JP7122961B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、操作体の摺動により軸筒内に収容された筆記部を出没させる筆記具に関する。
従来より、特許文献1のように軸筒に複数本の筆記体が収容された筆記具においては、部品数が多く、組み立て時間が単数のものより長くなり課題となっている。時間が多くなる要因として、先端側と後端側とでノック棒と筆記体を各々挿入することが原因であることから特許文献2のようにノック棒と筆記体を一体に組み立て、軸筒の後部の窓穴(操作体を突出させるための穴)から挿入することで生産性の向上を図っている。
特開2016-83906号公報 特開2011-240555号公報
しかし、特許文献1及び2に開示された筆記具においては、筆記体を軸筒の先端から出没させるための操作体の後端が軸筒の後端より前方に位置しており、軸筒の後方視では操作体が認められにくい場合があった。また、軸筒の後端から操作体に直接手指を滑らせてこれを操作することはできなかった。
以上に鑑み、本開示は、軸筒の後方視からの操作体の視認性が良好で、さらに後端から操作体へ手指を直接滑らせて操作可能とすることを課題とする。
本開示の第1態様に係る筆記具は、筆記先端を有する筆記体と、前記筆記体を収容する軸筒と、前記軸筒の先端に設けられ、前記筆記先端が出没可能な先端開口と、前記軸筒の後端に設けられ、後方視で円形を呈する平坦面である軸筒後端面と、前記軸筒後端面の外周と前記軸筒の外側面とを連結する傾斜面である軸筒連結面と、後方視で前記軸筒連結面を分断する切り欠きと、前記筆記体の後端に装着された状態で前記軸筒に収容される操作体と、前記筆記体に装着され、前記操作体を後方へ付勢する付勢部材と、前記軸筒において前記切り欠きから長手方向に沿って先端方向へ前記軸筒の中途部分まで延設され、前記操作体が前後方向に摺動可能な案内溝と、前記操作体の外側面に設けられ、前記案内溝から外方へ突出する操作突起と、前記操作体の後端に設けられ、前記付勢部材の後方への付勢により前記筆記先端が前記先端開口に没入している状態において、前記軸筒連結面と面一となる操作体後端面と、を有する。
上記構成によれば、筆記先端が没入している状態で、対応する操作体の操作体後端面が、軸筒後端面と連結する軸筒連結面と面一となっているため、軸筒の後方視からの操作体の視認性が良好である。さらに、軸筒の後端から操作体後端面へ手指を直接滑らせて操作することも可能となっている。
本開示の第2態様に係る筆記具は、第1態様の構成に加え、前記軸筒は、複数の前記筆記体を収容し、前記軸筒における前記切り欠き及び前記案内溝並びに前記操作体及び前記付勢部材はいずれも前記筆記体と同数が設けられている。
上記構成によれば、いわゆる複式筆記具において、複数の筆記体に対応する操作体のそれぞれについて、軸筒の後方視からの視認性が良好となり、さらに、軸筒の後端から操作体後端面へ直接手指を滑らせて操作することも可能となっている。
本開示の第3態様に係る筆記具は、第2態様の構成に加え、前記操作体のうち少なくとも1つは、他の前記操作体とは異なる色彩及び異なる形状の少なくとも一方を有している。
上記構成によれば、いわゆる複式筆記具において、各々の操作体の区別が容易となる。
本開示の第4態様に係る筆記具は、第2態様又は第3態様の構成に加え、前記操作突起の少なくとも1つは、表面に識別突起が形成されている。
上記構成によれば、操作突起の表面には識別突起を形成することでインク色や筆記体の種類の違い等を触覚的に識別することが容易である。
本開示の第5態様に係る筆記具は、第1態様から第4態様までのいずれかの構成に加え、前記操作突起は、前記操作体後端面から曲面をもって連続している。
上記構成によれば、軸筒の後端から操作体後端面に直接手指を滑らせると、手指はそのままスムーズに操作突起に至り、筆記先端の出没操作が容易である。
本開示の第6態様に係る筆記具は、第1態様から第4態様までのいずれかの構成に加え、前記操作突起と前記操作体後端面との間には陥凹部が形成されている。
上記構成によれば、軸筒の後端から操作体後端面に直接手指を滑らせる際、操作突起の後方の陥凹部に手指を当接させやすいため、操作突起による筆記先端の出没操作が容易である。
本開示によれば、軸筒の後方視からの操作体の視認性が良好で、さらに後端から操作体へ手指を直接滑らせて操作可能とすることで操作性も良好な筆記具を提供することができる。
第1実施形態の筆記具の正面図である。 図1の筆記具を後方視で示す平面図である。 図1の筆記具を後方視で示す斜視図である。 図2のA-A断面図である。 図1の筆記具に用いられる後軸の正面図である。 図5のB-B断面図である。 図5の後軸を一部破断して示す斜視図である。 図1の筆記具に用いられる操作体を前方視で示す斜視図である。 図8の操作体を後方視で示す斜視図である。 図8の操作体の正面図である。 図8の操作体の側面図である。 図1の筆記具に用いられる内筒を前方視で示す斜視図である。 図12の内筒を後方視で示す斜視図である。 図12の内筒の正面図である。 図12の内筒を前方視で示す底面図である。 図12の内筒を後方視で示す平面図である。 図12の内筒を一部破断して示す斜視図である。 図1の筆記具に用いられるガイド部材を前方視で示す斜視図である。 図18のガイド部材を後方視で示す斜視図である。 図18のガイド部材の正面図である。 図18のガイド部材を前方視で示す底面図である。 図18のガイド部材を後方視で示す平面図である。 第2実施形態の筆記具の正面図である。 図23の筆記具を後方視で示す平面図である。 図23の筆記具を後方視で示す斜視図である。 図24のC-C断面図である。 図23の筆記具に用いられる後軸の正面図である。 図27のD-D断面図である。 図27の後軸を一部破断して示す斜視図である。 図23の筆記具に用いられる操作体を前方視で示す斜視図である。 図30の操作体を後方視で示す斜視図である。 図30の操作体の正面図である。 図30の操作体の側面図である。 図23の筆記具に用いられる内筒を前方視で示す斜視図である。 図34の内筒を後方視で示す斜視図である。 図34の内筒の正面図である。 図34の内筒を前方視で示す底面図である。 図34の内筒を後方視で示す平面図である。 図34の内筒を一部破断して示す斜視図である。
以下、本開示における各実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、本開示において「前方」とは筆記具10において筆記先端43の位置する側をいい、「前方視」とは筆記具10を前方からの視点で見た状態をいう。また、「後方」とは筆記具10において筆記先端43の位置する側の反対側をいい、「後方視」とは筆記具10を後方からの視点で見た状態をいう。さらに、「先端」とは対象となる部材又は構造の前方側の端をいい、「後端」とは対象となる部材又は構造の後方側の端をいう。
[第1実施形態]
<全体構成>
本開示における第1実施形態の筆記具10は、図1の正面図で示すような外観を呈する。筆記具10は、各々筆記先端43を有する複数の、具体的には4本の筆記体40(図4参照)としてのボールペンリフィルを軸筒11の内部に収容した構成を有する。軸筒11は、前半部分を構成する先軸20と、後半部分を構成する後軸30とが互いに螺合して形成される。なお、この図1は、4本の筆記体40の全てが軸筒11の中に没入している状態を示している。
先軸20は先端及び後端が開放した筒状構造を呈する。先軸20の中間部分は外径を減じ縊れたグリップ部22となっている。このグリップ部22から前方へ向かって一旦先軸20の外径は微増するが、さらに前方に向かって急激に縮径した先細部23が形成される。先軸20の先端は軸筒11全体の先端であり、後述する筆記先端43(図4参照)が出没可能な先端開口24が設けられている。
後軸30は先端が開放し後端が閉鎖した略円筒状構造を呈する。この略円筒状構造の側面は軸筒の外側面12を構成している。また、後軸30の後端は軸筒11全体の後端であり、後方視で円形を呈する平坦面(図2及び図3参照)である軸筒後端面13が設けられている。軸筒後端面13と軸筒の外側面12との間には、これらを連結する傾斜面である軸筒連結面15が設けられている。換言すると、軸筒後端面13の直径は軸筒の外側面12の直径よりは小さく、軸筒後端面13から軸筒の外側面12に向かって、軸筒連結面15によって外径が漸増している。
後軸30の軸筒後端面13から、長手方向に沿って先端方向へは、筆記体40と同数の4本の案内溝19が延設され、後軸30の中途部分に達している。この中途部分とは、後軸30の先端までは貫通していないという意であり、実際には、後軸30の中間よりも後端寄りの位置である。この案内溝19には、後述するように筆記体40の後端に装着された状態で軸筒に収容される操作体50(図4参照)が位置している。当然、この操作体50は、筆記体40と同数の4本設けられている。この操作体50の外側面に設けられている操作突起51が、案内溝19から外方へ突出し、案内溝19に沿って前後方向に摺動可能となっている。
<軸筒後端面13及び軸筒連結面15>
図2及び図3は、本実施形態の筆記具10を後方視でそれぞれ示す平面図及び斜視図である。軸筒後端面13は、図2に示すように、後方視で円形を呈している。換言すると、軸筒後端面の外周14は円形を呈している。なお、軸筒後端面13は必ずしも幾何学的な意味での円である必要はなく、円周の一部に欠けた箇所があったとしてもその箇所を補完すれば全体として円形と認められる形状であれば足りる。軸筒後端面の外周14と、軸筒の外側面12との間には、これらを連結する傾斜面(図3参照)としての軸筒連結面15が形成されている。軸筒連結面15は、筆記体40と同数の4箇所の切り欠き18にて分断されている。軸筒連結面15と軸筒の外側面12との境界をなす軸筒連結面の先端縁16は円弧状を呈しており、これらの円弧は、切り欠き18の部分で連結されると後方視にて仮想的な円周17となる(図2参照)。案内溝19はこの切り欠き18から先端方向へ延設されている(図3参照)。切り欠き18は軸心に対して等配されており(図2参照)、したがって、ここから先端方向へ延設される案内溝19も同様に等配されている。
各々の操作体50の操作突起51から後方へ曲面をもって連続している操作体後端面52は、切り欠き18の中に収まった状態で、軸筒連結面15と面一になることで、軸筒連結面15と操作体後端面52とはほぼ連続した環状の傾斜面をなしている。
各々の操作体50のうち少なくとも1つ、具体的には各々の操作体50はそれぞれ異なる色彩の材質で形成され、これらの色彩により対応する筆記体40が収容するインクの色を視覚的に識別させることができる。また、各々の操作体50のうち3本における操作体後端面52の表面には、それぞれ1個、2個及び3個の識別突起52Aが形成され、残りの1本には形成されていない。これにより、各々の操作体50のうち少なくとも1つ、具体的には各々の操作体50はそれぞれ異なる形状を有することとなっている。これらの操作体50の形状の相違、具体的には識別突起52Aの有無及び個数によって、対応する筆記体40が収容するインクの色を触覚的に識別させることができる。なお、各々の操作体50においては、上記したような色彩の相違と形状の相違とはそれぞれ少なくとも一方を備えることとすれば、対応する筆記体40が収容するインクの色の識別という機能を達成することは可能である。また、このような色彩の相違と形状の相違との少なくとも一方による識別機能は、インクの色の識別のみならず、シャープペンシルや固体筆記具、熱変色性筆記具等、筆記体40の種類の違いとしてもよいし、筆記体40をボールペンリフィルとした場合にはボールペンチップのボール径の大きさの違いとしてもよい。
<内部構造>
図4は、図2のA-A断面図であり、筆記具10の内部構造を示す。
後軸30の先端内周面には雌ネジ31が切られており、また、先軸20の後端外周面には雄ネジ21が切られていることで、これらを螺合して軸筒11が形成されている。
各々の筆記体40は、図示しないインクを収容する長円筒状のインク収容管41の先端に、継手42を介して、筆記先端43としてのボールペンチップが装着された構造を有している。各々の筆記体40の後端には、操作体50の先端に形成された接続突起53が挿入されることで、操作体50が接続されている。操作体50の軸心側には、内方に突出した前方解除突起55及び後方解除突起56が形成されている。また、操作体50の先端付近には、外方に突出した外方突起54が形成されている。さらに、各々の筆記体40の後端付近の外周に装着される付勢部材80も設けられている。当然、この付勢部材80は、筆記体40と同数の4本設けられている。付勢部材80は、軸筒11のほぼ中間部分に内挿されるガイド部材70の先端筒状部71の後方側の面と、操作体50の先端部分との間に介装され、操作体50を後方へ付勢している。この付勢部材80によって操作体50が後方へ付勢されることで、筆記体40も同時に後方へ付勢され、図4に示すように、筆記先端43が先端開口24に没入している状態が維持されている。この状態において、図3に示すように、操作体後端面52は軸筒連結面15と面一となっている。また、全ての筆記先端43が没入している状態において、各操作体50の前方解除突起55及び後方解除突起56は軸心で接した状態を取っている。なお、ガイド部材70は、図4においては、この先端筒状部71の断面の他は軸心に位置する中心柱73の断面が視認されるのみであるが、より詳細な構造については後述する。
各々の操作体50は、軸筒11の後端側に内挿される内筒60の内部に収容されている。内筒60は、図4においては、軸筒後端面13の前方内側面に当接する後端円盤部63の断面と、案内溝19の直前において後軸30の内面に接する先端環状部61の断面とが視認されるのみであるが、より詳細な構造については後述する。
<後軸30>
図5は、軸筒11の後半部分である後軸30の外観を正面図で示す。
先述のとおり、軸筒後端面13と軸筒の外側面12とを連結する軸筒連結面15を、切り欠き18が分断している。また、この切り欠き18から先端方向へ、案内溝19が延設されている。
図6は、図5のB-B断面図であり、図7は、後軸30の一部を破断して内部構造を示した斜視図である。これら図6及び図7からも、切り欠き18から先端方向へ案内溝19が延設されていることが分かる。また、後軸30の内側面において、隣接する各案内溝19の間に、内方へ突出する突条である補強リブ32が長手方向へ延設されている。一方、後軸30の先端内側面には、先述したように先軸20の後端外周面の雄ネジ21(図4参照)と螺合する雌ネジ31が切られている。さらに、補強リブ32と雌ネジ31とのほぼ中間部分に、周方向の突条である支持突条33が内方へ突設されている。この支持突条33は、軸筒11の内側面で、先述のガイド部材70の先端筒状部71の先端縁を支持する構造である(図4参照)。
<操作体50>
図8~図11は、操作体50の外観を、それぞれ前方斜視図、後方斜視図、正面図及び側面図で示す。
操作体50の外側面の後端側には、先述したように操作突起51が外方へ突出し、その後方は曲面をもって操作体後端面52へと連続している。図8~図11に示す操作体では、操作体後端面52には3個の識別突起52Aが突設されている。一方、操作体50の先端から前方へ、略円柱状の接続突起53が突設されている。この接続突起53は先述のとおり筆記体40のインク収容管41の後端に接続される(図4参照)。また、操作体50の外側面の先端付近には、略直方体形状の外方突起54が突設されている。この外方突起54は、筆記体40の没入状態において、内筒60の先端環状部61の先端縁と当接する構造である(図4参照)。さらに、外方突起54の先端側の面(図8参照)と、操作体の内側面の先端側の段差とで、後端支持面58が形成されている。この後端支持面58は、図4に示すように筆記体40に装着されている状態の付勢部材80の後端を支持する。
操作体50の後端付近の両側面の、操作突起51の両側に、長手方向に沿った突条である摺動翼突起57が突設されている(図10参照)。この摺動翼突起57は、後述する内筒60に設けられるガイドレール68と摺接する構造である。
操作突起51の後端側の内方は略L字状に切り欠かれており(図11参照)、この切り欠かれた部分の後端側の面(図9参照)が、後端係止部51Aとなっている。この後端係止部51Aは、筆記体40が突出状態を保っているときに、後述する内筒60のガイドレール68の先端の係止端68Aと係止する構造である。
操作体50の内側面からは、前方解除突起55と後方解除突起56とがそれぞれ内方へ突設されている。これら前方解除突起55及び後方解除突起56は、筆記体40の突出状態から没入状態への遷移に関与する構造である。
<内筒60>
図12~図16は、内筒60の外観を、それぞれ前方斜視図、後方斜視図、正面図、底面図及び平面図で示す。また、図17は、内筒60の一部を破断して内部構造を示した斜視図である。
内筒60は、先端側を構成する先端環状部61と、後端側を構成する後端円盤部63とが、内筒側面66で連結された略円筒構造を呈する。先端環状部61の中心を含む大部分の領域は、前後に貫通した十字開口62が位置している(図12、図15参照)。後端円盤部63の中心には、円形の後端孔64が貫通している(図13、図16参照)。内筒側面66の外周の4箇所には、先端環状部61から後端円盤部63までに至る略長方形の側面開口67が開口し、各々の側面開口67に1対のガイドレール68が外部から視認される(図14参照)。
内筒60の内側面においては、内方へ突出し、断面が直角二等辺三角形状の三角突条60Aが内筒の全長にわたって4本等配されており、ガイドレール68はこの三角突条60Aの各面から長手方向に沿って突設されている(図17参照)。また、同一の三角突条60Aから突設されているガイドレール68の間は、断面が直角二等辺三角形状の補強部69で充填されている(図17参照)。各ガイドレール68の先端は、係止端68Aとなっており、ここに先述した操作体50の後端係止部51A(図9、図11参照)が係止することで、対応する筆記体40の突出状態が維持される。
<ガイド部材70>
図18~図22は、ガイド部材70の外観を、それぞれ前方斜視図、後方斜視図、正面図、底面図及び平面図で示す。
ガイド部材70は、先端側を構成する円柱形状の先端筒状部71と、この先端筒状部71の中心から後方へ突設される中心柱73(図19、図20、図22参照)と、この中心柱73の周囲に等配される4本の周辺柱74(図19、図22参照)とを有する。また、隣接する周辺柱74の間の辺縁付近には、それぞれ2個ずつ小突起である周辺突起75が形成されている(図22参照)。
先端筒状部71には4個の円形の貫通孔である挿通孔72が設けられている(図18、図21参照)。各々の挿通孔72はそれぞれ、図4に示すように、筆記体40のインク収容管41が挿通する構造である。各々の挿通孔72は、中心柱73と、2本の周辺柱74と、2個の周辺突起75とによって囲まれている。この挿通孔72の周囲の、中心柱73と、2本の周辺柱74と、2個の周辺突起75とによって囲まれている平面が先端支持面78である(図22参照)。この先端支持面78は、図4に示すように付勢部材80の先端を支持する。
<作用>
図4の断面図及び適宜他の図を参照しつつ、本実施形態の筆記具10の作用を説明する。
図4に示すように、全ての筆記体40の筆記先端43が先端開口24に没入している状態(没入状態)では、操作体50は付勢部材80によって後方に付勢されるため、最も後端寄りの位置を維持している。このとき、操作体50の外方突起54が内筒60の先端環状部61の先端に当接した位置が、操作体50の軸筒内での最後方の位置である。このときに操作体後端面52は軸筒連結面15の切り欠き18の中に位置することで軸筒連結面15と面一の曲面を形成する。この状態で、図2及び図3に示すように、操作体50は軸筒11の後方から視認できる面の範囲内に位置することとなり、どこにどの色の筆記体40が位置しているか一目で分かる。
この没入状態から、手指(たとえば、親指)を、軸筒11の後端に当てた位置から、所望の色の操作体50のある位置に滑らせるように移動させると、操作体後端面52の曲面を自然に押下することができる。それにより、操作突起51を案内溝19に沿って、付勢部材80を圧縮させつつ先端方向へ移動させることができる。
一方、没入状態では、各々の操作体50の1対の摺動翼突起57(図10参照)は、内筒60の対応する1対のガイドレール68(図14参照)の外側面に接触している。この状態から、上記のように操作突起51が案内溝19に沿って先端方向へ移動させられると、摺動翼突起57はガイドレール68に沿って先端方向へ摺動する。そして、摺動翼突起57がガイドレール68の先端よりもさらに先端に移動すると、摺動翼突起57はガイドレール68の先端から軸心方向へ沈み込むように脱落し、操作体50の全体が案内溝19において軸心方向へ沈み込む。この状態に至ると、対応する筆記体40の筆記先端43は先端開口24から突出した状態(突出状態)となる。
この突出状態において操作突起51への前方への押圧を解除すると、圧縮された付勢部材80が復元しようとする力により操作体50は後方へ押圧される。しかし、軸心方向に操作体50が沈み込んでいるため、操作体50の後端係止部51A(図9、図11参照)がガイドレール68の先端である係止端68Aと当接し、操作体50はこれ以上後方へ移動することはできない。このようにして、対応する筆記先端43の突出状態は維持され、筆記が可能となる。
ここで、ある筆記体40の筆記先端43が突出状態にあるとき、対応する操作体50の後方解除突起56は、他の没入状態にある操作体50の前方解除突起55の直前に当接して係止した状態となっている。ここから、他の没入状態にある操作体50の操作突起51のいずれかを前方へ押圧すると、押圧された操作体50の前方解除突起55が、突出状態にある操作体50の後方解除突起56を押圧し、押圧された操作体50は案内溝19において外方へ浮き上がるように移動させられる。これによって、当該操作体50の後端係止部51Aとガイドレール68の係止端68Aとの係合が解除されると、当該操作体50は付勢部材80の復元力によって後方へ押圧され、外方突起54が内筒60の先端環状部61の先端に当接する位置にまで押し戻され、図4に示す没入状態へ復帰する。
[第2実施形態]
<全体構成>
本開示における第2実施形態の筆記具10は、図23の正面図で示すような外観を呈する。筆記具10は、各々筆記先端43を有する複数の、具体的には4本の筆記体40(図26参照)としてのボールペンリフィルを軸筒11の内部に収容した構成を有する。軸筒11は、前半部分を構成する先軸20と、後半部分を構成する後軸30とが互いに螺合して形成される。なお、この図23は、4本の筆記体40の全てが軸筒11の中に没入している状態を示している。
先軸20は先端及び後端が開放した筒状構造を呈する。先軸20の中間部分は外径を減じ縊れたグリップ部22となっている。このグリップ部22から前方へ向かって一旦先軸20の外径は微増するが、さらに前方に向かって急激に縮径した先細部23が形成される。先軸20の先端は軸筒11全体の先端であり、後述する筆記先端43(図26参照)が出没可能な先端開口24が設けられている。
後軸30は先端が開放し後端が閉鎖した略円筒状構造を呈する。この略円筒状構造の側面は軸筒の外側面12を構成している。また、後軸30の後端は軸筒11全体の後端であり、後方視で4箇所が切り欠かれた円形を呈する平坦面(図24及び図25参照)である軸筒後端面13が設けられている。軸筒後端面13と軸筒の外側面12との間には、これらを連結する傾斜面である軸筒連結面15が設けられている。換言すると、軸筒後端面13の直径は軸筒の外側面12の直径よりは小さく、軸筒後端面13から軸筒の外側面12に向かって、軸筒連結面15によって外径が漸増している。
後軸30の軸筒後端面13から、長手方向に沿って先端方向へは、筆記体40と同数の4本の案内溝19が延設され、後軸30の中途部分に達している。この中途部分とは、後軸30の先端までは貫通していないという意であり、実際には、後軸30の中間よりも後端寄りの位置である。この案内溝19には、後述するように筆記体40の後端に装着された状態で軸筒に収容される操作体50(図26参照)が位置している。当然、この操作体50は、筆記体40と同数の4本設けられている。この操作体50の外側面に設けられている操作突起51が、案内溝19から外方へ突出し、案内溝19に沿って前後方向に摺動可能となっている。
<軸筒後端面13及び軸筒連結面15>
図24及び図25は、本実施形態の筆記具10を後方視でそれぞれ示す平面図及び斜視図である。軸筒後端面13は、図24に示すように、後方視で4箇所が切り欠かれた円形を呈している。なお、軸筒後端面13は幾何学的な意味での円ではないが、円周の一部の欠けた箇所が操作体50の後端により補完されて全体としてほぼ円形をなしている。軸筒後端面の外周14と、軸筒の外側面12との間には、これらを連結する傾斜面(図25参照)としての軸筒連結面15が形成されている。軸筒連結面15は、筆記体40と同数の4箇所の切り欠き18にて分断されている。本実施形態では、この切り欠き18は軸筒後端面13まで浸入しているため、先述のように軸筒後端面13は4箇所が切り欠かれた円形となっている。軸筒連結面15と軸筒の外側面12との境界をなす軸筒連結面の先端縁16は円弧状を呈しており、これらの円弧は、切り欠き18の部分で連結されると後方視にて仮想的な円周17となる(図24参照)。案内溝19はこの切り欠き18から先端方向へ延設されている(図25参照)。切り欠き18は軸心に対して等配されており(図24参照)、したがって、ここから先端方向へ延設される案内溝19も同様に等配されている。
各々の操作体50の操作突起51から後方へ、長手方向に対して垂直な垂直面51B及び長手方向に平行な平行面51Cからなる陥凹部51D(図26参照)を介した操作体後端面52は、切り欠き18の中に収まった状態で、軸筒連結面15と面一になることで、軸筒連結面15と操作体後端面52とはほぼ連続した環状の傾斜面をなしている。なお、この操作体後端面52のさらに後方は、長手方向に対して垂直な面となっており、この面が図24及び図25に示すように軸筒後端面13において切り欠き18を補完している。
各々の操作体50のうち少なくとも1つ、具体的には各々の操作体50はそれぞれ異なる色彩の材質で形成され、これらの色彩により対応する筆記体40が収容するインクの色を視覚的に識別させることができる。なお、このような色彩の相違による識別機能は、インクの色の識別のみならず、シャープペンシルや固体筆記具、熱変色性筆記具等、筆記体40の種類の違いとしてもよいし、筆記体40をボールペンリフィルとした場合にはボールペンチップのボール径の大きさの違いとしてもよい。
<内部構造>
図26は、図24のC-C断面図であり、筆記具10の内部構造を示す。
後軸30の先端内周面には雌ネジ31が切られており、また、先軸20の後端外周面には雄ネジ21が切られていることで、これらを螺合して軸筒11が形成されている。
各々の筆記体40は、図示しないインクを収容する長円筒状のインク収容管41の先端に、継手42を介して、筆記先端43としてのボールペンチップが装着された構造を有している。各々の筆記体40の後端には、操作体50の先端に形成された接続突起53が挿入されることで、操作体50が接続されている。操作体50の軸心側には、内方に突出した前方解除突起55及び後方解除突起56が形成されている。また、操作体50の先端付近には、外方に突出した外方突起54が形成されている。さらに、各々の筆記体40の後端付近の外周に装着される付勢部材80も設けられている。当然、この付勢部材80は、筆記体40と同数の4本設けられている。付勢部材80は、軸筒11のほぼ中間部分に内挿されるガイド部材70の先端筒状部71の後方側の面と、操作体50の先端部分との間に介装され、操作体50を後方へ付勢している。この付勢部材80によって操作体50が後方へ付勢されることで、筆記体40も同時に後方へ付勢され、図26に示すように、筆記先端43が先端開口24に没入している状態が維持されている。この状態において、図25に示すように、操作体後端面52は軸筒連結面15と面一となっている。また、全ての筆記先端43が没入している状態において、各操作体50の前方解除突起55及び後方解除突起56は軸心で接した状態を取っている。なお、ガイド部材70は、図26においては、この先端筒状部71の断面の他は軸心に位置する中心柱73の断面が視認されるのみであるが、より詳細な構造については第1実施形態と同様である。
各々の操作体50は、軸筒11の後端側に内挿される内筒60の内部に収容されている。内筒60は、図26においては、軸筒後端面13の前方内側面に当接する後端円盤部63の断面と、案内溝19の直前において後軸30の内面に接する先端環状部61の断面とが視認されるのみであるが、より詳細な構造については後述する。
<後軸30>
図27は、軸筒11の後半部分である後軸30の外観を正面図で示す。
先述のとおり、軸筒後端面13と軸筒の外側面12とを連結する軸筒連結面15を、切り欠き18が分断している。また、この切り欠き18から先端方向へ、案内溝19が延設されている。
図28は、図27のD-D断面図であり、図29は、後軸30の一部を破断して内部構造を示した斜視図である。これら図28及び図29からも、切り欠き18は軸筒後端面13の円周をも分断し、また、切り欠き18から先端方向へ案内溝19が延設されていることが分かる。また、後軸30の内側面において、隣接する各案内溝19の間に、内方へ突出する突条である補強リブ32が長手方向へ延設されている。一方、後軸30の先端内側面には、先述したように先軸20の後端外周面の雄ネジ21(図26参照)と螺合する雌ネジ31が切られている。さらに、補強リブ32と雌ネジ31とのほぼ中間部分に、周方向の突条である支持突条33が内方へ突設されている。この支持突条33は、軸筒11の内側面で、先述のガイド部材70の先端筒状部71の先端縁を支持する構造である(図26参照)。
<操作体50>
図30~図33は、操作体50の外観を、それぞれ前方斜視図、後方斜視図、正面図及び側面図で示す。
操作体50の外側面の後端側には、先述したように操作突起51が外方へ突出し、その後方は、長手方向に対して垂直な垂直面51B及び長手方向に平行な平行面51Cからなる陥凹部51Dが介在して操作体後端面52となり、さらに長手方向に対して垂直な後端係止部51Aが形成されている。この後端係止部51Aは、筆記体40が突出状態を保っているときに、後述する内筒60のガイドレール68の先端の係止端68Aと係止する構造である。一方、操作体50の先端から前方へ、略円柱状の接続突起53が突設されている。この接続突起53は先述のとおり筆記体40のインク収容管41の後端に接続される(図26参照)。また、操作体50の外側面の先端付近には、略直方体形状の外方突起54が突設されている。この外方突起54は、筆記体40の没入状態において、内筒60の先端環状部61の先端縁と当接する構造である(図26参照)。さらに、外方突起54の先端側の面(図30参照)と、操作体の内側面の先端側の段差とで、後端支持面58が形成されている。この後端支持面58は、図26に示すように筆記体40に装着されている状態の付勢部材80の後端を支持する。
ここで、陥凹部51Dの平行面51Cは平坦面として形成されているため、図24に示す後方視では、軸筒連結面の先端縁16を連結した仮想的な円周17の範囲内に位置している。なお、この平行面51Cを後方視で円弧状をなす曲面として形成し、図24に示す後方視で、仮想的な円周17と一致するようにしてもよい。
操作体50の後端付近の両側面の、操作突起51の両側に、長手方向に沿った突条である摺動翼突起57が突設されている(図32参照)。この摺動翼突起57は、後述する内筒60に設けられるガイドレール68と摺接する構造である。
操作体50の内側面からは、前方解除突起55と後方解除突起56とがそれぞれ内方へ突設されている。これら前方解除突起55及び後方解除突起56は、筆記体40の突出状態から没入状態への遷移に関与する構造である。
<内筒60>
図34~図38は、内筒60の外観を、それぞれ前方斜視図、後方斜視図、正面図、底面図及び平面図で示す。また、図39は、内筒60の一部を破断して内部構造を示した斜視図である。
内筒60は、先端側を構成する先端環状部61と、後端側を構成する後端円盤部63とが、内筒側面66で連結された略円筒構造を呈する。先端環状部61の中心を含む大部分の領域は、前後に貫通した十字開口62が位置している(図34、図37参照)。後端円盤部63の中心には、円形の後端孔64が貫通している(図35、図38参照)。内筒側面66の外周の4箇所には、先端環状部61から後端円盤部63までに至る略長方形の側面開口67が開口し、各々の側面開口67に1対のガイドレール68が外部から視認される(図36参照)。なお、後端円盤部63の辺縁には、この側面開口67と連絡する後端切り欠き65が設けられている。この後端切り欠き65は、上述した軸筒後端面13における切り欠き18と平面視で一致した位置にある(図26参照)
内筒60の内側面においては、内方へ突出し、断面が直角二等辺三角形状の三角突条60Aが内筒の全長にわたって4本等配されており、ガイドレール68はこの三角突条60Aの各面から長手方向に沿って突設されている(図39参照)。また、同一の三角突条60Aから突設されているガイドレール68の間は、断面が直角二等辺三角形状の補強部69で充填されている(図39参照)。各ガイドレール68の先端は、係止端68Aとなっており、ここに先述した操作体50の後端係止部51A(図31、図33参照)が係止することで、対応する筆記体40の突出状態が維持される。
<ガイド部材70>
ガイド部材70については、第1実施形態と同様である。
<作用>
図26の断面図及び適宜他の図を参照しつつ、本実施形態の筆記具10の作用を説明する。
図26に示すように、全ての筆記体40の筆記先端43が先端開口24に没入している状態(没入状態)では、操作体50は付勢部材80によって後方に付勢されるため、最も後端寄りの位置を維持している。このとき、操作体50の外方突起54が内筒60の先端環状部61の先端に当接した位置が、操作体50の軸筒内での最後方の位置である。このときに操作体後端面52は軸筒連結面15の切り欠き18の中に位置することで軸筒連結面15と面一の曲面を形成する。この状態で、図24及び図25に示すように、操作体50は軸筒11の後方から視認できる面の範囲内に位置することとなり、どこにどの色の筆記体40が位置しているか一目で分かる。
この没入状態から、手指(たとえば、親指)を、軸筒11の後端に当てた位置から、所望の色の操作体50のある位置に滑らせるように移動させると、手指はすぐに操作突起51の直後にある陥凹部51Dの垂直面51Bに当接し、操作突起51を自然に押下することができる。それにより、操作突起51を案内溝19に沿って、付勢部材80を圧縮させつつ先端方向へ移動させることができる。
一方、没入状態では、各々の操作体50の1対の摺動翼突起57(図32参照)は、内筒60の対応する1対のガイドレール68(図36参照)の外側面に接触している。この状態から、上記のように操作突起51が案内溝19に沿って先端方向へ移動させられると、摺動翼突起57はガイドレール68に沿って先端方向へ摺動する。そして、摺動翼突起57がガイドレール68の先端よりもさらに先端に移動すると、摺動翼突起57はガイドレール68の先端から軸心方向へ沈み込むように脱落し、操作体50の全体が案内溝19において軸心方向へ沈み込む。この状態に至ると、対応する筆記体40の筆記先端43は先端開口24から突出した状態(突出状態)となる。
この突出状態において操作突起51への前方への押圧を解除すると、圧縮された付勢部材80が復元しようとする力により操作体50は後方へ押圧される。しかし、軸心方向に操作体50が沈み込んでいるため、操作体50の最後端にある後端係止部51A(図31、図33参照)がガイドレール68の先端である係止端68Aと当接し、操作体50はこれ以上後方へ移動することはできない。このようにして、対応する筆記先端43の突出状態は維持され、筆記が可能となる。
ここで、ある筆記体40の筆記先端43が突出状態にあるとき、対応する操作体50の後方解除突起56は、他の没入状態にある操作体50の前方解除突起55の直前に当接して係止した状態となっている。ここから、他の没入状態にある操作体50の操作突起51のいずれかを前方へ押圧すると、押圧された操作体50の前方解除突起55が、突出状態にある操作体50の後方解除突起56を押圧し、押圧された操作体50は案内溝19において外方へ浮き上がるように移動させられる。これによって、当該操作体50の後端係止部51Aとガイドレール68の係止端68Aとの係合が解除されると、当該操作体50は付勢部材80の復元力によって後方へ押圧され、外方突起54が内筒60の先端環状部61の先端に当接する位置にまで押し戻され、図26に示す没入状態へ復帰する。
本発明は、たとえば、ボールペンのような筆記具に利用可能である。
10 筆記具 11 軸筒 12 軸筒の外側面
13 軸筒後端面 14 軸筒後端面の外周 15 軸筒連結面
16 軸筒連結面の先端縁 17 仮想的な円周 18 切り欠き
19 案内溝
20 先軸 21 雄ネジ 22 グリップ部
23 先細部 24 先端開口
30 後軸 31 雌ネジ 32 補強リブ
33 支持突条
40 筆記体 41 インク収容管 42 継手
43 筆記先端
50 操作体 51 操作突起 51A 後端係止部
51B 垂直面 51C 平行面 51D 陥凹部
52 操作体後端面 52A 識別突起 53 接続突起
54 外方突起 55 前方解除突起 56 後方解除突起
57 摺動翼突起 58 後端支持面
60 内筒 61 先端環状部 62 十字開口
63 後端円盤部 64 後端孔 65 後端切り欠き
66 内筒側面 67 側面開口 68 ガイドレール
68A 係止端 69 補強部
70 ガイド部材 71 先端筒状部 72 挿通孔
73 中心柱 74 周辺柱 75 周辺突起
78 先端支持面
80 付勢部材

Claims (6)

  1. 筆記先端を有する筆記体と、
    前記筆記体を収容する軸筒と、
    前記軸筒の先端に設けられ、前記筆記先端が出没可能な先端開口と、
    前記軸筒の後端に設けられ、後方視で円形を呈する平坦面である軸筒後端面と、
    前記軸筒後端面の外周と前記軸筒の外側面とを連結する傾斜面である軸筒連結面と、
    後方視で前記軸筒連結面を分断する切り欠きと、
    前記筆記体の後端に装着された状態で前記軸筒に収容される操作体と、
    前記筆記体に装着され、前記操作体を後方へ付勢する付勢部材と、
    前記軸筒において前記切り欠きから長手方向に沿って先端方向へ前記軸筒の中途部分まで延設され、前記操作体が前後方向に摺動可能な案内溝と、
    前記操作体の外側面に設けられ、前記案内溝から外方へ突出する操作突起と、
    前記操作体の後端に設けられ、前記付勢部材の後方への付勢により前記筆記先端が前記先端開口に没入している状態において、前記軸筒連結面と面一となる操作体後端面と、を有することを特徴とする筆記具。
  2. 前記軸筒は、複数の前記筆記体を収容し、
    前記軸筒における前記切り欠き及び前記案内溝並びに前記操作体及び前記付勢部材はいずれも前記筆記体と同数が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の筆記具。
  3. 前記操作体のうち少なくとも1つは、他の前記操作体とは異なる色彩及び異なる形状の少なくとも一方を有していることを特徴とする、請求項2に記載の筆記具。
  4. 前記操作突起の少なくとも1つは、表面に識別突起が形成されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載の筆記具。
  5. 前記操作突起は、前記操作体後端面から曲面をもって連続していることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の筆記具。
  6. 前記操作突起と前記操作体後端面との間には陥凹部が形成されていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の筆記具。
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