JP2016108920A - 遮蔽装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】巻取軸10の回転によって遮蔽材4を開閉させる遮蔽装置であって、遮蔽材4の自動移動速度を調整する速度調整部36を備え、速度調整部36は、粘性流体を収容するハウジングと、ハウジング内に収容され且つ巻取軸10の回転に伴って移動する移動部材とを備え、且つ移動部材の移動に伴って移動部材が粘性流体から受ける抵抗力が変化するように構成される。
【選択図】図1
Description
好ましくは、前記速度調整部は、前記ハウジング内で前記移動部材が前記遮蔽材の開閉範囲と連動して一定範囲内で繰り返し往復相対移動可能となっており、前記移動部材が前記粘性流体から受ける抵抗力が前記一定範囲内での存在位置により変化するように構成される。
好ましくは、前記速度調整部は、前記遮蔽材の開閉範囲における駆動トルクの最低位置が前記一定範囲内での前記抵抗力の最低位置となるように構成される。
好ましくは、前記速度調整部は、前記遮蔽材の開閉範囲における駆動トルクの最大位置が前記一定範囲内での前記抵抗力の最大位置となるように構成される。
好ましくは、前記速度調整部は、前記移動部材の移動に伴って、前記粘性流体が前記移動部材を通過可能な流通路の断面積が変化するか、より大きい流通経路から迂回するか、又は前記流通路を構成する部材の少なくとも1つの弾性係数が変化するように構成される。
好ましくは、前記速度調整部は、前記遮蔽材を自動移動させる際に前記移動部材が第1方向に移動する際の前記粘性流体の流通抵抗が、第1方向とは反対向きの第2方向に移動する際の前記粘性流体の流通抵抗よりも大きくなるように構成される。
好ましくは、前記速度調整部は、前記移動部材の移動に伴って前記巻取軸の単位回転当たりの前記移動部材の移動距離が変化するように構成される。
好ましくは、前記速度調整部は、前記巻取軸の回転と前記移動部材の移動がリンクされているリンク状態と、前記巻取軸の回転と前記移動部材の移動がリンクされていない非リンク状態とが切り替え可能に構成されている。
好ましくは、前記移動部材の可動範囲の一部であるブレーキ力増大範囲において前記巻取軸に加えられるブレーキ力を増大させるブレーキ力増大手段が前記ハウジング内に設けられる。
好ましくは、前記ブレーキ力増大手段は、前記移動部材が前記ブレーキ力増大範囲内にあるときに前記移動部材との間にピストン構造を形成するように構成される。
好ましくは、前記ブレーキ力増大手段は、前記移動部材が前記ブレーキ力増大範囲内にあるときに前記巻取軸の回転に伴って回転することによって前記ブレーキ力を増大させる回転抵抗体である。
好ましくは、前記移動部材は、前記巻取軸の回転に伴って回転しながら移動するように構成され、前記回転抵抗体は、前記移動部材が前記ブレーキ力増大範囲内にあるときに前記移動部材に係合されることによって前記移動部材と共に回転するように構成される。
好ましくは、前記遮蔽材の開閉範囲と連動して前記移動部材が前記粘性流体から受ける抵抗力を生じさせる第1抵抗部と第2抵抗部を有し、第1抵抗部と第2抵抗部のうち少なくとも一方が前記遮蔽材の開閉範囲の中で前記粘性流体から受ける抵抗力を変化させるように構成されている。
好ましくは、前記速度調整部は、前記巻取軸に加わるトルクが所定の閾値を超えるか又は前記ハウジングの内圧が所定の閾値を超えると作動して、前記ハウジングの内圧を低減させる内圧リミッターを備える。
好ましくは、前記速度調整部は、前記巻取軸が前記遮蔽材の降下方向に回転しても前記移動部材が移動しない無移動領域を備え、前記移動部材が前記無移動領域にある状態で前記巻取軸が前記遮蔽材の上昇方向に回転すると前記巻取軸の回転に伴って前記移動部材が移動する。
好ましくは、前記遮蔽装置は、前記遮蔽材の自重によって前記巻取軸を回転させることによって、前記遮蔽材に一端が取着された昇降コードを前記巻取軸から巻き戻し、これによって、前記遮蔽材を自動降下させるように構成され、前記速度調整部は、前記遮蔽材の降下に伴って前記抵抗力が低下するように構成される。
好ましくは、前記巻取軸の回転に伴って前記移動部材と共に回転及び移動することによって前記移動部材に対して推力を付与する推力付与手段が前記ハウジング内に設けられる。
好ましくは、前記遮蔽装置は、付勢装置による付勢力によって前記巻取軸を回転させて前記遮蔽材を前記巻取軸に巻き取ることによって前記遮蔽材を自動上昇させるように構成され、前記速度調整部は、前記遮蔽材がその上限位置の近くにまで上昇されたときに前記抵抗力が上昇するように構成される。
図1〜図2に示す本発明の第1実施形態のプリーツスクリーンは、ヘッドボックス1からスクリーン4が吊下支持され、スクリーン4の下端にボトムレール5が取着されている。スクリーン4は、生地をジグザグ状に折り畳み可能としたものである。
・プリーツスクリーン以外にも、日射遮蔽材を自重降下させる逆特性の日射遮蔽装置(例:横型ブラインド、たくし上げカーテン)にも適用可能である。逆特性の日射遮蔽装置とは巻き戻すにつれて巻取軸に加わるトルクが減少するウィンドウカバリングである。また、遮蔽材の自重によって巻取軸に加えられるトルクが、巻取軸を回転駆動するための駆動トルクとなる。横型ブラインドの場合、ボトムレールに積層されたスラットが自重降下中に一枚づつラダーコードに乗る毎に巻取軸にかかるトルクが減少する。従って、巻取軸回転数と、遮蔽材の自重によって巻取軸に加わるトルクの関係は、図40(a)に示すグラフのようになる。最下段のスラットがラダーコードに乗りボトムレールが最下段のスラットとの間のラダーコードの縦糸が伸びるまで停止させず昇降コードが巻き戻すことができる許容範囲の最低ブレーキ力を広い隙間41及び粘度で定め、その条件でブラインド高さの上限付近の高い位置でブラインドの下降速度が所定速度以下となるよう狭い隙間41を定め、図40(b)に示すように、ブレーキ力−巻取軸回転数のグラフが、トルク−巻取軸回転数の傾斜に近似した傾斜となるようにハウジング37の内面をテーパ形状とすればよい。
・上記実施形態では、粘性流体としてオイルを用いたが、オイル以外の粘性流体を用いることも可能である。
図5を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、ワンウェイ機能(速度制御しない側への回転にはダンパトルクを発生させないか又は著しく減少させること)を備える点が異なる。具体的な部材としては、移動部材39が内部流通路43と弁部材44を備える点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図6を用いて、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、ハウジング37の内面37aがテーパ状になっておらず、別の手段によって、移動部材39の移動に伴うオイルの流通抵抗の変化を可能にしている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図7を用いて、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、先細り形状の固定軸49を用いてオイルの流通抵抗を変化させる点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図8を用いて、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、可動プレート39bを用いてオイルの流通抵抗を変化させる点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図9を用いて、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態は、第5実施形態に類似しており、可動突出部材39kを用いてオイルの流通抵抗を変化させる点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図10を用いて、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態は、第5実施形態に類似しており、磁力を用いてオイルの流通抵抗を変化させる点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
なお、移動部材39に磁性体を設け、ハウジング37にマグネットを設けてもよい。さらに、移動部材39とハウジング37の両方にマグネットを設けてもよい。移動部材39のマグネットとハウジング37のマグネットの間には、引力を働かせてよく、斥力を働かせてもよい。これらの間に引力を働かせる場合には、ハウジング37のマグネットをハウジング37の外周に配置する。また、移動部材39のマグネットとハウジング37のマグネットの間に斥力を働かせる場合には、ハウジング37のマグネットをハウジング37の内面に配置する。この場合、ハウジング37が斥力によって膨張することによって、移動部材39とハウジング37の間の隙間41が広げられて、オイルの流通抵抗が減少する。
図11を用いて、本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態は、第5実施形態に類似しており、ハウジング37に設けたオイル流通路37dを用いて移動部材39がオイルから受ける抵抗力を変化させる点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図12を用いて、本発明の第9実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、移動部材39が中心軸38に固定されている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図13を用いて、本発明の第10実施形態について説明する。本実施形態は、第9実施形態に類似しており、ワンウェイ機能(速度制御しない側への回転にはダンパトルクを発生させないか又は著しく減少させること)を備える点が異なる。以下、相違点を中心に説明する。
図14を用いて、本発明の第11実施形態について説明する。本実施形態では、第5実施形態に類似しており、溝53の形状が異なる点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図15を用いて、本発明の第12実施形態について説明する。本実施形態は、第8実施形態に類似しており、移動部材39の移動に伴って移動部材39の移動速度を変化させることによって、移動部材39がオイルから受ける抵抗力を変化させる点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図16を用いて、本発明の第13実施形態について説明する。本実施形態は、第8実施形態に類似しており、駆動軸12の回転が切替部材62を介して中心軸38に伝達される点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図18〜図19を用いて、本発明の第14実施形態について説明する。本実施形態の基本構成は、第13実施形態に類似しており、移動部材39の可動範囲の一部であるブレーキ力増大範囲において巻取軸10に加えられるブレーキ力を増大させるブレーキ力増大手段がハウジング37内に設けられている点が主な相違点である。本実施形態では、ブレーキ力増大手段は、移動部材39がブレーキ力増大範囲内にあるときに移動部材39との間にピストン構造を形成するように構成されている。
以下、相違点を中心に説明する。
図20の変形例1に示すように、(1)ハウジング37の内周径を先端側に向かって大きくし、全長にわたり徐々にブレーキ力を低減又は増大させることができる。(2)移動部材39の凹部39wの内周径を基端側に向け広くするように形成し、ブレーキ力増大範囲において徐々にブレーキ力を低減又は増大させることができる。(1)と(2)を組み合わせれば、ブレーキ力増大範囲から全長にわたり徐々にブレーキ力を低減又は増大させることができる。
図21の変形例2に示すように、中心軸38にフランジ72を設ける代わりに、筒状部材77をハウジング37内に配置し、筒状部材77と凹部39wとでピストン構造を構成してもよい。この場合でも上記実施形態と同様の作用効果が奏される。筒状部材77は、中心軸38に固定されてもよく、ハウジング37に固定されてもよく、移動部材39に対し相対移動可能に設けられていれば何れの部材に設けてもよい。 また、図22の変形例3に示すように、移動部材39に凹部39wを設ける代わりに、凸部39abを設け、ブレーキ力増大範囲において凸部39abがハウジング37の小径部37jに挿入されてピストン構造を形成してもよい。この場合でも上記実施形態と同様の作用効果が奏される。凸部39abとハウジング37の間にピストン構造を形成する代わりに、別の部材をハウジング37内に配置して、この部材と凸部39abの間にピストン構造を形成してもよい。
移動部材39との間にピストン構造を形成する部材は、巻取軸10の回転に伴って移動部材39が移動する際に移動部材39に対して相対移動する部材(移動しない部材、移動部材39とは異なる速度で又は異なる方向に移動する部材)であれば限定されない。
図23〜図24を用いて、本発明の第15実施形態について説明する。本実施形態の速度調整部36は、第14実施形態と同様に、ブレーキ力増大範囲において巻取軸10に加えられるブレーキ力を増大させるブレーキ力増大手段を備えるが、本実施形態では、ブレーキ力増大手段は、移動部材39がブレーキ力増大範囲内にあるときに巻取軸10の回転に伴って回転することによって巻取軸10に加えられるブレーキ力を増大させる回転抵抗体74で構成される。以下、詳細に説明する。
まず、図23に示す状態では、突起74c,39zが係合しているので、中心軸38の回転に伴って移動部材39と回転抵抗体74が一体回転しながら、移動部材39のみが図23(a)中の矢印X方向に移動する。この状態では、フランジ39yの外周面とハウジング37の内面37aの間のオイル流通による抵抗力に加えて、スクリュー74bの回転に伴う抵抗力が発生するので、巻取軸10に加えられるブレーキ力を増大される。
図25の変形例1に示すように、回転抵抗体74としては、スクリュー74bの代わりに、オイル中で回転して回転方向の抵抗を受ける羽74d(例:2枚)を備えるものを用いてもよい。
図26〜図27を用いて、本発明の第16実施形態について説明する。本実施形態の基本構成は、第15実施形態に類似しており、巻取軸10の回転に伴って移動部材39と共に回転及び移動すると共に移動部材39に対して推力を付与する推力付与手段がハウジング37内に設けられる点が主な相違点である。本実施形態では、推力付与手段は、移動部材39に設けられたスクリュー39aaである。
以下、相違点を中心に説明する。
まず、図26に示す状態では、中心軸38の回転に伴って移動部材39とスクリュー39aaが一体となって回転しながら、図26中の矢印X方向に移動する。この状態では、フランジ39yの外周面とハウジング37の内面37aの間のオイル流通による抵抗力が発生するが、スクリュー39aaの回転に伴う推力によって移動部材39が比較的スムーズに移動するので、低減されたブレーキ力が巻取軸10に加えられる。
図28の変形例1に示すように、移動部材39の可動範囲の一部である推力増大範囲において推力を増大させる推力増大手段として、ハウジング37に小径部37を設けてもよい。この場合、スクリュー39aaが推力増大範囲に到達するとスクリュー39aaの回転によって生じる推力が増大されるので、ブレーキ力がさらに低減される。
図29を用いて、本発明の第17実施形態について説明する。本実施形態の基本構成は、第1及び第8実施形態に類似しており、巻取軸10に加わるトルクが所定の閾値を超えると作動して、ハウジング37の内圧を低減させる内圧リミッターを備える点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
巻取軸10に図29(a)の矢印B方向(遮蔽材の降下方向)のトルクが加わると、そのトルクが駆動軸12及び中心軸38を通じて第1移動部材39baに伝達されて、第1移動部材39baに図29(d)の矢印B方向のトルクが加わる。第1移動部材39baは、加えられたトルクの大きさに応じて板バネ39bf1を弾性変形させた状態で、図29(a)の矢印X方向に移動する。第1移動部材39baは、板バネ39bf1が変形した分だけ、第2移動部材39caに対して相対回転し、その分だけ、貫通孔39bd1が貫通孔39cdに近づく。速度調整部36への許容トルク以内では貫通孔39ddが第1移動部材39baの基部39bjの閉鎖面により塞がれるので、軸方向へのオイルの移動がない。前述のように徐々に広がるテーパ状の内面37aによって徐々にブレーキ力が低下する。
・巻取軸10に過剰なトルクが加えられる事象としては、ユーザーが遮蔽材を無理に引き下げたり、ユーザーが遮蔽材に引っかかったりすることが挙げられる。これらの事象が生じた場合には、遮蔽材の降下方向の過剰なトルクが巻取軸10に加えられる。一方、遮蔽材の上昇方向に過剰なトルクが巻取軸10に加えられる事象は生じにくい。このため、板バネ39bf2及び貫通孔39bd2を省略して、所定の閾値を超える遮蔽材の降下方向のトルクが巻取軸10に加えられた場合に内圧リミッターが作動するように構成してもよい。この場合、規制突起39ceは、板バネ39bf1と、突起収容部39beの側壁によって挟持される。
・上述した形態以外であっても、ブレーキトルク発生方向への移動中に移動部材を開放可能な構成とし、過剰なトルクで開放状態とすれば、他の態様に置き換え可能である。
図30を用いて、本発明の第18実施形態について説明する。本実施形態は、内圧リミッターを備える点では第17実施形態に類似しているが、第17実施形態の内圧リミッターは、巻取軸10に加わるトルクが所定の閾値を超えると作動するのに対し、本実施形態の内圧リミッターは、ハウジング37の内圧が所定の閾値を超えると作動する点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
巻取軸10に図30(a)の矢印B方向(遮蔽材の降下方向)の許容トルクが加わると、そのトルクが駆動軸12及び中心軸38を通じて移動部材39に伝達されて、移動部材39が矢印X方向に移動し、移動部材外周とハウジング内周面間の隙間におけるオイルの流通抵抗によりブレーキ力を発生させ遮蔽装置を抑制された速度で動作させる。そのとき、移動部材39の進行方向側の収容空間40aでの内圧が上昇することになる。上昇した内圧によって弁37oに加えられる矢印X方向の力が、コイルスプリング37pによって弁37oに加えられる付勢力を上回ると、弁37oが矢印X方向に移動するが許容トルク以内では弁を開放させるまでには至らない。遮蔽材下降中、外力などにより許容トルク以上のトルクが速度調整部36の中心軸38に加わると、収容空間40aの内圧が所定の閾値を超え、第1開口部37lが開く位置にまで弁37oが移動し、第1開口部37l、オイル流通路37m及び第2開口部37nを通じたオイルの移動が可能になって、収容空間40a内の内圧が低減され過剰な圧力の発生が防止される。過剰な圧力が除去されればコイルスプリング37pの付勢力によって自動的に弁37oが閉鎖され許容トルク範囲内でのブレーキ力を発生し得る状態に復帰する。
・上述した形態以外であっても、ブレーキへの過剰なトルクが発生したとき加圧側収容部から減圧側収容部にオイルの流入を可能な開閉構造を備えた構成とすれば、他の態様に置き換え可能である。
図31〜図33を用いて、本発明の第19実施形態について説明する。本実施形態は、第5実施形態に類似しており、中心軸38に雄ねじ部38aがない部分(無ねじ部)38eが設けられている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
次に、図32(b)に示すように、ボトムレール5を最下限にまで降下させる。この際、巻取軸10の回転に伴って駆動軸12及び中心軸38が降下方向に回転するが、移動部材39は、すでに無ねじ部38eに配置されているので、中心軸38が回転されても、移動部材39は移動しない。
図34〜図38を用いて、本発明の第20実施形態について説明する。本実施形態では、ロールスクリーンのスクリーンを自動上昇させる際の上昇速度を調整するために速度調整部36を用いている。以下、詳細に説明する。
図39を用いて、本発明の第21実施形態について説明する。本実施形態では、第20実施形態と同様のロールスクリーンにおいて、ウェイトバー64aが上限近傍まで引き上げられたときに速度調整部36のブレーキ力を増大させるための別の構成を開示する。以下、詳細に説明する。
第1〜第19実施形態で開示した構成は、その趣旨に反しない限り、ロールスクリーンにも適用可能である。
4:スクリーン
5:ボトムレール
7:昇降コード
8:サポート部材
10:巻取軸
11:操作プーリー
12:駆動軸
13:ボールチェーン
21:伝達クラッチ
24:ストッパ装置
33:ピッチ保持コード
36:速度調整部
37:ハウジング
38:中心軸
39:移動部材
40:収容空間
41:隙間
Claims (18)
- 巻取軸の回転によって遮蔽材を開閉させる遮蔽装置であって、
前記遮蔽材の自動移動速度を調整する速度調整部を備え、
前記速度調整部は、粘性流体を収容するハウジングと、前記ハウジング内に収容され且つ前記巻取軸の回転に伴って移動する移動部材とを備え、且つ前記移動部材の移動に伴って前記移動部材が前記粘性流体から受ける抵抗力が変化するように構成される、遮蔽装置。 - 前記速度調整部は、前記ハウジング内で前記移動部材が前記遮蔽材の開閉範囲と連動して一定範囲内で繰り返し往復相対移動可能となっており、前記移動部材が前記粘性流体から受ける抵抗力が前記一定範囲内での存在位置により変化するように構成される、請求項1に記載の遮蔽装置。
- 前記速度調整部は、前記遮蔽材の開閉範囲における駆動トルクの最低位置が前記一定範囲内での前記抵抗力の最低位置となるように構成される、請求項2に記載の遮蔽装置。
- 前記速度調整部は、前記遮蔽材の開閉範囲における駆動トルクの最大位置が前記一定範囲内での前記抵抗力の最大位置となるように構成される、請求項2又は請求項3に記載の遮蔽装置。
- 前記速度調整部は、前記移動部材の移動に伴って、前記粘性流体が前記移動部材を通過可能な流通路の断面積が変化するか、より大きい流通経路から迂回するか、又は前記流通路を構成する部材の少なくとも1つの弾性係数が変化するように構成される、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記速度調整部は、前記遮蔽材を自動移動させる際に前記移動部材が第1方向に移動する際の前記粘性流体の流通抵抗が、第1方向とは反対向きの第2方向に移動する際の前記粘性流体の流通抵抗よりも大きくなるように構成される、請求項1〜請求項5の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記速度調整部は、前記移動部材の移動に伴って前記巻取軸の単位回転当たりの前記移動部材の移動距離が変化するように構成される、請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記速度調整部は、前記巻取軸の回転と前記移動部材の移動がリンクされているリンク状態と、前記巻取軸の回転と前記移動部材の移動がリンクされていない非リンク状態とが切り替え可能に構成されている、請求項1〜請求項7の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記移動部材の可動範囲の一部であるブレーキ力増大範囲において前記巻取軸に加えられるブレーキ力を増大させるブレーキ力増大手段が前記ハウジング内に設けられる、請求項1〜請求項8の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記ブレーキ力増大手段は、前記移動部材が前記ブレーキ力増大範囲内にあるときに前記移動部材との間にピストン構造を形成するように構成される、請求項9に記載の遮蔽装置。
- 前記ブレーキ力増大手段は、前記移動部材が前記ブレーキ力増大範囲内にあるときに前記巻取軸の回転に伴って回転することによって前記ブレーキ力を増大させる回転抵抗体である、請求項9又は請求項10に記載の遮蔽装置。
- 前記移動部材は、前記巻取軸の回転に伴って回転しながら移動するように構成され、
前記回転抵抗体は、前記移動部材が前記ブレーキ力増大範囲内にあるときに前記移動部材に係合されることによって前記移動部材と共に回転するように構成される、請求項11に記載の遮蔽装置。 - 前記遮蔽材の開閉範囲と連動して前記移動部材が前記粘性流体から受ける抵抗力を生じさせる第1抵抗部と第2抵抗部を有し、第1抵抗部と第2抵抗部のうち少なくとも一方が前記遮蔽材の開閉範囲の中で前記粘性流体から受ける抵抗力を変化させるように構成されている、請求項1〜請求項12の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記速度調整部は、前記巻取軸に加わるトルクが所定の閾値を超えるか又は前記ハウジングの内圧が所定の閾値を超えると作動して、前記ハウジングの内圧を低減させる内圧リミッターを備える、請求項1〜請求項13の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記速度調整部は、前記巻取軸が前記遮蔽材の降下方向に回転しても前記移動部材が移動しない無移動領域を備え、前記移動部材が前記無移動領域にある状態で前記巻取軸が前記遮蔽材の上昇方向に回転すると前記巻取軸の回転に伴って前記移動部材が移動する、請求項1〜請求項14の何れか1つに記載の遮蔽装置。
- 前記遮蔽装置は、前記遮蔽材の自重によって前記巻取軸を回転させることによって、前記遮蔽材に一端が取着された昇降コードを前記巻取軸から巻き戻し、これによって、前記遮蔽材を自動降下させるように構成され、
前記速度調整部は、前記遮蔽材の降下に伴って前記抵抗力が低下するように構成される、請求項1〜請求項15の何れか1つに記載の遮蔽装置。 - 前記巻取軸の回転に伴って前記移動部材と共に回転及び移動することによって前記移動部材に対して推力を付与する推力付与手段が前記ハウジング内に設けられる、請求項16に記載の遮蔽装置。
- 前記遮蔽装置は、付勢装置による付勢力によって前記巻取軸を回転させて前記遮蔽材を前記巻取軸に巻き取ることによって前記遮蔽材を自動上昇させるように構成され、
前記速度調整部は、前記遮蔽材がその上限位置の近くにまで上昇されたときに前記抵抗力が上昇するように構成される、請求項1〜請求項14の何れか1つに記載の遮蔽装置。
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