JP6639202B2 - 工作機械用の駆動装置並びに該駆動装置を備えた工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械、特に金属薄板加工を行う工作機械用の駆動装置であって、
・少なくとも1つの駆動スピンドルを有したスピンドル装置と、
・前記スピンドル装置によって、前記駆動スピンドル長手方向での長手方向移動によって同時に移動可能な2つのスピンドルナットと、を有している、工作機械用の駆動装置に関する。
本発明はさらに、特に金属薄板加工を行う工作機械であって、加工工具と、該加工工具を動かすことができる上記の形式の駆動装置とを備えた、工作機械に関する。
冒頭で述べた形式の従来技術は、欧州特許出願公開第2527058号明細書により公知である。この特許文献は、ワーク、特に金属薄板を加工するプレス加工機の形態の工作機械に関する。プレス加工機は、2つの駆動側の伝動楔と、2つの工具側の伝動楔とを備えた楔形伝動装置によって操作される。工具側の伝動楔はプレス工具を支持している。駆動側の伝動楔には、スピンドル駆動装置として形成された駆動装置のスピンドルナットがそれぞれ設けられている。これらのスピンドルナットは、1つの共通の駆動スピンドルに装着されていて、それぞれ1つの駆動モータを有している。この駆動モータによってスピンドルナットは、駆動側の伝動楔と一緒に、駆動スピンドルに沿って移動させられることができる。2つの駆動側の伝動楔が駆動スピンドルに沿って同時に行う、工具側の伝動楔に対して相対的な、互いに逆方向の移動によって、駆動側の伝動楔と工具側の伝動楔の協働により、駆動スピンドルの横方向でプレス工具が移動させられる。2つの駆動側の伝動楔が同時に同じ向きで駆動スピンドルに沿って動かされる場合、これら駆動側の伝動楔は工具側の伝動楔を連行し、これにより、プレス工具を移動方向で連行する。このような形式でプレス工具を、駆動スピンドルに沿って位置決めすることができる。
プレス工具による障害のないワーク加工及び/又は高い加工精度を得るためには、駆動側の伝動楔の高い位置決め精度、従って、駆動側の伝動楔の移動に用いられる駆動装置の高い位置決め精度が必要である。
欧州特許出願公開第2527058号明細書
本発明の課題は、高い位置決め精度を備えた駆動装置並びに該駆動装置を備えた工作機械を提供することである。
この課題は、本発明によれば、請求項1に記載の駆動装置及び請求項10に記載の工作機械により解決される。
本発明によれば、工作機械の加工工具用の駆動装置として、2つの駆動スピンドルを備えたスピンドル駆動装置が設けられていて、2つの駆動スピンドルには、該駆動スピンドルの長手方向で移動可能なそれぞれ1つのスピンドルナットが装着されている。両駆動スピンドルは長手方向で定置であって、駆動装置によってスピンドル軸線を中心として回転可能である。各駆動スピンドルの一方の長手方向端部に設けられた固定側軸受が、駆動スピンドルの長手方向での支持を行う。長手方向で定置の駆動スピンドルの回転駆動により、スピンドルナットの長手方向での移動を行わせるためには、スピンドルナットと一緒に移動する駆動モータは必要ない。従って、スピンドルナットが長手方向で移動する際には比較的小さな質量しか移動しない。従って、スピンドルナットの質量慣性に起因する、駆動スピンドルの長手方向でのスピンドルナットの位置決め精度の阻害は殆ど生じない。
両スピンドルナットによって行われる長手方向での移動の良好な同期化のためには、両駆動スピンドルができるだけ均一な駆動挙動を示す必要がある。均一な駆動挙動は本発明によれば、両駆動スピンドルが同じ長さであって、そのねじれ剛性に関して、並びに軸方向剛性に関して同じ構造であることにより達成される。駆動スピンドルのねじれ剛性は、稼働時に生じる駆動スピンドルのねじれの基準となる。駆動スピンドルの軸方向の剛性は、軸方向の負荷下での駆動スピンドルの長さ変動を決定する。軸方向の力は、駆動スピンドルに特にスピンドルナットを介して加えられ得る。駆動スピンドルのねじれ並びに軸方向の負荷下での長さ変動は、駆動スピンドルの長さに比例する。均一な駆動挙動のために、本発明による駆動装置の駆動スピンドルはさらに、質量慣性モーメントに関しても、即ち、回転する運動状態の変更に対する抵抗に関しても、同じ構造とすることができる。極めて近似した構造の内実円柱状の駆動スピンドルの質量慣性モーメントは、その質量と半径とによって規定される。この場合、内実円柱状の駆動スピンドルの半径は、そのねじれ剛性(トーション剛性)及び軸方向の負荷下での長さ変動(伸長剛性)にも影響を与える。
独立請求項である請求項1及び10に記載の本発明の特別な構成は、従属請求項2〜9及び11〜16に記載されている。
両スピンドルナットのための駆動スピンドルの均一な駆動挙動は、両スピンドルナットの同時に行われる長手方向での移動の開始時に、各駆動スピンドルに装着された各スピンドルナットと、各スピンドルナットが配属されている駆動スピンドルの各固定側軸受との間の両間隔が互いに一致しているという状況によっても得られる(請求項2)。
理想的には、スピンドルナットと駆動スピンドルの固定側軸受との間の等距離性は、駆動スピンドルの長手方向で行われるスピンドルナットの長手方向での移動中に維持される。両スピンドルナットが同じ方向に向かう長手方向での移動を行う際には、この目的で、駆動スピンドルの固定側軸受は、スピンドルナットの同じ側に配置されている。スピンドルナットが、駆動スピンドルに沿って逆方向に向かう長手方向での移動を行う場合には、スピンドルナットと固定側軸受との間の初期の等距離性は、駆動スピンドルの固定側軸受が、スピンドルナットの互いに対向する側に位置している場合に維持される。両場合とも、それぞれ1つの駆動スピンドルとスピンドルナットとを有する、本発明による駆動装置のスピンドル駆動装置は、スピンドルナットが、その長手方向での移動の際に同じ速度で、駆動スピンドルに沿って移動するように形成されてなければならない。
しかしながら、スピンドルナットの同時に行われる長手方向での移動の開始時に、スピンドルナットと、スピンドルナットを駆動する駆動スピンドルの固定側軸受との間に生じる等距離性を、スピンドルナットの同時に行われる長手方向での移動中に維持することは、本発明の不可欠な特徴ではない。むしろ、スピンドルナットと駆動スピンドルの固定側軸受との間の等距離性の維持は、スピンドルナットが、同時に行われる長手方向での移動の際に、単に比較的短い距離しか互いに相対的に移動されない場合には、重要ではない。
請求項11によれば、本発明による駆動装置は、加工工具の移動を行わせるために2つの駆動側の楔形伝動装置要素と2つの工具側の楔形伝動装置要素とが互いに協働する工作機械に設けられている。この場合、前記駆動側の楔形伝動装置要素はそれぞれ、前記駆動装置の前記スピンドルナットのうちの1つに接続されていて、前記工具側の楔形伝動装置要素は前記加工工具に接続されている。
本発明の好適な構成によれば、両スピンドルナットが両駆動スピンドルによって同時の、かつ互いに逆方向の長手方向での移動により移動可能である駆動装置(請求項3)は、本発明による工作機械の好適な構成形式の場合に、スピンドルナットに接続された駆動側の楔形伝動装置要素を逆方向で駆動し、これにより加工工具を、工具側の楔形伝動装置要素を介して、駆動スピンドルの横方向で駆動する(請求項12)ように機能する。加工工具は、このような形式で発生させられる横方向移動の際に特に、作業行程を行うことができる。
本発明による駆動装置の請求項4に記載の態様の好適な使用例は、請求項14に記載されている。請求項4に記載の本発明による駆動装置により発生させられる、スピンドルナットの同時の、かつ互いに同じ方向の長手方向移動は、請求項14によれば、スピンドルナットに接続された駆動側の楔形伝動装置要素を、工具側の楔形伝動装置要素と該要素に結合された工作機械の加工工具と一緒に、駆動スピンドルの長手方向で動かすために利用される。加工工具のこのような長手方向での移動は特に、加工すべきワークに対する、かつ/又は、相補的な加工工具に対する、この加工工具の位置決めのために行うことができる。
請求項5に記載の本発明による駆動装置は、両スピンドルナットが、駆動スピンドルの横方向で、互いに僅かな間隔を置いて位置していて、駆動スピンドルの横方向で互いに重なることすらあることを特徴としている。これにより、本発明による駆動装置の、駆動スピンドルの横方向における省スペースな構成形式が実現される。
請求項5に記載の本発明による駆動装置のこのような利点は、請求項13に記載本発明による工作機械で利用される。スピンドルナットに接続された両駆動側の楔形伝動装置要素は、駆動スピンドルの長手方向での同時に行われる長手方向移動の開始時に互いに間隔を置いて位置している。従って、駆動側の楔形伝動装置要素は、その出発位置から、同時に行われる逆方向での長手方向での移動により互いに接近するように移動することができ、この際、駆動側の楔形伝動装置要素は相互に通過しなくて良い。さらに、駆動側の楔形伝動装置要素は、駆動スピンドルの横方向で、互いに近くに迫ることができ、駆動スピンドルの横方向で互いに重なるように配置されても良い。いずれにせよ、駆動スピンドルの横方向で楔形伝動装置の構成寸法は比較的小さい。さらに駆動スピンドルの横方向で駆動側の楔形伝動装置要素が相互に重なる場合には、両駆動側の楔形伝動装置要素を、駆動スピンドルの長手方向での同時に行われる移動の際に、共通の長手方向ガイドに沿ってガイドすることができる。
請求項13による本発明による工作機械の別の構成が請求項15に記載されている。この本発明の形式によるスピンドルナットと、このスピンドルナットに結合された駆動側の楔形伝動装置要素とは、同時に行われる逆方向の長手方向での移動に加えて付加的に、駆動スピンドルの長手方向での同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動も行う。従って、駆動側の楔形伝動装置要素は、駆動スピンドルの横方向で加工工具の移動を行わせるだけでなく、駆動側の楔形伝動装置要素と工具側の楔形伝動装置要素と加工工具とから成るユニット全体も、駆動スピンドルに沿って位置決めさせることができる。この場合、長手方向での移動の開始時に、一方の駆動スピンドルにおけるスピンドルナットと駆動側の楔形伝動装置要素とは、他方の駆動スピンドルにおけるスピンドルナットと駆動側の楔形伝動装置要素とから、駆動スピンドルの長手方向で間隔を置いて位置している。これにより、同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の際に、一方のスピンドルナットとこのスピンドルナットに接続されている駆動側の楔形伝動装置要素とは、他方のスピンドルナットとこのスピンドルナットに接続されている駆動側の楔形伝動装置要素を、同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で見て先行している。これにも関わらず、固定側軸受への方向での移動の際に、同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で後方のスピンドルナットと、このスピンドルナットに接続されている楔形伝動装置要素とを、これらが配属されている駆動スピンドルの固定側軸受まで近付けて、ひいては、配属されている駆動スピンドルによって提供される移動距離を最大限利用することができるようにするために、本発明によれば、前記後方のスピンドルナットの駆動スピンドルの固定側軸受は、先行するスピンドルナット及び/又は先行する駆動側の楔形伝動装置要素によって、駆動側の楔形伝動装置要素とスピンドルナットの同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で通過されるように設けられている、特に配置されている。補足的に、又は選択的に、本発明によれば、一方の駆動スピンドルに沿って移動するスピンドルナット及び/又は駆動側の楔形伝動装置要素が、他方の駆動スピンドルの別の軸受個所、例えば自由側軸受を通過することも考えられる。
先行するスピンドルナットが、後方のスピンドルナットの駆動スピンドルの固定側軸受を通過できるようにするために、先行するスピンドルナットの駆動スピンドルは、駆動側の楔形伝動装置要素とスピンドルナットの同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で、後方のスピンドルナットの通過すべき固定側軸受で終わっている駆動スピンドルよりもさらに遠くに延在していなければならない。両駆動スピンドルは同じ長さであるので、両駆動スピンドルはこのために、請求項5に記載したように、長手方向で互いにずらされていなければならない。
本発明による駆動装置の駆動スピンドルが、所属の駆動モータのモータ軸に直接接続されていない使用例については、請求項6に記載の本発明に構成形式が設けられており、この場合、各駆動スピンドルとこれに配属された駆動モータとの間に、少なくとも1つの駆動エレメントを備えた駆動トレインが設けられており、前記駆動エレメントを介して各駆動スピンドルは、配属された駆動モータによって駆動可能である。駆動トレインが設けられているにも関わらず、駆動スピンドルが両スピンドルナットに関して均一な駆動挙動を示すためには、両駆動トレインを少なくともそのねじれ剛性に関して同じ構造とする。駆動トレインが駆動スピンドルに向かって、例えば、駆動スピンドルの固定側軸受において軸方向で支持されていて、これにより駆動トレインにおける長さ変動が、駆動スピンドルの駆動挙動に関して影響を与えないならば、駆動トレインの均一な軸方向剛性は省くことができる。このような背景により、請求項6に記載の駆動装置の好適な構成では、駆動トレインはそれぞれ、駆動スピンドルの固定側軸受と、配属された駆動モータとの間に配置されている。
少なくとも一方の駆動トレインの駆動エレメントとしては、本発明の別の態様では、該当する駆動スピンドルの長手方向で延在し、この駆動スピンドルに回動不能に結合されているスピンドル延長部が考えられる(請求項7)。上述した形式のスピンドル延長部はフレキシブルに寸法設定することができ、従って特に、駆動スピンドルと、この駆動スピンドルの回転駆動のために設けられた駆動モータとの互いに相対的なフレキシブルな配置を可能にする。
補足的又は選択的に、駆動トレインの駆動エレメントとしては、駆動スピンドルの駆動モータと、駆動スピンドルとの間に設けられているカップリングも考えられる。駆動スピンドルの均一な駆動挙動のために、カップリングも、少なくともねじれ剛性に関して同じ構造として形成しなければならない。
両駆動スピンドルが、スピンドル延長部を介して所属の駆動モータに接続されている場合には、両スピンドル延長部は少なくともねじれ剛性に関して同じ構造として形成されることが推奨される(請求項8)。両スピンドル延長部のねじれ剛性が一致していることは、スピンドル延長部に接続されている駆動スピンドルの均一な駆動挙動に貢献する。
両スピンドル延長部の均一なねじれ剛性は、本発明の別の構成では、両スピンドル延長部が、横断面が同じ大きさの場合には同じ長さであるか、又は長さが異なる場合には異なる大きさの横断面を有している(請求項9)ことにより簡単に実現することができる。
少なくとも一方の駆動スピンドルと所属の駆動モータとの間にスピンドル延長部を有した本発明による駆動装置(請求項7)は、請求項16に記載の本発明による工作機械に設けられている。このような本発明の構成形式の場合、駆動側の楔形伝動装置要素とスピンドルナットの同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で後退している方の駆動スピンドルの固定側軸受を、上記方向で先行するスピンドルナットによって、かつ/又は上記方向で先行する駆動側の楔形伝動装置要素によって通過することができる。本発明によれば、後退している方の駆動スピンドルのために設けられたスピンドル延長部は、後退している方の駆動スピンドルの固定側軸受が設けられた端部と、所属の駆動モータとの間に、後退している方の駆動スピンドルの固定側軸受を通過するスピンドルナットを受容するのに十分な、かつ/又は、このスピンドルナットに結合された駆動側の楔形伝動装置要素を受容するのに十分な空間が提供されるように形成されている。この場合、駆動側の楔形伝動装置要素とスピンドルナットの同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で突出している駆動スピンドルにスピンドル延長部が設けられていることも考えられる。このスピンドル延長部は、場合によっては、上記方向で後退している駆動スピンドルのスピンドル延長部よりも短い。このような場合は、長さの異なるスピンドル延長部のねじれ剛性を均一にするために、長い方のスピンドル延長部の横断面を、短い方のスピンドル延長部の横断面よりも大きく寸法設定する(請求項9)。
以下に、本発明を例示した概略的な図面につき詳しく説明する。
加工工具用の第1の形式による駆動装置を備えた工作機械を示した図である。 図1の矢印IIの方向で見た図1の工作機械の駆動装置を示した図である。 加工工具が図1とは異なる位置にある図1の工作機械を示した図である。 図1及び図3に示した工作機械の加工工具用の第2の形式による駆動装置を示した図である。
図1に示すパンチプレス1として形成される工作機械は、水平フレーム辺3,4と鉛直フレーム辺5,6とを備えたO形の機械フレーム2を有している。この機械フレーム2はフレーム内室7を取り囲んでいる。
フレーム内室7では、打ち抜き加工用ダイ8が、下方の水平フレーム辺4に沿って両方向矢印9の方向で移動可能にガイドされている。打ち抜き加工用ダイ8の上面は、図1及び図3に点線で示した金属薄板10用の載置部を形成している。図2により、図示した例では円形の打ち抜き加工用ダイ8のダイ開口が見える。ワークガイド(図示せず)によって、金属薄板10を、図1の図平面に対して垂直方向で動かす、若しくは位置決めすることができる。
金属薄板10を打ち抜き加工するためには、加工工具として設けられた打ち抜き加工用パンチ11が打ち抜き加工用ダイ8と協働する。打ち抜き加工用パンチ11は、打ち抜き加工用ダイ8とは反対側の端部で、パンチ受容部12内に位置固定されている。パンチ受容部12自体はダブル楔13に支持されていて、両方向矢印14の方向で回転可能である。
ダブル楔13は、2つの工具側の伝動楔15,16によって形成されている。これらの伝動楔15,16は、1つの楔形伝動装置17の工具側の楔形伝動装置要素である。この楔形伝動装置17は、駆動側の楔形伝動装置要素として、2つの駆動側の伝動楔18,19を有している。
駆動側の伝動楔18と工具側の伝動楔15とは互いに対応配置されていて、第1の楔形伝動装置要素対若しくは伝動楔対を成している。第2の楔形伝動装置要素対若しくは伝動楔対は、駆動側の伝動楔19と工具側の伝動楔16とを含む。工具側の伝動楔15,16を有するダブル楔13は、駆動側の伝動楔18,19に懸吊されている。この場合、駆動側の伝動楔18は直線20に沿って、工具側の伝動楔15に相対的に可動であり、駆動側の伝動楔19は直線21に沿って、工具側の伝動楔16に相対的に可動である。
駆動側の伝動楔18,19の相応の運動は、スピンドル駆動装置22として形成された駆動装置によって生じる。スピンドル駆動装置22の詳細は特に図2に示されている。
図2に示すスピンドル駆動装置22は、第1の駆動スピンドル23と第2の駆動スピンドル24とを有している。第1の駆動スピンドル23と第2の駆動スピンドル24とは互いに平行に、機械フレーム2の上方の水平フレーム辺3に沿って延在している。図1及び図3では、第2の駆動スピンドル24は第1の駆動スピンドル23によって隠されて見えていない。第1の駆動スピンドル23の第1のスピンドル軸線25と、第2の駆動スピンドル24の第2のスピンドル軸線26(図2)とは、同じ1つの水平面に位置している。
第1の駆動スピンドル23は、第1の固定側軸受27と第1の自由側軸受28とによって、第1のスピンドル軸線25を中心として回転可能に機械フレーム2に支持されている。同様の形式で、第2の駆動スピンドル24は、第2の固定側軸受29と第2の自由側軸受30とによって、第2のスピンドル軸線26を中心として回転可能に機械フレーム2に支持されている。軸方向では、第1の駆動スピンドル23は第1の固定側軸受27を介して、第2の駆動スピンドル24は第2の固定側軸受29を介して機械フレーム2に支持されている。
第1の駆動スピンドル23と第2の駆動スピンドル24とは構造的に同じであり、特に同じ長さである。第1の駆動スピンドル23と第2の駆動スピンドル24とは、同じねじれ剛性、同じ軸方向剛性、及び同じ質量慣性モーメントを有している。
第1の駆動スピンドル23は、第1の駆動トレイン31を介して第1の駆動モータ32に駆動接続されている。第1の駆動トレイン31は、第1のスピンドル延長部33と第1のカップリング34とを有している。第1のスピンドル延長部33は、第1の固定側軸受27における第1の駆動スピンドル23の端部から第1のカップリング34まで延在している。第1の固定側軸受27では、第1のスピンドル延長部33が相対回動不能に第1の駆動スピンドル23に接続されていて、さらに、第1の駆動スピンドル23の長手方向で機械フレーム2に支持されている。第1のカップリング34により、第1のスピンドル延長部33と第1の駆動モータ32のモータ軸とが接続される。
第2の固定側軸受29と第2の駆動モータ36との間の第2の駆動トレイン35は、第2のスピンドル延長部37と第2のカップリング38とを有している。第2のスピンドル延長部37は、第2の固定側軸受29で、第2の駆動スピンドル24の端部に相対回動不能に接続されていて、第2の駆動スピンドル24の長手方向で機械フレーム2に支持されている。第2のカップリング38において、第2のスピンドル延長部37と第2の駆動モータ36のモータ軸とが駆動接続されている。
第1の駆動トレイン31と第2の駆動トレイン35とは同じねじれ剛性を有している。この場合、第1の駆動トレイン31のねじれ剛性は、第1のスピンドル延長部33と第1のカップリング34のねじれ剛性から成っていて、第2の駆動トレイン35のねじれ剛性は、第2のスピンドル延長部37と第2のカップリング38のねじれ剛性から成っている。
この場合、第1のカップリング34と第2のカップリング38とはねじれ剛性に関して構造的に同じである。第1の駆動トレイン31全体と第2の駆動トレイン35全体とがねじれ剛性に関して互いに一致するためには、第1のスピンドル延長部33と第2のスピンドル延長部37に関してもねじれ剛性は同じでなければならない。
横断面が同じである場合には、長さ比に基づき、比較的長い第1のスピンドル延長部33は、比較的短い第2のスピンドル延長部37よりも小さいねじれ剛性を有している。第1のスピンドル延長部33と第2のスピンドル延長部37の間の長さの差により生じる効果を、第1のスピンドル延長部33と第2のスピンドル延長部37のねじれ剛性に関して相殺するために、第2のスピンドル延長部37は段付けされた横断面を有している。第2のスピンドル延長部37の第1の部分長さ39だけが、第1のスピンドル延長部33と同じ横断面を有している。第2のスピンドル延長部37の第2の部分長さ40は、第2のスピンドル延長部37の第1の部分長さ39よりも、ひいては、第1のスピンドル延長部33よりも減じられた横断面を有している。
第1の駆動モータ32と第2の駆動モータ36とは互いに独立的に制御することができる。両駆動モータ32,36の回転方向は切換可能である。第1の駆動モータ32と第2の駆動モータ36とを制御するために、図2に略示された機械数値制御装置41が使用される。この数値制御装置41は、パンチプレス1の全ての主要な機能を制御している。
第1の駆動モータ32によって駆動される第1の駆動スピンドル23によって、第1のスピンドルナット42を、駆動スピンドル23,24の長手方向で動かすことができる。同様に、第2の駆動スピンドル24に装着された第2のスピンドルナット43は、第2の駆動モータ36によって駆動される第2の駆動スピンドル24によって、駆動スピンドル23,24の長手方向で移動可能である。一方では第1の駆動スピンドル23と第1のスピンドルナット42とによって形成されるスピンドル駆動装置と、他方では第2の駆動スピンドル24と第2のスピンドルナット43とによって形成されるスピンドル駆動装置とは構造的に同じである。従って特に、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とは、駆動モータ32,36の回転数が同じ場合には、第1の駆動スピンドル23と第2の駆動スピンドル24に沿って同じ距離長さにわたって移動する。
第1のスピンドルナット42は駆動側の伝動楔18に接続されていて、第2のスピンドルナット43は駆動側の伝動楔19に接続されている。従って駆動側の伝動楔18,19は、駆動スピンドル23,24の長手方向でのスピンドルナット42,43の長手方向移動と一緒に長手方向移動を行う。長手方向移動の際には、駆動側の伝動楔18はガイドシュー44で、駆動側の伝動楔19はガイドシュー45で、機械フレーム2のガイドレール46,47に沿ってガイドされている。従って、ガイドレール46,47は、駆動スピンドル23,24の長手方向で、駆動側の伝動楔18,19のための共通のガイドを形成している。
図1及び図2に示されたパンチプレス1は、打ち抜き加工用パンチ11と打ち抜き加工用ダイ8とが、機械フレーム2の水平フレーム辺3,4に沿った方向での一方の終端位置に位置している運転状態にある。打ち抜き加工用パンチ11の自由端部は、打ち抜き加工用ダイ8上に載置された金属薄板10の僅かに上方に位置している。第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とは、第1の駆動スピンドル23と第2の駆動スピンドル24に沿って、第1のスピンドルナット42(図2に点線で示した第1のスピンドルナット42の真ん中)と第1の駆動スピンドル23の第1の固定側軸受27との間の間隔と、第2のスピンドルナット43(図2に点線で示した第2のスピンドルナット43の真ん中)と第2の駆動スピンドル24の第2の固定側軸受29との間の間隔とが一致する位置にある。駆動スピンドル23,24の長手方向で、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とは、互いに間隔dを置いて位置している。第1の駆動スピンドル23と第2の駆動スピンドル24並びに第1の固定側軸受27と第2の固定側軸受29も、同じ長さの駆動スピンドル23,24の長手方向で、間隔dだけ互いにずらされている。
図1及び図2に示した関係を起点として、打ち抜き加工用パンチ11と打ち抜き加工用ダイ8とによって、打ち抜き加工用ダイ8上に載置された金属薄板10の打ち抜き加工を行うべき場合には、打ち抜き加工用パンチ11は、行程軸線48に沿って所定の作業行程だけ下降させられる。このために、第1の駆動スピンドル23と第2の駆動スピンドル24とは第1の駆動モータ32と第2の駆動モータ36とによって、第1のスピンドル軸線25と第2のスピンドル軸線26とを中心とした回転運動を行うように駆動される。第1の駆動モータ32と第1の駆動スピンドル23の回転方向及び回転速度並びに第2の駆動モータ36と第2の駆動スピンドル24の回転方向及び回転速度はこの場合、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とが駆動スピンドル23,24の長手方向で同時に、同じ速度で、この場合逆回転しながら互いに接近するように選択される。第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とが駆動スピンドル23,24に沿って長手方向で移動することにより、第1のスピンドルナット42に結合された駆動側の伝動楔18と、第2のスピンドルナット43に結合された駆動側の伝動楔19も相応に長手方向で移動する。その結果、駆動側の伝動楔18は直線20に沿って、工具側の伝動楔15に相対的に移動し、駆動側の伝動楔19は直線21に沿って、工具側の伝動楔16に相対的に移動する。これにより、打ち抜き加工用パンチ11は楔形伝動装置17を介して、図1に示した位置から、行程軸線48に沿って下方に移動する。この際に打ち抜き加工用パンチ11は金属薄板10を貫通して、打ち抜き加工用ダイ8のダイ開口内に進入する。
スピンドル駆動装置22の特別な構成により、打ち抜き加工用パンチ11の上述した下降運動は、行程軸線48に沿ってまっすぐな直線運動として行われ、従って、駆動スピンドル23,24の長手方向での運動成分なしに行われる。打ち抜き加工用パンチ11のこのような運動は、駆動スピンドル23,24が、スピンドルナット42,43に対して、ひいては、駆動側の伝動楔18,19に対しても、均一な駆動挙動を示すことにより生じる。
均一な駆動挙動の理由は、1つには、スピンドルナット42,43の同時的な長手方向での移動の開始時には、所属する第1の駆動スピンドル23の第1のスピンドルナット42と第1の固定側軸受27との間の間隔と、所属する第2の駆動スピンドル24の第2のスピンドルナット43と第2の固定側軸受29との間の間隔とは同じ大きさであるという状況である。さらには、第1の駆動スピンドル23と第2の駆動スピンドル24とは、ねじれ剛性と軸方向剛性、さらには質量慣性モーメントに関しても互いに一致している。また、第1の駆動スピンドル23の第1の駆動トレイン31と、第2の駆動スピンドル24の第2の駆動トレイン35も同じねじれ剛性を有している。
スピンドル駆動装置22のこれら全ての特徴が相俟って、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とは、長手方向での移動の際に、駆動スピンドル23,24の長手方向で同じ距離にわたって互いに接近するように移動することになる。
一方では駆動側の伝動楔18と工具側の伝動楔15とによって、他方では駆動側の伝動楔19と工具側の伝動楔16とによって形成される、楔形伝動装置17の伝動楔対の構成形式も一致していることにより、駆動スピンドル23,24に沿った第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43の同じ長手方向での移動後の移動量は、工具側の伝動楔15,16の同量の下降運動に変換される。これにより結果として、楔形伝動装置17を介してスピンドル駆動装置22に結合された打ち抜き加工用パンチ11の、傾動運動及び側方のずれ運動のない下降運動が生じる。
第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43の互いに接近する方向に向けられた長手方向移動の経過中に、第1の駆動スピンドル23の第1の固定側軸受27からの第1のスピンドルナット42の間隔と、第2の駆動スピンドル24の第2の固定側軸受29からの第2のスピンドルナット43の間隔とが徐々に互いに異なってくるということは、打ち抜き加工用パンチ11の下降運動の正確な直線性に対して大きな影響を与えない。何故ならば、スピンドルナット42,43が互いに逆方向に長手方向移動する際に移動する距離は比較的僅かでしかなく、結果として、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43の逆方向への長手方向移動の終了時でも、第1の駆動スピンドル23の第1の固定側軸受27からの第1のスピンドルナット42の間隔と、第2の駆動スピンドル24の第2の固定側軸受29からの第2のスピンドルナット43の間隔との差はごく僅かであるからである。
打ち抜き加工用パンチ11は、打ち抜き加工行程後、下降位置から、図1に示した位置へと行程軸線48に沿って引き戻される。このために、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とは、第1の駆動モータ32と第1の駆動スピンドル23によって、及び第2の駆動モータ36と第2の駆動スピンドル24によって、駆動スピンドル23,24の長手方向で、逆方向に互いに離れる方向に向けられた長手方向移動により、図1及び図2に示した位置へ戻される。打ち抜き加工用パンチ11の戻し行程も、スピンドル駆動装置22の特別な構成に基づき、行程軸線48に沿った正確な直線運動として行われる。打ち抜き加工用パンチ11の戻し行程運動の終了時には、パンチプレス1は再び、図1及び図2に示した運転状態にある。
次に、機械フレーム2の反対側で金属薄板10の打ち抜きを行おうとする場合、まず打ち抜き加工用ダイ8と、打ち抜き加工用パンチ11を有した楔形伝動装置17とを相応に位置決めしなくてはならない。このために、打ち抜き加工用ダイ8は、詳しくは図示されていないやはり数値制御式の機械制御装置41によって制御される移動駆動装置によって、図1及び図2に示した位置から図3に示した位置へと移動される。打ち抜き加工用ダイ8の目標位置は、機械数値制御装置41に登録されている。
打ち抜き加工用ダイ8と同時に、スピンドル駆動装置22によって、楔形伝動装置17と打ち抜き加工用パンチ11とが、数値制御されて、打ち抜き加工用ダイ8の目標位置に相当する目標位置へと移動させられる。このような位置移動を行うために、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43が同時に、同じ速度で、この場合、同じ方向に向かう長手方向移動により、図1及び図2に示した出発位置から、駆動スピンドル23,24の長手方向に沿ってその目標位置へと移動するように、第1の駆動モータ32と第1の駆動スピンドル23並びに第2の駆動モータ36と第2の駆動スピンドル24とが作動される。
スピンドル駆動装置22の特別な構成により、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43の同じ方向に向かう長手方向での移動が正確に同期化される。第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43の同じ方向に向かう長手方向での移動の正確な同期化は特に重要である。
これによりスピンドルナット42,43による、即ち楔形伝動装置17と打ち抜き加工用パンチ11とによる目標位置への正確な走行が可能となる。さらに、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43の同じ方向に向かう長手方向での移動の正確な同期化により、比較的長い移動距離にも関わらず、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とは目標位置において、同じ方向に向かう長手方向での移動の開始時と同じ相互間隔を有している。第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とは、初期間隔dを、同じ方向に向かう長手方向移動の終了時まで維持する。従って、同じ方向に向かう長手方向移動の際に、スピンドルナット42,43に接続された駆動側の伝動楔18,19と工具側の伝動楔15,16との間に相対運動は生じない。これによりさらに、位置決め運動中、ダブル楔13は行程軸線48に沿って図1に示した位置を維持することになる。従って、打ち抜き加工用パンチ11は、スピンドルナット42,43の同じ方向に向かう長手方向での移動の際に、駆動スピンドル23,24に沿って専ら水平方向でその位置を変化させる。さらに、第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43の同じ方向に向かう長手方向での移動の正確な同期化により、第1の駆動スピンドル23の第1の固定側軸受27からの第1のスピンドルナット42の間隔と、第2の駆動スピンドル24の第2の固定側軸受29からの第2のスピンドルナット43の間隔とは、スピンドルナット42,43の目標位置においても同じ大きさである。このことはさらに、駆動スピンドル23,24が、楔形伝動装置17と打ち抜き加工用パンチ11の位置決めに続く、行程軸線48に沿った打ち抜き加工用パンチ11の行程運動の際に、均一な駆動挙動を示すのに貢献する。
スピンドルナット42,43の同じ方向に向かう長手方向移動と、これに伴う楔形伝動装置17及び打ち抜き加工用パンチ11の位置決め運動の終了時には、図3に示した状態が生じる。
第1のスピンドルナット42と駆動側の伝動楔18とはなお、第1の駆動スピンドル23の第1の固定側軸受27の左側に位置している。第1のスピンドルナット42と駆動側の伝動楔18は、第2の駆動スピンドル24の自由側軸受30を通過する。第1のスピンドルナット42と、駆動側の伝動楔18と、自由側軸受30の相応の配置と構造的な形状とにより、第1のスピンドルナット42と駆動側の伝動楔18とは衝突することなく自由側軸受30を通過する。
第2のスピンドルナット43と駆動側の伝動楔19は、楔形伝動装置17の位置決め運動の経過中、第1の駆動スピンドル23の第1の固定側軸受27を移動方向で通過する。これは、第2のスピンドルナット43と駆動側の伝動楔19の相応の配置及び構造的な形状により、また、第1の駆動スピンドル23の第1の固定側軸受27の相応の配置及び形状により可能である。
第2のスピンドルナット43と駆動側の伝動楔19とが、駆動スピンドル23,24の長手方向で図3に示した位置に移動することができるように、第1の駆動スピンドル23の第1の固定側軸受27の右側には相応の空間がなければならない。このような空間は、第1の固定側軸受27と第1の駆動モータ32との間に設けられた第1の駆動トレイン31の第1のスピンドル延長部33を相応に寸法設定することにより形成される。第2の駆動トレイン35は、所定の状況下では第1の駆動トレイン31よりも短くすることができる。
このような理由から、第2の駆動トレイン35の第2のスピンドル延長部37は、第1の駆動トレイン31の第1のスピンドル延長部33よりも短い。第1のスピンドル延長部33と第2のスピンドル延長部37の長さの相違に関わらず、第1のスピンドル延長部33と第2のスピンドル延長部37のねじれ剛性を同じにするため、第2のスピンドル延長部37には上述した減径部が設けられている。
打ち抜き加工用ダイ8と、打ち抜き加工用パンチ11を備えた楔形伝動装置17とが図3に示した位置に達すると、駆動スピンドル23,24の長手方向で第1のスピンドルナット42と第2のスピンドルナット43とが同時の、かつ互いに逆方向に長手方向での移動を行うことにより、上述した形式で、金属薄板10の打ち抜き加工を行うことができる。楔形伝動装置17と打ち抜き加工用パンチ11とが、駆動スピンドル23,24の長手方向で正確に位置決めされているので、打ち抜き加工用パンチ11が、打ち抜き加工用ダイ8のダイ開口に正確に同心的に配置されていて、これにより確実な機能で、障害なく、金属薄板10の加工のために、打ち抜き加工用ダイ8のダイ開口内に進入することが保証されている。
図4には、スピンドル駆動装置52の形の駆動装置が示されている。このスピンドル駆動装置52は、上記に詳説したスピンドル駆動装置22の代わりに、パンチプレス1で使用することができる。構成及び機能形式に関しては、スピンドル駆動装置52はスピンドル駆動装置22にほぼ一致する。
第1のスピンドルナット92は駆動側の伝動楔68に接続されていて、第2のスピンドルナット93は駆動側の伝動楔69に接続されている。第1のスピンドルナット92を支持する第1の駆動スピンドル73と、第2のスピンドルナット93を支持する第2の駆動スピンドル74とは互いに平行に延在していて、同じ長さであって、ねじれ剛性、軸方向剛性、質量慣性モーメントに関して構造的に同じである。第1の駆動モータ32によって、第1の駆動スピンドル73を第1の駆動軸線25を中心として回転するように駆動することができる。第2の駆動モータ36は、第2のスピンドル軸線26を中心として第2の駆動スピンドル74を駆動するために働く。
第1の駆動スピンドル73を回転支持するために、第1の固定側軸受77と第1の自由側軸受78とが設けられている。第2の駆動スピンドル74の回転支持は、第2の固定側軸受79と第2の自由側軸受80とによって行われる。さらに第1の駆動スピンドル73が第1の固定側軸受77によって、第2の駆動スピンドル74が第2の固定側軸受79によって、軸方向で機械フレーム2に支持される。第1のスピンドル延長部83を有した第1の駆動トレイン81を介して、第1の駆動スピンドル73が駆動モータ32に取り付けられている。相応の形式で、第2の駆動トレイン85には、第2の駆動スピンドル74と駆動モータ36との間で第2のスピンドル延長部87が設けられている。
スピンドル駆動装置22の関係に相応に、駆動側の伝動楔68,69には工具側の伝動楔15,16が懸吊されていて、打ち抜き加工用パンチ11の行程運動を行わせるために、この工具側の伝動楔15,16は駆動側の伝動楔68,69と一緒に1つの楔形伝動装置67を形成している。
スピンドル駆動装置22とは異なり、スピンドル駆動装置52では、第1のスピンドルナット92と第2のスピンドルナット93とは、駆動スピンドル73,74の長手方向での同時的な長手方向での移動開始時に互いに間隔を置いて位置してない。打ち抜き加工用パンチ11の作業行程を生じさせるために行われるような同じ方向に向かう逆回転の長手方向での移動の際に、第1のスピンドルナット92は、駆動側の伝動楔68の、スピンドルナット92を回転可能に支持する付加部で、駆動側の伝動楔69に設けられた空所94内に進入し、第2のスピンドルナット93は、駆動側の伝動楔69の第2のスピンドルナット93を支持する付加部で、駆動側の伝動楔68に設けられた空所95内へと移動する。
駆動スピンドル73,74の均一な駆動挙動を保証するために、従って、打ち抜き加工用パンチ11の正確な移動及び/又は位置決めを行うために、スピンドル駆動装置52にも、上記に詳説した措置がとられる。
1 パンチプレス、 2 機械フレーム、 3 上方の水平フレーム辺、 4 下方の水平フレーム辺、 5,6 鉛直フレーム辺、 7 フレーム内室、 8 打ち抜き加工用ダイ、 9 両方向矢印、 10 金属薄板、 11 打ち抜き加工用パンチ、 12 パンチ受容部、 13 ダブル楔、 14 両方向矢印、 15,16 工具側の伝動楔、 17 楔形伝動装置、 18,19 駆動側の伝動楔、 20,21 直線、 22 スピンドル駆動装置、 23 第1の駆動スピンドル、 24 第2の駆動スピンドル、 25 第1のスピンドル軸線、 26 第2のスピンドル軸線、 27 第1の固定側軸受、 28 第1の自由側軸受、 29 第2の固定側軸受、 30 第2の自由側軸受、 31 第1の駆動トレイン、 32 第1の駆動モータ、 33 第1のスピンドル延長部、 34 第1のカップリング、 35 第2の駆動トレイン、 36 第2の駆動モータ、 37 第2のスピンドル延長部、 38 第2のカップリング、 39 第1の部分長さ、 41 機械数値制御装置、 42 第1のスピンドルナット、 43 第2のスピンドルナット、 44,45 ガイドシュー、 46,47 ガイドレール、 48 行程軸線、 d 間隔、52 スピンドル駆動装置、 67 楔形伝動装置、 68,69 駆動側の伝動楔、 73 第1の駆動スピンドル、 74 第2の駆動スピンドル、 77 第1の固定側軸受、 78 第1の自由側軸受、 79 第2の固定側軸受、 80 第2の自由側軸受、 81 第1の駆動トレイン、 83 第1のスピンドル延長部、 85 第2の駆動トレイン、 87 第2のスピンドル延長部、 92 第1のスピンドルナット、 93 第2のスピンドルナット、 94 空所

Claims (15)

  1. 工作機械(1)、特に金属薄板加工を行う工作機械(1)用の駆動装置であって、
    互いに平行に延在する2つの駆動スピンドル(23,24)を有していて、該駆動スピンドル(23,24)はそれぞれ1つのスピンドル軸線(25,26)を中心として回転可能に支持されていて、各スピンドル軸線(25,26)を中心として駆動可能となっている、スピンドル装置と、
    ・前記スピンドル装置によって、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向での長手方向移動によって同時に移動可能な2つのスピンドルナット(42,43と、を有しており、
    前記駆動スピンドル(23,24)それぞれに、前記スピンドルナット(42,43)のうちの1つが装着されており、前記スピンドルナット(42,43)は、前記スピンドルナット(42,43)それぞれが、その配属されている前記駆動スピンドル(23,24)によって長手方向で移動可能であることにより、前記スピンドル装置によって、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向での長手方向移動によって同時に移動可能であり、
    前記スピンドルナット(42,43)は、同時に行われる長手方向での移動の開始時に、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向でゼロではない間隔(d)を互いに置いて位置しており、
    前記駆動スピンドル(23,24はそれぞれ一方の端部に、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向で作用する固定側軸受(27,29を有していて、前記駆動スピンドル(23,24は同じ長さであって、ねじれ剛性並びに軸方向剛性に関して同じ構造であり、
    前記駆動スピンドル(23,24)は、前記スピンドルナット(42,43)の前記間隔(d)だけ、長手方向で互いにずらされていることを特徴とする、工作機械(1)用の駆動装置。
  2. 前記スピンドルナット(42,43の同時に行われる長手方向での移動の開始時には、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向に存在している、前記スピンドルナット(42,43の一方のスピンドルナットと、対応する前記駆動スピンドル(23,24の前記固定側軸受(27,29との間隔は、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向で存在している前記スピンドルナット(42,43の他方のスピンドルナットと、対応する前記駆動スピンドル(23,24の前記固定側軸受(27,29との間隔に相当している、請求項1記載の駆動装置。
  3. 前記スピンドルナット(42,43は前記駆動スピンドル(23,24によって、同時の、かつ互いに逆方向の長手方向移動によって移動可能である、請求項1又は2記載の駆動装置。
  4. 前記スピンドルナット(42,43は前記駆動スピンドル(23,24によって、同時のかつ互いに同じ方向の長手方向移動によって移動可能である、請求項1から3までのいずれか1項記載の駆動装置。
  5. ・前記駆動スピンドル(23,24それぞれに駆動モータ(32,36)が設けられていて、
    ・前記各駆動スピンドル(23,24と、該駆動スピンドルに配属されている前記駆動モータ(32,36)との間に、少なくとも1つの駆動エレメントを有した駆動トレイン(31,35が設けられており、該駆動エレメントを介して、前記各駆動スピンドル(23,24は、前記配属されている駆動モータ(32,36)によって駆動可能であって、
    ・前記両駆動トレイン(31,35は、少なくともねじれ剛性に関して同じ構造である、請求項1からまでのいずれか1項記載の駆動装置。
  6. 前記駆動スピンドル(23,24のうち少なくとも1つの駆動スピンドルの前記駆動トレイン(31,35は、駆動エレメントとして、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向で延在するスピンドル延長部(33,37を有していて、該スピンドル延長部(33,37は前記駆動スピンドル(23,24に回動不能に接続されている、請求項記載の駆動装置。
  7. 前記両駆動スピンドル(23,24の前記駆動トレイン(31,35は、駆動エレメントとしてスピンドル延長部(33,37を有していて、前記両駆動トレイン(31,35は、前記両駆動スピンドル(23,24の前記スピンドル延長部(33,37が少なくともねじれ剛性に関して同じ構造であることにより、少なくともねじれ剛性に関して同じ構造である、請求項記載の駆動装置。
  8. 前記スピンドル延長部(33,37)の長さが異なる場合には、長い方のスピンドル延長部(33)が、短い方のスピンドル延長部(37)よりも大きな横断面を有していることにより、両駆動スピンドル(23,24のスピンドル延長部(33,37は、ねじれ剛性に関して同じ構造である、請求項記載の駆動装置。
  9. 特に金属薄板加工用の工作機械であって、加工工具(11)と、該加工工具(11)を移動させることができる駆動装置(22とを有しており、前記駆動装置(22として、請求項1からまでのいずれか1項記載の駆動装置(22が設けられていることを特徴とする、工作機械。
  10. ・前記駆動装置(22と前記加工工具(11)との間に楔形伝動装置(17が設けられており、該楔形伝動装置(17は、2つの駆動側の楔形伝動装置要素(18,19と、2つの工具側の楔形伝動装置要素(15,16)とを有しており、
    ・それぞれ1つの駆動側の楔形伝動装置要素(18,19と、それぞれ1つの工具側の楔形伝動装置要素(15,16)とは互いに対応配置されていて、1つの楔形伝動装置要素対を形成しており、
    ・前記各楔形伝動装置要素対の楔形伝動装置要素(15,18;16,19は互いに少なくとも1つの楔面で向かい合って位置していて、両楔形伝動装置要素対の前記楔面は、前記駆動装置(22の前記駆動スピンドル(23,24の前記スピンドル軸線(25,26)に対して互いに逆方向に傾けられていて、
    ・前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19のそれぞれは前記駆動装置(22の前記スピンドルナット(42,43のうちの1つに接続されていて、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)はそれぞれ前記加工工具(11)に接続されており、
    ・前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19は前記スピンドルナット(42,43と一緒に、前記駆動スピンドル(23,24によって、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向での長手方向移動により同時に移動可能であって、これにより、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を介して、前記加工工具(11)を動かすことができる、請求項記載の工作機械
  11. 前記駆動装置(22が請求項3に記載の形式で構成されている、請求項又は10記載の工作機械であって、
    前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19は、前記スピンドルナット(42,43と一緒に前記駆動スピンドル(23,24によって同時に、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向で逆方向の長手方向での移動によって移動可能であり、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19は、同時に行われる逆方向の長手方向での移動の際に、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)に対して相対的に、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向で移動し、これにより、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)と前記加工工具(11)との横方向移動が、前記駆動スピンドル(23,24の横方向で発生させられることを特徴とする、請求項又は10記載の工作機械。
  12. 求項11記載の工作機械であって、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)と前記スピンドルナット(42,43)とは、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向での、同時に行われる逆方向の長手方向での移動により互いに接近するように移動可能であり、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)のために共通のガイド(46,47)が設けられており、該ガイドによって、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)は、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向における同時に行われる互いに接近するように向けられた長手方向での移動の際にガイドされており、前記スピンドルナット(42,43)に加えて付加的に、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)も、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向における、互いに接近するように向けられた同時に行われる長手方向での移動の開始時に、互いに間隔を置いて位置している、請求項11記載の工作機械。
  13. 前記駆動装置が請求項4に記載の形式で構成されている、請求項10から12までのいずれか1項記載の工作機械であって、
    前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19は、前記スピンドルナット(42,43と一緒に前記駆動スピンドル(23,24によって同時に、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向で同じ方向に向かう長手方向での移動によって移動可能であり、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19は、その長手方向での移動の際に、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向で連行し、これにより、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を介して、前記駆動スピンドル(23,24の長手方向で前記加工工具(11)の長手方向での移動を行わせることができることを特徴とする、請求項10から12までのいずれか1項記載の工作機械。
  14. ・前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)は前記スピンドルナット(42,43)と一緒に、前記駆動スピンドル(23,24)によって同時に、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向で同じ方向に向かう長手方向での移動によって移動可能であり、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)はその長手方向での移動の際に、前記工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向で連行し、これにより工具側の楔形伝動装置要素(15,16)を介して、前記加工工具(11)の長手方向での移動を、前記駆動スピンドル(23,24)の長手方向で行わせることができ、
    ・他方の駆動スピンドル(24)に向かい合って位置していて、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)と前記スピンドルナット(42,43)の同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で見て後退している駆動スピンドル(23)の固定側軸受(27)は、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)と前記スピンドルナット(42,43)の同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の際に、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)と前記スピンドルナット(42,43)の同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で先行している駆動側の楔形伝動装置要素(19)及び/又はスピンドルナット(43)によって通過されるように設けられている、特に配置されている、請求項12記載の工作機械。
  15. 前記駆動装置(22)が請求項の形式で構成されている、請求項13に記載の工作機械であって、少なくとも、前記駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)及び前記スピンドルナット(42,43)の同時に行われる同じ方向に向かう長手方向での移動の方向で先行する駆動側の楔形伝動装置要素(18,19)及び/又はスピンドルナット(42,43)によってその固定側軸受(27,29)が通過され得る駆動スピンドル(23,24)にスピンドル延長部(33,37)が設けられている、請求項13に記載の工作機械。
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