JPH0871653A - 折曲げ機の折曲げ幅変更装置 - Google Patents

折曲げ機の折曲げ幅変更装置

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JPH0871653A
JPH0871653A JP6234094A JP23409494A JPH0871653A JP H0871653 A JPH0871653 A JP H0871653A JP 6234094 A JP6234094 A JP 6234094A JP 23409494 A JP23409494 A JP 23409494A JP H0871653 A JPH0871653 A JP H0871653A
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intermediate split
split mold
corner block
ram
bending
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Mikifumi Ishibashi
幹史 石橋
Toru Mizukami
徹 水上
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Yutaka Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークに加工された鎧窓やエンボス加工部分
を不用意に押し潰す虞がない上に、幅狭分割型の強度低
下も招来することもなく、しかもコストメリットのある
折曲げ機の折曲げ幅変更装置を提供する。 【構成】 ラム4の背部にこのラム4の長さ方向に往復
動自在な移動枠16が設けられ、この移動枠16に設けられ
ていて前記ラム長さ方向に軸芯を沿わせた正逆回転軸17
に互いに密接並列状に他方の隅ブロック12と幅狭の第2
中間分割型13とが軸架保持され、これら他方の隅ブロッ
ク12と第2中間分割型13とが第1中間分割型8の後方上
方の待機位置から、前方下方に回転されて、それらの前
端がこの第1中間分割型8の前端と同一レベルとした作
用位置との二位置に位置切換え自在に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラムの下面に一方の隅
ブロックを吊設すると共に、該下面にラム長さ方向に沿
うガイド溝を設けて横方向移動自在に多数の第1中間分
割型を吊設し、ラムの背面に強制的に横移動される移動
枠とこれら第1中間分割型を前記移動枠の横移動によっ
て強制的に横移動させる分割機構とを設け、この移動枠
に他方の隅ブロックと前記第1中間分割型より薄幅の多
数の第2中間分割型群とを密接状態にして並設するとと
もに、前記他方の隅ブロック並びに選択された必要枚数
の第2中間分割型を共に密接状態で第1中間分割型の背
面後方から前方に向かって強制的に出退自在に構成し、
ワーク長さに応じて所要個数の第1中間分割型並びに第
2中間分割型とを密接して上型長さを決定し、この上型
と下型とで、またウィング型との協働でワークの縁部を
折曲げる折曲げ機に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器、家具類における金属製キャビ
ネット類の扉、蓋等は板材の縁部をコの字、L字型に折
曲げたパネルが多く用いられている。このようなパネル
を作るには一般的に、ワークの短辺(長辺)側縁部を折
曲げたのち、短辺(長辺)曲げの内側に合わせて長辺
(短辺)側縁部を同形に折曲げることによって作られて
いる。
【0003】そこで従来の折曲げ機は折曲げ型をワーク
長さに合わせて専用化した多数の上型を用意し、ワーク
寸法が変わる毎に手作業で上型を交換していたため、コ
スト高となる上に作業能率も上がらず、危険でもあっ
た。
【0004】かかる欠点を改善するために、上型を分割
式にすると共に、型長さの異なるものを組合せ、ワーク
長さに応じ必要数の分割上型を手作業で取付けたり、ス
ライド式あるいは回転式にして出退させる方式が知られ
ている(一例として、特公昭61−16203号公報、
実公昭60−23051号合公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のうち、スライド式は左右一対の分割型横スライド(分
離)機構を備え、これら二つのスライド機構を制御しつ
つ上型幅を調整するものであるから、分割型の横スライ
ドのために必要とされる種々の装置器具が二対必要とな
り、結果的に制御操作の困難さと折曲げ機の大型化とい
う欠点を有する。更にこのものは、50mmと55mmとの
二つの幅の分割型を採用しているために、ワークの幅に
よって、その下型上への搬入位置を左右変更調整する作
業が必要となり、搬入作業が煩わしという欠点を有す
る。
【0006】又、回転式は、ラム下端に取付けた上型本
体内に第2中間分割型の回転操作軸、更には偶ブロック
のスライド操作用ねじ軸等を内装すると共に、幅の広い
第1中間分割型に対しては一つ一つにギヤとこれに噛み
合うラック、そしてこのラックを上下動させる油圧シリ
ンダを備える構成を採用するから、装置が複雑化、大型
化することはいなめず、併せて分割型を回転によりラム
下から後方へ偏位させるために、ラムには後方への偏荷
重がかかる。そのためラム支持構造の強度アップを図る
必要性が生じ、一層装置の大型化を招来する結果とな
る。
【0007】そこで本発明者らは、これら従来の欠点を
解消するために、鋭意研究を重ねた結果、ラムに対する
偏荷重を考慮する必要のないスライド式の利点と、ワー
ク搬入位置が定常的に一定にできる幅狭分割型と幅広分
割型の組合せ構造の利点とをうまく結合した上で猶且
つ、装置の小型化、型交換作業の簡素化を図り、併せ
て、第2中間分割型の必要枚数の選択が的確、且つ、高
い精度で行え、従って従来装置のような金型を取替える
煩わしい作業なしで一連の型で長、短両辺の折曲げを可
能にできる装置の開発に成功し、平成4年特許出願公開
第41020号として既に提案した。
【0008】具体的には、ラムの背面に強制的に横移動
される移動枠を設け、この移動枠に他方の隅ブロックと
第1中間分割型より薄幅の多数の第2中間分割型群とを
密接状態にして並設するとともに、前記他方の隅ブロッ
ク並びに選択された必要枚数の第2中間分割型を共に密
接状態で第1中間分割型の背面後方から前方に向かって
強制的に出退自在に構成したものである。
【0009】この発明は、上記従来構造の欠点をうまく
解消する上では真に優れ、併せて型交換速度も極めて早
いという利点を備えた装置であるが、前記幅狭分割型は
第1中間分割型の背面後方から前方に向かって強制的に
水平に出退自在に構成されているから、つまり、幅狭分
割型の内、折曲げ作業に参加する必要枚数以外の幅狭分
割型が、第1中間分割型の背面側にあって、折曲げ作業
に参加する全ての分割型と同じ水平レベル位置で存在す
る構成であったがために、この折曲げ作業に参加する必
要枚数以外の幅狭分割型も、折曲げ加工時には、必然的
にワークを押圧することになる。この時、例えば図3や
図5に示されるように、この折曲げ作業に参加する必要
枚数以外の幅狭分割型の近傍に鎧窓やエンボス加工のあ
るワークを折曲げ加工するときは、これらの盛り上がり
加工部分を不用意に押圧して凹ませてしまう。
【0010】そこで、この問題点を解決するのに、今ま
では、幅狭分割型の下面、つまり、ワークを押圧する面
に、現場においてその都度、ワークの鎧窓やエンボス加
工の存在位置に対応させて、ヌスミ、所謂切欠き、を設
ける手段を講じていた。
【0011】しかし、この手段は言うまでもなく、強度
上の問題から幅狭分割型を強度のある素材で製造してお
く必要性が生じる場合があり、コストメリットに欠ける
恐れがある。
【0012】そこで本発明は、ラムに対する偏荷重を考
慮する必要のないスライド式の利点と、ワーク搬入位置
が定常的に一定にできる幅狭分割型と幅広分割型の組合
せ構造の利点とをうまく結合した上で猶且つ装置の小型
化、型交換作業の簡素化が図れ、併せて、第2中間分割
型の必要枚数の選択が的確、且つ、高い精度で行え、従
って従来装置のような金型を取替える煩わしい作業なし
で、一連の型で長、短両辺の折曲げを可能とするとい
う、先に提案したものの利点をそのまま生かしながら、
前記の問題的を解決すべく開発されたもので、殊にワー
クに加工された鎧窓やエンボス加工部分を不用意に押し
潰す虞がない上に、幅狭分割型の強度低下も招来するこ
ともなく、しかもコストメリットのある折曲げ機の折曲
げ幅変更装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置は、冒頭に記
した如き折曲げ機において、移動枠16に設けらていて
一定の角度範囲で正逆回転可能な正逆回転軸17に、前
記他方の隅ブロック12が一体回転自在に、また第2中
間分割型13が相対回転自在に夫々軸架保持され、前記
第2中間分割型13には前記ラム長さ方向に沿う凹部3
1が夫々設けられ、これらの凹部31にわたって、第2
中間分割型13の全数合算幅よりも長い寸法に形成さ
れ、且つ、前記他方の隅ブロック12に前記ラム4の長
さ方向にのみ摺動自在で、且つ、一体回転可能に連設さ
れた滑りキー30が嵌合挿入され、この滑りキー30に
係合して該滑りキー30をラム長さ方向にスライドさせ
ると共に、前記正逆回転軸17の軸芯回りでの正逆回動
を規制する移動駒41が設けられ、前記第2中間分割型
13の側端部には、該端部に対して、第2中間分割型1
3一枚分の肉厚寸法Tよりも短い寸法の隙間Lを開けて
前記移動駒41に固着連設され、且つ、前記他方の隅ブ
ロック12と第2中間分割型13の凹部31内を前記移
動駒41の移動と共に摺動できる固定追随キー35が設
けられて構成されているものである。
【0014】また、本発明は、装置の格段の小型化と省
エネルギー化をはかるために、前記正逆回転軸17が前
記移動枠16に設けられたギア群25を介して回転駆動
源24に連動連結されて、前記他方の隅ブロック12並
びに第2中間分割型13をその前端を第1中間分割型8
の前端と同一レベルとした作用位置と第1中間分割型8
の後方上方の待機位置とに位置切換え自在に構成される
と共に、前記移動駒41は移動枠16上に搭載された駆
動源34に連動連結されたネジ軸36で前記正逆回転軸
17に平行に往復動自在にされる構成を採用した。
【0015】更に、本発明は、前記滑りキー30と移動
駒41とを連動連結させる手段として、前記正逆回転軸
17に、その軸線方向に摺動自在で軸線回りに回転自在
に、軸架保持されるガイドリング27に前記滑りキー3
0が固着連結されるとともに、前記移動駒41には前記
正逆回転軸17の周方向に沿う案内凹部44が形成さ
れ、この案内凹部44に前記ガイドリング27の周部が
その正逆回転軸17回りでの回転のみ自在にして嵌合挿
入される構成や、前記移動駒41に形成される案内凹部
44は、前記作用位置から待機位置にわたる、前記正逆
回転軸17の軸線を軸芯とした同一半径の、部分円弧の
凹溝部材53から形成されると共に、その凹溝54に前
記滑りキー30の一端が摺動自在に嵌合挿入される構成
を採用できる。
【0016】
【作用】折曲げ幅を変更する際には、移動枠16を横移
動させることにより分離機構45が横スライドされ、第
1中間分割型8が前記ラム4下面に形成されるガイド溝
6に案内されてラム4の長さ方向に沿って横スライドさ
れる。そして一方の隅ブロック7側に密接される第1中
間分割型8の必要個数の最外側のものとこれに相隣る不
要とされるものとの間に他方の隅ブロック12と必要枚
数の第2中間分割型13とを合算した寸法の隙間が形成
された時点で移動枠16が更に同方向に横スライドされ
て他方の隅ブロック12と第2中間分割型13がこの隙
間の後方に運ばれ、引き続いて、正逆回転軸17が回転
し、他方の隅ブロック12と第2中間分割型13の全て
を後方上方へ回動されて待機位置に至る。次いで移動駒
41が所要距離をスライドして、滑りキー30と固定追
随キー35が夫々、選択されるべき第2中間分割型と留
め置かれ第2中間分割型とに対応する位置まで凹部31
内を移動して、第2中間分割型13の枚数の選択が行わ
れる。各キーの位置が決定されると、正逆回転軸17が
先とは逆方向に回動され、選択された第2中間分割型1
3は、滑りキー30を介して該他方の隅ブロック12と
一体となって下方へ回動され、作用位置に至る。固定追
随キー35が嵌合挿入している他の第2中間分割型13
はそのまま残置される。作用位置に至った他方の隅ブロ
ック12並びに選択された第2中間分割型13は第1中
間分割型8と並設された状態において、各隅ブロック
7、12並びに各中間分割型8、13の前端は横一直線
状にきれいに揃えられて並列され、これによって前端が
きれいに揃った状態で上型長さの変更が行われる。
【0017】従って又、一方の隅ブロック7側を零基準
にして幅変更が出来、更に第1中間分割型8が横スライ
ドによってのみ、そして第2中間分割型13が回動によ
ってのみ、上型の長短長さが変更されることとなり、ラ
ムに対する偏荷重も生じ難い構成である。
【0018】
【実施例】次に本発明に係る折曲げ幅変更装置をウイン
グベンダー(フォールデイングシン)に適用した場合の
一実施例を図1〜12の記載に基いて詳述する。本発明
に係る折曲げ機は、図2,3に示されるように、上下の
型1、2とウィング型3によって成り立っている。図3
に示されるように、上型1は、二つの隅ブロック7、1
2、両ブロックの間に挟まれる幅の大なる第1中間分割
型8、そして幅の狭い第2中間分割型13とで構成され
ている。図示されるものは、125mm幅の隅ブロックを
2個、50mm幅の第1中間分割型を18個、5mm幅の第
2中間分割型を9個用いた場合の例を示している。
【0019】図3に示されるように、上型1はラム4の
下部に、断面形状が下向きコ字形を呈する、上型本体5
が取付けられ、この上型本体5の下部一端に、前記の通
り、一方の隅ブロック7が吊設されると共に、他端に向
かって幅の大なる第1中間分割型8が多数吊設される。
【0020】上型本体5のコ字形のガイド溝6内底部に
はばち形9が一体的に突設され、また、第1中間分割型
8の上部にはこのばち形9に挿合されるアリ溝10が形
成され、夫々が上型本体5の長さ方向に沿って移動自在
に吊設される。また、この第1中間分割型8の背面上部
片側にはこれら第1中間分割型8を上型本体5の長さ方
向に沿って移動させるための係合刃体(後述)を嵌係合
させる係合用切欠11が穿たれている。
【0021】一方、図3,4に示されるように、他方の
隅ブロック12と多数の幅の狭い第2中間分割型13と
が前記上型本体5の背面側にあって、その長さ方向に沿
って移動自在に設けられている。具体的には、上型1の
背面に、その長さ方向に沿って上下所定の間隔を隔てて
一体的に突設された一対のばち型14と、その背面側に
適宜の間隔を隔てて並設したネジ杆15とに支持された
移動枠16が配され、この移動枠16に前記ばち型14
と平行(前記ラム4の長さ方向に平行)に正逆回転軸1
7が軸架されると共に、この正逆回転軸17に前記他方
の隅ブロック12と多数枚の幅の狭い第2中間分割型1
3が密接状に並置保持されている。そして、前記ネジ杆
15は両端を夫々上型1の背面で折曲げ機の左右のフレ
ーム(図外)に回転のみ自在に保持されると共に、図外
の駆動源に連動連結されて、制御系(図外)からの指令
に基づき、正逆回転される。これによって移動枠16を
上型本体5の長さ方向に沿って左右往復動させる。
【0022】図1,5,6に示されるように、前記他方
の隅ブロック12と前記第2中間分割型13とは共にそ
の背面側上端部分から後方やや上方に向かって一体に連
結保持アーム18が連設され、後端に形成されたボス部
19が前記正逆回転軸17に軸架保持されているが、前
記他方の隅ブロック12は、この正逆回転軸17にキー
20(図4)を介して一体回転可能に軸架保持されるの
に対して、前記第2中間分割型13は単なる嵌合孔21
を介して回転自在に軸架保持される。
【0023】そしてこれら他方の隅ブロック12と第2
中間分割型13は反転機構22によって、図5,6中実
線で示される、ワークWへの作用位置と、同図5,6中
想像線で示される、前端を前記第1中間分割型8の前端
と同一レベルとした作用位置からほぼ180度上方へ反
転された前記第1中間分割型8の後方上方の、待機位置
との二位置に位置切換え自在に構成されていると共に、
第2中間分割型13はその枚数選択機構23によって、
ワークWの幅に応じた寸法分の枚数が適宜に選択され
る。
【0024】前記反転機構22は、前記移動枠16に保
持されたロータリーアクチュエータ24と、その出力を
前記正逆回転軸17に伝えるギア群25と、この正逆回
転軸17の回転によって前記他方の隅ブロック12と第
2中間分割型13との反転を司る反転力伝達機構26と
で構成される。
【0025】具体的には、前記移動枠16の側枠16A
後方にロータリーアクチュエータ24が取付けられ、そ
の出力軸24Aには前記ギア群25の出力ギア25Aが
取付けられ、また、前記正逆回転軸17には一体回転可
能に受動ギア25Bが軸架保持され、前記出力ギア25
Aとこの受動ギア25Bとが、前記側枠16Aに軸架保
持されたアイドルギア25Cで連動連結される。
【0026】また、前記反転力伝達機構26は、他方の
隅ブロック12の前記受動ギア25B側側面脇に、前記
正逆回転軸17に軸線方向に摺動自在で、且つ、回転自
在に軸架保持された、前記他方の隅ブロック12と第2
中間分割型13の前記ボス部19よりもやや大径の円板
から成る、位置決めガイドリング(以下単にガイドリン
グと称する)27と、他方の隅ブロック12と第2中間
分割型13との幅寸法を合算した寸法よりも長く形成さ
れ、その長さ方向がこの正逆回転軸17の軸線と平行
で、その一端がこのガイドリング27の周部1ヶ所に穿
設された凹部28にボルト29を介して嵌合固着された
滑りキー30、更に前記他方の隅ブロック12と第2中
間分割型13の夫々のボス部19の周部1ヶ所に穿設さ
れこの滑りキー30が嵌合挿入される凹部31とから構
成される。
【0027】そしてこの滑りキー30は、その一端がこ
のガイドリング27の凹部28に嵌合固着された組み立
て状態において、その他端が前記密接状に並列される第
2中間分割型13の最外側の、つまり、前記他方の隅ブ
ロック12から最も遠い側に位置する、分割型13Aの
外側面13aとほぼ同一面上若しくは少なくともこの最
外側の分割型13Aの幅内に位置する長さに寸法設定さ
れ、且つ、前記他方の隅ブロック12には前記凹部31
に嵌合挿入された状態で、その外面に当てがわれると共
に、ビス32を介してこの他方の隅ブロック12に固定
された押さえ板33によって前記ラム4の長さ方向には
摺動自在で、且つ、一体回転可能に連設されている(図
4)。
【0028】従って、制御系(図外)からの指令に基づ
き、前記ロータリーアクチュエータ24が駆動されて、
その出力が前記ギア群25を介してこの正逆回転軸17
に伝達され、制御指令に応じた回転方向並びに回転量で
この正逆回転軸17が回転され、この正逆回転軸17の
回転に応じてこの正逆回転軸17にキー止めされた他方
の隅ブロック12が回転される。更に、この他方の隅ブ
ロック12の回転で前記滑りキー30を介して前記ガイ
ドリング27が一体的に回転されると共に、前記第2中
間分割型13も一体的に共に回転される。つまり、前記
他方の隅ブロック12並びに第2中間分割型13は共
に、図3,6中の実線で示される、前端を前記第1中間
分割型8の前端と同一レベルとしたワークWへの作用位
置と、同図3,6中の想像線で示される、この作用位置
からほぼ180度後方上方へ反転された前記第1中間分
割型8の後方上方の待機位置の二位置に位置変更される
ことになる。
【0029】次に、ワークの幅に応じてこの第2中間分
割型13の型数を増減適宜に選択する枚数選択機構23
は、基本的には油圧サーボモータ34と、その作動によ
って前記正逆回転軸17の軸線方向と同方向に往復移動
自在に構成される前記滑りキー30と、そして固定追随
キー35とから構成される。
【0030】この枚数選択機構23は、具体的には、図
1,3,4,5に示されるように、前記移動枠16の側
枠16Aに保持された前記油圧サーボモータ34と、前
記正逆回転軸17との間で、且つ、この正逆回転軸17
と軸線を平行にして移動枠16の左右の側枠16A,1
6B間にわたって保持されたボールネジ36と、前記油
圧サーボモータ34の出力軸38に軸架保持さた出力プー
リー37Aと前記ボールネジ36の軸端に軸架保持され
た受動プーリー37Bとこれら両プーリー37A,37
B間にわたって懸け渡された無端ベルト37Cとから構
成される動力伝達機構37とから構成され、この動力伝
達機構37を介して前記油圧サーボモータ34とボール
ネジ36とが連動連結され、制御系(図外)からの指令
に基づき前記油圧サーボモータ34の回転出力が前記ボ
ールネジ36に伝達される。
【0031】また、前記固定追随キー35は、図1,6
に示されるように、軸線方向に沿って往復移動のみ自在
にして前記ボールネジ36に軸架保持された移動駒41の
下面に一体的に固着連設された保持フレーム42の下面
にネジ止めや溶着等の適宜の固定手段を介して一体的に
取付けられ、移動駒41の左右往復動によって一体的に
左右往復動される。この固定追随キー35の前記保持フ
レーム42に対する取付け位置は、前記第2中間分割型
13の最外側の分割型13A側で、且つ、この第2中間
分割型13がその待機位置にある時に前記滑りキー30
が存在する位置と同一仮想線上に位置するように設定さ
れている。即ち、前記正逆回転軸17の周方向同一位相
で該正逆回転軸17の軸線に平行な仮想線上に共に位置
するように構成されている。また、図7に示されるよう
に、この固定追随キー35は、前後幅が前記第2中間分
割型13のボス部19に穿設された凹部31に嵌合挿入
できるに足る寸法に設定されていると共に、その第2中
間分割型13側の端面は、この第2中間分割型13の最
外側の分割型13Aの外側面13aとほぼ同一面上より
僅かなギャップをもって取付けられている。更に、その
ラム4の長さ方向に沿う方向の寸法は、前記第2中間分
割型13の全数合算幅とほぼ同等か若しくはやや長めに
設定される。
【0032】前記滑りキー30と固定追随キー35との
対向面間、つまり、滑りキー30の第2中間分割型13
の前記最外側の分割型13A側の端面上を通る鉛直面と
固定追随キー35の前記ガイドリング存在側の端面上を
通る鉛直面との間には隙間がLが存在するように設定さ
れていて、具体的には、一枚の第2中間分割型13の肉
厚寸法Tよりも少ない寸法に設定されている。
【0033】更に、前記保持フレーム42のこの追随キ
ー35とは反対側、つまり前記受動ギア25B側、の下
面には前記ガイドリング27の左右幅とほぼ同等の幅を
備え、且つ、前後方向には貫通した下向き開放の案内凹
部44が穿設され、この案内凹部44に前記ガイドリン
グ27の周部が嵌合挿入されている。
【0034】従って、制御系(図外)からの指令に基づ
き、流体圧駆動源の一例である、油圧サーボモータ34
が駆動されて、その出力が前記動力伝達機構37を介し
てボールネジ36に伝達されると、前記移動駒41がこ
のボールネジ36の回転方向並びに回転量に応じて右若
しくは左に、制御指令に応じた、所定距離を動かされ、
その左,右動に伴って前記保持フレーム42を介して一
体的にこのガイドリング27、つまりは滑りキー30と
固定追随キー35とが、相互に常時一定の前記間隔Lを
固定的に保持しながら、前記正逆回転軸17の軸線方向
に沿って動かされる。
【0035】以上の説明から理解されるように、前記滑
りキー30は反転力伝達機構26と枚数選択機構23と
の夫々の構成部材の一分を兼用する構造となっている。
【0036】図8は、前記第1中間分割型8の全個数か
らワークWの幅に応じた必要個数を分離するために設け
られる分離機構45の平面図を示し、この分離機構は、
図4に示されるように、前記移動枠16の第2中間分割
型13の存在側(図上左側)の側枠16Bの外側面に取
付けられている。図8中の46は、係合刃体47をガイ
ドするため、移動枠16の所定の箇所に取付けられたガ
イド枠、また、48はピストンロッド49に前記係合刃
体47を連結するための接続ピン、50は前記ピストン
ロッド49を介して前記係合刃体47を前後動させ、そ
の先端を前記第1中間分割型8の係合用切欠11に出退
させるための、流体圧駆動源の一例である、油圧シリン
ダーである。この分離機構45は、制御系(図外)から
の指令に基づき、図外駆動源が駆動され、その出力で前
記ネジ杆15が所定の回転方向並びに回転量作動される
ことに伴って、右若しくは左に、制御指令に応じて、所
定距離を移動枠16が移動され、この移動枠16の動き
に伴って、前記係合刃体47を前記第1中間分割型8の
所定の分割型の前記係合用切欠11に挿入係合させて不
必要な枚数の第1中間分割型8を必要な第1中間分割型
8から分離移動させるように働く。
【0037】また、図2中、51は前記上型本体5のガ
イド溝6のばち形9に沿って往復動する押し具52と、
この押し具52を移動させる流体圧シリンダー(図外)
とから構成されるダイクランパである。
【0038】以上の実施例に示した構成は、ウィングベ
ンダーのみならず、プレスブレーキ更にはコキベンダー
にも適用できることは言うまでもない。
【0039】次に上記実施例の作用を図1及び9〜12
に基づいて説明する。図2は両隅ブロック7、12、更
にその間の、全ての両中間分割型8、13を用いて最大
長さ( 例えば1200mm)の上型とした場合を示してい
る。
【0040】斯る状態からワーク長さに変更がある場合
には、上型の実質的長さを次のような操作によって変更
する。例えば、図9に示されるように、575mm の短辺折
曲げを行うとすると、第1の中間分割型8を12個、第
2の中間分割型13を5個、計625mmだけ上型長さを
縮める必要があるが、手順は以下の通りとなる。
【0041】まず、反転機構22の前記正逆回転軸17
を作動さることによって、前記滑りキー30を介して他
方の隅ブロック12並びに第2中間分割型13の全てを
前記第1中間分割型8の後方上方へ反転させ、これによ
って他方の隅ブロック12と第2中間分割型13全てを
待機定位置に引退させる。この時、前記滑りキー30
は、前記固定追随キー35の仮想延長線上に合致され
る。
【0042】次いで図外駆動源を作動させてネジ杆15
を回動させることによって、前記分離機構45が第1中
間分割型8の11個目〔一方の隅ブロック7側から6個
目〕背面に対向する位置に来るまで、移動枠16を横ス
ライドさせる(図10)。
【0043】次に、流体圧駆動源の一例である、前記油
圧シリンダ50を作動させて、該分離機構45の係合刃
体47をこの11個目の第1中間分割型8の係合用切欠
11に挿入し、今度は先とは逆方向に図外駆動源を回転
させて移動枠16を元来た方向に横スライドさせる。こ
れによって、12個の第1中間分割型8は一方の隅ブロ
ック7から遠ざかる方向に押しやられ、第6個目と第7
個目との間に間隔が形成される。この間隔が他方の隅ブ
ロック12と第2中間分割型4個分を合算した寸法にな
った時点でサーボモータの作動が停止される。
【0044】次に制御系の指令に基づいて、枚数選択機
構23の油圧サーボモータ34が作動されて前記動力伝
達機構37の出力プーリー37A,無端ベルト37C,
受動プーリー37Bを介してボールネジ36が回転さ
れ、移動駒41がこのボールネジ36に案内されて移動
する。
【0045】この移動駒41の移動によって、図11,12
に示されるように、固定追随キー35は、その第2中間
分割型13側の端が、第2中間分割型13の他方の隅ブ
ロック側12から4枚目13bの幅内に位置するまで、
又滑りキー30はその他方の隅ブロック12側の端が、
第2中間分割型13の他方の隅ブロック側12から5枚
目13cの幅内に位置するまで夫々前記ボス部31内を
滑動し、必要とされる4枚(20mm)が選択される。
【0046】次に反転機構22の前記制御回転軸17を
先とは逆方向に作動さることによって、前記滑りキー3
0を介して前記選択された4枚の第2中間分割型13並
びに他方の隅ブロック側12を、前端が前記第1中間分
割型8の前端と同一レベルの作用位置へ向かって反転さ
せる。この時、選択された4枚の第2中間分割型13は
滑りキー30によりこの他方の隅ブロック12と一体化
されているため、他方の隅ブロック12と共に、その前
端を横一列状に整備された状態で、作用位置へ回動さ
れ、それらの前端が第1中間分割型8の前端と一致した
ところでロータリーアクチュエータ24の作動が停止さ
れる(図13)。
【0047】一方、前記残される5枚の第2中間分割型
13は前記固定追随キー35がそれらの前記ボス部19
に穿設された前記凹部31内に依然として嵌合挿入され
たままであるから、他の選択された中間分割型13並び
に他方の隅ブロック12の前記作用位置への反転とは関
係なく、前記待機位置に保持されたままとなる。
【0048】残される5枚の第2中間分割型13を留め
置く固定追随キー35と滑りキー30との間には隙間L
が設けられているために、枚数選択時、更には滑りキー
30の回動時に該滑りキー30が5枚目の第2中間分割
型13の肉厚幅内に一部重合して停止したり、側面に接
触する不都合がなく、精度の高い枚数選択を可能にし
た。
【0049】以上の作動が完了すると、引き続き移動枠
16を横スライドさせるためのネジ杆15を回転させる
図外駆動源、具体的にはサーボモーター、のロックを解
除して自由回転可能にし、引き続き前記ダイクランパ5
1により、除外された12個の第1中間分割型8群の最
外方(図中最右端)の分割型8を一方の隅ブロック7側
に押圧することにより他方の隅ブロック12を一方の隅
ブロック7側に向けて押圧して各隅ブロック7、12並
びに第1、第2中間分割型8、13を密接状に並設され
た一連の型とし、かくすることによって上型長さが縮小
される(図9)。
【0050】尚、図9の状態から図2の状態に戻すに
は、図示しないが、まずダイクランパ51を右方に引退
させて押圧を解除し、ついで前記反転機構22を作動さ
せて他方の隅ブロック12並びに選択された4枚の第2
中間分割型13を共に後方上方へ反転させて、待機位置
まで戻す。
【0051】次いで、移動枠16を右方へスライドさせ
て分離機構45を除外させた前記12個の第1中間分割
型8の最右方後方にまで移動させ、該中間分割型8の係
合用切欠11に係合刃体47を挿入して係合させ、その
後移動枠16を再び左方へスライドさせて12個の第1
中間分割型8全体を一方の隅ブロック7側に向けて移動
させ、この12個の第1中間分割型8を前記選択された
6個の第1中間分割型8に寄せて一連に並設し、次いで
前記係合刃体47を抜き出し、移動枠16を再び右方へ
移動させ、他方の隅ブロック12並びに第2中間分割型
13群を第1中間分割型8の最右方の右脇まで移動させ
る。
【0052】その後、移動駒41を、滑りキー30が全
第2中間分割型13の凹部31に嵌合挿入するまで、左
方に移動させて、全第2中間分割型13が他方の隅ブロ
ック12と一体化されるようにし、引き続いて反転機構
22を作動させて、他方の隅ブロック12並びに第2中
間分割型13群を回動させ、それらの前端が第1中間分
割型8の前端に揃えられる前記作用位置へ戻す。その
後、前記ダイクランパ51の作動により両隅ブロック、
第1、第2中間分割型を密接状態に並設して元に戻すの
である。
【0053】図14,15に示される構造は、前記滑りキー
30と前記移動駒41との連動構造の変形例を示し、移
動駒1に形成された前記凹部44を、前記正逆回転軸1
7の軸芯を中心とした部分円弧状の凹溝部材53に代替
させたものである。具体的には、前記移動駒41から前
記凹溝部材53が一体的に連出させ、その凹溝54内に
前記滑りキー30の一端、つまりギア群25側の端に一
体的に突設された滑り駒55が嵌合挿入されて、その回
動が許容されると共に、ラム4の長さ方向へのスライド
が図られる。従って本例では、先の実施例で採用された
ガイドリング27が不要になり、装置の軽量化を図るこ
とができる。
【0054】上記上型長さの変更は、ワークの辺の長さ
に応じて、押釦又はNC制御により簡単に行える。こと
は言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。ワーク押圧
作用に必要でない、残された第2中間分割型を全て、ワ
ーク押圧作用位置からほぼ180°上方へ反転された、
第1中間分割型8の後方上方の待機位置に位置切換え自
在としてあるから、従来と違って、鎧窓やエンボス加工
の盛り上がり加工部分のあるワークであっても、これら
の盛り上がり部分には関係なく効率の良い折曲げ加工を
可能にし、併せて幅狭な第2中間分割型を、強度ある素
材を使用したり、特別な加工を施す必要もなく、従来と
同様な素材で製造できる上に、折曲げ加工上も何らの支
障もなく、従来と遜色の無い精度の良い折曲げ加工を可
能にした。
【0056】また、第1中間分割型8、そして第2中間
分割型13、更に他方の隅ブロック12の夫々を移動さ
せる構造装置が上型本体等に内装されているものではな
く、外装型とされていることによって、装置全体の構造
の簡素化と小型化が図れる上に、補修点検上も作業し易
い利点がある。
【0057】また、第1中間分割型8を横スライドさせ
るにも単一の分離機構で可能とするものであり、加えて
外装型と言っても、ラム背面側には分離機構45、他方
の隅ブロック12、第2中間分割型13、更にこれらの
作動装置のみが設けられている故に、ラムに対する偏荷
重も生じ難く、一層の小型化を図れる利点がある。
【0058】また、第1中間分割型8をガイド溝6に沿
って左右動させ、且つ他方の隅ブロック12と第2中間
分割型13のみを、前方へ回動させて幅設定を行うよう
にしてあるために、セットされた後の各中間分割型8,
13、そして両方の隅ブロック7,12の前端縁が一直
線上にきれいに並置され、美麗なコーナーを形成でき
る。
【0059】特に本発明においては、滑りキー30と固
定追随キー35とは、他方の隅ブロック12と第2中間
分割型13の夫々ボス部19に穿設された凹部31に常
時嵌合挿入されたままで第2中間分割型13の枚数選択
を行い、且つ、これらを回動させるための反転メンバー
も兼ねる構成故に、非常に高い精度の枚数選択が可能に
なり、併せて装置全体の小型化に貢献できる。
【0060】又、滑りキー30と固定追随キー35との
間にはクリアランス、つまり第2中間分割型13の一枚
の肉厚寸法Tよりも少ない寸法の隙間Lが設けられてい
て、枚数選択時に、この滑りキー30の固定追随キー3
5側端部が、留め置かれる第2中間分割型13内の選択
された第2中間分割型13に相隣るものの肉厚内に一部
重合して停止したり、これの側面の接触する位置で停止
したりして、この本来留め置かれるべき一枚を余分に回
動させてしまう誤作動が生じず、枚数選択の精度を一段
と高めることが出来、併せて機器の損傷も生じない。
【0061】更に、他方の隅ブロック12と第2中間分
割型13とを反転回動させるのに、ギア群25と正逆回
転軸17とを採用し、また、枚数選択を行う滑りキー3
0並びに固定追随キー35の移動を司る移動駒41をボ
ールネジ36の回動で横スライドさせる構成としたた
め、つまり移動枠16に搭載する駆動構成部品として
は、出来得る限り流体圧利用の装置を避けることによっ
て、折曲げ後のフレーム側からこの移動枠16への流体
配管を少なく出来、この幅変更装置全体を簡素な構造に
でき、しかも移動枠16への搭載機器全重量の大幅な軽
減を達成でき、併せて小型化を図れ、省エネルギー効果
も大きく、その産業利用上の価値は多大である。
【0062】請求項3に記載の通り、前記滑りキー30
は、前記正逆回転軸17に、その軸線方向に摺動自在で
軸線回りに回転自在に、軸架保持されるガイドリング2
7に固着連結されるとともに、前記移動駒41には前記
正逆回転軸17の周方向に沿う、案内凹部44にその周
部がその正逆回転軸17回りでの回転のみ自在にして嵌
合挿入されているので、滑りキー30と移動駒41との
連動構造を簡素に構成でき、併せてしかも滑りキー30
の作動を円滑に行える。
【0063】更に、前記滑りキー30と移動駒41との
連動構造を、前記移動駒41から連出される、前記正逆
回転軸17の軸線を軸芯とした、前記作用位置から待機
位置にわたる、同一半径の部分円弧の凹溝部材53で形
成し、その凹溝54に滑りキー30の一端が摺動自在に
嵌合挿入される構成とすることで、ガイドリングを採用
するのに較べて、装置の軽量化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、要部の拡大斜視図である。
【図2】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、上型の正面図である。
【図3】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、要部の側面図である。
【図4】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、折曲げ幅変更装置の一部切欠き全体背
面図である。
【図5】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、折曲げ幅変更装置の一部切欠き側面図
である。
【図6】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、要部の分解説明図である。
【図7】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、要部の拡大背面図である。
【図8】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、分割機構の説明図である。作用の説明
概略平面図である。
【図9】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、作用を説明する上型の正面図で、幅変
更後の状態を示す。
【図10】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、作用を説明する概略拡大平面図であ
る。
【図11】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、作用を説明する概略拡大平面図であ
る。
【図12】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、作用を説明する概略要部の拡大平面図
である。
【図13】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、作用を説明する概略拡大平面図であ
る。
【図14】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、別の実施例を示す要部の拡大側面図で
ある。
【図15】本発明の折曲げ機の折曲げ幅変更装置の具体的
な実施例を示し、図14中A−A線断面図である。
【符号の説明】
1─上型、2─下型、4─ラム、6─ガイド溝、7一方
の隅ブロック、8─第1中間分割型、11─第1中間分割
型の係合用切欠、12─他方の隅ブロック、13─第2中間
分割型、16─移動枠、17─正逆回転軸、24─回転駆動
源、25─ギア群、27─ガイドリング、30─滑りキー、31
─凹部、34─駆動源、35─固定追随キー、36─ネジ軸、
41─移動駒、44─案内凹部、45─分割機構、53─凹溝部
材、54─凹溝、T─第2中間分割型の肉厚寸法、L─隙
間。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラム4の下面に一方の隅ブロック7を吊
    設すると共に、前記ラム4の下面に該ラム長さ方向に沿
    うガイド溝6を設けて横方向移動自在に多数の第1中間
    分割型8を吊設し、前記ラム4の背面に強制的に横移動
    される移動枠16とこれら第1中間分割型8を前記移動
    枠16の横移動によって強制的に横移動させる分割機構
    45とを設け、この移動枠16に他方の隅ブロック12
    と前記第1中間分割型8より薄幅の多数の第2中間分割
    型13群とを密接状態にして並設するとともに、前記他
    方の隅ブロック12並びに選択された必要枚数の第2中
    間分割型13を共に密接状態で第1中間分割型8の背面
    後方から前方に向かって強制的に出退自在に構成し、ワ
    ーク長さに応じて所要個数の第1中間分割型8並びに第
    2中間分割型13とを密接して上型長さを決定し、この
    上型1と下型2とで、またウィング型3との協働でワー
    クの縁部を折曲げる折曲げ機であって、前記移動枠16
    に設けらていて一定の角度範囲で正逆回転可能な正逆回
    転軸17に、前記他方の隅ブロック12が一体回転自在
    に、また第2中間分割型13が相対回転自在に夫々軸架
    保持され、前記第2中間分割型13には前記ラム長さ方
    向に沿う凹部31が夫々設けられ、これらの凹部31に
    わたって、第2中間分割型13の全数合算幅よりも長い
    寸法に形成され、且つ、前記他方の隅ブロック12に前
    記ラム4の長さ方向にのみ摺動自在で、且つ、一体回転
    可能に連設された滑りキー30が嵌合挿入され、この滑
    りキー30に係合して該滑りキー30をラム長さ方向に
    スライドさせると共に、前記正逆回転軸17の軸芯回り
    での正逆回動を規制する移動駒41が設けられ、前記第
    2中間分割型13の側端部には、該端部に対して、第2
    中間分割型13一枚分の肉厚寸法Tよりも短い寸法の隙
    間Lを開けて前記移動駒41に固着連設され、且つ、前
    記他方の隅ブロック12と第2中間分割型13の凹部3
    1内を前記移動駒41の移動と共に摺動できる固定追随
    キー35が設けられていることを特徴とする折曲げ機の
    折曲げ幅変更装置。
  2. 【請求項2】 前記正逆回転軸17が前記移動枠16に
    設けられたギア群25を介して回転駆動源24に連動連
    結されて、前記他方の隅ブロック12並びに第2中間分
    割型13をその前端を第1中間分割型8の前端と同一レ
    ベルとした作用位置と第1中間分割型8の後方上方の待
    機位置とに位置切換え自在に構成されると共に、前記移
    動駒41は移動枠16上に搭載された駆動源34に連動
    連結されたネジ軸36で前記正逆回転軸17に平行に往
    復動自在に構成された請求項1記載の折曲げ機の折曲げ
    幅変更装置。
  3. 【請求項3】 前記滑りキー30は、前記正逆回転軸1
    7に、その軸線方向に摺動自在で軸線回りに回転自在
    に、軸架保持されるガイドリング27に固着連結される
    とともに、前記移動駒41には前記正逆回転軸17の周
    方向に沿う案内凹部44が形成され、この案内凹部44
    に前記ガイドリング27の周部がその正逆回転軸17回
    りでの回転のみ自在にして嵌合挿入されている請求項1
    または請求項2いずれかに記載の折曲げ機の折曲げ幅変
    更装置。
  4. 【請求項4】 前記移動駒41に形成される案内凹部4
    4は、前記作用位置から待機位置にわたる、前記正逆回
    転軸17の軸線を軸芯とした同一半径の、部分円弧の凹
    溝部材53から形成されると共に、その凹溝54に前記
    滑りキー30の一端が摺動自在に嵌合挿入されている請
    求項1または請求項2いずれかに記載の折曲げ機の折曲
    げ幅変更装置。
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