JP2016108427A5 - - Google Patents

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JP2016108427A5
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本発明は下記の発明を包含する。
(1)下記(a)の化学式で表わされ、X 線回折結果とSherrer の式から求められる(003)面の結晶子サイズが10〜40nmであるハイドロタルサイト類化合物が、酸解離定数が1.5 〜3.5 の酸、その塩から選択される少なくとも1種の封鎖・捕捉剤Aと、マグネシウムイオンに対する一次のキレート安定度定数が6以上のキレート剤から選択される少なくとも1種の封鎖・捕捉剤Bとで被覆されていることを特徴とするハイドロタルサイト類組成物。
(a)Mg1-x Alx (OH)2An- x/n ・mH2O
ただし、式中A n-はn価のアニオンを示し、xは0.1 ≦x≦0.5 、mは0≦m<1である。
(2)上記ハイドロタルサイト類化合物が下記(b)〜(d)を満足することを特徴とする、ハイドロタルサイト類組成物。
(b)0.5 ≦Dp50≦2 (μm )
(c)D Max ≦9.250 (μm )
(d)5≦Sw≦20 (m2/g)
ただし、
Dp50:レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したハイドロタルサイト類化合物の50%平均粒子径(μm )、
D Max :レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したハイドロタルサイト類化合物の最大粒子径(μm )、
Sw:窒素吸着法で測定したBET 比表面積(m2/g)。
(3)上記封鎖・捕捉剤Aが亜硫酸、ホスホン酸、サリチル酸、マレイン酸、それらの塩から選択される少なくとも1種であることを特徴とするハイドロタルサイト類組成物。
(4)上記封鎖・捕捉剤Bがヒドロキシエチリジエンジホスホン酸であることを特徴とするハイドロタルサイト類組成物。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかのハイドロタルサイト類組成物が、脂肪酸、脂環族カルボン酸、芳香族カルボン酸、樹脂酸、それらの金属塩、それらのエステルから選択される少なくとも1種の表面処理剤で被覆されていることを特徴とする表面処理ハイドロタルサイト類組成物。
(6)上記(1)〜(5)の何れかのハイドロタルサイト類組成物と樹脂とを含有してなることを特徴とする樹脂組成物。
(7)上記(6)の樹脂が塩化ビニル樹脂であることを特徴とする樹脂組成物。
(8)上記(6)の樹脂組成物からなる成形体。
(9)上記(7)の樹脂組成物からなる成形体。
本発明は、下記(a)の化学式で表わされ、X 線回折結果とSherrer の式から求められる(003)面の結晶子サイズが10〜40nmであるハイドロタルサイト類化合物が、酸解離定数が1.5 〜3.5 の酸、その塩から選択される少なくとも1種の封鎖・捕捉剤Aと、マグネシウムイオンに対する一次のキレート安定度定数が6以上のキレート剤から選択される少なくとも1種の封鎖・捕捉剤Bとで被覆されていることを特徴とするハイドロタルサイト類組成物であることを特徴とする。
(a)Mg1-x Alx (OH)2An- x/n ・mH2O
ただし、式中A n-はn価のアニオンを示し、xは0.1 ≦x≦0.5 、mは0≦m<1である。
尚、本発明において、被覆とはハイドロタルサイト類化合物と物理的又は化学的に吸着している場合と、ハイドロタルサイト類化合物と単に接している場合の両方を含む。
ハイドロタルサイト類化合物には、例えば(Mg y Znx )1-xAlx (OH)2An- x/n ・mH2O(式中、0.1 ≦x≦0.5 、y+z=1、0.5 ≦y≦1、0≦z≦0.5 、A n- はn価のアニオン、0≦m ≦1)等で示されるハイドロタルサイト類化合物もあるが、上記(a)の化学式で表わされるものがコストやハンドリングの点で好ましい。

Claims (9)

  1. 下記(a)の化学式で表わされ、X 線回折結果とSherrer の式から求められる(003)面の結晶子サイズが10〜40nmであるハイドロタルサイト類化合物が、酸解離定数が1.5 〜3.5 の酸、その塩から選択される少なくとも1種の封鎖・捕捉剤Aと、マグネシウムイオンに対する一次のキレート安定度定数が6以上のキレート剤から選択される少なくとも1種の封鎖・捕捉剤Bとで被覆されていることを特徴とするハイドロタルサイト類組成物。
    (a)Mg1-x Alx (OH)2An- x/n ・mH2O
    ただし、式中A n-はn価のアニオンを示し、xは0.1 ≦x≦0.5 、mは0≦m<1である。
  2. ハイドロタルサイト類化合物が下記(b)〜(d)を満足することを特徴とする、請求項1記載のハイドロタルサイト類組成物。
    (b)0.5 ≦ Dp50 ≦2 (μm )
    (c)D Max ≦ 9.250 (μm )
    (d)5≦ Sw ≦ 20 (m2/g)
    ただし、
    Dp50:レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したハイドロタルサイト類化合物の50%平均粒子径(μm )、
    D Max :レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したハイドロタルサイト類化合物の最大粒子径(μm )、
    Sw:窒素吸着法で測定したBET 比表面積(m2/g)。
  3. 封鎖・捕捉剤Aが亜硫酸、ホスホン酸、サリチル酸、マレイン酸、それらの塩から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2記載のハイドロタルサイト類組成物。
  4. 封鎖・捕捉剤Bがヒドロキシエチリジエンジホスホン酸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイドロタルサイト類組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のハイドロタルサイト類組成物が、脂肪酸、脂環族カルボン酸、芳香族カルボン酸、樹脂酸、それらの金属塩、それらのエステルから選択される少なくとも1種の表面処理剤で被覆されていることを特徴とするハイドロタルサイト類組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のハイドロタルサイト類組成物と樹脂とを含有してなることを特徴とする樹脂組成物。
  7. 樹脂が塩化ビニル樹脂であることを特徴とする請求項6記載の樹脂組成物。
  8. 請求項6記載の樹脂組成物からなる成形体。
  9. 請求項7記載の樹脂組成物からなる成形体。
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