JP2016110276A - 端末装置、作業支援システム、判定方法及び判定プログラム - Google Patents

端末装置、作業支援システム、判定方法及び判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業エリアで作業員が実施する作業に関する作業記録の信頼性を向上する。【解決手段】作業エリア1a〜1cに設置された無線送信機6a〜6cから近距離無線通信で送信される無線送信機6a〜6cの識別信号を、作業エリア1a〜1cで作業する作業員4に携帯される端末装置7によって受信する。端末装置7における識別信号の受信時間を累積する。端末装置7における識別信号の受信時間の累積が無線送信機6a〜6cに対応付けた所定の設定時間よりも長い場合に作業エリア1a〜1cにおける作業が実施されたと判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置、作業支援システム、判定方法及び判定プログラムに関する。
ビル管理等の業務では、会社の敷地内やビル内部などの対象施設内で作業員に作業を実施させることがある。例えばこのような作業には、設備点検や、警備巡回や、清掃作業等がある。このような業務では、対象施設において依頼された作業が実施されたか否かについて、若しくは作業がどの程度実施されたかについての作業記録を作成する。
例えば、清掃作業の場合、作業員は対象施設内の清掃エリアを所定の順序で定期的又は不定期に巡回して各清掃エリアを清掃する。このとき、清掃すべきポイントを漏れなく清掃したか否かについての作業記録が作成される。作業記録は作業員の自己申告に基づく場合もあるが、より確実な記録であることが望ましい。
より確実な作業記録が望まれるのは、清掃業務に限らず設備機器などの保守点検業務や警備巡回業務でも同様である。例えば、保守点検業務の分野では、設備の点検保守を支援する携帯端末装置が提案されている(例えば特許文献1)。携帯端末装置は、設備に添付された無線タグから出た設備IDを受信するインタフェース装置を備える。作業員が携行する携帯端末装置に設備IDを受信させることで、作業員がその設備の近くにいたことを記録できる。
特開平10−222543号公報
しかしながら、設備に添付した無線タグの信号受信の有無だけでは作業記録として十分でないことがある。例えば、たまたま無線タグの信号を作業エリア外で誤検出するおそれがある。また、例えば作業員が作業エリアにいたとしても作業を十分に行なわずに故意に不正記録を作成するおそれがある。
本発明は、作業エリアで作業員が実施する作業に関する作業記録の信頼性を向上することを目的とする。
本発明の一形態によれば、作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置が与えられる。端末装置は、作業エリアに設置された無線送信機の識別信号を受信する近距離通信部と、所定の設定時間を無線送信機に対応付けて記憶する記憶部と、近距離通信部による識別信号の受信時間を累積する累積処理部と、無線送信機に対応付けられた設定時間よりも累積処理部で累積した受信時間が長い場合に作業エリアにおける作業が実施されたと判定する作業判定部とを備える。
無線送信機に対応付けて所定の設定強度を記憶部に記憶してもよい。累積処理部は、近距離通信部における識別信号の受信強度と無線送信機に対応付けられた設定強度とを比較し、受信強度が無線送信機に対応付けられた設定強度以上である場合に受信時間を累積してもよい。
複数の作業エリアにそれぞれ設置された複数の無線送信機は、互いに異なる識別信号をそれぞれ送信してもよい。累積処理部は、複数の無線送信機のうちの第1無線送信機の識別信号を受信すると、第1無線送信機について累積される識別信号の受信時間が第1無線送信機に対応付けられた設定時間に達するまで、複数の無線送信機のうちの第2無線送信機から送信される識別信号の受信時間の累積を禁止してもよい。
端末装置は、端末装置に生じる動きに応じて作業員の行動量を検出する行動量検出部と、累積処理部が無線送信機の識別信号の受信時間を累積する間に行動量検出部が検出した行動量の累積を、無線送信機が設置された作業エリアにおける作業の行動量として記録する行動量記録部とをさらに備えてもよい。
本発明の他の形態によれば、作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置が与えられる。端末装置は、作業エリアに設置された無線送信機の識別信号を受信する近距離通信部と、近距離通信部による識別信号の受信時間を累積する累積処理部と、累積処理部で累積した受信時間を作業エリアに対応付けて記憶する記憶部とを備える。
本発明の他の形態によれば、作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置と、端末装置と通信する判定装置とを備える作業支援システムが与えられる。端末装置は、作業エリアに設置された無線送信機の識別信号を受信する近距離通信部と、近距離通信部による識別信号の受信結果を判定装置へ送信する受信結果送信部とを備える。判定装置は、端末装置から受信結果を受信する受信結果受信部と、所定の設定時間を無線送信機に対応付けて記憶する記憶部と、端末装置で識別信号を受信した受信時間の累積が無線送信機に対応付けられた設定時間よりも長い場合に作業エリアにおける作業が実施されたと判定する作業判定部とを備える。
本発明の他の形態によれば、作業エリアにおける作業の実施を判定する判定方法が与えられる。判定方法は、作業エリアに設置された無線送信機から近距離無線通信で送信される無線送信機の識別信号を、作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置によって受信し、端末装置における識別信号の受信時間を累積し、端末装置における識別信号の受信時間の累積が無線送信機に対応付けた所定の設定時間よりも長い場合に作業エリアにおける作業が実施されたと判定することを含む。
本発明の他の形態によれば、作業エリアにおける作業の実施を判定する判定プログラムが与えられる。判定プログラムは、作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置が有するコンピュータに、作業エリアに設置された無線送信機から近距離無線通信で送信される無線送信機の識別信号を受信する処理と、端末装置における識別信号の受信時間を累積する処理と、端末装置における識別信号の受信時間の累積が無線送信機に対応付けた所定の設定時間よりも長い場合に作業エリアにおける作業が実施されたと判定する処理とを実行させる命令を含む。
本発明によれば、作業エリアで作業員が実施する作業に関する作業記録の信頼性を向上することができる。
第1実施形態の作業支援システムの全体を示す概略構成図である。 エリア情報の第1例を示す図である。 第1実施形態の作業支援システムにおける作業シーケンスの説明図である。 第1実施形態の管理端末装置の構成例を示す図である。 (a)及び(b)は、管理端末装置に表示される設定画面の第1例の説明図である。 第1実施形態の管理端末装置におけるエリア情報の設定処理のフローチャートである。 第1実施形態の作業用端末装置の構成例を示す図である。 (a)及び(b)は、作業用端末装置に表示される作業状況画面の一例の説明図である。 作業履歴情報の第1例を示す図である。 第1実施形態の作業用端末装置における識別信号の受信処理のフローチャートである。 第2実施形態の作業用端末装置の構成例を示す図である。 第2実施形態の管理端末装置の構成例を示す図である。 第2実施形態の作業支援システムにおける作業シーケンスの説明図である。 第3実施形態の作業用端末装置の構成例を示す図である。 第3実施形態の作業用端末装置における識別信号の受信処理のフローチャートである。 第3実施形態の変形例の作業用端末装置の構成例を示す図である。 (a)は作業用端末装置における作業中断処理のフローチャートであり、(b)は作業用端末装置における作業再開処理のフローチャートである。 第4実施形態の作業支援システムにおける作業シーケンスの説明図である。 (a)は行動量情報の一例を示す図であり、(b)はエリア情報の第2例を示す図である。 作業履歴情報の第2例を示す図である。 第4実施形態の管理端末装置の構成例を示す図である。 管理端末装置に表示される設定画面の第2例の説明図である。 第4実施形態の管理端末装置におけるエリア情報及び作業量情報の設定処理のフローチャートである。 第4実施形態の作業用端末装置の構成例を示す図である。 第4実施形態の作業用端末装置における識別信号の受信処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(作業支援システムの全体構成)
図1は、第1実施形態の作業支援システムの全体を示す概略構成図である。ここでは、作業記録として、作業対象の施設内の複数の作業エリア1a、1b及び1cにおける作業履歴情報を生成する場合について説明する。作業エリア1a〜1cにおける作業は、例えば、設備点検、警備巡回、又は清掃作業であってよいが、これらに限定されるものではない。また、作業エリアは複数箇所であっても1箇所であってもよい。作業エリア1a〜1cは、単一の施設内の複数のエリアであってもよく異なる施設に分散していてもよい。
作業支援システムは、作業管理者2に使用される管理端末装置3と、作業員4に携行される作業用端末装置5と、作業エリア1a〜1cにそれぞれ設置される無線送信機6a、6b及び6cを備える。以下の説明において、作業エリア1a〜1cを総称して「作業エリア1」と表記することがある。無線送信機6a〜6cを総称して「無線送信機6」と表記することがある。
管理端末装置3は、作業エリア1にそれぞれ設置された無線送信機6に固有の識別信号を登録する。無線送信機6は、固有の識別信号を近距離無線通信によって一定の送信周期T0で繰り返し送信する。無線送信機6は、例えば、電源を有して定期的にビーコン信号を送信するアクティブ型のRFID(Radio Frequency IDentification)タグであってよい。このようなアクティブ型のRFIDタグには、例えばBluetooth(登録商標)LEに準拠するiBeacon(商標)が含まれるが、これに限定されるものではない。
管理端末装置3は、作業エリア1毎に設定時間と設定強度を設定する。設定時間は、各作業エリア1での作業員4の滞在時間に基づいて作業実施の有無を判定するために使用する閾値である。設定時間は、作業用端末装置5が各作業エリア1で無線送信機6の識別信号を受信している受信時間の累積時間と比較される。累積時間が設定時間以上の場合、作業エリア1での作業が実施されたと判定され、累積時間が設定時間未満の場合、作業エリア1での作業が未了、不十分又は不実施であると判定される。
設定強度は、無線送信機6の識別信号の受信強度に基づいて識別信号の受信時間を累積するか否かを判定するために使用する閾値である。設定強度は、識別信号の受信強度と比較される。受信強度が設定強度以上の場合に受信時間が累積され、受信強度が設定強度未満の場合に受信時間が累積されない。
管理端末装置3は、作業エリア1a〜1cにそれぞれ設置される無線送信機6a〜6cの識別信号と、作業エリア1a〜1cのそれぞれの設定時間及び設定強度を表すエリア情報を生成する。図2は、エリア情報の第1例を示す図である。エリア情報は、情報要素「作業エリア」、「識別信号」、「設定強度」及び「設定時間」を有する。情報要素「作業エリア」は、作業エリア1を指定する。情報要素「識別信号」は指定した作業エリア1に設置された無線送信機6の識別信号を示す。情報要素「設定強度」は指定した作業エリア1について設定された設定強度を示す。情報要素「設定時間」は指定した作業エリア1について設定された設定時間を示す。
例えば、図2のエリア情報の例では、作業エリア1aに設置された無線送信機6の識別信号は「id001」であり、作業エリア1aについて設定された設定強度及び設定時間は、それぞれ「−70dBm」及び「10分」である。
このようにして、作業エリア1a〜1cは、エリア情報によって無線送信機6a〜6cの識別信号にそれぞれ対応付けられる。すなわち、作業エリア1a〜1cは、エリア情報によって無線送信機6a〜6cにそれぞれ対応付けられる。同様に、作業エリア1a〜1cの設定強度及び設定時間は、エリア情報によって作業エリア1a〜1cにそれぞれ対応付けられる。これによって、作業エリア1a〜1cの設定強度及び設定時間は、エリア情報によって無線送信機6a〜6cにそれぞれ対応付けられる。
図1を参照する。作業用端末装置5は、エリア情報を管理端末装置3から受信する。例えば、管理端末装置3と作業用端末装置5は、通信ネットワーク10を経由して通信可能であってよい。通信ネットワーク10は、例えばW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、LTE(Long Term Evolution)等の通信方式に従う無線通信ネットワークであってよい。作業用端末装置5は、通信ネットワーク10を経由してエリア情報を管理端末装置3から受信してよい。また、例えば作業用端末装置5と管理端末装置3とを有線回線で接続してもよく、作業用端末装置5は、有線回線を経由して管理端末装置3からエリア情報を受信してもよい。
作業員4は、作業用端末装置5を携行して作業エリア1a〜1cを所定の順序で訪問し、作業エリア1a〜1cのそれぞれにおいて作業を実施する。例えば、作業員4が、作業エリア1a、作業エリア1b、作業エリア1cの順で訪問する場合を想定する。
始めに、作業用端末装置5は作業エリア1aにおいて無線送信機6aの識別信号「id001」を受信する。このとき、無線送信機6aの識別信号の受信時間が累積される。例えば、無線送信機6aの識別信号の受信強度が、エリア情報で設定された作業エリア1aの設定強度「−70dBm」以上である場合に、作業用端末装置5は受信時間を累積してよい。なお、以下の説明において、累積された識別信号の受信時間を「累積受信時間」と表記することがある。
そして、累積受信時間が、エリア情報で設定された作業エリア1aの設定時間「10分」以上の場合に、作業エリア1aでの作業が実施されたと判定される。
作業エリア1aにおける作業が完了すると作業員4は作業エリア1bを訪問し、作業エリア1bにおける作業が完了すると作業員4は作業エリア1cを訪問する。作業エリア1aの場合と同様に、無線送信機6b及び6cの識別信号の累積受信時間がそれぞれ作業エリア1b及び1cの設定時間以上の場合に、作業エリア1b及び1cでの作業が実施されたと判定される。
なお、作業用端末装置5は、特許請求の範囲に記載の端末装置の一例である。管理端末装置3は、判定装置の一例である。
(第1実施形態における作業シーケンス)
次に、図3を参照して、第1実施形態の作業支援システムにおける作業シーケンスを説明する。第1実施形態の作業支援システムでは、無線送信機6の識別信号の受信時間の累積と作業実施の判定が作業用端末装置5にて実行される。
なお、以下の説明において、エリア情報により無線送信機6に対応付けられた設定強度を「無線送信機6に対応する設定強度」と表記することがある。エリア情報により無線送信機6に対応付けられた設定時間を「無線送信機6に対応する設定時間」と表記することがある。
また、エリア情報により無線送信機6aに対応付けられた設定強度を「無線送信機6aに対応する設定強度」と表記することがある。エリア情報により無線送信機6aに対応付けられた設定時間を「無線送信機6aに対応する設定時間」と表記することがある。
また、無線送信機6が設置される作業エリア1は、無線送信機6の識別信号と一意に対応する。このため、以下の説明において識別信号の送信元の無線送信機6が設置される作業エリア1を、「識別信号に対応する作業エリア」と表記することがある。
ステップS100において作業管理者2は、作業に先だって管理端末装置3でエリア情報の設定処理を行う。エリア情報の設定処理については図4〜図6を参照して後述する。ステップS101において作業管理者2は、作業エリア1a〜1cにおける作業指示の入力操作を管理端末装置3で行う。入力操作を受け付けた管理端末装置3は、作業エリア1a〜1cにおける作業を作業員4に指示する作業指示信号と、ステップS100で設定されたエリア情報を作業用端末装置5へ送信する。ステップS102において作業用端末装置5は、作業指示信号とエリア情報を受信する。
ステップS103において作業対象の施設に到着した作業員4は、作業開始を作業管理者2へ知らせるための開始通知操作を作業用端末装置5で行う。例えば作業員4は、作業対象の施設の入口に設けられた入館タグを作業用端末装置5で読み取ることによって開始通知操作を行ってもよく、作業用端末装置5を操作することによって開始通知操作を行ってもよい。開始通知操作を受け付けると、作業用端末装置5は作業開始を知らせる作業開始信号を管理端末装置3へ送信する。作業開始信号を受信すると、ステップS104において管理端末装置3は作業エリア1a〜1cでの作業の開始を作業状況として記憶する。管理端末装置3は、記憶した作業状況を表示して作業管理者2へ知らせてもよい。
作業員4が最初の作業エリア1aに入って作業を開始すると、ステップS105において作業用端末装置5は作業エリア1aの無線送信機6aから識別信号「id001」を受信する。無線送信機6aの識別信号の受信強度が無線送信機6aに対応する設定強度「−70dBm」以上である場合に作業用端末装置5は受信時間を累積する。受信時間の累積処理は、例えば、設定強度以上の識別信号を1回受信する度に無線送信機6の識別信号の送信周期T0を累積受信時間に加算することによって実現されてよい。
作業用端末装置5は、受信時間それ自体に代えて識別信号の受信回数を累積してもよい。累積受信時間は受信回数と送信周期T0の積により得られるため、受信時間を表す値として受信回数を使用することができる。このように、本明細書において受信時間の累積とは、受信時間それ自体だけでなく受信時間を表す他の値を累積することをも含む。
ステップS106において作業用端末装置5は、累積受信時間が無線送信機6aに対応する設定時間「10分」以上であるか否かを判定する。累積受信時間が設定時間未満である場合(ステップS106においてNo)に作業用端末装置5は作業エリア1aでの作業が未了、不十分又は不実施であると判定する。その後に処理はステップS105へ戻る。累積受信時間が設定時間以上である場合(ステップS106においてYes)に作業用端末装置5は作業エリア1aでの作業が実施されたと判定する。その後に処理はステップS107へ進む。ステップS107において作業用端末装置5は、現在時刻を作業履歴情報として記憶する。このようにして作業エリア1aにおける作業履歴情報が生成される。なお、作業用端末装置5における識別信号の受信処理については図7〜図10を参照して後に詳しく説明する。
作業エリア1aでの作業が完了すると、作業員4は次の作業エリア1bに入って作業を開始する。ステップS108において作業用端末装置5は作業エリア1bの無線送信機6bから識別信号「id002」を受信する。以下、作業エリア1aの場合のステップS105〜S107の処理と同様に、受信時間の累積、作業実施の判断、及び作業履歴情報の生成が行われる。作業エリア1bの次の作業エリア1cについても同様である。
作業エリア1cでの作業が完了すると、ステップS109において作業用端末装置5は、作業エリア1a〜1cでの作業終了を作業管理者2に通知する作業終了信号と、ステップS107で記憶した作業履歴情報を管理端末装置3へ送信する。例えば作業用端末装置5は、作業員4が、作業対象の施設の入口に設けられた退館タグを作業用端末装置5で読み取ったときに、通知作業終了信号と作業履歴情報を送信してよい。また、例えば作業用端末装置5は、最後の作業エリア1cにおいて累積受信時間が設定時間以上になった場合に、通知作業終了信号と作業履歴情報を自動的に送信してよい。
作業終了信号を受信すると、ステップS110において管理端末装置3は作業エリア1a〜1cでの作業の終了を作業状況として記憶する。また、管理端末装置3は、受信した作業履歴情報を記憶する。このようにして作業エリア1a〜1cの各々の作業終了時刻を含む作業履歴情報を、管理端末装置3に作業記録として記録することができる。
(管理端末装置の構成)
次に、管理端末装置3の構成について説明する。図4を参照する。管理端末装置3として、スマートフォンや携帯電話を採用可能である。ただし管理端末装置3はこれらに限定されるものではない。管理端末装置3は、携帯可能であり、無線送信機6の識別信号を受信する近距離無線通信機能、作業用端末装置5との通信機能、及び情報処理機能を有し、アプリケーションプログラムを記憶してこれらの機能を実現することができる他の装置でもよい。
管理端末装置3は、通信部20、近距離通信部21、操作部22、表示部23、記憶部24及び制御部25を備える。
通信部20は、有線及び無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信ネットワーク10に接続される。
近距離通信部21は、例えばBluetooth(登録商標)LEに準拠するiBeacon(商標)等の通信方式に従った近距離無線通信を行うためのインタフェース回路を備える。近距離無線の通信範囲は数m〜数十m程度とし、これにより、近距離通信部21は、無線送信機6から送信される識別信号を受信する。
操作部22は、情報入力手段として機能し、入力ボタンや表示部23の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。操作部22は、管理端末装置3へのデータ入力及び操作入力を受け付けるために使用される。表示部23は、表示手段として機能し、制御部25の制御によって各種の情報の表示を行う。記憶部24は、不揮発性メモリ及び/又はハードディスクドライブ装置を備える。記憶部24には、各種データや、アプリケーションプログラム等が記憶される。
例えば、記憶部24には、管理端末装置3が生成するエリア情報、作業用端末装置5から受信した作業履歴情報、及び作業エリア1a〜1cにおける作業状況が記憶されてよい。
また、記憶部24には、エリア情報の設定処理を制御部25に実行させる設定プログラム26、及び作業用端末装置5と通信して作業エリア1a〜1cにおける作業を管理する処理を制御部25に実行させる管理プログラム27が記憶されてよい。
設定プログラム26及び管理プログラム27は、機械可読記録媒体に記録されて、図示しない媒体読取装置により読み取られて記憶部24にインストールされてもよい。また、設定プログラム26及び管理プログラム27は、通信部20を介して通信ネットワーク10からダウンロードされ、記憶部24にインストールされてもよい。
通信部20、近距離通信部21、操作部22、表示部23、及び記憶部24は、制御部25に接続される。制御部25は、プロセッサ、その周辺回路、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。制御部25は、記憶部24から設定プログラム26及び管理プログラム27を読み込んで、これらのプログラムを実行する。以下、制御部25の機能構成について説明する。
制御部25は、受信強度設定部30、設定時間提示部31、エリア情報生成部32、エリア情報送信部33、開始信号受信部34、終了信号受信部35、作業履歴受信部36及び作業履歴記録部37を備える。設定プログラム26は、受信強度設定部30、設定時間提示部31及びエリア情報生成部32の処理を制御部25に実行させる命令を含む。管理プログラム27は、エリア情報送信部33、開始信号受信部34、終了信号受信部35、作業履歴受信部36及び作業履歴記録部37の処理を制御部25に実行させる命令を含む。
受信強度設定部30は、作業エリア1の設定強度を設定する。まず、受信強度設定部30は作業エリア1に設置される無線送信機6の識別信号を受信対象として指定する。例えば、作業管理者2は、作業エリア1aに設置された無線送信機6aの識別信号を受信対象として指定する際に、管理端末装置3を無線送信機6aに近付けて高い強度で識別信号を受信させることにより、無線送信機6aの識別信号を指定してもよい。作業エリア1b及び1cの場合も同様に無線送信機6b及び6cの識別信号をそれぞれ指定してよい。
次に、受信強度設定部30は、作業エリア1で無線送信機6の識別信号を受信した場合の受信強度を検出する。例えば、作業エリア1aにおける無線送信機6aの識別信号の受信強度を検出する場合、受信強度設定部30は、近距離通信部21で受信した受信信号が無線送信機6aの識別信号であるか否かを判断する。受信信号が無線送信機6aの識別信号である場合に受信強度設定部30は受信強度を検出し、受信信号が無線送信機6aの識別信号でない場合に受信強度を検出しない。
受信強度設定部30は、所定の測定時間に複数回受信した識別信号の受信強度の平均値を受信強度の検出値としてもよい。測定時間の間、例えば作業管理者2は、作業エリア1内で作業員4が作業を行う範囲で無線送信機6から最も離れた場所に管理端末装置3を置いてもよい。また、例えば作業管理者2は、管理端末装置3を携行して作業エリア1内を移動することにより、複数の受信位置で近距離通信部21に識別信号を受信させてもよい。作業エリア1b及び1cの場合も同様に受信強度を検出してよい。
管理端末装置3が所望の位置にある時に受信強度を検出できるように、操作部22は、近距離通信部21による識別信号の受信の開始タイミング又は受信強度設定部30による受信強度の検出開始タイミングを作業管理者2が指示する操作を受け付けてもよい。
受信強度設定部30は、検出した受信強度を表示部23に提示する。図5の(a)及び図5の(b)は、表示部23に表示される設定画面50の一例の説明図である。設定画面50は、現在位置での受信強度指標51と、設定強度スライダ52と、設定強度指標53と、設定強度表示領域54と、設定時間表示領域55と、設定時間スライダ56と、登録ボタン57を有する。
受信強度が検出されると、受信強度設定部30は、受信強度の検出値を設定強度の初期値に設定する。また、受信強度設定部30は、受信強度指標51を図5の(a)に示す初期位置から検出値に応じた図5の(b)の位置まで動かすことによって、現在位置で検出した受信強度を無線送信機6から離れている度合いとして視認できるように提示する。
受信強度の検出値から初期値が設定された設定強度は、設定強度スライダ52を操作することによって変更入力できる。また、登録ボタン57を操作することによって作業管理者2は設定強度の確定入力を行うことができる。操作部22は、これら変更入力及び確定入力を設定強度の入力操作として受け付ける。設定強度は設定強度指標53で表され、その値は設定強度表示領域54に表示される。設定強度指標53と受信強度指標51の位置が合っている場合(つまり、初期値の状態)、設定強度と現在位置での受信強度が一致する。設定強度がより高くなると、作業用端末装置5が識別信号を検出する範囲、すなわち受信時間が累積される範囲がより狭くなる。反対に、設定強度がより低くなると、作業用端末装置5が識別信号を検出する範囲がより広くなる。受信強度設定部30は、作業エリア1a〜1cについてそれぞれ指定された識別信号と、作業エリア1a〜1cについてそれぞれ設定された設定強度をエリア情報生成部32へ出力する。
図4を参照する。設定時間提示部31は、受信強度設定部30が検出した受信強度、すなわち、近距離通信部21が受信した識別信号の受信強度に応じて設定時間の初期値を算出する。
例えば、作業エリア1a〜1cの間で無線送信機6の送信強度が一定に設定されている場合を想定する。この場合、作業エリア1が広いほど、受信強度設定部30で受信強度を検出する際の管理端末装置3と無線送信機6との距離を長くして受信強度を下げることができる。したがって設定時間提示部31は、受信強度が低いほどより長い初期値を算出して、作業エリア1がより広い場合により長い初期値を算出してよい。例えば、設定時間提示部31は、受信強度の4乗分の1(1/(受信強度))に比例する初期値を算出してよい。
設定時間提示部31は、算出した設定時間の初期値を表示部23に提示する。図5の(a)及び図5の(b)を参照する。設定時間スライダ56の操作前には設定時間の初期値が設定時間表示領域55に提示される。設定時間スライダ56を操作することによって作業管理者2は設定時間の変更入力を行うことができる。また、登録ボタン57を操作することによって、作業管理者2は設定時間の確定入力を行うことができる。操作部22は、これら変更入力及び確定入力を設定時間の入力操作として受け付ける。
変更入力後に確定入力を行うことによって変更入力の入力値が設定時間として設定される。変更入力せずに確定入力を行うことによって初期値が設定時間として設定される。設定時間提示部31は、設定時間の入力を操作部22から受信し、作業エリア1についてそれぞれ設定された設定時間をエリア情報生成部32へ出力する。
図4を参照する。エリア情報生成部32は、受信強度設定部30から受信した識別信号及び設定強度、並びに設定時間提示部31から受信した設定時間に基づいてエリア情報を生成する。また、エリア情報生成部32は、エリア情報を記憶部24に記憶する。
エリア情報送信部33は、作業指示の入力操作が操作部22によって受け付けられると、作業指示信号と、エリア情報を作業用端末装置5へ送信する。
開始信号受信部34は、作業用端末装置5から送信された作業開始信号を受信する。作業開始信号を受信すると、開始信号受信部34は、作業エリア1a〜1cにおける作業の開始を作業状況として記憶部24に記憶する。
終了信号受信部35は、作業用端末装置5から送信された通知作業終了信号を受信する。作業終了信号を受信すると、終了信号受信部35は、作業エリア1a〜1cにおける作業の終了を作業状況として記憶部24に記憶する。
作業履歴受信部36は、作業用端末装置5から送信された作業履歴情報を受信する。作業履歴記録部37は、受信した作業履歴情報を記憶部24に記録する。
なお、図3におけるステップS100の処理は、受信強度設定部30、設定時間提示部31及びエリア情報生成部32の処理に相当する。ステップS101及びS104の処理は、それぞれエリア情報送信部33及び開始信号受信部34の処理に相当する。ステップS110の処理は、終了信号受信部35、作業履歴受信部36及び作業履歴記録部37の処理に相当する。
(管理端末装置の設定処理)
次に、管理端末装置3におけるエリア情報の設定処理を説明する。図6は、第1実施形態の管理端末装置3におけるエリア情報の設定処理のフローチャートである。以下、作業エリア1aにおける設定処理を例示するが、作業エリア1b及び1cにおいても同様の処理によりエリア情報を設定してよい。
ステップS120において受信強度設定部30は、受信対象となる、作業エリア1aに設置される無線送信機6aの識別信号を指定する。ステップS121において受信強度設定部30は、指定した識別信号、すなわち無線送信機6aの識別信号を近距離通信部21が受信したか否かを判定する。指定した識別信号が受信されない場合(ステップS121においてNo)に設定処理は終了する。指定した識別信号が受信された場合(ステップS121においてYes)に処理はステップS122に進む。
ステップS122において受信強度設定部30は、受信した識別信号の受信強度を検出する。ステップS123において受信強度設定部30は、検出した受信強度を設定強度の初期値に設定し、かつ表示部23の設定画面50に提示する。ステップS124において受信強度設定部30は、設定強度の初期値の変更入力があったか否かを判断する。初期値の変更入力がない場合(ステップS124においてNo)に処理はステップS126に進む。この場合、初期値が無線送信機6aに対応する設定強度として設定される。初期値の変更入力がある場合(ステップS124においてYes)に処理はステップS125に進む。ステップS125において受信強度設定部30は、変更入力の入力値を無線送信機6aに対応する設定強度として設定する。その後に処理はステップS126へ進む。
ステップS126において設定時間提示部31は、近距離通信部21が受信した識別信号の受信強度に応じて設定時間の初期値を算出する。ステップS127において設定時間提示部31は、設定時間の初期値を設定画面50に提示する。ステップS128において設定時間提示部31は、設定時間を変更させる変更入力が行われたか否かを判断する。変更入力が行われた場合(ステップS128においてYes)に処理はステップS129に進む。変更入力が行われない場合(ステップS128においてNo)に処理はステップS130に進む。
ステップS129において設定時間提示部31は、変更入力の入力値を無線送信機6aに対応する設定時間として設定する。その後に処理はステップS130へ進む。ステップS130において設定時間提示部31は、設定時間の確定入力が行われたか否かを判断する。確定入力が行われない場合(ステップS130においてNo)に処理はステップS128に戻る。確定入力が行われた場合(ステップS130においてYes)に設定時間提示部31は、設定時間を確定する。その後に処理はステップS131に進む。一度も変更入力が行われずに確定入力が行われた場合は、初期値が設定時間として設定される。ステップS131においてエリア情報生成部32はエリア情報を生成する。
(作業用端末装置の構成)
次に、作業用端末装置5の構成について説明する。図7を参照する。作業用端末装置5として、スマートフォンや携帯電話を採用可能である。ただし作業用端末装置5はこれらに限定されるものではない。作業用端末装置5は、携帯可能であり、無線送信機6の識別信号を受信する近距離無線通信機能、管理端末装置3との通信機能、及び情報処理機能を有し、アプリケーションプログラムを記憶してこれらの機能を実現することができる他の装置でもよい。
作業用端末装置5は、通信部70、近距離通信部71、操作部72、表示部73、記憶部74及び制御部75を備える。
通信部70は、有線及び無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信ネットワーク10に接続される。
近距離通信部71は、例えばBluetooth(登録商標)LEに準拠するiBeacon(商標)等の通信方式に従った近距離無線通信を行うためのインタフェース回路を備える。近距離無線の通信範囲は数m〜数十m程度とし、これにより、近距離通信部71は、無線送信機6から送信される識別信号を受信する。
操作部72は、情報入力手段として機能し、入力ボタンや表示部73の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。操作部72は、作業用端末装置5へのデータ入力及び操作入力を受け付けるために使用される。表示部73は、表示手段として機能し、制御部75の制御によって各種の情報の表示を行う。記憶部74は、不揮発性メモリ及び/又はハードディスクドライブ装置を備える。記憶部74には、各種データや、アプリケーションプログラム等が記憶される。例えば、記憶部74には、管理端末装置3から受信したエリア情報、作業用端末装置5が生成する作業履歴情報が記憶されてよい。また、記憶部74には、作業エリア1a〜1cにおける作業の作業履歴情報を生成するための処理を制御部75に実行させる作業用プログラム76が記憶されてよい。
作業用プログラム76は、機械可読記録媒体に記録されて、図示しない媒体読取装置により読み取られて記憶部74にインストールされてもよい。また、作業用プログラム76は、通信部70を介して通信ネットワーク10からダウンロードされ、記憶部74にインストールされてもよい。なお、作業用プログラム76は、特許請求の範囲に記載の判定プログラムの一例である。
通信部70、近距離通信部71、操作部72、表示部73、及び記憶部74は、制御部75に接続される。制御部75は、プロセッサ、その周辺回路、ROM及びRAMを備える。制御部75は、記憶部74から作業用プログラム76を読み込んで実行する。以下、制御部75の機能構成について説明する。
制御部75は、エリア情報受信部80と、開始信号送信部81と、累積処理部82と、作業判定部83と、終了信号送信部84と、履歴情報送信部85を備える。作業用プログラム76は、エリア情報受信部80、開始信号送信部81、累積処理部82、作業判定部83、終了信号送信部84、及び履歴情報送信部85の処理を制御部75に実行させる命令を含む。
エリア情報受信部80は、管理端末装置3から送信されたエリア情報を受信する。エリア情報受信部80は、エリア情報を記憶部74に記憶する。これにより、記憶部74には作業エリア1a〜1cと無線送信機6a〜6cの識別信号とがそれぞれ対応付けて記憶される。すなわち、記憶部74には作業エリア1a〜1cと無線送信機6a〜6cとがそれぞれ対応付けて記憶される。また、記憶部74には作業エリア1a〜1cの設定強度及び設定時間と作業エリア1a〜1cとがそれぞれ対応付けて記憶される。これによって、記憶部74には、作業エリア1a〜1cの設定強度及び設定時間と無線送信機6a〜6cとがそれぞれ対応付けて記憶される。
開始信号送信部81は、作業員4が開始通知操作を行うと作業開始信号を管理端末装置3へ送信する。
累積処理部82は、作業員4が作業している作業エリア1の無線送信機6の識別信号を受信すると、識別信号の受信強度と、無線送信機6に対応する設定強度とを比較する。受信強度が設定強度以上の場合に、累積処理部82は無線送信機6の識別信号の累積受信時間に今回の受信時間を加算することによって受信時間を累積する。受信強度が設定強度未満の場合に、累積処理部82は無線送信機6の識別信号の受信時間を累積しない。
例えば、作業員4が作業エリア1aで作業している場合には、累積処理部82は、無線送信機6aの識別信号を受信すると、識別信号の受信強度と、無線送信機6aに対応する設定強度を比較する。受信強度が設定強度以上の場合に累積処理部82は、無線送信機6aの識別信号の受信時間を累積する。受信強度が設定強度未満の場合に累積処理部82は、無線送信機6aの識別信号の受信時間を累積しない。作業エリア1b及び1cの場合も同様に無線送信機6b及び6cの識別信号の受信時間をそれぞれ累積してよい。
作業判定部83は、無線送信機6の累積受信時間が無線送信機6に対応する設定時間以上であるか否かを判断する。累積受信時間が設定時間以上の場合に、作業判定部83は作業エリア1での作業が実施されたと判定する。
例えば、作業員4が作業エリア1aで作業している場合には、作業判定部83は、無線送信機6aの累積受信時間が無線送信機6aに対応する設定時間以上であるか否かを判断する。累積受信時間が設定時間以上の場合に、作業判定部83は作業エリア1aでの作業が実施されたと判定する。
作業判定部83は、作業エリア1の作業の実施が反映された作業状況を表示部73に表示してもよい。図8の(a)及び図8の(b)は、表示部73に表示される作業状況画面100の一例の説明図である。
作業状況画面100は、作業エリア表示領域101と、作業状況表示領域102を有する。作業エリア表示領域101には、作業エリア1a〜1cの名称が表示される。作業状況表示領域102には、作業エリア1a〜1cのそれぞれについて、作業が実施されたか否かが表示される。例えば、作業が実施されない状態は空白を挟む括弧[ ]で表現され、作業が実施された状態は円を挟む括弧[●]で表現される。例えば、図8の(a)の例は、作業エリア1a〜1cのいずれでも作業が実施されていない状態を示す。図8の(b)の例は、作業エリア1aのみで作業が実施された状態を示す。
また、作業判定部83は、作業エリア1での作業が実施されたと判定した時、現在時刻を作業履歴情報として記憶する。すなわち、作業判定部83は、作業エリア1での作業が実施されたとみなす時刻を作業履歴情報として記憶する。
図9は、作業履歴情報の第1例を示す図である。作業履歴情報は、情報要素「作業エリア」及び「終了時刻」を有する。情報要素「作業エリア」は、作業エリア1を指定する。情報要素「終了時刻」は、指定した作業エリア1での作業が実施されたとみなす時刻を示す。作業判定部83は、作業エリア1a〜1cで作業が各々終了した時に、作業が実施されたみなす各々の時刻を終了時刻として記録する。
例えば、図9の作業履歴情報の例では、作業エリア1aの終了時刻は「8:10:45」である。また作業エリア1b及び1cの作業は未了であり、終了時刻は未記録である。なお、ここでは説明の都合上、時間のみを示しているが、作業履歴情報は日付の情報も含んでいることが好ましい。
一方で、累積受信時間が設定時間未満の場合、作業判定部83は作業エリア1aでの作業が未了、不十分又は不実施であると判定する。作業エリア1b及び1cの場合も同様に作業の実施を判定してよい。
終了信号送信部84は、通知作業終了信号を管理端末装置3へ送信する。履歴情報送信部85は、作業履歴情報を管理端末装置3へ送信する。
なお、図3におけるステップS102及びS103の処理は、エリア情報受信部80及び開始信号送信部81の処理にそれぞれ相当する。ステップS105及びS108の処理は、累積処理部82の処理に相当する。ステップS106及びS107の処理は、作業判定部83の処理に相当する。ステップS109の処理は、終了信号送信部84及び履歴情報送信部85の処理に相当する。
(作業用端末装置における識別信号の受信処理)
次に、作業用端末装置5における識別信号の受信処理を説明する。図10は、第1実施形態の作業用端末装置5における識別信号の受信処理の設定処理のフローチャートである。以下、作業エリア1aにおける受信処理を例示するが、作業エリア1b及び1cにおいても同様の受信処理を実施してよい。
近距離通信部71が無線送信機6aの識別信号を受信すると、ステップS140において累積処理部82は、識別信号の受信強度と、無線送信機6aに対応する設定強度とを比較する。受信強度が設定強度未満の場合(ステップS140においてNo)に受信処理は終了する。受信強度が設定強度以上の場合(ステップS140においてYes)に処理はステップS141へ進む。ステップS141において累積処理部82は、無線送信機6aの識別信号の累積受信時間に今回の受信時間を加算することによって受信時間を累積する。
ステップS142において作業判定部83は、無線送信機6aの累積受信時間が無線送信機6aに対応する設定時間以上であるか否かを判断する。累積受信時間が設定時間未満の場合(ステップS142においてNo)に受信処理は終了する。累積受信時間が設定時間以上の場合(ステップS142においてYes)に処理はステップS143に進む。
ステップS143において作業判定部83は、作業エリア1aでの作業が実施されたと判定する。ステップS144において作業判定部83は、現在時刻を作業履歴情報として記憶する。
(第1実施形態の効果)
(1)管理端末装置3は、作業実施の有無を判定するために使用する閾値である設定時間を、作業エリア1で受信した無線送信機6の識別信号の受信強度に応じてそれぞれ算出する。受信強度は、無線送信機6からの距離に応じて異なり、作業エリア1の作業量は作業エリア1の広さに応じて異なる。したがって、このように算出された設定時間は作業エリア1の作業量を反映するため、作業エリア1で作業が実施されたか否かを評価する指標として使用できる。このような設定時間を作業実施の判定に使用することにより、作業の実施の記録の信頼性を向上することができる。
また、作業エリア1の作業量が反映された設定時間の基準値を算出して管理端末装置3に提示することより、不慣れな作業管理者2による設定ミスを防止することができる。また、異なる作業エリアに設定される設定時間を平準化することができる。
(2)作業用端末装置5は、作業エリア1で受信した無線送信機6の識別信号の受信時間を累積し、累積した受信時間が無線送信機6に対応する設定時間以上の場合に作業エリア1における作業が実施されたと判定する。このため、作業用端末装置5を携行した作業員4が、作業エリア1a〜1c毎に定められた設定時間の間、作業エリア1a〜1cに滞在したか否かを判定することができる。この結果、作業の実施の記録の信頼性を向上することができる。
(3)作業用端末装置5は、作業の実施の判定結果を表示部73に表示する。このため作業員4は、実施した作業量が十分であった否かを判断することができる。
(第1実施形態の変形例)
以下、第1実施形態の変形例を説明する。
(1)管理端末装置3は、据え置き型の計算機、情報処理装置、コンピュータであってもよい。この場合、無線送信機6との近距離通信機能を有する他の可搬形端末装置、例えば作業用端末装置5を別途用いて、作業エリア1における無線送信機6の識別信号の受信強度を検出してよい。管理端末装置3は、検出に用いられた可搬形端末装置から識別信号の受信強度に関する情報を取得してもよい。設定時間提示部31は、可搬形端末装置から取得した情報に応じて作業エリア1の設定時間を設定してもよい。
(2)設定時間提示部31は、受信強度が高いほどより長くなるように設定時間の初期値を算出してもよい。例えば、作業エリア1が広いほど無線送信機6の送信強度が予め高く設定されている場合を想定する。この場合、どの作業エリア1でも管理端末装置3と無線送信機6の距離を一定に保って受信強度を検出すれば、作業エリア1が広いほど受信強度がより高くなる。したがって、受信強度が高いほど初期値が長ければ、作業エリア1が広いほど初期値が長くなる。
また、設定時間提示部31は、受信強度設定部30により設定された設定強度に応じて設定時間を決定してもよい。
(3)作業用端末装置5の履歴情報送信部85は、各作業エリア1a〜1cのそれぞれの作業が実施されたと作業判定部83が判定する毎に履歴情報を管理端末装置3へ送信してもよい。作業エリア1毎の作業が実施される毎に履歴情報を送信することにより、作業管理者2は作業エリア1単位の作業の進捗状況を確認することができる。
(4)作業用端末装置5の累積処理部82は、作業エリア1で累積された累積受信時間を作業履歴情報として作業エリア1に対応付けて記憶してもよい。また、作業用端末装置5の累積処理部82は、累積受信時間を表示部73に表示してもよい。履歴情報送信部85は、作業エリア1で累積された累積受信時間を作業履歴情報として管理端末装置3へ送信してもよい。この場合に、無線送信機6の累積受信時間が無線送信機6に対応する設定時間以上であるか否かを判断しなくてもよく、作業判定部83を省略してもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態の作業用端末装置5は、無線送信機6の識別信号を受信すると識別信号の受信結果を管理端末装置3へ送信する。管理端末装置3は、作業用端末装置5から送信される受信結果に基づいて、作業用端末装置5で識別信号を受信した受信時間の累積と、無線送信機6に対応する設定時間とを比較する。受信時間の累積が設定時間以上の場合に、管理端末装置3は無線送信機6が設置された作業エリア1における作業が実施されたと判定する。
(作業用端末装置の構成)
作業用端末装置5の構成について説明する。図11を参照する。図7に示す第1実施形態の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付する。制御部75は、受信結果送信部86を備える。作業用プログラム76は、受信結果送信部86の処理を制御部75に実行させる命令を含む。
受信結果送信部86は、近距離通信部71による無線送信機6の識別信号の受信結果を示す受信結果信号を管理端末装置3へ送信する。受信結果信号は、例えば、近距離通信部71が識別信号を受信したことを示す信号であってよい。受信結果送信部86は、近距離通信部71が識別信号を受信する度に受信結果信号を管理端末装置3へ送信してよい。
受信結果送信部86は、無線送信機6の識別信号の送信周期T0よりも長い送信周期T1で受信結果信号を管理端末装置3へ送信してもよい。この場合に、受信結果信号は送信周期T1の間に識別信号を受信した受信回数を含んでいてもよい。受信結果信号の送信周期T1が識別信号の送信周期T0より長いことにより、管理端末装置3、作業用端末装置5及び通信ネットワーク10の負荷を低減することができる。
(管理端末装置の構成)
次に、管理端末装置3の構成について説明する。図12を参照する。図4に示す第1実施形態の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付する。制御部25は、受信結果受信部38と、累積処理部39と、作業判定部40を備える。管理プログラム27は、受信結果受信部38、累積処理部39、及び作業判定部40の処理を制御部25に実行させる命令を含む。
受信結果受信部38は、作業用端末装置5から送信される受信結果信号を受信する。
受信結果受信部38が受信結果信号を受信すると、累積処理部39は、無線送信機6の識別信号の累積受信時間に受信時間を加算することによって受信時間を累積する。例えば、近距離通信部71が識別信号を受信する度に受信結果信号が送信される場合には、累積処理部39は、受信結果受信部38が受信結果信号を受信する度に無線送信機6の識別信号の送信周期T0を累積受信時間に加算することにより受信時間を累積してよい。また例えば、受信結果信号が識別信号の受信回数を含む場合には、累積処理部39は、送信周期T0と受信回数の積を累積受信時間に加算することにより受信時間を累積してよい。
作業判定部40は、無線送信機6の識別信号の累積受信時間が無線送信機6に対応する設定時間以上であるか否かを判断する。累積受信時間が設定時間以上の場合に、作業判定部40は無線送信機6が設置された作業エリア1の作業が実施されたと判定する。作業判定部40は、作業が実施された作業エリア1を表示部23に表示してもよい。この結果、各作業エリア1の作業が実施される度に、表示部23に表示する作業の実施状況が更新される。
また、作業判定部40は、作業エリア1の作業が実施されたと判定した時、現在時刻を無線送信機6が設置された作業エリア1の作業履歴情報として記憶する。また、作業判定部40は、作業エリア1の作業が実施されたと判定したときに、この作業エリア1での作業が実施されたことを通知する情報を作業用端末装置5に送信してもよい。
(第2実施形態における作業シーケンス)
次に、図13を参照して、第2実施形態の作業支援システムにおける作業シーケンスを説明する。ステップS200〜S205の処理は、図3に示す第1実施形態におけるステップS100〜S105の処理と同様である。
ステップS206において作業用端末装置5の受信結果送信部86は、最初の作業エリア1aの無線送信機6aの識別信号の受信結果を示す受信結果信号を管理端末装置3へ送信する。ステップS207において管理端末装置3の受信結果受信部38は、作業用端末装置5から送信される受信結果信号を受信する。受信結果受信部38が受信結果信号を受信すると、累積処理部39は、無線送信機6aの識別信号の受信時間を累積する。
ステップS208において管理端末装置3の作業判定部40は、無線送信機6aの識別信号の累積受信時間が無線送信機6aに対応する設定時間以上であるか否かを判断する。累積受信時間が設定時間未満の場合(ステップS208においてNo)に処理はステップS207へ戻る。累積受信時間が設定時間以上の場合(ステップS208においてYes)に処理はステップS209へ進む。
ステップS209において管理端末装置3の作業判定部40は、作業エリア1aの作業が実施されたと判定する。作業判定部40は、作業エリア1aの作業履歴情報として現在時刻を記憶する。
その後、作業エリア1aでの作業が完了すると、作業員4は次の作業エリア1bに入って作業を開始する。ステップS210において作業用端末装置5の近距離通信部21は、作業エリア1bの無線送信機6bから識別信号を受信する。以下、作業エリア1aの場合のステップS205〜S209の処理と同様に、受信時間の累積、作業実施の判断、及び作業履歴情報の生成が行われる。作業エリア1bの次の作業エリア1cについても同様である。
作業エリア1cでの作業が完了すると、ステップS211において作業用端末装置5の終了信号送信部84は、作業終了信号を管理端末装置3へ送信する。ステップS212において管理端末装置3の終了信号受信部35は、作業終了信号を受信すると、作業エリア1a〜1cにおける作業の終了を作業状況として記憶する。
(第2実施形態の効果)
(1)管理端末装置3は、作業用端末装置5で識別信号を受信した受信時間の累積と、無線送信機6に対応する設定時間とを比較する。管理端末装置3は、受信時間の累積が設定時間以上の場合に、無線送信機6が設置された作業エリア1における作業が実施されたと判定する。このため、作業用端末装置5を携行した作業員4が、作業エリア1a〜1c毎に定められた設定時間の間、作業エリア1a〜1cに滞在したか否かを判定することができる。この結果、作業の実施の記録の信頼性を向上することができる。
(2)管理端末装置3は、作業の実施の判定結果を表示部73に表示する。このため作業エリア1毎の作業が実施される度に、表示部23に表示する作業の実施状況が更新される。この結果、作業管理者2は作業エリア1単位の作業の進捗状況を確認することができる。
(第2実施形態の変形例)
以下、第2実施形態の変形例を説明する。
(1)作業用端末装置5は、累積処理部82を備えてもよい。受信結果信号は、累積処理部82が累積した受信時間を含んでもよい。管理端末装置3の作業判定部40は、受信結果信号に含まれる累積受信時間が設定時間以上である場合に、作業が実施されたと判断してもよい。
(2)管理端末装置3の累積処理部39は、累積受信時間を表示部23に表示してもよい。累積受信時間が表示されることにより、作業管理者2は個々の作業エリア1a〜1cにおける作業の進捗状況を確認することができる。累積処理部39は、累積受信時間それ自体を表示部23に表示してもよく、無線送信機6に対応する設定時間に対する累積受信時間の比率を表示することにより、累積受信時間を表現してもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。作業用端末装置5は、無線送信機6の識別信号を誤って受信する恐れがある。例えば、作業エリア1aの作業中に、作業エリア1bの無線送信機6bの識別信号を作業用端末装置5が受信する恐れがある。このとき、無線送信機6bの識別信号の受信は誤検出であるため、識別信号の受信時間を累積することは適切ではない。
そこで第3実施形態の作業用端末装置5は、無線送信機6a〜6cのうちの第1無線送信機の識別信号を受信すると、この識別信号の累積受信時間が設定時間に達するまで、無線送信機6a〜6cのうちの第2無線送信機の識別信号の受信時間の累積を禁止する。このため、第2無線送信機の識別信号の受信時間が誤って累積されることが防止される。
(作業用端末装置の構成)
作業用端末装置5の構成について説明する。図14を参照する。図7に示す第1実施形態の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付する。作業用端末装置5は、出力部77を備える。また、制御部75は、報知部87と、キャンセル処理部88を備える。作業用プログラム76は、報知部87、キャンセル処理部88の処理を制御部75に実行させる命令を含む。
累積処理部82は、無線送信機6の識別信号を受信すると、他の無線送信機の識別信号が既に受信対象として設定されているか否かを判定する。さらに累積処理部82は、受信した識別信号に対応する作業エリア1、すなわち受信した識別信号の送信元の無線送信機6が設置された作業エリア1が未作業であるか否かを判断する。まだ受信対象の識別信号が設定されておらず、受信した識別信号に対応する作業エリア1が未作業である場合に、累積処理部82は、受信した識別信号を受信対象として設定する。
例えば、累積処理部82は、無線送信機6aの識別信号を受信すると、他の無線送信機6b又は6cの識別信号が受信対象として設定されているか否かを判定する。累積処理部82は、受信した識別信号に対応する作業エリア1aが未作業であるか否かを判断する。受信対象の識別信号がまだ設定されておらず、作業エリア1aが未作業である場合に、累積処理部82は、無線送信機6aの識別信号を受信対象として設定する。
また、累積処理部82は、受信対象の識別信号の累積受信時間が識別信号の送信元の無線送信機6に対応する設定時間に達するまで、他の無線送信機から送信される識別信号の受信時間の累積を禁止する。
例えば無線送信機6aの識別信号が受信対象である場合に、累積処理部82は、無線送信機6aの識別信号の累積受信時間が無線送信機6aに対応する設定時間に達するまで、他の無線送信機6b又は6cの識別信号の受信時間の累積を禁止する。
報知部87は、無線送信機6の識別信号が受信対象として設定された時、又は受信時間の累積が開始した時に、出力部77によって累積開始を作業員4に通知する。また、報知部87は、累積受信時間が作業時間に達したことを出力部77によって作業員4に通知する。
出力部77は、例えば受信時間の累積が開始したこと及び累積受信時間が作業時間に達したことを振動で知らせる振動発生器であってよい。報知部87は、受信時間の累積が開始した場合及び累積受信時間が作業時間に達した場合とで出力部77による振動の発生回数、発生期間、振動パターンを異ならしてもよい。
キャンセル処理部88は、作業員4がキャンセル操作を行うと、識別信号の受信対象の設定を削除し、キャンセル操作時に累積処理部82が行っていた受信信号の累積を中止する。このため作業員4は、意図しない受信信号の累積開始を報知部87により知ったときに、キャンセル操作を行って受信信号の累積をキャンセルすることができる。作業員4は、作業員4が携行する所定のタグを近距離通信部71で読み取ることによってキャンセル操作を行ってもよく、操作部72を操作することによってキャンセル操作を行ってもよい。
(作業用端末装置における識別信号の受信処理)
次に、作業用端末装置5における識別信号の受信処理を説明する。図15は、第3実施形態の作業用端末装置5における識別信号の受信処理の設定処理のフローチャートである。以下、作業エリア1aにおける受信処理を例示するが、作業エリア1b及び1cにおいても同様の受信処理を実施してよい。
近距離通信部71が作業エリア1aの無線送信機6aの識別信号を受信すると、ステップS300において累積処理部82は、受信対象の識別信号が設定されているか否かを判断する。ここでは、受信対象の識別信号が設定されていない場合(ステップS300においてNo)を想定する。この場合に処理はステップS301へ進む。
ステップS301において累積処理部82は、識別信号の受信強度と、無線送信機6aに対応する設定強度とを比較する。受信強度が設定強度未満の場合(ステップS301においてNo)に受信処理は終了する。受信強度が設定強度以上の場合(ステップ301においてYes)に処理はステップS302へ進む。
ステップS302において累積処理部82は、受信した無線送信機6aの識別信号に対応する作業エリア1aが未作業であるか否かを判断する。受信した識別信号に対応する作業エリア1aが未作業でない場合(ステップS302においてNo)に受信処理は終了する。受信した識別信号に対応する作業エリア1aが未作業である場合(ステップS302においてYes)に処理はステップS303へ進む。
ステップS303において累積処理部82は、受信した無線送信機6aの識別信号を受信対象として設定する。ステップS304において報知部87は、受信時間の累積開始を作業員4に通知する。
ステップS305においてキャンセル処理部88は、操作部72がキャンセル操作を受け付けたか否かを判定する。キャンセル操作が受け付けられた場合(ステップS305においてYes)に処理はステップS306へ進む。キャンセル操作が受け付けられていない場合(ステップS305においてNo)に処理はステップS307へ進む。
ステップS306においてキャンセル処理部88は、受信対象の識別信号の設定を削除する。その後に受信処理は終了する。
ステップS307〜S309の処理は、図10に示すステップS141〜S143と同様である。ステップS310において報知部87は、無線送信機6aの識別信号の累積受信時間が作業時間に達したことを作業員4に通知する。
ステップS311の処理は、図10に示すステップS144と同様である。その後に処理はステップS306へ進む。ステップS306において無線送信機6aの識別信号の受信対象の設定が削除されて受信処理が終了する。
一方、ステップS300の判断において、受信対象の識別信号が設定されている場合(ステップS300においてYes)を想定する。この場合に処理はステップS312へ進む。ステップS312において累積処理部82は、受信した無線送信機6の識別信号が受信対象の識別信号であるか否かを判断する。受信した無線送信機6の識別信号が受信対象の識別信号である場合(ステップS312においてYes)、例えば、受信対象である無線送信機6aの識別信号を受信した場合に、処理はステップS305に進む。ステップS305以降の処理によって受信時間が累積される。
受信した無線送信機6の識別信号が受信対象の識別信号でない場合(ステップS312においてNo)、例えば、受信対象でない無線送信機6bの識別信号を受信した場合に受信処理は終了する。この結果、受信対象でない識別信号の受信時間は累積されない。なお、この場合においてもステップS305と同様に受信対象の設定を削除するキャンセル操作を受け付けてもよい。
(第3実施形態の効果)
(1)作業用端末装置5は、無線送信機6a〜6cのうちの第1無線送信機の識別信号を受信すると、この識別信号の累積受信時間が設定時間に達するまで、無線送信機6a〜6cのうちの第2無線送信機の識別信号の受信時間の累積を禁止する。このため、第1無線送信機が設置された作業エリア1で作業している間に第2無線送信機の識別信号の受信を受信しても、誤って受信時間が累積されることが防止される。
(2)受信時間の累積が開始したことを作業員4に知らせることで、作業員4は、意図しない受信信号の累積開始を知ることができる。
(3)意図しない識別信号の受信時間の累積をキャンセル操作で中止することができる。これによって、意図しない識別信号の受信によって本来の作業エリア1の識別信号の受信時間の累積が禁止されても、禁止を解除することができる。
(4)識別信号の累積受信時間が作業時間に達したことを作業員4に知らせることで、作業員4は、実施した作業量が十分であった否かを判断することができる。また、作業員4は、次の作業エリア1の識別信号の受信時間の累積の禁止が解除されたことを知ることができる。なお、受信時間の累積が開始したこと及び累積受信時間が作業時間に達したことを振動で作業員4に知らせることにより、作業員4が特段の操作をしたり作業員4が作業用端末装置5を手に持っていなくても知らせることができる。
(5)受信対象の識別信号が設定されていなくても、受信した識別信号に対応する作業エリア1の作業が実施されている場合には、累積処理部82は、識別信号の受信時間の累積を開始しない。これにより、作業が実施された作業エリア1について誤って繰り返し受信時間の累積を開始することを防止できる。
(第3実施形態の変形例)
(1)出力部77は、例えば受信時間の累積が開始したこと及び累積受信時間が作業時間に達したことを音信号で知らせる音信号出力部であってよい。報知部87は、受信時間の累積が開始した場合及び累積受信時間が作業時間に達した場合とで出力部77による音信号の発生回数、発生期間、信号パターンを異ならしてもよい。
報知部87は、例えば受信時間の累積が開始したこと及び累積受信時間が作業時間に達したことを表示部73に表示してもよい。
(2)第3実施形態では、識別信号が受信対象として設定されると、他の作業エリア1の識別信号の受信信号の累積が禁止される。例えば、作業エリア1aで識別信号の受信信号の累積が開始されると、他の作業エリア1b又は1cの識別信号の受信信号の累積が禁止される。このため、作業員4は作業エリア1aで作業を開始すると、その作業を中断して他の作業エリア1b又は1cでの作業を開始できない。例えば、作業エリア1aでの清掃作業開始後に、作業エリア1aの利用者(作業員4以外の利用者)が一時的に作業エリア1aを使用し始めたために作業員4の作業が中断することがある。このような場合に、作業員4は他の作業エリア1b又は1cでの作業に取りかかることはできない。
また、作業エリア1で開始した作業を中断するにあたり、何らかの承認が条件となることがある。例えば、作業エリア1a〜1cの作業順序が予め指定されている場合には、作業エリア1aでの作業を中断して他の作業エリア1bでの作業を開始するために何らかの承認が条件になることがある。
そこで第3実施形態の変形例の作業用端末装置5は、識別信号の受信時間の累積を開始した後に、作業員4の中断操作により受信時間の累積を中断する。これにより、他の識別信号の受信時間の累積の禁止が解除され、作業員4は他の作業エリア1での作業にとりかかることができる。
また、作業用端末装置5は、作業員4が中断操作を行った場合に中断操作の承認を得る手続きのための承認手続処理を実施する。作業用端末装置5は、承認が得られた場合に受信時間の累積を中断し、承認が得られない場合に受信時間の累積を中断しない。
(作業用端末装置の構成)
この変形例における作業用端末装置5の構成について説明する。図16を参照する。図14に示す第3実施形態の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付する。制御部75は、中断処理部89と、承認手続処理部90を備える。作業用プログラム76は、中断処理部89、承認手続処理部90の処理を制御部75に実行させる命令を含む。
作業を中断する場合に、作業員4による中断操作を行う。作業員4は、作業員4が携行する所定のタグを近距離通信部71で読み取ることによって中断操作を行ってもよく、操作部72を操作することによって中断操作を行ってもよい。中断処理部89は、作業員4が中断操作を行ったか否かを判断する。
作業員4が中断操作を行うと、承認手続処理部90は中断操作の承認を得る承認手続のための承認手続処理を実行する。例えば、承認手続は作業管理者2の承認を得る手続きであってよい。この場合に、承認手続処理部90は管理端末装置3に承認要求信号を送信し、管理端末装置3から承認の有無を知らせる信号を受信してよい。
中断操作の承認が得られた場合に、中断処理部89は、中断操作の時点で累積処理部82によって累積していた累積受信時間を記憶部74に保存する。中断処理部89は、受信対象の識別情報の設定を削除する。
これによって、累積処理部82は、中断操作の時点で設定されていた受信対象の識別情報以外の識別情報の受信信号の累積が可能になる。すなわち累積処理部82は、無線送信機6a〜6cのうちの第1無線送信機の識別信号の受信信号の累積が中断処理部89によって中断されると、複数の無線送信機6a〜6cのうちの第2無線送信機から送信される識別信号の受信時間の累積の禁止を解除する。
中断した作業を再開する場合に、作業員4は再開操作を行う。作業員4は、作業員4が携行する所定のタグを近距離通信部71で読み取ることによって再開操作を行ってもよく、操作部72を操作することによって再開操作を行ってもよい。中断処理部89は、作業員4が再開操作を行ったか否かを判断する。
作業員4が再開操作を行うと、中断処理部89は、作業を再開する作業エリア1の識別信号の他に、受信対象の識別信号が設定されているか否かを判断する。受信対象の識別信号が設定されていない場合に、中断処理部89は、中断操作の時点で累積していた累積受信時間を記憶部74から読み出す。また、中断処理部89は、中断操作の時点で受信対象に設定されていた識別情報を受信対象に再度設定する。
その後、累積処理部82は、受信対象に設定された識別信号の受信が始まると、読み出された累積受信時間に識別信号の受信時間を加算して受信時間の累積を再開する。
(作業用端末装置における作業中断処理)
次にこの変形例における作業用端末装置5における作業中断処理を説明する。図17の(a)を参照する。
ステップS320において中断処理部89は、作業員4が中断操作を行ったか否かを判断する。作業員4が中断操作を行わない場合(ステップS320においてNo)に作業中断処理は終了する。作業員4が中断操作を行った場合(ステップS320においてYes)に処理はステップS321へ進む。
ステップS321において承認手続処理部90は承認手続処理を実行する。中断操作の承認が得られない場合(ステップS321においてNo)に作業中断処理は終了する。中断操作の承認が得られた場合(ステップS321においてYes)に処理はステップS321へ進む。
ステップS322において中断処理部89は、中断操作の時点で累積処理部82によって累積された累積受信時間を記憶部74に保存する。ステップS323において中断処理部89は、受信対象の識別情報の設定を削除する。
(作業用端末装置における作業再開処理)
次に作業用端末装置5における作業再開処理を説明する。図17の(b)を参照する。
ステップS330において中断処理部89は、作業員4が再開操作を行ったか否かを判断する。作業員4が再開操作を行わない場合(ステップS330においてNo)に作業再開処理は終了する。作業員4が再開操作を行った場合(ステップS330においてYes)に処理はステップS331に進む。
ステップS331において中断処理部89は、作業を再開する作業エリア1の識別信号の他に、受信対象の識別信号が設定されているか否かを判断する。受信対象の識別信号が設定されている場合(ステップS331においてYes)に作業再開処理は終了する。受信対象の識別信号が設定されていない場合(ステップS331のおいてNo)に処理はステップS332に進む。
ステップS332において中断処理部89は、中断操作の時点で累積されていた累積受信時間を記憶部74から読み出す。ステップS333において中断処理部89は、中断操作の時点で受信対象に設定されていた識別情報を受信対象に再度設定する。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。識別信号の累積受信時間が設定時間以上であっても実際に行った作業が十分であるとは限らない。例えば、作業員4が作業エリア1に滞在中に無許可で休憩する恐れがある。
そこで、第4実施形態の管理端末装置3は、作業エリア1a〜1cの作業のそれぞれの行動量の基準としての基準行動量を、予め作業エリア1a〜1cでそれぞれ受信した無線送信機6a〜6cの識別信号の受信強度に応じて算出する。
一方で、第4実施形態の作業用端末装置5は、作業用端末装置5に生じる動きに応じて作業員4の行動量を検出する。作業用端末装置5は、作業エリア1a〜1cでそれぞれ識別信号の受信時間が累積される間に検出された行動量の累積を、作業エリア1a〜1cにおける作業の行動量としてそれぞれ記録する。
管理端末装置3は、作業用端末装置5が記録した行動量と基準行動量とを比較して、作業エリア1a〜1cの作業の異常を判定する。
(第4実施形態における作業シーケンス)
次に、図18を参照して、第4実施形態の作業支援システムにおける作業シーケンスを説明する。
ステップS400において作業管理者2は、作業に先だって管理端末装置3でエリア情報の設定処理と基準行動量の設定処理を行う。エリア情報の設定処理は第1実施形態における処理と同様である。基準行動量の設定処理については、図21〜図23を参照して後述する。管理端末装置3は、設定した基準行動量を表す行動量情報を生成する。
図19の(a)は、行動量情報の一例である。行動量情報は、情報要素「作業エリア」、「識別信号」及び「基準行動量」を有する。情報要素「作業エリア」は、作業エリア1を指定する。情報要素「識別信号」は指定した作業エリア1に設置された無線送信機6の識別信号を示す。情報要素「基準行動量」は指定した作業エリア1について設定された基準行動量を示す。図19の(a)の行動量情報の例では、作業エリア1aについて設定された基準行動量は「300」である。
行動量情報は、エリア情報の一部であってもよい。すなわち行動量情報は、エリア情報と一体に生成されてもよい。図19の(b)は、行動量情報と一体に生成されたエリア情報の例を示す図である。図19の(b)に示す情報要素は、図2に示す情報要素及び図19の(a)に示す情報要素と同じである。
図18を参照する。ステップS401〜ステップS405の処理は、図3のステップS101〜ステップS105の処理と同様である。無線送信機6aの識別信号の受信強度が無線送信機6aに対応する設定強度以上であれば、ステップS406において作業用端末装置5は、識別信号の受信時間内に検出された作業員4の行動量を累積する。すなわち、作業用端末装置5は、識別信号の受信時間を累積する間に検出した作業員4の行動量を累積する。以下の説明において、累積された行動量を「累積行動量」と表記することがある。
ステップS407において作業用端末装置5は、累積受信時間が無線送信機6aに対応する設定時間以上であるか否かを判定する。累積受信時間が設定時間未満である場合(ステップS407においてNo)に作業用端末装置5は作業エリア1aでの作業が未了、不十分又は不実施であると判定する。その後に処理はステップS405へ戻る。累積受信時間が設定時間以上である場合(ステップS407においてYes)に作業用端末装置5は作業エリア1aでの作業が実施されたと判定する。その後に処理はステップS408へ進む。
ステップS408において作業用端末装置5は、現在時刻と累積行動量を作業履歴情報として記憶する。図20は、作業履歴情報の第2例を示す図である。作業履歴情報は、情報要素「作業エリア」、「終了時刻」、「累積行動量」を有する。情報要素「作業エリア」及び「終了時刻」は、図9に示す作業履歴情報の情報要素「作業エリア」及び「終了時刻」と同じである。情報要素「累積行動量」は、指定した作業エリア1で識別信号の受信時間が累積される間に検出した作業員4の累積行動量を示す。図20の作業履歴情報の例では、作業エリア1aの累積行動量は「305」である。また作業エリア1b及び1cの作業は未了であり、累積行動量は未記録である。
作業エリア1aでの作業が完了すると、作業員4は次の作業エリア1bに入って作業を開始する。ステップS409において作業用端末装置5は、作業エリア1bの無線送信機6bから識別信号を受信する。以下、作業エリア1aの場合のステップS405〜S408の処理と同様に、受信時間及び行動量の累積、作業実施の判断、並びに作業履歴情報の生成が行われる。作業エリア1bの次の作業エリア1cについても同様である。
ステップS410及びS411の処理は、図3のステップS109及びS110と同様である。
ステップS412において管理端末装置3は、作業エリア1a〜1cで蓄積した累積行動量と、作業エリア1a〜1cについて設定した基準行動量とをそれぞれ比較する。管理端末装置3は、比較結果に基づいて作業の異常を検出する。異常が検出された場合、ステップS413において管理端末装置3は作業管理者2に異常を報知する。
(管理端末装置の構成)
次に、管理端末装置3の構成について説明する。図21を参照する。図4に示す第1実施形態の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付する。制御部25は、行動量算出部41と、行動量情報生成部42と、比較部43と、報知部44を備える。管理プログラム27は、行動量算出部41、行動量情報生成部42、比較部43、及び報知部44の処理を制御部25に実行させる命令を含む。
行動量算出部41は、受信強度設定部30が検出した受信強度、すなわち、近距離通信部21が受信した識別信号の受信強度に応じて基準行動量の初期値を算出する。
例えば、作業エリア1a〜1cの間で無線送信機6の送信強度が一定に設定されている場合を想定する。この場合、行動量算出部41は、受信強度が低いほどより多い基準行動量を算出してよい。
また例えば、作業エリア1が広いほど無線送信機6の送信強度が予め高く設定されている場合を想定する。この場合、受信強度が高いほどより多い基準行動量を算出してもよい。
行動量算出部41は、算出した基準行動量の初期値を管理端末装置3の表示部23に提示する。図22は、表示部23に表示される設定画面50の第2例の説明図である。図5の(a)及び図5の(b)に示す第1実施形態の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付する。設定画面50は、基準行動量表示領域58と、基準行動量スライダ59を有する。
基準行動量スライダ59の操作前には基準行動量の初期値が基準行動量表示領域58に提示される。基準行動量スライダ59を操作することによって作業管理者2は基準行動量の変更入力を行うことができる。また、登録ボタン57を操作することによって、作業管理者2は基準行動量の確定入力を行うことができる。操作部22は、これら変更入力及び確定入力を基準行動量の入力操作として受け付ける。
変更入力後に確定入力を行うことによって変更入力の入力値が基準行動量として設定される。変更入力せずに確定入力を行うことによって初期値が基準行動量として設定される。行動量算出部41は、基準行動量の入力を操作部22から受信し、作業エリア1a〜1cについてそれぞれ設定された基準行動量を行動量情報生成部42へ出力する。行動量情報生成部42は、行動量算出部41から受信した基準行動量に基づいて行動量情報を生成する。行動量情報生成部42は、行動量情報を記憶部24に記憶する。
比較部43は、作業履歴情報として記憶部24に記録された作業エリア1a〜1cの累積行動量と、行動量情報として記録された作業エリア1a〜1cの基準行動量とをそれぞれ比較する。比較部43は、これらの比較結果に基づいて作業エリア1a〜1cにおける作業の異常を検出する。例えば、累積行動量と基準行動量との差が所定の許容範囲にない場合に作業の異常を検出してよい。
異常が検出された場合に、報知部44は、作業管理者2に異常を報知する。例えば、報知部44は、異常が検出された作業エリア1を表示部23に表示してもよい。
なお、図18におけるステップS400の処理は、受信強度設定部30、設定時間提示部31、エリア情報生成部32、行動量算出部41及び行動量情報生成部42の処理に相当する。ステップS412及びS413の処理は、比較部43及び報知部44の処理にそれぞれ相当する。
(管理端末装置の設定処理)
次に、管理端末装置3におけるエリア情報及び作業量情報の設定処理を説明する。図23は、第1実施形態の管理端末装置3におけるエリア情報及び作業量情報の設定処理のフローチャートである。以下、作業エリア1aにおける設定処理を例示するが、作業エリア1b及び1cにおいても同様の処理によりエリア情報及び作業量情報を設定してよい。
ステップS420〜ステップS426の処理は、図6のステップS120〜ステップS126の処理と同様である。
ステップS427において行動量算出部41は、近距離通信部21が受信した無線送信機6aの識別信号の受信強度に応じて、作業エリア1aにおける基準行動量の初期値を算出する。ステップS428において設定時間提示部31及び行動量算出部41は、設定時間の初期値及び基準行動量の初期値を設定画面50に提示する。
ステップS429において設定時間提示部31は、設定時間を変更させる変更入力が行われたか否かを判断する。また、行動量算出部41は、基準行動量を変更させる変更入力が行われたか否かを判断する。変更入力が行われた場合(ステップS429においてYes)に処理はステップS430に進む。変更入力が行われない場合(ステップS429においてNo)に処理はステップS431に進む。
設定時間の変更入力が行われた場合、ステップS430において設定時間提示部31は、変更入力の入力値を無線送信機6aに対応する設定時間として設定する。基準行動量の変更入力が行われた場合に行動量算出部41は、変更入力の入力値を作業エリア1aにおける作業の基準行動量として設定する。その後に処理はステップS431へ進む。
ステップS431において設定時間提示部31及び行動量算出部41は、設定時間及び基準行動量の確定入力が行われたか否かを判断する。確定入力が行われない場合(ステップS431においてNo)に処理はステップS429に戻る。確定入力が行われた場合(ステップS431においてYes)に設定時間提示部31及び行動量算出部41は、設定時間及び基準行動量を確定する。一度も基準行動量の変更入力が行われずに確定入力が行われた場合は、初期値が基準行動量として設定される。その後に処理はステップS432に進む。
ステップS432においてエリア情報生成部32はエリア情報を生成する。ステップS433において行動量情報生成部42は行動量情報を生成する。
(作業用端末装置の構成)
次に、作業用端末装置5の構成について説明する。図24を参照する。図7に示す第1実施形態の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付する。作業用端末装置5は行動量センサ78を備える。制御部75は、行動量検出部91と、行動量記録部92を備える。作業用プログラム76は、行動量検出部91及び行動量記録部92の処理を制御部75に実行させる命令を含む。
行動量センサ78は、作業用端末装置5に生じる動きを検出する。行動量センサ78は、例えば作業用端末装置5に加わる振動を作業用端末装置5に生じる動きとして検出する振動センサであってよい。また例えば、行動量センサ78は、作業用端末装置5に加わる加速度を作業用端末装置5に生じる動きとして検出する加速度センサであってもよい。
行動量検出部91は、行動量センサ78によって検出された動きに応じて、無線送信機6の識別信号の受信時間内の作業員4の行動量を検出する。例えば、行動量センサ78が検出する振動量や加速度などの動きが所定の閾値を超えたときに行動量として1単位を計数するようにしてもよい。識別信号の受信強度が、無線送信機6に対応する設定強度以上であれば、行動量検出部91は、検出した行動量を、無線送信機6が設置された作業エリア1の作業の行動量として累積する。
例えば、作業員4が作業エリア1aで作業している場合を想定する。無線送信機6aの識別信号の受信強度が、無線送信機6aに対応する設定強度以上であれば、行動量検出部91は、識別信号の受信時間内に検出した作業員4の行動量を、作業エリア1aにおける作業の行動量として累積する。
例えば、行動量検出部91は、識別信号の受信時刻の直近の送信周期T0の間に検出した行動量を、累積行動量に加算することによって行動量を累積してよい。また例えば、行動量検出部91は、識別信号の受信時刻の直近の送信周期T0の間に検出した行動量が閾値以上であれば累積行動量に所定量を加算し、送信周期T0の間に検出した行動量が閾値未満であれば累積行動量に加算しないことにより行動量を累積してよい。
行動量記録部92は、行動量検出部91が作業エリア1a〜1c毎に累積した累積行動量を、作業履歴情報として記録する。
なお、図18におけるステップS406の処理は、行動量検出部91の処理に相当する。ステップS408の処理は、作業判定部83及び行動量記録部92の処理に相当する。
(作業用端末装置における識別信号の受信処理)
次に、作業用端末装置5における識別信号の受信処理を説明する。図25は、第4実施形態の作業用端末装置5における識別信号の受信処理の設定処理のフローチャートである。以下、作業エリア1aにおける受信処理を例示するが、作業エリア1b及び1cにおいても同様の受信処理を実施してよい。
ステップS440及びS441の処理は、図10に示すステップS140及びS141の処理と同様である。
ステップS442において、無線送信機6aが設置された作業エリア1aの累積行動量に、今回の受信時間内に検出された行動量を加算することによって、行動量を累積する。
ステップS443及びS444の処理は、図10に示すステップS142及びS143の処理と同様である。
ステップS445において作業判定部83は、現在時刻を作業履歴情報として記憶する。行動量記録部92は、累積行動量を作業履歴情報として記録する。
(第4実施形態の効果)
(1)管理端末装置3は、作業エリア1の作業の行動量の基準としての基準行動量を、作業エリア1で受信した無線送信機6の識別信号の受信強度に応じて算出する。このように算出された基準行動量は作業エリア1の作業量を反映するため、作業エリア1で作業が適切に実施されたか否かを評価する指標として使用できる。このような基準行動量を作業の異常の判定に使用することにより、作業の実施の記録の信頼性を向上することができる。
また、作業エリア1の作業量が反映された基準行動量を算出して管理端末装置3に提示することより、不慣れな作業管理者2による設定ミスを防止することができる。また、異なる作業エリアに設定される基準行動量を平準化することができる。
(2)作業用端末装置5は、作業用端末装置5に生じる動きに応じて作業員4の行動量を検出し、識別信号の受信時間が累積される間に検出された行動量の累積を作業エリア1で行われた作業の行動量として記録する。このため、作業用端末装置5を携行した作業員4が、作業エリア1で予定される作業量に見合った行動を行ったか否かを判定することができる。この結果、作業の実施の記録の信頼性を向上することができる。
(第4実施形態の変形例)
以下、第4実施形態の変形例を説明する。
(1)累積行動量の基準行動量との比較を作業用端末装置5で行い、作業の異常を検出してもよい。この場合、管理端末装置3は、基準行動量を作業用端末装置5へ送信する基準行動量送信部を備えてよい。作業用端末装置5は、基準行動量を管理端末装置3から受信する基準行動量受信部と、累積行動量と基準行動量とを比較し作業の異常を検出する比較部と、作業の異常を作業員4又は管理端末装置3に報知する報知部を備えてもよい。
(2)行動量検出部91は、通信部70又は近距離通信部71が受信する無線電波の受信強度の変化に基づいて作業用端末装置5に発生する動きを検出してもよい。行動量検出部91は、これら受信強度の変化に基づいて検出した動きに応じて作業員4の行動量を検出してもよい。この場合、行動量センサ78を省略してもよい。
(3)第4実施形態と第2実施形態を組み合わせてもよい。この場合に、管理端末装置3が行動量の累積処理を行ってもよい。作業用端末装置5は、無線送信機6の識別信号の受信時間において検出した作業員4の行動量を管理端末装置3へ送信する行動量送信部を備えてもよい。行動量送信部は、行動量検出部91が検出した行動量を受信結果信号と共に送信してよい。また、受信結果送信部86は、行動量検出部91が検出した行動量を含んだ受信結果信号を送信してもよい。
また、管理端末装置3は、作業用端末装置5から送信された行動量を受信する行動量受信部と、受信した行動量を累積して作業エリア1での累積行動量を算出する行動量算出部を備えてもよい。
また、第4実施形態と第3実施形態を組み合わせてもよい。同様に第4実施形態と第3実施形態の変形例を組み合わせてもよい。
1,1a〜1b 作業エリア、2 作業管理者、3 管理端末装置、4 作業員、5 作業用端末装置、6,6a,6b,6c 無線送信機、20 通信部、21 近距離通信部、22 操作部、23 表示部、24 記憶部、25 制御部、26 設定プログラム、27 管理プログラム、30 受信強度設定部、31 設定時間提示部、32 エリア情報生成部、33 エリア情報送信部、36 作業履歴受信部、37 作業履歴記録部、38 受信結果受信部、39 累積処理部、40 作業判定部、41 行動量算出部、42 行動量情報生成部、43 比較部、44 報知部、70 通信部、71 近距離通信部、72 操作部、73 表示部、74 記憶部、75 制御部、76 作業用プログラム、80 エリア情報受信部、82 累積処理部、83 作業判定部、85 履歴情報送信部、86 受信結果送信部、87 報知部、88 キャンセル処理部、89 中断処理部、90 承認手続処理部、91 行動量検出部、92 行動量記録部

Claims (8)

  1. 作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置であって、
    前記作業エリアに設置された無線送信機の識別信号を受信する近距離通信部と、
    所定の設定時間を前記無線送信機に対応付けて記憶する記憶部と、
    前記近距離通信部による前記識別信号の受信時間を累積する累積処理部と、
    前記無線送信機に対応付けられた前記設定時間よりも前記累積処理部で累積した前記受信時間が長い場合に前記作業エリアにおける作業が実施されたと判定する作業判定部と、
    を備えることを特徴とした端末装置。
  2. 所定の設定強度が前記無線送信機に対応付けられて前記記憶部に記憶され、
    前記累積処理部は、前記近距離通信部における前記識別信号の受信強度と前記無線送信機に対応付けられた前記設定強度とを比較し、前記受信強度が前記無線送信機に対応付けられた前記設定強度以上である場合に前記受信時間を累積することを特徴とした請求項1に記載の端末装置。
  3. 複数の前記作業エリアにそれぞれ設置された複数の前記無線送信機は、互いに異なる前記識別信号をそれぞれ送信し、
    前記累積処理部は、前記複数の無線送信機のうちの第1無線送信機の前記識別信号を受信すると、前記第1無線送信機について累積される前記識別信号の前記受信時間が前記第1無線送信機に対応付けられた前記設定時間に達するまで、前記複数の無線送信機のうちの第2無線送信機から送信される前記識別信号の前記受信時間の累積を禁止することを特徴とした請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記端末装置に生じる動きに応じて前記作業員の行動量を検出する行動量検出部と、
    前記累積処理部が前記無線送信機の前記識別信号の前記受信時間を累積する間に前記行動量検出部が検出した前記行動量の累積を、前記無線送信機が設置された前記作業エリアにおける前記作業の行動量として記録する行動量記録部と、
    をさらに備えることを特徴とした請求項1〜3のいずれか一項に記憶の端末装置。
  5. 作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置であって、
    前記作業エリアに設置された無線送信機の識別信号を受信する近距離通信部と、
    前記近距離通信部による前記識別信号の受信時間を累積する累積処理部と、
    前記累積処理部で累積した前記受信時間を前記作業エリアに対応付けて記憶する記憶部と、
    を備えることを特徴とした端末装置。
  6. 作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置と、前記端末装置と通信する判定装置とを備える作業支援システムであって、
    前記端末装置は、
    前記作業エリアに設置された無線送信機の識別信号を受信する近距離通信部と、
    前記近距離通信部による前記識別信号の受信結果を前記判定装置へ送信する受信結果送信部と、を備え、
    前記判定装置は、
    前記端末装置から前記受信結果を受信する受信結果受信部と、
    所定の設定時間を前記無線送信機に対応付けて記憶する記憶部と、
    前記端末装置で前記識別信号を受信した受信時間の累積が前記無線送信機に対応付けられた前記設定時間よりも長い場合に前記作業エリアにおける作業が実施されたと判定する作業判定部と、
    を備えることを特徴とした作業支援システム。
  7. 作業エリアにおける作業の実施を判定する判定方法であって、
    前記作業エリアに設置された無線送信機から近距離無線通信で送信される前記無線送信機の識別信号を、前記作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置によって受信し、
    前記端末装置における前記識別信号の受信時間を累積し、
    前記端末装置における前記識別信号の受信時間の累積が前記無線送信機に対応付けた所定の設定時間よりも長い場合に前記作業エリアにおける前記作業が実施されたと判定する、
    ことを特徴とした判定方法。
  8. 作業エリアにおける作業の実施を判定する判定プログラムであって、
    前記作業エリアで作業する作業員に携帯される端末装置が有するコンピュータに、
    前記作業エリアに設置された無線送信機から近距離無線通信で送信される前記無線送信機の識別信号を受信する処理と、
    前記端末装置における前記識別信号の受信時間を累積する処理と、
    前記端末装置における前記識別信号の受信時間の累積が前記無線送信機に対応付けた所定の設定時間よりも長い場合に前記作業エリアにおける前記作業が実施されたと判定する処理と、
    を実行させる命令を含むことを特徴とした判定プログラム。
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