JP2020141457A - 電力変換装置および電力変換装置の温度検出方法 - Google Patents

電力変換装置および電力変換装置の温度検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パワー半導体素子の温度は幅広く変動するため、パワーモジュールの幅広い温度範囲で高精度に温度を検出することが困難であった。【解決手段】U相のパワーモジュール300に対応する温度検出回路のプルアップ抵抗R11は、低温側で温度検出精度が高くなるように設定する。W相のパワーモジュール300のプルアップ抵抗R13は、高温側で温度検出精度が高くなるように設定する。プルアップ抵抗R13の抵抗値はプルアップ抵抗R11の抵抗値より小さい値である。制御回路172のマイコンは、AD変換回路により取得された電圧をソフトウエアの処理により温度に変換する。マイコンは、低温側で温度検出精度が高くなるU相の温度検出回路の検出温度が閾値以上になった場合に、U相の温度検出回路による温度検出から高温側で温度検出精度が高くなるW相の温度検出回路による温度検出に切り替える。【選択図】図6

Description

本発明は、車両に搭載される電力変換装置および電力変換装置の温度検出方法に関する。
車両に搭載される電力変換装置は、パワー半導体素子、例えば、IGBT (Insulated Gate Bipolar Transistor: 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、ダイオードを内蔵し、これらは過温度に対する保護機能を備えている。保護機能として、パワー半導体素子に近接して温度検出素子、例えばサーミスタが配置され、サーミスタで観測された温度と、電力変換装置の駆動条件(出力電流、直流電圧、スイッチング周波数等)および環境条件(冷媒流量)を用いて算出された損失に基づいて出力電流の制限等が行われる。
特許文献1には、パワー半導体素子を組み込んだパワーモジュールのケースの内壁に温度検出素子を配置した電力変換装置が開示されている。
特開2016−103901号公報
パワー半導体素子の温度は幅広く変動するため、パワーモジュールの幅広い温度範囲で高精度に温度を検出することが困難であった。例えば、低温側の温度検出を高精度にするために、温度検出回路のプルアップ抵抗を最適に選定した場合は、高温側の検出精度が悪化する。一方、高温側の温度検出を高精度にするために、温度検出回路のプルアップ抵抗を最適に選定した場合は、低温側の検出精度が悪化する。また、例えば、低温側および高温側の温度検出の高精度化を狙って、プルアップ抵抗をそれぞれ実装し、検出温度に応じてスイッチによりプルアップ抵抗を切り替える回路構成とすることが考えられる。しかし、プルアップ抵抗とそれを切り替える切替回路を追加するには、設置スペースの拡大による基板の大型化及び部品点数増加に伴うコスト増加および故障率増加に伴う不具合を招く。
本発明による電力変換装置は、直流電流を交流電流に変換するためのパワー半導体素子を有する複数のパワーモジュールにより構成される電力変換装置であって、冷媒が流れる流路の上流側に配置される前記パワーモジュールの温度検出素子に対応する第1の温度検出回路のプルアップ抵抗の抵抗値を低温側で温度検出精度が高くなる第1の値に設定し、前記冷媒が流れる前記流路の下流側に配置される前記パワーモジュールの温度検出素子に対応する第2の温度検出回路のプルアップ抵抗の抵抗値を高温側で温度検出精度が高くなる第2の値に設定した。
本発明による電力変換装置の温度検出方法は、直流電流を交流電流に変換するためのパワー半導体素子を有する複数のパワーモジュールにより構成される電力変換装置の温度検出方法であって、冷媒が流れる流路の上流側に配置される前記パワーモジュールの温度検出素子に対応する第1の温度検出回路のプルアップ抵抗の抵抗値を低温側で温度検出精度が高くなる第1の値に設定し、前記冷媒が流れる前記流路の下流側に配置される前記パワーモジュールの温度検出素子に対応する第2の温度検出回路のプルアップ抵抗の抵抗値を高温側で温度検出精度が高くなる第2の値に設定し、前記第1の温度検出回路および前記第2の温度検出回路を用いて前記電力変換装置の温度を検出する。
本発明によれば、パワーモジュールの幅広い温度範囲で高精度に温度を検出することができる。
電力変換装置を含む車両システムを示す図である。 電力変換装置の構成を示す図である。 電力変換装置内のパワーモジュールの外観斜視図である。 パワーモジュールの断面図である。 サーミスタの検出温度精度を示すグラフである。 電力変換装置内の温度検出回路を示す図である。 パワーモジュールを冷却する冷媒の流路模式図である。 冷媒流路位置における検出温度を示すグラフである。 温度保護制御を示す機能ブロック図である。 冷媒温度と冷媒流量の関係を示す図である。 出口配管の冷媒温度と電流制限値との関係を示す図である。
本発明の実施形態に係る電力変換装置1は、ハイブリッド用の自動車や電気自動車に適用可能である。ここでは、代表例として、電力変換装置1を電気自動車に適用した場合の構成について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、電力変換装置1を含む車両システムを示す図である。車両システムは、電力変換装置1、バッテリ2、電動モータ3、減速機4、駆動軸5、車輪6、7、電動モータ3の回転センサ8を備えている。
電力変換装置1は、直流電流を交流電流に変換するためのパワー半導体素子を有するパワーモジュールで構成される。電力変換装置1は、バッテリ2を動力源とし、パワー半導体素子のオン、オフを切り変えて所望の電流を流すことで電動モータ3の駆動を制御する。そして、バッテリ2と電動モータ3の間で直流電力と交流電力の変換を行う。
電動モータ3は、車両の駆動源であり、減速機4および駆動軸5を介し車輪6、7に力を伝達する。バッテリ2は、電動モータ3の力行により放電され、電動モータ3の回生により充電される。
図2は、電力変換装置1の構成を示す図である。
電力変換装置1は、電力変換を行うインバータ部140と、直流電流を平滑化するためのコンデンサモジュール500とを備えている。インバータ部140は、直流コネクタ138を介してバッテリ2と電気的に接続される。
インバータ部140は、両面冷却構造を有するパワーモジュール300を複数個、本実施形態では3個、備えており、このパワーモジュール300を接続することにより三相ブリッジ回路を構成している。電流容量が大きい場合には、更にパワーモジュール300を並列接続し、これら並列接続を三相インバータ回路の各相に対応することにより、電流容量の増大にも対応可能である。
インバータ回路144は、上アームパワー半導体素子328及び上アームダイオード136と、下アームパワー半導体素子330及び下アームダイオード166と、よりなる上下アーム直列回路を有するパワーモジュール300を三相(U相、V相、W相)分設けている。三相分のパワーモジュール300は、電動モータ3の各相巻線に対応している。それぞれの上下アーム直列回路は、その中間電極169から交流端子159及び交流コネクタ188を通して電動モータ3への交流電力線186と接続する。
上アームパワー半導体素子328のコレクタ電極153は正極端子(P端子)157を介してコンデンサモジュール500の正極側のコンデンサの電極に、下アームパワー半導体素子330のエミッタ電極は負極端子(N端子)158を介してコンデンサモジュール500の負極側のコンデンサ電極にそれぞれ電気的に接続されている。
上アームパワー半導体素子328は、コレクタ電極153と、信号用エミッタ電極155と、ゲート電極154を備えている。また、下アームパワー半導体素子330は、コレクタ電極163と、信号用のエミッタ電極165と、ゲート電極164を備えている。上アームダイオード136が、コレクタ電極153とエミッタ電極との間に電気的に接続されている。また、下アームダイオード166が、コレクタ電極163とエミッタ電極との間に電気的に接続されている。
コンデンサモジュール500は、正極側コンデンサ端子506と負極側コンデンサ端子504と直流コネクタ138を介してバッテリ2と電気的に接続されている。なお、インバータ部140は、直流正極端子314を介して正極側コンデンサ端子506と接続され、直流負極端子316を介して負極側コンデンサ端子504と接続される。
パワーモジュール300の各下アームパワー半導体素子330の近傍には、温度検出素子であるサーミスタ336が配置される。サーミスタ336による検出信号は、制御部170内の温度検出回路へ入力される。温度検出回路については後述する。
制御部170は、インバータ回路144を駆動制御するドライバ回路174と、ドライバ回路174へ信号線176を介して制御信号を供給する制御回路172と、を有している。上アームパワー半導体素子328や下アームパワー半導体素子330は、制御部170から出力された駆動信号を受けて動作し、バッテリ2から供給された直流電力が三相交流電力に変換され電動モータ3に供給される。
制御回路172には、上アームパワー半導体素子328及び下アームパワー半導体素子330のスイッチングタイミングを演算処理するためにマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と記述する)が実装されている。マイコンには入力情報として、電動モータ3に対して要求される目標トルク値、電動モータ3に供給される電流値、電動モータ3の回転数、及びコンデンサモジュール500の正極側コンデンサ端子506と負極側コンデンサ端子504間の直流電圧が入力される。
制御回路172内のマイコンに入力される目標トルク値は、不図示の上位の制御装置から出力された指令信号に基づくものである。電流値は、電流センサ180から信号線182を介して出力された検出信号に基づくものである。電動モータ3の回転数は、電動モータ3に搭載された回転磁極センサ199から信号線198を介して出力された検出信号に基づくものである。本実施形態では三相の電流値を検出する場合を例に挙げて説明するが、2相分の電流値を検出するようにしても構わない。
制御回路172内のマイコンは、目標トルク値、電動モータ3の回転数、及びコンデンサモジュール500の直流電圧に基づいて電動モータ3の電流指令値を決定する。そして、この電流指令値と、電流センサ180で検出され電流値との差分に基づき電圧指令値を演算する。この演算された電圧指令値を回転磁極センサ199で検出された磁極位置に基づいてU相、V相、W相のPWM(パルス幅変調)信号を生成し、信号線176を介してドライバ回路174に出力する。
ドライバ回路174は、制御回路172から出力されたPWM信号に基づいて、上アームパワー半導体素子328、下アームパワー半導体素子330をスイッチング動作させるための駆動信号を生成する。下アームを駆動する場合、PWM信号を増幅したドライブ信号を、対応する下アームパワー半導体素子330のゲート電極に出力する。また、ドライバ回路174は、上アームを駆動する場合、PWM信号の基準電位のレベルを上アームの基準電位のレベルにシフトしてからPWM信号を増幅し、これをドライブ信号として、対応する上アームパワー半導体素子328のゲート電極にそれぞれ出力する。これにより、上アームパワー半導体素子328、下アームパワー半導体素子330は、入力されたドライブ信号に基づいてスイッチング動作する。
また、サーミスタ336による検出信号は、制御部170内の温度検出回路へ入力され、電力変換装置1の温度検出に用いられる。制御部170は、過電流や過温度等の異常検知やパワー半導体素子のジャンクション温度が許容値を超えないように出力電流を制限する温度保護制御を行う。
図3は、電力変換装置1内のパワーモジュール300の外観斜視図である。図4は、パワーモジュール300の断面図である。
図3に示すように、パワーモジュール300は、信号用エミッタ電極155、ゲート電極154、正極端子(P端子)157、負極端子(N端子)158、交流端子159、ゲート電極164、エミッタ電極165の各端子と、サーミスタ336の端子337が突出している。
図4に示すように、パワーモジュール300には、上下アーム直列回路を構成する下アームパワー半導体素子330および下アームダイオード166が、導体板によって、両面から挟んで固着される。さらに、パワーモジュール300には、下アームパワー半導体素子330および下アームダイオード166と並列に、図示省略した上アームパワー半導体素子328および上アームダイオード136も導体板によって、両面から挟んで固着される。
サーミスタ336はパワーモジュール300内の下アームパワー半導体素子330の近傍に配置される。導体板等は、その放熱面307が露出した状態で封止樹脂によって封止される。なお、温度保護制御を実現するにあたり、対アームの上アームパワー半導体素子328の温度取得は必須ではないため、上アームパワー半導体素子328の近傍にはサーミスタは実装されていない。
サーミスタ336による検出信号は、制御部170内の温度検出回路へ入力される。温度検出回路で取得される温度とパワー半導体素子のジャンクション温度にはサーミスタ336がパワー半導体素子の近傍に配置されることにより差が生じ、またパワー半導体素子の発熱時のジャンクション温度の変化はサーミスタ336で検知される温度の時定数に比べて極めて早い。従って、温度検出回路で取得される温度および電力変換装置1の駆動条件に基づきパワー半導体素子の温度上昇量、冷媒の温度上昇および冷媒温度を算出し、パワー半導体素子のジャンクション温度が許容温度を超えないように出力電流を予め制限する。
しかしながら、パワー半導体素子の温度は幅広く変動するため、温度検出回路で全温度の変動範囲を高精度に検出するような設定とすることは困難である。例えば、低温側の温度検出を高精度にするために、温度検出回路のプルアップ抵抗を最適に選定した場合は、高温側の検出精度が悪化する。一方、高温側の温度検出を高精度にするために、温度検出回路のプルアップ抵抗を最適に選定した場合は、低温側の検出精度が悪化する。
図5は、サーミスタの検出温度精度を示すグラフである。図5の横軸はサーミスタの検出温度であり、縦軸はサーミスタの検出温度精度である。
図5に示すように、温度検出回路を低温側で高精度になるように設定した場合は、Aのグラフに示すように、高温側で精度が低下する。一方、温度検出回路を高温側で高精度になるように設定した場合は、Bのグラフに示すように、低温側で精度が低下する。また、温度検出回路を全温度範囲で精度を確保するように設定した場合、Cのグラフに示すように高温側のより高温の領域、低温側のより低温の領域において高精度を実現することはできない。本実施形態では、後述するように温度検出回路を切替える閾値の温度を設定して、低温側、高温側の高精度温度情報を選択することで、全温度範囲において高精度を実現する。
なお、低温側から高温側まで高精度に温度を検出するには、例えば、低温側および高温側の高精度化を狙って、温度検出回路のプルアップ抵抗を低温側用および高温側用にそれぞれ実装し、検出温度に応じてスイッチ、例えばMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)によりプルアップ抵抗を切り替えることが考えられる。しかし、低温側および高温側で高精度に検出するためのプルアップ抵抗とそれを切り替えるスイッチ回路を追加するには、設置スペースの拡大による基板の大型化及び部品点数増加に伴うコスト増加および故障率増加に伴う不具合を招く。
本実施形態における電力変換装置1では、U相のパワーモジュール300に対応するサーミスタ336の温度検出回路のプルアップ抵抗R11を低温側で温度検出精度が高くなるように設定する。さらに、W相のパワーモジュール300に対応するサーミスタ336の温度検出回路のプルアップ抵抗R13を高温側で温度検出精度が高くなるように設定する。
図6は、本実施形態における電力変換装置1内の温度検出回路を示す図である。
パワーモジュール300は、冷媒が流れる流路に沿って、流路の上流側から順に、U相、V相、W相のパワーモジュール300が配置される。入口配管401から流入した冷媒は、U相のパワーモジュール300の下アームパワー半導体素子330およびサーミスタ336を流通し、U相のパワーモジュール300の上アームパワー半導体素子328を流通する。その後、冷媒は、V相のパワーモジュール300の上アームパワー半導体素子328を流通し、V相のパワーモジュール300の下アームパワー半導体素子330およびサーミスタ336を流通する。更に、冷媒は、W相のパワーモジュール300の下アームパワー半導体素子330およびサーミスタ336を流通し、W相のパワーモジュール300の上アームパワー半導体素子328を流通して出口配管402へ至る。
U相、V相、W相のパワーモジュール300の下アームパワー半導体素子330の近傍にサーミスタ336が配置される。サーミスタ336は、制御部170内の温度検出回路へ接続される。U相のパワーモジュール300に対応する温度検出回路は、一定の電圧が供給される電源VCCAから直列接続されるプルアップ抵抗R11と抵抗R21の中間接続点にサーミスタ336が接続され、中間接続点は抵抗R31を介して、制御回路172のマイコンのAD変換回路へ入力される。制御回路172のマイコンのAD変換回路へ入力点とグランドとの間にはコンデンサC11が接続される。ここで、プルアップ抵抗R11は、低温側で温度検出精度が高くなるように設定する。
V相のパワーモジュール300に対応する温度検出回路は、電源VCCAから直列接続されるプルアップ抵抗R12と抵抗R22の中間接続点にサーミスタ336が接続され、中間接続点は抵抗R32を介して、制御回路172のマイコンのAD変換回路へ入力される。マイコンのAD変換回路へ入力点とグランドとの間にはコンデンサC12が接続される。なお、V相のパワーモジュール300におけるサーミスタ336と、これに接続される温度検出回路とは、後述する制御回路172の温度保護制御において使用されないため、これらを省略してもよい。
W相のパワーモジュール300に対応する温度検出回路は、電源VCCAから直列接続されるプルアップ抵抗R13と抵抗R23の中間接続点にサーミスタ336が接続され、中間接続点は抵抗R33を介して、制御回路172のマイコンのAD変換回路へ入力される。マイコンのAD変換回路へ入力点とグランドとの間にはコンデンサC13が接続される。ここで、プルアップ抵抗R13は、高温側で温度検出精度が高くなるように設定する。プルアップ抵抗R13の抵抗値はプルアップ抵抗R11の抵抗値より小さい値である。
制御回路172のマイコンは、AD変換回路により取得された電圧をソフトウエアの処理により温度に変換する。
図7は、パワーモジュール300を冷却する冷媒の流路模式図である。
入口配管401から流入した冷媒は、U相のパワーモジュール300の下アーム側を流通し、U相のパワーモジュール300の上アーム側を流通する。その後、冷媒は、V相のパワーモジュール300の上アーム側を流通し、V相のパワーモジュール300の下アーム側を流通する。更に、冷媒は、W相のパワーモジュール300の下アーム側を流通し、W相のパワーモジュール300の上アーム側を流通して出口配管402へ至る。
このように、パワーモジュール300は、冷媒が流れる流路に沿って、流路の上流側から順に、U相、V相、W相のパワーモジュール300が配置される。なお、冷媒の流路は、直列または並列で構成できるが、並列に構成した場合に冷媒流量を均一に制御することが容易ではないため直列で構成されることが多い。
また、電力変換装置1の通常駆動モードにおいて、制御回路172で出力するPWM信号を基本的な上下アーム対称パターン(Continuous PWM)とすれば、三相上下アームでの損失は同等となる。そのため、冷媒の流路が直列の場合には、電力変換装置1内の冷媒温度はパワーモジュール300のパワー半導体素子の損失による発生熱を順次冷却するために上昇し、流路位置により温度勾配が発生する。
図8は、冷媒流路位置における検出温度を示すグラフである。図8の横軸は流路位置を示し、縦軸は検出温度を示す。
図8に示すように、U相下アームの検出温度はT1であり、V相下アームの検出温度はT2であり、W相下アームの検出温度はT3であり、流路位置が上流から下流になるにしたがって、検出温度が高くなる。
電力変換装置1が動作していない状態では、図8のグラフRaに示すように、入口配管401の冷媒温度と出口配管402の冷媒温度は低く、等しい温度である。一方、電力変換装置1が動作している状態では、図8のグラフRbに示すように、入口配管401の冷媒温度は低いが、出口配管402の冷媒温度は高くなる。
各相の検出温度は、流路位置における冷媒の温度を基準に、電力変換装置1の駆動条件に基づくパワー半導体素子の損失、及びパワー半導体素子から冷媒までの熱抵抗により決まるパワー半導体素子の温度上昇量ΔTthに応じて定まる。
次に、制御回路172に搭載されるマイコンにより実現するパワー半導体素子のジャンクション温度がパワー半導体素子の最高使用温度を超過することによる熱破壊から防ぐ温度保護制御について図9を参照して説明する。
図9は、制御部170内のマイコンによる温度保護制御を示す機能ブロック図である。なお、図9に示す温度保護制御の機能をCPU、メモリ、プログラムなどを備えたコンピュータにより実行することができる。また、全部の機能、または一部の機能をハードロジック回路により実現してもよい。更に、このプログラムは、予め電力変換装置1の記憶媒体に格納して提供することができる。あるいは、独立した記憶媒体にプログラムを格納して提供したり、ネットワーク回線によりプログラムを電力変換装置1の記憶媒体に記録して格納することもできる。データ信号(搬送波)などの種々の形態のコンピュータ読み込み可能なコンピュータプログラム製品として供給してもよい。
図9に示すように、温度保護制御は、温度検出回路切替部900、電流制御部901、パワーモジュール損失計算部902、IGBT上昇温度計算部907、冷媒温度上昇量計算部906、冷媒出口温度演算部903、冷媒流量テーブル908、電流制限計算部904、指令切替え部905より構成される。
温度検出回路切替部900は、低温側で温度検出精度が高くなるU相の温度検出回路の検出温度が閾値以上になった場合に、U相の温度検出回路による温度検出から高温側で温度検出精度が高くなるW相の温度検出回路による温度検出に切り替える。そして、検出温度が閾値以上になった場合に温度検出回路切替信号を後述の冷媒出口温度演算部903へ出力する。なお、温度検出回路切替部900は、高温側で温度検出精度が高くなるW相の温度検出回路の検出温度が閾値未満になった場合に、W相の温度検出回路による温度検出から低温側で温度検出精度が高くなるU相の温度検出回路による温度検出に切り替えて温度を検出してもよい。すなわち、何れか一方の検出温度が閾値温度未満の場合にU相の温度検出回路による温度検出を選択し、逆に閾値温度以上の場合にW相の温度検出回路による温度検出を選択する。また、閾値温度付近では選択する信号が頻繁に切り替わり不安定な状態となる可能性があるため、閾値温度の検出にヒステリシス特性を設けても良い。
電流制御部901は、通常モードにおいて、目標トルクと電動モータ回転数と直流電圧に基づいて、温度保護を考慮しない最適な電流指令値を決定する。最適な電流指令値とは例えば、目標トルクを出力できる最小の電流値であり、予め試行してテーブル化しても良い。
パワーモジュール損失計算部902は、AC電流と力率と変調率と直流電圧とPWM周波数に基づいて、パワーモジュール300の1アーム分損失およびIGBTの損失計算を行う。なお、マイコンのスループットを低減するために、パワーモジュール損失計算部902は、実電流、力率、変調率、直流電圧及びPWM周波数を入力としたIGBT、ダイオードの導通損失テーブルとスイッチング損失テーブルを用いても良い。
冷媒温度上昇量計算部906は、パワーモジュール損失計算部902で計算された1アーム分損失を6倍した値と冷媒流量テーブル908からの冷媒流量に基づいて、電力変換装置1に実装されるパワーモジュール全損失の受熱による冷媒の温度上昇量を計算する。すなわち、冷媒流量に依存する冷媒熱抵抗とパワーモジュール損失計算部902で求めた1アーム分損失を6倍することで算出する三相分のパワーモジュール300の損失から冷媒温度上昇飽和値を演算し、冷媒温度上昇の時定数に応じた遅れ要素により冷媒の温度上昇量を求める。
冷媒の温度上昇量は、電力変換装置1の駆動条件に基づく三相分のパワーモジュール300の損失、環境条件の冷媒密度、冷媒比熱、そして冷媒流量により式(1)で求めることが可能である。
Figure 2020141457
ここで、Fr:冷媒流量推定値[L/min]、Q:三相分パワーモジュール損失[W]、ΔTw:冷媒温度上昇[℃] (入口配管と出口配管の温度差)、ρ:冷媒密度[kg/L]、c:冷媒比熱[J/gK]である。
しかし、本実施形態の電力変換装置1には冷媒流量を検出するセンサはなく、直接測定することはできない。但し、冷媒流量は一般的に電力変換装置1の性能を十分に発揮でき且つエネルギー損失を低減するために冷媒温度に応じてポンプにより可変制御が行われることが多い。
図10は、冷媒流量可変制御における冷媒温度と冷媒流量の関係を示す図である。横軸は冷媒温度を、縦軸は冷媒流量である。図10に示すように、冷媒温度が上昇すると冷媒流量が多くなるように可変制御が行われる。冷媒温度と冷媒流量の関係が予め分かっているため、マイコンのメモリに冷媒流量テーブル908として記憶しておき、演算で求める出口配管402の冷媒温度に応じて冷媒流量を得ることができる。
IGBT上昇温度計算部907は、パワーモジュール損失計算部902で計算されたIGBTによる損失と冷媒流量テーブル908からの冷媒流量に基づいて、IGBT上昇温度を計算する。すなわち、IGBTによる損失及び冷媒流量依存のIGBTの熱抵抗によりIGBT温度上昇量飽和値を求めて、IGBTの熱時定数に応じた一時遅れ要素によりIGBT温度上昇量を計算する。そして、温度検出回路切替部900で検出された検出温度から、IGBT上昇温度計算部907で計算されたIGBT上昇温度が減算されて、パワーモジュール位置の冷媒温度として冷媒出口温度演算部903へ入力される。
冷媒出口温度演算部903は、冷媒温度上昇量計算部906で算出された冷媒の温度上昇量とサーミスタ位置の冷媒温度とに基づいて出口配管402の冷媒温度を演算する。冷媒出口温度演算部903には、温度検出回路切替部900より温度検出回路切替信号が入力される。
電力変換装置1が電流を出力していない非通電時においては、サーミスタ336による検出温度は冷媒温度と同等になり、出口配管402位置の冷媒温度とも一致する。一方、電力変換装置1が電流を出力している通電時においては、冷媒温度上昇量、温度検出回路切替信号、パワーモジュール位置の冷媒温度より、冷媒出口温度演算部903は出口配管402位置の冷媒温度を求める。
冷媒出口温度演算部903は、U相の温度検出回路の検出温度が閾値より小さく、温度検出回路切替信号が出力されていない場合は、低温側で温度検出精度が高くなるように設定されたU相の検出温度に基づいて、出口配管402位置の冷媒温度を式(2)により算出する。
Figure 2020141457
ここで、T1:U相下アームサーミスタ検出温度[℃]、ΔTth:駆動条件に応じたサーミスタ検出温度上昇[℃]、ΔTw:冷媒温度上昇[℃]である。
一方、冷媒出口温度演算部903は、U相の温度検出回路の検出温度が閾値以上になり、温度検出回路切替信号が出力されている場合は、高温側で温度検出精度が高くなるように設定されたW相の検出温度に基づいて、出口配管402位置の冷媒温度を式(3)により算出する。
Figure 2020141457
ここで、T3:W相上アームサーミスタ検出温度[℃]、ΔTth:駆動条件に応じたサーミスタ検出温度上昇[℃]、ΔTw:冷媒温度上昇[℃]である。
電流制限計算部904は、冷媒出口温度演算部903の演算で求めた出口配管402の冷媒温度を基準として、電力変換装置1の駆動条件により算出されるパワー半導体素子の発熱量に基づきパワー半導体素子のジャンクション温度が許容値を超えない電流制限値を算出する。
電流制限計算部904が出力する電流制限値の決定について説明する。予め電力変換装置1の各駆動条件において、パワーモジュール損失計算及び冷媒流路の最下流に配置されるパワーモジュール300のパワー半導体素子ジャンクション温度が連続動作許容温度となる時の出口配管402の冷媒温度と出力電流の関係を求める。この際に、電力変換装置1の駆動条件として、直流電圧、スイッチング周波数、変調率、力率の悪い条件を用いる。そのため実際の電力変換装置1の駆動条件が変動してもパワー半導体素子ジャンクション温度は連続動作許容温度よりも低くなるため出力電流を制限する必要はない。
図11は、出口配管の冷媒温度と電流制限値との関係を示す図である。横軸に出口配管の冷媒温度を、縦軸に電流制限値を示す。また、冷媒流量が、1リットル/分の場合を二点鎖線で、2リットル/分の場合を一点鎖線で、3リットル/分の場合を長い点線で、4リットル/分の場合を短い点線で、5リットル/分の場合を実線で示す。冷媒流量が増すと電流制限値は大きくなる。
制御回路172に搭載されるマイコンのスループットを低減するために、冷媒流量が最も多い条件において電流制限値の傾きを求め、電流制限を開始する出口配管402の冷媒温度を冷媒流量推定値の近似関数としても良い。
また、三相分パワーモジュール損失は、出力電流、スイッチング周波数、直流電圧、変調率、及び力率から計算できるが、駆動条件が予め分かっている場合に変動が小さく影響の少ないパラメータを固定値とすることにより、制御回路172に搭載されるマイコンのスループット低減することも可能である。
指令切替え部905は、電流制御部901で決定した電流指令値が電流制限計算部904で決定した電流制限値より大きい場合に、電流指令値を電流制限値以下に切り替える。
以上の温度保護制御により、パワーモジュール300のパワー半導体素子の過温度による熱破壊に対して、過度な出力電流制限をすることなく、保護の信頼性を高めた電力変換装置1を低コストで実現できる。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)直流電流を交流電流に変換するためのパワー半導体素子を有する複数のパワーモジュールにより構成される電力変換装置1であって、冷媒が流れる流路の上流側に配置されるパワーモジュール300のサーミスタ336に対応する第1の温度検出回路のプルアップ抵抗R11の抵抗値を低温側で温度検出精度が高くなる第1の値に設定し、冷媒が流れる流路の下流側に配置されるパワーモジュール300のサーミスタ336に対応する第2の温度検出回路のプルアップ抵抗R13の抵抗値を高温側で温度検出精度が高くなる第2の値に設定する。これにより、パワーモジュールの幅広い温度範囲で高精度に温度を検出することができる。
(2)直流電流を交流電流に変換するためのパワー半導体素子を有する複数のパワーモジュールにより構成される電力変換装置1の温度検出方法であって、冷媒が流れる流路の上流側に配置されるパワーモジュール300のサーミスタ336に対応する第1の温度検出回路のプルアップ抵抗R11の抵抗値を低温側で温度検出精度が高くなる第1の値に設定し、冷媒が流れる流路の下流側に配置されるパワーモジュール300のサーミスタ336に対応する第2の温度検出回路のプルアップ抵抗R13の抵抗値を高温側で温度検出精度が高くなる第2の値に設定し、第1の温度検出回路および第2の温度検出回路を用いて電力変換装置1の温度を検出する。これにより、パワーモジュールの幅広い温度範囲で高精度に温度を検出することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1 電力変換装置
2 バッテリ
3 電動モータ
4 減速機
5 駆動軸
6、7 車輪
8 回転センサ
138 直流コネクタ
140 インバータ部
144 インバータ回路
153 コレクタ電極
154 上アームゲート電極
155 上アームエミッタ電極
157 正極端子(P端子)
158 負極端子(N端子)
159 交流端子
163 コレクタ電極
164 下アームゲート電極
165 下アームエミッタ電極
136 上アームダイオード
166 下アームダイオード
169 中間電極
170 制御部
172 制御回路
174 ドライバ回路
176 信号線
186 交流電力線
188 交流コネクタ
198 信号線
199 回転磁極センサ
300 パワーモジュール
314 直流正極端子
316 直流負極端子
321 交流端子
328 上アームパワー半導体素子
330 下アームパワー半導体素子
336 サーミスタ
337 サーミスタ端子
401 入口配管
402 出口配管
500 コンデンサモジュール
504 負極側コンデンサ端子
506 正極側コンデンサ端子
600 補助モールド体
900 温度検出回路切替部
901 電流制御部
902 パワーモジュール損失計算部
903 冷媒出口温度演算部
904 電流制限計算部
905 指令切替え部
906 冷媒温度上昇量計算部
907 IGBT上昇温度計算部
908 冷媒流量テーブル
R11、R12、R13 プルアップ抵抗

Claims (10)

  1. 直流電流を交流電流に変換するためのパワー半導体素子を有する複数のパワーモジュールにより構成される電力変換装置であって、
    冷媒が流れる流路の上流側に配置される前記パワーモジュールの温度検出素子に対応する第1の温度検出回路のプルアップ抵抗の抵抗値を低温側で温度検出精度が高くなる第1の値に設定し、
    前記冷媒が流れる前記流路の下流側に配置される前記パワーモジュールの温度検出素子に対応する第2の温度検出回路のプルアップ抵抗の抵抗値を高温側で温度検出精度が高くなる第2の値に設定した電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記第1の値の抵抗値は前記第2の値の抵抗値より大きい電力変換装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電力変換装置において、
    検出された温度に基づいて、前記第1の温度検出回路もしくは前記第2の温度検出回路を選択する温度検出回路切替部を備える電力変換装置。
  4. 請求項3に記載の電力変換装置において、
    前記温度検出回路切替部で選択された前記第1の温度検出回路もしくは前記第2の温度検出回路による検出温度に基づいて、前記流路の出口の前記冷媒の温度を算出する冷媒出口温度演算部を備える電力変換装置。
  5. 請求項4に記載の電力変換装置において、
    前記冷媒出口温度演算部で求められた前記流路の出口の前記冷媒の前記温度を基準として、前記パワー半導体素子の発熱量に基づき前記パワー半導体素子のジャンクション温度が許容値を超えない電流制限値を算出する電流制限計算部を備える電力変換装置。
  6. 直流電流を交流電流に変換するためのパワー半導体素子を有する複数のパワーモジュールにより構成される電力変換装置の温度検出方法であって、
    冷媒が流れる流路の上流側に配置される前記パワーモジュールの温度検出素子に対応する第1の温度検出回路のプルアップ抵抗の抵抗値を低温側で温度検出精度が高くなる第1の値に設定し、
    前記冷媒が流れる前記流路の下流側に配置される前記パワーモジュールの温度検出素子に対応する第2の温度検出回路のプルアップ抵抗の抵抗値を高温側で温度検出精度が高くなる第2の値に設定し、
    前記第1の温度検出回路および前記第2の温度検出回路を用いて前記電力変換装置の温度を検出する電力変換装置の温度検出方法。
  7. 請求項6に記載の電力変換装置の温度検出方法において、
    前記第1の値の抵抗値は前記第2の値の抵抗値より大きい電力変換装置の温度検出方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の電力変換装置の温度検出方法において、
    検出された温度に基づいて前記第1の温度検出回路もしくは前記第2の温度検出回路を選択する電力変換装置の温度検出方法。
  9. 請求項8に記載の電力変換装置の温度検出方法において、
    前記選択された前記第1の温度検出回路もしくは前記第2の温度検出回路による検出温度に基づいて、前記流路の出口の前記冷媒の温度を算出する電力変換装置の温度検出方法。
  10. 請求項9に記載の電力変換装置の温度検出方法において、
    前記算出された前記流路の出口の前記冷媒の前記温度を基準として、前記パワー半導体素子の発熱量に基づき前記パワー半導体素子のジャンクション温度が許容値を超えない電流制限値を算出する電力変換装置の温度検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023190776A1 (ja) * 2022-03-29 2023-10-05 ニデック株式会社 電力変換装置、推定プログラム及び推定方法

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