JP2016105097A5

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Publication number: JP2016105097A5
Application number: JP2015253708A
Authority: JP
Filing date: 2015-12-25
Publication date: 2016-12-01

Claims

神経学的状態を検出するための方法であって、
生物試料中の１つ以上のニューロン特異的バイオマーカーの量を測定する工程、ここで、前記ニューロン特異的バイオマーカーはタウ、タウの分解産物、または、タウまたはその分解産物に対する自己抗体である、および、
前記生物試料中の１つ以上の前記バイオマーカーの量の比率に基づいて神経学的状態を検出する工程、
を含む方法。
前記状態が、脳損傷、多臓器損傷、脳卒中、アルツハイマー病、パーキンソン病および慢性外傷性脳症（ＣＴＥ）を含めた神経変性疾患またはこれらの組合せを含む群から選択される、請求項１に記載の方法。
前記バイオマーカーが、Ｃ末端〜アミノ酸２５、４４、１２９、１５７、２２９、４２１での切断またはこれらの組合せによるヒトタウ（配列番号１１）分解産物である、請求項１に記載の方法。
前記バイオマーカーが、Ｃ末端〜アミノ酸４３、１２０、２２０、３７０、４１２での切断またはこれらの組合せによるラットタウ（配列番号５）の分解産物である、請求項１に記載の方法。
前記比率が、コントロール対象における前記バイオマーカーの濃度に対する前記損傷後の前記バイオマーカーの濃度である、請求項１に記載の方法。
前記生物試料が、血液、血清、血漿、ＣＳＦ、尿、唾液または組織である、請求項１に記載の方法。
対象における外傷性脳損傷を診断する方法であって、
衝撃後に対象から生物試料を採取する工程、
前記生物試料中の１つ以上の神経学的状態のバイオマーカーの量を測定する工程、ここで、前記バイオマーカーが、タウ、タウの分解産物、または、タウまたはその分解産物に対する自己抗体である、および、
コントロール対象と比べた前記生物試料中の前記バイオマーカーの量の変化に基づき外傷性脳損傷を診断する工程、
を含む方法。
前記生物試料が、全血、血漿、血清、ＣＳＦ、尿、唾液または組織である、請求項７に記載の方法。
ヒトタウ分解産物の検出試薬であって、２５位、４４位、１２９位、１５７位、２２９位または４２１位のアミノ酸における切断部位から１０アミノ酸以内でヒトタウ（配列番号１１）アミノ配列と結合する検出試薬。
Ｃ末端〜Ｓｅｒ１２９の１０アミノ酸以内、Ｎ末端〜Ｖａｌ２２９の１０アミノ酸以内、Ｎ末端〜Ａｓｐ４２１の１０アミノ酸以内、Ｃ末端〜Ｌｙｓ４４の１０アミノ酸以内、Ｎ末端〜Ｓｅｒ１２９の１０アミノ酸以内、Ｃ末端〜２５位アミノ酸の１０アミノ酸以内、Ｎ末端〜２５位の１０アミノ酸以内、Ｎ末端〜１５７位の１０アミノ酸以内、Ｃ末端〜１５７位の１０アミノ酸以内、Ｎ末端〜Ｌｙｓ４４の１０アミノ酸以内、Ｃ末端〜Ｖａｌ２２９の１０アミノ酸以内、Ｃ末端〜Ａｓｐ４２１の１０アミノ酸以内でアミノ酸配列と結合する、請求項９に記載の検出試薬。
配列番号２０、２１、２４、２５、２６、２７、３０、３１、３２、３３、３４、３５、３６、３７、３８、３９、４０、４１、４２、４３または４４の少なくとも一部分であるアミノ酸配列と結合する、請求項９に記載の検出試薬。
配列番号１２５、１２６、１２７、１２８、１２９、１３０、１３１、１３２、１３３、１３４、１３５、１３６、１３７または１３８の少なくとも一部分と結合する、ヒトタウ分解産物の検出試薬。
４３位、１２１位、２２９位、３８位または４１２位のアミノ酸における切断部位から１０アミノ酸以内でラットタウ（配列番号５）アミノ配列と結合する、ラットタウ分解産物の検出試薬。
前記検出試薬が、Ｎ末端〜Ａｓｐ４２１の１０アミノ酸以内、Ｎ末端〜Ｖａｌ２２０の１０アミノ酸以内、Ｃ末端〜Ｓｅｒ１２０の１０アミノ酸以内、Ｃ末端〜Ｌｙｓ４３の１０アミノ酸以内またはＣ末端〜Ａｒｇ３７０の１０アミノ酸以内でアミノ酸配列と結合する、請求項１３に記載の検出試薬。
配列番号２０、２１、２２、２３、２４、２５、２６、２７、２８、２９、３８、３９、４０または４１の少なくとも１つの少なくとも一部分であるアミノ酸配列と結合する、請求項１３に記載の検出試薬。
配列番号１１５、１１６、１１７、１１８、１１９、１２０、１２１、１２２、１２３または１２４の少なくとも一部分と結合する、ラットタウ分解産物の検出試薬。