JP2002193298A - 振り出し容器のキャップ - Google Patents

振り出し容器のキャップ

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JP2002193298A
JP2002193298A JP2000393716A JP2000393716A JP2002193298A JP 2002193298 A JP2002193298 A JP 2002193298A JP 2000393716 A JP2000393716 A JP 2000393716A JP 2000393716 A JP2000393716 A JP 2000393716A JP 2002193298 A JP2002193298 A JP 2002193298A
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container
cap
base
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opening
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JP2000393716A
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Kaoru Nishii
薫 西井
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TACHIBANA YOKI KK
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TACHIBANA YOKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体物を収容して少量ずつ振り出す振り出し
容器において、吸湿・固化して振り出し用小孔を閉塞し
てしまった粉体物を取り除くこと。 【解決手段】 振り出し容器のキャップを基部1と中間
体2と蓋体3の三重構造とし、基部1に対して振り出し
用小孔21を備えた中間体2を回動可能に形成して、基
部1に設けた振動腕部14における突部15を中間体2
における前記小孔21へ嵌脱可能に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調味料や洗剤など
の粉体物を適量ずつ振り出すことができる振り出し容器
に関する。さらに詳しくは、吸湿した粉体物によって振
り出し口が目詰まりした場合に目詰まりを解消し、常に
良好な振り出しを確保することのできる振り出し容器の
キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】塩や胡椒などの粉末調味料は、複数個の
小孔が穿設されたキャップ付き容器内に収容されて提供
されるのが一般的である。こうした容器は、調理時や飲
食時において小孔を下方に向けて上下方向に振ることに
より、適量の粉末調味料を振り出すことができるように
形成されている。ところが、粉末調味料は空気中の水分
を吸収して固化し易く、スムーズな振り出しが行えなく
なることが多かった。
【0003】こうした不都合を解消するために、特開平
8−91405号では、振り出し容器のキャップ本体底
面側に複数本の突起を垂下した振り出し容器が提案され
ている。この容器は、容器を上下方向に強く振ることに
よって、容器内で吸湿・固化した粉体物の塊を突起に衝
突・粉砕させ、常時円滑な振り出しを図るというもので
ある。また、特開平10−167302号では、やはり
キャップ本体底面側に網を設けて、吸湿して塊と化した
粉体物を前記網に衝突・粉砕させ、安定した振り出しを
図った振り出し容器のキャップが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】確かに、前記突起や網
を設けたキャップを用いた振り出し容器によれば、使用
途中に容器内に残存・固化してしまった粉体物を効果的
に粉砕し、元の粉末状態に復帰させて円滑な振り出しを
回復することができるのであるが、振り出し口付近で吸
湿固化し、目詰まりを生じてしまった場合には、目詰ま
りした粉体物を取り除くことはできない。すなわち、調
理時に生じる湯気等の影響から、収容した粉体物が最も
吸湿・固化し易いのは振り出し口に穿設された小孔付近
であるが、該小孔を閉塞するように固化してしまった粉
体物に対しては、キャップ本体底面側に垂下した突起や
網は何ら機能し得なかったのである。
【0005】そこで、本発明では、粉体物を収容して少
量ずつ振り出す振り出し容器において、吸湿・固化して
振り出し用小孔を閉塞してしまった粉体物を取り除いて
目詰まりを解消し、常時良好な振り出しを確保すること
のできる振り出し容器用キャップの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記所期の目的達成のた
めに、本発明では、振り出し容器のキャップを基部と中
間体と蓋体の三重構造とし、基部に対して振り出し用小
孔を備えた中間体を回動可能に形成して、基部に設けた
振動腕部における突部を中間体の小孔へ嵌脱可能に形成
した。
【0007】したがって、中間体を回動させるだけで、
基部における振動腕部の突部が振り出し小孔内に目詰ま
りしている粉体物に衝突するし、振動腕部の突部が振り
出し小孔内へ嵌脱する際の衝撃で中間体全体が振動する
ので、小孔内で固化した粉体物が脱落し、目詰まりが解
消するのである。
【0008】ここで、基部と中間体と蓋体は、いずれも
ポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂による射出
成型品とすることができるが、中間体と蓋体は必ずしも
別体として成型する必要はなく、ヒンジを介して連続す
る一体成型品としてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る振り出し容器のキャップについて詳細に説明する。図
1はキャップの一例を容器本体に装着する状態を示した
分解斜視図であり、図2は同例のキャップを容器本体に
嵌着した状態の縦断面図である。図示されるように、本
例の振り出し容器のキャップは、有底筒状をした容器本
体4の上端開口部41に装着使用されるもので、基部1
と、中間体2と、該中間体2と一体成形された蓋体3と
から構成される。振り出し容器の大きさは収容する粉体
物に応じて決定され、例えば、塩と胡椒を予め混合した
調味料容器として提供する場合、容器本体の高さは約1
0cmである。
【0010】図3は、図1の例における基部の平面図で
ある。図1〜図3に示されるように、基部1は概略筒状
をしており、1段小径となった上部平面側には、略中央
部分において直径方向に架設されたブリッジ部11を介
して、左側に振り出し用開口部12、右側に詰め替え用
開口部13が、それぞれ穿設されている。振り出し用開
口部12側には、ブリッジ部11より突出するように4
本の振動腕部14A〜14Dが延設されており、さらに
これら振動腕部14A〜14Dの先端部分において、上
方に突出した半球状の突部15A〜15Dが形成されて
いる。
【0011】図2に示されるように、基部1においてス
カート状をした下部内周面には螺条16が形成されてい
る。一方、容器本体4の開口部41外周面にも螺条42
が形成されているので、容器本体4の開口部41に対し
て基部1を上方から被冠することによって、基部1が容
器本体4に螺着される。
【0012】図4は蓋体の平面図である。本例の蓋体3
は、ともに半月状をした振り出し口蓋3Aと詰め替え口
蓋3Bを備えており、これら蓋3A,3Bは、いずれも
ヒンジ31,32を介して中間体2と一体的に成形され
ている。振り出し口蓋3Aと詰め替え口蓋3Bを取り除
いて中間体を露出させた状態を図5に示す。
【0013】図5に示されるように、中間体2の平面側
には、2本のヒンジ31,32間の帯状部分を挟んで、
左側に5個の振り出し用小孔21a〜21eが穿設さ
れ、右側に略半月状の詰め替え口22が穿設されてい
る。5個の振り出し用小孔21a〜21eは、容器内に
収容される粉体物の特性に応じて、その数や大きさが設
定される。
【0014】図1および図2に示されるように、振り出
し口蓋3Aの裏面側には、前記振り出し用小孔21a〜
21eに対応する位置において、環状に突出した小孔栓
33が突設されている。したがって、振り出し口蓋3A
を閉じると、これら小孔栓33が振り出し用小孔21a
〜21e内に嵌入して、湿気等が容器本体4内へ流入す
ることを防止するのである。
【0015】一方、図2に示されるように、基部1にお
いて1段小径となった上部外周面には1本の環状をした
嵌合溝17が刻設されており、この嵌合溝17に対応す
る位置において、中間体2内には嵌合凸条23が垂下形
成されている。したがって、基部1に対して上方向から
中間体2を被冠・圧入すると、中間体2における前記嵌
合凸条23が基部1の嵌合溝17内に嵌入し、中間体2
に基部1が嵌着されることになる。
【0016】このように、嵌合凸条23と嵌合溝17の
遊嵌によって基部1に嵌着されている中間体2は、基部
1に対して円周方向に回動可能である。したがって、中
間体2を回動させると、基部1の4つの振動腕部14A
〜14Dにおける内側2つの突部15B,15Cが、中
間体2の振り出し用小孔21b,21d内に対して順次
嵌入・離脱していくので、容器本体4に収容した粉体物
が吸湿・固化して同小孔21b,21d内に目詰まりし
ている場合には、突部15B,15Cの嵌脱によって目
詰まりした粉体物が落下する。同様に、中間体2の回動
によって、振動腕部14A〜14Dにおける外側2つの
突部15A,15Dは、中間体2の振り出し用小孔21
a,21c,21eの3つに対して順次嵌入・離脱す
る。そして、突部15A〜15Dが嵌入・離脱する際に
は衝撃によって中間体2が振動するので、この振動によ
っても、振り出し用小孔21a〜21eに目詰まりして
いた粉体物が落下するのである。
【0017】図6は本発明に係るキャップの他の例を示
した分解図であり、図7は同キャップを容器本体に嵌着
した状態の縦断面図である。本例のキャップでも蓋体3
と中間体2は一体成形されているが、中間体2の内側に
基部1を嵌挿させ、さらに中間体2自体を容器本体4に
嵌着するよう形成した点が先の例のキャップと異なって
いる。
【0018】すなわち、容器本体4における開口部41
の外周面には1本の環状をした嵌合溝43が刻設されて
おり、該嵌合溝43に対応するように、中間体2より嵌
合凸条23が垂下形成されている。中間体2の内径より
小径な筒状をした基部1は、中間体2内に完全に嵌挿さ
れ、上方から容器本体4開口部41に嵌合させた際に
は、基部1の外周面が容器本体4開口部41の内周面に
密着する。したがって、容器本体4の開口部41は、基
部1の外周面と中間体2の嵌合凸条23間において挟持
されて、強固に嵌着されるのである。
【0019】この例のキャップの場合も、嵌合凸条23
と嵌合溝43の遊嵌によって容器本体4開口部41に嵌
着されている中間体2は、容器本体4に対して円周方向
に回動可能である。したがって、中間体2を回動させる
と、容器本体4開口部41に密着維持された基部1の振
動腕部14A〜14Dにおける突部15A〜15Dが中
間体2の振り出し用小孔21a〜21e内に対して順次
嵌入・離脱していくので、先の例と同様に目詰まりが解
消されるのである。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る振り出し容器のキャップに
よれば、基部上において中間体を回動させるだけで目詰
まりが解消するので、常に円滑な粉体物の振り出しが可
能となる。また、キャップは積層嵌着しただけの三つの
部品で構成される簡易な構造であるため、製造組立コス
トを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振り出し容器のキャップの一例を
容器本体に装着する状態を示した分解斜視図である。
【図2】図1の例のキャップを容器本体に嵌着した状態
の縦断面図である。
【図3】図1の例のキャップにおける基部の平面図であ
る。
【図4】図1の例のキャップにおける蓋体の平面図であ
る。
【図5】図4において、振り出し口蓋と詰め替え口蓋を
取り除いた状態の平面図である。
【図6】本発明に係るキャップの他の例を示した分解図
である。
【図7】図6の例のキャップを容器本体に嵌着した状態
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 基部 2 中間体 3 蓋体 3A 振り出し口蓋 3B 詰め替え口蓋 4 容器本体 11 ブリッジ部 12 振り出し用開口部 13 詰め替え用開口部 14A〜D 振動腕部 15A〜D 突部 21A〜D 振り出し用小孔 22 詰め替え口 23 嵌合凸条 33 小孔栓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振り出し用開口部を備えて容器本体開口
    部に装着される基部と、該基部における振り出し用開口
    部に対応した位置に振り出し用小孔を備えて基部に対し
    て円周方向に回動可能に装着される中間体と、該中間体
    の小孔を閉塞しうるように被冠される開閉自在な蓋体と
    から構成され、さらに、前記基部には中間体小孔に嵌脱
    しうる突部を有する振動腕部が設けられてなる振り出し
    容器のキャップ。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105706A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Yoshino Kogyosho Co Ltd 複数の開口形態を選択できるキャップ
JP2011093588A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd 振り出しキャップ
JP2012030871A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd 振出容器用キャップ及び振出容器
JP2012051602A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 振出容器用キャップ及び振出容器
WO2016014550A1 (en) * 2014-07-23 2016-01-28 Innovative Molding Dispensing closure
CN108323286A (zh) * 2018-04-02 2018-07-27 广东海洋大学 一种甘蔗智能排种种植装备
USD900606S1 (en) 2018-03-02 2020-11-03 Berlin Packaging, Llc Closure
USD931101S1 (en) 2018-03-02 2021-09-21 Berlin Packaging, Llc Closure

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