JP2016088459A - 車体側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ルーフサイドレールの剛性及び強度をさらに向上させた車体側部構造を提供することを課題とする。【解決手段】ルーフサイドレール2には、サイドレールインナ20と、前側レールインナ21及び後側レールインナ22の一方の車内側側面に接合されたセンタピラーインナ51と、が設けられている。サイドレールインナ20は、前側レールインナ21と、後側レールインナ22と、前側レールインナ21と後側レールインナ22とが接合される第1接合部31と、を有する。前側レールインナ21及び後側レールインナ22の他方には、センタピラーインナ51とオーバラップする位置まで前後方向に延出する延出部22bが設けられている。延出部22bは、延出部22bと、前側レールインナ21及び後側レールインナ22の一方と、センタピラーインナ51と、が接合された第2接合部32を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の車体側部構造に関する。
一般に、自動車の車体側部の上方には、ルーフパネルの下面に車幅方向に延設されてそのルーフパネルを保持する複数のルーフアーチ部材(ルーフレール)と、ルーフアーチ部材の両端部が結合されて車体前後方向(以下「前後方向」という)に延設されたルーフサイドレールと、上端部がルーフサイドレールに接合されて下方に延びるピラーと、が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
その特許文献1に記載された車体上部構造おいて、ルーフアーチ部材の両端部から前後方向に延設されたルーフサイドレールには、サイドレールアウタと、サイドレールインナとが、車幅方向に縦断面視して閉断面を形成するように管状に接合されている。そのルーフサイドレールとピラーとが接合される部位のサイドレールアウタの車室内側(以下「車内側」という)には、サイドレールインナと、センタピラーインナと、ガセットと、がサイドインナ部材として設けられている。サイドレールインナは、前後方向に延設された1つの部材から成る。センタピラーインナは、サイドレールアウタの車内側に設けられたピラーインナ本体と、ピラーアッパとに分割されている。
ガセットは、ピラーアッパの上端部とルーフアーチ部材の端部とを連結している。
ルーフサイドレールとピラーとの接合部位において、ピラーアッパは、センタピラーとの交差部からドア開口部の上部中央寄りの位置まで前後方向に延設されて、前後方向に長い矩形の均一な板厚の圧延鋼板から成る。ピラーアッパは、ピラーインナ本体の上端部及びサイドレールインナに重ねるように設置されて、センタピラーとの交差部よりも前後方向側の位置にある前端部及び後端部を、前後方向に延設されたサイドレールインナの車内側に接合されている。
特開2009−298335号公報
しかし、特許文献1に記載された車体側部構造では、ピラーアッパの前端部及び後端部がセンタピラーとの交差部よりも前後方向側の位置まで延設されて、サイドレールインナに接合されているので、衝突時に、ピラーアッパとサイドレールインナとの接合部(分割部)に衝突荷重が集中し易い構造になっていた。
このため、特許文献1の車体側部構造は、衝突時に、ルーフサイドレールの長手方向途中で、衝突荷重を分散させ難い構造になっているので、荷重伝達効率が悪く、車体の剛性及び強度が低下する虞があった。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく発明されたものであり、ルーフサイドレールの剛性及び強度をさらに向上させた車体側部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る車体側部構造は、車体側部の上方に設けられたルーフサイドレールを有する車体側部構造であって、前記ルーフサイドレールには、前後方向に延びる前側レールインナと、該前側レールインナの後端に接合されて後方側に延びる後側レールインナと、前記前側レールインナと前記後側レールインナとが接合される第1接合部と、を有するサイドレールインナと、前記第1接合部に対して前後方向にオフセットした位置で前記前側レールインナ及び前記後側レールインナの一方の車内側側面に接合されて、下方に延びるセンタピラーインナと、が設けられ、前記前側レールインナ及び前記後側レールインナの他方には、前記センタピラーインナと車幅方向にオーバラップする位置まで前後方向に延出する延出部が設けられ、前記延出部は、該延出部と、前記前側レールインナ及び前記後側レールインナの一方と、前記センタピラーインナと、が接合された第2接合部を有していることを特徴とする。
かかる構成によれば、車体側部構造において、ルーフサイドレールのサイドレールインナは、前側レールインナと後側レールインナとに前後方向に分割された部材の第1接合部を接合して形成されている。このため、サイドレールインナは、前側レールインナと後側レールインナとに分割する分割線を有するので、それぞれの板厚や、材質を適宜変更することが可能である。その結果、サイドレールインナは、例えば、前面衝突(以下「前突」という)時の対策として、前側レールインナを厚板で形成して高強度及び高剛性化させることができる。また、サイドレールインナは、軽量化のために後側レールインナを薄板で形成するなどして、適材適所に設定することが可能となる。
また、センタピラーインナは、第1接合部に対して前後方向にオフセットした位置で前側レールインナ及び後側レールインナの一方の車内側側面に接合されている。このため、例えば、センタピラーインナに別の車体部品(ルーフアーチ部材、ガセット等)を接合する場合には、前側レールインナと、後側レールインナと、センタピラーインナと、別の車体部品とが、四枚重ねで接合されることを解消して、接合部材を三枚重ねの状態で溶接することができる。その結果、センタピラーインナの接合強度の安定化と、強度の向上を図ることができる。
また、前側レールインナ及び後側レールインナの他方は、センタピラーインナと車幅方向とがオーバラップする位置まで前後方向に延出された延出部を有している。その延出部は、延出部と、前側レールインナ及び後側レールインナの一方と、センタピラーインナと、が接合された三枚重ねの第2接合部を有している。第2接合部は、三枚重ねに接合されて、さらに、別の車体部品が車幅方向にオーバラップした四枚重ねに接合されるのを回避して、前側レールインナと後側レールインナのいずれかをセンタピラーインナに対して接合することができる。このため、ルーフサイドレールとセンタピラーと交差部位の剛性及び強度を向上させることができる。
また、前記前側レールインナは、前記後側レールインナに対して、板厚、もしくは、強度の少なくとも一方が高い材料で形成され、前記センタピラーインナは、前記前側レールインナに接合されると共に、前記第1接合部は、前記センタピラーインナに対して後方にオフセットした位置に設けられ、前記後側レールインナは、前記センタピラーインナと車幅方向にオーバラップする位置まで前方に延出する前記延出部を備え、前記第2接合部には、前記後側レールインナの前記延出部と、前記前側レールインナと、前記センタピラーインナと、が接合されていることが好ましい。
かかる構成によれば、前側レールインナは、後側レールインナに対して、板厚、もしくは、強度の少なくとも一方が高い材料で形成されていることによって、前側レールインナを衝突対策のために高強度化することができると共に、後側レールインナを薄くして軽量化を図ることができる。
また、その板厚、もしくは、強度の高い材料で形成された前側レールインナは、センタピラーインナが接合されることによって、センタピラーと前側レールインナとの間で荷重を伝達することができるため、車体の剛性及び強度を向上させることができる。
また、第1接合部は、センタピラーインナとの交差部位よりも後方にオフセットした位置に設けたことによってセンタピラーインナがルーフサイドレールに重ならない位置で、前側レールインナと後側レールインナとを二枚重ねにして接合することができる。
また、後側レールインナの延出部を、センタピラーインナと車幅方向にオーバラップする位置まで前方に延出させた第2接合部は、後側レールインナの延出部と、前側レールインナと、センタピラーインナとを三枚重ねの状態でスポット溶接することが可能となる。これにより、ルーフサイドレールは、前側レールインナと、後側レールインナと、センタピラーインナと、ルーフアーチ部材とが四枚重ねで結合されるのを回避させて、車体の剛性及び強度を確保することができる。その結果、ルーフサイドレールは、センタピラーとの交差部の剛性及び強度の低下を抑制して、側面衝突(以下、「側突」という)性能、及びロールオーバー性能を向上させることができる。
また、前記センタピラーインナの車幅方向の内側に接合される車体部品と、前記前側レールインナと前記センタピラーインナと前記車体部品とが接合される第3接合部と、を備え、前記延出部は、前記第3接合部に対して上下方向、もしくは、前後方向にオフセットした位置に延出していることが好ましい。
かかる構成によれば、センタピラーインナに車体部品(例えば、ルーフアーチ部材、ガセット等)が接合される場合には、車体部品と前側レールインナとセンタピラーインナとが接合される第3接合部とオフセットする位置に、後側レールインナから延出した延出部と前側レールインナとセンタピラーインナとを接合した第2接合部を設けことができる。よって、ルーフサイドレールは、接合部材が四枚重ねの状態で接合されるのを回避して、前側レールインナと後側レールインナのいずれかをセンタピラーインナに接合させて、車体側部の上方の剛性及び強度を向上させることができる。
また、前記車体部品は、車幅方向両側に設けられた前記センタピラーインナの間で車幅方向に延びるセンタルーフレールであり、前記第3接合部には、前記前側レールインナと、前記センタピラーインナと、前記センタルーフレールと、が接合されていることが好ましい。
かかる構成によれば、第3接合部は、センタルーフレールと前側レールインナとセンタピラーインナとが接合されていることによって、前突した際に、前側レールインナと、センタピラーインナと、センタルーフレールとの間で前後左右上下方向に効率的に衝突荷重を分散させて伝達することができる。このため、車体側部の上方の剛性及び強度をさらに向上させることができる。
また、前記サイドレールインナ及び前記センタピラーインナの車幅外側面に接合されるアウタパネルと、前記第2接合部の下方において、前記後側レールインナと前記センタピラーインナと前記アウタパネルとが接合される第4接合部と、を備え、前記前側レールインナの後端部には、下方側に向かうに連れて前方側に傾斜することで形成される切欠部が形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、ルーフサイドレールは、前側レールインナの後端部に形成した切欠部を有していることによって、前側レールインナが第4接合部を回避して接合されるため、接合部材が四枚重ねの状態で溶接されるのを回避させて、溶接強度の安定化を図ることができる。
本発明に係る車体側部構造は、ルーフサイドレールの剛性及び強度をさらに向上させることができる。
本発明の実施形態に係る車体側部構造の一例を示す車体の要部概略斜視図である。 図1のII部を車内側から見たサイドレールインナの要部拡大斜視図である。 図2のI−I断面図である。 車内側から見たサイドレールインナの接合部位を示す要部拡大斜視図である。 サイドレールインナに接合したセンタピラーインナの上部を示す要部拡大斜視図である。 車外側から見たサイドレールインナの接合部位を示す要部拡大斜視図である。 車外側から見たサイドレールインナの接合部位にセンタピラースティフナを設置したときの状態を示す要部拡大斜視図である。
図1〜図7を参照して、本発明の実施形態に係る車体側部構造の一例を説明する。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両Cの前進側、「後」は車両Cの後退側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側とする。
≪車両≫
まず、本発明の実施形態に係る車体側部構造を説明する前に、本発明に係る車体側部構造が採用される車両Cについて説明する。
図1に示すように、車両Cは、例えば、車幅方向に向けて延設されたルーフアーチ部材4の左右の端部に設置されたルーフサイドレール2と、ルーフサイドレール2から下方に向けて延設されたピラー5と、を有する自動車である。車両Cの種類や形状等は特に限定されない。車両Cは、車体1にルーフサイドレール2とピラー5とを備えたものであれば、乗用車やバスやトラックや作業車等であってもよい。以下、4ドアの乗用車を例に挙げて説明する。
≪車体≫
車体1は、車両Cの全体を形成するための骨格部材であり、例えば、後記するルーフサイドレール2等の種々の金属製車体フレームと、ルーフパネル11(図2参照)等の金属製車体パネルと、を備えて構成されている。車体1の両側の車体側部1aには、前席のドア開口部1bと、後席のドア開口部1cと、が形成されて、ドア開口部1b,1cの上方にルーフサイドレール2が設けられている。
なお、車体1は、車体側部1aが略左右対称に形成されているので、助手席側(左側)を主に説明して、運転席側(右側)については説明を省略する。
車体上部1dは、車体1の上部部位であって、屋根の板部位を構成するルーフパネル11(図2参照)と、ルーフパネル11の下方に設置されて屋根部位の骨格を構成するルーフアーチ部材4と、ルーフアーチ部材4から下方に延びるピラー5と、が設けられている。
≪ルーフパネル≫
図2に示すルーフパネル11は、車体1の屋根を形成する板部材であり、平面視して略矩形に形成された圧延鋼板等の金属板から成る。ルーフパネル11の左右両端部は、正面視して凹溝状に折曲形成された溝部1e(図3参照)の半体を形成している。ルーフパネル11は、溝部1eの底面部位において、ルーフサイドレール2のレールアウタ23と、ルーフアーチ部材4と、ルーフサイドレール2のサイドレールインナ20とを重ねてスポット溶接で連結固定されている。
<ルーフアーチ部材>
図1に示すように、ルーフアーチ部材4は、ルーフパネル11(図2参照)を下側から支持する部材であり、左右のルーフサイドレール2間に架設されている。ルーフアーチ部材4は、車体上部1dの前端から後端に亘って適宜な間隔を介して、フロントガラスレール46を有するフロントルーフレール42、前側ルーフアーチ44、センタルーフレール41、後側ルーフアーチ45、リヤルーフレール43の順で配置されている。ルーフアーチ部材4の左右端部は、ルーフサイドレール2に架設されている。
センタルーフレール41は、左右のセンタピラー5B間に設置されるルーフレールであり、ルーフレール部41Aと、ピラーアッパエクステンション部41Bと、を備えて構成されている。ルーフレール部41Aは、車体上部1dの中央部に車幅方向に向けて配置されている。ピラーアッパエクステンション部41Bは、一端側がルーフレール部41Aの両端部にそれぞれ接合され、他端側が後記する前側レールインナ21とセンタピラーインナ51との内側に配置されて接合されている(図3参照)。
なお、センタルーフレール41は、ルーフレール部41Aと、ピラーアッパエクステンション部41Bとを一体成形したものであってもよい。
≪ルーフサイドレール≫
図1に示すように、ルーフサイドレール2は、車体側部1aの上方で前後方向に延びて配置された左右一対の筒状のフレーム部材である。このルーフサイドレール2の前端、中央部及び後端には、上端部位が接合されて下方に垂下するピラー5がそれぞれ設けられている。ルーフサイドレール2は、車体上部1dの左右の前端から後端に亘って設置されて、ドア開口部1b,1cの上縁を形成している。
以下、本発明の一例として、車両Cの左側の中央部後方寄りの上方の車体側部1aに配置されるセンタピラー5B(「Bピラー」ともいう)が設置される部位におけるルーフサイドレール2を例に挙げて説明する。
図3に示すように、ルーフサイドレール2は、車内側に配置されたサイドレールインナ20と、サイドレールインナ20の車外側に配置されたレールアウタ23(アウタパネル)と、が接合されて、縦断面視して閉断面2aを形成している。
図2及び図3に示すように、ルーフサイドレール2には、前後方向の中央部において、車内側上部にピラーアッパエクステンション部41Bと、ルーフパネル11と、が設けられている。ルーフサイドレール2の前後方向の中央部の車内側下部には、センタピラーインナ51と、センタピラーインナ51の外側に配置されたセンタピラースティフナ52と、センタピラースティフナ52の車外側に配置されたセンタピラーアウタ53と、が設けられている。
<サイドレールインナ>
サイドレールインナ20は、センタピラーインナ51の上端部51aに直交して設けられ、ルーフパネル11及びルーフアーチ部材4(車体部品)を保持する部材である。サイドレールインナ20は、レールアウタ23とで筒状に形成されたルーフサイドレール2の車内側部位を形成する半体である。図6に示すように、サイドレールインナ20は、センタピラー5Bの上端後部から前側に向けて配置された前側レールインナ21と、センタピラー5Bの上端後部から後側に向けて配置された後側レールインナ22と、を前後方向に真っ直ぐに連設して成る。
図2及び図3に示すように、サイドレールインナ20は、上縁部を車体内側に向けて略水平に折り曲げられたインナ上フラップ部21c,22cと、下端部を車体内側の斜め下方に向けて折り曲げられたインナ下フラップ部21d,22dと、を有している。
<前側レールインナ>
図2に示すように、前側レールインナ21は、フロントピラー5A(図1参照)の上端後部からセンタピラー5Bの上部後端部まで前後方向に延びるようにして架設されている。前側レールインナ21の後端部21aの上半部分は、センタピラーインナ51及びピラーアッパエクステンション部41Bよりも後側まで延びている。
前側レールインナ21は、後端部21aの下方側に形成された切欠部21bと、上縁部に前後方向に延設されたインナ上フラップ部21cと、下縁部に前後方向に延設されたインナ下フラップ部21dと、後端縁に形成されたオーバラップ部21eと、を有している。
図3に示すように、前側レールインナ21は、後側レールインナ22に対して、板厚の厚い材料(例えば、圧延鋼板等)で形成されている。
なお、前側レールインナ21は、後側レールインナ22に対して、板厚の厚い材料、もしくは、強度が高い材料(例えば、高張力鋼板(ハイテン材)等)で形成されていればよい。
切欠部21bは、前側レールインナ21の後端部21aの中央部から下方側に向かうに連れて前方側に傾斜するようにして形成されている。
インナ上フラップ部21c及びインナ下フラップ部21dは、前側レールインナ21の上下縁部を折り曲げて形成されている。
オーバラップ部21eは、前側レールインナ21の後端部21aが後側レールインナ22の前端部22aに重なる部位である。
<後側レールインナ>
図1に示すように、後側レールインナ22は、センタピラー5Bの上部後端部からリヤピラー5Cの上部前端部まで前後方向に延びるように架設されている。図2に示すように、後側レールインナ22は、前端部22aの下方側に形成された延出部22bと、上縁部に前後方向に延設されたインナ上フラップ部22cと、下縁部に前後方向に延設されたインナ下フラップ部22dと、後端縁に形成されたオーバラップ部22eと、を有している。
<延出部>
延出部22bは、後側レールインナ22の前端部下側の位置に設けられて、センタピラーインナ51と車幅方向にオーバラップする位置まで前方向(前後方向)に延出されている。延出部22bには、後記する第2接合部32が設けられている。延出部22bは、第3接合部33に対して下方向にオフセットした位置に延出している。
なお、延出部22bは、第3接合部33に対して前後方向にオフセットした位置に延出させた状態に設けてもよい。
インナ上フラップ部22c及びインナ下フラップ部22dは、後側レールインナ22の上下縁部を折り曲げて形成されている。
オーバラップ部22eは、後側レールインナ22の前端部22aに、前側レールインナ21の後端部21aが重ねて配置される部位である。
<接合部>
図2に示すように、接合部3は、ルーフサイドレール2とセンタピラー5Bとが連結されるセンタピラー連結部2bの付近において、スポット溶接等によって被接合部材が接合される部位である。接合部3は、第1接合部31〜第8接合部38を主に備えて成る。
なお、図2、図4及び図5のX印は、二枚重ねで溶接して連結される接合部3の溶接箇所を示し、丸X印は、三枚重ねで溶接して連結される接合部3の溶接箇所を示す。
図2及び図4に示すように、第1接合部31は、前側レールインナ21の後端部21aの上側半分と、後側レールインナ22の前端部22aの上側半分と、が接合される部位である。第1接合部31は、前側レールインナ21と、後側レールインナ22とが二枚重ねされるオーバラップ部21e,22eの中央部からインナ上フラップ部21c,22cに亘って四カ所をスポット溶接されている。第1接合部31は、センタピラーインナ51に対して、後方にオフセットした位置に設けられて、センタピラー5Bよりも後側に出っ張った部位にある。
図2及び図5に示すように、第2接合部32は、前側レールインナ21の後端部21aの下側半分と、後側レールインナ22の前端部22aと、センタピラーインナ51の上端部51aと、が接合され部位である。第2接合部32は、前側レールインナ21のオーバラップ部21eと、後側レールインナ22のオーバラップ部22eと、センタピラーインナ51の上端部51aの後側と、が三枚重ねで配置された部位の二個所をスポット溶接で接合されている。
なお、第2接合部32は、延出部22bと、前側レールインナ21及び後側レールインナ22の一方と、センタピラーインナ51と、が接合されていればよく、前側レールインナ21と後側レールインナ22とのどちらが接合されていても構わない。
図2に示すように、第3接合部33は、前側レールインナ21の後端部21aと、センタピラーインナ51の上端部51aと、ルーフアーチ部材4(車体部品)のピラーアッパエクステンション部41Bの左端部41Baと、が接合される部位である。第3接合部33は、前側レールインナ21の後端部21a寄りの上下方向の中央部と、センタピラーインナ51の上端部51aと、ピラーアッパエクステンション部41B(車体部品)の左端部41Baと、が三枚重ねで配置された部位の前後方向の三カ所をスポット溶接で接合されている。
第4接合部34は、第2接合部32の下方において、後側レールインナ22の前端部22aと、センタピラーインナ51の上端部51aと、レールアウタ23(アウタパネル)と、が接合される部位である。第4接合部34は、後側レールインナ22の前端部22aの下端と、センタピラーインナ51の上端部51aの後端部と、レールアウタ23(アウタパネル)の下端部と、が三枚重ねで配置された部位の一カ所をスポット溶接で接合されている。前側レールインナ21は、第4接合部34が配置される付近に切欠部21bが形成されて、第4接合部34に重ならないように避けて形成されている。
図2に示すように、第5接合部35は、前側レールインナ21のインナ下フラップ部21dと、センタピラーインナ51の突出部51cと、レールアウタ23(図3参照)とが三枚重ねで接合される部位である。
第6接合部36は、前側レールインナ21と、センタピラーインナ51の上端部51aの前側と、が二枚重ねで接合される部位である。
第7接合部37は、前側レールインナ21のインナ上フラップ部21cと、ピラーアッパエクステンション部41Bと、が二枚重ねで接合される部位である。
第8接合部38は、センタピラーインナ51の前後縁部と、補強用のピラースティフナ(図示省略)と、レールアウタ23(図3参照)とが三枚重ねで接合される部位である。
<レールアウタ>
図3に示すように、レールアウタ23は、ルーフサイドレール2の車外側部位を形成する半体である。レールアウタ23は、サイドレールインナ20に閉断面2aを介して対向配置されて、前後方向に延設されている。レールアウタ23は、上端に形成されたアウタ上フラップ部23aが溝部1eに配置されて、ルーフパネル11と、サイドレールインナ20のインナ上フラップ部21c,22cに接合さている。また、レールアウタ23は、下端に形成されたアウタ下フラップ部23bが、サイドレールインナ20のインナ下フラップ部21d,22d(図2参照)に接続さている。
アウタ上フラップ部23aは、溝部1eにおいて、ルーフパネル11及びインナ上フラップ部21cを重ねた状態でスポット溶接されている。また、アウタ下フラップ部(図示省略)は、インナ下フラップ部21dと、センタピラーインナ51の上端部51aにスポット溶接されている。
<車体部品>
特許請求の範囲に記載されている車体部品は、図1に示すセンタピラーインナ51の車幅方向の内側に接合される部品であり、例えば、ピラーアッパエクステンション部41Bである。ピラーアッパエクステンション部41Bの下端部(車幅方向の端部)の車外側には、センタピラーインナ51(図3参照)の上端部51aが接合されている。
なお、車体部品は、ルーフレール部41Aとピラーアッパエクステンション部41Bとが一体のセンタルーフレール41であっても構わない。換言すると、車体部品は、車幅方向両側に設けられたセンタピラーインナ51の間で車幅方向に延びるルーフアーチ部材4であっても構わない。以下、センタルーフレール41をルーフレール部41Aとピラーアッパエクステンション部41Bを接合して連結した場合を例に挙げて説明する。
≪ピラー≫
図1に示すように、前記ピラー5は、例えば、フロントピラー5Aとセンタピラー5Bとリヤピラー5Cとを備えて構成されている。
フロントピラー5Aは、フロントガラス(図示省略)の左右に設けられた柱であり、連結されたルーフサイドレール2の前端から前側下方に向けて斜めに配置されている。
センタピラー5Bは、ドア開口部1bとドア開口部1cとの間のセンタピラー連結部2bから下方に向けて延設された柱(中間ピラー)である。図3に示すセンタピラー5Bは、センタピラーインナ51と、センタピラーインナ51(図3では図示省略)の外側に配置されたセンタピラースティフナ52と、センタピラースティフナ52の車外側に設けられたセンタピラーアウタ53と、を備えている。
図2に示すように、センタピラーインナ51は、第2接合部32、第3接合部33、第5接合部35、及び第6接合部36を前側レールインナ21に接合して、前側レールインナ21の後端部21aに固定されている。また、センタピラーインナ51は、第2接合部32、及び第4接合部34を後側レールインナ22に接合して、後側レールインナ22の前端部22aに固定されている。センタピラーインナ51は、第1接合部31に対して前方にオフセットした位置で前側レールインナ21及び後側レールインナ22の車内側側面に接合されて、下方に向けて延設されている。
図7に示すように、前記センタピラースティフナ52の上端部位は、ルーフサイドレール2のセンタピラー連結部2bに重なるように配置されて接合されると共に、インナ上フラップ部21c及びピラーアッパエクステンション部41Bまで延設されて接合されるフラップ部52aを有している。
図3に示すように、センタピラーアウタ53は、車体側部1aの一部である管状のセンタピラー5Bの外側を形成する部材であり、例えば、圧延鋼板等をプレス加工して形成されている。センタピラーアウタ53とレールアウタ23とは、一体形成されたアウタパネルを形成している。センタピラーアウタ53は、ルーフサイドレール2のセンタピラー連結部2bから下方向に向けて延設されて、センタピラーインナ51に対向配置されて互いにスポット溶接(第8接合部38)で接合して一体化されている。
図1に示すように、リヤピラー5Cは、ドア開口部1cの後側に設けられた柱である。リヤピラー5Cは、ルーフサイドレール2の後端に接合されて、ルーフサイドレール2の後端部位から下方に向けて延設されている。
≪車体側部構造の作用≫
次に、各図を参照しながら本発明の実施形態に係る車体側部構造の作用を組付手順に沿って説明する。
まず、図4に示すように、前側レールインナ21の後端部21aを後側レールインナ22の前端部22aのオーバラップ部21e,22eに重ねて、第1接合部31をスポット溶接で接合してサイドレールインナ20を形成する。
このようにサイドレールインナ20は、前側レールインナ21と後側レールインナ22とに分割されているものと接合して1つの部材にしているので、それぞれの板厚や、材質を適宜変更することが可能である。
次に、図5に示すように、サイドレールインナ20のセンタピラー連結部2bにセンタピラーインナ51を重ねて、第2接合部32、及び第6接合部36をスポット溶接で接合して、サイドレールインナ20にセンタピラーインナ51を取り付ける。
この場合、センタピラーインナ51は、オーバラップ部21e,22eの第1接合部51に対して前方向にオフセットした位置で前側レールインナ21及び後側レールインナ22に接合される。第2接合部32は、前側レールインナ21の切欠部21bと後側レールインナ22の延出部22bがあることによって、前側レールインナ21と、後側レールインナ22と、センタピラーインナ51と、が三枚重ねで接合されるので、四枚重ねに接合した場合と比較して、センタピラーインナ51の接合強度を向上させることができる。
また、第6接合部36は、前側レールインナ21と、センタピラーインナ51と、が二枚重ねで接合されるので、同様に、接合強度が強く、しっかりと接合させることができる。
次に、図2に示すように、サイドレールインナ20のセンタピラー連結部2bに、ルーフレール部41Aが接合されたピラーアッパエクステンション部41Bの左端部41Baを重ねて、第3接合部33及び第7接合部37をスポット溶接で接合する。これにより、センタルーフレール41は、図6に示す状態にサイドレールインナ20に取り付けられる。
この場合、第3接合部33は、図2に示すように、前側レールインナ21と、センタピラーインナ51の上端部51aと、ピラーアッパエクステンション部41B(ルーフアーチ部材4)の左端部41Baと、が三枚重ねで接合されるので、四枚重ねに接合した場合と比較して、接合強度を向上させることができる。また、第7接合部37は、前側レールインナ21のインナ上フラップ部21cと、ピラーアッパエクステンション部41Bと、が二枚重ねで接合されるので、同様に、接合強度が強く、しっかりと接合させることができる。
図6に示すように、サイドレールインナ20は、前側レールインナ21と、センタピラー5Bと、ピラーアッパエクステンション部41Bとが接合されるセンタピラー連結部2bの後側のオーバラップ部21e,22eで、前側レールインナ21と後側レールインナ22とを連結している。このため、車両Cが前突して前側レールインナ21に衝突荷重が負荷された際に、衝突荷重がセンタピラー連結部2bで、センタピラーインナ51とセンタルーフレール41と、後側レールインナ22とに分散される。
よって、センタピラー連結部2bの後方に配置された後側レールインナ22にかかる衝突荷重を軽減させることができる。
その結果、後側レールインナ22は、図3に示すように、前側レールインナ21よりも、板厚が薄い部材や、強度の弱い部材で形成しても、対応可能である。このため、サイドレールインナ20は、後側レールインナ22を前側レールインナ21よりも板厚の薄い部材によって形成することができるので、板厚を薄くした分だけ、軽量化とコストダウンを図ることができる。
また、サイドレールインナ20は、前側レールインナ21を高張力鋼板(ハイテン材)で形成して、後側レールインナ22を高張力鋼板よりも強度が弱い圧延鋼板等で形成することができる。このため、後側レールインナ22を圧延鋼板で形成した分だけ、材料費のコストダウンを図ることができる。
次に、図7に示すように、サイドレールインナ20のセンタピラー連結部2bに、センタピラースティフナ52、及びレールアウタ23(センタピラーアウタ53)を重ねると共に、フラップ部52aをインナ上フラップ部21c及びピラーアッパエクステンション部41B上に重ねて、図2に示す第4接合部34、第5接合部35、及び第8接合部38をスポット溶接で接合する。
この場合、第4接合部34は、図2に示すように、前側レールインナ21の後端部に切欠部21bが形成されていることによって、前側レールインナ21を避けて後側レールインナ22と、センタピラーインナ51と、レールアウタ23(図3参照)とが三枚重ねで接合されるので、四枚重ねに接合した場合と比較して、接合強度を向上させることができる。
また、第5接合部35は、前側レールインナ21と、センタピラーインナ51と、レールアウタ23(図3参照)とが三枚重ねで接合されるので、同様に、互いにしっかりと接合させることができる。また、第8接合部38は、センタピラーインナ51と、補強用のピラースティフナ(図示省略)と、レールアウタ23(図3参照)とが三枚重ねで接合されるので、同様に、互いにしっかりと接合させることができる。
サイドレールインナ20は、図2に示すように、その他のインナ上フラップ部21c,22c、インナ下フラップ部21d,22d等の接合箇所も、被接合部材を三枚重ね、あるいは、二枚重ねで配置されてスポット溶接されるので、四枚重ねで接合されることが無い。このため、サイドレールインナ20は、全ての接合部箇所がしっかりと強固に接合されて、図1及び図3に示すセンタピラー5B及びセンタルーフレール41に連結されているので、接合部位の剛性及び強度をさらに高めることができる。
このようにして形成されたルーフサイドレール2は、図3に示すように、サイドレールインナ20とレールアウタ23とで閉断面2aを形成していることによって、衝突荷重が負荷されても、変形するのを抑制して、剛性及び強度を向上させることができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
前記実施形態では、センタピラーインナ51の車幅方向の内側に接合される車体部品として、ピラーアッパエクステンション部41B(センタルーフレール41)を例に挙げて説明したが、センタルーフレール41とセンタピラーインナ51とに亘って設けた補強用のガセットや、ルーフアーチであっても構わない。
ガセットの場合、センタルーフレール41は、ガセットと一体化した一つの車体部品であっても、別体にしたものであってもよい。また、センタルーフレール41は、センタルーフレール41の左右の端部にガセットを介在してセンタピラー5Bに連結したものであってもよい。
また、後側レールインナ22の前端部22aに設けた延出部22bは、第1接合部31をセンタピラー5Bの前側の配置した場合、前側レールインナ21の後端部21aに設けてもよい。この場合、前側レールインナ21及び後側レールインナ22は、センタピラーインナ51と車幅方向にオーバラップする位置まで前方向に形成されて、第2接合部32及びオーバラップ部21e,22eも、センタピラー5Bの前側寄りの位置に形成する。
また、本発明の一例として、ルーフサイドレール2とセンタピラー5Bとが接合される車体側部左側部位を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、センタピラー5Bと、リヤピラー5Cとの間に、クォータピラーがある車両の場合は、ルーフサイドレール2とクォータピラーとが接合される接合部位にも適用することができる。
1 車体
1a 車体側部
3 接合部
4 ルーフアーチ部材4(車体部品)
5 ピラー
20 サイドレールインナ
21 前側レールインナ
21b 切欠部
22 後側レールインナ
22b 延出部
23 レールアウタ(アウタパネル)
31 第1接合部(接合部)
32 第2接合部(接合部)
33 第3接合部(接合部)
34 第4接合部(接合部)
41 センタルーフレール(車体部品)
41B ピラーアッパエクステンション部(車体部品)
51 センタピラーインナ

Claims (5)

  1. 車体側部の上方に設けられたルーフサイドレールを有する車体側部構造であって、
    前記ルーフサイドレールには、前後方向に延びる前側レールインナと、該前側レールインナの後端に接合されて後方側に延びる後側レールインナと、前記前側レールインナと前記後側レールインナとが接合される第1接合部と、を有するサイドレールインナと、
    前記第1接合部に対して前後方向にオフセットした位置で前記前側レールインナ及び前記後側レールインナの一方の車内側側面に接合されて、下方に延びるセンタピラーインナと、が設けられ、
    前記前側レールインナ及び前記後側レールインナの他方には、前記センタピラーインナと車幅方向にオーバラップする位置まで前後方向に延出する延出部が設けられ、
    前記延出部は、該延出部と、前記前側レールインナ及び前記後側レールインナの一方と、前記センタピラーインナと、が接合された第2接合部を有していることを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記前側レールインナは、前記後側レールインナに対して、板厚、もしくは、強度の少なくとも一方が高い材料で形成され、
    前記センタピラーインナは、前記前側レールインナに接合されると共に、
    前記第1接合部は、前記センタピラーインナに対して後方にオフセットした位置に設けられ、
    前記後側レールインナは、前記センタピラーインナと車幅方向にオーバラップする位置まで前方に延出する前記延出部を備え、
    前記第2接合部には、前記後側レールインナの前記延出部と、前記前側レールインナと、前記センタピラーインナと、が接合されていることを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記センタピラーインナの車幅方向の内側に接合される車体部品と、
    前記前側レールインナと前記センタピラーインナと前記車体部品とが接合される第3接合部と、を備え、
    前記延出部は、前記第3接合部に対して上下方向、もしくは、前後方向にオフセットした位置に延出していることを特徴とする請求項2に記載の車体側部構造。
  4. 前記車体部品は、車幅方向両側に設けられた前記センタピラーインナの間で車幅方向に延びるセンタルーフレールであり、
    前記第3接合部には、前記前側レールインナと、前記センタピラーインナと、前記センタルーフレールと、が接合されていることを特徴とする請求項3に記載の車体側部構造。
  5. 前記サイドレールインナ及び前記センタピラーインナの車幅外側面に接合されるアウタパネルと、
    前記第2接合部の下方において、前記後側レールインナと前記センタピラーインナと前記アウタパネルとが接合される第4接合部と、を備え、
    前記前側レールインナの後端部には、下方側に向かうに連れて前方側に傾斜することで形成される切欠部が形成されていることを特徴とする請求項2〜4に記載の車体側部構造。
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