JP2008105706A - 複数の開口形態を選択できるキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の開口形態を簡単な操作で選択できて収納物を複数の吐出形態或いは振り出し形態で吐出或いは振り出しを行えるキャップを提案する。
【解決手段】容器体Bの口頸部2の上端開口を覆う頂板11に下部開口12を備えたキャップ本体A1と、キャップ本体上に折り畳み可能に設けた仕切板A2とを備えている。仕切板は、第1基板20と第2基板30をヒンジaにより連結し、第1基板には中部開口25を、第2基板には上部開口31をそれぞれ設けており、各基板をヒンジを中心に回動させて、下部開口のみの場合、下部開口と中部開口との組合せた場合、或いは全開口の組合せた場合の開口状態を現出して、使用目的に応じた吐出或いは振り出しが行える如く選択することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は複数の開口形態を選択できるキャップに関し、詳しくは、収納物を複数の吐出形態で吐出でき或いは複数の振り出し形態で振り出すことができるキャップに関する。
収納物が極めて粘度の高い液或いは粘稠物質等の場合の容器としてチューブ容器が使用され、また、そのキャップとして、例えば、チューブ容器の口頸部外面に、ノズル付きの頂板外周部から垂下する周壁を嵌合させたキャップ本体と、ノズルの上端開口面を閉塞する補助蓋とからなるものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記した極めて粘度の高い液或いは粘稠物質等の収納物の用途に応じて、例えば複数の小開口を穿設した吐出口を備えた容器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。具体的には、チューブ容器の口頸部の先端部分に細かい複数の小孔を設けた排出口構造を備えた構造や、口頸部に着脱自在に設けた補助キャップの先端に細かい複数の孔を設けた構造となっている。
また、粉体物を収納して少量ずつ振り出す振り出し容器として、キャップを基部と中間体と蓋体の三重構造とし、中間体に振出用小孔を設けたものが提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開2002−114241号公報 特開2003−261154号公報 特開2002−193298号公報
上記した各容器はそれぞれ収納物の用途,物性等に応じてそれぞれの形態での吐出或いは振り出しを行える優れたものであるが、それぞれの吐出或いは振り出しの形態が一種類である点に物足りなさがあり、その要求を満たすためには複数の容器を取り揃えておかなければならない不便がある。
本発明は、簡単な操作で複数種類の開口形態を選択でき、それに伴って複数形態の収納物の吐出,或いは振り出しを行えるキャップを提案する。また、その構造も簡単で低コストでの製造も容易であるキャップを提案する。
本発明のキャップは、キャップ本体と、仕切板と、蓋体とを備えている。
本発明のキャップは容器体に装着して使用するが、その容器体としては、口頸部を備えるものであれは特に限定されず、収納物の種類により適宜選択すれば良い。例えば、収納物が高粘度の液の場合には、弾力性の有る圧搾可能な胴部を有するチューブ容器形態のものが好ましく採用でき、また、収納物が粉末等の振り出して使用するものの場合には、通常のボトルタイプの容器が使用できる。
キャップ本体は合成樹脂等により形成されたもので、容器体の口頸部に嵌合させ、口頸部上端開口を覆う頂板に収納物排出用の下部開口を備えている。一般的な形態として、口頸部外周に嵌合させる周壁の上端より頂板を延設した下端開口の有頂筒状をなすものが好ましく採用される。下部開口は、仕切板に形成されたその他の開口である中部開口或いは上部開口と選択的に使用される開口であり、これらの開口はそれぞれ開口形態を相違させている。
仕切板は合成樹脂等により形成され、基本的に第1基板と第2基板とをヒンジを介して折り畳み可能に連結したものであり、第2基板に上部開口を設けた場合と、第1基板に中部開口を、第2基板に上部開口を、それぞれ設けた場合と、の二通りの形態がある。以下、それぞれについて説明する。
前者の場合には、第1基板は頂板上に嵌着固定させ、第2基板は第1基板とヒンジを介して連結するとともに、第1基板上に折り畳み可能に構成している。また、第2基板を第1基板上に折り畳んだ際にキャップ本体の下部開口と連通する上部開口を設けている。この場合の第1基板は移動がないため、キャップ本体に対して外れないように強固に嵌着固定することができるが、第2基板は第1基板上とキャップ本体上とを回動可能に設けたものであるため、しかも下部開口と上部開口との連通部分には液密性も要求されるため、比較的容易に係合が外れてしかも密閉性にも優れた連結・係止手段を選択すると良い。具体的一例として、一方の開口部分の周縁部にシール筒を設け、他方の開口部分の周縁部にシール筒が嵌合する環状のシール凹部を設ける。
更に、第2基板を第1基板上から反転させた際には、キャップ本体上に離脱可能に係止する如く構成すると良い。また、第2基板に指掛け部を設けて第1基板上からキャップ本体上への第2基板の回動或いはその逆を容易に行える如く構成すると良い。指掛け部の具体的構造は種々採用でき、例えば、各第1,第2基板に切欠状の指掛け部を設けたり、或いは各基板に突起形態の指掛け部を突設したり、或いは、各基板より側方キャップ本体外方に延びる舌片状の指掛け部を延設したりできる。舌片状の指掛け部の場合にはキャップ周壁に指掛け部を突出する窓孔を設ける。
また、下部開口と上部開口とは異形態の開口として構成している。異形態とは、例えば、径の大小や開口の横断面形状の相違が挙げられ、或いは単数、複数の相違が挙げられる。複数の場合とは、複数の小孔の集合体を一つの開口として構成する場合である。そして、第2基板を第1基板上に折り畳んだ状態では収納物を上部開口から吐出或いは振り出すことができ、第2基板を第1基板から開いた状態では下部開口から収納物を吐出或いは振り出すことができる。
後者の場合は、下部開口周囲の頂板上に第1基板を離脱可能に係止させるとともに、下部開口上方に下部開口と連通する中部開口を備えている。この場合の中部開口も下部開口とは異形態の開口として構成している。第2基板は第1基板とヒンジを介して連結するとともに、第1基板上への折り畳み状態で中部開口と連通する上部開口を備えている。この場合の第1基板は、キャップ本体上と第2基板上とを回動可能に設けているため、しかも下部開口と中部開口との連通部分には液密性を要求されるため、比較的容易に係合が外れてしかも密閉性にも優れた連結・係止手段を選択すると良く、具体的一例として、一方の開口部分の周縁部にシール筒を設け、他方の開口部分にシール筒が嵌合する環状のシール凹部を設ける。また、第2基板の第1基板上への連結・係止手段も同様に構成すると良い。
また、後者の場合も第1基板上から反転させた第2基板をキャップ本体上に離脱可能に係止させる如く構成すると良く、この様にすれば第1基板又は第2基板又は両基板のいずれかがキャップ本体上に係止状態を維持できるため、特別に仕切板をキャップ本体に固定する手段は必要はない。しかしながら、より確実に仕切板の外れを防止しようとすれば、ヒンジ部分より垂設した係合突起をキャップ本体の頂板に嵌着固定して、第1基板及び第2基板の回動が可能な状態で仕切板をキャップ本体に固定すると良い。
この場合の上部開口は中部開口とは異形態であり、また、下部開口とも異形態である。そして、第2基板を第1基板上に折り畳んだ状態では収納物を上部開口より吐出或いは振り出しすることができ、第2基板を第1基板から開いた状態では中部吐出口から収納物を吐出或いは振り出しすることができ、更に、第1基板を第2基板上に開いた状態では下部開口からの収納物の吐出或いは振り出しができる如く構成している。
蓋体はキャップ本体に開閉可能に設けた合成樹脂製のもので、キャップ本体と別体に形成して周壁をキャップ本体周壁外周に螺着する形態としてもよいが、後部下端をキャップ本体後部上端に回動可能に連結して開閉可能に設けたものが好ましく使用できる。特に、キャップ本体と蓋体とを一体に形成したものがより好ましく使用できる。蓋体の裏面には栓を設けると良い。この栓は収納物の漏れや容器体内の気密性の付与等を行える。栓は第2基板を第1基板上に折り畳んだ状態で上部開口を閉塞する如く構成する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、容器体Bの口頸部2に嵌合させ、口頸部2上端開口を覆う頂板11に下部開口12を開口したキャップ本体A1と、キャップ本体A1上に折り畳み可能に設けた仕切板A2とを備え、仕切板A2は、頂板11上に嵌着固定させた第1基板20と、第1基板20とヒンジaを介して回動可能に連結するとともに、第1基板20上への折り畳み状態で下部開口12と連通し、且つ、下部開口12と異形態の上部開口31を備えた第2基板30とからなり、上部開口31と、第2基板30を開いた状態での下部開口12との選択が可能に構成した。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、第2基板30が、上端に下部開口12と異形態の上部開口31を開口した上部開口用筒壁33を立設し、第2基板30をキャップ本体A1の頂板11上に開いた際に、上部開口用筒壁33を収納する収納凹部13をキャップ本体A1の頂面に凹設した。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、容器体Bの口頸部2に嵌合させ、口頸部2上端開口を覆う頂板11に下部開口12を設けたキャップ本体A1と、キャップ本体A1上に折り畳み可能に設けた仕切板A2とを備え、仕切板A2は、第1基板20と、第2基板30とからなり、第1基板20は、下部開口12周囲の頂板11上に離脱可能に係止させるとともに、下部開口12と連通し、且つ、下部開口12と異形態の中部開口25を設けてなり、第2基板30は、第1基板20とヒンジaを介して回動可能に連結するとともに、第1基板20上への折り畳み状態で中部開口25と連通し、且つ、下部開口12及び中部開口25と異形態の上部開口31を設けてなり、上部開口31と、第2基板30を開いた状態での中部開口25と、更に第1基板20を開いた下部開口12との選択が可能に構成した。
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第3の手段に於いて、ヒンジa部分より垂設した係合突起24をキャップ本体A1の頂板11に嵌着固定して、第1基板20及び第2基板30の回動が可能な状態で仕切板A2をキャップ本体A1に固定した。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第3の手段又は第4の手段のいずれかの手段に於いて、前記第1基板20が、上端に下部開口12より小径の中部開口25を開口した中部開口用筒壁26を立設し、前記第2基板30が、中部開口用筒壁26を内周下部に係合するとともに、上端に中部開口25と異形態の上部開口31を開口した上部開口用筒壁33を立設し、第2基板30をキャップ本体A1の頂板11上に反転させた際に、上部開口用筒壁33を収納する収納凹部13をキャップ本体A1の頂面に凹設した。
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第5の手段のいずれかの手段に於いて、キャップ本体A1上に開閉可能に設けた蓋体A3の裏面に、上部開口31を密閉して嵌合する栓43を突設した。
本発明のキャップは、簡単な操作により収納物の取出形態を複数の形態で行える利点がある。また、その構造も簡単で、安価に製造できる利点もある。
第2基板30が、上端に下部開口12と異形態の上部開口31を開口した上部開口用筒壁33を立設し、第2基板30をキャップ本体A1の頂板11上に開いた際に、上部開口用筒壁33を収納する収納凹部13をキャップ本体A1の頂面に凹設した場合には、反転させた第2基板30を安定的に係止させることができ、上部開口31が変形する等の不都合も極力防止できる。
容器体Bの口頸部2に嵌合させ、口頸部2上端開口を覆う頂板11に下部開口12を設けたキャップ本体A1と、キャップ本体A1上に折り畳み可能に設けた仕切板A2とを備え、仕切板A2は、下部開口12周囲の頂板11上に離脱可能に係止させるとともに、下部開口12と連通し、且つ、下部開口12と異形態の中部開口25を設けた第1基板20と、第1基板20とヒンジaを介して回動可能に連結するとともに、第1基板20上への折り畳み状態で中部開口25と連通し、且つ、下部開口12及び中部開口25と異形態の上部開口31を設けた第2基板30とからなり、上部開口31と、第2基板30を開いた状態での中部開口25と、更に第1基板20を開いた下部開口12との選択が可能に構成した場合には、上部開口と、中部開口と、下部開口との三種類の異なる形態の吐出を行える利点があり、それらの切り換えも極めて容易である。
ヒンジa部分より垂設した係合突起24をキャップ本体A1の頂板11に嵌着固定して、第1基板20及び第2基板30の回動が可能な状態で仕切板A2をキャップ本体A1に固定した場合には、仕切板A2がキャップ本体A1から外れるのを確実に防止でき、しかも、各第1基板20,第2基板30の作動を邪魔せずに円滑なそれらの開閉操作を行えるものである。
前記第1基板20が、上端に下部開口12より小径の中部開口25を開口した中部開口用筒壁26を立設し、前記第2基板30が、中部開口用筒壁26を内周下部に係合するとともに、上端に中部開口25と異形態の上部開口31を開口した上部開口用筒壁33を立設し、第2基板30をキャップ本体A1の頂板11上に反転させた際に、上部開口用筒壁33を収納する収納凹部13をキャップ本体A1の頂面に凹設した場合には、反転させた第2基板30を安定的に係止させることができ、上部開口31が変形する等の不都合も極力防止でき、また、反転させた第2基板30上に第1基板20を反転させた際も、上部開口用筒壁33内に中部開口用筒壁26が係合するため、反転させた第1基板20も安定的に係止させておくことができる。
キャップ本体A1上に開閉可能に設けた蓋体A3の裏面に、上部開口31を密閉して嵌合する栓43を突設した場合には、第1基板20の上に第2基板30を折り畳んだ状態にもどせば二種類或いは三種類の異なる形態の開口が存在していても常時装着した容器体内外を良好に遮断できる利点がある。
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は本発明キャップの一例を示し、図中Aはキャップを示す。キャップAは、キャップ本体A1と、仕切板A2と、蓋体A3とを備えている。尚、BはキャップAを装着する容器体を示す。
キャップ本体A1は、容器体Bの口頸部2に嵌合させる周壁10の上端縁より、口頸部2上端開口を覆う頂板11を延設した下端開口の有頂筒状をなし、頂板11の前部中央所定位置には下部開口12を開口し、後部中央所定位置には逆円錐台形状に凹んだ収納凹部13を凹設している。下部開口12周縁の頂板11上面にはシール筒14を立設している。また、頂板11の上面周縁部には環状枠部15を立設している。環状枠部15の上面外周は段部を介して環状に凹ませている。
仕切板A2は合成樹脂製で、第1基板20と第2基板30とをヒンジaにより一体に連結している。第1基板20は、図4及び図5が示す如く、環状枠部15内の前半部を占める半円板状をなしており、前部所定位置に下部開口12と同径の透孔21を穿設している。また、透孔21の周縁部の第1基板20下面に、キャップ本体A1のシール筒14を嵌合させた環状のシール凹部22を凹設して液密性を付与するとともに、キャップ本体A1から簡単に外れない様に係止している。更に、透孔21の周縁部の第1基板20上面に第2基板を係止するシール筒23を立設している。
第2基板30は環状枠部15内の後半部を占める半円板状をなしており、第1基板20上に折り畳んだ状態で下部開口12内と液密に連通する上部開口31を備えている。上部開口31は、第1基板20の透孔21と重複する透孔32の周縁部より上方にテーパー状に狭まる上部開口用上部開口用筒壁33を立設し、その先端に下部開口12の径より小径に開口している。また、第2基板30の内周下部には第1基板20のシール筒23が離脱可能に係合する環状のシール凹部34を周設しており、両者の係合により液密性を付与するとともに、第2基板30を第1基板20上に安定して係止する如く構成している。また、第2基板30の一部を切り欠いて指掛け部35を形成しており、第2基板30の開閉をより行い易く構成している。
蓋体A3は、キャップ本体A1と合成樹脂により一体に形成したもので、周壁40の上端より頂壁41を延設した下端開口の有頂筒状をなし、キャップ本体A1の後部にヒンジ部42を介して周壁40の後部下端部を一体に連結している。周壁40の下端内周側が高く構成されており、環状枠部15の上面と凹凸がフィットして密に嵌合する如く構成している。その際、頂壁41裏面より垂設した栓43が上部開口31を閉塞して嵌合する如く構成している。また、周壁40の前部より指掛け突片44を突設している。
図2の状態から蓋体A3を開き図1の状態とし、目的とする吐出形態が図1の上部開口31を介しての場合には、そのままの状態から容器体胴部を圧搾して収納物を吐出することができる。また、他の吐出形態を使用したい場合には、開蓋状態で指掛け部35に指を掛ける等して図3に示す如く第2基板30を回動させ、図4に示す如く第2基板30を反転させて下部開口12を露出する。この際、第2基板30の上部開口31は収納凹部13内に収納されて第1基板20及び第2基板30は略水平状態となる。また、第2基板30の外周縁が環状枠部15内周に係合して簡単に外れない様に構成している。次いで同様に容器体胴部を圧搾して収納物を下部開口12から吐出することができる。使用後は、第2基板30を再び第1基板20上に反転し、蓋体A3を閉じれば、栓43が上部開口31に密嵌して容器体B内外を密閉する。
図6乃至図11は本発明キャップの他の例を示し、キャップAは、同様にキャップ本体A1と、仕切板A2と、蓋体A3とを備えている。
キャップ本体A1は、頂板11の中心部に、仕切板A2の後述する係合突起を嵌着させるための嵌着凹部16を設けている以外は図1の例と同様であり、同符号を付して説明を省略する。
仕切板A2は合成樹脂製で、第1基板20と第2基板30とをヒンジaにより一体に連結しており、ヒンジaの中央下面より垂設した係合突起24を頂板11中央部に穿設した嵌着凹部16に係合させて、各第1基板20及び第2基板30がヒンジaを介しての回動が可能で且つ全体的にキャップ本体A1からの離脱を防止して装着している。第1基板20は、環状枠部15内の前半部を占める半円板状をなしており、下部開口12上方に下部開口12と液密に連通する中部開口25を備えている。中部開口25は、第1基板20の透孔21と重複する透孔32の周縁部より上方にシール筒23を立設し、該シール筒23の上端縁よりテーパ状に窄む中部開口用筒壁26を立設し、その先端に下部開口12の径より小径に開口している。第1基板20内周縁部下面に、キャップ本体A1のシール筒14が離脱可能に係合するシール凹部22を凹設している。また、本例では、第1基板20もヒンジaを中心に回動する如く構成しているため、第2基板30と同様の指掛け部35を設けている。
第2基板30は図9に示す如く環状枠部15内の後半部を占める半円板状をなしており、また、図7に示す如く、第1基板20上に折り畳んだ状態で中部開口25と液密に連通してその上方に位置する上部開口31を備えている。第2基板30の内周縁部には第1基板20のシール筒23が離脱可能に係合するシール凹部34を周設しており、上部開口31は、図1の例と同様に、上方にテーパー状に狭まる上部開口用筒壁33を介してその先端に中部開口25の径より小径に開口している。
蓋体A3は、キャップ本体A1と合成樹脂により一体に形成したもので、図1の例と実質的に同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
図7の状態から蓋体A3を開き図6の状態とし、目的とする吐出形態が図6の上部開口31を介しての場合には、そのままの状態から容器体胴部を圧搾して収納物を吐出することができる。また、他の吐出形態を使用したい場合には、例えば、開蓋状態で指掛け部35に指を掛ける等して図8及び図9に示す如く第2基板30を反転させて中部開口25を露出する。この際、第2基板30の上部開口31は収納凹部13内に収納されて第1基板20及び第2基板30は略水平状態となる。また、第2基板30の外周縁が環状枠部15内周に係合して簡単に外れない様に構成している。次いで同様に容器体胴部を圧搾して収納物を中部開口25から吐出することができる。更に、図8及び図9の状態から第1基板20を第2基板30上に回動させると図10及び図11に示す如く、下部開口12が露出する。この際第1基板20の中部開口25は第2基板30の上部開口用筒壁33内へ収納され、シール凹部34にシール筒23が係合して簡単に外れない様に構成している。次いで同様に容器体胴部を圧搾して収納物を下部開口12から吐出することができる。
使用後は、第1基板20をキャップ本体A1上に反転した後第2基板30を第1基板20上に反転し、蓋体A3を閉じれば栓43が上部開口31に密嵌して容器体B内外を密閉する。
本発明キャップの斜視図である。(実施例1) 本発明キャップの縦断面図である。(実施例1) 本発明キャップの第2基板の回動途中の斜視図である。(実施例1) 本発明キャップの下部開口の開口状態の斜視図である。(実施例1) 本発明キャップの下部開口の開口状態の縦断面図である。(実施例1) 本発明キャップの斜視図である。(実施例2) 本発明キャップの縦断面図である。(実施例2) 本発明キャップの中部開口の開口状態の斜視図である。(実施例2) 本発明キャップの中部開口の開口状態の縦断面図である。(実施例2) 本発明キャップの下部開口の開口状態の斜視図である。(実施例2) 本発明キャップの下部開口の開口状態の縦断面図である。(実施例2)
符号の説明
A…キャップ
A1…キャップ本体
10…周壁,11…頂板,12…下部開口,13…収納凹部,14…シール筒,
15…環状枠部,16…嵌着凹部
A2…仕切板
20…第1基板
21…透孔,22…シール凹部,23…シール筒,24…係合突起,25…中部開口,
26…中部開口用筒壁
30…第2基板
31…上部開口,32…透孔,33…上部開口用筒壁,34…シール筒,35…指掛け部
b…ヒンジ
A3…蓋体
40…周壁,41…頂壁,42…ヒンジ部,43…栓,44…指掛け突片
B…容器体
2…口頸部

Claims (6)

  1. 容器体Bの口頸部2に嵌合させ、口頸部2上端開口を覆う頂板11に下部開口12を開口したキャップ本体A1と、キャップ本体A1上に折り畳み可能に設けた仕切板A2とを備え、仕切板A2は、頂板11上に嵌着固定させた第1基板20と、第1基板20とヒンジaを介して回動可能に連結するとともに、第1基板20上への折り畳み状態で下部開口12と連通し、且つ、下部開口12と異形態の上部開口31を備えた第2基板30とからなり、上部開口31と、第2基板30を開いた状態での下部開口12との選択が可能に構成したことを特徴とする複数の開口形態を選択できるキャップ。
  2. 第2基板30が、上端に下部開口12と異形態の上部開口31を開口した上部開口用筒壁33を立設し、第2基板30をキャップ本体A1の頂板11上に開いた際に、上部開口用筒壁33を収納する収納凹部13をキャップ本体A1の頂面に凹設してなる請求項1記載の複数の開口形態を選択できるキャップ。
  3. 容器体Bの口頸部2に嵌合させ、口頸部2上端開口を覆う頂板11に下部開口12を設けたキャップ本体A1と、キャップ本体A1上に折り畳み可能に設けた仕切板A2とを備え、仕切板A2は、第1基板20と、第2基板30とからなり,第1基板20は、下部開口12周囲の頂板11上に離脱可能に係止させるとともに、下部開口12と連通し、且つ、下部開口12と異形態の中部開口25を設けてなり、第2基板30は、第1基板20とヒンジaを介して回動可能に連結するとともに、第1基板20上への折り畳み状態で中部開口25と連通し、且つ、下部開口12及び中部開口25と異形態の上部開口31を設けてなり、上部開口31と、第2基板30を開いた状態での中部開口25と、更に第1基板20を開いた下部開口12との選択が可能に構成したことを特徴とする複数の開口形態を選択できるキャップ。
  4. ヒンジa部分より垂設した係合突起24をキャップ本体A1の頂板11に嵌着固定して、第1基板20及び第2基板30の回動が可能な状態で仕切板A2をキャップ本体A1に固定してなる請求項3記載の複数の開口形態を選択できるキャップ。
  5. 前記第1基板20が、上端に下部開口12より小径の中部開口25を開口した中部開口用筒壁26を立設し、前記第2基板30が、中部開口用筒壁26を内周下部に係合するとともに、上端に中部開口25と異形態の上部開口31を開口した上部開口用筒壁33を立設し、第2基板30をキャップ本体A1の頂板11上に反転させた際に、上部開口用筒壁33を収納する収納凹部13をキャップ本体A1の頂面に凹設してなる請求項3又は請求項4のいずれかに記載の複数の開口形態を選択できるキャップ。
  6. キャップ本体A1上に開閉可能に設けた蓋体A3の裏面に、上部開口31を密閉して嵌合する栓43を突設してなる請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の複数の開口形態を選択できるキャップ。
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