JP6697243B2 - 携帯端末装置、プログラム、業務支援システム、及び遠隔装置 - Google Patents

携帯端末装置、プログラム、業務支援システム、及び遠隔装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6697243B2
JP6697243B2 JP2015211823A JP2015211823A JP6697243B2 JP 6697243 B2 JP6697243 B2 JP 6697243B2 JP 2015211823 A JP2015211823 A JP 2015211823A JP 2015211823 A JP2015211823 A JP 2015211823A JP 6697243 B2 JP6697243 B2 JP 6697243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
mobile terminal
unit
terminal device
voice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015211823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017085349A (ja
Inventor
直人 横尾
直人 横尾
沙魚川 久史
久史 沙魚川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Secom Co Ltd
Original Assignee
Secom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Secom Co Ltd filed Critical Secom Co Ltd
Priority to JP2015211823A priority Critical patent/JP6697243B2/ja
Publication of JP2017085349A publication Critical patent/JP2017085349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6697243B2 publication Critical patent/JP6697243B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、携帯端末装置、プログラム、業務支援システム、及び遠隔装置に関する。
携帯端末装置を介して、この携帯端末装置を所持する利用者に業務に関する業務情報を伝達する業務支援システムが知られている。
特許文献1には、異常が検知された警備対象を監視するセンサの検知状態などを警備員が所持する携帯端末から確認できるようにして、警備対象へ向かっている警備員がある程度現場の状況を把握できるようにすることが記載されている。
特開2005−284861号公報
携帯端末装置の利用者の業務が利用者の移動を伴う場合、業務上の移動指示に従って移動している利用者に有用な業務情報がある。例えば、利用者が向かうべき行き先の変更や移動を伴う業務のキャンセルなどの利用者の行き先に関する最新情報を、利用者が所持する携帯端末装置へ業務情報として伝達すれば利用者の無駄な移動を低減できる。また、例えば特定の機材が業務に必要であることが判明した場合には、この機材を携行品として知らせる業務情報を伝達すれば、目的地に到着してから取りに戻るなどの無駄な移動時間の発生を防止できる。
しかしながら、既に利用者が業務上の移動指示に従い移動中である場合には、例えば利用者が車両の運転中であるなど、携帯端末装置を操作して業務情報を参照することが困難なことがある。
本発明は、移動中である利用者に携帯端末装置を介して報知された業務情報の知得を容易にすることを目的とする。
本発明の一形態によれば、遠隔装置と通信する携帯端末装置が与えられる。携帯端末装置は、携帯端末装置を所持する利用者の状態を判定する状態判定部と、遠隔装置から業務情報を受信する情報受信部と、音声情報を出力する音声情報出力部と、利用者が移動中であると状態判定部が判定した場合に、情報受信部により受信した業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部によって出力する報知制御部を備える。
携帯端末装置は、情報受信部により受信された業務情報が利用者の行き先に関する行き先関連情報であるか否かを判定する行き先関連情報検出部をさらに備えてよい。報知制御部は、利用者が移動中であると状態判定部が判定し且つ業務情報が行き先関連情報であると行き先関連情報検出部が判定する場合に行き先関連情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部によって出力してよい。利用者が移動中であると状態判定部が判定しないか又は業務情報が行き先関連情報であると行き先関連情報検出部が判定しない場合に業務情報の内容を報知する音声情報の出力を停止してよい。
報知制御部は、利用者の行き先の変更を報知する音声情報を音声情報出力部によって出力してよく、利用者の行き先そのものを報知する音声情報の出力を停止してよい。
報知制御部は、業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部によって出力してから利用者の状態が変化したと状態判定部が判定するまで、業務情報の内容を報知する音声情報の出力を繰り返してよい。
報知制御部は、利用者が移動中であり且つ利用者の移動手段が車両であると状態判定部が判定した場合に、情報受信部により受信された業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部によって出力し、利用者が移動中でない又は利用者の移動手段が車両でないと状態判定部が判定した場合に、業務情報の内容を報知する音声情報の出力を停止してよい。
携帯端末装置は、耳用音響装置を音声情報出力部として携帯端末装置に接続する接続部をさらに備えてよい。報知制御部は、利用者が移動中であると状態判定部が判定し、且つ耳用音響装置が携帯端末装置に接続されている場合に、情報受信部により受信された業務情報の内容を報知する音声情報を耳用音響装置によって出力してよい。利用者が移動中でないと状態判定部が判定するか又は耳用音響装置が携帯端末装置に接続されていない場合に、業務情報の内容を報知する音声情報の出力を停止してよい。
本発明の他の形態によれば、音声情報を出力する音声情報出力部を備える携帯端末装置における情報提示を制御するためのプログラムが与えられる。プログラムは、携帯端末装置を所持する利用者の状態を判定する判定処理と、遠隔装置から業務情報を受信する受信処理と、判定処理にて利用者が移動中であると判定した場合に、受信処理にて受信した業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部によって出力する処理を携帯端末装置に実行させる命令を含む。
本発明の他の形態によれば、携帯端末装置と、携帯端末装置と通信する遠隔装置と、を備える業務支援システムが与えられる。携帯端末装置は、携帯端末装置を所持する利用者の状態を判定する状態判定部と、判定された利用者の状態を示す利用者状態情報を遠隔装置へ送信し、遠隔装置から業務情報を受信する第1通信部と、第1通信部が受信した業務情報が音声報知可能な情報に指定されている場合に、業務情報の内容を報知する音声情報を出力する音声情報出力部を備える。遠隔装置は、利用者状態情報に基づき利用者が移動中であるか否かを判定する利用者状態判定部と、利用者が移動中であると利用者状態判定部が判定した場合に、業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置へ送信する第2通信部を備える。
本発明の他の形態によれば、携帯端末装置と通信する遠隔装置が与えられる。遠隔装置は、携帯端末装置を所持する利用者が移動中であるか否かを判定する利用者状態判定部と、利用者が移動中であると利用者状態判定部が判定した場合に、業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置へ送信する情報送信部を備える。
本発明の実施形態によれば、移動中である利用者に携帯端末装置を介して報知された業務情報の知得が容易になる。
実施形態の警備業務支援システムの全体を示す概略構成図である。 (a)は携帯端末装置に表示されるメニュー画面の一例を示す図であり、(b)は対処指示を報知する業務情報の表示形態の一例の説明図である。 (a)は対処指示のキャンセルを報知する業務情報の表示形態の一例の説明図であり、(b)は行き先の変更を報知する業務情報の表示形態の一例の説明図である。 携帯端末装置に表示される行動入力画面の一例を示す図である。 実施形態の警備装置の構成例を示す図である。 第1実施形態の携帯端末装置の構成例を示す図である。 第1実施形態のセンタ装置の構成例を示す図である。 第1実施形態の警備業務支援システムの動作例の全体の説明図である。 第1実施形態の携帯端末装置による業務情報の受信処理の一例のフローチャートである。 第1変形例の携帯端末装置の構成例を示す図である。 第1変形例の携帯端末装置による業務情報の受信処理の一例のフローチャートである。 第3変形例の携帯端末装置の構成例を示す図である。 第2実施形態のセンタ装置の構成例を示す図である。 第2実施形態の警備業務支援システムの動作例の全体の説明図である。 第2実施形態のセンタ装置による業務情報の送信処理の一例のフローチャートである。 第2実施形態の携帯端末装置による業務情報の受信処理の一例のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の実施形態に係る業務支援システムの一例として、所定の監視区域に警備装置を設置することにより人手を介さずに監視区域を監視する警備業務支援システムを説明する。この警備業務支援システムでは、監視区域に発生した異常を警備装置により検知して、異常発生時には異常に対処する対処員を監視区域に派遣し、警備業務に関する業務情報を対処員が所持する携帯端末装置を介して伝達する。
ただし、本発明の業務支援システムは、このような警備業務支援システムに限定されるものではなく、業務に携わる携帯端末装置の利用者にこの携帯端末装置を介して業務情報を伝達する業務支援システムに広く適用可能である。
(警備業務支援システムの全体構成)
図1を参照する。警備業務支援システム1は、監視対象である監視区域2a〜2cにそれぞれ設置され異常を検知するセンサ4a〜4cと、センサ4a〜4cにそれぞれ接続される警備装置7a〜7cと、監視センタ9に設置され通信回線8を通じて警備装置7a〜7cに接続されるセンタ装置10を備える。警備業務支援システム1は、センタ装置10を監視する管制員11からの対処指示により監視区域2へ向かう対処員12a及び12bによってそれぞれ所持される携帯端末装置13a及び13bを備える。
なお、図1は対処員12aが移動中であり、その移動手段が車両15である状態を示している。移動手段は、公共交通機関や徒歩であってもよい。また、図1は対処員12bが移動中でない状態を示している。対処員12bが移動中でない状態とは、例えば、対処員12bが監視区域2aに到着済みである状態、監視区域2aで作業中である状態、又は自社の事業所や詰め所で休憩若しくは待機中である状態であってよい。
以下、監視区域2a〜2cを総称して「監視区域2」と表記することがある。センサ4a〜4cを総称して「センサ4」と表記することがある。警備装置7a〜7cを総称して「警備装置7」と表記することがある。対処員12a及び12bを総称して「対処員12」と表記することがある。携帯端末装置13a及び13bを総称して「携帯端末装置13」と表記することがある。
センサ4は、例えば監視区域2内の施設の内部、又は窓もしくはドア等の開閉部に設置され、この施設への侵入者又は侵入物(以下、「侵入者等」と表記する)を検知する。またはセンサ4は、監視区域2内の施設の外壁、外側領域内、監視区域2の入口の開閉部に設置され監視区域2内への侵入者等を検知する。
センサ4は、例えば開閉部の開閉を検知するマグネットセンサ、受光した赤外線の光量変化に基づいて探知範囲の侵入者等の有無を検知する赤外線センサであってよい。また、センサ4は、例えば撮像画像と予め記憶された正常時の画像との差分に基づいて撮像範囲の侵入者等の有無を検知する画像センサであってもよい。センサ4は、監視区域2内に発生した異常を検知すると「検知信号」を警備装置7へ送信する。
警備装置7は、センサ4からの検知信号により、監視区域2における異常の発生を検知する。警備装置7の動作モードには、警備セットモード及び警備解除モードがある。警備セットモードにて検知信号を受信した場合、警備装置7はセンタ装置10へ「異常信号」を送信する。警備装置7は、警備装置7自身やセンサ4の異常の発生を検知した場合にも、センタ装置10へ異常信号を送信する。
異常信号を受信したセンタ装置10は、例えば表示部に異常発生を表示することにより管制員11に異常発生を通知する。異常発生を確認した管制員11は、監視区域2の警備を担当する対処員12の何れかを選択し、選択された対処員12に対して対処を要請する。対処の要請を受けた対処員12は、異常が発生した監視区域2に向かい異常事態の確認、復旧などの対処業務を開始する。
例えば、管制員11から対処員12への対処指示は、対処を要請する業務情報を対処員12が所持する携帯端末装置13に送信し、携帯端末装置13に業務情報を表示することによって対処員12に伝達してよい。
図2の(a)及び図2の(b)を参照する。図2の(b)の例では、業務情報23は、携帯端末装置13に表示されるメニュー画面20の上にポップアップとして表示される。業務情報23は、業務上の指示内容が表示される指示表示領域24と、指示された業務が対処員12の移動を伴う場合に対処員12の行き先に関連する「行き先関連情報」が表示される行き先関連情報表示欄25を含む。
携帯端末装置13には、さらに対処員12が業務情報を了解した場合に対処員12が携帯端末装置13上で行う了解操作を受け付けるための了解ボタン26が表示される。
図2の(b)の例では、対処員12への指示が監視区域2に発生した異常に対処する「異常対処指示」であることが指示表示領域24に表示されている。また、行き先関連情報として、対処員12の行き先である監視区域2が「△△ビル」であり監視区域2の利用者である顧客の識別コードが「0123456」であることが行き先関連情報表示欄25に表示されている。
図1を参照する。監視区域2に向かう対処員12が監視区域2に到着する前に、監視区域2に発生した異常が解消して監視区域2が正常状態に復旧することがある。例えば、監視区域2に発生した異常が不正なドアの開状態であったところ、監視区域2の利用者である顧客が帰ってきてドアを閉めたために監視区域2が正常状態に復旧することがある。
このような場合に顧客が警備装置7を警備解除モードに設定する等により、監視区域2が正常状態に復旧したことを警備装置7が判定すると、警備装置7は、復旧信号をセンタ装置10へ送信する。
復旧信号を受信したセンタ装置10は、監視区域2が正常状態に復旧したことを管制員11に通知する。既に監視区域2における対処指示が行われており対処員12による対処作業以外の原因で監視区域2が正常状態に復旧した場合、監視区域2の復旧を確認した管制員11は、対処員12に対して行った対処指示をキャンセルする。
対処指示のキャンセルも、キャンセルを報知する業務情報を対処員12が所持する携帯端末装置13に送信し、携帯端末装置13に業務情報を表示することによって対処員12に伝達してよい。
図3の(a)を参照する。対処指示のキャンセルを報知する業務情報23の行き先関連情報表示欄25には、例えばメッセージ「対処指示がキャンセルされました」が表示される。このメッセージは、対処指示がキャンセルになり対処員12の行き先が監視区域2でなくなったこと、すなわち、対処員12の行き先が変更されたことを知らせる行き先関連情報である。
図1を参照する。管制員11は、ある監視区域2aでの対処を対処員12に指示した後に、監視区域2a以外の別の行き先(例えば他の監視区域2b)に移動することを同じ対処員12に指示することがある。例えば、監視区域2aにおける異常の発生よりも重要な事件が他の監視区域2bで発生した場合には、監視区域2aでの対処作業に優先して監視区域2bで発生した事件に対処員12を対処させることがある。
このような対処員12の行き先の変更も、行き先変更を報知する業務情報を対処員12が所持する携帯端末装置13に送信し、携帯端末装置13に業務情報を表示することによって対処員12に伝達してよい。
図3の(b)を参照する。行き先の変更を報知する業務情報23の行き先関連情報表示欄25には、例えばメッセージ「行き先が変更になりました」が表示される。このメッセージもまた対処員12の行き先が変更されたことを知らせる行き先関連情報である。また、行き先関連情報表示欄25には、変更後の行き先の監視区域2bが「××倉庫」であり、監視区域2bの利用者である顧客の識別コードが「789012」であることが行き先関連情報として表示されている。
このような対処指示のキャンセルや対処員12の行き先の変更を報知する業務情報は、対処指示に従って監視区域2へ移動中の対処員12が速やかに気づくことが好ましい。対処指示のキャンセルや行き先の変更に気づくのが遅れると、その間の対処員12の移動は無駄になるからである。
しかしながら、対処員12が移動中である場合には、対処員12が携帯端末装置13を操作して業務情報を参照することが困難な場合がある。例えば、対処員12aは、車両15の運転中であり携帯端末装置13aを操作することが困難である。
このため、移動中の対処員12に業務情報を報知する場合には、業務情報の内容を報知する音声情報を携帯端末装置13から出力する。このように業務情報の内容を報知する音声情報を出力することにより、対処員12は携帯端末装置13を操作せずに且つ携帯端末装置13を見なくても業務情報の内容を聞くことができるので、携帯端末装置13を介して報知される業務情報の知得がより容易になる。
対処員12が移動中であるか否かの状態(以下「対処員状態」と表記する)は、例えば携帯端末装置13を用いて判定してよい。例えば携帯端末装置13は、対処員12が携帯端末装置13で行う操作によって対処員状態を判定してよい。例えば携帯端末装置13は、対処員12により携帯端末装置13に入力される対処員12の状態に関する情報に基づいて対処員状態を判定してよい。
図2の(a)を参照する。対処員12の状態に関する情報の入力は、対処員12がメニュー画面20内の行動情報入力ボタン21を押下する操作に応じて表示される行動入力画面にて行う。
行動情報入力ボタン21が押下されると図4に示す行動入力画面30が表示される。行動入力画面30は、対処員12の状態に関する情報として対処員12が現在いる施設や対処員12の移動先の施設を入力する施設入力欄31と、施設入力欄31に入力される施設が自社施設であるか否かを区別する種別情報を入力する種別情報入力欄32を含む。
また、行動入力画面30は、対処員12の状態に関する情報として、施設入力欄31に入力される施設における対処員12の行動又は作業種別を入力する行動入力欄33と、対処員12の現在の行動状態を入力する行動状態入力欄34と、対処員12の移動手段を入力可能な移動手段入力欄35を含む。
施設入力欄31には、対処員12が現在いる施設や対処員12の移動先の施設として、例えば監視区域2や自社の事業所や詰め所の情報を入力することが可能である。
行動入力欄33には、対処員12の行動又は作業種別に関する情報として、「異常対処」、「保守点検」、「巡回」、「お客様対応」、「災害対応」、「工事」、「事務作業」、「状況確認」などが入力可能である。
行動状態入力欄34には、現在の行動状態に関する情報として、例えば「到着」、「作業中」、「出発」、及び「休憩中」などが入力可能である。例えば、施設入力欄31に監視区域2の情報が入力された状態で、行動状態入力欄34に「到着」を入力すると監視区域2に対処員12がいると判定される。施設入力欄31に監視区域2の情報が入力された状態で、行動状態入力欄34に「作業中」を入力すると対処員12が監視区域2で作業中であると判定される。
また、未入力の施設入力欄31に新たに施設の情報を入力するか、それまで施設入力欄31に入力されていた情報を他の施設の情報に変更してから、行動状態入力欄34に「出発」を入力すると、対処員12は移動中であると判定される。例えば、施設入力欄31に入力されていた情報を監視区域2の情報に変更してから、行動状態入力欄34に「出発」を入力すると、対処員12は監視区域2へ移動中であると判定される。
移動手段入力欄35には、現在の行動状態に関する情報として、移動中の対処員12の移動手段が車両であるか否かを入力することができる。移動手段入力欄35に「車両移動」が入力されると、移動中の対処員12の移動手段が車両であると判定され、移動手段入力欄35に「車両移動」が入力されないと、移動手段が車両以外であると判定される。
携帯端末装置13は、携帯端末装置13の操作に代えて、例えば、携帯端末装置13が備えるGPS(Global Positioning System)受信機を用いて、対処指示を受けた対処員12が監視区域2に到着したのか監視区域2への移動中であるかを対処員状態として判定してもよい。例えば、携帯端末装置13は、対処指示を報知する業務情報を受信した後の携帯端末装置13の位置に基づいて、対処指示を受けた対処員12が監視区域2に到着したのか監視区域2への移動中であるかを判定してもよい。
また、携帯端末装置13は、監視区域2に設置された無線機器との間の近距離通信によって、対処指示を受けた対処員12が監視区域2に到着したのか監視区域2への移動中であるかを対処員状態として判定してもよい。例えば、対処指示を報知する業務情報を受信した後の携帯端末装置13が、監視区域2に設置されたRFID(Radio Frequency IDentification)タグから送信される識別信号を受信したか否かによって、対処指示を受けた対処員12が監視区域2に到着したのか監視区域2への移動中であるかを検出してもよい。この場合、例えば対処指示を受けた後に、受ける前と異なる新たな監視区域のRFIDの識別信号を受信するまでの間を移動中と判定して、新たな監視区域のRFIDの識別信号を受信すると、この監視区域に到着したと判定するようにしてもよい。
また、携帯端末装置13は、車両15に設置された無線機器との間の近距離通信によって、対処指示を受けた対処員12が車両15で監視区域2へ移動中であるか否か(すなわち対処員12が車両15内にいるか否か)を判定してもよい。例えば、携帯端末装置13は、対処指示を報知する業務情報を受信した後の携帯端末装置13が車両15に設置されたRFIDタグから発信される識別信号を受信したか否かによって、対処指示を受けた対処員12が車両で監視区域2へ移動中であるか否かを判定してもよい。この場合、例えば、対処指示を受けた後に車両のRFIDの識別信号を受信すると移動中であると判定する。
なお、本実施形態で配信される業務情報は、対処員12への対処指示や、対処指示のキャンセルや、行き先の変更を知らせる情報だけでなく、監視区域2にて対処員12が異常に対処する作業の作業支援に関する支援情報であってもよい。この支援情報は、警備装置7に検知された異常に関する詳細情報であってよい。
詳細情報は、例えば、警備装置7に検知された異常の分類、発生箇所、及び原因、異常を検知したセンサ4又は異常が検知された警備装置7若しくはセンサ4の識別情報、警備装置7に検知された異常に対する対処方法に関する情報を含んでよい。
支援情報は、検出された異常に対処する際に必要な機材を対処員12の携行品として指定する携行品情報を含んでもよい。
対処指示を受けて監視区域2に移動中の対処員12にこれらの支援情報を報知する場合も、支援情報の内容を報知する音声情報を携帯端末装置13から出力してもよい。例えば、携行品情報の内容を報知する音声情報を出力して、より容易に対処員12が携行品情報を知得できるようにすることで、対処員12が携行品情報に気づかず目的地に到着してから取りに戻るなどの無駄な移動時間の発生を防止できる。
続いて、警備業務支援システム1の各部の構成について説明する。
(警備装置の構成)
図5を参照して警備装置7の構成を説明する。警備装置7は、入出力インタフェース40と、記憶部41と、通信回路42と、制御部43を備える。入出力インタフェース40は、センサ4に接続され、異常を検知したセンサ4からの検知信号を受信する。
記憶部41は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部41には、制御部43により実行されるプログラム、プログラムの実行に必要なデータが記憶される。
通信回路42は、通信回線8を経由してセンタ装置10との有線通信又は無線通信を行うための回路である。
制御部43は、異常検知部44を備える。制御部43は、プロセッサ、及びその周辺回路を備えており、記憶部41に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する異常検知部44の処理を実施する。すなわちコンピュータプログラムは、異常検知部44の処理を制御部43に実行させる命令を含む。
異常検知部44は、警備装置7の動作モードが警備セットモードである間に、入出力インタフェース40を介してセンサ4から検知信号を受信すると、通信回路42を介して異常を知らせる異常信号をセンタ装置10へ送信する。また、異常検知部44は、警備装置7自身やセンサ4の異常の発生を検知した場合にも異常を知らせる異常信号をセンタ装置10へ送信する。
また、異常検知部44は、警備装置7を警備解除モードに設定する等により監視区域2が正常状態に復旧したと判定すると、復旧信号をセンタ装置10へ送信する。
(携帯端末装置の構成)
次に、図6を参照して携帯端末装置13の構成を説明する。携帯端末装置13として、スマートフォンや携帯電話を採用可能である。ただし携帯端末装置13はこれらに限定されるものではない。携帯端末装置13は、携帯可能であり、センタ装置10との通信機能、及び情報処理機能を有し、アプリケーションプログラムを記憶してこれらの機能を実現することができる他の装置でもよい。
携帯端末装置13は、操作部50と、表示部51と、記憶部52と、音声情報出力部53と、通信回路54と、制御部55を備える。
操作部50は、情報入力手段として機能し、入力ボタンや表示部51の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。操作部50は、対処員12による携帯端末装置13への情報入力及び操作入力を受け付けるために使用される。例えば、操作部50は、図2の(b)、図3の(a)及び図3の(b)に示す了解ボタン26の押下操作を受け付ける。また例えば、操作部50は、図4に示す行動入力画面30における対処員12の状態に関する情報の入力を受け付ける。
表示部51は、表示手段として機能し、制御部55の制御によって各種の情報の表示を行う。表示部51には、例えば図2の(a)に示すメニュー画面20、図2の(b)、図3の(a)及び図3の(b)に示す業務情報23、図4に示す行動入力画面30が表示されてよい。
記憶部52は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶部52は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部52には、制御部55により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
制御部55により実行されるコンピュータプログラムは、機械可読記録媒体に記録されて、図示しない媒体読取装置により読み取られて記憶部52にインストールされてもよい。また、このコンピュータプログラムは、通信回路54を介して通信回線8からダウンロードされ、記憶部52にインストールされてもよい。
音声情報出力部53は、制御部55の制御によって音声情報の出力を行う。音声情報出力部53は、例えば携帯端末装置13の内蔵スピーカであってよい。
通信回路54は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線8に接続される。
制御部55は、通信処理部56、状態判定部57、表示制御部58、及び報知制御部59を備える。制御部55は、プロセッサ及びその周辺回路を備えており、記憶部52に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する通信処理部56、状態判定部57、表示制御部58、及び報知制御部59の処理を実施する。すなわち、コンピュータプログラムは、通信処理部56、状態判定部57、表示制御部58、及び報知制御部59の処理を制御部55に実行させる命令を含む。
通信処理部56は、通信回路54を介してセンタ装置10との間の通信処理を行う。例えば、通信処理部56は、センタ装置10から送信される業務情報を受信するための処理を行う。
状態判定部57は、対処員状態を判定する処理を行う。例えば、状態判定部57は、図4に示す行動入力画面30における対処員12の状態に関する情報の入力操作があった場合に、入力情報に基づいて対処員状態を判定してよい。例えば、状態判定部57は、対処員12が移動中であるか否かを対処員状態として判定してよい。
また例えば、状態判定部57は、通信処理部56によって対処指示を報知する業務情報を受信したか否か基づいて、対処員12が対処指示を受けたか否かを判定する。また例えば、状態判定部57は、対処員12が対処指示を受けた後に対処員12の状態が移動中に変化したか否かに基づいて、対処員12が対処指示に基づく移動中であるか否かを対処員状態として判定してよい。
また、例えば状態判定部57は、携帯端末装置13が備える図示しないGPS受信機の測位結果に基づいて、対処員12が対処指示に基づく移動中であるか否かを対処員状態として判定してよい。また、例えば状態判定部57は、対処指示を報知する業務情報の受信後に監視区域2に設置された無線機器との間で近距離通信が行われたか否かに基づいて対処員12が対処指示(すなわち、業務上の指示)に基づく移動中であるか否かを対処員状態として判定してよい。
また、例えば状態判定部57は、対処指示を報知する業務情報の受信後に車両15等の交通手段に設置された無線機器との間で近距離通信が行われたか否かに基づいて対処員12が対処指示に基づく移動中であるか否かを対処員状態として判定してよい。
表示制御部58は、表示部51に各種画面を表示する処理を行う。例えば表示制御部58は、図2の(a)に示すメニュー画面20を表示部51に表示し、対処員12が行動情報入力ボタン21を押下する操作を行うと、図4に示す行動入力画面30を表示部51に表示する。
報知制御部59は、通信処理部56によって受信された業務情報の内容を報知する音声情報の出力を制御する。報知制御部59は、対処員12が移動中であると状態判定部57が判定したか否かを判定する。対処員12が移動中であると状態判定部57が判定した場合に、報知制御部59は、業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53によって出力する。対処員12が移動中であると状態判定部57が判定しない場合に、報知制御部59は、業務情報の内容を報知する音声情報を出力しない。
例えば、報知制御部59は、対処員12が対処指示に基づく移動中であると状態判定部57が判定したか否かを判定する。対処員12が対処指示に基づく移動中であると状態判定部57が判定した場合に、報知制御部59は、業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53によって出力する。対処員12が対処指示に基づく移動中であると状態判定部57が判定しない場合に、報知制御部59は、業務情報の内容を報知する音声情報を出力しない。
業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53によって出力しない場合には、表示制御部58は、例えば図2の(b)に示すように業務情報23を表示部51にポップアップ表示する。なお、表示制御部58は、業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53によって出力する場合にも、音声情報の出力と並行して業務情報23を表示部51に表示してもよい。
報知制御部59は、例えば、テキスト情報である業務情報を音声合成機能により読み上げることにより業務情報を音声情報として出力してよい。この場合、業務情報のどの部分を読み上げるのかを予め定めて設定しておいてもよい。
また例えば、業務情報を知らせる音声情報のパターンを予め業務情報に対応付けて記憶部52に格納しておき、報知制御部59は、受信した業務情報に対応付けられたパターンを音声情報として出力してよい。また例えば、センタ装置10より業務情報を知らせる音声情報を含んだ業務情報に含めて送信し、報知制御部59は、業務情報に含まれる音声情報を出力してもよい。
なお、報知制御部59は、受信した業務情報の内容を報知する音声情報を出力した場合、その後に対処員状態が変化したと状態判定部57が判定するまで、この音声情報を所定の時間間隔で繰り返し出力してもよい。音声情報を所定の時間間隔で繰り返し出力することで、突然出力された音声情報を対処員12が聞き逃しても、対処員12は次の音声情報の出力を待ち構えて聞くことができる。このため、業務情報を報知する音声情報をより確実に対処員12に聞かせることができる。
(センタ装置10の構成)
次に、図7を参照してセンタ装置10の構成を説明する。センタ装置10は、例えば監視センタ9に設置された1又は複数のコンピュータで構成されている。センタ装置10は、操作部70と、表示部71と、記憶部72と、通信回路73と、制御部74を備える。
操作部70は、情報入力手段として機能し、センタ装置10を構成するコンピュータに含まれるキーボード、マウス、タッチペン、タッチパッド又はトラックボールや、表示部71の表示画面に設けられたタッチパネルなどを備えていてよい。
操作部70は、管制員11によるセンタ装置10への操作入力を受け付けるために使用される。例えば、操作部70は、異常発生時に対処員12による対処を指示する「対処指示操作」を受け付ける。例えば、対処員12に対して既に行った対処指示をキャンセルする場合に、操作部70は対処指示の「キャンセル操作」を受け付ける。また、例えば対処指示を行った対処員12の行き先を変更する場合に、操作部70は「行き先変更操作」を受け付ける。
表示部71は、表示手段として機能し、制御部74の制御によって各種の情報の表示を行う。表示部71には、例えば、異常発生や復旧を知らせる文字又は図形等の視覚情報や、異常が検知された監視区域2が表示されてよい。
記憶部72は、例えば、ROM及びRAMを備える。記憶部72は、不揮発性メモリ又はハードディスクドライブ装置を備えてもよい。記憶部72には、制御部74により実行されるコンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムの実行に必要なデータが記憶される。
通信回路73は、有線又は無線の通信インタフェースを備え、コネクタ又はアンテナを介して通信回線8に接続される。
制御部74は、通信処理部75と、業務情報生成部76を備える。制御部74は、プロセッサ及びその周辺回路を備えており、記憶部72に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する通信処理部75と、業務情報生成部76の処理を実施する。すなわち、コンピュータプログラムは、通信処理部75、及び業務情報生成部76の処理を制御部74に実行させる命令を含む。
通信処理部75は、通信回路73を介して警備装置7との通信処理と携帯端末装置13との通信処理を行う。例えば通信処理部75は、警備装置7から送信された異常信号及び復旧信号を受信する処理を行う。また、例えば通信処理部75は、監視区域2で発生した異常に関する上述の詳細情報や携行品情報である支援情報の生成に必要なセンサ4又は警備装置7のログ情報を警備装置7から収集する処理を行う。
業務情報生成部76は、管制員11による対処指示操作、キャンセル操作、及び行き先変更操作に応じて、それぞれ対処指示、対処指示のキャンセル及び行き先変更を報知する業務情報を生成する。また、業務情報生成部76は支援情報を業務情報として生成する。
通信処理部75は、業務情報生成部76により生成された業務情報を携帯端末装置13へ送信する処理を行う。
なお、センタ装置10は特許請求の範囲に記載の遠隔装置の一例である。対処員12は利用者の一例である。携帯端末装置13の通信処理部56は情報受信部の一例である。
(警備業務支援システムの動作)
次に、図8を参照して第1実施形態に係る警備業務支援システム1の動作例の全体を説明する。なお、図8の例では、対処指示のキャンセルを報知する業務情報が音声情報として出力される動作を説明する。しかし、対処員12が対処指示に基づく移動中に行き先変更を報知する業務情報及び支援情報を受信した場合も同様に、行き先変更を報知する業務情報及び支援情報を報知する音声情報を出力してよい。
警備装置7が異常を検知すると、ステップS1において警備装置7は異常信号をセンタ装置10へ送信する。ステップS2においてセンタ装置10は、異常の発生を知らせる視覚情報や異常が検知された監視区域2を表示部71に表示する。ステップS3においてセンタ装置10は、管制員11による対処指示操作を受け付ける。
ステップS4においてセンタ装置10は、例えば自社の事業所や詰め所で待機中の対処員12の携帯端末装置13へ対処指示を報知する業務情報を送信する。
ステップS5において携帯端末装置13は対処員状態を判定する。対処員12はこの時点で移動中でないため、ステップS6において携帯端末装置13は、業務情報の受信を視覚的に表示する。例えば、携帯端末装置13は、表示部51に図2の(b)に示すような対処指示を報知する業務情報23を表示する。
対処指示を受けた対処員12は、ステップS7において図4に示す行動入力画面30において対処員12の行動状態を入力する。すなわち、対処員12は、施設入力欄31に入力されていた情報を監視区域2の情報に変更してから、行動状態入力欄34に「出発」を入力する。携帯端末装置13は行動状態の入力を受け付ける。ステップS8において対処員12は、監視区域2への移動を開始する。
その後、対処員12が監視区域2に着く前に対処員12による対処作業以外の原因で監視区域2が正常状態に復旧すると、ステップS9において警備装置7は復旧信号をセンタ装置10へ送信する。ステップS10においてセンタ装置10は、監視区域2が正常状態に復帰したことを表示部71に表示する。ステップS11においてセンタ装置10は、管制員11によるキャンセル操作を受け付ける。
ステップS4においてセンタ装置10は、ステップS3の対処指示に基づく移動中の対処員12の携帯端末装置13へ対処指示のキャンセルを報知する業務情報を送信する。
ステップS13において携帯端末装置13は対処員状態を判定する。対処員12はこの時点で対処指示に基づく移動中であるため、ステップS14において携帯端末装置13は、キャンセルを報知する業務情報を音声情報として出力する。なお携帯端末装置13は、キャンセルを報知する音声情報の出力に加えて、業務情報の受信を視覚的に表示してもよい。
なお、ステップS1及びS9の動作は警備装置7の異常検知部44の動作に相当する。ステップS2及びS10の動作はセンタ装置10の表示部71の動作に相当する。ステップS3及びS11の動作はセンタ装置10の操作部70の動作に相当する。ステップS4及びS12の動作はセンタ装置10の通信処理部75及び業務情報生成部76の動作に相当する。ステップS5及びS13の動作は携帯端末装置13の状態判定部57の動作に相当する。ステップS6の動作は携帯端末装置13の表示制御部58の動作に相当する。ステップS7の動作は携帯端末装置13の操作部50の動作に相当する。ステップS14の動作は携帯端末装置13の報知制御部59の動作に相当する。
(第1実施形態の携帯端末装置による処理)
次に、図9を参照して第1実施形態に係る携帯端末装置13が業務情報を受信する際の処理について説明する。
ステップS20において状態判定部57は、対処員状態が、対処指示を受け付けた後の移動中の状態か否か、すなわち対処指示に基づく移動中であるか否かを判定する。対処員状態が対処指示に基づく移動中でない場合(ステップS20:N)に処理はステップS21へ進む。対処員状態が対処指示に基づく移動中である場合(ステップS20:Y)に処理はステップS22へ進む。
ステップS21において表示制御部58は、表示部51において業務情報の受信を報知する。例えば表示制御部58は、図2の(b)に示すような対処指示を報知する業務情報23を表示部51に表示する。その後に業務情報を受信した際の処理は終了する。
ステップS22において報知制御部59は、受信した業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53によって出力する。ステップS23において報知制御部59は、音声情報の送信間隔を計時するためのタイマを動作させることにより、直前の音声情報出力時点からの経過時間の測定を開始する。
ステップS24において報知制御部59は、了解ボタン26を押下する対処員12による了解操作を操作部50が受け付けたか否かを判定する。了解操作を操作部50が受け付けた場合(ステップS24:Y)に処理は終了する。了解操作を操作部50が受け付けていない場合(ステップS24:N)に処理はステップS25へ進む。
ステップS25において状態判定部57は、対処員状態が変化したか否かを判断する。例えば、状態判定部57は図4に示す行動入力画面30において対処員12の行動状態の新たな入力があった場合に対処員状態が変化したと判定する。
対処員状態が変化した場合(ステップS25:Y)に処理は終了する。対処員状態がまだ変化していない場合(ステップS25:N)に処理はステップS26へ進む。
ステップS26において報知制御部59は、直前の音声情報出力時点から所定の時間が経過したか否かを判定する。直前の音声情報の出力時点からまだ所定の時間が経過していない場合(ステップS26:N)に処理はステップS24に戻る。直前の音声情報の出力時点から所定の時間が経過した場合(ステップS26:Y)に処理はステップS22に戻る。これにより、報知制御部59は、受信した業務情報の内容を報知する音声情報を出力してから対処員状態が変化したと状態判定部57が判定するまで、この音声情報を所定の時間間隔で繰り返し出力することができる。
(第1実施形態の効果)
(1)携帯端末装置13の状態判定部57は、携帯端末装置13を所持する対処員12の対処員状態を判定する。報知制御部59は、対処員12が対処指示に基づく移動中である判定した場合に、センタ装置10から受信した業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53によって出力する。このため、移動中の対処員12は携帯端末装置13を操作せずに且つ携帯端末装置13を見なくても業務情報の内容を聞くことができるので、携帯端末装置13を介して報知される業務情報の知得がより容易になる。
(2)報知制御部59は、受信した業務情報の内容を報知する音声情報を出力してから対処員状態が変化したと状態判定部57が判定するまで、この音声情報を所定の時間間隔で繰り返し出力する。このため、突然出力された音声情報を対処員12が聞き逃しても、対処員12は次の音声情報の出力を待ち構えて聞くことができる。したがって、業務情報を報知する音声情報をより確実に対処員12に聞かせることができる。また、所定の時間間隔で繰り返すことにより次の出力がいつ始まるのか予測が容易になるため、音声情報の開始部分が聞き取りやすくなる。
(第1変形例)
業務情報の内容を報知する音声情報を出力することで、移動中の対処員12が携帯端末装置13を操作して業務情報を参照することが困難な場合にも業務情報を容易に知らせることができる一方で、対処員12以外の第三者に業務情報を聞かれる恐れがある。例えば、対処員12に知らせる業務情報は警備上の情報を含んでいることがあるため、業務情報の内容を常に音声報知すること情報漏洩の観点から好ましくない。
このため、第1実施形態の第1変形例の携帯端末装置13は、センタ装置10から受信した業務情報が対処員12の行き先に関する行き先関連情報である場合に行き先関連情報の内容を報知する音声情報を出力する。受信した業務情報が対処員12の行き先に関する行き先関連情報でない場合(例えば業務情報が支援情報である場合)には、業務情報の内容を報知する音声情報を出力しない。
図10を参照する。第1実施形態の第1変形例に係る携帯端末装置13は、図6を参照して説明した携帯端末装置13と類似の構成を有しており、同一の構成要素には同じ参照符号を使用する。
携帯端末装置13は、行き先関連情報検出部60を備える。制御部55は、記憶部52に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する行き先関連情報検出部60の処理を実施する。すなわち、コンピュータプログラムは、行き先関連情報検出部60の処理を制御部55に実行させる命令を含む。
行き先関連情報検出部60は、通信処理部56により受信された業務情報が行き先関連情報であるか否かを判定する。例えば、行き先関連情報であることを示すフラグ情報を付してセンタ装置10から送信し、このフラグ情報の有無に基づき判定してよい。
報知制御部59は、対処員12が対処指示に基づく移動中であると状態判定部57が判定し且つ業務情報が行き先関連情報であると行き先関連情報検出部60が判定する場合に行き先関連情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53によって出力する。
報知制御部59は、対処員12が対処指示に基づく移動中であると状態判定部57が判定しないか又は業務情報が行き先関連情報であると行き先関連情報検出部60が判定しない場合に、行き先関連情報の内容を報知する音声情報を出力しない。
次に、第1実施形態の第1変形例の携帯端末装置13が業務情報を受信する際の処理について説明する。
図11を参照する。ステップS30及びS31の動作は、図9に示すステップS20及びS21の動作と同様である。ステップS32において行き先関連情報検出部60は、通信処理部56により受信された業務情報が行き先関連情報であるか否かを判定する。業務情報が行き先関連情報である場合(ステップS32:Y)に処理はステップS33へ進む。業務情報が行き先関連情報でない場合(ステップS32:N)に処理はステップS31へ進む。ステップS33〜S37の動作は、図9に示すステップS22〜S26の動作と同様である。
このように、業務情報が行き先関連情報でない場合に音声報知しないことにより、行き先関連情報以外の情報が対処員12以外の第三者に聞かれることを防止することができる。このため、行き先関連情報以外の情報の特定の情報(例えば警備上の情報)が第三者に漏洩することを防止できる。
なお、報知制御部59は、行き先関連情報のうち、対処員12の行き先の変更を報知する音声情報を出力し、対処員12の行き先そのものを報知する音声情報の出力を禁止してもよい。対処員12の行き先の変更を報知する情報とは、例えば、図3の(a)に示す対処指示のキャンセルを報知する情報や、図3の(b)に示す行き先変更を報知する業務情報である。対処員12の行き先そのものを報知する情報は、例えば図2の(b)、図3の(a)、及び図3の(b)に示す監視区域2に関する情報や監視区域2の利用者である顧客に関する情報を含んでよい。このように、対処員12の行き先そのものを報知する音声情報の出力を禁止することにより、音声報知に伴う情報漏洩を必要最低限にとどめることができる。
(第2変形例)
対処員12の移動手段が車両15である場合、特に車両15が警備会社など警備業務支援システム1により業務を提供する法人により所有されまたは使用される車両である場合には、業務情報の内容を報知する音声情報を出力しても第三者に聞かれる恐れは少ない。
このため、第1実施形態の第2変形例の報知制御部59は、対処員12が移動中であり且つ対処員12の移動手段が車両15であると状態判定部57が判定した場合に、通信処理部56により受信された業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53によって出力する。
一方で報知制御部59は、対処員12が移動中でない又は対処員12の移動手段が車両15でないと状態判定部57が判定した場合に、業務情報の内容を報知する音声情報を出力しない。このように、対処員12の移動手段が車両15でない場合に業務情報を音声報知しないことにより、対処員12の移動中に業務情報が第三者に聞かれることを防止することができる。このため、例えば警備上の情報を含んだ業務情報が第三者に漏洩することを防止できる。
(第3変形例)
対処員12の移動手段が車両15以外の手段(例えば公共交通機関や徒歩)であっても、携帯端末装置13に接続されたイヤホン又はヘッドホンから業務情報の内容を報知すれば第三者に聞かれる恐れは少ない。
このため、第1実施形態の第3変形例の携帯端末装置13は、これらイヤホンやヘッドホンなどの身体耳部に装着される耳用音響装置が携帯端末装置13に接続されているか否かを判定し、イヤホン及びヘッドホンの何れか一方が携帯端末装置13に接続されている場合に、業務情報の内容を報知する音声情報をイヤホン及びヘッドホンの何れか一方によって出力する。イヤホン及びヘッドホンの何れも携帯端末装置13に接続されていない場合に、業務情報の内容を報知する音声情報を出力しない。
図12を参照する。第1実施形態の第3変形例に係る携帯端末装置13は、図6を参照して説明した携帯端末装置13と類似の構成を有しており、同一の構成要素には同じ参照符号を使用する。
携帯端末装置13は、携帯端末装置13の内蔵される音声出力部61と、携帯端末装置13の外部に設けられた(すなわち、携帯端末装置13とは別体の)イヤホン及びヘッドホンなどの耳用音響装置である音声情報出力部53を携帯端末装置13へ有線又は無線により接続する接続部62を備える。
制御部55は、接続部62を介して音声情報出力部53が携帯端末装置13に接続されているか否かを判定する。音声情報出力部53が携帯端末装置13に接続されていない場合には、制御部55は、音声出力部61から音声情報を出力する。音声情報出力部53が携帯端末装置13に接続されている場合には、制御部55は、音声出力部61からの音声情報の出力を停止する。
報知制御部59は、対処員12が移動中であると状態判定部57が判定し、且つ音声情報出力部53が携帯端末装置13に接続されている場合に、通信処理部56により受信された業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53によって出力する。
一方で、報知制御部59は、対処員12が移動中でないと状態判定部57が判定するか、音声情報出力部53が携帯端末装置13に接続されていない場合に、通信処理部56により受信された業務情報の内容を報知する音声情報を出力しない。
このように、業務情報の内容をイヤホン又はヘッドホンから出力することによって、対処員12の車両15以外の移動手段で移動中であっても業務情報が対処員12以外の第三者に聞かれることを防止することができる。このため、例えば警備上の情報を含んだ業務情報が第三者に漏洩することを防止できる。
なお、第1変形例と第2変形例を組み合わせてもよく、第1変形例と第3変形例を組み合わせてもよく、第2変形例と第3変形例を組み合わせてもよく、第1変形例〜第3変形例を組み合わせてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、業務情報の内容を音声情報として報知するか否かをセンタ装置10側で制御する。
図13を参照する。第2実施形態に係るセンタ装置10は、第1実施形態に係るセンタ装置10と類似の構成を有しており同一の構成要素には同じ参照符号を使用する。制御部74は、対処員状態判定部77と行き先関連情報検出部78を備える。
制御部74は、記憶部72に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する対処員状態判定部77と行き先関連情報検出部78の処理を実施する。すなわち、コンピュータプログラムは、対処員状態判定部77と行き先関連情報検出部78の処理を制御部74に実行させる命令を含む。
また、第2実施形態に係る携帯端末装置13は、第1実施形態に係る携帯端末装置13と類似の構成を有しており、第1実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を使用する。
第2実施形態に係る携帯端末装置13の状態判定部57が対処員状態を判定すると、通信処理部56は、判定された対処員状態を示す対処員状態情報をセンタ装置10へ送信するための処理を行う。
第2実施形態に係るセンタ装置10の通信処理部75は、携帯端末装置13から送信される対処員状態情報を受信する処理を行う。通信処理部75は、対処員状態情報を受信すると、対処員状態情報を記憶部72に格納する。
対処員状態判定部77は、携帯端末装置13から受信した対処員状態情報に応じて、対処員12が移動中であるか否かを判定する。例えば、対処員状態判定部77は、対処指示を送信した対処員12の対処員状態が移動中に変わった場合に、対処員12が対処指示に基づく移動中であると判定してもよい。
行き先関連情報検出部78は、業務情報生成部76により生成された業務情報が行き先関連情報であるか否かを判定する。
通信処理部75は、対処員12が移動中であると対処員状態判定部77が判定し且つ業務情報が行き先関連情報であると行き先関連情報検出部78が判定する場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置13へ送信する。通信処理部75は、対処員12が対処指示に基づく移動中であると対処員状態判定部77が判定し且つ業務情報が行き先関連情報であると行き先関連情報検出部78が判定する場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置13へ送信してもよい。
例えば、通信処理部75は、音声報知可能な情報であることを示すフラグを業務情報に含めることにより、業務情報を音声報知可能な情報に指定してよい。また、例えば、通信処理部75は、業務情報と別に、業務情報が音声報知可能な情報であることを示す信号を携帯端末装置13に送信することにより、業務情報を音声報知可能な情報に指定してよい。また、例えば、通信処理部75は、業務情報の内容を報知する音声情報を含んだ業務情報を送信することにより、業務情報を音声報知可能な情報に指定してよい。
一方で通信処理部75は、対処員12が移動中であると対処員状態判定部77が判定しないか業務情報が行き先関連情報であると行き先関連情報検出部78が判定しない場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定せずに携帯端末装置13へ送信する。通信処理部75は、対処員12が対処指示に基づく移動中であると対処員状態判定部77が判定しないか業務情報が行き先関連情報であると行き先関連情報検出部78が判定しない場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定せずに携帯端末装置13へ送信してもよい。
なお、通信処理部75は、行き先関連情報のうち、対処員12の行き先の変更を報知する行き先関連情報を音声報知可能な情報に指定し、対処員12の行き先そのものを報知する行き先関連情報を音声報知可能な情報に指定せずに送信してもよい。
携帯端末装置13の報知制御部59は、通信処理部56が受信した業務情報が音声報知可能な情報に指定されている場合に、業務情報の内容を報知する音声情報を音声情報出力部53により出力する。報知制御部59は、業務情報が音声報知可能な情報に指定されていない場合に業務情報の内容を報知する音声情報を出力しない。
なお、携帯端末装置13の通信処理部56は、特許請求の範囲に記載の第1通信部の一例である。センタ装置10の通信処理部75は、第2通信部及び情報送信部の一例である。対処員状態判定部77は、利用者状態判定部の一例である。対処員状態情報は利用者状態情報の一例である。
次に、図14を参照して第2実施形態に係る警備業務支援システム1の動作例の全体を説明する。なお、図14の例では、対処指示のキャンセルを報知する業務情報が音声情報として出力される動作を説明する。しかし、対処員12が対処指示に基づく移動中に行き先変更を報知する業務情報を受信した場合も同様に、行き先変更を報知する業務情報を報知する音声情報を出力してよい。
ステップS40において携帯端末装置13は対処員状態を判定する。対処員12はこの時点で移動中でないため、ステップS41において携帯端末装置13は、対処員12が移動中でないことを示す対処員状態情報をセンタ装置10に送信する。センタ装置10は、受信した対処員状態情報を記憶部72に格納する。
ステップS42〜S44の動作は図8に示すステップS1〜S3の動作と同様である。
ステップS45においてセンタ装置10は、ステップS41で受信した対処員状態情報に基づいて対処員12が移動中でないと判定する。この結果、対処指示を報知する業務情報を音声報知可能な情報に指定せずに送信する。
ステップS46において携帯端末装置13は、受信した業務情報が音声報知可能な情報に指定されていないため、業務情報の受信を視覚的に表示する。例えば、携帯端末装置13は、表示部51に図2の(b)に示すような対処指示を報知する業務情報23を表示する。
対処指示を受けた対処員12は、ステップS47において図4に示す行動入力画面30において対処員12の行動状態を入力する。すなわち、対処員12は、施設入力欄31に入力されていた情報を監視区域2の情報に変更してから、行動状態入力欄34に「出発」を入力する。この結果、ステップS48において携帯端末装置13は、対処員12が移動中であると判定する。ステップS49において携帯端末装置13は、対処員12が移動中であることを示す対処員状態情報をセンタ装置10に送信する。センタ装置10は、受信した対処員状態情報を記憶部72に格納する。
ステップS50〜S53の動作は、図8に示すステップS8〜S11の動作と同様である。
ステップS54においてセンタ装置10は、ステップS49で受信した対処員状態情報に基づいて対処員12が移動中であると判定する。また、センタ装置10は、携帯端末装置13へ送信する業務情報が対処指示をキャンセルする行き先関連情報であると判定する。この結果、対処指示を報知する業務情報を音声報知可能な情報に指定して送信する。
ステップS55において携帯端末装置13は、受信した業務情報が音声報知可能な情報に指定されているため、キャンセルを報知する業務情報を音声情報として出力する。なお携帯端末装置13は、キャンセルを報知する音声情報の出力に加えて、業務情報の受信を視覚的に表示してもよい。
なお、ステップS40及びS48の動作は携帯端末装置13の状態判定部57の動作に相当する。ステップS41及びS49の動作は携帯端末装置13の通信処理部56の動作に相当する。ステップS45及びS54の動作はセンタ装置10の通信処理部75、対処員状態判定部77及び行き先関連情報検出部78の処理に相当する。ステップS46の動作は、携帯端末装置13の表示制御部58及び報知制御部59の動作に相当する。ステップS47の動作は、携帯端末装置13の操作部50の動作に相当する。ステップS55の動作は、携帯端末装置13の報知制御部59の動作に相当する。
次に、図15を参照して第2実施形態に係るセンタ装置10が業務情報を送信する際の処理について説明する。
ステップS60において、対処員状態判定部77は、対処員状態が、対処指示を受け付けた後の移動中の状態か否か、すなわち対処指示に基づく移動中であるか否かを判定する。対処員状態が対処指示に基づく移動中でない場合(ステップS60:N)に処理はステップS61へ進む。対処員状態が対処指示に基づく移動中である場合(ステップS60:Y)に処理はステップS62へ進む。
ステップS61において通信処理部75は、音声報知可能な情報に指定せずに業務情報を携帯端末装置13へ送信する。その後に業務情報の送信処理は終了する。
ステップS62において行き先関連情報検出部78は、携帯端末装置13へ送信する業務情報が行き先関連情報であるか否かを判定する。業務情報が行き先関連情報でない場合(ステップS62:N)に処理はステップS61へ進む。業務情報が行き先関連情報である場合(ステップS62:Y)に処理はステップS6へ進む。
ステップS6において通信処理部75は、音声報知可能な情報に指定して業務情報を携帯端末装置13へ送信する。その後に業務情報の送信処理は終了する。
次に、図16を参照して第2実施形態に係る携帯端末装置13が業務情報を受信する際の処理について説明する。
ステップS70において報知制御部59は、通信処理部56が受信した業務情報が音声報知可能な情報に指定されているか否かを判定する。業務情報が音声報知可能な情報に指定されている場合(ステップS70:Y)に処理はステップS72へ進む。業務情報が音声報知可能な情報に指定されていない場合(ステップS70:N)に処理はステップS71へ進む。
ステップS71〜S76の動作は、図9に示すステップS21〜S26の動作と同様である。
(第2実施形態の効果)
(1)第2実施形態のセンタ装置10の通信処理部75は、対処員12が移動中である場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置13へ送信する。一方で通信処理部75は、対処員12が移動中でない場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定せずに携帯端末装置13へ送信する。このため、移動中の対処員12は携帯端末装置13を操作せずに且つ携帯端末装置13を見なくても業務情報の内容を聞くことができるので、携帯端末装置13を介して報知される業務情報の知得がより容易になる。
(2)第2実施形態のセンタ装置10の通信処理部75は、対処員12が移動中であり業務情報が行き先関連情報である場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置13へ送信する。一方で通信処理部75は、対処員12が移動中でないか業務情報が行き先関連情報でない場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定せずに携帯端末装置13へ送信する。このため、行き先関連情報以外の情報が対処員12以外の第三者に聞かれることを防止することができる。このため、行き先関連情報以外の情報の特定の情報(例えば警備上の情報)が第三者に漏洩することを防止できる。
(第1変形例)
第2実施形態の第1変形例のセンタ装置10において行き先関連情報検出部78を省略してもよい。通信処理部75は、業務情報が行き先関連情報であるか否かに関わらず、業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置13へ送信してもよい。例えば、監視区域2にて対処員12が異常に対処する作業の作業支援に関する支援情報であっても音声報知可能な情報に指定してよい。
すなわち第1変形例のセンタ装置10の通信処理部75は、対処員12が移動中であると対処員状態判定部77が判定した場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置13へ送信する。また、通信処理部75は、対処員12が移動中であると対処員状態判定部77が判定しない場合に業務情報を音声報知可能な情報に指定せずに携帯端末装置13へ送信する。
(第2変形例)
第2実施形態の第2変形例の通信処理部75は、対処員12が移動中であり且つ対処員12の移動手段が車両15であると対処員状態判定部77が判定した場合に、業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置13へ送信する。また、通信処理部75は、対処員12が移動中でない又は対処員12の移動手段が車両15でないと対処員状態判定部77が判定した場合に、業務情報を音声報知可能な情報に指定せずに携帯端末装置13へ送信する。このように、対処員12の移動手段が車両15でない場合に業務情報を音声報知しないことにより、対処員の移動中に業務情報が第三者に聞かれることを防止することができる。このため、例えば警備上の情報を含んだ業務情報が第三者に漏洩することを防止できる。
(第3変形例)
第2実施形態の第3変形例の携帯端末装置13は、図12に示した携帯端末装置13と同様の構成を有する。制御部55は、携帯端末装置13の外部に設けられたイヤホン及びヘッドホンの何れか一方である音声情報出力部53が接続部62を介して携帯端末装置13に接続されているか否かを判定する。通信処理部56は、音声情報出力部53が携帯端末装置13に接続されているか否かを示す判定結果信号をセンタ装置10へ送信する。
第2実施形態の第3変形例の通信処理部75は、対処員12が移動中であると対処員状態判定部77が判定し且つ音声情報出力部53が携帯端末装置13に接続されている場合に、業務情報を音声報知可能な情報に指定して携帯端末装置13へ送信する。また、通信処理部75は、対処員12が移動中でないと対処員状態判定部77が判定するか、音声情報出力部53が携帯端末装置13に接続されていない場合に、業務情報を音声報知可能な情報に指定せずに携帯端末装置13へ送信する。
このように、業務情報の内容をイヤホン又はヘッドホンから出力することによって、対処員12の車両15以外の移動手段で移動中であっても業務情報が対処員12以外の第三者に聞かれることを防止することができる。このため、例えば警備上の情報を含んだ業務情報が第三者に漏洩することを防止できる。
なお、第1変形例と第2変形例を組み合わせてもよく、第1変形例と第3変形例を組み合わせてもよく、第2変形例と第3変形例を組み合わせてもよく、第1変形例〜第3変形例を組み合わせてもよい。
1 警備業務支援システム、2a〜2c 監視区域、4a〜4c センサ、7a〜7c 警備装置、8 通信回線、9 監視センタ、10 センタ装置、11 管制員、12a〜12b 対処員、13a〜13b 携帯端末装置、40 入出力インタフェース、41 記憶部、42 通信回路、43 制御部、44 異常検知部、50 操作部、51 表示部、52 記憶部、53 音声情報出力部、54 通信回路、55 制御部、66 通信処理部、57 状態判定部、58 表示制御部、59 報知制御部、60 行き先関連情報検出部、61 音声出力部、62 接続部、70 操作部、71 表示部、72 記憶部、73 通信回路、74 制御部、75 通信処理部、76 業務情報生成部、77 対処員状態判定部、78 行き先関連情報検出部

Claims (8)

  1. 遠隔装置と通信する携帯端末装置であって、
    前記携帯端末装置を所持する利用者の状態を判定する状態判定部と、
    前記遠隔装置から業務情報を受信する情報受信部と、
    音声情報を出力する音声情報出力部と、
    前記情報受信部により受信された前記業務情報が前記利用者の行き先に関する行き先関連情報であるか否かを判定する行き先関連情報検出部と、
    前記利用者が移動中であると前記状態判定部が判定した場合に、前記情報受信部により受信した前記業務情報の内容を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力する報知制御部と、
    を備え、
    前記報知制御部は、前記利用者が移動中であると前記状態判定部が判定し且つ前記業務情報が前記行き先関連情報であると前記行き先関連情報検出部が判定する場合に前記行き先関連情報の内容を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力し、前記利用者が移動中であると前記状態判定部が判定しないか又は前記業務情報が前記行き先関連情報であると前記行き先関連情報検出部が判定しない場合に前記業務情報の内容を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力しない、ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記報知制御部は、前記利用者の行き先の変更を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力し、前記利用者の行き先そのものを報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力しないことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 遠隔装置と通信する携帯端末装置であって、
    前記携帯端末装置を所持する利用者の状態を判定する状態判定部と、
    前記遠隔装置から業務情報を受信する情報受信部と、
    音声情報を出力する音声情報出力部と、
    前記利用者が移動中であると前記状態判定部が判定した場合に、前記情報受信部により受信した前記業務情報の内容を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力する報知制御部と、
    を備え、
    前記報知制御部は、前記利用者が移動中であり且つ前記利用者の移動手段が車両であると前記状態判定部が判定した場合に、前記情報受信部により受信された前記業務情報の内容を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力し、前記利用者が移動中でない又は前記利用者の移動手段が車両でないと前記状態判定部が判定した場合に、前記業務情報の内容を報知する音声情報を出力しないことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 遠隔装置と通信する携帯端末装置であって、
    前記携帯端末装置を所持する利用者の状態を判定する状態判定部と、
    前記遠隔装置から業務情報を受信する情報受信部と、
    音声情報を出力する音声情報出力部と、
    耳用音響装置を前記音声情報出力部として前記携帯端末装置に接続する接続部と、
    前記利用者が移動中であると前記状態判定部が判定した場合に、前記情報受信部により受信した前記業務情報の内容を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力する報知制御部と、
    を備え、
    前記報知制御部は、前記利用者が移動中であると前記状態判定部が判定し、且つ前記耳用音響装置が前記携帯端末装置に接続されている場合に、前記情報受信部により受信された前記業務情報の内容を報知する音声情報を前記耳用音響装置によって出力し、前記利用者が移動中でないと前記状態判定部が判定するか又は前記耳用音響装置が前記携帯端末装置に接続されていない場合に、前記業務情報の内容を報知する音声情報を出力しないことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 前記報知制御部は、前記業務情報の内容を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力してから前記利用者の状態が変化したと前記状態判定部が判定するまで、前記業務情報の内容を報知する音声情報の出力を繰り返すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
  6. 音声情報を出力する音声情報出力部を備える携帯端末装置における情報提示を制御するためのプログラムであって、
    前記携帯端末装置に、
    前記携帯端末装置を所持する利用者の状態を判定する判定処理と、
    遠隔装置から業務情報を受信する受信処理と、
    前記受信処理により受信された前記業務情報が前記利用者の行き先に関する行き先関連情報であるか否かを判定する行き先関連情報検出処理と、
    前記判定処理にて前記利用者が移動中であると判定し且つ前記行き先関連情報検出処理にて前記業務情報が前記行き先関連情報であると判定する場合に前記行き先関連情報の内容を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力し、前記判定処理にて前記利用者が移動中であると判定しないか又は前記行き先関連情報検出処理にて前記業務情報が前記行き先関連情報であると判定しない場合に前記行き先関連情報の内容を報知する音声情報を前記音声情報出力部によって出力しない処理と、
    を実行させる命令を含むことを特徴とするプログラム。
  7. 携帯端末装置と、前記携帯端末装置と通信する遠隔装置と、を備える業務支援システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    前記携帯端末装置を所持する利用者の状態を判定する状態判定部と、
    判定された前記利用者の状態を示す利用者状態情報を前記遠隔装置へ送信し、前記遠隔装置から業務情報を受信する第1通信部と、
    前記第1通信部が受信した前記業務情報が音声報知可能な情報に指定されている場合に、前記業務情報の内容を報知する音声情報を出力する音声情報出力部と、を備え、
    前記遠隔装置は、
    前記利用者状態情報に基づき前記利用者が移動中であるか否かを判定する利用者状態判定部と、
    前記業務情報が前記利用者の行き先に関する行き先関連情報であるか否かを判定する行き先関連情報検出部と、
    前記利用者が移動中であると前記利用者状態判定部が判定し且つ前記業務情報が前記行き先関連情報であると前記行き先関連情報検出部が判定した場合に、前記業務情報を音声報知可能な情報に指定して前記携帯端末装置へ送信し、前記利用者が移動中であると前記利用者状態判定部が判定しないか又は前記業務情報が前記行き先関連情報であると前記行き先関連情報検出部が判定しない場合に前記業務情報を音声報知可能な情報に指定しないで前記携帯端末装置へ送信する第2通信部と、を備えることを特徴とする業務支援システム。
  8. 携帯端末装置と通信する遠隔装置であって、
    前記携帯端末装置を所持する利用者が移動中であるか否かを判定する利用者状態判定部と、
    前記携帯端末装置へ送信する業務情報が前記利用者の行き先に関する行き先関連情報であるか否かを判定する行き先関連情報検出部と、
    前記利用者が移動中であると前記利用者状態判定部が判定し且つ前記業務情報が前記行き先関連情報であると前記行き先関連情報検出部が判定した場合に、前記業務情報を音声報知可能な情報に指定して前記携帯端末装置へ送信し、前記利用者が移動中であると前記利用者状態判定部が判定しないか又は前記業務情報が前記行き先関連情報であると前記行き先関連情報検出部が判定しない場合に前記業務情報を音声報知可能な情報に指定しないで前記携帯端末装置へ送信する情報送信部と、
    を備えることを特徴とする遠隔装置。
JP2015211823A 2015-10-28 2015-10-28 携帯端末装置、プログラム、業務支援システム、及び遠隔装置 Active JP6697243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015211823A JP6697243B2 (ja) 2015-10-28 2015-10-28 携帯端末装置、プログラム、業務支援システム、及び遠隔装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015211823A JP6697243B2 (ja) 2015-10-28 2015-10-28 携帯端末装置、プログラム、業務支援システム、及び遠隔装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017085349A JP2017085349A (ja) 2017-05-18
JP6697243B2 true JP6697243B2 (ja) 2020-05-20

Family

ID=58711362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015211823A Active JP6697243B2 (ja) 2015-10-28 2015-10-28 携帯端末装置、プログラム、業務支援システム、及び遠隔装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6697243B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7363689B2 (ja) 2020-07-15 2023-10-18 トヨタ自動車株式会社 通信端末及び救護システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005130365A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Casio Comput Co Ltd 携帯端末装置及びプログラム
US20110065428A1 (en) * 2009-09-16 2011-03-17 At&T Intellectual Property I, L.P Systems and methods for selecting an output modality in a mobile device
US8655965B2 (en) * 2010-03-05 2014-02-18 Qualcomm Incorporated Automated messaging response in wireless communication systems
JP6224387B2 (ja) * 2013-09-09 2017-11-01 株式会社デンソー コンテンツ提供システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017085349A (ja) 2017-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101970631B1 (ko) 실시간 작업자 위치 및 설비 상태 추적 기반의 공정 안전 관리 시스템
JP6126778B2 (ja) 火災報知設備の支援システム
JP5260955B2 (ja) 異常検知支援システム
JP2008011038A (ja) 情報通知システム、情報通知方法、情報機器、及びプログラム
KR20190009482A (ko) 실시간 작업자 위치 및 신체 상태 추적 기반의 안전 관리 시스템
JP6422715B2 (ja) 警備システム及び警備方法
JP6174992B2 (ja) 携帯電子機器、制御方法、及び制御プログラム
JP2018048815A (ja) 斜面崩壊検出方法
JP2008293471A (ja) 侵入警告及び報告ネットワーク
JP6697243B2 (ja) 携帯端末装置、プログラム、業務支援システム、及び遠隔装置
JP7298693B2 (ja) 光ファイバセンシングシステム、光ファイバセンシング機器、及び無人機配置方法
JP4727448B2 (ja) 震災情報提供システム、地震監視局及び基地局
JP2010228877A (ja) エレベータの地震時監視システム
JP6713502B2 (ja) 警備システム及び警備方法
JP6517547B2 (ja) 携帯端末装置、プログラム、及び位置監視システム
JPH1188937A (ja) 無線通信システム、無線端末の位置検出方法及び記録媒体
JP6228254B2 (ja) 火災報知設備の支援システム
JP2016114994A (ja) 携帯端末、行動管理システム及び携帯端末用プログラム
JP2016110277A (ja) 作業支援システム、設定装置、設定方法及び設定プログラム
JP6654852B2 (ja) 警備業務支援システム及び遠隔装置
JP2017117472A (ja) 火災報知設備の支援システム
JP6112820B2 (ja) 通信装置、通信制御方法、通信制御プログラム及び通信システム
JP6669463B2 (ja) 警備業務支援システム、遠隔装置、携帯端末装置及びプログラム
JP6563770B2 (ja) 業務支援システム、遠隔装置、携帯端末装置及びプログラム
JP2019029033A (ja) 警備システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6697243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250