JP2016092944A - モータ制御装置 - Google Patents
モータ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016092944A JP2016092944A JP2014224081A JP2014224081A JP2016092944A JP 2016092944 A JP2016092944 A JP 2016092944A JP 2014224081 A JP2014224081 A JP 2014224081A JP 2014224081 A JP2014224081 A JP 2014224081A JP 2016092944 A JP2016092944 A JP 2016092944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- motor
- gain
- phase
- response
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000004044 response Effects 0.000 claims abstract description 88
- 230000008859 change Effects 0.000 claims abstract description 35
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 claims description 34
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 26
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 12
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 10
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 9
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 8
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 7
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 5
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000012886 linear function Methods 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
- 238000012887 quadratic function Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P29/00—Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
- H02P29/60—Controlling or determining the temperature of the motor or of the drive
- H02P29/64—Controlling or determining the temperature of the winding
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P1/00—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/16—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/26—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual polyphase induction motor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/04—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
- B62D5/0409—Electric motor acting on the steering column
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P21/00—Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
- H02P21/22—Current control, e.g. using a current control loop
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
Description
また、例えば三相モータのPWM制御において、電圧利用率等に応じて三相変調と二相変調とを切り替えるモータ制御装置を想定する。この場合、上アーム素子について上べた二相変調でデューティを上限値に張り付かせる電気角範囲、又は下アーム素子について下べた二相変調でデューティを下限値に張り付かせる電気角範囲の条件で温度推定すると、それ以外の電気角範囲や三相変調時においては過剰に電流制限をかけることとなり、モータの性能を有効に発揮することができない場合がある。
本発明は上述の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、外部要因や制御条件等の変化を考慮し、対象素子の温度推定精度を向上させるモータ制御装置を提供することにある。
一次遅れ演算器は、モータの通電に係る電流についての電流二乗値、又はその積算値の時間平均を入力としゲイン及び時定数を用いて演算した一次遅れ応答を「温度変化量」として出力する。
センサ値加算器は、温度変化量に温度センサのセンサ値を加算する。温度センサは、例えば温度推定対象素子と同一基板に搭載され、素子温度推定のベース温度となるヒートシンク相当の温度やモータ通電開始時の温度推定対象素子の初期温度を検出する。
オフセット加算器は、センサ値加算器の出力にオフセット温度を加算する。
応答定数決定手段は、一次遅れ演算器のゲイン及び時定数である応答定数を決定する。
オフセット温度決定手段は、オフセット温度を決定する。
また、「応答定数を変更する」とは、ゲインもしくは時定数の少なくとも一方を変更することを意味する。つまり、応答定数決定手段がゲインのみ、又は時定数のみを変更してもよいし、オフセット温度決定手段がオフセット温度のみを変更してもよい。
或いは、温度推定対象素子として、上記の電圧依存素子、又は、電力変換器のスイッチング素子の温度推定に用いられる場合、応答定数決定手段は、電力変換器に入力される入力電圧に応じて、応答定数を変更する。
これにより、温度推定精度を向上させることができる。こうして温度推定精度を向上させることで、最も温度上昇の厳しい条件を前提として常に過剰な電流制限をすることを回避することができる。したがって、モータの性能を有効に発揮させることができる。また、同等の性能を維持しつつヒートシンクやスイッチング素子を小型化することができる。
一次遅れ演算器は、モータの通電に係る電流についての電流二乗値、又はその積算値の時間平均を入力としゲイン及び時定数を用いて演算した一次遅れ応答を「温度変化量」として出力する。
センサ値加算器は、温度変化量に温度センサのセンサ値を加算する。温度センサは、例えば温度推定対象素子と同一基板に搭載され、モータ通電開始時の温度推定対象素子の初期温度を検出する。
応答定数決定手段は、一次遅れ演算器のゲイン及び時定数である応答定数を決定する。
「温度推定対象素子について推定される発熱の変化」には、例えばスイッチング素子のオン時間の変化が該当する。電流値が同等でもオン時間が長くなれば発熱は大きくなる。また、「複数相の温度推定対象素子について推定される相間の発熱差」については、例えば各相のスイッチング素子に対応するヒートシンク形状や放熱構造等のハードウェア要因により、各相のスイッチング素子のジャンクションからヒートシンクへの放熱に関する熱抵抗や熱容量の違い(ばらつき)が発生し、発熱差が生じる。つまり、各相のスイッチング素子の動作が同等でも、放熱性に影響するハードウェアの条件が異なっていれば発熱特性は異なる。
すなわち、オン時間が長いスイッチング素子ほどゲインを大きくする、又は時定数を小さくすることにより温度上昇を大きく見込むことで、温度推定精度を向上させることができる。
すなわち、ハードウェアの熱抵抗、詳しくは、スイッチング素子のジャンクションからヒートシンクへの放熱に関する熱抵抗が大きく、温度が上昇しやすい相のスイッチング素子ほどゲインを大きくする、又は時定数を小さくすることにより温度上昇を大きく見込むことで、温度推定精度を向上させることができる。
(共通構成)
最初に各実施形態に共通の構成について説明する。以下、「本実施形態」という場合、後述の第1〜第6実施形態を包括する。
図1に示すように、本発明の実施形態のモータ制御装置90は、「電力変換器」としてのインバータ70のスイッチング動作を操作することでモータ80の通電を制御する。本実施形態のモータ80は、三相のモータコイル81、82、83を有する三相ブラシレスモータであり、例えば車両の電動パワーステアリング装置において、運転者の操舵を補助する操舵アシストモータとして使用される。回転角センサ85で検出されたモータ80のロータ回転角は、電気角θに換算され、モータ制御装置90に入力される。
本実施形態では、スイッチング素子71〜76としてMOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)が用いられており、以下、「MOS71〜76」と記す。また、高電位側のスイッチング素子である「上アーム素子」を「上MOS71、72、73」、低電位側のスイッチング素子である「下アーム素子」を「下MOS74、75、76」と記す。なお、他の実施形態では、MOSFET以外の電界効果トランジスタやIGBT等を用いてもよい。
バッテリ91は、例えば定格電圧14Vの車両補機用バッテリである。本実施形態では、バッテリ91の電圧VBが、そのままインバータ70の入力電圧となる。
また、例えばMOS71〜76が搭載される基板上に、サーミスタ等の温度センサ96が設けられる。温度センサ96によるセンサ値T_snsは、同一基板上のMOS71〜76等の素子温度推定のベース温度となるヒートシンク相当の温度や平均的な初期温度と推定される。
また、PWM制御において例えば電圧利用率を向上させるため、三相変調や二相変調により一相以上のデューティを増加又は減少させる制御を行う場合がある。ただし、後述の実施形態によっては、インバータ70の駆動制御がPWM制御に限らない場合もある。
また、IC95は、直接的なモータ駆動制御を行うマイコンの他に、マイコンの監視、センサ電源回路、チャージポンプ等のインバータのドライバ回路、車両の他の装置とのCAN通信を行うドライバ回路等を集積したものであってもよい。
各実施形態の制御ブロック図では、温度推定に係る特徴的な構成のみを示す。その他、フィードバック制御やPWM制御に関する一般的なモータ制御の構成については周知事項であるため図示及び説明を省略する。
本発明の第1実施形態のモータ制御装置について、図2〜図6を参照して説明する。
図2に示すように、第1実施形態は、温度推定に係る構成として、一次遅れ演算器1、センサ値加算器14、オフセット加算器15、応答定数決定手段2、及び、オフセット温度決定手段5を備える。なお、第1実施形態では、インバータ70の駆動制御はPWM制御に限らない。
また、本明細書では、ゲインKと時定数τとを合わせて「応答定数」という。また、「応答定数を変更する」とは、「ゲインK又は時定数τの少なくとも一方を変更する」ことを意味する。
なお、一次遅れ演算器1は一つに限らず、複数個を並列に設けてもよい。
オフセット加算器15は、センサ値加算器14の出力にさらにオフセット温度T_offを加算し、推定温度T_estとして出力する。
オフセット温度決定手段5は、オフセット温度T_offを決定する。
後述の図3〜図5に示すように、各決定手段3、4、5の出力部にはローパスフィルタ(以下、「LPF」と記す。)を設けることが好ましい。これにより、各決定手段3、4、5により定数が変更されたとき、推定温度T_estの急変により、制御が不安定になることを防止することができる。また、滑らかに変更できるのであればLPF以外の手法でもよい。
第1実施形態の適用例として、温度推定対象素子がIC95の場合、及び、MOS71〜76の場合を想定する。図2の構成例では、電源電圧VBは、IC95に対しては動作電源電圧、MOS71〜76に対してはインバータ入力電圧の意味を有している。
IC95は、レギュレータなどを含み、電源電圧によって消費電力が変化する「電圧依存素子」に該当する。素子の発熱要因である消費電力は、一般に「I2×R」又は「I×V(電圧)」で表されるところ、電圧依存素子では、「I×V」の電圧を含んだ表現が望ましい。そこで、「I2×R」をMOSからの受熱として、IC95の発熱を(a)「I2×R+K×I’×V=I2×R+T(V)」と表す。或いは、(b)抵抗Rが電圧Vによって変化する関数とみなして「I2×R(V)」と丸めて表現する。(a)の思想は、オフセット温度T_offを変更することに対応し、(b)の思想は、ゲインKを変更することに対応する。
モータ80の要求トルクが同一の前提で、インバータ70の入力電圧である電源電圧VBが高くなると、電圧利用率が低下するため、PWM制御によるDUTY(上MOSのオンデューティ)が小さくなり、発熱が小さくなる傾向となる。そのため、図5に示すように、応答定数決定手段2のゲイン決定手段3は、有効電圧範囲において、電源電圧VBが高いほどゲインKを小さく設定し、時定数決定手段4は、有効電圧範囲において、電源電圧VBが高いほど時定数τを大きく設定する。つまり、温度推定対象素子がIC95の場合(図4)とは逆の特性に基づき、ゲインK及び時定数τを決定する。
本発明の第1実施形態と従来技術による温度推定精度を比較したシミュレーション結果について、図6を参照して説明する。
このシミュレーションは、電源電圧VBを低電圧VLから高電圧VHにステップ状に変化させた場合において、オフセット温度T_offを固定したとき(従来技術)と、電源電圧VBに応じてオフセット値T_offを変更したとき(本発明の第1実施形態)との推定温度を比較したものである。
図6には、従来技術による推定温度T_est’(二点鎖線)、及び、本発明の第1実施形態による推定温度T_est(破線)を示す。
第2〜第4実施形態では、インバータ70はPWM制御によって駆動され、モータ80の要求トルクから算出される電圧利用率によって、三相変調と二相変調とが切り替えられる構成を前提とする。本明細書では、PWM制御における各MOS71〜76のスイッチング周期に対するオン時間又はオフ時間の比率である「デューティ」に関し、「上MOS71、72、73のオンデューティ」を英文字で「DUTY(%)」と記す。デッドタイムを無視すれば、「下MOS74、75、76のオンデューティ」は、「100−DUTY(%)」に相当する。なお、他の実施形態では、制御の基準となるデューティを適宜選択してよい。
一方、モータ80が正常に回転している状態では各相の発熱は平均化するため、過剰発熱を防止するニーズは比較的低い。したがって、各実施形態による特徴的な温度推定を、モータ80がロック状態でのみ実施してもよいし、ロック状態であるか否かにかかわらず常に実施してもよい。
本発明の第2実施形態のモータ制御装置について、図7〜図12を参照して説明する。
図7に示すように、第2実施形態は、温度推定に係る構成として、一次遅れ演算器1、センサ値加算器14、オフセット加算器15、応答定数決定手段2、及び、モータロック判定手段6を備える。この基本構成は、以下の第3〜第6実施形態において同様である。
オフセット加算器15は、センサ値加算器14の出力にさらにオフセット温度T_offを加算し、推定温度T_estとして出力する。
第2実施形態では、応答定数決定手段2に電気角θ、q軸電流Iq、変調モードが入力される。応答定数決定手段2は、q軸電流Iqの正負、及び、変調モードが三相変調か二相変調かを場合分けした上で、電気角θに応じてゲインK及び時定数τを決定することを特徴とする。
モータロック判定手段6は、通電されているにもかかわらず、モータ80が回転していない状態をモータロック状態と判定する。例えば、モータ回転数Nが実質的に0であり、且つ、dq軸電流二乗和が実質的に0でないとき、ロック状態であると判定する。
応答定数決定手段2は、少なくともロック状態のとき、後述する方法でゲインK及び時定数τを決定する。一方、ロック状態以外のとき、応答定数決定手段2は、従来技術と同様にゲインK及び時定数τを固定値としてもよい。
図8に示すように、三相変調では各相電圧指令信号Du、Dv、Dwは略正弦波状に変化する。(a)に示すq軸電流Iqが正(Iq>0)のときと、(b)に示すq軸電流Iqが負(Iq<0)のときとでは、各相電圧指令信号Du、Dv、Dwは正負が反転する。例えば電動パワーステアリング装置では、q軸電流の正負は操舵方向に対応する。
図10に示すように、「下べた二相変調」は、三相の電圧指令信号Du、Dv、Dwのうち最も小さい電圧指令信号が所定の下限値Dminとなるように、最も小さい相の電圧指令信号から所定の下限値Dminを差し引いた値を全ての相の電圧指令信号から減算する変調処理である。
ゲイン設定手段3は、切替部(図中「SW」と記す。)31、相毎に作成された上べた二相変調用マップ321及び下べた二相変調マップ322、LPF39を有している。
切替部31は、変調モードによって「ゲインKを決定する処理」を切り替える。変調モードが三相変調のとき、電気角θに関係なくゲインKをK1(基準値)とする。変調モードが上べた二相変調のとき、上べた二相変調用マップ321を参照し、下べた二相変調のとき、下べた二相変調マップ322を参照して、ゲインK2を決定する。決定されたK1又はK2は、LPF39を通して出力される。ここで、三相変調のときのゲインK1は固定値ではない電気角θに対するマップとしてもよく、その場合は例えば回転状態とロック状態の消費電力の差に合わせたマップに設定する。
下べた二相変調用マップ322によると、DUTYが下限値Dminに張り付く電気角範囲において、上MOS推定時にはK1よりも小さいゲインK2にステップ状に減少させ、下MOS推定時にはK1よりも大きいゲインK2にステップ状に増加させている。
これにより、変調モードを考慮しつつ各相の上MOS、下MOS毎に温度推定することができるため、温度推定精度を向上させることができる。
この効果は、以下の第3〜第6実施形態において共通である。
本発明の第3実施形態について、図13〜図18を参照して説明する。
図13に示すように、第3実施形態の一次遅れ演算器1には、第2実施形態の相電流に代えてdq軸電流の二乗値和(Id2+Iq2)が入力される。一次遅れ演算器1は、入力されたdq軸電流二乗値の積算値に対し、「K/(τs+1)」の伝達関数による一次遅れ応答を演算する。また、第3実施形態の応答定数決定手段2には変調モードのみが入力される。つまり第3実施形態では、相毎ではなく三相を包括した上MOS及び下MOSの温度を推定する。また、一次遅れ演算に用いるゲインK及び時定数τは、q軸電流Iqの正負や電気角θに依存しない。
切替部31は、変調モードによってゲインKの設定ルートを切り替える。第2実施形態と同様に、三相変調のとき、電気角θに関係なくゲインKをK1(基準値)とする。上べた二相変調のとき、上べた二相変調用マップ331を参照し、下べた二相変調のとき、下べた二相変調マップ332を参照して、ゲインK2を決定する。決定されたK1又はK2は、LPF39を通して出力される。
下べた二相変調用マップ332によると、上MOS推定時にはK1よりも小さいゲインK2が決定され、下MOS推定時にはK1よりも大きいゲインK2が決定される。
これにより、変調モードを考慮しつつ三相の上MOS又は三相の下MOSのグループ毎に温度推定することができるため、より小さな演算負荷で、温度推定精度を向上させることができる。
温度推定の構成において、一次遅れ演算器は一つに限らず複数設けてもよい。例えば、図13の温度推定構成に対して一次遅れ演算器を二つにした構成を図15に示す。この例では、二つの一次遅れ演算器11、12で演算された温度変化量ΔT1、ΔT2がセンサ値加算器14に入力され加算されている。同様に一次遅れ演算器を三つ以上設けてもよい。また、他の実施形態の温度推定構成についても同様に一次遅れ演算器を複数設けてもよい。
本発明の第3実施形態と従来技術による温度推定精度を比較したシミュレーション結果について、図16〜図18を参照して説明する。
このシミュレーションは、モータ回転停止中(ロック時)にPWM制御の変調モードを三相変調から下べた二相変調モードに切り替えた場合において、一次遅れ演算器1のゲインKを固定したとき(従来技術)と、変調モードに応じてゲインKを変更したとき(本発明の第3実施形態)との上MOS及び下MOSの推定温度を比較したものである。
時刻tx以前の三相変調時には、従来技術、本発明の第3実施形態ともに、推定温度T_est’、T_estは、実測温度T_realに一致している。
変調モードに関係なくゲインKを固定した従来技術では、下MOS、上MOSとも推定温度T_est’が実測温度T_realから乖離しているのに対し、変調モードに応じてゲインKを変更する本発明の第3実施形態では、推定温度T_estが実測温度T_realに追従して変化しており、温度推定精度が向上していることがわかる。
本発明の第4実施形態について、図19、図20を参照し、第3実施形態と異なる点のみを説明する。
図19に示すように、第4実施形態の一次遅れ演算器1には、第3実施形態と同様にdq軸電流の二乗値和(Id2+Iq2)が入力される。また、第4実施形態の応答定数決定手段2には、変調モード及びDUTYが入力される。第4実施形態は、第3実施形態による「変調モードに応じた三相の上MOSグループ及び三相の下MOSグループの温度推定」に加え、DUTYの変化を考慮した温度推定を行う。
上べた二相変調用マップ341によると、上MOS推定時には、DUTYが増加していればK1よりも大きいゲインK2が決定され、DUTYが減少していればK1よりも小さいゲインK2が決定される。一方、下MOS推定時には、DUTYが増加していればK1よりも小さいゲインK2が決定され、DUTYが減少していればK1よりも大きいゲインK2が決定される。
ここで、DUTYが上限値Dmax又は下限値Dminに張り付いて「一定」の場合、増加又は減少のいずれかに含めてもよいし、「K2=K1」としてもよい。
これにより、第3実施形態に対し、さらにDUTY変化を考慮して三相の上MOS又は三相の下MOSのグループ毎に温度推定することができるため、温度推定精度を一層向上させることができる。
本発明の第5実施形態について、図21〜図23を参照して説明する。第5実施形態では、三相インバータ70における各相のハードウェアの熱抵抗や熱容量の違い、詳しくはMOSのジャンクションからヒートシンクへの放熱に関する熱抵抗や熱容量の違い(ばらつき)によって発生する発熱差に注目する。
図21に示すように、第5実施形態の一次遅れ演算器1には、dq軸電流の二乗値和((Id2+Iq2)が入力される。一次遅れ演算器1は、入力されたdq軸電流二乗値和に対し、「K/(τs+1)」の伝達関数による一次遅れ応答を演算する。また、第5実施形態の応答定数決定手段2には電気角θ及びq軸電流Iqが入力される。
ゲイン設定手段3は、切替部31、電気角θに対するゲインKの関係を規定した上MOS推定用マップ351及び下MOS推定用マップ352、LPF39を有している。
上MOS推定用マップ351及び下MOS推定用マップ352は、それぞれ、q軸電流Iqが正(Iq>0)の場合と負の場合(Iq<0)とで上下反転した2つのマップがセットになっている。
これにより、各相のMOSのジャンクションからヒートシンクへの放熱に関する熱抵抗や熱容量の違いによって発生する発熱差がある場合でも、発熱差を考慮しつつ、三相の上MOS又は三相の下MOSのグループ毎に温度推定することができる。したがって、温度推定精度を向上させることができる。
本発明の第6実施形態について、図24を参照し、第5実施形態と異なる点のみを説明する。第6実施形態の温度推定の構成は、図21に示す第5実施形態と同一である。
図24に示すように、第6実施形態のゲイン設定手段3は、切替部31、上下MOS共通推定用マップ36、LPF39を有している。上下MOS共通推定用マップ36は、q軸電流Iqが正(Iq>0)の場合と負の場合(Iq<0)とで上下反転した2つのマップがセットになっている。
(ア)電源電圧に応じてオフセット温度又は応答定数を変更する第1実施形態は、ブラシ付き直流モータに適用されてもよい。その場合、「電力変換器」としてHブリッジ回路が用いられる。
また、主に多相ブラシレスモータを想定した実施形態は、三相ブラシレスモータに限らず、四相以上のブラシレスモータにも同様に適用可能である。
(ウ)オフセット温度T_offを変更する構成は、図2に破線で示すように、センサ値加算器14に入力される温度センサ値T_snsに対するゲインKsを乗算する構成としてもよい。
ただし、演算容量に余裕があるような場合等、「張り付き範囲」以外の電気角範囲でもDUTYの変化に追従してゲインK2を変化させるようにしてもよい。例えば、図11、12に示す二段階ステップ状のマップに対し、電気角に応じて、多段階ステップ状、台形状、正弦波状等のマップを作成してもよい。
(ク)各実施形態においてのゲイン決定手段3、時定数決定手段4、オフセット温度決定手段5において、例えば応答定数やオフセット温度の急変が問題にならない場合には、図中破線で示したLPF39、49、59を設けなくてもよい。
14・・・センサ値加算器、
15・・・オフセット加算器、
2 ・・・応答定数決定手段、
5 ・・・オフセット温度決定手段、
70・・・インバータ(電力変換器)、
71−76・・・MOS、スイッチング素子(温度推定対象素子)、
80・・・モータ、
90・・・モータ制御装置、
95・・・IC(電圧依存素子、温度推定対象素子)、
96・・・温度センサ。
Claims (11)
- モータ(80)の通電時に所定の温度推定対象素子(95、71〜76)の温度を推定しつつ、電力変換器(70)が供給する電力を制御することで前記モータを駆動するモータ制御装置(90)であって、
前記モータの通電に係る電流についての電流二乗値、又はその積算値の時間平均を入力としゲイン及び時定数を用いて演算した一次遅れ応答を温度変化量として出力する一次遅れ演算器(1)と、
前記温度変化量に温度センサ(96)のセンサ値を加算するセンサ値加算器(14)と、
前記センサ値加算器の出力にオフセット温度を加算するオフセット加算器(15)と、
前記一次遅れ演算器のゲイン及び時定数である応答定数を決定する応答定数決定手段(2)と、
前記オフセット温度を決定するオフセット温度決定手段(5)と、
を備え、
前記温度推定対象素子に入力される電源電圧、又は、前記電力変換器に入力される入力電圧に応じて、前記応答定数又は前記オフセット温度の少なくとも一つを変更することを特徴とするモータ制御装置。 - 前記温度推定対象素子として、電源電圧によって消費電力が変化する電圧依存素子(95)の温度推定に用いられ、
前記オフセット温度決定手段は、
前記電圧依存素子に入力される電源電圧に応じて、前記オフセット温度を変更することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記温度推定対象素子として、電源電圧によって消費電力が変化する電圧依存素子(95)、又は、前記電力変換器のスイッチング素子(71〜76)の温度推定に用いられ、
前記応答定数決定手段は、
前記電力変換器に入力される入力電圧に応じて、前記応答定数を変更することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。 - 複数相のモータ(80)の通電時に所定の温度推定対象素子(71〜76)の温度を推定しつつ、電力変換器(70)が供給する電力を制御することで前記モータを駆動するモータ制御装置(90)であって、
前記モータの通電に係る電流についての電流二乗値、又はその積算値の時間平均を入力としゲイン及び時定数を用いて演算した一次遅れ応答を温度変化量として出力する一次遅れ演算器(1)と、
前記温度変化量に温度センサ(96)のセンサ値を加算するセンサ値加算器(14)と、
前記一次遅れ演算器のゲイン及び時定数である応答定数を決定する応答定数決定手段(2)と、
を備え、
前記応答定数決定手段は、
前記温度推定対象素子について推定される発熱の変化、又は、複数相の前記温度推定対象素子について推定される相間の発熱差に応じて、前記応答定数を変更することを特徴とするモータ制御装置。 - 前記温度推定対象素子として、PWM制御される前記電力変換器の高電位側のスイッチング素子である上アーム素子(71、72、73)、又は、前記電力変換器の低電位側のスイッチング素子である下アーム素子(74、75、76)の温度推定に用いられ、
前記応答定数決定手段は、
前記上アーム素子もしくは前記下アーム素子のスイッチング周期に対するオン時間又はオフ時間の比率であるデューティに基づいて、前記応答定数を変更することを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。 - 前記応答定数決定手段は、
前記電力変換器のPWM制御の変調モードに応じて、前記応答定数を変更することを特徴とする請求項5に記載のモータ制御装置。 - 前記モータは三相モータであり、
前記応答定数決定手段は、
前記電力変換器のPWM制御の変調モードが三相変調、上べた二相変調、又は、下べた二相変調のいずれであるかによって、前記応答定数を決定する処理を切り替えることを特徴とする請求項6に記載のモータ制御装置。 - 前記応答定数決定手段は、
各相の前記上アーム素子の温度推定に用いる前記応答定数、及び、各相の前記下アーム素子の温度推定に用いる前記応答定数を、それぞれ前記モータの電気角に応じて相毎に決定することを特徴とする請求項7に記載のモータ制御装置。 - 前記温度推定対象素子として、前記電力変換器の高電位側のスイッチング素子である上アーム素子(71、72、73)、又は、前記電力変換器の低電位側のスイッチング素子である下アーム素子(74、75、76)の温度推定に用いられ、
前記応答定数決定手段は、
各相の通電に係るハードウェアの熱抵抗又は熱容量の違いによる発熱差に応じて、前記応答定数を変更することを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。 - 前記応答定数決定手段は、
各相の前記上アーム素子の温度推定に用いる前記応答定数、及び、各相の前記下アーム素子の温度推定に用いる前記応答定数を、それぞれ前記モータの電気角に応じて決定することを特徴とする請求項9に記載のモータ制御装置。 - 前記モータにトルクを発生させるq軸電流が指令されており、且つ、前記モータの回転が停止しているロック状態であることを判定するモータロック判定手段(6)を備え、
前記モータロック判定手段により前記モータが前記ロック状態であると判定したとき、前記応答定数決定手段は、所定の入力情報に応じて前記応答定数を変更することを特徴とする請求項4〜10のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014224081A JP6274077B2 (ja) | 2014-11-04 | 2014-11-04 | モータ制御装置 |
US14/926,351 US9985570B2 (en) | 2014-11-04 | 2015-10-29 | Motor control apparatus |
DE102015221469.9A DE102015221469B4 (de) | 2014-11-04 | 2015-11-03 | Motorsteuerungsgerät |
CN201510741012.4A CN105576903B (zh) | 2014-11-04 | 2015-11-04 | 电机控制装置 |
US15/959,903 US10608576B2 (en) | 2014-11-04 | 2018-04-23 | Motor control apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014224081A JP6274077B2 (ja) | 2014-11-04 | 2014-11-04 | モータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016092944A true JP2016092944A (ja) | 2016-05-23 |
JP6274077B2 JP6274077B2 (ja) | 2018-02-07 |
Family
ID=55753989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014224081A Active JP6274077B2 (ja) | 2014-11-04 | 2014-11-04 | モータ制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US9985570B2 (ja) |
JP (1) | JP6274077B2 (ja) |
CN (1) | CN105576903B (ja) |
DE (1) | DE102015221469B4 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017221039A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | 株式会社デンソー | 回転電機制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 |
DE102017213712A1 (de) | 2016-08-08 | 2018-02-08 | Denso Corporation | Steuervorrichtung für eine drehende elektrische Maschine, und elektrische Servolenkung, bei der diese verwendet wird |
JP2018098876A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 株式会社デンソー | モータ制御装置 |
WO2018167954A1 (ja) * | 2017-03-17 | 2018-09-20 | 三菱電機株式会社 | 温度推定装置および電気装置 |
JP2019041564A (ja) * | 2017-08-28 | 2019-03-14 | 茂達電子股▲ふん▼有限公司 | モーター制御システム |
US10243489B2 (en) | 2017-01-27 | 2019-03-26 | Denso Corporation | Rotary electric machine control apparatus and electric power steering apparatus using the same |
JP2019103166A (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-24 | 株式会社コロナ | モータ制御装置及び空気調和装置 |
US10404201B2 (en) | 2017-03-06 | 2019-09-03 | Denso Corporation | Rotary electric machine controller and electric power steering device using the same |
JP2020120442A (ja) * | 2019-01-21 | 2020-08-06 | 株式会社デンソー | モータ制御装置及びモータ |
JP2020171118A (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-15 | 三菱電機株式会社 | 交流回転電機の制御装置 |
JP2021114826A (ja) * | 2020-01-17 | 2021-08-05 | 株式会社デンソー | モータ制御装置 |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015061370A1 (en) | 2013-10-21 | 2015-04-30 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Adapter for power tool devices |
JP6274077B2 (ja) | 2014-11-04 | 2018-02-07 | 株式会社デンソー | モータ制御装置 |
JP6285572B2 (ja) * | 2014-12-15 | 2018-02-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電力変換装置 |
JP6402708B2 (ja) * | 2015-12-24 | 2018-10-10 | 株式会社豊田自動織機 | インバータ装置 |
JP6662081B2 (ja) | 2016-02-17 | 2020-03-11 | 株式会社デンソー | 3相回転機の制御装置、及び、電動パワーステアリング装置 |
JP6514136B2 (ja) * | 2016-03-09 | 2019-05-15 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置 |
EP3466795B1 (en) * | 2016-05-24 | 2020-08-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Electronic control device and operation control method therefor |
JP6450722B2 (ja) * | 2016-10-06 | 2019-01-09 | ファナック株式会社 | モータ駆動装置およびモータ駆動方法 |
CA3042156C (en) * | 2016-11-01 | 2021-06-01 | Nissan Motor Co., Ltd. | Method of controlling motor and device of controlling motor |
JP6324474B1 (ja) * | 2016-12-01 | 2018-05-16 | 三菱電機株式会社 | モータシステムの制御装置および温度検出状態判定方法 |
KR102686893B1 (ko) * | 2017-02-15 | 2024-07-19 | 에이치엘만도 주식회사 | 전동식 조향 장치의 모터 제어 장치 및 모터 제어 방법 |
CN107161209B (zh) * | 2017-05-13 | 2019-01-18 | 浙江仕善汽车科技股份有限公司 | 汽车电动助力转向系统电机角度计算方法 |
JP6853147B2 (ja) * | 2017-09-06 | 2021-03-31 | 株式会社日立製作所 | 電力変換装置、電動機制御システム、および電力変換装置の診断方法 |
FR3084219B1 (fr) * | 2018-07-18 | 2020-06-19 | Renault S.A.S | Procede et systeme de correction de temperature mesuree de bobinage d'une machine electrique, notamment pour un vehicule a propulsion electrique ou hybride |
CN112644339B (zh) * | 2019-09-25 | 2022-01-07 | 比亚迪股份有限公司 | 能量转换装置的协同控制方法、装置、存储介质及车辆 |
CN111895957B (zh) * | 2020-06-30 | 2021-11-19 | 天津大学 | 一种时间细分测角仪器的信号延时补偿方法 |
US11374517B2 (en) | 2020-09-21 | 2022-06-28 | Global Mixed-Mode Technology Inc. | Motor controller |
TWI777247B (zh) * | 2020-09-21 | 2022-09-11 | 致新科技股份有限公司 | 馬達控制器 |
US20240012059A1 (en) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | Caterpillar Inc. | Sensor with self supplied negative rail for battery pack measurement |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002051583A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-15 | Aisin Aw Co Ltd | モータ駆動装置及びモータ駆動方法 |
JP2005319824A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Favess Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59115484A (ja) | 1982-12-21 | 1984-07-03 | Toshiba Corp | 回転摺動構造体 |
JP2738319B2 (ja) * | 1994-12-09 | 1998-04-08 | 日本電気株式会社 | マイクロコンピュータ制御型圧電発振器 |
DE19617105C2 (de) * | 1996-04-19 | 1998-07-02 | Mannesmann Ag | Einrichtung zur Erfassung der momentanen Belastung von Fördermitteln, insbesondere von Hubwerken |
JP4391719B2 (ja) * | 2002-03-20 | 2009-12-24 | トヨタ自動車株式会社 | モータ温度推定装置およびモータ制御装置 |
JP4483298B2 (ja) * | 2004-01-13 | 2010-06-16 | 日本精工株式会社 | モータコイル温度推定方法及びモータ駆動装置 |
JP4461877B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-05-12 | 株式会社安川電機 | インバータ装置 |
FR2869862B1 (fr) | 2004-05-06 | 2008-12-26 | Favess Co Ltd | Dispositif formant direction assistee electrique |
KR100747228B1 (ko) * | 2006-04-28 | 2007-08-07 | 현대자동차주식회사 | 모터 구속시 인버터 내 전력소자 보호 방법 |
JP2009017707A (ja) | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Aisin Seiki Co Ltd | モータ制御装置 |
JP5374879B2 (ja) | 2008-01-28 | 2013-12-25 | セイコーエプソン株式会社 | 出力回路及び電子機器 |
US8174222B2 (en) * | 2009-10-12 | 2012-05-08 | GM Global Technology Operations LLC | Methods, systems and apparatus for dynamically controlling an electric motor that drives an oil pump |
JP5045799B2 (ja) | 2010-08-27 | 2012-10-10 | 株式会社デンソー | 電力変換装置、駆動装置、及び、これを用いた電動パワーステアリング装置 |
CN103442967B (zh) * | 2011-03-17 | 2015-11-25 | 丰田自动车株式会社 | 电动动力转向装置 |
WO2013118339A1 (ja) * | 2012-02-06 | 2013-08-15 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
CN203233277U (zh) * | 2013-04-27 | 2013-10-09 | 扬州市创信科技有限公司 | 一种电机转速温度控制表 |
KR101526391B1 (ko) * | 2013-11-27 | 2015-06-08 | 현대자동차 주식회사 | 모터 제어장치 및 모터 제어 방법 |
JP5902767B2 (ja) * | 2014-07-09 | 2016-04-13 | ファナック株式会社 | モータの過熱推定を行う工作機械の制御装置 |
JP6274077B2 (ja) | 2014-11-04 | 2018-02-07 | 株式会社デンソー | モータ制御装置 |
-
2014
- 2014-11-04 JP JP2014224081A patent/JP6274077B2/ja active Active
-
2015
- 2015-10-29 US US14/926,351 patent/US9985570B2/en active Active
- 2015-11-03 DE DE102015221469.9A patent/DE102015221469B4/de active Active
- 2015-11-04 CN CN201510741012.4A patent/CN105576903B/zh active Active
-
2018
- 2018-04-23 US US15/959,903 patent/US10608576B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002051583A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-15 | Aisin Aw Co Ltd | モータ駆動装置及びモータ駆動方法 |
JP2005319824A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Favess Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017221039A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | 株式会社デンソー | 回転電機制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 |
DE102017213712A1 (de) | 2016-08-08 | 2018-02-08 | Denso Corporation | Steuervorrichtung für eine drehende elektrische Maschine, und elektrische Servolenkung, bei der diese verwendet wird |
US10227085B2 (en) | 2016-08-08 | 2019-03-12 | Denso Corporation | Rotary electric machine control apparatus and electric power steering apparatus using the same |
DE102017213712B4 (de) | 2016-08-08 | 2019-08-08 | Denso Corporation | Steuervorrichtung für eine drehende elektrische Maschine, und elektrische Servolenkung, bei der diese verwendet wird |
JP2018098876A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 株式会社デンソー | モータ制御装置 |
US10199982B2 (en) | 2016-12-12 | 2019-02-05 | Denso Corporation | Motor control apparatus |
US10243489B2 (en) | 2017-01-27 | 2019-03-26 | Denso Corporation | Rotary electric machine control apparatus and electric power steering apparatus using the same |
US10404201B2 (en) | 2017-03-06 | 2019-09-03 | Denso Corporation | Rotary electric machine controller and electric power steering device using the same |
WO2018167954A1 (ja) * | 2017-03-17 | 2018-09-20 | 三菱電機株式会社 | 温度推定装置および電気装置 |
JPWO2018167954A1 (ja) * | 2017-03-17 | 2019-06-27 | 三菱電機株式会社 | 温度推定装置および電気装置 |
JP2019041564A (ja) * | 2017-08-28 | 2019-03-14 | 茂達電子股▲ふん▼有限公司 | モーター制御システム |
JP2019103166A (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-24 | 株式会社コロナ | モータ制御装置及び空気調和装置 |
JP2020120442A (ja) * | 2019-01-21 | 2020-08-06 | 株式会社デンソー | モータ制御装置及びモータ |
JP2020171118A (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-15 | 三菱電機株式会社 | 交流回転電機の制御装置 |
JP2021114826A (ja) * | 2020-01-17 | 2021-08-05 | 株式会社デンソー | モータ制御装置 |
JP7283402B2 (ja) | 2020-01-17 | 2023-05-30 | 株式会社デンソー | モータ制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20160126877A1 (en) | 2016-05-05 |
DE102015221469B4 (de) | 2021-03-04 |
JP6274077B2 (ja) | 2018-02-07 |
US9985570B2 (en) | 2018-05-29 |
CN105576903A (zh) | 2016-05-11 |
US10608576B2 (en) | 2020-03-31 |
CN105576903B (zh) | 2019-01-22 |
DE102015221469A1 (de) | 2016-05-04 |
US20180241339A1 (en) | 2018-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6274077B2 (ja) | モータ制御装置 | |
CN107148739B (zh) | 电力变换装置和应用该电力变换装置的车辆驱动系统 | |
JP5063379B2 (ja) | 電力変換装置、及び電力変換装置用モジュール、並びに、空気調和機及び冷凍装置 | |
CN107112922B (zh) | 变流器和用于运行变流器的方法 | |
JP2009225631A (ja) | インバータの駆動装置 | |
WO2018051719A1 (ja) | インバータ装置及びそれを備えた車両用電動圧縮機 | |
JP6965303B2 (ja) | 交流回転電機の制御装置 | |
JP6277114B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2015220840A (ja) | 電力変換装置およびその制御方法 | |
US11381189B2 (en) | Methods and systems for improving current capability for electric motors | |
JP2017158280A (ja) | 電動機駆動システム | |
KR102484878B1 (ko) | 스위칭 소자 온도 추정 시스템 및 방법 | |
US20230396198A1 (en) | Electrical power conversion apparatus | |
JP6165683B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP2011223678A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2020141457A (ja) | 電力変換装置および電力変換装置の温度検出方法 | |
JP5163053B2 (ja) | 電動機の制御装置 | |
US20220385207A1 (en) | Inverter device for driving electric motor and control method thereof | |
JP7283402B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP2003189668A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2010154726A (ja) | 電力変換器の制御方法 | |
JP6316269B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2014155371A (ja) | 電気自動車 | |
US20240146182A1 (en) | Electric-power conversion apparatus | |
JP4631575B2 (ja) | インバータ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171225 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6274077 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |