JPH0811915A - 振出し容器用キャップ - Google Patents

振出し容器用キャップ

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JPH0811915A
JPH0811915A JP6143091A JP14309194A JPH0811915A JP H0811915 A JPH0811915 A JP H0811915A JP 6143091 A JP6143091 A JP 6143091A JP 14309194 A JP14309194 A JP 14309194A JP H0811915 A JPH0811915 A JP H0811915A
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Naoshi Umetsu
直志 梅津
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】容器を持ち替えることなく小出しと大出しが可
能な振出し容器用のキャップを提供する。 【構成】開口孔41を有し、この開口孔41を覆うよう
に上蓋42がヒンジ部Aを介して頂壁43に連設されて
いるキャップ本体40と、前記上蓋42と、前記開口孔
41との間に回動可能に固定される、複数の振出し小孔
51が穿設された中仕切り板50とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顆粒状または粉末状の
調味料等を入れる振出し容器用のキャップに関し、特に
は小出しと大出しを兼ねた振出し容器用のキャップに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、小出しと大出しを兼ねた振出し容
器用のキャップとしては、例えば、実願平4−2775
2号公報に開示された考案がある。この考案は、粉末状
食品を収納する容器の上面に複数の小さい振出し孔と、
1つの大きな開口を設け、その振出し孔と開口とにそれ
ぞれ開閉蓋を設けるか、粉末状食品容器に同様な構造の
蓋を取り付けるようにしたものであり、容器の上面を2
分割して、片方に複数個の小さい振出し孔を、もう片方
に1個の大きな開口を設けたので、小出しと大出しは別
々の個所から行わねばならず、小出しと大出しを連続し
て行う際には容器を持ち替えて行わねばならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、小出しと大
出しを兼ねた振出し容器用のキャップに関する上記のよ
うな問題点を除去するためになされ、即ち、容器を持ち
替えることなく小出しと大出しが可能な振出し容器用の
キャップを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、まず第1の発明では、開口孔を有し、この
開口孔を覆うように上蓋がヒンジ部を介して頂壁に連設
されているキャップ本体と、前記上蓋と、前記開口孔と
の間に回動可能に固定される、複数の振出し小孔が穿設
された中仕切り板とからなる振出し容器用キャップであ
る。
【0005】また、第2の発明では、開口孔を有し、こ
の開口孔を覆うように上蓋がヒンジ部を介して頂壁に連
設されているキャップ本体と、前記上蓋と、前記開口孔
との間に回動可能に固定される、複数の振出し小孔が穿
設された中仕切り板とからなる振出し容器用キャップで
あって、前記キャップ本体に嵌合孔を形成すると共に、
前記中仕切り板に、下端に係止突起を有するヒンジ式舌
片を設け、このヒンジ式舌片のヒンジ部の支点と前記上
蓋のヒンジ部の支点とが、同一軸線上に並ぶように前記
嵌合孔に取り付け、かつ、前記上蓋の裏面に、中仕切り
板の振出し小孔の少なくとも1つに係合する中仕切り板
仮止め用のリブを設けたことを特徴とする振出し容器用
キャップである。
【0006】さらにまた、第3の発明では、開口孔を有
し、この開口孔を覆うように上蓋がヒンジ部を介して頂
壁に連設されているキャップ本体と、前記上蓋と、前記
開口孔との間に回動可能に固定される、複数の振出し小
孔が穿設された中仕切り板とからなる振出し容器用キャ
ップであって、前記キャップ本体に嵌合孔を形成すると
共に、前記中仕切り板に、下端に係止突起を有する1対
のヒンジ片と、この間に設けた弾性ヒンジとからなるヒ
ンジ式舌片を設け、このヒンジ式舌片の1対のヒンジ片
の支点と前記上蓋のヒンジ部の支点とが、同一軸線上に
並ぶように前記嵌合孔に取り付けたことを特徴とする振
出し容器用キャップである。
【0007】そしてまた、第4の発明では、開口孔を有
し、この開口孔を覆うように上蓋がヒンジ部を介して頂
壁に連設されているキャップ本体と、前記上蓋と、前記
開口孔との間に回動可能に固定される、複数の振出し小
孔が穿設された中仕切り板とからなる振出し容器用キャ
ップであって、前記キャップ本体に嵌合孔を形成すると
共に、前記中仕切り板の縁端に、適当な距離を隔てて、
前記ヒンジ部の支点と同軸方向に、互いに背中合わせに
設けられた2個所の係止突起と、前記キャップ本体の、
前記ヒンジ部の支点の下側の頂壁から垂設された直線状
の周壁に突設された台座に、適当な距離を隔てて、前記
ヒンジ部の支点と同軸方向に、互いに向き合う状態で穿
設された2個所の係止孔とを、回動可能に係合させたこ
とを特徴とする振出し容器用キャップである。
【0008】そしてさらにまた、第5の発明では、前記
中仕切り板の裏面に、つまみ片を突設したことを特徴と
する第1の発明、第2の発明、第3の発明、第4の発明
のいずれかに記載の振出し容器用キャップである。
【0009】
【作用】上記のように本発明によれば、上蓋と開口孔の
間に回動可能に固定される、複数の振出し小孔が穿設さ
れた中仕切り板を設けたので、1個所の振出し口で、大
出しと小出しを兼ねて振出すことができる。
【0010】また、第2の発明によれば、中仕切り板と
キャップ本体とが係止突起を有する舌片によって嵌合し
ているので、セットし易く、中仕切り板はキャップ本体
から抜けにくい構造になっている。また、上蓋の内側に
中仕切り板仮止め用のリブを設けたので、中仕切り板は
上蓋でしっかり止めることができる。さらに、上蓋のヒ
ンジ部の支点と舌片のヒンジ部の支点とは同一軸上にあ
るので、上蓋と中仕切り板の開閉がスムースに行える。
【0011】さらにまた、第3の発明によれば、中仕切
り板とキャップ本体とが係止突起を有するヒンジ式舌片
によって嵌合しているので、セットし易く、中仕切り板
はキャップ本体から抜けにくい構造になっていると共
に、ヒンジ式舌片のヒンジ機構により、中仕切り板は上
蓋に仮止めしなくても開口孔を露出させた状態で固定し
ておくことができる。
【0012】そして第4の発明によれば、キャップ本体
と中仕切り板が、係止突起を係止孔に挿入することによ
って、嵌合されているので、上蓋と中仕切り板は自在に
開閉でき、容器を持ち上げたままでも中仕切り板の露出
も開口孔の露出も容易に行うことができる。
【0013】そしてまた、第5の発明によれば、中仕切
り板の内側にこの中仕切り板を取り出すためのつまみ片
を設けたので、中仕切り板が上蓋に嵌合している状態で
も容易に中仕切り板を引き出すことができる。
【0014】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。 〈実施例1〉図1は本発明による振出し容器用キャップ
の1実施例を示す斜視説明図で、図2は同実施例の断面
説明図である。
【0015】図1において、10はキャップ本体、20
は中仕切り板で、いずれも合成樹脂素材で製造されてい
る。キャップ本体(10)は半円状の開口孔(11)を
有し、この開口孔(11)に被さるように半円状の上蓋
(12)がヒンジ部(A)を介して頂壁(13)に連設
されている。
【0016】上蓋(12)のヒンジ部(A)よりの中央
部には、後記する中仕切り板(20)の直線部分の中央
寄りに形成された係止突起を有するヒンジ部(B)付き
の舌片(22)を嵌合させるための嵌合孔(14)が穿
設され、また、上蓋(12)の円周縁に沿っては周壁
(15)が垂設されている。
【0017】また、後記する中仕切り板(20)を開け
て開口孔(11)を露出させる際、中仕切り板(20)
が閉まらないように上蓋(12)の内側には、後記する
振出し小孔(21)に差し込んで中仕切り板(20)を
仮止めするためのリブ(16)が突設されている。
【0018】中仕切り板(20)は開口孔(11)を覆
うかたちで半円状をなし、直線部分の中央寄りの縁端に
係止突起を有するヒンジ部(B)付きのヒンジ式舌片
(22)が形成され、前記舌片(22)は上蓋(12)
の嵌合孔(14)に嵌合される。 この際、上蓋(1
2)のヒンジ部(A)の支点とヒンジ式舌片(22)の
ヒンジ部(B)の支点が同一軸線上になるように嵌合す
ることが、上蓋(12)と中仕切り板(20)の開閉を
滑らかに行うポイントである。
【0019】また、中仕切り板(20)には複数の振出
し小孔(21)が穿設され、さらにリブ(16)により
中仕切り板(20)が上蓋(12)に仮止めされている
場合、この中仕切り板(20)を上蓋(12)から離す
ため、中仕切り板(20)の内側につまみ片(23)を
突設しておく。
【0020】中仕切り板(20)と半円状の開口孔(1
1)の閉まり具合を良くするため、中仕切り板(20)
の円周側の周縁近傍に、周縁全体にわたって凸状リブ
(24)を設けておく。この凸状リブ(24)はキャッ
プ本体(10)の頂壁(13)の周縁に垂設されている
周壁(17)の内側と密接する。
【0021】振出し容器用キャップの使用にあたっては
つぎのように行う。即ち、例えば調味料等の顆粒状の内
容物を小出しする場合には、上蓋(12)をヒンジ部
(A)を介して回動させてキャップ付きの容器(35)
を持ち上げ適当な角度に傾け振出すと、振出し小孔(2
1)から顆粒状の内容物が少量づつ出てくる。
【0022】つぎに顆粒状の内容物を大出しする場合に
は、上蓋(12)を開け、つぎに中仕切り板(20)を
キャップ本体(10)から開いてヒンジ式舌片(22)
のヒンジ部(B)を介して回動させて開口孔(11)を
露出させる。中仕切り板(20)の振出し小孔(21)
を上蓋(12)のリブ(16)に止めて中仕切り板(2
0)を上蓋(12)に仮止めする。露出した半円状の開
口孔(11)から容器(35)の中にスプーン等を入れ
て顆粒状の内容物をすくって必要量取り出す。
【0023】この動作は、小出し作業のあと容器を持っ
たまま継続して行うことができる。即ち、容器(35)
を持ち替えることなく中仕切り板(20)を開けて上蓋
(12)に仮止めし、開口孔(11)を露出させ、スプ
ーン等で顆粒状の内容物を取り出すことがきる。
【0024】内容物の取り出しが終了したら、中仕切り
板(20)に突設されているつまみ片(23)を引っ張
って中仕切り板(20)を上蓋(12)からはずすと、
中仕切り板(20)は半円状の開口孔(11)に被さる
状態になり、再び小出しができるようになる。また上蓋
(12)を閉じれば容器(35)は密閉された状態にな
る。
【0025】ところで、キャップ本体(10)と中仕切
り板(20)との間の嵌合力と、上蓋(12)と中仕切
り板(20)との間の仮止め力との関係は、振出し小孔
(21)から内容物を取り出すことが多い場合にはキャ
ップ本体(10)と中仕切り板(20)との間の嵌合力
は、上蓋(12)と中仕切り板(20)との間の仮止め
力よりも強い方が望ましい。逆に、開口孔(11)から
内容物を取り出すことが多い場合にはキャップ本体(1
0)と中仕切り板(20)との間の嵌合力は、上蓋(1
2)と中仕切り板(20)との間の仮止め力よりも弱い
方が望ましい。即ち、使用形態によって前記嵌合力と仮
止め力の関係は変更可能である。
【0026】〈実施例2〉図3は本発明による振出し容
器用キャップの別の実施例を示す斜視説明図で、図4は
同実施例の断面説明図である。
【0027】図3において、40はキャップ本体、50
は中仕切り板で、いずれも合成樹脂素材で製造されてい
る。キャップ本体(40)は半円状の開口孔(41)を
有し、この開口孔(41)に被さるように半円状の上蓋
(42)がヒンジ部(A)を介して頂壁(43)に連設
されている。
【0028】上蓋(42)のヒンジ(A)部よりの中央
部には、後記する中仕切り板(50)の直線部分の中央
寄りに形成された係止突起を有するヒンジ部(B)付き
のヒンジ式舌片(52)を嵌合させるための嵌合孔(4
4)が穿設され、また、上蓋(42)の円周縁に沿って
は周壁(45)が垂設されている。なお、このヒンジ式
舌片(52)は、1対のヒンジ片(55,55)とこの
間に設けた弾性ヒンジ(56)とからなっている。
【0029】中仕切り板(50)は開口孔(41)を覆
うかたちで半円状をなし、直線部分の中央寄りの縁端に
係止突起を有するヒンジ(B)付き舌片(52)が形成
され、前記舌片(52)は上蓋(42)の嵌合孔(4
4)に嵌合される。 このさい、上蓋(42)のヒンジ
部(A)の支点と舌片(52)のヒンジ部(B)の支点
が同一軸線上になるように嵌合することが、上蓋(4
2)と中仕切り板(50)の開閉を滑らかに行うポイン
トである。
【0030】また、中仕切り板(50)には複数の振出
し小孔(51)が穿設され、さらに中仕切り板(50)
の内側につまみ片(53)を突設しておく。このつまみ
片(53)はヒンジ(B)により開封された状態に固定
されている中仕切り板(50)を上蓋(42)から離す
ために用いる。
【0031】中仕切り板(50)と半円状の開口孔(4
1)の閉まり具合を良くするため、中仕切り板(50)
の円周側の周縁近傍に、周縁全体にわたって凸状リブ
(54)を設けておく。この凸状リブ(54)はキャッ
プ本体(40)の頂壁(43)の周縁に垂設されている
周壁(47)の内側と密接する。
【0032】振出し容器用キャップの使用にあたっては
つぎのように行う。即ち、例えば調味料等の顆粒状の内
容物を小出しする場合には、上蓋(42)をヒンジ部
(A)を介して回動させ、キャップ付きの容器(65)
を持ち上げ適当な角度に傾け振出すと、振出し小孔(5
1)から顆粒状の内容物が少量づつ出てくる。
【0033】つぎに顆粒状の内容物を大出しする場合に
は、上蓋(42)を開け、つぎに中仕切り板(50)を
キャップ本体(40)から開いて舌片(52)のヒンジ
部(B)を介して回動させて開口孔(41)を露出させ
る。このとき、舌片(52)は弾性ヒンジ(56)の作
用により、中仕切り板(50)は開いた状態で固定され
ている。露出した半円状の開口孔(41)から容器(6
5)の中にスプーン等を入れて顆粒状の内容物をすくっ
て必要量取り出す。
【0034】この動作は、小出し作業のあと容器を持っ
たまま継続して行うことができる。即ち、容器(65)
を持ち替えることなく中仕切り板(50)を開けて、開
口孔(41)を露出させ、スプーン等で顆粒状の内容物
を取り出すことがきる。
【0035】内容物の取り出しが終了したら、中仕切り
板(50)に突設されているつまみ片(53)を引っ張
って中仕切り板(50)を上蓋(42)からはずすと、
中仕切り板(50)は半円状の開口孔(41)に被さる
状態になり、再び小出しができるようになる。また上蓋
(42)を閉じれば容器(65)は密閉された状態にな
る。
【0036】〈実施例3〉図5は本発明による振出し容
器用キャップのさらに別の実施例を示す斜視説明図で、
図6は同実施例の断面説明図である。
【0037】図5において、70はキャップ本体、80
は中仕切り板で、いずれも合成樹脂素材で製造されてい
る。キャップ本体(70)は半円状の開口孔(71)を
有し、この開口孔(71)に被さるように半円状の上蓋
(72)がヒンジ部(A)を介して頂壁(73)に連設
されている。
【0038】上蓋(72)と頂壁(73)の境界部分、
即ち、ヒンジ部(A)の下側には、頂壁(73)に連設
して直線状の周壁(78)が垂設され、この周壁(7
8)の中央部、後記する嵌合孔(74)の下側には適当
な距離をおいて向かい合った2つの係止孔(79、7
9)を有する台座(701)が突設されている。
【0039】上蓋(72)のヒンジ部(A)よりの中央
部には、前記台座(701)が突出するための嵌合孔
(74)が穿設され、また、上蓋(72)の円周縁に沿
っては周壁(75)が垂設されている。
【0040】中仕切り板(80)は開口孔(71)を覆
うかたちで半円状をなし、直線部分の中央寄りの縁端に
は適当な距離をおいて2個所の係止孔(85、85)が
穿設され、この係止孔(85、85)には、互いに背中
合わせに係止突起(86、86)が形成されている。こ
の係止突起(86、86)は、前記台座(701)に設
けられた係止孔(79、79)と係合する。
【0041】中仕切り板(80)には複数の振出し小孔
(81)が穿設され、また、中仕切り板(80)の円周
側の周縁近傍に周縁全体にわたって、中仕切り板(8
0)と半円状の開口孔(71)の閉まり具合を良くする
ため、凸状リブ(84)を設けておく。この凸状リブ
(84)はキャップ本体(70)の頂壁(73)の周縁
に垂設されている周壁(77)の内側と密接する。
【0042】振出し容器用キャップの使用にあたっては
つぎのように行う。即ち、例えば調味料等の顆粒状の内
容物を小出しする場合には、上蓋(72)をヒンジ部
(A)を介して回動させてキャップ付きの容器(95)
を持ち上げ適当な角度に傾け振出すと、振出し小孔(8
1)から顆粒状の内容物が少量づつ出てくる。
【0043】つぎに顆粒状の内容物を大出しする場合に
は、上蓋(72)を開け、つぎに中仕切り板(80)を
キャップ本体(70)から開いて台座(701)の係止
孔(79、79)を介して回動させて開口孔(71)を
露出させる。露出した半円状の開口孔(71)から容器
(95)の中にスプーン等を入れて顆粒状の内容物をす
くって必要量取り出す。
【0044】この動作は、小出し作業のあと容器を持っ
たまま継続して行うことができる。即ち、容器(95)
を持ち替えることなく中仕切り板(80)を開けて、開
口孔(71)を露出させ、スプーン等で顆粒状の内容物
を取り出すことがきる。
【0045】内容物の取り出しが終了したら、中仕切り
板(50)に突設されているつまみ片(53)を引っ張
って中仕切り板(50)を上蓋(42)からはずすと、
中仕切り板(50)は半円状の開口孔(41)に被さる
状態になり、再び小出しができるようになる。また上蓋
(42)を閉じれば容器(65)は密閉された状態にな
る。
【0046】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、開口孔
に、複数の振出し小孔を穿設した回動自在の中仕切り板
を挿入してあるので、一か所の取り出し口から容器を持
ち替えることなく、振出し小孔からの小出しと開口孔か
らのスプーン等による大出しが同時に出来るという効果
がある。
【0047】また、容器を傾けて開口孔からスプーン等
で粉末状ないし顆粒状の内容物を取り出す際に、中仕切
り板は上蓋に仮止めしたり、ヒンジ式舌片によって固定
されているのでぶらぶらせず、容易に内容物を取り出せ
るという効果がある。
【0048】さらに、上蓋、中仕切り板とキャップ本体
との密閉方式が、回転方式ではなく押し下げ方式を採用
しているため、粉かみ、粒かみ等がないという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における組み立て状況を示す
斜視説明図である。
【図2】本発明の同実施例を示す断面説明図である。
【図3】本発明の別の実施例おける組み立て状況を示す
斜視説明図である。
【図4】本発明の同実施例を示す断面説明図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例の組み立て状況を示
す斜視説明図である。
【図6】本発明の同実施例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
10‥‥キャップ本体 11‥‥開口孔 12‥‥上蓋 13‥‥頂壁 14‥‥嵌合孔 15‥‥周壁 16‥‥リブ 17‥‥周壁 20‥‥中仕切り板 21‥‥振出し小孔 22‥‥舌片 23‥‥つまみ片 24‥‥凸状リブ 30‥‥振出し容器用キャップ 35‥‥容器 40‥‥キャップ本体 41‥‥開口孔 42‥‥上蓋 43‥‥頂壁 44‥‥嵌合孔 45‥‥周壁 47‥‥周壁 50‥‥中仕切り板 51‥‥振出し小孔 52‥‥舌片 53‥‥つまみ片 54‥‥凸状リブ 55‥‥ヒンジ片 56‥‥弾性ヒンジ 60‥‥振出し容器用キャップ 65‥‥容器 70‥‥キャップ本体 71‥‥開口孔 72‥‥上蓋 73‥‥頂壁 74‥‥嵌合孔 75‥‥周壁 77‥‥周壁 78‥‥周壁 79‥‥係止孔 701‥‥台座 80‥‥中仕切り板 81‥‥振出し小孔 52‥‥舌片 53‥‥つまみ片 84‥‥凸状リブ 85‥‥係止孔 86‥‥係止突起 90‥‥振出し容器用キャップ 95‥‥容器 A‥‥ヒンジ部 B‥‥ヒンジ部 C‥‥ヒンジ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口孔を有し、この開口孔を覆うように上
    蓋がヒンジ部を介して頂壁に連設されているキャップ本
    体と、 前記上蓋と、前記開口孔との間に回動可能に固定され
    る、複数の振出し小孔が穿設された中仕切り板とからな
    る振出し容器用キャップ。
  2. 【請求項2】前記キャップ本体に嵌合孔を形成すると共
    に、 前記中仕切り板に、下端に係止突起を有するヒンジ式舌
    片を設け、 このヒンジ式舌片のヒンジ部の支点と前記上蓋のヒンジ
    部の支点とが、同一軸線上に並ぶように前記嵌合孔に取
    り付け、 かつ、前記上蓋の裏面に、中仕切り板の振出し小孔の少
    なくとも1つに係合する中仕切り板仮止め用のリブを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の振出し容器用キャ
    ップ。
  3. 【請求項3】前記キャップ本体に嵌合孔を形成すると共
    に、 前記中仕切り板に、下端に係止突起を有する1対のヒン
    ジ片と、この間に設けた弾性ヒンジとからなるヒンジ式
    舌片を設け、 このヒンジ式舌片の1対のヒンジ片の支点と前記上蓋の
    ヒンジ部の支点とが、同一軸線上に並ぶように前記嵌合
    孔に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の振出し
    容器用キャップ。
  4. 【請求項4】前記キャップ本体に嵌合孔を形成すると共
    に、 前記中仕切り板の縁端に、 適当な距離を隔てて、前記ヒンジ部の支点と同軸方向
    に、互いに背中合わせに設けられた2個所の係止突起
    と、 前記キャップ本体の、前記ヒンジ部の支点の下側の頂壁
    から垂設された直線状の周壁に突設された台座に、 適当な距離を隔てて、前記ヒンジ部の支点と同軸方向
    に、互いに向き合う状態で穿設された2個所の係止孔と
    を、 回動可能に係合させたことを特徴とする請求項1記載の
    振出し容器用キャップ。
  5. 【請求項5】前記中仕切り板の裏面に、つまみ片を突設
    したことを特徴とする請求項1、2、3、4のいずれか
    に記載の振出し容器用キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100580136B1 (ko) * 1999-07-14 2006-05-16 기후 플라스틱 고교 가부시키가이샤 국수류 스토커
JP2008105706A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Yoshino Kogyosho Co Ltd 複数の開口形態を選択できるキャップ
CN103349519A (zh) * 2013-07-16 2013-10-16 金陵科技学院 可量取调料瓶
KR101455190B1 (ko) * 2012-09-06 2014-10-31 문혜진 계량부가 구비된 면 보관용기

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