JP6436662B2 - 出没式筆記具 - Google Patents
出没式筆記具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6436662B2 JP6436662B2 JP2014140515A JP2014140515A JP6436662B2 JP 6436662 B2 JP6436662 B2 JP 6436662B2 JP 2014140515 A JP2014140515 A JP 2014140515A JP 2014140515 A JP2014140515 A JP 2014140515A JP 6436662 B2 JP6436662 B2 JP 6436662B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engaging portion
- fixing
- inclined surface
- state
- engagement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
この出没式筆記具の中には、軸筒の外周面に操作片を有し、当該操作片を軸筒の軸方向にスライド移動させることによって、ペン先を軸筒から出没させるスライド式筆記具がある(例えば、特許文献1)。
すなわち、この特許文献1に記載のスライド式筆記具は、突出姿勢では、ペン先によって筆記が可能となり、収納姿勢では、ペン先による衣服等への付着を防止することができる。
また、特許文献1に記載の出没式筆記具は、上記した可動片が軸筒からの切り起こしによって形成されている。そのため、可動片の切り起こしが大きい場合には、軸筒から可動片が張り出した状態となり、見栄えが悪いものとなる。また、筆記時において、指等が可動片に引っ掛かりやすく、使用者が可動片を邪魔に感じるおそれもあった。
一方、可動片の切り起こしが小さい場合には、操作片と十分に係合できず、筆記時に係合状態が解除されるおそれがある。また、使用者が指で可動片を押圧しにくく、係合状態を解除しにくいという問題もあった。
このように、特許文献1に記載の出没式筆記具は、使用者にとって、煩わしく感じるおそれがあり、改善の余地があった。
本発明は、使用者が把持する軸筒と、使用者が操作する操作部と、前記軸筒と一体化された固定部と、筆記部と直接又は他部材を介して接続される接続部を有した出没式筆記具であって、操作部を操作することで、筆記部の一部が軸筒から突出した筆記可能状態と、筆記部の全体が軸筒の内部に収納された収納状態との間で相互に切り替えが可能な出没式筆記具において、前記操作部は、操作側係合部を有し、前記固定部は、固定側係合部を有し、前記接続部は、操作側係合部と係合可能な操作用係合部と、固定側係合部と係合可能な固定用係合部を有し、前記操作側係合部又は操作用係合部の少なくとも一方は、軸方向に対して傾斜した第一傾斜面を有し、筆記可能状態において、前記接続部の固定用係合部は、前記固定部の固定側係合部と係合しており、筆記可能状態から収納状態に切り替える際に、前記操作部を前記軸筒の軸方向に移動させることで、前記操作側係合部が前記操作用係合部に対して前記第一傾斜面に沿って相対的に移動するものであり、さらに前記接続部は、当該操作側係合部と前記操作用係合部の移動に伴って、移動及び/又は弾性変形し、前記接続部の固定用係合部が前記固定部の固定側係合部に対して離反する方向に移動することで、固定用係合部と固定側係合部との係合状態が解除される出没式筆記具に関連する。
また、筆記可能状態から収納状態に切り替える際に、操作部を軸筒の軸方向に移動させることで、操作側係合部が操作用係合部に対して前記第一傾斜面に沿って相対的に移動する。すなわち、操作側係合部又は操作用係合部の一方に第一傾斜面が形成されており、他方の操作側係合部又は操作用係合部が第一傾斜面に沿って相対移動する。
そして、この相対移動に伴って、接続部は、移動及び/又は弾性変形し、その固定用係合部が固定側係合部に対して離反する方向に移動することで、固定用係合部と固定側係合部との係合状態が解除される。
すなわち、使用者が操作部を操作する一連の動作に伴って固定用係合部と固定側係合部との係合状態が解除されるので、筆記可能状態から収納状態に切り替える際に操作を行うのは、操作部だけでよい。そのため、従来に比べて、使用者が容易に操作できるとともに、筆記時に邪魔になりにくい。また、操作部を操作するので、特許文献1のように軸筒に可動片等を設ける必要がなく、従来に比べて外観が優れた出没式筆記具になる。
そのため、切り替え時において操作部の操作で状態の切り替えが可能であるから、使用者が持ち替える必要がない。それ故に、持ち替えずに指先で操作部をスライドさせることで筆記部の出し入れが可能となる。
すなわち、出没式筆記具1は、図3(a)に示されるペン先7の一部が軸筒2から突出した筆記可能状態(突出姿勢)と、図3(b)に示されるペン先7全体が軸筒2内に収納された収納状態(収納姿勢)との間で切り替えが可能となっている。
軸筒2は、前端形成部10と、本体筒部11と、端面形成部9によって形成されている。
固定用接続部14は、固定部21の前方側筒部40(図5参照)と接続可能な部位であり、具体的には、固定部21の前方側筒部40の外側を外嵌可能な部位である。
ここでいう「中間部」とは、端部以外の部位をいう。すなわち、本体筒部11の中腹にあたる部位である。
操作孔13は、開口形状が略長方形状をしており、その長辺が軸方向Lを向いている。つまり、操作孔13は、長手方向に延びた貫通溝であるともいえる。
操作孔13は、本体筒部11の軸方向Lの前方端部近傍に形成されている。
操作孔13の軸方向Lの長さは、図6に示される操作部20の押圧部25の軸方向Lの長さよりも長い。
操作孔13の幅は、操作部20の押圧部25の幅とほぼ同程度となっている。
インキ収容部15は、円筒状の部位であって、その内部にインキを収容可能となっている。インキ収容部15は、前側端部(ペン先7側)に弾性部材4を固定可能な弾性用固定部16を有している。
弾性用固定部16は、弾性部材4をその外周面に取り付け可能な部位であって、インキ収容部15の他の部位に比べて縮径された部位である。
ペン先7は、インキ収容部15内に収容したインキを紙等の被筆記物に対して塗布可能な部位である。
インキ収容部15とペン先7は、軸方向Lに一体的に接続されている。
弾性部材4の自由高さ(軸方向の長さ)は、図2に示されるように弾性用固定部16の軸方向Lの長さよりも大きく、さらに軸方向Lにおける弾性用固定部16の基端からペン先7の先端までの長さよりも大きい。
押圧部25は、瓦状をしており、板状体を湾曲させた形状をしている。
押圧部25の厚みは、軸筒2の本体筒部11の厚みと同程度となっている。言い換えると、押圧部25の厚みは、本体筒部11の操作孔13の深さとほぼ同程度となっている。
被覆部26は、図6,図7から読み取れるように、本体部29と、操作側係合部30と、スライド用係合部31,32を有している。
操作側係合部30は、側面視略台形状をしており、その一辺が本体部29に接続され、その斜面が前方に形成されている。
すなわち、操作側係合部30は、図7の拡大図のように軸方向Lの前方側の端面を形成する前方壁部33と、後方側の端面を形成する後方壁部34を有している。
前方壁部33は、本体部29の前端面と周方向に面一となっている。
すなわち、操作側係合部30の張出方向の先端面は、その軸方向Lの長さが基端面に比べて小さくなっている。
傾斜面35の本体部29からの傾斜角度θ1は、30度以上60度以下であることが好ましい。
スライド用係合部31,32は、その長辺が本体部29と接続されており、本体部29の後方端部から中間部にかけて位置している。
切り欠き部27,28は、被覆部26の周方向の両端部を切り欠いた切り欠きである。
一方の切り欠き部27は、中間部から前方端部近傍まで切り欠いた切り欠きであり、側面視台形状をしている。
他方の切り欠き部28は、中間部から前方端部まで切り欠いた切り欠きであり、側面視長方形状をしている。
すなわち、押圧部25の内側に本体部29の一部が位置しており、当該重なり領域に操作側係合部30が位置している。
押圧部25と本体部29の重なり幅は、操作側係合部30の軸方向Lの長さよりも長い。押圧部25と本体部29の重なり幅は、押圧部25の軸方向Lの長さの1/6〜1/3であることが好ましい。
操作側係合部30は、押圧部25に対して離反する方向に立設されている。
固定部21は、図8,図9に示されるように、前方側筒部40と、前方側筒部40よりも拡径した後方側筒部41を有している。
前方側筒部40は、円筒状の部位であり、その外周面に軸筒2の固定用接続部14(図4参照)を外嵌可能な部位である。すなわち、固定部21は、前方側筒部40を固定用接続部14に挿入することで軸筒2に対して一体化することが可能となっている。
切り欠き部43は、後方側筒部41を周方向において全周の2/5程度を切り欠いており、軸方向Lにおいても、後方側筒部41の後端部から後方側筒部41の全長の1/3程度切り欠いている。
切り欠き部43は、側面視すると、略四角形状の切り欠きであり、その切り欠き内部には接続部22の張出部61(図5参照)が進入可能となっている。
固定側係合部45は、図9のように、切り欠き部43の内部にあって、後方側筒部41の後端部に形成されている。
固定側係合部45は、切り欠き部43の周方向の一方の縁を形成する周縁部44から切り欠き部43の中央に向かって周方向に突出した係止片である。
具体的には、固定側係合部45は、図9の拡大図のように側面視したときに略台形状をしており、その一辺が周縁部44に接続され、その斜面が後方に形成されている。
すなわち、固定側係合部45は、軸方向の前方側の縁を形成する前方壁部47と、後方側の縁を形成する後方壁部48を有している。
後方壁部48は、周縁部44から立設された壁面である。後方壁部48は、少なくとも一部に周縁部44から所定の角度で傾斜した傾斜面50(第二傾斜面)を有している。本実施形態では後方壁部48全体が傾斜面50となっている。
すなわち、固定側係合部45の突出方向の先端面は、その軸方向Lの長さが基端面に対して小さくなっている。
傾斜面50の周縁部44からの傾斜角度θ2は、30度以上60度以下であることが好ましい。
凹部46は、押圧部25の内周面に沿った形状をしており、図8のように、軸方向Lに延びている。すなわち、凹部46は、押圧部25の移動を軸方向Lのみに規制することが可能となっている。
保持部60は、図5のように、芯部材3の側面を覆う側面形成部62と、芯部材3の後端部を覆う後面形成部63を有している。
側面形成部62は、図10のように軸方向Lにおいて前方側から順に、前方側側面部56(接続側係合部)と、中間側面部57と、後方側側面部58から形成されている。
前方側側面部56、中間側面部57、及び後方側側面部58は、図5のように、いずれも略半円弧状をしており、その内部空間が軸方向に連通している。
前方側側面部56と後方側側面部58に挟まれた中間側面部57の弧の長さ(周方向の外周面の長さ)は、その前後に位置する前方側側面部56及び後方側側面部58の弧の長さに比べて短い。すなわち、中間側面部57の周端面は、前方側側面部56及び後方側側面部58の周端面に比べて、窪んでいる。
つまり、中間側面部57の前方側では、中間側面部57の周端面(周方向の端面)は、前方側側面部56の後端面を介して、前方側側面部56の周端面と段状に連続している。中間側面部57の後方側では、中間側面部57の周端面は、後方側側面部58の前端面を介して、後方側側面部58の周端面と段状に連続している。
切り欠き部65,66は、側面形成部62の軸方向の中間部であって、周端面を切り欠いた部位である。切り欠き部65,66は、長方形状の切り欠きであり、その長辺は軸方向に延びている。
切り欠き部65,66の軸方向の長さは、操作部20のスライド用係合部31,32の軸方向の長さよりも大きい。
張出部61は、図10のように、張出本体67と、固定用係合部68と、操作用係合部70を有している。
張出本体67は、前方側側面部56の前端部から軸方向Lに延びた略長板状の部位であり、その内周面と外周面は、前方側側面部56の内周面と外周面とそれぞれ面一となっている。
固定用係合部68は、略台形状の部位であり、斜面が前方に形成されている。
すなわち、固定用係合部68は、図10の拡大図のように軸方向Lの前方側の端面を形成する前方壁部71と、後方側の端面を形成する後方壁部72を有している。
すなわち、固定用係合部68の張出方向の先端面は、その軸方向Lの長さが基端面に比べて小さくなっている。
図10に示される張出本体67に対する傾斜面75の傾斜角度θ3は、30度以上60度以下であることが好ましい。
固定用係合部68の傾斜面75の傾斜角度θ3は、固定側係合部45の傾斜面50の傾斜角度θ2(図9参照)とほぼ同程度の角度であることが好ましい。
ここでいう「ほぼ同程度」とは、プラスマイナス2度の範囲にあることをいう。
具体的には、後方壁部72は、張出本体67から直立した壁部である。
操作用係合部70は、図10の拡大図のように、前方側の端面である前方壁部81と、前方側側面部56の周端部と連続する周壁部82を有している。
前方壁部81は、その一部又は全部が傾斜した傾斜面83(第一傾斜面)を有している。
傾斜面83は、張出本体67及び周壁部82に対して斜めに傾斜している。すなわち、傾斜面83の面方向は、軸方向成分と、周方向成分に分解できる。
張出本体67に対する傾斜面83の傾斜角度θ4は、20度以上60度未満であることが好ましい。
操作用係合部70の傾斜面83の傾斜角度θ4は、操作側係合部30の傾斜面35の傾斜角度θ1(図7参照)と異なる角度をとっている。具体的には、傾斜角度θ4は、傾斜角度θ1よりも小さい角度をとっている。
また、弾性部材4は、前端形成部10の内部に位置し、その前方端部は前端形成部10当接している。
操作部20、固定部21、接続部22は、それぞれ芯部材3の外周面を覆うように組み立てられている。
芯部材3のインキ収容部15の後方には、接続部22の後面形成部63が覆っており、インキ収容部15の長手方向の大部分は、側面形成部62が覆っている。
側面形成部62は、芯部材3を挟んで径方向に対向する位置に操作部20の被覆部26が位置している。すなわち、側面形成部62と被覆部26は、芯部材3の周りを周方向に連続している。
操作部20の押圧部25は、固定部21の凹部46に嵌っている。
固定用係合部68と固定側係合部45は、図11(a)のように軸方向に離れた位置に配されている。操作用係合部70の傾斜面83と操作側係合部30の傾斜面35は、所定の間隔を空けて対面している。
その後、やがて固定部21の固定側係合部45の傾斜面50と接続部22の固定用係合部68の傾斜面75とが当接する。
さらに、図11(b)のように、固定側係合部45の傾斜面50の一部と固定用係合部68の傾斜面75とが突き合わされて、当接しながら移動する。このとき、操作部20に伝わる押圧力の一部が接続部22に伝達し、当該伝達した押圧力によって、接続部22の張出本体67が固定部21に対して離反する方向に弾性変形し、固定用係合部68は、固定側係合部45を乗り越える。そして、図11(c)のように、固定側係合部45の前方壁部47と、固定用係合部68の後方壁部72が係合し、固定側係合部45と固定用係合部68は、係合状態となる。
このとき、弾性部材4は、圧縮された状態となっている。
その後、図12(b)のように操作部20の操作側係合部30の傾斜面35が接続部22の操作用係合部70の傾斜面83に当接すると、操作側係合部30の傾斜面35と操作用係合部70の傾斜面83の傾斜角度が異なるので、操作側係合部30の傾斜面35と操作用係合部70の傾斜面83の間に隙間が形成されている。そのため、操作側係合部30の傾斜面35によって操作用係合部70の傾斜面83が押圧されて、図12(c)のように接続部22の張出本体67が弾性変形し、固定部21の固定側係合部45と接続部22の固定用係合部68の係合関係が解除される。
そしてさらに、操作部20が後方に向かって進むと、図12(c)のように、弾性部材4の復元力によって、接続部22は、芯部材3を介して後方に移動し、前方側側面部56の後端面がスライド用係合部31,32の前方端面と再度当接しつつ、操作部20と接続部22が一体となって固定部21に対して離反する方向(後方)に移動する。
2 軸筒
3 芯部材
7 ペン先(筆記部)
20 操作部
21 固定部
22 接続部
30 操作側係合部
31,32 スライド用係合部
35 傾斜面(第一傾斜面)
45 固定側係合部
50 傾斜面(第二傾斜面)
56 前方側側面部(接続側係合部)
65,66 切り欠き部(接続側係合部)
68 固定用係合部
70 操作用係合部
75 傾斜面(第二傾斜面)
83 傾斜面(第一傾斜面)
Claims (8)
- 使用者が把持する軸筒と、使用者が操作する操作部と、前記軸筒と一体化された固定部と、筆記部と直接又は他部材を介して接続される接続部を有した出没式筆記具であって、
操作部を押圧操作することで、筆記部の一部が軸筒から突出した筆記可能状態と、筆記部の全体が軸筒の内部に収納された収納状態との間で相互に切り替えが可能な出没式筆記具において、
前記操作部は、操作側係合部を有し、
前記固定部は、固定側係合部を有し、
前記接続部は、操作側係合部と係合可能な操作用係合部と、固定側係合部と係合可能な固定用係合部を有し、
前記操作側係合部又は操作用係合部の少なくとも一方は、軸方向に対して傾斜した第一傾斜面を有し、
筆記可能状態において、前記接続部の固定用係合部は、前記固定部の固定側係合部と係合しており、
筆記可能状態から収納状態に切り替える際に、前記操作部を前記軸筒の軸方向に移動させることで、前記操作側係合部が前記第一傾斜面に当接し、前記操作用係合部に対して前記第一傾斜面に沿って相対的に移動するものであり、
さらに前記接続部は、当該操作側係合部と前記操作用係合部の移動に伴って、前記操作部に加わる軸方向の押圧力の一部が伝達され、当該伝達した押圧力によって弾性変形し、さらに前記接続部の固定用係合部が前記固定部の固定側係合部に対して離反する方向に移動することで、固定用係合部と固定側係合部との係合状態が解除されることを特徴とする出没式筆記具。 - 前記操作用係合部と前記固定用係合部は、軸筒の軸方向に所定の間隔を空けて配されていることを特徴とする請求項1に記載の出没式筆記具。
- 前記操作部は、前記操作側係合部に対して前記軸筒の軸方向に離れた位置にスライド用係合部を有し、
前記接続部は、前記収納状態において、前記スライド用係合部と係合可能な接続側係合部を有し、
収納状態から筆記可能状態に切り替える際に、前記操作部を前記軸筒の軸方向に移動させることで、前記操作部は、スライド用係合部が接続側係合部と係合して前記接続部と一体的に移動し、
当該接続部とスライド用係合部の移動に伴って、前記固定側係合部と前記固定用係合部が互いに係合することを特徴とする請求項1又は2に記載の出没式筆記具。 - 前記固定側係合部と前記固定用係合部の少なくとも一方は、軸方向に対して傾斜した第二傾斜面を有し、
収納状態から筆記可能状態に切り替える際に、前記操作部を前記軸筒の軸方向に移動させることで、前記固定用係合部が前記固定側係合部に対して前記第二傾斜面に沿って相対的に移動して、前記固定用係合部が固定側係合部に対して離反するように接続部の一部が弾性変形し、さらに前記弾性変形に伴う接続部の復元力によって、固定用係合部と固定側係合部とが係合状態となることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の出没式筆記具。 - 前記操作側係合部及び前記操作用係合部は、軸筒の軸方向に対して傾斜した第一傾斜面をそれぞれ有し、
筆記可能状態から収納状態に切り替える際に、前記操作側係合部の第一傾斜面と前記操作用係合部の第一傾斜面が突き合わされて、操作部に加わる軸方向の押圧力の一部が接続部に対して伝達し、当該伝達した押圧力によって前記固定用係合部が固定側係合部に対して離反するように接続部の一部が弾性変形することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の出没式筆記具。 - 筆記可能状態から収納状態に切り替える際に、前記操作側係合部の第一傾斜面と前記操作用係合部の第一傾斜面が突き合わされ、前記操作側係合部の第一傾斜面と、前記操作用係合部の第一傾斜面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の出没式筆記具。
- 軸方向に対する前記操作側係合部の第一傾斜面の角度と、軸方向に対する前記操作用係合部の第一傾斜面の角度が異なっていることを特徴とする請求項5又は6に記載の出没式筆記具。
- 前記筆記部を備えた芯部材を有し、
前記芯部材は、棒状であって、その端部が前記接続部と接続されており、
前記操作部及び接続部は、前記芯部材の外周面に沿って形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の出没式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014140515A JP6436662B2 (ja) | 2014-07-08 | 2014-07-08 | 出没式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014140515A JP6436662B2 (ja) | 2014-07-08 | 2014-07-08 | 出没式筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016016581A JP2016016581A (ja) | 2016-02-01 |
JP6436662B2 true JP6436662B2 (ja) | 2018-12-12 |
Family
ID=55232196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014140515A Active JP6436662B2 (ja) | 2014-07-08 | 2014-07-08 | 出没式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6436662B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102129767B1 (ko) * | 2018-11-29 | 2020-07-03 | 감두엽 | 리필형 필기구 |
CN110509689B (zh) * | 2019-09-10 | 2021-01-29 | 杭州文研科技有限公司 | 一种防摔笔 |
CN110962489B (zh) * | 2019-12-22 | 2020-10-27 | 杭州简弈科技有限公司 | 一种笔帽滑动笔 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58194716U (ja) * | 1982-06-18 | 1983-12-24 | 株式会社新和製作所 | 化粧筆 |
JPS61168987U (ja) * | 1985-04-10 | 1986-10-20 | ||
JP2527012Y2 (ja) * | 1990-11-29 | 1997-02-26 | 三菱鉛筆株式会社 | ノック式筆記具 |
JP2006181794A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Pentel Corp | 固定構造 |
JP2013244728A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Sakura Color Products Corp | 出没式塗布具 |
-
2014
- 2014-07-08 JP JP2014140515A patent/JP6436662B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016016581A (ja) | 2016-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6436662B2 (ja) | 出没式筆記具 | |
JP7398529B2 (ja) | 筆記具 | |
JP2006272666A (ja) | 回転繰出し式筆記具 | |
JP7067942B2 (ja) | シャープペンシル | |
US6939069B2 (en) | Composite writing utensil | |
JP4643426B2 (ja) | 伸縮式筆記具 | |
US20070231048A1 (en) | Writing Instrument With a Lateral Button | |
JP5262088B2 (ja) | 筆記具 | |
JP7122961B2 (ja) | 筆記具 | |
JP6665005B2 (ja) | グリップ部材 | |
JP5070942B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP5469346B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4814708B2 (ja) | 伸縮式筆記具 | |
JP6999437B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP4814901B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP7303669B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4323920B2 (ja) | 振出式シャープペンシル | |
JP2020142369A (ja) | 筆記具 | |
JP5469345B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4252920B2 (ja) | ペンシル型容器及びペンシル型容器の組立方法 | |
JP5412329B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP5020607B2 (ja) | 棒状体収納容器 | |
JP2022053830A (ja) | 複数出没式筆記具 | |
KR100708341B1 (ko) | 샤프펜슬의 슬라이더 | |
JP2009061697A (ja) | 多芯筆記具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6436662 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |