JP2006181794A - 固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 後軸部材を大きくすることは実用的ではなく、上記の従来技術にあっては中駒を使用して係止部の再度の変形を防止しているが、中駒を中軸に装着して後軸のスリット部を嵌着する方法では、部材が増えてしまいコストアップになってしまう。
【解決手段】 軸本体内に複数の筆記体を有し、該筆記体は弾撥部材により後方に付勢されているが、筆記体の後方に取り付けられているスライダーを前進せしめ、該スライダーを軸本体内に係合させることにより、前記筆記体を軸本体から突出させるが如くなした多芯筆記具において、前記軸本体を前軸と後軸とより構成し、その後軸に前軸に設けた溝部に嵌り込み係合する太径部と、前軸の係合部に係合する細径部を形成した固定構造。
【選択図】 図6
【解決手段】 軸本体内に複数の筆記体を有し、該筆記体は弾撥部材により後方に付勢されているが、筆記体の後方に取り付けられているスライダーを前進せしめ、該スライダーを軸本体内に係合させることにより、前記筆記体を軸本体から突出させるが如くなした多芯筆記具において、前記軸本体を前軸と後軸とより構成し、その後軸に前軸に設けた溝部に嵌り込み係合する太径部と、前軸の係合部に係合する細径部を形成した固定構造。
【選択図】 図6
Description
本発明は、先端に係合凹部を有する軸に関するものであり、例えば、ボールペンリフィルやシャープペンシルユニットが出没可能に配置された多芯筆記具などに使用される軸部材に関する。
1例として、後軸の前端外周に係合突起が形成されて、後軸前方の縮径側の弾性変形によって係合突起が中軸の内孔に設けられた係合段部に係止して、後軸が中軸に固定される軸構造が知られており、また、そして、中軸の内孔に中駒を装着し、その中駒の胴部が後軸のスリット部に嵌着することによって後軸の縮径を防止する構造が知られている。
詳述すると、筆記体と連接した複数のノック部材の操作部を後軸後端部に至り設けたそれぞれの縦溝に突出させ、各ノック部材を軸先方に摺動させることにより選択的に筆記部を先軸の先端孔から突出係止させるようにしている。また、後軸の縦溝に連通して、ノック部材を摺動可能にガイドするスリット部が後軸の前端まで開口して設けており、更に後軸の前端外周に係合突起を形成している。そして、後軸先方の縮径側の弾性変形によって係合突起が中軸の内孔に設けられた係合段部に係止して、後軸が、その縦溝前方のスリット部を中軸に嵌装した状態で固定されてなる。
詳述すると、筆記体と連接した複数のノック部材の操作部を後軸後端部に至り設けたそれぞれの縦溝に突出させ、各ノック部材を軸先方に摺動させることにより選択的に筆記部を先軸の先端孔から突出係止させるようにしている。また、後軸の縦溝に連通して、ノック部材を摺動可能にガイドするスリット部が後軸の前端まで開口して設けており、更に後軸の前端外周に係合突起を形成している。そして、後軸先方の縮径側の弾性変形によって係合突起が中軸の内孔に設けられた係合段部に係止して、後軸が、その縦溝前方のスリット部を中軸に嵌装した状態で固定されてなる。
前記従来技術における、後軸前方の縮径側の弾性変形によって係合突起が中軸の内孔に設けられた係合段部に係止する方法では、後軸の係止部が縮径側に再度変形しないように後軸の弾性力を強固にする必要があり、必要以上に後軸部材を大きくする必要があった。
しかし、後軸部材を大きくすることは実用的ではなく、上記の従来技術にあっては中駒を使用して係止部の再度の変形を防止しているが、中駒を中軸に装着して後軸のスリット部を嵌着する方法では、部材が増えてしまいコストアップになってしまうという問題があった。
しかし、後軸部材を大きくすることは実用的ではなく、上記の従来技術にあっては中駒を使用して係止部の再度の変形を防止しているが、中駒を中軸に装着して後軸のスリット部を嵌着する方法では、部材が増えてしまいコストアップになってしまうという問題があった。
本発明は、軸本体内に複数の筆記体を有し、該筆記体は弾撥部材により後方に付勢されているが、筆記体の後方に取り付けられているスライダーを前進せしめ、該スライダーを軸本体内に係合させることにより、前記筆記体を軸本体から突出させるが如くなした多芯筆記具において、前記軸本体を前軸と後軸とより構成し、その後軸に前軸に設けた溝部に嵌り込み係合する太径部と、前軸の係合部に係合する細径部を形成したことを要旨とする。
本発明は、軸本体内に複数の筆記体を有し、該筆記体は弾撥部材により後方に付勢されているが、筆記体の後方に取り付けられているスライダーを前進せしめ、該スライダーを軸本体内に係合させることにより、前記筆記体を軸本体から突出させるが如くなした多芯筆記具において、前記軸本体を前軸と後軸とより構成し、その後軸に前軸に設けた溝部に嵌り込み係合する太径部と、前軸の係合部に係合する細径部を形成したので、後軸の縮径側への変形は太径部が抑制し、後軸の後方への抜けは細径脚部に設けた係合部が抑制する。その結果、安価な構成で後軸を前軸に強固に固定することができる。
図1〜図6に示し説明する。3色のボールペンが摺動自在に配置されている多芯筆記具である。ボールペンばかりではなく、シャープペンシルなどであっても良い。参照符号1は、軸本体であり、その軸本体1は、前軸2と後軸3とより構成されている。また、本例において、前軸2は、先部材4と中軸5の螺合構造により構成されているが、一体的に形成されていても良い。
前記後軸3には、その長手方向に3個のスリット6が形成されている。本例においては、3個のスリット6が形成されているが、筆記体であるボールペンの数が3本であるためであり、この筆記体の本数によってスリットの形成する数も変わるものである。また、スリット6は、後軸3の一方の端部まで形成されていると共に、スリット6の両側には、摺動溝7が形成されている。しかし、この摺動溝7は、スリット6の両側の全長に渡って形成されているのではなく、中間部までしか形成されていない。前記後軸3の前方には脚部8が形成されている。この脚部8は、スリット6が形成されることにより形成される。よって、筆記体の数によって脚部8の数は変わる。また、脚部8は太径部8aと細径部8bとから構成されており、その細径部8bの前端面には外側後方に向かって傾斜する傾斜面8cが形成されている。参照符号9は、後軸3の側面に形成されたクリップ部である。また、参照符号10は各脚部8の上方に形成された縦リブであり、後軸3を中軸5に組み付けた細の、その後軸3と中軸5との振れを防止するためのリブとなっている。
前記後軸3には、その長手方向に3個のスリット6が形成されている。本例においては、3個のスリット6が形成されているが、筆記体であるボールペンの数が3本であるためであり、この筆記体の本数によってスリットの形成する数も変わるものである。また、スリット6は、後軸3の一方の端部まで形成されていると共に、スリット6の両側には、摺動溝7が形成されている。しかし、この摺動溝7は、スリット6の両側の全長に渡って形成されているのではなく、中間部までしか形成されていない。前記後軸3の前方には脚部8が形成されている。この脚部8は、スリット6が形成されることにより形成される。よって、筆記体の数によって脚部8の数は変わる。また、脚部8は太径部8aと細径部8bとから構成されており、その細径部8bの前端面には外側後方に向かって傾斜する傾斜面8cが形成されている。参照符号9は、後軸3の側面に形成されたクリップ部である。また、参照符号10は各脚部8の上方に形成された縦リブであり、後軸3を中軸5に組み付けた細の、その後軸3と中軸5との振れを防止するためのリブとなっている。
前記後軸3のスリット6には、スライダー11が摺動自在に配置されている。このスライダー11の長手方向の両側には、摺動突起12が形成されており、前記スリット6に形成された摺動溝7に摺動可能に係合している。このスライダー11の背面には、間隔をおいて2つの解除突起13、14が形成されており、スライダー11の前端部には、筆記体を接続する球状の接続部15が形成されている。そして、この接続部15には、ボールペンやシャープペンシルなどの筆記体16が接続されている。参照符号17は、筆記体16並びに筆記体16に接続するスライダー11を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材である。
前記前軸2の1部材である中軸5の中間部には、規制部18が形成されており、その規制部18には、筆記体16が遊挿する3つの貫通孔19と、規制部18の外縁部付近に後述する溝部20と同一直線上にほぼ四角形状の貫通孔19aが形成されている。この規制部18に弾撥部材17の一端を係止させることにより、筆記体16を後方に付勢しているものである。また、中軸5の内側で、規制部18の後方には、長手方向に3つの溝部20が形成されており、この溝部20に前記後軸の3の脚部8の太径部8aが摺接され、組み立て時に脚部8が案内されるようになっている。この時、脚部8の細径部8bは前記溝部20には摺接されない径となっている。即ち、細径部8bの外接円径は、太径部8aの外接円径よりも小径なものとなっている。
前記3つの溝部20の間であって、且つ、前記貫通孔19aの上方には、突起21が形成されている。その突起21の後部には、中心方向に向けて前方に傾斜する傾斜面が形成されている。前記後軸3を中軸5に組み付けた際、この突起21に後軸3の細径部8bに設けた凹状の係合部3aが係合するものである。この凹状の係合部3aは、前記太径部8aと細径部8bの連接部分に形成されている。この時、後軸3の脚部8の細径部8bは溝部20に摺接されていないため、係合部3aは突起21を乗り越える際、前記細径部8bの傾斜面8cが突起21の傾斜面21aに当接し、その細径部8bが傾斜面21aに沿って縮径側にたわみ、乗り越えた後は脚部8の弾性復元力によって元の位置へ戻り突起21と係合する。つまり凹状の係合部3aに突起21が嵌り込み後軸3と前軸5が連結・固定されるのである。
尚、前記突起21の内径側における高さは、貫通孔19aの内径を超えないものとなっている。即ち、前軸5を射出成形などの手段によって成形する際、前軸の前方中空部を形成するコアピンと後部中空部を形成するコアピンによって容易に成形し得るようにしているのである。ちなみに、突起21の高さが貫通孔19aの内形を超えてしまうと、規制部18と突起21との間にアンダーカットが形成され、実質的に成形が不可能になってしまう。
前記3つの溝部20の間であって、且つ、前記貫通孔19aの上方には、突起21が形成されている。その突起21の後部には、中心方向に向けて前方に傾斜する傾斜面が形成されている。前記後軸3を中軸5に組み付けた際、この突起21に後軸3の細径部8bに設けた凹状の係合部3aが係合するものである。この凹状の係合部3aは、前記太径部8aと細径部8bの連接部分に形成されている。この時、後軸3の脚部8の細径部8bは溝部20に摺接されていないため、係合部3aは突起21を乗り越える際、前記細径部8bの傾斜面8cが突起21の傾斜面21aに当接し、その細径部8bが傾斜面21aに沿って縮径側にたわみ、乗り越えた後は脚部8の弾性復元力によって元の位置へ戻り突起21と係合する。つまり凹状の係合部3aに突起21が嵌り込み後軸3と前軸5が連結・固定されるのである。
尚、前記突起21の内径側における高さは、貫通孔19aの内径を超えないものとなっている。即ち、前軸5を射出成形などの手段によって成形する際、前軸の前方中空部を形成するコアピンと後部中空部を形成するコアピンによって容易に成形し得るようにしているのである。ちなみに、突起21の高さが貫通孔19aの内形を超えてしまうと、規制部18と突起21との間にアンダーカットが形成され、実質的に成形が不可能になってしまう。
前記前軸2の1部材である先部材4は、前記中軸5に対して螺合により着脱自在に固定されている。この先部材4と中軸5とを一体的に形成しても良いが、筆記体16の交換や成形の容易性を考慮すると2部材とし、着脱自在に固定した方が良い。
次に動作について説明する。特定のスライダ−11を前方(図中下方)に押圧すると、スライダ−11は、スリット6並びに摺動溝7に案内されながら、筆記体16を伴い前進し、筆記体16の先端が軸本体1の先端より突出する。と、同時に、スライダ−11が軸筒本体1の内側に押し込まれ、次いで、スライダ−11の側面部に形成されている摺動突起12の後端が、摺動溝7の前端部に係合し、筆記体16の後退作用を阻止する。つまり、この摺動溝7をスリット6の中間部までしか形成しないことにより、スライダ−11の係合をも兼ねるようになっている。次に、筆記体16を軸本体1に収納したい場合には、他のスライダ−11を押圧する。他のスライダ−11を押圧すると、互いのスライダ−11の背面に形成されている解除突起13、14が衝突する。この衝突作用により、押圧されている状態にあるスライダ−11が軸筒本体1の外側方向に押圧される。そして、この押圧作用により、前記スライダ−11の摺動突起と摺動溝7との係合が解除され、その解除作用により突出している状態にある筆記体16が弾撥部材17の作用により後退し軸本体1内に没入する。
1 軸本体
2 前軸
3 後軸
3a 係合部
4 先部材
5 中軸
6 スリット
7 摺動溝
8 脚部
8a 太径部
8b 細径部
9 クリップ部
10 縦リブ
11 スライダー
12 摺動突起
13 解除突起
14 解除突起
15 接続部
16 筆記体
17 弾撥部材
18 規制部
19 貫通孔
20 溝部
21 突起
2 前軸
3 後軸
3a 係合部
4 先部材
5 中軸
6 スリット
7 摺動溝
8 脚部
8a 太径部
8b 細径部
9 クリップ部
10 縦リブ
11 スライダー
12 摺動突起
13 解除突起
14 解除突起
15 接続部
16 筆記体
17 弾撥部材
18 規制部
19 貫通孔
20 溝部
21 突起
Claims (3)
- 軸本体内に複数の筆記体を有し、該筆記体は弾撥部材により後方に付勢されているが、筆記体の後方に取り付けられているスライダーを前進せしめ、該スライダーを軸本体内に係合させることにより、前記筆記体を軸本体から突出させるが如くなした多芯筆記具において、前記軸本体を前軸と後軸とより構成し、その後軸に前軸に設けた溝部に嵌り込み係合する太径部と、前軸の係合部に係合する細径部を形成したことを特徴とする固定構造。
- 前記太径部と細径部の連接部分に凹部を形成し、その凹部に前記係合部を係合させたことを特徴とする請求項1記載の固定構造。
- 前記前軸の内面に規制部を形成すると共に、その規制部の外縁部に貫通孔を形成し、その貫通孔の内形を前記係合部の内径側における高さよりも大きくしたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004376182A JP2006181794A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004376182A JP2006181794A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006181794A true JP2006181794A (ja) | 2006-07-13 |
Family
ID=36735251
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004376182A Pending JP2006181794A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 固定構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006181794A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012213893A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Pentel Corp | 軸筒の連結構造、及び、その軸筒の連結構造を用いた筆記具 |
JP2016016581A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-01 | 株式会社サクラクレパス | 出没式筆記具 |
-
2004
- 2004-12-27 JP JP2004376182A patent/JP2006181794A/ja active Pending
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