JP6916128B2 - 振出し容器 - Google Patents

振出し容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6916128B2
JP6916128B2 JP2018035401A JP2018035401A JP6916128B2 JP 6916128 B2 JP6916128 B2 JP 6916128B2 JP 2018035401 A JP2018035401 A JP 2018035401A JP 2018035401 A JP2018035401 A JP 2018035401A JP 6916128 B2 JP6916128 B2 JP 6916128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
top plate
swing
communication hole
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018035401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019151335A (ja
Inventor
桑原 和仁
和仁 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2018035401A priority Critical patent/JP6916128B2/ja
Publication of JP2019151335A publication Critical patent/JP2019151335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6916128B2 publication Critical patent/JP6916128B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Table Devices Or Equipment (AREA)

Description

本発明は、振出し容器、より具体的には内部で固化した内容物を破砕する手段を有する振出し容器に関する。
この種の振出し容器として、口頸部を起立する容器体と、頂板の外周部から垂下するキャップ周壁を前記口頸部の外面に嵌合させるとともに、前記頂板に振出し口を開口したキャップ体と、前記振出し口の口縁にヒンジ連結され、振出し口を開閉可能に設けた蓋体とを具備し、前記頂板の下面から複数の破砕用突起を下方突出させてなるものが知られている(特許文献1)。
この構成によれば、容器体の内部で内容物が塊状に固化したときに、容器全体を振ることにより、塊状の内容物が前記破砕用突起に衝突して砕けるので、塊状の内容物が振出し口を塞ぐことを防止できる。
特開平8−91405 特開2011−93580
特許文献1のものは、容器体の内部で内容物が塊状に固化したときに、この塊状の固化物を、頂板から突出された破砕用突起で破砕するものであり、比較的小径の振出し口の内部及び頂板のうちの振出し口形成箇所付近の下面に内容物が付着して固化したときには、これらの固化物を除去することができない。
従来の公知技術として、キャップ体の頂板の上面を開閉自在に設けた蓋板の下面から栓棒を下方へ突出し、蓋体の閉蓋動作により、栓棒が振出し口内へ挿入され、振出し口内に付着した内容物を下方へ押し出すものが知られているが(例えば特許文献2)、固化物が多量の湿気を含んでいると、振出し口から押し出された内容物が振出し口付近で頂板の下面に付着したままの状態となる可能性があり、必ずしも十分に固化物を除去できない。
本発明の目的は、振出し口付近に付着した内容物の固化物を粉砕し、十分に除去できる振出し容器を提案することである。
第1の手段は、口頸部8を起立する容器体2と、
前記口頸部8の外周面に嵌合されたキャップ周壁14の上面に頂板16を張設し、この頂板16に連通孔24を開口したキャップ体12と、
前記頂板16を覆うカバー板41を有し、キャップ体12に対して一定範囲で正逆両方向への回転可能に取り付けられた回転カバー40と、
を具備し、
前記カバー板41の中心部以外の箇所から前記連通孔24内へ、回転カバー40の回転により連通孔24内を遊動可能な破砕用突起46を突入させて、当該破砕用突起46により連通孔付近に固化した内容物を破砕することが可能に構成され、
かつ前記回転カバー40の回転範囲内で前記連通孔24と連通する振出し孔44を前記カバー板41に開口した。
本手段では、図1に示す如く、容器体2の口頸部8の外周面に嵌合されたキャップ体12の頂板16に連通孔24を開口するとともに、前記頂板16を覆うカバー板41を有する回転カバー40を、キャップ体12に対して一定範囲で正逆両方向への回転可能に取り付け、このカバー板41の中心部以外の箇所から前記連通孔24内へ、回転カバー40の回転により連通孔24内を遊動可能な破砕用突起46を突入させるとともに、回転カバー40の回転範囲内で前記連通孔24と連通する振出し孔44を前記カバー板41に開口している。これにより、回転カバー40の回転操作により、前記破砕用突起46が連通孔24内を遊動して、連通孔付近に固化した内容物を破砕する。
「破砕用突起」は、回転カバーの40の振出し孔44と連通する連通孔24内で付着した内容物の固化物を粉砕する手段である。これにより振出し孔44への入口付近から固化物を除去することができ、振出し孔からの内容物の振出しを効率的に行うことができる。
前記回転カバーに関して、「正逆方向へ回転可能に取付ける」とは、周方向の一方及び他方のどちらにも回転できることをいう。
回転カバーを“一定の範囲で”回転可能とするためには、破砕用突起46を連通孔24に挿入することで回転範囲を規制してもよく、また別に回転範囲を規制する手段を設けても良い。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
前記カバー板41を頂板16に対して回転軸Aの回りで回転可能とするとともに、この回転軸Aに対して前記破砕用突起46より遠くに位置する回転操作用の摘み部50を、前記カバー板41の外周部に付設した。
本手段では、前記カバー板41を前記キャップ体12の頂板16に対して回転軸Aの回りで回転可能に設けるとともに、この回転軸Aに対して前記破砕用突起46より遠くに位置する回転操作用の摘み部50を、前記カバー板41の外周部に付設することを提案している。一般に回転軸の回りに働く回転モーメントは、回転軸の回りに加わる力の大きさと回転軸から力の作用点までの距離との積で表されるから、図2に示す如く、回転軸Aから破砕用突起46までの距離より、回転軸Aから摘み部50までの距離を大とすることで、効率的に固化物を除去することができる。
「回転軸の回りで回転可能に設け」とは、カバー板41の中心部と頂板の対応箇所とを軸着する場合に限らず、例えば頂板16の外周から起立した円筒形の枠部18内でカバー板が回転可能な構造も含む。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
前記回転カバー40の上面を覆う天板34を有し、この天板34から前記振出し孔44を塞ぐ栓部36を下方突出するとともに、前記キャップ体12の一端にヒンジ28で連結された蓋体30を具備しており、
前記回転カバー40の振出し孔44が蓋体30の栓部36と嵌り合うことが可能な位置に回転カバー40を位置決めする位置決め手段Iを設けた。
本手段では、前記回転カバー40の上面を覆う天板34を有する蓋体30を、キャップ体12の一端にヒンジ28で連結するととともに、前記天板34からは、前記回転カバー40の振出し孔44を塞ぐ栓部36を垂下している。しかしながら、回転カバー40は、キャップ体12及び蓋体30に対して回転可能であるから、閉蓋操作をしたときに振出し孔44と栓部36とが嵌り合う所定の位置(図2に示す位置)にないと、振出し孔44を栓部36で閉塞することができない。そこで本手段では、回転カバー40を前記所定の位置に位置決めする位置決め手段Iを提案している。
図示例では、前記位置決め手段Iを、回転カバー40に付設した摘み部50とキャップ体12に形成した切欠き20とで形成し、図2に示すように切欠き20の周方向一端に摘み部50が突き当たった状態で前記回転カバー40が前記所定位置に位置決めされるように構成している。もっともこの構造は適宜変更することができる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ
前記連通孔24と向かい合う頂板16の一部に複数の振出し孔44を散点状に配置するとともに、少なくともこれら振出し孔44の間に位置する複数の破砕用突起46を形成した。
本手段では、前記連通孔24と向かい合う頂板16の一部に複数の振出し孔44を散点状に配置するとともに、少なくともこれら振出し孔44の間に位置する複数の破砕用突起46を形成することを提案している。これにより、より確実に振出し孔44付近から固化物を除去することができる。
第1の手段に係る発明によれば、キャップ体12の頂板16に連通孔24を開口するとともに、頂板16を覆うカバー板41を有する回転カバー40をキャップ体12に回転可能に取付け、前記カバー板の中心部以外の箇所から、前記連通孔24内へ回転カバー40の回転により遊動可能に挿入された破砕用突起46を突入させ、かつ前記回転カバー40の回転範囲内で前記連通孔24と連通する振出し孔44を前記カバー板41に開口したから、回転カバー40の回転操作により前記破砕用突起46が連通孔24内を動くことで、連通孔24に付着した内容物の固化物を取り除くことができ、便利である。
第2の手段に係る発明によれば、前記カバー板41を頂板16に対して回転軸Aの回りで回転可能とするとともに、この回転軸Aに対して前記破砕用突起46より遠くに位置する回転操作用の摘み部50を、前記カバー板41の外周部に付設したから、連通孔24に付着した固化物を効率的に破砕することができる。
第3の手段に係る発明によれば、前記回転カバー40の上面を覆う天板34を有する蓋体30を前記キャップ体12の一端にヒンジ28で連結するとともに、この天板34から前記振出し孔44を塞ぐ栓部36を下方突出しており、かつこれら振出し孔44と栓部36とが嵌り合うことが可能な位置に回転カバー40を位置決めする位置決め手段Iを設けたから、振出し孔44を確実に閉塞することができる。
第4の手段に係る発明によれば、前記連通孔24と向かい合う頂板16の一部に複数の振出し孔44を散点状に配置するとともに、少なくともこれら振出し孔44の間に位置する複数の破砕用突起46を形成したから、前記内容物の固化物を振出し孔44付近からより確実に除去することができる。
本発明の第1実施形態に係る振出し容器を側方から見た縦断面図である。 図1の容器の開蓋状態の平面図である。 前記容器を図2の状態から回転カバーを回転させた状態での平面図である。 図1の容器をVI−V1方向に見た縦断面図である。 図1の容器の構成のうち容器体を除く部分の下面図である。 図1の容器の使用状態の説明図である。 図1の容器の構成のうち蓋体を省略した構造の斜視図である。 図7に示す構造を、回転カバーを動かした状態で示す斜視図である。 図1の容器の回転カバーを斜め上から見た斜視図である。 図9の回転カバーを斜め下から見た斜視図である。 図9の回転カバーをほぼ真下から見た斜視図である。
図1から図11は、本発明の実施形態に係る振出し容器を示している。この振出し容器は、容器体2と、蓋部材10と、回転カバー40とで形成されている。これら各部材は、例えば合成樹脂で形成することができる。
容器体2は、胴部4から肩部6を介して口頸部8を起立している。
蓋部材10は、本実施形態において、キャップ体12と蓋体30とで形成されている。図示例では、これらキャップ体12及び蓋体30の各後部を、ヒンジ28を介して一体に形成しているが、この構造は適宜変更することができる。
なお、本明細書では、便宜的に、図1に示す振出し容器の構成においてヒンジ28の位置する側(図1の右側)を「後」と、ヒンジと反対側(同図左側)を「前」と、この前後方向に対して直交する向きを「左右」というものとする。
前記キャップ体12は、前記口頸部8の外面に嵌合させたキャップ周壁14を有し、このキャップ周壁14の上端に頂板16が張設されている。
図示例では、前記キャップ周壁14は、前記胴部4とほぼ同じ外径を有し、かつ内面に前記口頸部8に螺合させるためのネジ部15を有する。
また前記頂板16の周辺部からは上方から見て円形(図示例では欠円形)の短い枠部18が、また頂板16の中心部からは後述の回転カバー40の回転軸Aとなる軸棒22が同心状に起立されている。
図示例では、前記枠部18の周方向の一部(図示例では左右方向の一方側部)を切除するとともに、図4に示す如く、キャップ周壁14の対応する箇所に凹み14aを設けて、切欠き20を形成している。この切欠き20は、後述摘み部50を遊挿させるための凹部であり、切欠き20の周方向の両側には、図2及び図3に示す如く、摘み部50の可動範囲を規定する第1当接面20a及び第2当接面20bが形成されている。
前記枠部18と軸棒22との間では、容器体2の内部を後述の振出し孔44に連通するための連通孔24が前記頂板16に開口されている。連通孔24は、前記頂板16の半径方向の巾に比べて周方向の長さが大である長孔とすることが好適であり、図示例では、図2に示す如く、周方向に沿って延びる長円形状に形成されている。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記蓋体30は、図1に示す如く、前記キャップ周壁14の上端面に載置され、このキャップ周壁14の後部にヒンジ28を介して連結された蓋周壁32を有する。蓋周壁32の前部には、指掛け部33が付設されている。また蓋周壁32のうちで前記キャップ周壁14の凹み14aと対向する箇所を矩形に切り取って開口部38を形成している(図4参照)。
前記蓋周壁32の上面には、前記頂板16を覆う天板34が張設されている。この天板34からは、図1に示す如く複数の棒状の栓部36が下方へ突出されている。これらの栓部36は、前記連通孔24と向かい合う位置に形成されている。
回転カバー40は、前記キャップ体12と蓋体30との間に配置され、キャップ体12に対して正逆方向へ回転可能に取付けられている。本実施形態の回転カバー40は、前記頂板16の上に載置されたカバー板41の中央部に、頂板側から上方突出された回転軸Aと嵌め合わせる軸受部Rを形成している。もっともカバー板41に回転軸を、そして頂板16に軸受部をそれぞれ形成しても構わない。図示の軸受部Rは、カバー板41の下面から上方へ延びる軸穴42を穿設するとともに、軸穴42の上側のカバー板部分を上方への隆起部43に形成してなる。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
図示例では、前記カバー板41は円板形状であり、前記枠部18内に正逆方向への回転可能に嵌め込まれている。そして前記カバー板41の外周面上部からは鍔部48が突設され、前記枠部18の上部に当接している。
前記カバー板41には、前記連通孔24より小さく、連通孔24の一部と重なる振出し孔44を開口する。この振出し孔44内には、前述の栓部36が嵌合されている。図示例では、振出し孔44への栓部36の着脱を容易とするために、振出し孔44の断面形状を、図1に示す如く、上端大径のテーパ状としているが、その形状は適宜変更することができる。
また振出し孔44の近傍のカバー板部分からは破砕用突起46を垂下し、連通孔24の内部へ突入させている。破砕用突起46の形態は、図示例では図10に示す如くやや太いピン形状としているが、その形状は適宜変更することができ、例えば板状の突起であっても構わない。
本実施形態では、複数の振出し孔44及び破砕用突起46を、図10及び図11に示す如く、相互に混在させて前記カバー板41の一部に形成している。このカバー板41の一部は、図2に示すように、周方向に長い連通孔24の長手方向の一部と重なる部分であり、回転カバー40の回転操作により、当該カバー板の一部に配置された一群の振出し孔44及び破砕用突起46が図2に示す位置と図3に示す位置との間で連通孔24が延びる方向に移動するように形成している。
当該カバー板41の一部には、図5に示すように、前記複数の振出し孔44を散点状に配置し、これら振出し孔44の間に少なくとも一部の破砕用突起46が配置されるように設計することが好適である。
前記回転カバー40の外周部の一部(図示例では左右方向の側部)には、図7及び図8に示すように、摘み部50を付設している。図示例の摘み部50は、図2に示すように上方から見て円弧状の壁部であり、図9及び図10に示すように、カバー板41に対して上下方向に延びている。摘み部50の下半部は前記切欠き20内に、また摘み部50の上半部は開口部38内にそれぞれ配置されており、前記摘み部50の外面で形成する指当て面52を外部から指で操作できるようにしている。図示の指当て面52には、図9に示す如く、複数の滑り止め用の縦溝54が形成されている。
前記摘み部50は、蓋体30を開放した状態で、前記切欠き20内で周方向に動かすことができる。摘み部50の可動範囲は切欠き20の第1当接面20aと第2当接面20bとの間で規制されている(図2及び図3参照)。
なお、図示例では、前記摘み部50と切欠き20及び開口部38を、振出し容器の左右方向の片側にのみ設けているが、これらを左右方向の両側に設けると、右手利きの利用者及び左手機器の利用者のどちらにも使い勝手がよく、好適である。
前記摘み部50と切欠き20とは、回転カバー40の位置決め手段Iを構成する。すなわち、図2に示すように摘み部50が切欠き20の第1当接面20aに突き当たっている状態では、回転カバー40は、振出し孔44と蓋体30の栓部36とが嵌り合うことが可能な位置にある。従って図1の状態から蓋体30を開蓋し、摘み部50を切欠き20の第2当接面20b側へ移動させると、蓋体30を閉方向に回動させても栓部36と振出し孔44とは嵌合しない。再び摘み部50が第1当接面20aに接する位置に戻すと、再度蓋体30を閉蓋させたときに栓部36を振出し孔44に嵌合させることができる。
振出し孔44及び破砕用突起46に対する前記摘み部50の位置関係は、
(イ)図2に示すように摘み部50が切欠き20の第1当接面20aに突き当たっている状態では、前記一群の振出し孔44及び破砕用突起46が長円状の連通孔24の一端側に位置しており、
(ロ)摘み部50を操作して切欠き20の第2当接面20bに突き当たる状態に至ったときには、図3に示すように、それら振出し孔44及び破砕用突起46が長円状の連通孔24の他端側へ移動する、
ようになるように設定するとよい。
前記構成において、図1の状態から、前記蓋体30を、ヒンジ28を中心として回動させて開蓋し、次に摘み部50を操作して、切欠き20の第2当接面20bに当接するまで移動させ、次に再び第1当接面20aに接するまで動かすと、破砕用突起46が長円状の連通孔24の長手方向全体に亘って移動し、これにより連通孔24内に付着した内容物の固形物が破砕され、連通孔24から容器体2内へ脱落する。つぎに図6に示すように容器体2を傾け、連通孔24及び振出し孔44を経て外部へ振り出すと、容易に内容物を取り出すことができる。
摘み部50が切欠き20の第1当接面20aに接している状態に戻すことで、回転カバー40は、振出し孔44と栓部36が嵌り合うことが可能な位置に在るので、この状態で蓋体30を閉蓋すると、前記振出し孔44を栓部36で確実に閉塞できる。
前記栓部36が振出し孔44内に嵌合させることで、振出し孔44内に付着していた内容物が振出し孔44から下方へ押し出される。押し出された内容物は、容器体2内に落下するが、内容物が湿気を含んでいると、その一部が取り出し44の周囲のカバー板41下面に残って固化する可能性がある。こうした固化物は、前回の振出し操作の際に、前記摘み部50を操作することで、破砕用突起46により破砕され、容器体2内へ掻き落とされる。このように栓部36及び破砕用突起46の作用の組み合わせにより、振出し孔44から連通孔24に亘る全体で内容物の通路が確保され、好適な振出しが可能となる。
2…容器体 4…胴部 6…肩部 8…口頸部
10…蓋部材 12…キャップ体 14…キャップ周壁 14a…凹み
15…ネジ部 16…頂板
18…枠部 20…切欠き 20a…第1当接面 20b…第2当接面
22…軸棒 24…連通孔 28…ヒンジ
30…蓋体 32…蓋周壁 33…指掛け部 34…天板
36…栓部 38…開口部
40…回転カバー 41…カバー板 42…軸穴 43…隆起部 44…振出し孔
46…破砕用突起 48…鍔部 50…摘み部 52…指当て面 54…縦溝
A…回転軸 I…位置決め手段 R…軸受部

Claims (4)

  1. 口頸部(8)を起立する容器体(2)と、
    前記口頸部(8)の外周面に嵌合されたキャップ周壁(14)の上面に頂板(16)を張設し、この頂板(16)に連通孔(24)を開口したキャップ体(12)と、
    前記頂板(16)を覆うカバー板(41)を有し、キャップ体(12)に対して一定範囲で正逆両方向への回転可能に取り付けられた回転カバー(40)と、
    を具備し、
    前記カバー板(41)の中心部以外の箇所から前記連通孔(24)内へ、回転カバー(40)の回転により連通孔(24)内を遊動可能な破砕用突起(46)を突入させて、当該破砕用突起(46)により連通孔付近に固化した内容物を破砕することが可能に構成され、
    かつ前記回転カバー(40)の回転範囲内で前記連通孔(24)と連通する振出し孔(44)を前記カバー板(41)に開口したことを特徴とする、振出し容器。
  2. 前記カバー板(41)を頂板(16)に対して回転軸(A)の回りで回転可能とするとともに、この回転軸(A)に対して前記破砕用突起(46)より遠くに位置する回転操作用の摘み部(50)を、前記カバー板(41)の外周部に付設したことを特徴とする、請求項1に記載の振出し容器。
  3. 前記回転カバー(40)の上面を覆う天板(34)を有し、この天板(34)から前記振出し孔(44)を塞ぐ栓部(36)を下方突出するとともに、前記キャップ体(12)の一端にヒンジ(28)で連結された蓋体(30)を具備しており、
    前記回転カバー(40)の振出し孔(44)が蓋体(30)の栓部(36)と嵌り合うことが可能な位置に回転カバー(40)を位置決めする位置決め手段(I)を設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の振出し容器。
  4. 前記連通孔(24)と向かい合う頂板(16)の一部に複数の振出し孔(44)を散点状に配置するとともに、少なくともこれら振出し孔(44)の間に位置する複数の破砕用突起(46)を形成したことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の振出し容器。

JP2018035401A 2018-02-28 2018-02-28 振出し容器 Active JP6916128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018035401A JP6916128B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 振出し容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018035401A JP6916128B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 振出し容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019151335A JP2019151335A (ja) 2019-09-12
JP6916128B2 true JP6916128B2 (ja) 2021-08-11

Family

ID=67947980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018035401A Active JP6916128B2 (ja) 2018-02-28 2018-02-28 振出し容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6916128B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2921724A (en) * 1958-07-23 1960-01-19 Owens Illinois Glass Co Dispensing closures
JPS4317438Y1 (ja) * 1966-05-18 1968-07-19
JPS48763Y1 (ja) * 1969-03-05 1973-01-10
JPS5017727Y2 (ja) * 1972-06-22 1975-05-31
JPS596978U (ja) * 1982-07-05 1984-01-17 凸版印刷株式会社 振り出し容器
JPS623451U (ja) * 1985-06-22 1987-01-10
JPH0650361Y2 (ja) * 1986-04-30 1994-12-21 東京ライト工業株式会社 蓋つき振出容器口体
JPH01103552U (ja) * 1987-12-28 1989-07-13
JPH0369473U (ja) * 1989-02-13 1991-07-10
JP2008189375A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Nippon Television Network Corp 振り出し容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019151335A (ja) 2019-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6916128B2 (ja) 振出し容器
KR20050069117A (ko) 이종물질을 실시간 혼합시킬 수 있는 용기의 마개
JP5308992B2 (ja) 振り出しキャップ
WO2023226544A1 (zh) 密封盖组合及采用该盖组合的包装容器
JP5428371B2 (ja) ヒンジキャップ
JP2002193298A (ja) 振り出し容器のキャップ
JP3942019B2 (ja) 錠剤状固形物振出し容器
JP2011111227A (ja) 振り出し容器用キャップ
JP5501744B2 (ja) 振り出し容器用キャップ
JP2008094455A (ja) 複数の開口形態を選択できるキャップ
TWI441756B (zh) Automatic bottle cap device
JP7149727B2 (ja) 振り出しキャップ
CA3150695A1 (en) Herb grinder
JP3199684U (ja) 粉粒体振出容器
JP5605808B2 (ja) 振り出し容器
JP4975466B2 (ja) 振り出し容器用キャップ
TWI379051B (ja)
JP6683433B2 (ja) 吐出容器
JP2004073533A (ja) ミル付容器
JP2022101731A (ja) 振り出し容器
JP6956669B2 (ja) 注出キャップ
JP3143142U (ja) 携帯用容器。
JPS6328139Y2 (ja)
JPS638308Y2 (ja)
JP3270624B2 (ja) 振り出し容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6916128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150