JP2016088532A - 振出し容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内容物の少量吐出と多量吐出の2種類の吐出を可能とする機能を備えると共に、多く出過ぎた内容物を容器内に効率良く回収できるようにした振出し容器を創出することを課題とする。
【解決手段】 粉状又は粒状の内容物Pを収納する容器本体1と、容器本体1の口筒部2に装着される外筒部11とノズル20とを備えたノズル本体10と、複数の小孔36が穿設され頂壁32及びこの頂壁を閉塞する蓋体33を有してノズル本体10の全体を被嵌するキャップ本体30とを備える振出し容器であって、ノズル20を外筒部11の内壁に傾斜状に配設した仕切り板15に立設すると共に、ノズル20の側面23に先端21から基部22に亘る開放部24を形成し、複数の小孔36を、キャップ本体30の頂壁32の、開放部24と同じ側の領域に配設した構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器内に収容された粉状又は粒状の調味料等の内容物を外部に吐出する振出し容器に関する。
粉状、或いは粒状からなる調味料等を吐出する振出し容器は、例えば以下の特許文献1に示すような先行技術に開示されている。
特許文献1に開示された振出し容器は、振出し大孔と複数の振出し小孔とが開口形成されたオーバーキャップと、振出し大孔及び複数の振出し小孔の部分領域に対応する大きさで形成された開口部とこの開口部を覆うヒンジ蓋とを備え、上蓋に対して回転可能に取り付けられたオーバーキャップとを有して構成されている。
内容物を少量吐出する場合には、ヒンジ蓋を回動させて振出し小孔を露出させ、キャップ付き容器を持ち上げ振出し小孔面を下にして、適当な角度に傾けて振ることにより、振出し小孔から粒状の内容物が少量ずつ吐出される。
また内容物を多量吐出する場合には、ヒンジ蓋を回動させて振出し小孔を露出させると共に、上蓋の開口部とオーバーキャップの振出し大孔とが完全に重なるように上蓋を回転させ、開口部を介して振出し大孔とを露出させる。そして、キャップ付き容器を持ち上げ、重なり合った開口部と振出し大孔を下面にして適当な角度に傾けて振ることにより、粒状の内容物が多量に吐出される。
特開平8−11917号公報
しかし、特許文献1に記載の振出し容器においては、例えば粉状又は粒状等の内容物を計量スプーンに向けて吐出する場合、振出し小孔から少量ずつ内容物を計量スプーンに振ったときに飛散して内容物の多くが無駄になる虞がある。
このため、振出し大孔から内容物を計量スプーンに向けて吐出させることになるが、この場合には内容物が広範囲に亘って吐出されて予定量より多く出過ぎる虞があると共に、多く出過ぎた内容物を容器内に回収することが難しいという問題がある。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、内容物の少量吐出と多量吐出の2種類の吐出を可能とする機能を備えると共に、多く出過ぎた内容物を容器内に効率良く回収できるようにした振出し容器を創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる構成は、
粉状又は粒状等の内容物を収納する有底筒状の容器本体と、この容器本体の口筒部に装着される外筒部とこの外筒部の内側に配設されるノズルとを備えたノズル本体と、複数の小孔が穿設されると共にノズルの先端に対向配置された頂壁及びこの頂壁を閉塞する蓋体を有してノズル本体の全体を被嵌するキャップ本体と、を備えた振出し容器であって、
ノズルを外筒部の内壁に傾斜状に配設した仕切り板に立設すると共に、ノズルの側面に先端から基部に亘る開放部を形成し、
複数の小孔を、キャップ本体の頂壁の、開放部と同じ側の領域に配設したことを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる構成では、ノズルの片側に開放部を設けることで振出しに方向性を持たせることが可能となるので、複数の小孔をキャップ本体の頂壁上の開放部側と同じ側の領域に配設することにより、少量吐出すべく開放部を下向きして振った場合に、ノズル内の第2吐出路を通る内容物は開放部から開放部と内側壁及び内シール部とが対向する部分に形成される第1吐出路内に導かれる。このため、この第1吐出路の先端側の位置に設けられている複数の小孔を介して内容物を確実に外部に吐出することが可能となる。
また本発明の他の構成は、本発明の主たる構成に、ノズルを複数の小孔(36)から離れる方向で且つ容器軸から偏心する位置に設けた、との構成を加えたものである。
上記構成では、内容物が仕切り板の上部側の隙間、より詳しくはヒンジ側で且つノズル本体の外筒部の傾斜状の内面とノズルの側面との間に形成される隙間に残留し難くなるため、キャップ本体を取り外した際に内容物がこぼれ落ちるのを抑制することが可能となる。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、仕切り板を、開放部とは逆側となるノズルの側面の上部から開放部の下端に向かう下り傾斜状とした、との構成を加えたものである。
上記構成では、内容物は仕切り板上を、ヒンジ側の上部から逆ヒンジ側に設けられた開放部の下端に向かって滑り落ちるようになるため、内容物が回収不能となることがない。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、仕切り板の水平面に対する傾斜角度を30度以上とした、との構成を加えたものである。
上記構成では、比較的粒径の大きな粒状の内容物は勿論のこと、比較的粒径の小さな粉状の内容物をも確実に回収することができると共に、側壁の内側にノズルを備えるノズル本体の成形性を高めることができる。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、キャップ本体の外周面に雄ねじを刻設し、ノズル本体の先端側の内周面に雌ねじを刻設して互いを螺合可能とした、との構成を加えたものである。
上記構成では、キャップ本体がいわゆる内ネジ形式となり、側壁の外部に外側壁を形成する必要がないため、振出し容器の特にキャップ本体とノズル本体の連結部分の外観をスリム化することが可能となる。またキャップ本体の内壁部と外壁部とが径方向に対向する部分に隙間が形成されず、内容物が残留し難くなるので、キャップ本体を取り外した際にこぼれ落ちる内容物の量を大幅に抑制することができる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明では、少量吐出と多量吐出の2種類の機能を備える振出し容器を提供することができる。すなわち、蓋体を開いた後に開放部側を下に向けた状態で振ることにより、内容物を少量吐出することができ、またキャップ本体を取り外した後に開放部側を上に向けた状態で振出し容器を傾けることにより、内容物を多量吐出することができる。内容物をノズルを介して多量吐出することができるため、内容物が広範囲に亘って吐出されることがなくなり、例えばキャップ本体内に正確に吐出することができるようになる。
しかも仕切り板の傾斜角度を上記の範囲内の角度に設定することにより、ノズルの周囲に内容物が溜り難くすることが可能となり、キャップ本体を取り外した際に内容物がこぼれ落ちることを抑制することができる。
本発明の振出し容器の第1の実施例を示し、Aは振出し容器の平面図、Bは振出し容器の断面図である。 Aはノズル本体を部分的に示す正面図、Bはその平面図である。 一使用例として、容器を振って少量吐出する様子(適量状態)を示す振出し容器の断面図である。 図3から正立姿勢に戻した後に、内容物が回収される様子を示す振出し容器の断面図である。 一使用例として、キャップ本体を外して多量吐出する様子(定量状態)を示す振出し容器の断面図である。 本発明の振出し容器の第2の実施例を示し、Aは振出し容器の平面図、Bは振出し容器の断面図である。 本発明の第3の実施例を示す振出し容器の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の説明においては、後述するキャップ本体30に設けられたヒンジ34が位置する側をヒンジ側(図1中、容器軸Oから見て右側の領域)aと称し、その逆側を逆ヒンジ側(図1中の左側の領域)bと称して説明する。なお、後述するようにヒンジ側aは、ノズル20の側面23のうち開放部24が形成されていない側に相当し、逆ヒンジ側bは開放部24が形成されている側に相当する。
本発明の振出し容器は、粉状又は粒状からなる調味料などを収納し、少量吐出したり、多量吐出したりすることが可能な容器である。
先ず、第1実施例としての振出し容器の構成について説明する。
図1乃至図5に示すように、第1の実施例に示す振出し容器は、容器本体1と、この容器本体1の口筒部2に装着されるノズル本体10と、このノズル本体10の上に取り付けられるキャップ本体30とを有して構成される。容器本体1は、上部側の肩部3の上に口筒部2が一体に立設された有底筒状の容器であり、肩部3の上に口筒部2との境目部分には段差部4が形成されている。なお、容器本体1は一般的には合成樹脂製であるが、その他紙製、ガラス製、陶器製、金属製などどのような材料から形成された容器であってもよい。
ノズル本体10は合成樹脂製であり、円筒状からなる外筒部11と、外筒部11の内側に設けられたノズル20とが一体に成形された部材である。外筒部11は、高さ方向の略中間位置に設けられた段差17を介して下部側の外径寸法が上部側の外径寸歩よりも大きい。外筒部11の上部側の外周面には雄ねじ14が刻設され、外筒部11の下部側の内側には筒状の内シール部12が一体に設けられている。図1Bに示すように、ノズル本体10を容器本体1の口筒部2に装着した状態では、内シール部12が口筒部2上端の内壁に密着する。これにより、内容物が容器本体1とノズル本体10との連結部分から外部に漏れることを抑制できるようになっている。なお、外筒部11の下端には、容器本体1の容器本体1の段差部4に係合して回り止めを行う係止片13が形成されている。
外筒部11の内壁には、ヒンジ側a(後述する開放部24が形成されていない側)のノズル20の上部から逆ヒンジ側b(開放部24が形成されている側)のノズル20の下端22に向けて下り傾斜状に配置された仕切り板15が一体に形成されており、ノズル20はこの仕切り板15に先端21を上方に向けた状態で立設されている。すなわち、傾斜状の仕切り板15は、その外周端が外筒部11の内壁に連結され、内周端がノズル20の側面23に連結されることにより、ノズル20を外筒部11の内側で支持している。
ノズル20は先端21から基端22に向かって徐々に拡径するテーパ筒状の側面23を有し、側面23の逆ヒンジ側bには先端21から基端22に亘ってスリット状に開口する開放部24が形成されている。この開放部24の下端は仕切り板15の下端に一致している。第1実施例では、ノズル20が容器軸Oに対してヒンジ側aに偏心した位置に配置されると共に、その先端21は後述するキャップ本体30の頂壁32の下面近傍位置まで延設されている。ノズル20の先端21と基端22は共に開口しており、その内部は第2吐出路25となっている。
キャップ本体30も合成樹脂製であり、円筒状からなる側壁31と、側壁31の天面側に設けられた頂壁32と、この頂壁32を閉塞する蓋体33とを有し、蓋体33は図1において容器軸Oから見て右側(ヒンジ側a)の位置に設けられたヒンジ34を介して頂壁32に開閉可能に支持されている。
第1実施例示す側壁31は、その下端に高さ方向の略中間位置から外側に拡径状に形成された外側壁31Aと、そのままストレートに延びる内側壁31Bとを有しており、外側壁31Aの内周面にはノズル本体10の外筒部11の上部側の外周面に形成された雄ねじ14に螺合する雌ねじ35が刻設されている。なお、ノズル20の開放部24とこれに対向する内側壁31B及び内シール部12との間は容器軸Oに沿って開口する第1吐出路16となっている。
また頂壁32には、頂壁32を貫通する複数(図1Aでは5つ)の小孔36が穿設されている。図1Aに示すように、複数の小孔36は逆ヒンジ側bの領域、より詳しくは容器軸Oに対して直交する2本の水平線(左右線L1と前後線L2)のうち、ヒンジ34を通らない一方の左右線L1の線上及びこの左右線L1よりも逆ヒンジ側bの領域内に配置されている。
なお、小孔36は頂壁32の下面側の径寸法の方が上面側の径寸法よりも大きく形成されており、粉状又は粒状の内容物が吐出しやすくなっている。また蓋体33の内面上で且つ小孔36と対応する位置には、短円筒状に形成され且つ小孔36に嵌入して閉鎖可能な複数の栓体37が垂設されている。
ヒンジ34は頂壁32と蓋体33との連結部分を肉薄状に形成した構成であり、このヒンジ34を支点に蓋体33が回動することにより、頂壁32を閉鎖し又は開放することが可能となっている。
次に、第1実施例としての振出し容器の使用方法について説明する。
内容物を少量吐出するには、蓋体33を開いて複数の小孔36を有する頂壁32を露出させる。そして、図3に示すように、開放部24及び頂壁32を下方に向けた状態にして振出し容器を持ち上げ、適当な角度に傾けて振ることにより、粉状又は粒状の内容物を容器本体1からノズル本体10側に移動させ、さらには小孔36から内容物を少量ずつ吐出させることができる。
この場合、第1吐出路16内の内容物は直接複数の小孔36から外部に吐出される。またノズル20内の内容物は、ノズル20の基端22側から第2吐出路25を通って先端21側に移動するが、その移動の途中で開放部24から第1吐出路16に至って小孔36から外部に吐出されることになる。
ここで第1実施例は、図1Aに示すように、複数の小孔36の配置に合わせてノズル20の内径寸法を広くし、このノズル20の先端21側の側面23で囲まれる領域内に複数の小孔36が配置される構成としたものである。さらにはノズル20の先端21をキャップ本体30の頂壁32の下面近傍位置まで延設した構成である。このような構成とすることにより、図1Bに示すように、ノズル20の先端21と頂壁32との間にスペースを設けなくとも、内容物を広範囲に吐出させることが可能である。
また。第1実施例では、ノズル20が、複数の小孔36から離れる方向で且つ容器軸Oに対してヒンジ側aに偏心した位置に配置されているため、内容物が仕切り板15の上部側の隙間、より詳しくはヒンジ側aで且つノズル本体10とノズル20の側面23との隙間Q(図1A及びB参照)に残留し難くなるため、キャップ本体30を取り外した際に内容物がこぼれ落ちるのを抑制することが可能となる。
続いて、図4A及び図4Bに示すように、吐出後の振出し容器を正立姿勢に戻す。すると同図中に矢印で示すように、ノズル20の周囲に残留する粒状又は粒状の内容物Pをノズル20の側面23及び仕切り板15に沿って下方に滑り落とすことができる。これにより、少量吐出の際にノズル本体10及びキャップ本体30内に残った内容物を容器本体1内に容易に戻して回収することができる。
ここで仕切り板15の水平面Hに対する傾斜角度θは、比較的粒径寸法の大きな粒状の内容物、例えばいりこだしの素のような顆粒状の内容物を回収する場合には30度以上とする構成が好ましい。さらに例えば粉末だしの素のような流動性のある細かい粉末状の内容物については40度以上が好ましく、流動性の低い細かい粉末状の内容物については60度以上が特に好適である。
また仕切り板15の傾斜角度θが大きくなるに連れ、ノズル20の側面23と外筒部11の内面(仕切り板15から続く外筒部11の傾斜状の内面)との隙間Qが狭くなってノズル本体10の成形時に金型が抜け難くなるが、このようなノズル本体10の成形性を考慮した場合には傾斜角度θを80度以下とする構成が好ましい。さらにより良い成形性を考慮した場合には、傾斜角度θを65度以下とする構成が特に好ましい。
次に内容物を多量吐出するには、キャップ本体30をノズル本体10から螺脱させてノズル20を露出させる。そして、図5に示すように、開放部24側を上方に向け且つノズル20の先端21を下に向けた状態にして振出し容器を持ち上げ、適当な角度に傾けて振ることにより、粉状又は粒状等の内容物を多量に吐出させることができる。この場合、内容物は第2吐出路25を形成するノズル20上を基端22側から先端21側に移動し、先端21から直接外部に吐出されることになる。
ここで、キャップ本体30の内周面に目盛りを刻設する構成としても良い。内容物Pは主に第2吐出路25を介してノズル20の先端から吐出されることになるため、内容物Pが広範囲に飛散することが少ない。このため図5に示すように、内容物Pをノズル20の先端21からキャップ本体30内に正確に吐出させることが可能である。よって、この構成ではキャップ本体30の内周面に目盛りを刻設しておくことにより、内容物Pを計量して吐出すること(定量吐出)することが可能となる。
次に、第2実施例としての振出し容器の構成について説明する。
図6は、本発明の振出し容器の第2の実施例を示し、Aは振出し容器の平面図、Bは振出し容器の断面図である。
第2実施例に示す振出し容器が、上記第1実施例と異なる点は、ノズル20の先端21と頂壁32に形成した小孔36の構成にあり、その他の構成及び効果は上記第1実施例と同様である。そこで、以下においては主として第1実施例と異なる点について説明する。
図6に示すように、第2実施例に示す振出し容器は、ノズル20の径寸法が全体的に細い形状であり、ノズル20先端21の内径寸法は頂壁32に穿設されている複数の小孔36が分布する領域の面積よりもが小さい構成となっている。このため上記第1実施例同様にノズル20の先端21を頂壁32の下面近傍位置まで延設する構成とした場合には振出し容器を振って少量吐出した場合には、内容物が全ての小孔36に平等に行き渡り難くなり、結果として内容物Pを広範囲に吐出することができなくなる。
そこで、第2実施例ではノズル20の先端21を頂壁32の下面から下方に離し、これらの間にスペースSを形成している。これにより、振出し容器を振って少量吐出した場合に、ノズル20の先端21から吐出した内容物はスペースSで広がり、全ての小孔36にほぼ平等に行き渡るようになる。その結果、第2実施例においても、内容物Pを複数の小孔36から広範囲に吐出することができる。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、上記第1実施例及び第2実施例では、キャップ本体30の側壁31の外側に外側壁31Aを設け、この外側壁31Aの内周面に雌ねじ35が刻設された構成を示して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、図7に第3実施例として示すように側壁31の外周面に雌ねじ35を刻設する構成としても良い。この構成では側壁31の外側に外側壁31Aを設ける必要がなくなるため、振出し容器の外観をスリム化することができる。同時に、特に粉状の内容物が外筒部11の上部側の内周面とキャップ本体30の内側壁31Bとが径方向に対向する部分に残留することなくなるため、キャップ本体30を外したときに内容物が外部にこぼれ落ちることを抑制することができる。
また上記の各実施例では、蓋体33がヒンジ34を介して頂壁32に開閉可能に支持される構成を示して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、蓋体33がキャップ本体30に対して分離可能に設けられる構成であってもよい。
さらには上記各本実施例においては、小孔36を逆ヒンジ側bに設けた場合を示して説明したが、内容物の用途によってはヒンジ側aに小孔36を設ける構成としても良い。
本発明は、振出し容器の分野における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
1 : 容器本体
2 : 口筒部
3 : 肩部
4 : 段差部
10 : ノズル本体
11 : 外筒部
12 : 内シール部
13 : 係止片
14 : 雄ねじ
15 : 仕切り板
16 : 第1吐出路
17 : 段差
20 : ノズル
21 : ノズルの先端
22 : ノズルの基端
23 : ノズルの側面
24 : 開放部
25 : 第2吐出路
30 : キャップ本体
31 : 側壁
31A: 外側壁
31B: 内側壁
32 : 頂壁
33 : 蓋体
34 : ヒンジ
35 : 雌ねじ
36 : 小孔
37 : 栓体
H : 水平面
O : 容器軸
P : 内容物
S : スペース
θ : 仕切り板の傾斜角度

Claims (5)

  1. 粉状又は粒状の内容物(P)を収納する有底筒状の容器本体(1)と、該容器本体(1)の口筒部(2)に装着される外筒部(11)と該外筒部(11)の内側に配設されるノズル(20)とを備えたノズル本体(10)と、複数の小孔(36)が穿設されると共に前記ノズル(20)の先端(21)に対向配置された頂壁(32)及び該頂壁(32)を閉塞する蓋体(33)を有して前記ノズル本体(10)の全体を被嵌するキャップ本体(30)と、を備えた振出し容器であって、
    前記ノズル(20)を前記外筒部(11)の内壁に傾斜状に配設した仕切り板(15)に立設すると共に、前記ノズル(20)の側面(23)に先端(21)から基部に亘る開放部(24)を形成し、
    前記複数の小孔(36)を、キャップ本体(30)の頂壁(32)の、前記開放部(24)と同じ側の領域に配設したことを特徴とする振出し容器。
  2. ノズル(20)を複数の小孔(36)から離れる方向で且つ容器軸(O)に対して偏心する位置に設けた請求項1記載の振出し容器。
  3. 仕切り板(15)を、開放部(24)とは逆側となるノズル(20)の側面(23)の上部から前記開放部(24)の下端(22)に向かう下り傾斜状とした請求項1又は2記載の振出し容器。
  4. 仕切り板(15)の水平面(H)に対する傾斜角度(θ)を30度以上とした請求項1乃至3のいずれか一項に記載の振出し容器。
  5. キャップ本体(30)の外周面に雄ねじ(35)を刻設し、ノズル本体(10)の先端側の内周面に雌ねじ(14)を刻設して互いを螺合可能とした請求項1乃至4のいずれか一項に記載の振出し容器。
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