JP2016097447A - 工作機械用の駆動装置並びに該駆動装置を備えた工作機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属薄板加工を行う工作機械(1)用の駆動装置であって、スピンドル装置と2つのスピンドルナット(42,43)とを有しており、スピンドル装置は、互いに平行に延在する2つの駆動スピンドル(23,24)を有していて、該駆動スピンドルはそれぞれ1つのスピンドル軸線(25,26)を中心として回転可能に支持されていて、それぞれ一方の端部に長手方向で作用する固定側軸受(27,29)を有していて、駆動スピンドルは同じ長さであって、ねじれ剛性及び軸方向剛性に関して同じ構造であり、駆動スピンドルそれぞれに、前記スピンドルナット(42,43)のうちの1つが装着されており、スピンドルナットは、それぞれが配属されている駆動スピンドルによって駆動スピンドルの長手方向で同時に移動可能である。
【選択図】図2
Description
・少なくとも1つの駆動スピンドルを有したスピンドル装置と、
・前記スピンドル装置によって、前記駆動スピンドル長手方向での長手方向移動によって同時に移動可能な2つのスピンドルナットと、を有している、工作機械用の駆動装置に関する。
Claims (16)
- 工作機械(1)、特に金属薄板加工を行う工作機械(1)用の駆動装置であって、
・少なくとも1つの駆動スピンドル(23,24;73,74)を有したスピンドル装置と、
・前記スピンドル装置によって、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向での長手方向移動によって同時に移動可能な2つのスピンドルナット(42,43;92,93)と、を有しており、
前記スピンドル装置は、互いに平行に延在する2つの駆動スピンドル(23,24;73,74)を有していて、該駆動スピンドル(23,24;73,74)はそれぞれ1つのスピンドル軸線(25,26)を中心として回転可能に支持されていて、各スピンドル軸線(25,26)を中心として駆動可能であって、
前記駆動スピンドル(23,24;73,74)はそれぞれ一方の端部に、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向で作用する固定側軸受(27,29;77,79)を有していて、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)は同じ長さであって、ねじれ剛性並びに軸方向剛性に関して同じ構造であり、
前記駆動スピンドル(23,24;73,74)それぞれに、前記スピンドルナット(42,43;92,93)のうちの1つが装着されており、前記スピンドルナット(42,43;92,93)は、前記スピンドルナット(42,43;92,93)それぞれが、その配属されている前記駆動スピンドル(23,24;73,74)によって長手方向で移動可能であることにより、前記スピンドル装置によって、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向での長手方向移動によって同時に移動可能であることを特徴とする、工作機械(1)用の駆動装置。 - 前記スピンドルナット(42,43;92,93)の同時に行われる長手方向での移動の開始時には、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向に存在している、前記スピンドルナット(42,43;92,93)の一方のスピンドルナットと、対応する前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の前記固定側軸受(27,29;77,79)との間隔は、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向で存在している前記スピンドルナット(42,43;92,93)の他方のスピンドルナットと、対応する前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の前記固定側軸受(27,29;77,79)との間隔に相当している、請求項1記載の駆動装置。
- 前記スピンドルナット(42,43;92,93)は前記駆動スピンドル(23,24;73,74)によって、同時の、かつ互いに逆方向の長手方向移動によって移動可能である、請求項1又は2記載の駆動装置。
- 前記スピンドルナット(42,43;92,93)は前記駆動スピンドル(23,24;73,74)によって、同時のかつ互いに同じ方向の長手方向移動によって移動可能である、請求項1から3までのいずれか1項記載の駆動装置。
- 前記スピンドルナット(42,43)は、同時に行われる長手方向での移動の開始時に、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向でゼロではない間隔(d)を互いに置いて位置しており、前記駆動スピンドル(23,24)は、前記スピンドルナット(42,43)の前記間隔(d)だけ、長手方向で互いにずらされている、請求項1から4までのいずれか1項記載の駆動装置。
- ・前記駆動スピンドル(23,24;73,74)それぞれに駆動モータ(32,36)が設けられていて、
・前記各駆動スピンドル(23,24;73,74)と、該駆動スピンドルに配属されている前記駆動モータ(32,36)との間に、少なくとも1つの駆動エレメントを有した駆動トレイン(31,35;81,85)が設けられており、該駆動エレメントを介して、前記各駆動スピンドル(23,24;73,74)は、前記配属されている駆動モータ(32,36)によって駆動可能であって、
・前記両駆動トレイン(31,35;81,85)は、少なくともねじれ剛性に関して同じ構造である、請求項1から5までのいずれか1項記載の駆動装置。 - 前記駆動スピンドル(23,24;73,74)のうち少なくとも1つの駆動スピンドルの前記駆動トレイン(31,35;81,85)は、駆動エレメントとして、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向で延在するスピンドル延長部(33,37;83,87)を有していて、該スピンドル延長部(33,37;83,87)は前記駆動スピンドル(23,24;73,74)に回動不能に接続されている、請求項6記載の駆動装置。
- 前記両駆動スピンドル(23,24;73,74)の前記駆動トレイン(31,35;81,85)は、駆動エレメントとしてスピンドル延長部(33,37;83,87)を有していて、前記両駆動トレイン(31,35;81,85)は、前記両駆動スピンドル(23,24;73,74)の前記スピンドル延長部(33,37;83,87)が少なくともねじれ剛性に関して同じ構造であることにより、少なくともねじれ剛性に関して同じ構造である、請求項7記載の駆動装置。
- 前記スピンドル延長部(83,87)は、横断面が同じ場合に長さが同じであることにより、又はスピンドル延長部(33,37)の長さが異なる場合には、長い方のスピンドル延長部(33)が、短い方のスピンドル延長部(37)よりも大きな横断面を有していることにより、両駆動スピンドル(23,24;73,74)のスピンドル延長部(33,37;83,87)は、ねじれ剛性に関して同じ構造である、請求項8記載の駆動装置。
- 特に金属薄板加工用の工作機械であって、加工工具(11)と、該加工工具(11)を移動させることができる駆動装置(22,52)とを有しており、前記駆動装置(22,52)として、請求項1から9までのいずれか1項記載の駆動装置(22,52)が設けられていることを特徴とする、工作機械。
- ・前記駆動装置(22,52)と前記加工工具(11)との間に楔形伝動装置(17,67)が設けられており、該楔形伝動装置(17,67)は、2つの駆動側の楔形伝動装置要素(18,19;68,69)と、2つの工具側の楔形伝動装置要素(15,16)とを有しており、
・それぞれ1つの駆動側の楔形伝動装置要素(18,19;68,69)と、それぞれ1つの工具側の楔形伝動装置要素(15,16)とは互いに対応配置されていて、1つの楔形伝動装置要素対を形成しており、
・前記各楔形伝動装置要素対の楔形伝動装置要素(15,18;16,19;15,68;16,69)は互いに少なくとも1つの楔面で向かい合って位置していて、両楔形伝動装置要素対の前記楔面は、前記駆動装置(22,52)の前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の前記スピンドル軸線(25,26)に対して互いに逆方向に傾けられていて、
・前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19;68,69)のそれぞれは前記駆動装置(22,52)の前記スピンドルナット(42,43;92,93)のうちの1つに接続されていて、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)はそれぞれ前記加工工具(11)に接続されており、
・前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19;68,69)は前記スピンドルナット(42,43;92,93)と一緒に、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)によって、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向での長手方向移動により同時に移動可能であって、これにより、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を介して、前記加工工具(11)を動かすことができる、請求項10記載の駆動装置。 - 前記駆動装置(22,52)が請求項3に記載の形式で構成されている、請求項10又は11記載の工作機械であって、
前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19;68,69)は、前記スピンドルナット(42,43;92,93)と一緒に前記駆動スピンドル(23,24;73,74)によって同時に、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向で逆方向の長手方向での移動によって移動可能であり、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19;68,69)は、同時に行われる逆方向の長手方向での移動の際に、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)に対して相対的に、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向で移動し、これにより、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)と前記加工工具(11)との横方向移動が、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の横方向で発生させられることを特徴とする、請求項10又は11記載の工作機械。 - 前記駆動装置(22)が請求項5に記載の形式で構成されている、請求項12記載の工作機械であって、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)と前記スピンドルナット(42,43)とは、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向での、同時に行われる逆方向の長手方向での移動により互いに接近するように移動可能であり、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)のために共通のガイド(46,47)が設けられており、該ガイドによって、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)は、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向における同時に行われる互いに接近するように向けられた長手方向での移動の際にガイドされており、前記スピンドルナット(42,43)に加えて付加的に、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)も、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向における、互いに接近するように向けられた同時に行われる長手方向での移動の開始時に、互いに間隔を置いて位置している、請求項12記載の工作機械。
- 前記駆動装置が請求項4に記載の形式で構成されている、請求項11から13までのいずれか1項記載の工作機械であって、
前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19;68,69)は、前記スピンドルナット(42,43;92,93)と一緒に前記駆動スピンドル(23,24;73,74)によって同時に、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向で同じ方向に向かう長手方向での移動によって移動可能であり、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19;68,69)は、その長手方向での移動の際に、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向で連行し、これにより、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を介して、前記駆動スピンドル(23,24;73,74)の長手方向で前記加工工具(11)の長手方向での移動を行わせることができることを特徴とする、請求項11から13までのいずれか1項記載の工作機械。 - ・前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)は前記スピンドルナット(42,43)と一緒に、前記駆動スピンドル(23,24)によって同時に、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向で同じ方向に向かう長手方向での移動によって移動可能であり、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)はその長手方向での移動の際に、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向で連行し、これにより工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を介して、前記加工工具(11)の長手方向での移動を、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向で行わせることができ、
・他方の駆動スピンドル(24)に向かい合って位置していて、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)と前記スピンドルナット(42,43)の同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で見て後退している駆動スピンドル(23)の固定側軸受(27)は、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)と前記スピンドルナット(42,43)の同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の際に、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)と前記スピンドルナット(42,43)の同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で先行している駆動側の楔形伝動装置要素(19)及び/又はスピンドルナット(43)によって通過されるように設けられている、特に配置されている、請求項13記載の工作機械。 - 前記駆動装置(22)が請求項6の形式で構成されている、請求項14に記載の工作機械であって、少なくとも、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)及び前記スピンドルナット(42,43)の同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で先行する駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)及び/又はスピンドルナット(42,43)によってその固定側軸受(27,29)が通過され得る駆動スピンドル(23,24)にスピンドル延長部(33,37)が設けられている、請求項14に記載の工作機械。
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