JP2016107518A - 出没式筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】突出姿勢にしたときに、筆記具全体としてクリップが軸筒と一体感を持ち、外観が損なわれない出没式筆記具を提供することを課題とする。【解決手段】ペン先31が軸筒2内部に収納された収納姿勢からペン先31の一部が軸筒2から突出した突出姿勢に姿勢変更する際に、操作部6の操作側凸部65をクリップ部7のクリップ側溝部78に沿って移動させて、クリップ部7を軸筒2側に移動させて、クリップ本体76を軸筒2の外周面と面接触させ、さらに、クリップ支持部75を移動空間85の内部に収納させる。【選択図】図3
Description
本発明は、マーカーやボールペンなどの筆記具に関するものである。特に本発明は、ペン先が軸筒から出没する出没式筆記具に関するものである。
従来から、ペン先が軸筒の内外に出没する出没式ボールペンが知られている。
この出没式ボールペンは、軸方向の端部にペン先と連動する押圧部を有しており、使用者がこの押圧部に対して押圧操作することによって、ペン先が軸筒内に収納された収納姿勢とペン先が軸筒から突出した突出姿勢との間での姿勢変更を可能としている。すなわち、この出没式ボールペンは、収納姿勢にすることで、ペン先が使用者に直接触れることを防止できる。
一方、この出没式ボールペンは、突出姿勢にすることで、ペン先を軸筒から突出させ、紙等の被筆記物に対してインクを筆記することが可能となる。
この出没式ボールペンは、軸方向の端部にペン先と連動する押圧部を有しており、使用者がこの押圧部に対して押圧操作することによって、ペン先が軸筒内に収納された収納姿勢とペン先が軸筒から突出した突出姿勢との間での姿勢変更を可能としている。すなわち、この出没式ボールペンは、収納姿勢にすることで、ペン先が使用者に直接触れることを防止できる。
一方、この出没式ボールペンは、突出姿勢にすることで、ペン先を軸筒から突出させ、紙等の被筆記物に対してインクを筆記することが可能となる。
ところで、出没式ボールペンは、衣服等に固定するためのクリップを備えたものが主流となっている。このクリップは、長尺状のクリップ本体と、軸筒と一体をなしクリップ本体を片持ち状に支持するクリップ支持部から形成されている。
すなわち、使用者は、衣服のポケット等をこのクリップ本体と軸筒の外周面で挟むことによって、衣服のポケット等にボールペンを固定できる。こうすることによって、使用者は、ボールペンの持ち運びが容易となる。このようなクリップを備えた出没式筆記具としては、例えば、特許文献1がある。
すなわち、使用者は、衣服のポケット等をこのクリップ本体と軸筒の外周面で挟むことによって、衣服のポケット等にボールペンを固定できる。こうすることによって、使用者は、ボールペンの持ち運びが容易となる。このようなクリップを備えた出没式筆記具としては、例えば、特許文献1がある。
ところで、使用者の中には、出没式ボールペンで紙等の被筆記物に筆記した後に、出没式ボールペンが突出姿勢であることを忘れて、そのまま、ポケット等に固定してしまう場合がある。すなわち、軸筒からペン先が露出した状態のまま、クリップをポケット等に固定してしまう場合がある。このような場合、ポケット等に固定した際に、ペン先が衣服等に接触してしまい、インキが衣服等に付着してしまうおそれがある。また、ポケット等からボールペンを取り外す際にも、不意に手にインキがつくおそれもある。
そこで、特許文献2では、このような事態を防止する方策が開示されている。
すなわち、この特許文献2に記載のノック式筆記具は、突出姿勢において、クリップ本体を軸筒の表面に密着させて、ポケット等を挿入する隙間を無くしてしまう。こうすることで、使用者は、衣服等に固定する際に、ポケット等に取り付けができないので、突出姿勢であることに気づくことが可能となる。
すなわち、この特許文献2に記載のノック式筆記具は、突出姿勢において、クリップ本体を軸筒の表面に密着させて、ポケット等を挿入する隙間を無くしてしまう。こうすることで、使用者は、衣服等に固定する際に、ポケット等に取り付けができないので、突出姿勢であることに気づくことが可能となる。
上記した特許文献2に記載のノック式筆記具は、ノック棒(押圧部)の側面にガイド溝を設けて、クリップの基部(クリップ支持部)をガイド溝に沿ってスライドさせることによって、クリップを移動させる構造となっている。
しかしながら、この特許文献2に記載のノック式筆記具は、突出姿勢にしたときに、基部の一部が軸筒のクリップと反対側の側面から張り出してしまう。すなわち、クリップの基部が軸筒を径方向に貫通して反対側に張り出しており、筆記具全体として、外観が損なわれるという問題があった。
また、クリップの基部が軸筒の側面から張り出すので、使用者が筆記具を把持する際に、当該張り出し部位が邪魔に感じてしまうという問題もあった。
しかしながら、この特許文献2に記載のノック式筆記具は、突出姿勢にしたときに、基部の一部が軸筒のクリップと反対側の側面から張り出してしまう。すなわち、クリップの基部が軸筒を径方向に貫通して反対側に張り出しており、筆記具全体として、外観が損なわれるという問題があった。
また、クリップの基部が軸筒の側面から張り出すので、使用者が筆記具を把持する際に、当該張り出し部位が邪魔に感じてしまうという問題もあった。
そこで、本発明は、突出姿勢にしたときに、筆記具全体としてクリップが軸筒と一体感を持ち、外観が損なわれない出没式筆記具を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための請求項1に記載の発明は、使用者が把持するための軸筒と、使用者が操作する操作部と、前記操作部と直接的又は間接的に接続される筆記部と、クリップ部を有した出没式筆記具であって、操作部を操作することで、筆記部の一部が軸筒から突出した突出姿勢と、筆記部の全体が軸筒内部に収納された収納姿勢との間で姿勢変更が可能な出没式筆記具において、前記クリップ部は、クリップ支持部と、クリップ本体を有し、前記クリップ本体は、前記クリップ支持部に片持ち状に支持されており、前記操作部は、前記クリップ支持部の大部分を収納するための収納空間を有するものであって、かつ、操作側凸部又は操作側溝部を有し、クリップ支持部は、前記操作側凸部又は操作側溝部と対をなし、前記操作側凸部又は操作側溝部と係合可能なクリップ側溝部又はクリップ側凸部を有するものであり、前記収納姿勢から前記突出姿勢に姿勢変更する際に、前記操作側凸部又は前記クリップ側凸部が前記クリップ側溝部又は前記操作側溝部に沿って相対的に移動することで、前記クリップ部は、軸筒側に移動して、クリップ本体の自由端側の端部が軸筒の外周面に接触又は軸筒の外周面よりも内側に進入し、さらに、軸方向に対して直交する方向における前記クリップ支持部の大部分が前記収納空間に収納されることを特徴とする出没式筆記具である。
ここでいう「大部分」とは、基準物の70パーセント以上の部位を表す。すなわち、「クリップ支持部の大部分」とは、クリップ支持部の70パーセント以上の部位を表す。
ここでいう「相対的に移動する」とは、一方に対して他方の相対位置が移動することをいう。例えば「AがBに沿って相対的に移動」とは、必ずしもAが移動する必要はなく、実際に移動するのはBであってもよい。
ここでいう「相対的に移動する」とは、一方に対して他方の相対位置が移動することをいう。例えば「AがBに沿って相対的に移動」とは、必ずしもAが移動する必要はなく、実際に移動するのはBであってもよい。
本発明の構成によれば、収納姿勢から突出姿勢に姿勢変更する際に、操作部の操作側凸部又はクリップ支持部のクリップ側凸部がクリップ支持部のクリップ側溝部又は操作部の操作側溝部に沿って相対的に移動して、クリップ部が軸筒側に移動する。その移動に伴ってクリップ本体の自由端側の端部が軸筒の外周面に接触又は軸筒の外周面よりも内側に進入する。すなわち、収納姿勢において、クリップ本体の自由端側の端部と軸筒の外周面との間に隙間が存在し、収納姿勢から突出姿勢への姿勢変更の動作に連動して、クリップ本体の自由端側端部が軸筒の外周面と接触又は外周面の内側に進入し、クリップ本体の自由端側端部と軸筒の外周面との隙間は無くなる。そのため、使用者は、収納姿勢においては、クリップ本体と軸筒の外周面との隙間に衣服等を挟んで固定することができ、突出姿勢においては、当該隙間がなくなるので、クリップ本体と軸筒の外周面とで衣服等を挟むことができなくなる。すなわち、本発明の出没式筆記具は、突出姿勢では衣服等に固定することができないので、使用者は、当該出没式筆記具が突出姿勢であることを気づくことが可能となり、衣服等に取り付ける際に、衣服等に筆記部が接触することを事前に防止することができる。
また本発明の構成によれば、収納姿勢から突出姿勢に姿勢変更する際に、クリップ部が軸筒側に移動して、突出姿勢において、軸方向に対して直交する方向におけるクリップ支持部の大部分が操作部の収納空間に収納されるので、クリップ支持部が、軸筒の反対側(軸筒への取り付け部位に対して反対側)の外周面から外側に張り出さずに軸筒内に収まり、筆記具全体として、外観が損なわれることを防止することができる。
さらに、本発明の構成によれば、軸方向に対して直交する方向におけるクリップ支持部の大部分が操作部の収納空間に収納されるので、使用者が筆記具を把持する際に、クリップ支持部が邪魔になることがなく、違和感なく筆記を行うことができる。
また本発明の構成によれば、収納姿勢から突出姿勢に姿勢変更する際に、クリップ部が軸筒側に移動して、突出姿勢において、軸方向に対して直交する方向におけるクリップ支持部の大部分が操作部の収納空間に収納されるので、クリップ支持部が、軸筒の反対側(軸筒への取り付け部位に対して反対側)の外周面から外側に張り出さずに軸筒内に収まり、筆記具全体として、外観が損なわれることを防止することができる。
さらに、本発明の構成によれば、軸方向に対して直交する方向におけるクリップ支持部の大部分が操作部の収納空間に収納されるので、使用者が筆記具を把持する際に、クリップ支持部が邪魔になることがなく、違和感なく筆記を行うことができる。
上記した発明は、前記収納姿勢から前記突出姿勢に姿勢変更する際に、前記操作側凸部又は前記クリップ側凸部が前記クリップ側溝部又は前記操作側溝部に沿って相対的に移動することで、前記クリップ部は、軸筒側に移動して、クリップ本体が軸筒の外周面と面接触してもよい。
請求項2に記載の発明は、前記操作部は、押圧部と、固定部を有し、前記固定部は、係合片を有し、前記係合片は、前記操作側凸部又は前記操作側溝部を有し、前記押圧部は、クリップ支持部を基準として前記係合片の外側を覆っており、クリップ支持部と押圧部と係合片のそれぞれの一部が前記軸筒の内側に収納され、前記収納姿勢から前記突出姿勢に姿勢変更する際に、前記軸筒の内側で前記押圧部と前記クリップ支持部が前記固定部に対して一体的に移動することを特徴とする請求項1に記載の出没式筆記具である。
本発明の構成によれば、収納姿勢から突出姿勢に姿勢変更する際に、軸筒の内側で押圧部とクリップ支持部が固定部に対して一体的に移動する。すなわち、押圧部に加わる押圧力を利用してクリップ支持部が移動して、クリップ本体の自由端側端部が軸筒の外周面と接触又は外周面の内側に進入する。そのため、容易にクリップ本体の自由端側端部と軸筒の外周面との間の空間をつぶすことができる。
上記した発明は、前記操作部の操作側溝部又はクリップ支持部のクリップ側溝部の延び方向は、少なくとも軸方向成分と、軸方向に対して直交する方向の成分に分解できることとしてもよい。
この発明の構成によれば、操作部とクリップ支持部の相対移動が2方向成分に分解できるため、操作部と接続されるペン先の移動と、クリップ部の移動の両方を1動作で行うことができる。
請求項3に記載の発明は、前記収納姿勢において、クリップ支持部と、押圧部との間に移動空間が形成されており、前記収納姿勢から前記突出姿勢に姿勢変更する際に、当該移動空間内にクリップ支持部が進入することを特徴とする請求項2に記載の出没式筆記具である。
本発明の構成によれば、収納姿勢から突出姿勢に姿勢変更する際に、クリップ支持部と押圧部との間の移動空間内にクリップ支持部が進入するので、クリップ支持部の移動先を確保することができ、クリップ支持部の移動を軸筒内で行うことができる。
請求項4に記載の発明は、前記押圧部は、クリップ支持部の移動方向を規制する規制部を有し、前記規制部は、前記収納姿勢から前記突出姿勢に姿勢変更する際に、クリップ支持部を所定の姿勢に維持した状態で移動させることを特徴とする請求項2又は3に記載の出没式筆記具である。
本発明の構成によれば、収納姿勢から突出姿勢に姿勢変更する際に、クリップ支持部の移動方向を規制する規制部により、クリップ支持部は姿勢を維持したまま移動するので、クリップ部がガタつきにくく、クリップ本体をスムーズに移動させることができる。
請求項5に記載の発明は、前記軸筒は、外周面に凹部を有しており、突出姿勢において、前記凹部にクリップ本体の一部が嵌まり、前記凹部の底部にクリップ本体が面接触していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の出没式筆記具である。
本発明の構成によれば、突出姿勢において、軸筒の外周面に形成された凹部にクリップ本体が嵌って、凹部の底部にクリップ本体が面接触しているので、一体感があり、美観に優れた出没式筆記具となる。また、本発明の構成によれば、筆記時に指がクリップ本体に引っ掛かりにくく、邪魔になりにくい。
請求項6に記載の発明は、前記操作部は、押圧部と、固定部を有し、前記固定部は、対向する2つの係合片を有し、前記係合片は、それぞれ互いに近接する方向に突出した前記操作側凸部を有し、前記クリップ支持部は、板状であって、厚み方向に貫通したクリップ側溝部を有し、前記クリップ支持部は、前記2つの係合片に挟まれており、前記クリップ側溝部の両側の開口からそれぞれの係合片の操作側凸部が挿入されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の出没式筆記具である。
本発明の構成によれば、クリップ支持部は、固定部の2つの係合片に挟まれて、クリップ側溝部の両側の開口からそれぞれの係合片の操作側凸部が挿入されているので、クリップ支持部の移動に伴うがたつきを防止することができる。
本発明の出没式筆記具によれば、突出姿勢にしたときに、筆記具全体としてクリップが軸筒と一体感を持ち、外観が損なわれない。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において前後の関係は、ペン先側を前側、ペン軸側を後側として説明する。
第1実施形態の出没式筆記具1は、いわゆるノック式のボールペンであり、図1,図2に示されるように、軸筒2と、芯部材3と、弾性部材5と、操作部6と、クリップ部7から形成されている。
そして、出没式筆記具1は、使用者が操作部6の操作を操作することによって、芯部材3が軸筒2の軸方向Lに沿って移動し、芯部材3の前方端部に設けられたペン先31(筆記部)が軸筒2の内外に出没する構成となっている。
すなわち、出没式筆記具1は、図3に示されるように、ペン先31の一部が軸筒2から突出した突出姿勢(筆記姿勢)と、ペン先31全体が軸筒2内に収納された収納姿勢との間で姿勢変更が可能となっている。
そして、出没式筆記具1は、使用者が操作部6の操作を操作することによって、芯部材3が軸筒2の軸方向Lに沿って移動し、芯部材3の前方端部に設けられたペン先31(筆記部)が軸筒2の内外に出没する構成となっている。
すなわち、出没式筆記具1は、図3に示されるように、ペン先31の一部が軸筒2から突出した突出姿勢(筆記姿勢)と、ペン先31全体が軸筒2内に収納された収納姿勢との間で姿勢変更が可能となっている。
軸筒2は、使用者が筆記時に主に把持する部位であり、図4に示されるように前側筒部10と、後側筒部11から形成されている。
前側筒部10と後側筒部11の内部には、図5に示されるように、それぞれ内部空間16,17が形成されており、内部空間16,17の空間は、互いに連通している。すなわち、軸筒2は、軸方向Lにおいて、一つの連通した連通空間を備えている。
前側筒部10と後側筒部11の内部には、図5に示されるように、それぞれ内部空間16,17が形成されており、内部空間16,17の空間は、互いに連通している。すなわち、軸筒2は、軸方向Lにおいて、一つの連通した連通空間を備えている。
前側筒部10は、図4に示されるように、略円筒状の部材であり、その外周面が中間部から先端部にかけて先細りした部材である。
前側筒部10の内部には、図5に示されるように、軸方向Lに対して直交した係止面13を有している。
係止面13は、図3のように出没式筆記具1を組み立てた際に、弾性部材5の一方の端部と当接する面であり、その中心には、図5のように、軸方向Lに貫通した貫通孔12を有している。この貫通孔12は、出没式筆記具1を組み立てた際に、芯部材3のペン先31が出入りする出入り孔である。
前側筒部10の内部には、図5に示されるように、軸方向Lに対して直交した係止面13を有している。
係止面13は、図3のように出没式筆記具1を組み立てた際に、弾性部材5の一方の端部と当接する面であり、その中心には、図5のように、軸方向Lに貫通した貫通孔12を有している。この貫通孔12は、出没式筆記具1を組み立てた際に、芯部材3のペン先31が出入りする出入り孔である。
係止面13の後方には、芯部材3のインキ収容部30を収納可能な内部空間16が存在している。この内部空間16は、係止面13から後方に向かって開放しており、貫通孔12の内部と連通している。すなわち、前側筒部10は、軸方向Lにおいて貫通している。
また、前側筒部10は、図4に示されるように、軸方向Lの後方端部近傍に前方側の部位に比べて縮径した縮径部18を有しており、その縮径部18の外周面には、ねじ山が形成された雄ねじ部15を有している。
雄ねじ部15は、図5のように後側筒部11の内周面に形成された雌ねじ部20と螺合可能な部位である。
雄ねじ部15は、図5のように後側筒部11の内周面に形成された雌ねじ部20と螺合可能な部位である。
後側筒部11は、図6のように、略円筒状の部材であり、前後方向L(軸方向)に貫通した部材である。
後側筒部11は、前方端部の付近の内周面にねじ山が形成された雌ねじ部20を有している。この雌ねじ部20は、前側筒部10の縮径部18の雄ねじ部15と螺嵌可能となっている。
後側筒部11は、前方端部の付近の内周面にねじ山が形成された雌ねじ部20を有している。この雌ねじ部20は、前側筒部10の縮径部18の雄ねじ部15と螺嵌可能となっている。
後側筒部11の外周面は、図6のように、凹部21と、固定穴24を有している。
凹部21は、他の部位に比べて径方向に窪んだ部位である。凹部21は、軸方向Lにおいて中間部から後端部にかけて形成されており、径方向(軸方向Lに対して直交する方向)において、外側から内側に向けて窪んでいる。
凹部21は、他の部位に比べて径方向に窪んだ部位である。凹部21は、軸方向Lにおいて中間部から後端部にかけて形成されており、径方向(軸方向Lに対して直交する方向)において、外側から内側に向けて窪んでいる。
凹部21は、前方側から後方側に向かって順に、挿入穴22、係合穴25、及び切り欠き部23を有している。
挿入穴22は、凹部21の底部を部材厚方向に貫通した貫通孔であり、突出姿勢において、クリップ部7の当接部77(図14参照)を挿入可能な穴である。
挿入穴22は、凹部21の前方側の端部近傍に位置している。
挿入穴22は、凹部21の底部を部材厚方向に貫通した貫通孔であり、突出姿勢において、クリップ部7の当接部77(図14参照)を挿入可能な穴である。
挿入穴22は、凹部21の前方側の端部近傍に位置している。
係合穴25は、後側筒部11の外周面を部材厚方向(径方向)に貫通した貫通孔であり、その開口形状は四角形状となっている。係合穴25は、その内部に中継部36(図7参照)の一部を挿入して、中継部36と係合可能となっている。
また、係合穴25は、挿入穴22と切り欠き部23の間にあって、かつ、切り欠き部23よりもやや前方側に位置している。
また、係合穴25は、挿入穴22と切り欠き部23の間にあって、かつ、切り欠き部23よりもやや前方側に位置している。
切り欠き部23は、後側筒部11の外周面を部材厚方向に貫通した切り欠きであり、後方端部から中間部側に向かって軸方向Lに直線状に延びている。また、切り欠き部23は、クリップ部7のクリップ支持部75を挿通可能となっている。
固定穴24は、後側筒部11を部材厚方向に貫通した貫通孔である。
固定穴24は、係合穴25と内部空間17を挟んで径方向に対向している。固定穴24は、軸方向Lの中央よりも後側に位置している。
固定穴24は、係合穴25と内部空間17を挟んで径方向に対向している。固定穴24は、軸方向Lの中央よりも後側に位置している。
芯部材3は、いわゆるリフィルであり、図2のように、インキ収容部30と、ペン先31(筆記部)から形成されている。
インキ収容部30は、内部にインキを収容可能な部位であって、円筒状の部位である。
インキ収容部30は、前側端部(ペン先31側)に弾性部材5を受けることが可能な弾性用受け部32を有している。
弾性用受け部32は、弾性部材5を取り付け可能な部位であって、インキ収容部30の他の部位に比べて縮径されている部位である。
ペン先31は、インキ収容部30内に収容したインキを紙等の被筆記物に対して塗布可能な部位である。
インキ収容部30とペン先31は、軸方向Lに一体的に接続されている。
インキ収容部30は、内部にインキを収容可能な部位であって、円筒状の部位である。
インキ収容部30は、前側端部(ペン先31側)に弾性部材5を受けることが可能な弾性用受け部32を有している。
弾性用受け部32は、弾性部材5を取り付け可能な部位であって、インキ収容部30の他の部位に比べて縮径されている部位である。
ペン先31は、インキ収容部30内に収容したインキを紙等の被筆記物に対して塗布可能な部位である。
インキ収容部30とペン先31は、軸方向Lに一体的に接続されている。
弾性部材5は、公知の圧縮コイルばねであり、圧縮することで、圧縮方向に対して反対方向に弾性復元力が働く部材である。
操作部6は、図7に示されるように、押圧部35と、中継部36(固定部)と、回転子37から形成されている。
押圧部35は、姿勢変更を行う際に、使用者が押圧操作を行う部位である。
押圧部35は、図7に示されるように、後端側が閉塞した略円筒状の部材であり、後端面を形成する後端面形成部38と、後端面形成部38に対して軸方向Lに立設された周面形成部40から形成されている。
押圧部35は、図7に示されるように、後端側が閉塞した略円筒状の部材であり、後端面を形成する後端面形成部38と、後端面形成部38に対して軸方向Lに立設された周面形成部40から形成されている。
後端面形成部38は、姿勢変更を行う際に、使用者が指等で押圧する被押圧部位であり、図9に示されるように、前方側の面に径方向に延びた後端側規制溝41(規制部)を有している。
後端側規制溝41は、クリップ部7のクリップ支持部75(図14参照)の後方端部と嵌合可能な溝である。
後端側規制溝41は、クリップ支持部75と嵌合することで、クリップ支持部75の移動を径方向の移動のみに制限することが可能となっている。
後端側規制溝41は、クリップ部7のクリップ支持部75(図14参照)の後方端部と嵌合可能な溝である。
後端側規制溝41は、クリップ支持部75と嵌合することで、クリップ支持部75の移動を径方向の移動のみに制限することが可能となっている。
周面形成部40は、図8,図9から読み取れるように、軸方向Lにおいて、厚みが異なる2つの側面部42,43から形成されている。
すなわち、周面形成部40は、軸方向Lにおいて、前方側に位置する前側側面部42と、この前側側面部42に対して後方側に位置する後側側面部43から形成されている。
すなわち、周面形成部40は、軸方向Lにおいて、前方側に位置する前側側面部42と、この前側側面部42に対して後方側に位置する後側側面部43から形成されている。
前側側面部42は、図9のように、断面形状が略半円弧状をした部位である。
前側側面部42は、前方側から後方側に向けて、環状突条部47、係合突起46、及び移動制限溝45をこの順に有している。
前側側面部42は、前方側から後方側に向けて、環状突条部47、係合突起46、及び移動制限溝45をこの順に有している。
環状突条部47は、前側側面部42の内周面から内側に向けて立設し、前側側面部42の先端縁に沿って周方向に延びた突条であり、回転子37の抜け落ちを防止する部位である。すなわち、環状突条部47の突出方向先端面で形成される円弧の内径は、回転子37の外径よりも小さい。
係合突起46は、回転子37の係合部68と係合可能な突起であり、断面形状が5角形状となっている。
係合突起46は、図8から読み取れるように、周方向の端面を形成する側面51,52と、前方側の端面を形成する傾斜面33,34を有している。
傾斜面33は、基端側(後方側)が側面51と接続された面であり、側面51に対して傾斜した面である。傾斜面34は、基端側(後方側)が側面52と接続された面であり、側面52に対して傾斜した面である。また、傾斜面33,34は、その先端同士が接続されている。
傾斜面33,34の交点から軸方向に延ばした仮想線Xに対する傾斜面33の傾斜角度θ1は、仮想線Xに対する傾斜面34の傾斜角度θ2よりも小さい。
また、傾斜面33の軸方向成分の大きさは、傾斜面34の軸方向成分の大きさよりも大きい。傾斜面33の周方向成分の大きさは、傾斜面34の周方向成分の大きさと同程度となっている。
また、係合突起46は、環状突条部47と移動制限溝45の間の位置であって、移動制限溝45の前方端部近傍に位置している。
係合突起46は、図8から読み取れるように、周方向の端面を形成する側面51,52と、前方側の端面を形成する傾斜面33,34を有している。
傾斜面33は、基端側(後方側)が側面51と接続された面であり、側面51に対して傾斜した面である。傾斜面34は、基端側(後方側)が側面52と接続された面であり、側面52に対して傾斜した面である。また、傾斜面33,34は、その先端同士が接続されている。
傾斜面33,34の交点から軸方向に延ばした仮想線Xに対する傾斜面33の傾斜角度θ1は、仮想線Xに対する傾斜面34の傾斜角度θ2よりも小さい。
また、傾斜面33の軸方向成分の大きさは、傾斜面34の軸方向成分の大きさよりも大きい。傾斜面33の周方向成分の大きさは、傾斜面34の周方向成分の大きさと同程度となっている。
また、係合突起46は、環状突条部47と移動制限溝45の間の位置であって、移動制限溝45の前方端部近傍に位置している。
移動制限溝45は、図7に示される中継部36の区切り板部55の突出片61を挿入可能な溝であり、直線状に延びた長溝である。
移動制限溝45は、図8のように、後側側面部43と係合突起46を結ぶように形成されており、後側側面部43との境界部位から係合突起46に向かって直線状に延伸している。
移動制限溝45は、図8のように、後側側面部43と係合突起46を結ぶように形成されており、後側側面部43との境界部位から係合突起46に向かって直線状に延伸している。
後側側面部43の内周面は、図9のように、壁部49を介して、前側側面部42の内周面と連続している。壁部49は、後側側面部43の前方端面を形成する壁である。
後側側面部43は、図8に示されるように、係止片50と、側面側固定溝44を有している。
係止片50は、図9に示されるように、壁部49の近傍にあって、内周面に対して直立した板状の部位である。
係止片50は、その主面が軸方向Lを向いており、後方側の主面が後端面形成部38の後端側規制溝41と対面するように立設されている。
係止片50は、図9に示されるように、壁部49の近傍にあって、内周面に対して直立した板状の部位である。
係止片50は、その主面が軸方向Lを向いており、後方側の主面が後端面形成部38の後端側規制溝41と対面するように立設されている。
また、別の観点からみると、係止片50は、前側側面部42で囲まれた囲繞空間86と、後側側面部43で囲まれた囲繞空間87の接続する開口を2つの開口に分断している。
すなわち、係止片50の径方向の両外側には、囲繞空間86と囲繞空間87を連通する2つの連通開口53,54が形成されている。
連通開口53,54には、中継部36の係合片58,59の軸方向Lの中間部を挿入可能となっている。
すなわち、係止片50の径方向の両外側には、囲繞空間86と囲繞空間87を連通する2つの連通開口53,54が形成されている。
連通開口53,54には、中継部36の係合片58,59の軸方向Lの中間部を挿入可能となっている。
側面側固定溝44は、係止片50と後端側規制溝41をつなぐように形成された溝であり、軸方向Lに直線状に延びた長溝である。
中継部36は、図10,図11に示されるように、区切り板部55と、軸部56と、側面形成部57と、係合片58,59から形成されている。
区切り板部55は、図11のように、中継部36を軸方向Lの前後で区切る部位であり、円盤状の本体部60と、本体部60の外周面から径方向に突出した突出片61から形成されている。
区切り板部55は、図11のように、中継部36を軸方向Lの前後で区切る部位であり、円盤状の本体部60と、本体部60の外周面から径方向に突出した突出片61から形成されている。
軸部56は、回転子37を支持する部位であり、円柱状の部位である。
軸部56は、図11のように、区切り板部55の本体部60の前面から前方に向かって立設されており、本体部60の前面の中心から軸方向Lに延びている。
軸部56は、図11のように、区切り板部55の本体部60の前面から前方に向かって立設されており、本体部60の前面の中心から軸方向Lに延びている。
側面形成部57は、区切り板部55の本体部60の周端部から前方に向かって立設された部位である。
側面形成部57は、その内側面に、前方側から後方側に向けて環状突条部64、突条部62を備えており、その外側面に、突出片63を備えている。
側面形成部57は、区切り板部55の本体部60の周端部に沿って円弧状に延びている。側面形成部57の内周面には、周方向の中間部であって、周方向の中央からやや片側にずれた位置に突条部62が形成されている。
この突条部62は、側面形成部57の内周面から中心軸に向かって径方向に突出しており、区切り板部55から軸方向L先端側に向けて直線状に延びている。
側面形成部57は、その内側面に、前方側から後方側に向けて環状突条部64、突条部62を備えており、その外側面に、突出片63を備えている。
側面形成部57は、区切り板部55の本体部60の周端部に沿って円弧状に延びている。側面形成部57の内周面には、周方向の中間部であって、周方向の中央からやや片側にずれた位置に突条部62が形成されている。
この突条部62は、側面形成部57の内周面から中心軸に向かって径方向に突出しており、区切り板部55から軸方向L先端側に向けて直線状に延びている。
また、側面形成部57は、図7,図11から読み取れるように区切り板部55の外周面と接続されており、区切り板部55の突出片61と反対側の位置に突出片63を有している。
突出片63は、側面形成部57の外周面から径方向の外側に向けて突出した部位であり、区切り板部55の突出片61に対して離反する方向に突出している。
突出片63は、側面形成部57の外周面から径方向の外側に向けて突出した部位であり、区切り板部55の突出片61に対して離反する方向に突出している。
環状突条部64は、側面形成部57の内周面から内側に向けて立設し、側面形成部57の先端縁に沿って周方向に延びた突条であり、回転子37の抜け落ちを防止する部位である。すなわち、環状突条部64の突出方向先端面で形成される円弧の内径は、回転子37の外径よりも小さい。
図10に示される環状突条部64の後端面から突条部62の前方端部までの長さh1は、図13に示される回転子37の係合部68の全長(前後方向の長さ)h2よりも長い。
係合片58,59は、図10,図11から読み取れるように、長方形状の板状部位であり、その長辺が軸方向Lを向くように区切り板部55の後面から立設されている。すなわち、係合片58,59は、軸部56と反対側に立設されている。
係合片58,59は、図10のように、径方向に所定の間隔を空けて配されており、その主面同士が互いに対面している。
具体的には、係合片58,59の間隔(対向する面間の距離)は、クリップ支持部75の厚みとほぼ等しい。
また、係合片58,59は、その対面する主面から互いに近接する方向に突出した操作側凸部65,66を有している。操作側凸部65,66は、円柱状の突起であり、係合片58,59の長手方向の後方側の端部近傍に位置している。
係合片58,59は、図10のように、径方向に所定の間隔を空けて配されており、その主面同士が互いに対面している。
具体的には、係合片58,59の間隔(対向する面間の距離)は、クリップ支持部75の厚みとほぼ等しい。
また、係合片58,59は、その対面する主面から互いに近接する方向に突出した操作側凸部65,66を有している。操作側凸部65,66は、円柱状の突起であり、係合片58,59の長手方向の後方側の端部近傍に位置している。
回転子37は、図12のように、略円筒状の部材であり、その中心に軸方向Lに貫通した回転孔73を有している。
回転孔73は、軸部56を挿通可能な軸孔である。
回転孔73は、軸部56を挿通可能な軸孔である。
また、回転子37は、図12,図13のように、軸方向Lの後端部に係合部68を有している。
係合部68は、回転子37の外周面の一部を切り欠いて形成された部位であり、図13のように、回転子37の外周面を引き延ばしたときにノコギリ状をしている。
係合部68は、回転子37の外周面の一部を切り欠いて形成された部位であり、図13のように、回転子37の外周面を引き延ばしたときにノコギリ状をしている。
係合部68は、図12,図13に示されるように、複数の山部72を有している。
山部72は、周方向に対して直交する平面を形成する係止面70と、係止面70に対して傾斜した傾斜面71から形成されている。
図13に示される係止面70に対する傾斜面71の傾斜角度θ3は、押圧部35の係合突起46の仮想線Xに対する傾斜面34の傾斜角度θ2(図8参照)以下となっており、傾斜面71の傾斜角度θ3は、傾斜面34の傾斜角度θ2より小さくなっていることが好ましい。
本実施形態では、傾斜面71の傾斜角度θ3は、傾斜面34の傾斜角度θ2よりもわずかに小さい。
山部72は、周方向に対して直交する平面を形成する係止面70と、係止面70に対して傾斜した傾斜面71から形成されている。
図13に示される係止面70に対する傾斜面71の傾斜角度θ3は、押圧部35の係合突起46の仮想線Xに対する傾斜面34の傾斜角度θ2(図8参照)以下となっており、傾斜面71の傾斜角度θ3は、傾斜面34の傾斜角度θ2より小さくなっていることが好ましい。
本実施形態では、傾斜面71の傾斜角度θ3は、傾斜面34の傾斜角度θ2よりもわずかに小さい。
また、特定の山部72には、それぞれ長溝74が形成されている。
長溝74は、図12のように、回転子37の外周面に形成され、回転子37全体にわたって、軸方向Lに直線上に延びた有底溝である。
長溝74の溝幅は、中継部36の側面形成部57の突条部62(図11参照)の周方向の幅よりも大きく、押圧部35の係合突起46(図8参照)の周方向の幅よりも小さい。すなわち、長溝74には、中継部36の側面形成部57の突条部62を挿入可能であるのに対して、押圧部35の係合突起46は挿入不能となっている。
長溝74は、係止面70の延長状に形成されており、長溝74の内側側面は、係止面70と面一となっている。
長溝74は、上記したように、周方向において、特定の山部72に対して形成されている。
具体的には、2つの山部72ごとに1つの長溝74を備えている。長溝74が形成されていない山部72の両側の山部72には、長溝74が形成されていない。長溝74は、周方向に等間隔に配されている。
長溝74は、図12のように、回転子37の外周面に形成され、回転子37全体にわたって、軸方向Lに直線上に延びた有底溝である。
長溝74の溝幅は、中継部36の側面形成部57の突条部62(図11参照)の周方向の幅よりも大きく、押圧部35の係合突起46(図8参照)の周方向の幅よりも小さい。すなわち、長溝74には、中継部36の側面形成部57の突条部62を挿入可能であるのに対して、押圧部35の係合突起46は挿入不能となっている。
長溝74は、係止面70の延長状に形成されており、長溝74の内側側面は、係止面70と面一となっている。
長溝74は、上記したように、周方向において、特定の山部72に対して形成されている。
具体的には、2つの山部72ごとに1つの長溝74を備えている。長溝74が形成されていない山部72の両側の山部72には、長溝74が形成されていない。長溝74は、周方向に等間隔に配されている。
クリップ部7は、使用者等のポケット等に固定可能な部位であり、側面視したときに、略L字状をしている。
クリップ部7は、図2,図14に示されるように、クリップ支持部75と、クリップ本体76を有している。
クリップ部7は、図2,図14に示されるように、クリップ支持部75と、クリップ本体76を有している。
クリップ支持部75は、クリップ本体76を片持ち状に支持する部材であり、長方形状の板状部位である。
クリップ支持部75は、図14のように、その長辺部位がクリップ本体76と接続されており、クリップ本体76に対して直立している。
クリップ支持部75は、図14のように、その長辺部位がクリップ本体76と接続されており、クリップ本体76に対して直立している。
また、クリップ支持部75は、図2に示されるように、部材厚方向に貫通したクリップ側溝部78を有している。
クリップ側溝部78は、係合片58,59の操作側凸部65,66(図10参照)を挿入可能な溝であり、操作側凸部65,66を挿入することで、操作側凸部65,66の移動方向を規制する溝である。
クリップ側溝部78の溝幅は、係合片58,59の操作側凸部65,66の外径とほぼ一致している。
クリップ側溝部78は、係合片58,59の操作側凸部65,66(図10参照)を挿入可能な溝であり、操作側凸部65,66を挿入することで、操作側凸部65,66の移動方向を規制する溝である。
クリップ側溝部78の溝幅は、係合片58,59の操作側凸部65,66の外径とほぼ一致している。
クリップ側溝部78は、図14のように、軸方向Lに直線状に延びた直線部80と、軸方向に対して交差する方向に延びた傾斜部81を有している。
直線部80と傾斜部81は、軸方向Lに連続しており、直線部80に対する傾斜部81の傾斜角度θ4は、120度から170度であることが好ましい。
本実施形態では、直線部80に対する傾斜部81の傾斜角度θ4は150度程度となっている。すなわち、傾斜部81の延び方向は、軸方向成分と、径方向成分(軸方向に直交する成分)とに分離できる。
直線部80と傾斜部81は、軸方向Lに連続しており、直線部80に対する傾斜部81の傾斜角度θ4は、120度から170度であることが好ましい。
本実施形態では、直線部80に対する傾斜部81の傾斜角度θ4は150度程度となっている。すなわち、傾斜部81の延び方向は、軸方向成分と、径方向成分(軸方向に直交する成分)とに分離できる。
クリップ本体76は、本体部79と、当接部77を有している。
本体部79は、長板状の部位であり、クリップ支持部75の短手方向(径方向)の端部が、その主面に接続されている。すなわち、クリップ支持部75は、クリップ本体76の本体部79の主面に対して、立設されている。
当接部77は、図14のように、側面形状が半円状をした部位であり、クリップ本体76の先端部(クリップ支持部75側と反対側の端部)近傍に位置し、本体部79の内側面から軸筒2に向かって突出した部位である。
本体部79は、長板状の部位であり、クリップ支持部75の短手方向(径方向)の端部が、その主面に接続されている。すなわち、クリップ支持部75は、クリップ本体76の本体部79の主面に対して、立設されている。
当接部77は、図14のように、側面形状が半円状をした部位であり、クリップ本体76の先端部(クリップ支持部75側と反対側の端部)近傍に位置し、本体部79の内側面から軸筒2に向かって突出した部位である。
続いて、収納姿勢における各部材の位置関係について説明する。
前側筒部10と後側筒部11は、図5のように、その雄ねじ部15と雌ねじ部20が、互いに螺合することによって軸筒2を形成している。
弾性部材5の前方端部は、図3のように、係止面13と当接している。弾性部材5の後方端部側では、その内側にインキ収容部30の弾性用受け部32が挿着されている。すなわち、ペン先31及び弾性用受け部32の周囲には、弾性部材5の後方端部が巻きつけられており、弾性部材5は、自然状態かやや縮まった状態となっている。
弾性部材5の前方端部は、図3のように、係止面13と当接している。弾性部材5の後方端部側では、その内側にインキ収容部30の弾性用受け部32が挿着されている。すなわち、ペン先31及び弾性用受け部32の周囲には、弾性部材5の後方端部が巻きつけられており、弾性部材5は、自然状態かやや縮まった状態となっている。
回転子37は、図3(a)のように中継部36の軸部56が挿通され、軸部56の基端側(中継部36の区切り板部55側)に位置している。すなわち、中継部36の軸部56は、回転子37の回転孔73を挿通しており、さらに、その一部が回転子37よりも前方側にも位置している。要するに、中継部36の軸部56は、回転子37の回転孔73を突き抜けている。
回転子37は、長溝74aに突条部62が挿入されており、突条部62は、長溝74の基端側(区切り板部55側)に位置している。
回転子37は、長溝74aに突条部62が挿入されており、突条部62は、長溝74の基端側(区切り板部55側)に位置している。
中継部36は、図7,図8から読み取れるように、係合片58,59の中間部が、係止片50の径方向の両側に位置する連通開口53,54に嵌挿されている。言い換えると、係合片58,59の間には、係止片50が介在されており、操作側凸部65,66は、軸方向において、係止片50を超えて後端面形成部38側に位置している。
係合片58,59は、クリップ支持部75を挟んでおり、操作側凸部65,66がクリップ支持部75のクリップ側溝部78に挿入されている。
具体的には、係合片58,59の操作側凸部65,66は、クリップ側溝部78の厚み方向の両側の開口から挿入されている。そして、係合片58,59の操作側凸部65,66は、傾斜部81の前方側の端部に位置している。
側面形成部57の突出片63は、軸筒2の後側筒部11の係合穴25を挿通しており、さらにその先端部は、クリップ本体76に近接又は当接している。
一方、突出片63と反対側の位置にある突出片61は、押圧部35の移動制限溝45を挿通しており、さらにその先端部は、固定穴24に挿入されている。すなわち、中継部36は、固定穴24によって、軸方向Lの移動が係止されている。
係合片58,59は、クリップ支持部75を挟んでおり、操作側凸部65,66がクリップ支持部75のクリップ側溝部78に挿入されている。
具体的には、係合片58,59の操作側凸部65,66は、クリップ側溝部78の厚み方向の両側の開口から挿入されている。そして、係合片58,59の操作側凸部65,66は、傾斜部81の前方側の端部に位置している。
側面形成部57の突出片63は、軸筒2の後側筒部11の係合穴25を挿通しており、さらにその先端部は、クリップ本体76に近接又は当接している。
一方、突出片63と反対側の位置にある突出片61は、押圧部35の移動制限溝45を挿通しており、さらにその先端部は、固定穴24に挿入されている。すなわち、中継部36は、固定穴24によって、軸方向Lの移動が係止されている。
押圧部35は、前側側面部42が中継部36の側面形成部57と連続した外周面を形成している。そして、押圧部35の前側側面部42及び中継部36の側面形成部57は、軸筒2の後側筒部11によって覆われている。軸筒2の後側筒部11は、周方向において、係合片58、側面形成部57、及び係合片59に跨って覆っている。区切り板部55の後面と後側側面部43の壁部49との間には、隙間が形成されている。
押圧部35の係合突起46は、図15(a)のように、回転子37の傾斜面71(71d)に接触している。具体的には、上記したように係合突起46の傾斜面34の傾斜が回転子37の傾斜面71の傾斜よりもわずかに大きくなっているので、係合突起46の前方側の頂部が傾斜面71と線接触している。そのため、傾斜面34と傾斜面71との摩擦抵抗が小さい。
押圧部35の係合突起46は、図15(a)のように、回転子37の傾斜面71(71d)に接触している。具体的には、上記したように係合突起46の傾斜面34の傾斜が回転子37の傾斜面71の傾斜よりもわずかに大きくなっているので、係合突起46の前方側の頂部が傾斜面71と線接触している。そのため、傾斜面34と傾斜面71との摩擦抵抗が小さい。
クリップ部7は、クリップ支持部75の後方端部が、押圧部35の後端側規制溝41に嵌挿されている。さらに、クリップ支持部75の前方端部は、係止片50の後面と接触しているか、隣接した位置にある。
また、クリップ支持部75の先端部(クリップ本体76と反対側の端部)と、周面形成部40の側面側固定溝44との間には、移動空間85(収納空間)が形成されている。
すなわち、クリップ支持部75は、後端側規制溝41及び係止片50の後面によって挟まれた位置にあり、周方向及び軸方向の移動を規制されている。つまり、クリップ支持部75は、径方向の移動(移動空間85に向かう方向)のみが許容されている。
また、クリップ支持部75の先端部(クリップ本体76と反対側の端部)と、周面形成部40の側面側固定溝44との間には、移動空間85(収納空間)が形成されている。
すなわち、クリップ支持部75は、後端側規制溝41及び係止片50の後面によって挟まれた位置にあり、周方向及び軸方向の移動を規制されている。つまり、クリップ支持部75は、径方向の移動(移動空間85に向かう方向)のみが許容されている。
続いて、収納姿勢から突出姿勢に姿勢変更する変更動作について説明する。
使用者が押圧部35の後端面形成部38を押圧し、ペン先31を前側筒部10から突出させる(突出姿勢)。
このとき、回転子37に注目すると、押圧部35の係合突起46は、図15(a)から図15(b)から読み取れるように、回転子37の傾斜面71(71d)を押圧して軸方向Lの前方に向かって直線上に移動し、突条部62と長溝74(74a)との係合関係が解除される。
そして、係合突起46の傾斜面34によって、回転子37が周方向に回転し、図15(c)のように長溝74(74b)の後方に係合突起46が位置する。
このとき、山部72の頂点が傾斜面33に接触して、傾斜面33上をスライドして、係合突起46が回転子37に対して相対的に移動する。
そして、押圧を止めると、弾性部材5によって回転子37に加わる復元力により、突条部62と回転子37の傾斜面71aの関係によって、回転子37がさらに回転し、図15(d)のように係止面70に突条部62が当接し、係合突起46は傾斜面71cの後端部側に位置する。
そして、係合突起46の傾斜面34によって、回転子37が周方向に回転し、図15(c)のように長溝74(74b)の後方に係合突起46が位置する。
このとき、山部72の頂点が傾斜面33に接触して、傾斜面33上をスライドして、係合突起46が回転子37に対して相対的に移動する。
そして、押圧を止めると、弾性部材5によって回転子37に加わる復元力により、突条部62と回転子37の傾斜面71aの関係によって、回転子37がさらに回転し、図15(d)のように係止面70に突条部62が当接し、係合突起46は傾斜面71cの後端部側に位置する。
またこのとき、クリップ部7に注目すると、クリップ支持部75は、押圧部35の移動に伴い、係合片58,59の操作側凸部65,66を軸として、クリップ側溝部78に沿って移動する。
すなわち、クリップ支持部75は、図16(a),図16(b)から読み取れるように操作側凸部65,66を軸として傾斜部81の形状に沿って前方側から後方側に向かうように移動した後、直線部80の形状に沿って前方側から後方側に移動する。そして、押圧を止めると、弾性部材5の復元力によって、図16(c)のように、直線部80に沿って後方側から前方側に移動する。
すなわち、クリップ支持部75は、図16(a),図16(b)から読み取れるように操作側凸部65,66を軸として傾斜部81の形状に沿って前方側から後方側に向かうように移動した後、直線部80の形状に沿って前方側から後方側に移動する。そして、押圧を止めると、弾性部材5の復元力によって、図16(c)のように、直線部80に沿って後方側から前方側に移動する。
また、クリップ支持部75は、押圧部35に対しては、後端面形成部38の後端側規制溝41によって規制されているため、クリップ支持部75は姿勢を維持したまま、後端側規制溝41に沿って移動する。
そのため、係合片58,59の操作側凸部65,66と、クリップ支持部75のクリップ側溝部78との係合関係によって、移動空間85側に移動しながら、軸筒2に対して軸方向Lに進む。そして、それらの移動に伴い、クリップ本体76は、軸筒2側に近接していき、軸筒2の外周面に面接触する。
すなわち、クリップ本体76の内側面(軸筒2側の面)は、図3(b)に示されるように、軸筒2の凹部21の底部に面接触し、挿入穴22内にクリップ部7の当接部77が進入する。そのため、クリップ本体76と、軸筒2との間には、実質的に隙間がない状態となる。
ここでいう「実質的に隙間がない」とは、紙等を挿入することができない状態をいい、歪み等による隙間は許容している。
このように、使用者が押圧部35を押圧する動作に伴って、押圧部35とクリップ支持部75は、軸筒2の内側で中継部36に対して一体的に軸方向に移動する。さらに、クリップ支持部75は、押圧部35に対して近接する方向に移動するので、クリップ本体76は軸筒2の凹部21の底部に嵌る。
そのため、突出姿勢においては、クリップ部7はクリップとしての機能が消失する。
そのため、係合片58,59の操作側凸部65,66と、クリップ支持部75のクリップ側溝部78との係合関係によって、移動空間85側に移動しながら、軸筒2に対して軸方向Lに進む。そして、それらの移動に伴い、クリップ本体76は、軸筒2側に近接していき、軸筒2の外周面に面接触する。
すなわち、クリップ本体76の内側面(軸筒2側の面)は、図3(b)に示されるように、軸筒2の凹部21の底部に面接触し、挿入穴22内にクリップ部7の当接部77が進入する。そのため、クリップ本体76と、軸筒2との間には、実質的に隙間がない状態となる。
ここでいう「実質的に隙間がない」とは、紙等を挿入することができない状態をいい、歪み等による隙間は許容している。
このように、使用者が押圧部35を押圧する動作に伴って、押圧部35とクリップ支持部75は、軸筒2の内側で中継部36に対して一体的に軸方向に移動する。さらに、クリップ支持部75は、押圧部35に対して近接する方向に移動するので、クリップ本体76は軸筒2の凹部21の底部に嵌る。
そのため、突出姿勢においては、クリップ部7はクリップとしての機能が消失する。
次に、突出姿勢から収納姿勢に変更する際には、使用者が再度押圧部35を押圧して、ペン先31を軸筒2内に収納させる(収納姿勢)。
このとき、回転子37に注目すると、図17(a),図17(b)のように、押圧部35の押圧に伴って、係合突起46の傾斜面34と係合部68の傾斜面71(71c)の関係によって、回転子37が周方向に回転する。
このとき、山部72の頂点が傾斜面33に当接して、傾斜面33上をスライドする。さらに、係合突起46が回転子37に対して相対的に移動する。
そして、弾性部材5の復元力によって、図17(b),図17(c)のように、突条部62と傾斜面71(71f)との関係により、回転子37が周方向に移動する。そして、突条部62が長溝74の後方に達すると、弾性部材5の復元力によって、突条部62が長溝74に沿って移動し、押圧部35が後方に移動して収納姿勢に戻る。
このとき、山部72の頂点が傾斜面33に当接して、傾斜面33上をスライドする。さらに、係合突起46が回転子37に対して相対的に移動する。
そして、弾性部材5の復元力によって、図17(b),図17(c)のように、突条部62と傾斜面71(71f)との関係により、回転子37が周方向に移動する。そして、突条部62が長溝74の後方に達すると、弾性部材5の復元力によって、突条部62が長溝74に沿って移動し、押圧部35が後方に移動して収納姿勢に戻る。
またこのとき、クリップ部7に注目すると、クリップ支持部75は、図18(a),図18(b)のように、押圧部35の移動に伴い、係合片58,59の操作側凸部65,66を軸として、クリップ側溝部78の形状に沿って移動する。
すなわち、クリップ支持部75は、操作側凸部65,66を軸として、直線部80と傾斜部81の境界の部位から直線部80の形状に沿って前方側から後方側に向かって移動する。その後、図18(c)のように、直線部80の後方側から前方側に向かうように移動し、さらに傾斜部81の後方側から前方側に向かって移動する。
そのため、クリップ支持部75は、係合片58,59の操作側凸部65,66と、クリップ支持部75のクリップ側溝部78との係合関係によって、移動空間85側から離反する方向に移動しながら、軸筒2に対して軸方向Lの後方側に進む。
そして、クリップ本体76は、軸筒2側から離反していき、軸筒2の外周面との間に空間が形成される。
このように、出没式筆記具1を収納姿勢にすることで、軸筒2の外周面との間に空間が形成されるので、当該空間にポケットの一部等を挟むことが可能であり、持ち運びが容易となる。また、収納姿勢であるから、インキが衣服に付くこともない。
すなわち、クリップ支持部75は、操作側凸部65,66を軸として、直線部80と傾斜部81の境界の部位から直線部80の形状に沿って前方側から後方側に向かって移動する。その後、図18(c)のように、直線部80の後方側から前方側に向かうように移動し、さらに傾斜部81の後方側から前方側に向かって移動する。
そのため、クリップ支持部75は、係合片58,59の操作側凸部65,66と、クリップ支持部75のクリップ側溝部78との係合関係によって、移動空間85側から離反する方向に移動しながら、軸筒2に対して軸方向Lの後方側に進む。
そして、クリップ本体76は、軸筒2側から離反していき、軸筒2の外周面との間に空間が形成される。
このように、出没式筆記具1を収納姿勢にすることで、軸筒2の外周面との間に空間が形成されるので、当該空間にポケットの一部等を挟むことが可能であり、持ち運びが容易となる。また、収納姿勢であるから、インキが衣服に付くこともない。
本実施形態の出没式筆記具1によれば、突出姿勢において、クリップ本体76と軸筒2との間に隙間が形成されず、挟持不能な状態となっているので、使用者がポケット等に収納する際に突出姿勢であることに気付くことができる。そのため、インキが衣服等に付着することを防止することができる。
上記した実施形態では、係合片58,59に操作側凸部65,66を設け、クリップ支持部75にクリップ側溝部78を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図19のように、係合片58,59に溝状の操作側溝部90を設け、クリップ支持部75に突起状のクリップ側凸部91を設ける構造であってもよい。
上記した実施形態では、中継部36は2つの係合片58,59を備えていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、係合片は1つであってもよい。
上記した実施形態では、出没式筆記具1がノック式のボールペンについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、出没式のマーカーペンや修正ペンなどの塗布具であってもよい。
上記した実施形態では、クリップ本体76の本体部79の形状を長板状としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図20のように湾曲した形状であってもよい。
1 出没式筆記具
2 軸筒
6 操作部
7 クリップ部
21 凹部
31 ペン先(筆記部)
35 押圧部
36 中継部(固定部)
41 後端側規制溝(規制部)
50 係止片(規制部)
58,59 係合片
65,66 操作側凸部
75 クリップ支持部
76 クリップ本体
78 クリップ側溝部
85 移動空間(収納空間)
2 軸筒
6 操作部
7 クリップ部
21 凹部
31 ペン先(筆記部)
35 押圧部
36 中継部(固定部)
41 後端側規制溝(規制部)
50 係止片(規制部)
58,59 係合片
65,66 操作側凸部
75 クリップ支持部
76 クリップ本体
78 クリップ側溝部
85 移動空間(収納空間)
Claims (6)
- 使用者が把持するための軸筒と、使用者が操作する操作部と、前記操作部と直接的又は間接的に接続される筆記部と、クリップ部を有した出没式筆記具であって、
操作部を操作することで、筆記部の一部が軸筒から突出した突出姿勢と、筆記部の全体が軸筒内部に収納された収納姿勢との間で姿勢変更が可能な出没式筆記具において、
前記クリップ部は、クリップ支持部と、クリップ本体を有し、
前記クリップ本体は、前記クリップ支持部に片持ち状に支持されており、
前記操作部は、前記クリップ支持部の大部分を収納するための収納空間を有するものであって、かつ、操作側凸部又は操作側溝部を有し、
クリップ支持部は、前記操作側凸部又は操作側溝部と対をなし、前記操作側凸部又は操作側溝部と係合可能なクリップ側溝部又はクリップ側凸部を有するものであり、
前記収納姿勢から前記突出姿勢に姿勢変更する際に、前記操作側凸部又は前記クリップ側凸部が前記クリップ側溝部又は前記操作側溝部に沿って相対的に移動することで、前記クリップ部は、軸筒側に移動して、クリップ本体の自由端側の端部が軸筒の外周面に接触又は軸筒の外周面よりも内側に進入し、さらに、軸方向に対して直交する方向における前記クリップ支持部の大部分が前記収納空間に収納されることを特徴とする出没式筆記具。 - 前記操作部は、押圧部と、固定部を有し、
前記固定部は、係合片を有し、
前記係合片は、前記操作側凸部又は前記操作側溝部を有し、
前記押圧部は、クリップ支持部を基準として前記係合片の外側を覆っており、
クリップ支持部と押圧部と係合片のそれぞれの一部が前記軸筒の内側に収納され、
前記収納姿勢から前記突出姿勢に姿勢変更する際に、前記軸筒の内側で前記押圧部と前記クリップ支持部が前記固定部に対して一体的に移動することを特徴とする請求項1に記載の出没式筆記具。 - 前記収納姿勢において、クリップ支持部と、押圧部との間に移動空間が形成されており、
前記収納姿勢から前記突出姿勢に姿勢変更する際に、当該移動空間内にクリップ支持部が進入することを特徴とする請求項2に記載の出没式筆記具。 - 前記押圧部は、クリップ支持部の移動方向を規制する規制部を有し、
前記規制部は、前記収納姿勢から前記突出姿勢に姿勢変更する際に、クリップ支持部を所定の姿勢に維持した状態で移動させることを特徴とする請求項2又は3に記載の出没式筆記具。 - 前記軸筒は、外周面に凹部を有しており、
突出姿勢において、前記凹部にクリップ本体の一部が嵌まり、
前記凹部の底部にクリップ本体が面接触していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の出没式筆記具。 - 前記操作部は、押圧部と、固定部を有し、
前記固定部は、対向する2つの係合片を有し、
前記係合片は、それぞれ互いに近接する方向に突出した前記操作側凸部を有し、
前記クリップ支持部は、板状であって、厚み方向に貫通したクリップ側溝部を有し、
前記クリップ支持部は、前記2つの係合片に挟まれており、前記クリップ側溝部の両側の開口からそれぞれの係合片の操作側凸部が挿入されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の出没式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014247364A JP2016107518A (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | 出没式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014247364A JP2016107518A (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | 出没式筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016107518A true JP2016107518A (ja) | 2016-06-20 |
Family
ID=56121617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014247364A Pending JP2016107518A (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | 出没式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016107518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113316521A (zh) * | 2019-01-18 | 2021-08-27 | 株式会社百乐 | 伸缩式书写工具 |
-
2014
- 2014-12-05 JP JP2014247364A patent/JP2016107518A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113316521A (zh) * | 2019-01-18 | 2021-08-27 | 株式会社百乐 | 伸缩式书写工具 |
US11912058B2 (en) | 2019-01-18 | 2024-02-27 | Kabushiki Kaisha Pilot Corporation | Retractable writing instrument |
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