JP6384832B2 - 振出し容器 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された振出し容器は、振出し大孔と複数の振出し小孔とが開口形成されたオーバーキャップと、振出し大孔及び複数の振出し小孔の部分領域に対応する大きさで形成された開口部とこの開口部を覆うヒンジ蓋とを備え、上蓋に対して回転可能に取り付けられたオーバーキャップとを有して構成されている。
また内容物を多量吐出する場合には、ヒンジ蓋を回動させて振出し小孔を露出させると共に、上蓋の開口部とオーバーキャップの振出し大孔とが完全に重なるように上蓋を回転させ、開口部を介して振出し大孔とを露出させる。そして、キャップ付き容器を持ち上げ、重なり合った開口部と振出し大孔を下面にして適当な角度に傾けて振ることにより、粒状の内容物が多量に吐出される。
このため、振出し大孔から内容物を計量スプーンに向けて吐出させることになるが、この場合には内容物が広範囲に亘って吐出されて予定量より多く出過ぎる虞があると共に、多く出過ぎた内容物を容器内に回収することが難しいという問題がある。
粉状又は粒状等の内容物を収納する有底筒状の容器本体と、この容器本体の口筒部に装着される外筒部とこの外筒部の内側に配設されるノズルとを備えたノズル本体と、複数の小孔が穿設されると共にノズルの先端に対向配置された頂壁及びこの頂壁を閉塞する蓋体を有してノズル本体の一部を被嵌するキャップ本体と、を備えた振出し容器であって、
ノズルを外筒部の内壁に傾斜状に配設した仕切り板に立設すると共に、ノズルの側面に先端から基部に亘る開放部を形成し、
複数の小孔を、キャップ本体の頂壁の、開放部と同じ側の領域に配設したことを特徴とする、と云うものである。
本発明では、少量吐出と多量吐出の2種類の機能を備える振出し容器を提供することができる。すなわち、蓋体を開いた後に開放部側を下に向けた状態で振ることにより、内容物を少量吐出することができ、またキャップ本体を取り外した後に開放部側を上に向けた状態で振出し容器を傾けることにより、内容物を多量吐出することができる。内容物をノズルを介して多量吐出することができるため、内容物が広範囲に亘って吐出されることがなくなり、例えばキャップ本体内に正確に吐出することができるようになる。
なお、以下の説明においては、後述するキャップ本体30に設けられたヒンジ34が位置する側をヒンジ側(図1中、容器軸Oから見て右側の領域)aと称し、その逆側を逆ヒンジ側(図1中の左側の領域)bと称して説明する。なお、後述するようにヒンジ側aは、ノズル20の側面23のうち開放部24が形成されていない側に相当し、逆ヒンジ側bは開放部24が形成されている側に相当する。
本発明の振出し容器は、粉状又は粒状からなる調味料などを収納し、少量吐出したり、多量吐出したりすることが可能な容器である。
図1乃至図5に示すように、第1の実施例に示す振出し容器は、容器本体1と、この容器本体1の口筒部2に装着されるノズル本体10と、このノズル本体10の上に取り付けられるキャップ本体30とを有して構成される。容器本体1は、上部側の肩部3の上に口筒部2が一体に立設された有底筒状の容器であり、肩部3の上に口筒部2との境目部分には段差部4が形成されている。なお、容器本体1は一般的には合成樹脂製であるが、その他紙製、ガラス製、陶器製、金属製などどのような材料から形成された容器であってもよい。
なお、小孔36は頂壁32の下面側の径寸法の方が上面側の径寸法よりも大きく形成されており、粉状又は粒状の内容物が吐出しやすくなっている。また蓋体33の内面上で且つ小孔36と対応する位置には、短円筒状に形成され且つ小孔36に嵌入して閉鎖可能な複数の栓体37が垂設されている。
内容物を少量吐出するには、蓋体33を開いて複数の小孔36を有する頂壁32を露出させる。そして、図3に示すように、開放部24及び頂壁32を下方に向けた状態にして振出し容器を持ち上げ、適当な角度に傾けて振ることにより、粉状又は粒状の内容物を容器本体1からノズル本体10側に移動させ、さらには小孔36から内容物を少量ずつ吐出させることができる。
この場合、第1吐出路16内の内容物は直接複数の小孔36から外部に吐出される。またノズル20内の内容物は、ノズル20の基端22側から第2吐出路25を通って先端21側に移動するが、その移動の途中で開放部24から第1吐出路16に至って小孔36から外部に吐出されることになる。
図6は、本発明の振出し容器の第2の実施例を示し、Aは振出し容器の平面図、Bは振出し容器の断面図である。
第2実施例に示す振出し容器が、上記第1実施例と異なる点は、ノズル20の先端21と頂壁32に形成した小孔36の構成にあり、その他の構成及び効果は上記第1実施例と同様である。そこで、以下においては主として第1実施例と異なる点について説明する。
そこで、第2実施例ではノズル20の先端21を頂壁32の下面から下方に離し、これらの間にスペースSを形成している。これにより、振出し容器を振って少量吐出した場合に、ノズル20の先端21から吐出した内容物はスペースSで広がり、全ての小孔36にほぼ平等に行き渡るようになる。その結果、第2実施例においても、内容物Pを複数の小孔36から広範囲に吐出することができる。
2 : 口筒部
3 : 肩部
4 : 段差部
10 : ノズル本体
11 : 外筒部
12 : 内シール部
13 : 係止片
14 : 雄ねじ
15 : 仕切り板
16 : 第1吐出路
17 : 段差
20 : ノズル
21 : ノズルの先端
22 : ノズルの基端
23 : ノズルの側面
24 : 開放部
25 : 第2吐出路
30 : キャップ本体
31 : 側壁
31A: 外側壁
31B: 内側壁
32 : 頂壁
33 : 蓋体
34 : ヒンジ
35 : 雌ねじ
36 : 小孔
37 : 栓体
H : 水平面
O : 容器軸
P : 内容物
S : スペース
θ : 仕切り板の傾斜角度
Claims (5)
- 粉状又は粒状の内容物(P)を収納する有底筒状の容器本体(1)と、該容器本体(1)の口筒部(2)に装着される外筒部(11)と該外筒部(11)の内側に配設されるノズル(20)とを備えたノズル本体(10)と、複数の小孔(36)が穿設されると共に前記ノズル(20)の先端(21)に対向配置された頂壁(32)及び該頂壁(32)を閉塞する蓋体(33)を有して前記ノズル本体(10)の一部を被嵌するキャップ本体(30)と、を備えた振出し容器であって、
前記ノズル(20)を前記外筒部(11)の内壁に傾斜状に配設した仕切り板(15)に立設すると共に、前記ノズル(20)の側面(23)に先端(21)から基部に亘る開放部(24)を形成し、
前記複数の小孔(36)を、キャップ本体(30)の頂壁(32)の、前記開放部(24)と同じ側の領域に配設したことを特徴とする振出し容器。 - ノズル(20)を複数の小孔(36)から離れる方向で且つ容器軸(O)に対して偏心する位置に設けた請求項1記載の振出し容器。
- 仕切り板(15)を、開放部(24)とは逆側となるノズル(20)の側面(23)の上部から前記開放部(24)の下端(22)に向かう下り傾斜状とした請求項1又は2記載の振出し容器。
- 仕切り板(15)の水平面(H)に対する傾斜角度(θ)を30度以上とした請求項1乃至3のいずれか一項に記載の振出し容器。
- キャップ本体(30)の外周面に雄ねじ(35)を刻設し、ノズル本体(10)の先端側の内周面に雌ねじ(14)を刻設して互いを螺合可能とした請求項1乃至4のいずれか一項に記載の振出し容器。
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JP2014222434A JP6384832B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 振出し容器 |
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- 2014-10-31 JP JP2014222434A patent/JP6384832B2/ja active Active
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