物品。 - 前記接着剤が、塗工面の領域内に非塗工部を複数介在させてパターン塗工されている請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性コアが2層以上からなり、前記コアラップシートに当接する最下層の親水性繊維の含有率が上層側よりも高められた請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記起毛部は、前記重なり部を構成するコアラップシートの両端部に配されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記コアラップシートと前記裏面シートとが接着剤で接合されており、該接着剤が、前記インジケータ部の配置領域の外側で該配置領域を囲むように塗工されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記コアラップシートと前記裏面シートとを接合する接着剤が、前記起毛部と重ならないように塗工されている請求項5に記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014257901A JP6400462B2 (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014257901A JP6400462B2 (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016116658A true JP2016116658A (ja) | 2016-06-30 |
JP6400462B2 JP6400462B2 (ja) | 2018-10-03 |
Family
ID=56243472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014257901A Active JP6400462B2 (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6400462B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018102419A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 花王株式会社 | 使い捨ておむつ |
WO2022085413A1 (ja) * | 2020-10-20 | 2022-04-28 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008142424A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Uni Charm Corp | 吸収性物品 |
JP2013005880A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Kao Corp | 吸収体及びそれを用いた吸収性物品 |
JP2014117467A (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-30 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2014193232A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Daio Paper Corp | 使い捨て紙おむつ |
-
2014
- 2014-12-19 JP JP2014257901A patent/JP6400462B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008142424A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Uni Charm Corp | 吸収性物品 |
JP2013005880A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Kao Corp | 吸収体及びそれを用いた吸収性物品 |
JP2014117467A (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-30 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2014193232A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Daio Paper Corp | 使い捨て紙おむつ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018102419A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 花王株式会社 | 使い捨ておむつ |
WO2022085413A1 (ja) * | 2020-10-20 | 2022-04-28 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP2022067400A (ja) * | 2020-10-20 | 2022-05-06 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP7194718B2 (ja) | 2020-10-20 | 2022-12-22 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6400462B2 (ja) | 2018-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6032683B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつの製造方法、及びその製造方法により製造可能なパンツタイプ使い捨ておむつ | |
US8257335B2 (en) | Diaper having hip stretch panels | |
JP2016112404A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2015186563A5 (ja) | ||
JP2013146419A (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP5886382B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6270792B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6265332B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2016116657A (ja) | 吸収体及びそれを用いた吸収性物品 | |
JP6198031B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6400462B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5650299B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP5529619B2 (ja) | 吸収性物品 | |
WO2022265087A1 (ja) | 吸収性シート及び吸収性物品 | |
WO2016098532A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5931423B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
WO2021132292A1 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP6903116B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2009050467A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2009136600A (ja) | 吸収性物品 | |
JP6396145B2 (ja) | 吸収性物品の伸縮構造、及びその伸縮構造を備えた吸収性物品 | |
JP5615419B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2005230520A (ja) | 吸収性物品及びインナー吸収性物品 | |
JP7448424B2 (ja) | 後処理テープ | |
JP5520507B2 (ja) | 吸収パッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170913 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20170913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180814 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180905 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6400462 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |