JP5520507B2 - 吸収パッド - Google Patents

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Description

本発明は、尿や経血等の排泄物を吸収するために、おむつや下着の内面に敷いて使用される吸収パッドに関するものである。
例えば成人向けの使い捨ておむつにおいては、交換頻度を考慮して、内面に尿吸収を目的とした吸収パッドを用いることが一般的になっている(例えば特許文献1参照)。このような吸収パッドは、液不透過性シートと透液性トップシートとの間に吸収体が介在された構造を有している。製品によっては、液不透過性シートの裏面を、より肌触りに優れた不織布で被覆することも行われている。
また、このような構造を有する吸収パッドにおいては、装着時のズレ止めのため、裏面に粘着剤や面ファスナー(メカニカルファスナー)のフックテープが取り付けられており、これらの止着手段を介しておむつ又は下着の内面に止着することが一般的となっている(特許文献2参照)。
他方、このような吸収パッドは、使用後に排泄物の付着面が内側となるように丸め若しくは折り畳み(以下、廃棄状態ともいう)、サニタリーボックスやおむつ保管容器等の密閉性の高い保管容器に入れて一時保管し、容器内の貯留量がある程度に達したらゴミ袋に入れて廃棄するといった使用形態がとられている。
しかし、従来の一般的な吸収パッドにおいては、廃棄状態で固定する手段が設けられていないという問題点があった。すなわち、パンツタイプおむつで汎用されている後処理テープのような廃棄状態固定手段を吸収パッドの裏面に設ける場合、少なくともパッドの前後端部に設けるのが好ましいが、その位置は、現在必須となっているズレ止め手段(粘着剤等)の好ましい設置位置と重なり、両者を設けることができないため、より必要性の高いズレ止め手段のみを設けていたのである。
特開2005−287791号公報 特許3764010号
そこで、本発明の主たる課題は、ズレ止め手段及び廃棄状態固定手段を適切な位置に兼備できるようにすることにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
透液性トップシートと液不透過性シートとの間に吸収体が介在されてなり、アウター物品の内面に敷いて使用される吸収パッドにおいて、
裏面の少なくとも一部に、液不透過性の自己密着性フィルムからなるズレ止め部分が設けられており、
前記自己密着性フィルムは、吸収パッドに対して固定された固定部と、吸収パッドに対して非固定又は剥離可能に固定された後処理部とを有しており、
前記トップシートが内側となるように丸めた若しくは折り畳んだ廃棄状態で、その外周に前記後処理部を巻き付けるとともに、巻き付けた後処理部の端部相互を重ねて密着しうるように構成されている、
ことを特徴とする吸収パッド。
(作用効果)
本発明の特徴は、吸収パッドの裏面の少なくとも一部に自己密着性フィルムを設けて、これをズレ止め兼廃棄状態固定手段としたころにある。これにより、従来は同じ位置に両者を設けることができなかったズレ止め手段及び廃棄状態固定手段を、適切な位置に兼備できるようになる。
<請求項2記載の発明>
前記廃棄状態で、その外面全体を前記フィルムの後処理部により被覆しうるように構成されている、請求項1記載の吸収パッド。
(作用効果)
このように廃棄状態の吸収パッドの全体を自己密着性フィルムで被覆できると、単に自己密着性フィルムで廃棄状態に固定できるだけでなく、排泄物そのもの及び排泄物から発生する臭気を自己密着性フィルムで遮断して、内部に閉じ込めておくことができ、衛生的な廃棄処分が可能となる。
<請求項3記載の発明>
前記フィルムは、引張強さが1.8〜2.5N/mm2且つ破断伸びが500%以上の伸張性フィルムである、請求項2記載の吸収パッド。
(作用効果)
廃棄状態は使用時と比べてコンパクトであるため、フィルムの寸法がある程度小さくても、十分に廃棄状態の吸収パッドに巻き付けたり、その全体を被覆したりすることもできる。しかし、伸長性に乏しいフィルムでは、多様な廃棄状態の寸法、形状に対応し難く、例えば吸収パッドが多量に吸収した場合や、汚れを避けて丸めた結果いびつな形状になってしまった場合等に対応できるようにするには、フィルムの使用量を増加せざるをえない。これに対して、上述のような伸張性フィルムを用いることにより、フィルムの使用量を少なく抑えることができるとともに、多様な廃棄状態の寸法、形状にも適合できるようになる。
なお、引張強さ及び破断伸びは、JIS K 7127「プラスチック−引張特性の試験方法−第3部:フィルム及びシートの試験条件」に準じて、試験片のタイプをタイプ1Bとし、引張速度を500mm/分として測定される値を意味する。
<請求項4記載の発明>
前記フィルムは、前記吸収パッド裏面のうち前後方向中間部に設けられており、このフィルムの中央部、前端部、後端部及び側端部のうちいずれか一つに前記固定部が設けられるとともに、この固定部以外の部分が前記後処理部とされている、請求項3記載の吸収パッド。
(作用効果)
フィルムの位置等は適宜定めれば良いが、吸収パッド裏面のうち前後方向中間部であると、ズレ止め及び後処理の両者に特に適している。すなわち、吸収パッドの前後方向中間部は両脚の動きの影響を受け易いためズレが発生し易い。また、吸収パッドを廃棄状態にする際、前後いずれか一方から丸めても、前後方向中央を境に二つに折り畳んだ後に前後端部側から丸めても、フィルムが外面に露出するため、多様な処理形態に対応できる。
<請求項5記載の発明>
前記フィルムは、前記吸収パッド裏面のうち外周縁部に環状に設けられており、この環状フィルムの内周縁部が前記固定部とされるとともに、この固定部より外周側の部分が前記後処理部とされており、この後処理部は吸収パッドの他の部分から突出しているか又は突出可能であり、且つこの環状フィルムの枠内全体にわたるように前記液不透過性シートが設けられている、請求項1記載の吸収パッド。
(作用効果)
吸収体の裏面側に液不透過性シートを備える吸収パッドにおいては、パッドを廃棄状態にすることにより、排泄物そのもの及び臭気の吸収体裏面側への通路を液不透過性シートで遮断できる。よって、自己密着フィルムを上述のように環状に設けるだけでも、廃棄状態において液不透過性シートで遮断できない部分を環状フィルムで被覆(実質的にパッド外面全体をフィルム素材で被覆)することができる。つまり、この場合にも、単に自己密着性フィルムで廃棄状態に固定できるだけでなく、排泄物そのもの及び排泄物から発生する臭気をフィルム素材で遮断して、内部に閉じ込めておくことができ、衛生的な廃棄処分が可能となる。
<請求項6記載の発明>
前記フィルムは、前記吸収パッド裏面のうち幅方向両側部のそれぞれに前端部から後端部にかけて設けられており、フィルムの幅方向両端部に前記固定部が設けられるとともに、これら固定部間の部分のうち幅方向中央側の端部に前後方向に沿ってミシン目が形成されており、このミシン目とフィルムの幅方向外側の固定部との間の部分が前記後処理部とされており、且つ一方のフィルムにおける幅方向外側の固定部と他方のフィルムにおける幅方向外側の固定部との間の部分全体にわたるように前記液不透過性シートが設けられている、請求項1記載の吸収パッド。
(作用効果)
この形態では、ミシン目を切り離した後、フィルムにおけるミシン目よりも幅方向外側の部分を、幅方向外側の固定部に対する境界を折り目として吸収パッドの側方へ折り返すことにより、吸収パッドの側方に突出する後処理部分が形成される。この後処理部分は廃棄状態の吸収パッドの両側に突出するため、これらを幅方向中央側に折り返して密着させることにより吸収パッドを廃棄状態に固定することができる。しかも、この廃棄状態において液不透過性シートで遮断できない部分が側部フィルムで被覆されるため、実質的にパッド外面全体がフィルム素材で被覆される。つまり、この場合にも、単に自己密着性フィルムで廃棄状態に固定できるだけでなく、排泄物そのもの及び排泄物から発生する臭気をフィルム素材で遮断して、内部に閉じ込めておくことができ、衛生的な廃棄処分が可能となる。
<請求項7記載の発明>
透液性トップシートと液不透過性シートとの間に吸収体が介在されてなり、アウター物品の内面に敷いて使用される吸収パッドにおいて、
前記液不透過性シートは液不透過性の自己密着性フィルムからなり且つその少なくとも一部が吸収パッドの裏面にズレ止め部分として露出しており、
前記液不透過性シートは、周縁部の少なくとも一部が吸収パッドの他の部分から突出しているか又は突出可能な後処理部とされており、
前記トップシートが内側となるように丸めた若しくは折り畳んだ廃棄状態で、その外部に露出する後処理部を、液不透過性シートの外部露出部分に密着しうるように構成されている、
ことを特徴とする吸収パッド。
(作用効果)
このように、吸収パッドの裏面材兼防漏材である液不透過性シートとして、自己密着性フィルムを用いると、一枚のフィルムで、裏面材、防漏材、ズレ止め手段及び廃棄時固定手段を兼備することができるため好ましい。
以上のとおり、本発明によれば、ズレ止め手段及び廃棄状態固定手段を適切な位置に兼備できるようになる、等の利点がもたらされる。
吸収パッドの展開状態の表面側を示す平面図である。 吸収パッドの展開状態の裏面側を示す平面図である。 図1のY−Y断面図である。 図1のZ−Z断面図である。 展開状態の吸収パッドを、展開状態のテープ式使い捨ておむつの内面に敷いた状態を示す平面図である。 廃棄過程を示す側面図である。 廃棄状態を示す側面図である。 他の吸収パッドの展開状態の裏面側を示す平面図である。 図7のZ−Z断面図である。 他の吸収パッドの展開状態の裏面側を示す平面図である。 図7のZ−Z断面図である。 他の形態の吸収パッドの断面図である。
以下、本発明の一実施形態について尿吸収パッドの例を引いて説明するが、おむつや下着等のアウター物品の内面に敷いて使用するものであれば、生理用ナプキン等の他の吸収パッドにも適用できるものである。なお、以下の説明において「股間部」とは使用時に身体の股間と対応させる部分を意味し、殆ど多くの製品では前後方向中央部及びその前後近傍の部分である。具体的には、成人向け製品の場合、製品の前後方向中央を基準として±150mmの範囲である。また、「腹側部分」及び「前側部分」は股間部よりも前側の部分を意味し、「背側部分」及び「後側部分」は股間部よりも後側の部分を意味する。
(第1の形態)
図1〜図4は、本発明に係る吸収パッド例200を示している。この吸収パッド200は、図5に示すように、使い捨ておむつ100の内面に敷いて使用することを想定したものであり、股間部C2と、その前後両側に延在する前側部分F2及び背側部分B2とを有するものである。図示の使い捨ておむつ例100は、液不透過性シート1の内面と透液性トップシート2との間に吸収体3が介在され、内面の両側部に身体側に起立するバリヤーシート4,4が設けられた基本構造(この点では吸収パッド200と略同様)を有し、背側の両側部から突出するファスニングテープ5,5を、腹側外面に設けられたターゲットテープ6に連結することにより装着する、いわゆるテープタイプのおむつであるが、パンツタイプにも用いうることはいうまでもない。
吸収パッド200の各部の寸法は適宜定めることができ、例えば、物品全長(前後方向長さ)L1は350〜700mm程度、全幅W1は130〜400mm程度(ただし、おむつの吸収面の幅より狭い)とすることができ、この場合における股間部C2の前後方向長さは10〜150mm程度、腹側部分F2の前後方向長さは50〜350mm程度、及び背側部分B2の前後方向長さは50〜350mm程度とすることができる。
吸収パッド200は、液不透過性シート21の内面と、透液性トップシート22との間に、吸収体23が介在された基本構造を有している。
吸収体23としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。必要に応じて、吸収体23はクレープ紙(図示せず)により包むことができる。また、吸収体23の形状は、相対的に前側の部分が後側の部分よりも幅広な帯状、あるいは長方形状、台形状等、適宜の形状とすることができる。
吸収体23における繊維目付け及び吸収性ポリマーの目付けは適宜定めることができるが、繊維目付けは100〜600g/m2程度とするのが好ましく、また吸収性ポリマーの目付け0〜400g/m2程度とするのが好ましい。
吸収体23の裏面側には、液不透過性シート21が吸収体3の周縁より所定長さ食み出すように設けられている。液不透過性シート21としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。このような透湿性シートにおいても臭気の透過は抑制される。吸収パッドの裏面を布のような肌触りとするために、液不透過性シート21の外面に外装不織布を張り合わせたり、液不透過性シート21として外面に不織布をラミネートしたラミネートシートを用いたりすることができる。これらの不織布の原料繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
吸収体23の表面側は、透液性トップシート22により覆われている。図示形態ではトップシート22の側縁から吸収体23が一部食み出しているが、吸収体3の側縁が食み出さないようにトップシート22の幅を広げることもできる。トップシート22としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
吸収パッド200の前後方向両端部では、透液性トップシート1が吸収体3の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在されて貼り合わされ、吸収体23の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。
吸収パッド200の両側部では、液不透過性シート21が吸収体23の側縁よりも外側にそれぞれ延在され、この延在部からトップシート22の側部までの部分の内面にはバリヤーシート24の幅方向外側の部分24xが前後方向全体にわたり貼り付けられ、吸収体23の存在しないサイドフラップ部SFを構成している。これら貼り合わせ部分は、図9及び図10では点模様で示されており、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シールにより形成できる。
エンドフラップ部EF及びサイドフラップ部SF以外の吸収体介在部分が本体部BDを構成する。図示形態では、吸収体3の前端及び後端はそれぞれ幅方向に沿う直線状をなしているため、前後エンドフラップ部EFと本体部BDとの境界BL(本発明では折り目となる)も同様の直線状となるが、これらは円弧状等の曲線状をなしていても、へ字状等の屈曲線状をなしていても良い。各エンドフラップ部EFの寸法は適宜定めることができるが、エンドフラップ部EFにおいて液不透過性シート21と透液性トップシート22およびバリヤーシート24とが確実に貼り合わせられるため、少なくとも一部が本体部BDとの境界BLから10mm以上食み出しているのが好ましく、また各エンドフラップ部EFの面積は2000〜12000mm2程度確保されているのが好ましい。
バリヤーシート24の素材としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用される。
バリヤーシート24の幅方向中央側の部分24cはトップシート22上にまで延在しており、その幅方向中央側の端部には、細長状弾性部材24Gが前後方向に沿って伸張状態でホットメルト接着剤等により固定されている。この細長状弾性部材24Gとしては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。
また、両バリヤーシート24,24は、幅方向外側の部分24xが前後方向全体にわたり物品内面(図示形態ではトップシート22表面およびバックシート21表面)に貼り合わされて固定されるとともに、幅方向中央側の部分24cが、前後方向の両端部では物品内面(図示形態ではトップシート22表面)に貼り合わされて固定され、かつ前後方向の両端部の間では物品内面(図示形態ではトップシート22表面)に固定されていない。この非固定部分は、図10に示されるように、物品内面(図示形態ではトップシート22表面)に対して起立可能なバリヤー部となる部分であり、その起立基端24bはバリヤーシート24における幅方向外側の固定部分24xと内側の部分24cとの境に位置する。
特徴的には、吸収パッド200の裏面に、液不透過性の自己密着性フィルム30からなるズレ止め部分が設けられており、この自己密着性フィルム30は、吸収パッド200に対して固定された固定部31と、吸収パッド200に対して剥離(粘着剤や不織布等、他の素材を伴って剥離する場合を含む)可能に固定された後処理部32とを有している。固定部31は通常の操作では剥離しないように強固に固定し、後処理部32は剥離可能に固定するために、両部位の接着剤の種類や塗布量を変えたり、固定部31は接着剤で固定するが後処理部32はエンボス加工等により軽く圧着させたりするといった手法を採用することができる。図中では、固定部31における固定手段を斜線により、また後処理部32における剥離可能な固定手段を点模様によりそれぞれ示している。後処理部32は吸収パッド200に対して非固定(自由)とすることもできる。
使用時には、例えば図5に示すように、吸収パッド200を使い捨ておむつ100のトップシート2上に敷いて使用する。この際、吸収パッド200の裏面のうち自己密着性フィルム30からなるズレ止め部分がおむつのトップシート2表面に当接してズレ止め(滑り止め)機能を発揮する。使用後には、図6に示すように、吸収パッド200をトップシート22側が内側となるように丸めた若しくは折り畳んだ廃棄状態で、その外周に後処理部32を巻き付けるとともに、図7に示すように、巻き付けた後処理部32の端部相互を重ねて密着することによって、廃棄状態に保持することができる。
このように、吸収パッド200の裏面に自己密着性フィルム30からなるズレ止め部分を設けることで、ズレ止め手段及び廃棄状態固定手段を同じ位置に兼備できるようになる。
自己密着性フィルム30は、せん断力及び剥離力に対して十分な抵抗力を有する程度に自己に対して密着するとともに、アウター物品内面に対するズレ止め作用を有する(フィルムが無い場合と比較してずれ難くなる)フィルムを意味するものであり、例えば、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)フィルム、ポリ塩化ビニール(PVC)フィルム、ポリオレフィン多層フィルム、ポリエチレン(PE)フィルム、低密度ポリエチレン (LDPE)フィルム等の食品等包装用ラップフィルムや、パラフィンフィルム等を用いることができ、その厚みは、5〜20μm程度、特に10〜15μm程度であるのが好ましい。
自己密着性フィルム30としては、伸長性に乏しいフィルムを用いることもできるが、引張強さが1.8〜2.5N/mm2、特に2.0〜2.2N/mm2で、且つ破断伸びが500%以上、特に700%以上の伸張性フィルムを用いるのが好ましい。廃棄状態は使用時と比べてコンパクトであるため、フィルム30の寸法がある程度小さくても、十分に廃棄状態の吸収パッド200に巻き付けたり、その全体を被覆したりすることもできる。しかし、伸長性に乏しいフィルム30では、多様な廃棄状態の寸法、形状に対応し難く、例えば吸収パッド200が多量に吸収した場合や、汚れを避けて丸めた結果いびつな形状になってしまった場合等に対応できるようにするには、フィルム30の使用量を増加せざるをえない。これに対して、上述のような伸張性フィルム30を用いることにより、フィルム30の使用量を少なく抑えることができるとともに、多様な廃棄状態の寸法、形状にも適合できるようになる。
自己密着性フィルム30は適宜の部位に設けることができるが、吸収パッド200裏面のうち前後方向中間部であると、ズレ止め及び後処理の両者に特に適している。すなわち、吸収パッド200の前後方向中間部は両脚の動きの影響を受け易いためズレが発生し易い。また、吸収パッド200を廃棄状態にする際、前後いずれか一方から丸めても、前後方向中央を境に二つに折り畳んだ後に前後端部側から丸めても、フィルム30が外面に露出するため、多様な処理形態に対応できる。また、この場合、フィルム30の固定部31は、フィルム30の中央部、前端部、後端部及び側端部のうちいずれか一か所とすることができるが、特に図示形態のように中央部とするのが好ましい。
自己密着性フィルム30の寸法及び位置は、廃棄状態の吸収パッド200の外面全体を被覆(図7参照)しうるように設計するのが好ましい。つまり、フィルム30の寸法(伸張性フィルムの場合は伸長後の寸法)は、廃棄状態の吸収パッド全体を覆うのに要する面積に、フィルム30の端部相互の密着に要する密着代を加えることで定めることができる。具体的に、通常の吸収パッド200に上述の伸張性フィルム30を用いる場合、フィルム30の幅30Wは吸収パッド200の幅W1の25〜100%であるのが好ましく、フィルム30の前後方向長さ30Lは吸収パッド200の前後方向長さL1の20〜100%であるのが好ましい。このように廃棄状態の吸収パッド200の全体を自己密着性フィルム30で被覆できると、単に自己密着性フィルム30で廃棄状態に固定できるだけでなく、排泄物そのもの及び排泄物から発生する臭気を自己密着性フィルム30で遮断して、内部に閉じ込めておくことができ、衛生的な廃棄処分が可能となる。
なお、図示例は、自己密着性フィルム30として伸長性フィルムを用い、図1に二点鎖線で示すようにフィルム30を伸長した後に、図6、図7に示すように廃棄状態の吸収パッド200の外周全体を被覆するように一周以上巻き付け、巻き付けたフィルム30の幅方向両端部を折り畳んで(飴の個包装のように捻っても良い)開口を閉じる処理形態を想定したものである。また、図6、図7に示す廃棄状態は、吸収パッド200を前後方向中央を境に二つに折り畳んだ後に前後端部側から丸めて形成されるものであるが、展開状態において前後いずれか一方から丸めても自己密着性フィルム30による廃棄状態固定が可能である。
<第2の形態>
吸収体23の裏面側に液不透過性シート21を備える吸収パッド200においては、パッド200を廃棄状態にすることにより、排泄物そのもの及び臭気の吸収体23裏面側への通路を液不透過性シート21で遮断できる。第2の形態はこれを利用するものであり、図8及び図9に示されるように、自己密着性フィルム30が、吸収パッド200裏面のうち外周縁部に環状に設けられており、この環状フィルム30の内周縁部が固定部31とされるとともに、この固定部31より外周側の部分が後処理部32とされている点、後処理部32は吸収パッド200の他の部分から突出可能である点、及びこの環状フィルム30の枠内全体にわたるように液不透過性シート21が設けられている点で、第1の形態と相違するものである。
図示例の後処理部32は、吸収パッド200の裏面から剥離することにより、吸収パッド200の裏面から突出するものであるが、予め吸収パッド200の裏面から突出されていても良く、また吸収パッド200の裏面ではなく周縁部に突出していても良い(第4の形態参照)。この形態は、自己密着性フィルム30の面積が限られるため、伸長性フィルムを用いるのが好ましい。図中の二点鎖線は伸長後の自己密着性フィルム30を示している。その他は第1の形態と同様である。
第2の形態では、吸収パッド200を廃棄状態にするとともに、その外部に露出する環状自己密着フィルム30の外周側後処理部分32を互いに密着させることにより、吸収パッド200を廃棄状態に固定することができる。特に、第2の形態の場合、廃棄状態において液不透過性シート21で遮断できない部分を環状フィルム30で被覆(実質的にパッド200の外面全体をフィルム素材21,30で被覆)することができるため、単に自己密着性フィルム30で廃棄状態に固定できるだけでなく、排泄物そのもの及び排泄物から発生する臭気をフィルム素材21,30で遮断して、内部に閉じ込めておくことができ、衛生的な廃棄処分が可能となる。
<第3の形態>
第3の形態は、第2の形態と同等の効果を発揮するものであるが、製造及び使用がより容易な形態である。すなわち、第3の形態は、図10及び図11に示すように、吸収パッド200の裏面のうち幅方向両側部のそれぞれに、自己密着性フィルム30,30が前端部から後端部にかけて設けられており、各フィルム30の幅方向両端部に固定部31,33が設けられるとともに、これら固定部31,33間の部分のうち幅方向中央側の端部33に前後方向に沿ってミシン目34が形成されており、このミシン目34とフィルム30の幅方向外側の固定部31との間の部分が後処理部32とされており、且つ一方のフィルム30における幅方向外側の固定部31と、他方のフィルム30における幅方向外側の固定部31との間の部分全体にわたるように、液不透過性シート21が設けられている点で、第1の形態と相違するものである。この形態は、自己密着性フィルム30の面積が限られるため、伸長性フィルムを用いるのが好ましい。図中の二点鎖線は伸長後の自己密着性フィルム30を示している。その他は第1の形態と同様である。
第3の形態では、ミシン目34を切り離した後、フィルム30におけるミシン目34よりも幅方向外側の部分を、幅方向外側の固定部31に対する境界を折り目として吸収パッド200の側方へ折り返すことにより、吸収パッド200の側方に突出する後処理部分32が形成される。この後処理部分32は廃棄状態の吸収パッド200の両側に突出するため、これらを幅方向中央側に折り返して密着させることにより吸収パッド200を廃棄状態に固定することができる。しかも、この廃棄状態において液不透過性シート21で遮断できない部分が側部フィルム30,30で被覆されるため、実質的にパッド200の外面全体がフィルム素材21,30で被覆される。つまり、この場合にも、単に自己密着性フィルム30で廃棄状態に固定できるだけでなく、排泄物そのもの及び排泄物から発生する臭気をフィルム素材21,30で遮断して、内部に閉じ込めておくことができ、衛生的な廃棄処分が可能となる。
<第4の形態>
第4の形態は、発想を転換し、液不透過性シート21がパッド裏面全体又は一部に露出する場合を前提として、液不透過性シート21に代えて前述の自己密着性フィルム30を用い、この液不透過性シート30の周縁部の少なくとも一部を、吸収パッド200の他の部分から突出している後処理部32とするものである。その他は第1の形態と同様である。後処理部32は、吸収パッドの裏面32から突出していても良いが、図示例のように吸収パッド200の周縁部に突出しているのが好ましい。また、後処理部32は、予め突出しておらず、他の部分(例えばバリヤーシート24)から剥離することにより突出するものであっても良い。この形態は、自己密着性フィルム30の後処理部32の面積が限られるため、伸長性フィルムを用いるのが好ましい。この形態においても、自己密着性フィルム30により廃棄状態の吸収パッド200の外面全体を被覆できるように構成するのが好ましい。その他は、第1の形態と同様である。
この形態では、自己密着性フィルム30からなる液不透過性シートは、その少なくとも一部が吸収パッド200の裏面にズレ止め部分として露出しているため、使用時にはズレ止め機能を発揮する。また、使用後においては、吸収パッド200を廃棄状態にした後、その外部に露出する後処理部32を、液不透過性シート30の外部露出部分(後処理部32を含む)に密着させることにより、吸収パッド200を廃棄状態に固定することができる。
よって、本第4の形態では、一枚のフィルム30で、裏面材、防漏材、ズレ止め手段及び廃棄時固定手段を兼備することができるようになる。
本発明は、吸収パッドである限り、使い捨ておむつと組み合わせて用いられるものの他、生理用ナプキンにも利用可能である。
1,21…液不透過性シート、2,22…透液性トップシート、3,23…吸収体、4,24…バリヤーシート、5…ファスニングテープ、6…ターゲットテープ、7…弾性部材、8…基材シート、9…フックテープ、10…ミシン目、100…テープ式使い捨ておむつ、200…吸収パッド。

Claims (7)

  1. 透液性トップシートと液不透過性シートとの間に吸収体が介在されてなり、アウター物品の内面に敷いて使用される吸収パッドにおいて、
    裏面の少なくとも一部に、液不透過性の自己密着性フィルムからなるズレ止め部分が設けられており、
    前記自己密着性フィルムは、吸収パッドに対して固定された固定部と、吸収パッドに対して非固定又は剥離可能に固定された後処理部とを有しており、
    前記トップシートが内側となるように丸めた若しくは折り畳んだ廃棄状態で、その外周に前記後処理部を巻き付けるとともに、巻き付けた後処理部の端部相互を重ねて密着しうるように構成されている、
    ことを特徴とする吸収パッド。
  2. 前記廃棄状態で、その外面全体を前記フィルムの後処理部により被覆しうるように構成されている、請求項1記載の吸収パッド。
  3. 前記フィルムは、引張強さが1.8〜2.5N/mm2且つ破断伸びが500%以上の伸張性フィルムである、請求項2記載の吸収パッド。
  4. 前記フィルムは、前記吸収パッド裏面のうち前後方向中間部に設けられており、このフィルムの中央部、前端部、後端部及び側端部のうちいずれか一つに前記固定部が設けられるとともに、この固定部以外の部分が前記後処理部とされている、請求項3記載の吸収パッド。
  5. 前記フィルムは、前記吸収パッド裏面のうち外周縁部に環状に設けられており、この環状フィルムの内周縁部が前記固定部とされるとともに、この固定部より外周側の部分が前記後処理部とされており、この後処理部は吸収パッドの他の部分から突出しているか又は突出可能であり、且つこの環状フィルムの枠内全体にわたるように前記液不透過性シートが設けられている、請求項1記載の吸収パッド。
  6. 前記フィルムは、前記吸収パッド裏面のうち幅方向両側部のそれぞれに前端部から後端部にかけて設けられており、フィルムの幅方向両端部に前記固定部が設けられるとともに、これら固定部間の部分のうち幅方向中央側の端部に前後方向に沿ってミシン目が形成されており、このミシン目とフィルムの幅方向外側の固定部との間の部分が前記後処理部とされており、且つ一方のフィルムにおける幅方向外側の固定部と他方のフィルムにおける幅方向外側の固定部との間の部分全体にわたるように前記液不透過性シートが設けられている、請求項1記載の吸収パッド。
  7. 透液性トップシートと液不透過性シートとの間に吸収体が介在されてなり、アウター物品の内面に敷いて使用される吸収パッドにおいて、
    前記液不透過性シートは液不透過性の自己密着性フィルムからなり且つその少なくとも一部が吸収パッドの裏面にズレ止め部分として露出しており、
    前記液不透過性シートは、周縁部の少なくとも一部が吸収パッドの他の部分から突出しているか又は突出可能な後処理部とされており、
    前記トップシートが内側となるように丸めた若しくは折り畳んだ廃棄状態で、その外部に露出する後処理部を、液不透過性シートの外部露出部分に密着しうるように構成されている、
    ことを特徴とする吸収パッド。
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