JP4370024B2 - 用時混合型スプレー容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1物質及び第2物質を分離状態で収容し、用時においては前記両者を混合させて該混合物質を噴射し得るようにされた用時溶解型スプレー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
第1物質と第2物質とを保存時には分離して収容しておき、用時においては両者を混合させ得るように構成された用時混合型容器は、溶解状態では化学的に不安定な薬剤等において広く用いられている。近年においては、経皮吸収や粘膜吸収によって薬剤等を体内に注入することが多く行われており、その為、用時混合型容器に対して、前記混合物を噴射するスプレー機能を備えることが望まれている。
【0003】
このようなスプレー機能付用時混合型容器は、例えば、本件出願人による特開平8−280807号公報に記載されている。
しかしながら、該従来のスプレー機能付用時混合型容器は、スプレー部材が容器本体と別体とされていた為、以下に示す不都合があった。
【0004】
即ち、前記公報に記載の容器は、破断容易な薄膜によって第1チャンバ及び第2チャンバに分割された容器本体と、使用時において容器本体に装着され、前記薄膜を破断すると共に容器本体内の物質を吸い上げる吸入管を有するスプレー部材とを備え、使用時以前においては容器本体とスプレー部材とが別体とされている。従って、使用時に、前記容器本体の薄膜を破断開口させる工程と、スプレー部材を容器本体に装着する工程とを必要とし、使用簡便性に欠けるという問題があった。又、スプレー部材を装着させる際には、容器本体の上部開口を閉塞する蓋部材を取り外す必要があり、この際に、内容物がこぼれたり、若しくは、不純物が混入する恐れがあった。
【0005】
さらに、運搬時等における紛失等を防止する為に容器本体とスプレー部材とを一緒に収容する箱体等が必要となり、コストの高騰化を招くという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので、組立時から、スプレー部材を一体的に備えた用時溶解型容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明は、前記目的を達成するために、有底筒状の下部容器本体と、筒状の上部容器本体と、前記下部容器本体及び上部容器本体を軸方向に沿って且つ両者の収容空間を連通状態で連結させる連結部材であって、前記下部容器本体の収容空間と外部とを連通させる半打栓位置、及び前記下部容器本体の収容空間を外部に対し遮断させる全打栓位置をとり得るようにされた連結部材と、前記上部容器の収容空間の下端を画する閉塞部材と、前記上部容器本体の収容空間に収容される物質を噴射するスプレー部材とを備え、前記上部容器は前記閉塞部材に対し相対移動可能とされており、該相対移動によって前記上部容器及び下部容器の収容空間が分離/連通するように構成されている用時混合型スプレー容器を提供する。
【0010】
また、本発明は、前記目的を達成するために、第1物質及び第2物質を分離状態で収容し、用時に前記第1物質及び第2物質を混合させて噴射し得るように構成された用時混合型スプレー容器であって、前記第1物質を保持する収容空間を有する有底筒状の下部容器本体と、軸方向に沿った中央孔を有し、前記下部容器本体の上方開口を囲んで取り付けられる筒状の連結部材であって、前記下部容器本体の収容空間と外部とを連通させる半打栓状態、及び前記下部容器本体の収容空間を外部に対し遮断させる全打栓状態をとり得るようにされた連結部材と、前記連結部材に相対移動可能に取り付けられ、該連結部材を介して、前記下部容器本体と軸方向に沿って連結される筒状の上部容器本体と、前記連結部材に支持される閉塞部材であって、前記上部容器本体が連結部材に対し第1相対位置をとる際には該上部容器本体の下方開口を閉塞して該上部容器本体が第2物質を保持する収容空間の下端を画し、且つ、前記上部容器本体が連結部材に対し第2相対位置をとる際には上部容器本体及び下部容器本体の収容空間を連通させる閉塞部材と、前記上部容器本体の上端開口を閉塞しつつ該上部容器本体に取り付けられたスプレー部材であって、前記上部容器本体が第1相対位置をとる際に該上部容器本体の収容空間内に保持される物質を噴射するスプレー部材とを備えた用時混合型スプレー容器を提供する。
好ましくは、前記スプレー部材は、上部容器本体内に延びる吸い上げ管を有し、前記分離部材の上面は、凹状とされており、前記上部容器本体が第1相対位置をとる際に、前記吸い上げ管の下端部が前記閉塞部材の上面の最下端部に当接するように構成することができる。
【0011】
前記下部容器本体は、バイアル容器とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
以下に、本発明に係る用時混合型スプレー容器の好ましい第1の実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。図1(a)は本実施の形態に係る用時混合型スプレー容器の外観図、図1(b)及び(c)は容器本体10が軸方向第1位置及び軸方向第2位置にある際の縦断面図である。
【0013】
図1に示すように、前記用時混合型スプレー容器1は、軸方向に沿った中央孔を有する筒状の容器本体10と、該容器本体10の下方開口を閉塞しつつ該容器本体に対し相対移動可能とされた閉塞部材20とを備えている。
【0014】
なお、本実施の形態においては、用時混合型スプレー容器1を自立可能とする為に、底壁91及び該底壁から上方に延びる周壁92を有し、上方が開口とされたベース部材90を備え、該ベース部材90に前記閉塞部材20を軸方向移動不能に支持させている。即ち、容器本体10は、閉塞部材20及びベース部材90に対し、少なくとも、軸方向第1位置(図1(b)に示す位置)と、軸方向第2位置(図1(c)に示す位置)との間で相対移動可能となっている。
【0015】
前記閉塞部材20は、前記ベース部材90と弾性嵌合する支持部材21と、該支持部材21に連結され容器本体10の下方開口を閉塞する下部シール部材22と、該下部シール部材22に連結される中間部材23とを備え、前記容器本体10の収容空間の下端を画している。
前記支持部材21は、前記ベース部材90の底壁内周面に設けられた係合部91aに連結される下部21aと、前記係合部91aより上方に位置し外周面にネジが形成された上部21bとを有している。
【0016】
前記下部シール部材22は、容器本体の内径より小径とされた円柱形状の小径部22aと、該小径部から肩部を伴って大径とされた大径部22bとを有している。
前記小径部22aには、前記支持部材の上部21bを受け入れる凹部が形成されており、該凹部の内周面には前記支持部材の上部外周面に形成されたネジに対応するネジが形成されている。
【0017】
前記大径部22bは、容器本体10の内周面と液密に当接するような外径を有している。
好ましくは、前記下部シール部材22をゴム等の弾性を有する物質で形成し、前記大径部22bが内方へ圧縮された状態で容器本体10内周面に当接するような外径とすることができる。このようにすることによって、容器本体10内周面と大径部22b外周面との間の液密性を向上させることができる。
さらに、前記大径部22bには、上方に開いた凹部が形成されており、該凹部の内周面にはネジが形成されている。
【0018】
前記中間部材23は、前記大径部22bの凹部とネジ結合する円柱部23aと、該円柱部の上端から水平方向に延びるフランジ部23bと、該フランジ部から上方へ延びる筒部23cとを有し、筒部23cと容器本体10の内周面との間に、前記下部シール部材22によって液密性が担保された収容部が形成されるようになっている。このように、下部シール部材22は、容器本体10の収容空間の下端を形成している。
【0019】
さらに、前記用時混合型スプレー容器1は、前記閉塞部材20に軸方向移動不能に連結された分離部材30を備えている。前記容器本体10は、前述のように閉塞部材20に対し軸方向移動可能とされている。従って、前記容器本体10は、閉塞部材20に連結された分離部材30に対しても軸方向移動可能となる。
【0020】
前記分離部材30は、前記中間部材の筒部23cと弾性嵌合する連結部材31と、該連結部材31に支持される上部シール部材32とを備えている。
【0021】
前記上部シール部材32は、前記容器本体10が軸方向第1位置にある際には、前記閉塞部材20によって下端が画される容器本体10の収容空間11を上部チャンバ11aと下部チャンバ11bとに分離するようになっている(図1(b)参照)。
他方、前記上部シール部材32は、前記容器本体10が軸方向第2位置にある際には、前記収容空間11を分離しないようになっている。
【0022】
本実施の形態においては、前記上部シール部材32を略円柱形状とし、前記容器本体10の内周形状を該容器本体10が軸方向第1位置にある際に前記上部シール部材32の外周面と液密に当接し、且つ、前記容器本体10が軸方向第2位置にある際には前記上部シール部材32の外周面との間に間隙が存するような形状としている。
【0023】
即ち、容器本体10を、内径に関し、上部シール部材32と液密に当接し得る係合内径部10aと、該係合内径部10aの下方に位置し、上部シール部材32との間に間隙を存する大径部10bとを有するものとしている。容器本体10は、好ましくは、係合内径部10aから段部12を伴って上方に延びる小径部10cを備えることができる。前記段部12は、容器本体10を軸方向第2位置から軸方向第1位置へ移動させる際の該容器本体10のストッパとなるものである。
【0024】
前記係合内径部10aは、容器本体10が軸方向第1位置にある際に前記上部シール部材32と当接する位置に設けられている。これにより、容器本体10が軸方向第1位置にある際には、前記収容空間11が、前記上部シール部材32より下方の下部チャンバ11bと、前記上部シール部材32より上方の上部チャンバ11aとに分離される。一方、容器本体10が軸方向第2位置にある際には、上部シール部材32と大径部10bとの間に間隙が生じ、容器本体の収容空間11は一体とされる。
【0025】
前記用時混合型スプレー容器1は、さらに、容器本体10の上方開口を閉塞しつつ該容器本体に取り付けられ、容器本体10が軸方向第1位置にある際において上部チャンバ11a内に保持される物質を噴射させるスプレー部材40を備えている。
【0026】
前記スプレー部材40は、容器本体10の上部開口を囲繞するように該容器本体に着脱自在に取り付けられるキャップ部41と、該キャップ部41に支持されたスプレー本体42とを備えている。
【0027】
前記キャップ部41は、筒状の胴部41aと、該胴部の軸方向略中央部分において該胴部内周面から径方向内方へ延びる鍔部41bとを備え、前記胴部内周面のうち前記鍔部より下方に位置する部分には、上部容器の口部に形成されたネジと対応するネジが形成されている。
【0028】
前記スプレー本体42は、前記鍔部41bの下面と係合し、容器本体10の上部開口縁に当接する押さえ板42aと、該押さえ板を貫通して容器本体10の上方及び内方に亘って延びるポンプ部42bと、該ポンプ部42bに連結され、下方に延びる吸い上げ管42cと、前記ポンプ部42bの上方に軸方向移動可能に連結され、該ポンプ部42bに対し押圧力を作用させる押動頭部42dとを備えている。
【0029】
前記ポンプ部42bは、エアレス型であることが好ましい。エアレス型とすることにより、上部チャンバ11aに収容された物質を噴射した後における,外部空気の吸引を有効に防止し、不純物の容器本体10内への混入を有効に防ぐことができる。
【0030】
なお、前記吸い上げ管42cの下端部は、容器本体10が軸方向第1位置にある際に、前記上部シール部材32の上面に当接するようになっている。好ましくは、前記上部シール部材32の上面を凹状とし、該上面のうち,最下端に位置する部分に、前記吸い上げ管42cの下端部が当接するようにし、さらに、前記吸い上げ管の下端部周壁に下方に開く切り欠きを形成することができる。
このように構成することにより、上部チャンバ11a内に収容される物質の噴射不能量を少なくすることができる。
【0031】
次に、このように構成された用時混合型スプレー容器1の組立方法について説明する。図2〜図4に、該用時混合型スプレー容器の組立フローを示す。
【0032】
まず、図2(a)に示すように、容器本体10を倒立させ、下方開口から分離部材30を容器本体10内に装着する。この際、分離部材30の上部シール部材32を容器本体10の係合内径部10aに位置させる。なお、分離部材32の係合内径部10aへの装着は、該分離部材を係合内径部10aと小径部10cとの間の段部12に当接させることによって容易に行うことができる。
【0033】
その後、図2(b)及び図2(c)に示すように、容器本体10の下方開口から第1物質61を供給した後、容器本体10の下方開口を介して閉塞部材20を前記分離部材に30連結させる。これにより、前記第1物質61は、容器本体10の収容空間11のうち下部チャンバ11b内に保持される。
なお、閉塞部材20の分離部材30への装着の際には、下部チャンバ11b内のエア抜きをしながら行うことができる。該エア抜きは、減圧下で閉塞部材20を分離部材30に装着させたり、若しくは、閉塞部材20と容器本体10の内周面との間に針等を介在させながら該閉塞部材20を分離部材30に装着させること等、種々の方法で行うことができ、これにより、下部チャンバ11内が異常な高圧となることを防止できる。
【0034】
その後、図3(a)に示すように、容器本体10を正立させ、支持部材21を介して、ベース部材90を連結させる。前記支持部材21とベース部材90とは、容器本体10を軸方向へ移動させる際における容器本体10内周壁と上部シール部材32及び下部シール部材22との間の摩擦抵抗によって外れない強さで連結される。即ち、ベース部材90,閉塞部材20及び分離部材30が一体となり、容器本体10は、これらに対して軸方向移動可能となる。
【0035】
そして、図3(b)に示すように、容器本体10の上部開口から第2物質62を供給する。該第2物質62は分離部材30の上方、即ち、上部チャンバ11aに保持される。
その後、図3(c)に示すように、スプレー部材40を容器本体10に装着させる。
【0036】
なお、好ましくは、図4(a)及び(b)に示すように、スプレー部材40を囲繞する蓋部材50を備えることができる。該蓋部材50を備えることにより、スプレー部材40の押動頭部42dに不意の押圧力が作用することを有効に防止できると共に、スプレー部材の噴射口に不純物が付着することを防止できる。
【0037】
以下、このように構成された用時混合型スプレー容器1の使用法について説明する。図5(a)〜図5(e)は、該用時混合型スプレー容器の使用フロー図である。
【0038】
まず、図5(a)の状態から図5(b)に示すように、容器本体10を軸方向第2位置に移動させる。これにより、上部チャンバ11aと下部チャンバ11bとが連通し、上部チャンバ11a内に収容されていた第2物質62が下部チャンバ11b内に流入し、第1物質61と第2物質62が混合されて混合物質63となる。
【0039】
次に、この状態のまま、用時混合型スプレー容器1を倒立させる。これによって、図5(c)に示すように、前記混合物質63が上部チャンバ11a内に移動する。
【0040】
その後、図5(d)に示すように、用時混合型スプレー容器1を倒立させたままで、容器本体10を軸方向第1位置へ移動させる。これによって、混合物質63は上部チャンバ11aに保持されることになる。そして、用時混合型スプレー容器1を正立させる(図5(e)参照)。このようにして、第1物質61と第2物質62との混合物質63をスプレー部材40によって噴射可能となる。
【0041】
このような本実施の形態に係る用時混合型スプレー容器1においては、スプレー部材40を容器本体10に取り付けた状態のまま、分離状態で収容されている第1物質61及び第2物質62を混合させ、且つ、該混合物質63を前記スプレー部材40によって噴射させることができる。従って、従来、使用時以前において必要であった容器本体10とスプレー部材40とを収容する袋体を不要にでき、コストの低廉化を図ることが可能となる。
【0042】
さらに、従来の用時混合型容器においては、使用時に、第1物質及び第2物質を混合させてから容器本体のキャップを外してスプレー部材を取り付ける必要があったが、本実施の形態においては、スプレー部材40が容器本体10に取り付けられた状態のままで、第1物質61及び第2物質62の混合を行い、そのまま、噴射させることができ、使用簡便性が向上される。
【0043】
実施の形態2
以下に、本発明に係る用時混合型スプレー容器の好ましい第2の実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。図6(a)は本実施の形態に係る用時混合型スプレー容器100の外観図、図6(b)及び(c)は上部容器本体が軸方向第1位置及び軸方向第2位置にある際の縦断面図である。
なお、以下の説明において、前記実施の形態1におけると同一又は相当部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0044】
前記用時混合型スプレー容器100は、第1物質を有する収容空間を有する有底筒状の下部容器本体110と、該下部容器本体110の上方開口を囲繞するように取り付けられる筒状の連結部材120と、前記連結部材120に対し軸方向に沿って且つ軸方向移動可能に連結される筒状の上部容器本体130とを備えている。
【0045】
前記下部容器本体110は、胴部111と、該胴部の上方に開口を形成する口部112と、前記胴部及び口部の間に位置し、外径が口部より小径とされた首部113とを有している。
【0046】
前記連結部材120は、前記下部容器本体110に対し、該下部容器本体の収容空間と外部とを連通させる半打栓状態、及び前記下部容器本体の収容空間を外部に対し遮断させる全打栓状態をとり得るようになっている。図7に下部容器本体110と連結部材120との連結状態を示す。図7(a)及び(b)は、それぞれ、連結部材120が半打栓状態及び全打栓状態にある場合を示している。
【0047】
図7に示すように、前記連結部材120は、軸方向に沿った中央孔を有し、下端部に径方向外方へ延在した鍔部を有する筒部121と、該筒部の軸方向略中央部において前記中央孔を上下に分割する平板部122と、前記中央孔121aの上部及び下部を連通させるように前記平板部122に形成された連通孔123と、前記平板部の下方において下部容器本体の口部上面と向き合うように配されたパッキン124と、前記平板部122から上方へ突設された支持部125と、前記筒部の鍔部121bと係合するように筒部121に外挿された外装体126とを備えている。
【0048】
図7(a)に示すように、前記筒部121のうち平板部122より下方に位置する部分(下部容器本体係合部)であって、半打栓状態において下部容器本体110の口部上端より上方に位置する部分には、上端が径方向内方且つ上方を向いた傾斜姿勢をとる屈撓変形可能な弾性片127と、下部容器本体110の収容空間及び外部を連通する通気路とが形成が形成されている。本実施の形態においては、筒部のうち下部容器係合部に、軸方向を向くスリット128を設け、該スリット128を前記通気路としている。
【0049】
前記弾性片127は、連結部材120の半打栓状態から全打栓状態への移行間においては、容器本体口部112によって径方向外方へ屈撓されて該連結部材120の移行を許容すると共に、連結部材120の全打栓状態移行後においては、前記傾斜状態に復元して、上端が容器本体口部112下端面に当接し、該全打栓状態を維持するようになっている(図7(b)参照)。
【0050】
一方、前記通気路128は、全打栓状態においては、下部容器本体の口部112及びパッキン124によって閉鎖されるようになっている。従って、全打栓状態においては、下部容器本体110の収容空間は外部に対して遮断される。
【0051】
なお、前記外装体126は、全打栓状態における筒部121の変形を防止して全打栓状態を維持する全打栓状態維持手段として機能する。
【0052】
前記上部容器本体130は、前記筒部121のうち平板部122より上方に位置する部分(上部容器本体係合部)と、軸方向に沿って且つ軸方向移動可能であり、さらに液密に連結されている。本実施の形態においては、上部容器本体130と筒部121の上部容器本体係合部との当接部分にOリング135を介装させて、両者間の液密性を担保している。
【0053】
さらに、前記用時混合型スプレー容器100は、前記連結部材120の支持部125に連結される閉塞部材140を備えている。
本実施の形態においては、前記閉塞部材140に凹部を設け、該閉塞部材140と支持部125とを凹凸係合させ、これにより、閉塞部材140が連結部材120に対し軸方向移動不能となるように構成している。
前述のように、上部容器本体130は連結部材120に対し軸方向移動可能とされているから、上部容器本体130は閉塞部材140に対しても軸方向移動可能となる。なお、前記閉塞部材140は、好ましくは、ゴム等の弾性部材とすることができる。
【0054】
前記閉塞部材40は、上部容器本体130が軸方向第1位置にある際には、該上部容器本体130の下方開口を液密に閉塞するようになっている。即ち、該閉塞部材140は、前記上部容器本体130が軸方向第1位置にある際に該上部容器本体130の収容空間の下端を形成している。
【0055】
一方、上部容器本体130が軸方向第2位置にある際には、該上部容器本体130の下方開口と前記閉塞部材140との間に間隙が存するようになっている。即ち、上部容器本体130が軸方向第2位置にある際には、上部容器本体130の収容空間と下部容器本体110の収容空間とは、前記上部容器本体130の下方開口と前記閉塞部材140との間の間隙及び連結部材120の平板部122に形成された連通孔123を介して、連通状態となる。
【0056】
さらに、用時混合型スプレー容器100は、上部容器本体130の上方開口を閉塞しつつ該上部容器本体130に着脱自在に取り付けられるスプレー部材40を備えている。
【0057】
該スプレー部材40は、上部容器本体130が軸方向第1位置にある際に該上部容器本体130の収容空間に保持される物質を噴射させ得るようになっている。なお、スプレー部材40の構成は、前記実施の形態1におけると同様であるので、その説明を省略する。
【0058】
次に、このように構成された用時混合型スプレー容器100の組立方法について説明する。図8〜図10に、該用時混合型スプレー容器100の組立フローを示す。
【0059】
まず、上部容器本体の下方開口外周面にOリング135を装着する。該Oリング135はストッパ部材136によって固定する(図8(a))。そして、上部容器本体130の下方開口に閉塞部材140を打栓する(図8(b))。
【0060】
そして、下部容器本体110に第2物質62を収容させた後(図8(c))、該下部容器本体110に連結部材120を取り付ける。この際、連結部材120は半打栓状態としておく(図9(a))。一方、前記閉塞部材140は、上部容器本体130に連結された状態で、連結部材120の支持部125に嵌合させる(図9(a))。
【0061】
この状態において、前記第2物質62を凍結乾燥させる。前述のように、連結部材120が半打栓状態にある場合には、下部容器本体110の収容空間はスリット128を介して外部に連通されているから、斯かる凍結乾燥を確実に行うことができる。そして、該凍結乾燥後、連結部材120を全打栓状態とする(図9(b))。これによって、下部容器本体110に収容された第2物質62は外部と遮断される。
【0062】
その後、上部容器本体130の上方開口から第1物質61を供給する。該上部容器本体130の下方開口は閉塞部材140によって閉塞されているから、前記第1物質61は上部容器本体130の収容空間に保持される(図9(c))。
【0063】
そして、上部容器本体130にスプレー部材40を取り付け(図10(a))、その後、所望の場合には、蓋部材50を取り付ける(図10(b)及び(c))。
【0064】
以下、このように構成された用時混合型スプレー容器100の使用法について説明する。図11(a)〜図11(e)は、該用時混合型スプレー容器100の使用フロー図である。
【0065】
まず、図11(a)の状態から図11(b)に示すように、上部容器本体130を軸方向第2位置に移動させる。これにより、上部容器本体130と下部容器本体110とが連通し、上部容器本体130に収容されていた第1物質61が下部容器本体110内に流入し、第1物質61と第2物質62とが混合されて、混合物質63となる。
【0066】
次に、この状態のまま、用時混合型スプレー容器100を倒立させる。これによって、図11(c)に示すように、前記混合物質63が上部容器本体130内に移動する。
【0067】
その後、図11(d)に示すように、用時混合型スプレー容器100を倒立させたままで、上部容器本体130を軸方向第1位置へ移動させる。これによって、前記混合物質63は上部容器本体130内に保持されることになる。その後、用時混合型スプレー容器を100正立させる(図11(e)参照)。このようにして、第1物質61と第2物質62との混合物質63がスプレー部材40によって噴射可能となる。
【0068】
このように本実施の形態に係る用時混合型スプレー容器100においては、前記実施の形態1における効果に加えて、以下の効果を得ることができる。即ち、凍結乾燥を要する一の物質と他の物質とを分離状態で保持しておき、用時に際し、両者を混合させて噴射することができる。
【0069】
さらに、前記連結部材120の下部容器係合部を通常のバイアル容器に適用可能に構成しておけば、下部容器本体110としてバイアル容器を使用することができる。
【0070】
なお、前記各実施の形態において、第1物質61及び第2物質62は、流体に限られず、粉状体等の固体も含まれる。
【0071】
また、前記各実施の形態においては、容器本体10又は上部容器本体130を、それぞれ、分離部材30又は閉塞部材140に対して軸方向移動可能としたが、これに代えて、周方向に移動させるように構成することも可能である。即ち、容器本体10又は上部容器本体130が周方向第1位置にある際には、第1物質61及び第2物質62が分離状態で収容されており、周方向第2位置にある際には第1物質61及び第2物質62が混合され得るように構成することも可能である。
【0072】
【発明の効果】
本発明に係る用時混合型スプレー容器によれば、容器本体と、該容器本体を上部チャンバ及び下部チャンバに分離する分離部材と、前記上部チャンバに収容される物質を噴射するスプレー部材とを備え、前記容器本体及び分離部材を相対移動可能とし、且つ、該相対移動によって前記上部チャンバ及び下部チャンバが分離/連通されるように構成したので、従来の用時混合型容器においては必要であった,用時におけるスプレー部材を容器本体に装着する工程を不要とすることができる。
即ち、本発明によれば、スプレー部材を容器本体に装着したままの状態で、第1物質及び第2物質を分離/混合させることができ、使用簡便性を向上させることができる。
【0073】
また、従来の用時混合型容器においては、スプレー部材を装着させる際に、容器本体の蓋部材を外して、容器本体の上方開口を開く必要があり、この際に、内容物のこぼれや不純物の混入等の恐れがあったが、本発明によれば、斯かる不都合を有効に防止できる。
【0074】
さらに、本発明によれば、常に、容器本体とスプレー部材とを一体としておくことができ、これにより、従来必要であった,薬品メーカーから使用者への輸送期間等において容器本体及びスプレー部材を収容する箱体等を不要とすることができ、コストの低廉化を図ることができる。
【0075】
また、分離部材の上面を凹状とし、スプレー部材の吸い上げ管下端部を前記分離部材の上面の最下端部に当接するように構成すれば、スプレー部材による吹き出し不能量を少なくすることができる。
【0076】
また、本発明に係る用時混合型スプレー容器によれば、有底筒状の下部容器本体と、筒状の上部容器本体と、前記下部容器本体及び上部容器本体を連結させ且つ半打栓位置及び全打栓位置をとり得るようにされた連結部材と、前記上部容器の収容空間の下端を画する閉塞部材と、前記上部容器本体の収容空間に収容される物質を噴射するスプレー部材とを備え、前記上部容器は前記閉塞部材に対し相対移動可能とされており、該相対移動によって前記上部容器及び下部容器の収容空間が分離/連通するように構成したので、収容される物質が凍結乾燥を要するものであっても、これを分離状態で保管しておき、用事に際し他の物質と混合させて、噴射させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明に係る用事混合型スプレー容器の第1実施形態の外観図である。図1(b)及び(c)は、それぞれ、容器本体が軸方向第1位置及び軸方向第2位置にある際の縦断面図である。
【図2】図2(a)〜図2(c)は、図1に示す用事混合型スプレー容器の組立フロー図である。
【図3】図3(a)〜図3(c)は、図2(c)の後段に続く組立フロー図である。
【図4】図4(a)及び(b)は、図3(c)の後段に続く組立フロー図である。
【図5】図5は、図1に示す用事混合型スプレー容器の使用フロー図である。
【図6】図6(a)は、本発明に係る用事混合型スプレー容器の第2実施形態の外観図である。図6(b)及び(c)は、それぞれ、容器本体が軸方向第1位置及び軸方向第2位置にある際の縦断面図である。
【図7】図7は、図6に示す用事混合型スプレー容器における下部容器本体及び連結部材部分の拡大縦断面図である。図7(a)及び(b)は、それぞれ、連結部材が半打栓状態及び全打栓状態にある際の縦断面図である。
【図8】図8(a)〜図8(c)は、図6に示す用事混合型スプレー容器の組立フロー図である。
【図9】図9(a)〜図9(c)は、図8(c)の後段に続く組立フロー図である。
【図10】図10(a)〜図10(c)は、図9(c)の後段に続く組立フロー図である。
【図11】図11は、図6に示す用事混合型スプレー容器の使用フロー図である。
【符号の説明】
1 用事混合型スプレー容器
10 容器本体
20 閉塞部材
30 分離部材
40 スプレー部材
100 用事混合型スプレー容器
110 下部容器本体
120 連結部材
130 上部容器本体
140 閉塞部材

Claims (4)

  1. 有底筒状の下部容器本体と、
    筒状の上部容器本体と、
    前記下部容器本体及び上部容器本体を軸方向に沿って且つ両者の収容空間を連通状態で連結させる連結部材であって、前記下部容器本体の収容空間と外部とを連通させる半打栓位置、及び前記下部容器本体の収容空間を外部に対し遮断させる全打栓位置をとり得るようにされた連結部材と、
    前記上部容器の収容空間の下端を画する閉塞部材と、
    前記上部容器本体の収容空間に収容される物質を噴射するスプレー部材とを備え、
    前記上部容器は前記閉塞部材に対し相対移動可能とされており、該相対移動によって前記上部容器及び下部容器の収容空間が分離/連通するように構成されていることを特徴とする用時混合型スプレー容器。
  2. 第1物質及び第2物質を分離状態で収容し、用時に前記第1物質及び第2物質を混合させて噴射し得るように構成された用時混合型スプレー容器であって、
    前記第1物質を保持する収容空間を有する有底筒状の下部容器本体と、
    軸方向に沿った中央孔を有し、前記下部容器本体の上方開口を囲んで取り付けられる筒状の連結部材であって、前記下部容器本体の収容空間と外部とを連通させる半打栓状態、及び前記下部容器本体の収容空間を外部に対し遮断させる全打栓状態をとり得るようにされた連結部材と、
    前記連結部材に相対移動可能に取り付けられ、該連結部材を介して、前記下部容器本体と軸方向に沿って連結される筒状の上部容器本体と、
    前記連結部材に支持される閉塞部材であって、前記上部容器本体が連結部材に対し第1相対位置をとる際には該上部容器本体の下方開口を閉塞して該上部容器本体が第2物質を保持する収容空間の下端を画し、且つ、前記上部容器本体が連結部材に対し第2相対位置をとる際には上部容器本体及び下部容器本体の収容空間を連通させる閉塞部材と、
    前記上部容器本体の上端開口を閉塞しつつ該上部容器本体に取り付けられたスプレー部材であって、前記上部容器本体が第1相対位置をとる際に該上部容器本体の収容空間内に保持される物質を噴射するスプレー部材とを備えたことを特徴とする用時混合型スプレー容器。
  3. 前記スプレー部材は、上部容器本体内に延びる吸い上げ管を有し、
    前記分離部材の上面は、凹状とされており、
    前記上部容器本体が第1相対位置をとる際に、前記吸い上げ管の下端部が前記閉塞部材の上面の最下端部に当接するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の用時混合型スプレー容器。
  4. 前記下部容器本体がバイアル容器であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の用時混合型スプレー容器。
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