JP2009298335A - 車体上部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型のガセットであっても、所定位置に容易に位置決めできると共に、ガセットの落下を防止した作業性のよい車体上部構造を提供すること。
【解決手段】車体上部構造は、ルーフパネル2の下方に車幅方向に向けて延設されるルーフレール3と、ルーフレール3の端部3a,3aに設置されるサイドインナ部材4と、サイドインナ部材4とルーフレール3とに跨って掛け渡して設けられたガセット9と、を備えている。ガセット9は、ルーフレール3の下面3bに締結されるルーフレール締結面9aと、サイドインナ部材4に締結されるピラ締結面9bと、を有している。ルーフレール締結面9aには、ルーフレール3に形成された係止部3dに係止される落下防止部9cが形成されている。ピラ締結面9bには、サイドインナ部材4に形成された係合部52aに係合するずれ防止部9dが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車体上部構造に関する。
自動車の車体上部を構成するルーフパネルの下面には、ルーフパネルを含む車体上部を補強するためのルーフレール(「ルーフアーチ」とも言われている。)が車幅方向に沿って複数設けられている。ルーフレールの両端部には、このルーフレールと、センタピラ部のセンタピラインナとを接続するガセット(「ルーフアーチガセット」とも言われている。)が設けられている。ガセットは、ルーフレールとセンタピラインナとの連結部分を補強するための部材であり、ボルトやスポット溶接等によってルーフレール及びセンタピラインナに接合されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1に開示された車体構造では、ルーフレール(ルーフパネルセンタリインフォースメント)とルーフサイドレールインナとを連結する際に、両者の連結部分に下方からガセット(ルーフパネルリインフォースメントブラケット)を宛がって、そのガセットの四隅を両者にボルト締結することによって、ルーフレールとルーフサイドレールインナとを連結している。
一方、特許文献1に開示された車体構造では、ルーフパネルに接合されるレインフォースセンタと、ルーフサイドレールに接合されたブレースルーフインナとを連結する際に、両者の連結部分に下方からガセット(レインフォースサイドインナ)を宛がって、そのガセットの四隅を両者にボルト締結することによって、レインフォースセンタとブレースルーフインナとを連結している。
特開平8−72744号公報(図1) 実開平1−57967号公報(第1図及び第2図)
しかしながら、前記特許文献1及び特許文献2に記載されたような車体構造では、ガセットの両端部をボルト締結する際に、一方の手でガセットを把持して締結孔へ位置合わせしながら、他方の手で工具を操作してボルト締結しなければならない。このため、ガセットをルーフレール等に取り付ける作業や、位置決めする作業の作業性が悪いという問題点があった。
この問題点を解消すべく、ガセットに、単に、位置決め用の爪や突起を形成したとしても、その爪や突起によってガセットをルーフレール等に取り付けることが困難であり、ガセットが落下するという問題点があった。このため、ガセットに位置決め用の爪や突起を形成した場合であっても、片方の手でガセットを把持しながらボルト締結しなければならず、取り付ける作業の作業性が悪かった。
特に、小型のガセットの場合は、位置決め用の爪を形成することができないので、さらに、作業性が悪いという問題点があった。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく発明されたものであり、小型のガセットであっても、所定位置に容易に位置決めできると共に、ガセットの落下を防止した作業性のよい車体上部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車体上部構造は、ルーフパネルの下方に車幅方向に向けて延設されるルーフレールと、このルーフレールの両端部に設置されるサイドインナ部材と、このサイドインナ部材と前記ルーフレールとに跨って掛け渡して設けられたガセットと、を備えた車体上部構造であって、前記ガセットは、前記ルーフレールの下面に締結されるルーフレール締結面と、前記サイドインナ部材に締結されるピラ締結面と、を有し、前記ルーフレール締結面には、前記ルーフレールに形成された係止部に係止される落下防止部が形成され、前記ピラ締結面には、前記サイドインナ部材に形成された係合部に係合するずれ防止部が形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ガセットは、ルーフレールの下面に締結されるルーフレール締結面の落下防止部をルーフレールの係止部に係止させ、サイドインナ部材に締結されるピラ締結面のずれ防止部をサイドインナ部材の係合部に係合させることができる。このため、ガセットは、ルーフレールとサイドインナ部材との接続部分に、落下しないように掛止させて取り付けることができる。その結果、ガセットは、ルーフレールとサイドインナ部材とに跨るように連結させて容易に取り付けることができ、取り付け作業の作業性及び作業効率を向上させることができる。
また、ガセットは、ルーフレールの下面に締結されるルーフレール締結面に、ルーフレールの係止部に係止される落下防止部を設けたことによって、落下防止部を形成するための特別な設置スペースが不要である。その結果、小型のガセットであっても落下防止部を形成することが可能となると共に、ガセットの小型化を図ることができる。
請求項2に記載の車体上部構造は、請求項1に記載の車体上部構造であって、前記落下防止部は、前記ルーフレール締結面から隆起して車幅方向外側へ向けて折曲した係止舌片からなることを特徴とする。
かかる構成によれば、落下防止部は、ルーフレール締結面から隆起して車幅方向外側へ向けて折曲した係止舌片からなることによって、係止舌片の先端をルーフレールの係止部の上面上に挿入し、その上面に沿わせることで、係止舌片を係止部の上面に係止させることができる。このため、ガセットは、落下防止部を容易にルーフレールの係止部の上面に形成させることができるので、ガセットをボルト締結する際に、ガセットを手で把持することを解消できると共に、ボルト締結作業の作業性を向上させることができる。
請求項3に記載の車体上部構造は、請求項2に記載の車体上部構造であって、前記ガセットは、前記ルーフレール及び前記サイドインナ部材に取り付けたときに、前記係止舌片のエッジ部が前記ルーフレールの上面に当接すると共に、当該ガセットの車幅方向内側のエッジ部が前記ルーフレールの下面に当接して支持されることを特徴とする。
かかる構成によれば、ガセットは、ルーフレール及びサイドインナ部材に取り付けたときに、係止舌片のエッジ部がルーフレールの上面に当接し、ガセットの車幅方向内側のエッジ部がルーフレールの下面に当接するによって、ガセットをルーフレールの取付部位から落下しないように掛止させることができる。このため、ガセットを手で把持しなくても、取付部位に支持させておくことができるので、ガセットをボルト締めする締結作業の作業性を向上させて、作業の効率化を図ることができる。
請求項4に記載の車体上部構造は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車体上部構造であって、前記ルーフレールの下面には、前記係止部の車幅方向内側に、前記落下防止部を前記係止部に係合させるためのガイド部が形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ルーフレールの下面には、係止部の車幅方向内側に、落下防止部を係止部に係合させるためのガイド部が形成されていることによって、落下防止部を係止部に容易に挿入させることができ、作業の効率化を図ることができる。
請求項5に記載の車体上部構造は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車体上部構造であって、前記ガセットは、前記ルーフレール締結面を前記ルーフレールの下面に当接させ、前記ずれ防止部を前記サイドインナ部材の係合部に係合させることを、当該ガセットを前記ルーフレール及び前記サイドインナ部材に締結するときの締結基準とすることを特徴とする。
かかる構成によれば、ガセットは、ルーフレール締結面をルーフレールの下面に当接させ、ずれ防止部をサイドインナ部材の係合部に係合させることによって、ガセットをルーフレール及びサイドインナ部材に締結するときの締結基準とすることが可能となる。このため、ガセットは、ずれ防止部をサイドインナ部材の係合部に係合させるように押えるだけで、容易に締結位置に位置決めすることができ、ボルト締結作業及び位置決め作業の作業性を向上させることができる。
本発明によれば、小型のガセットであっても、所定位置に容易に位置決めできると共に、ガセットの落下を防止した作業性のよい車体上部構造を提供することができる。
図1〜図6を参照して、本発明の実施形態に係る車体上部構造を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車体上部構造を適用した車両を示す要部概略斜視図である。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両Cの前進側、「後」は車両Cの後退側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側とする。
≪車両の構成≫
まず、本発明の実施形態に係る車体上部構造を説明する前に、本発明に係る車体上部構造が採用される車両Cについて説明する。
図1に示すように、車両Cは、ルーフパネル2の下方に車幅方向に向けて延設されるルーフレール3と、このルーフレール3の左右の端部3aに設置されるサイドインナ部材4(図2参照)と、を有する自動車であり、特に、車両Cの種類や形状等は限定されない。すなわち、車両Cは、車体1にルーフレール3とサイドインナ部材4とが備えられてあれば、乗用車やトラックや作業車等であってもよく、以下、4ドアの乗用車を例に挙げて説明する。
≪車体の構成≫
図1に示すように、車体1は、車両Cの全体を形成するための骨格部材であり、例えば、後記するルーフレール3等の種々の金属製車体フレームと、ルーフパネル2等の金属製車体パネル等を備えている。車体1の両側の車体側部1aには、前席のドア開口部1bと、後席のドア開口部1cとが形成されている。
なお、車体1は、車体側部1aが略左右対称に形成されているので、運転席側(右側)については説明を省略する。
<車体上部の構成>
図1に示すように、車体上部1dは、車体1全体の上部部位であって、車体1の屋根の部位を構成する部材と、その左右側部付近の骨格を構成する部材とから主に構成されている。車体1の屋根の部位は、後記するルーフパネル2と、ルーフパネル2の下方に設置されたルーフレール3と、ルーフパネル2とルーフレール3とを連結するガセット9と、ルーフライング(図示省略)と、から構成されている。
前席のドア開口部1bの車体上部1dには、ルーフレール3の両端部に設置されたルーフサイドレール部11と、ルーフサイドレール部11の中央部に設置されたセンタピラ部12と、ルーフサイドレール部11の前端部に設置されたフロントピラ部13と、が設けられている。後席のドア開口部1cの車体上部1dには、車体前後方向に延設された前記ルーフサイドレール部11と、略上下方向に延設された前記センタピラ部12と、ルーフサイドレール部11の後端部に設置されたリヤピラ部14と、が設けられている。
ドア開口部1bは、フロントサイドドアが開閉自在に設置される開口部である。ドア開口部1cは、リヤサイドドアが開閉自在に設置される開口部である。
ルーフサイドレール部11は、ドア開口部1b,1cの上側に設けられた左右一対の部位であり、後記するルーフサイドレールインナ6等のルーフサイドフレームからなる。
センタピラ部12は、ドア開口部1bとドア開口部1cとの間に設けられたピラであり、ルーフサイドレール部11の中央部から略下方向に向けて延設されている。
フロントピラ部13は、ドア開口部1bの前側に設けられたピラである。
リヤピラ部14は、ドア開口部1cの後側に設けられたピラである。
≪ルーフパネルの構成≫
図1に示すように、ルーフパネル2は、車体1の屋根を形成する板部材であり、平面視して略矩形に形成された圧延鋼板等の金属板からなる。ルーフパネル2の左右両端部は、正面視して段差状に折曲形成されて、いわゆるモヒカン溝部1eの半体を形成している。ルーフパネル2は、そのモヒカン溝部1eの底面部位において、後記するルーフサイドレールアウタ11aと、ルーフレール3と、センタピラインナ5とを重ねて溶接されている(図4参照)。なお、モヒカン溝部1eには、不図示の樹脂部材が埋入される。
≪ルーフレールの構成≫
図1に示すように、ルーフレール3は、ルーフパネル2の下の前端部から後端部にわたって適宜な間隔で複数設置されて、そのルーフパネル2を支持する部材であり、車幅方向に長い鋼板等の金属製板部材によって形成されている。ルーフレール3は、例えば、5本のルーフレール31,32,33,34,35からなり、それぞれ左右のサイドインナ部材4,4(図2参照)に架設される。
ルーフレール31は、ルーフパネル2の前端部に車幅方向に向けて配置され、車幅方向の両端部がフロントピラ部13に連結されている。ルーフレール31とフロントピラ部13との連結部分には、その連結部分に跨って掛け渡してガセット9が設置されている。
ルーフレール32は、前端部側のルーフレール31と中央部側のルーフレール33との間に車幅方向に向けて配置され、車幅方向の両端部がルーフサイドレール部11に連結されている。ルーフレール32とルーフサイドレール部11との連結部分には、その連結部分に跨って掛け渡してガセット9が設置されている。
ルーフレール33は、ルーフパネル2の中央部に配置され、車幅方向の両端部がセンタピラ部12に連結されている。ルーフレール33とセンタピラ部12との連結部分には、その連結部分に跨って掛け渡してガセット9が設置されている。
ルーフレール34は、後端部のルーフレール35と中央部のルーフレール33との間に車幅方向に向けて配置され、車幅方向の両端部がルーフサイドレール部11に連結されている。ルーフレール34とルーフサイドレール部11との連結部分には、その連結部分に跨って掛け渡してガセット9が設置されている。
ルーフレール35は、ルーフパネル2の後端部に車幅方向に向けて配置され、車幅方向の両端部がリヤピラ部14に連結されている。ルーフレール35とリヤピラ部14との連結部分には、その連結部分に跨って掛け渡してガセット9が設置されている。
なお、後記するサイドインナ部材4(図2参照)は、ルーフレール3の端部3aに配置されて、ルーフレール3とサイドインナ部材4とに跨ってガセット9を設置することが可能な部材であればよい。サイドインナ部材4とは、例えば、センタピラ部12、フロントピラ部13、リヤピラ部14及びルーフサイドレール部11の車室側に設置されたインナ部材である。つまり、本発明に係る車体上部構造は、センタピラ部12、フロントピラ部13、リヤピラ部14及びルーフサイドレール部11の車室側にそれぞれ設置されるサイドインナ部材4と、ルーフパネル2の下面の各所に配置されたルーフレール3と、をガセット9で掛け渡して設置する場合にそれぞれ適用することができる。
以下、車両Cの左側中央部の車体上部1dの車体側部1aに配置されるセンタピラ部12におけるサイドインナ部材4と、ルーフパネル2の中央部下面に配置されるルーフレール3と、をガセット9によって掛け渡して接続する場合を例に挙げて主に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る車体上部構造の一例を示す図であり、ガセットの取り付け状態を示す要部拡大分解斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係る車体上部構造の一例を示す図であり、ガセットの取り付け状態を示す要部拡大斜視図である。図4は、図3のA−A断面図である。
図2に示すように、ルーフレール3の上面3cは、前端部及び後端部に形成されたフランジ部3f,3fがルーフパネル2にスポット溶接されることによって、ルーフパネル2の下面に固定される。ルーフレール3の左右の端部3a,3aには、接続部3gが形成されている。各ルーフレール3の左右の端部3a,3aは、接続部3gをピラアッパ52の上端フランジ部52c上に載置して、ルーフサイドレールアウタ11a(図4参照)及びルーフパネル2を重ねたモヒカン溝部1eの底部を溶接することによって、サイドインナ部材4に連結されている。さらに、その連結部分の車体内側近傍は、後記するガセット9によってサイドインナ部材4に接続されて補強されている。
ルーフレール3は、係止部3dと、ガイド部3eと、フランジ部3fと、接続部3gと、ボルト孔3hとを有し、プレス加工によって形成されている。
<係止部の構成>
図2に示すように、係止部3dは、ガセット9の落下防止部9c(係止舌片9e)が挿入されて係止される部位であり、矩形の孔からなる。係止部3dは、ルーフレール3の端部3aの近傍の中心線上に穿設される。係止部3dの前後方向の長さは、係止舌片9eの前後方向の幅より長く形成されている。係止部3dの車幅方向の長さは、この係止部3d内に挿入された係止舌片9eを車幅方向外側に向けて移動させ、ガセット9のボルト挿通孔9hの位置をボルト孔3hに位置合わせすることが可能な長さになっている。
<ガイド部の構成>
ガイド部3eは、落下防止部(係止舌片9e)9cを係止部3dに係合させるときに、係止舌片9eを係止部3dに向けて移動するようにガイドする部位である。ガイド部3eは、ルーフレール3の下面3bの係止部3dの近傍から車幅方向内側に向けて形成され、断面視して略ハット形状に拡開した凹溝からなり、ルーフレール3の剛性を向上させるための機能も果たす。ガイド部3eの底面の前後方向の幅は、係止舌片9eの前後方向の幅よりも僅かに幅広に形成されている。ガイド部3eの底面の車幅方向外側には、係止部3dの周縁の車幅方向内側の下面3bに向けて緩やかな傾斜面3iが形成されている。
<フランジ部の構成>
図2に示すように、フランジ部3fは、ルーフレール3を折曲加工して補強すると共に、このフランジ部3fをルーフパネル2にスポット溶接するための部位である。フランジ部3fは、ルーフレール3の前端部及び後端部をルーフパネル2の下面に当接するようにルーフパネル2に沿って平らな状態に形成されている。
<接続部及びボルト孔の構成>
前記接続部3gは、ルーフレール3をサイドインナ部材4に連結する際に、ルーフサイドレールインナ6の上面フランジ部6a上に載置すると共に、モヒカン溝部1eの底部において、その上面フランジ部6aとルーフサイドレールアウタ11aとの間に挟持されてスポット溶接される接合箇所である。接続部3gは、ルーフレール3の端部3aの最も車幅方向外側に形成されている。
ボルト孔3h,3hは、ガセット9をルーフレール3に固定するボルトB1が螺合される孔であり、端部3aの前寄りの箇所及び後寄りの箇所に形成されている。
≪サイドインナ部材の構成≫
図2に示すように、前記サイドインナ部材4は、ルーフレール3の左右の端部3aが接続されてガセット9が掛け渡される部材であり、車体側部1aの車体上部1dの車室側に設置される部材からなる。サイドインナ部材4は、例えば、センタピラインナ5とルーフサイドレールインナ6とからなる。サイドインナ部材4は、ルーフレール3の端部3aの接続部3gと、ルーフパネル2の左右端部とをモヒカン溝部1eの底部で重ね合わせて、スポット溶接で連結固定される。サイドインナ部材4は、ルーフパネル2及びルーフレール3の左右の端部3a,3aを保持する筒状の骨格部材の半体を構成すると共に、ドア開口部1b,1cの上縁を形成している。
なお、ルーフレール3の端部3a及びガセット9が設けられるサイドインナ部材4は、センタピラインナ5でも、ルーフサイドレールインナ6でも、どちらであっても構わない。以下、ガセット9の一方側がセンタピラインナ5のピラアッパ52に取り付けられる場合を例に挙げて説明する。
≪ガセットの構成≫
図2に示すように、ガセット9は、ルーフレール3とピラアッパ52とに跨って掛け渡して取り付けられる部材であり、ルーフレール3とピラアッパ52とを接続して保持するための接続部材である。ガセット9は、正面視して略L字状に折曲形成した鋼板等の金属製板部材からなり、ルーフレール3とピラアッパ52との連結部分の強度を向上させるための補強部材の機能を果たす。ガセット9は、ルーフレール3の下面3bに締結されるルーフレール締結面9aと、ピラアッパ52に締結されるピラ締結面9bと、落下防止部9c(係止舌片9e)と、ずれ防止部9dと、ボルト挿通孔9h,9iと、鍔部9jと、傾斜部9kと、を有している。
ガセット9は、ボルトB1,B2によってルーフレール3及びピラアッパ52に取り付けたときに、係止舌片9eのエッジ部9fがルーフレール3の上面3cに当接すると共に、このガセット9の車幅方向内側のエッジ部9gがルーフレール3の下面3bに当接して掛止されるようになっている。ガセット9のルーフレール締結面9aをルーフレール3の下面3bに当接させながら車幅方向外側に摺動させて、ずれ防止部9dをピラアッパ52の係合部52aに係合させることは、ガセット9をルーフレール3及びピラアッパ52に締結するときに、ボルト挿通孔9h,9iをボルト孔3h,52bに位置合わせする締結基準となっている。
<ルーフレール締結面の構成>
ルーフレール締結面9aは、ガセット9がルーフレール3の下面3bに取り付けられる面であり、略水平な面に形成されている。ルーフレール締結面9aには、それぞれ後記する落下防止部9cと、ボルト挿通孔9hと、傾斜部9kとが形成されている。
図5は、本発明の実施形態に係る車体上部構造のガセットの組み付け手順を示す図であり、(a)は落下防止部を係止部に挿入するときの状態を示す要部拡大断面図、(b)は落下防止部を係止部に係止させるときの状態を示す要部拡大断面図、(c)はガセットから手を離したときの状態を示す要部拡大断面図である。図6は、本発明の実施形態に係る車体上部構造のガセットの組み付け状態を示す図であり、ずれ防止部をピラアッパの係合部に取り付けるときの状態を示す要部拡大断面図である。
<ピラ締結面の構成>
図2に示すように、ピラ締結面9bは、ガセット9がピラアッパ52(サイドインナ部材4)の略垂直な車室側の側面に取り付けられる設置面であり、ピラアッパ52に取り付けられる面に沿って略垂直に形成されている。ピラ締結面9bには、それぞれ後記するずれ防止部9dと、ボルト挿通孔9iと、傾斜部9kとが形成されている。
<落下防止部及び係止舌片の構成>
図2に示すように、落下防止部9cは、ガセット9をルーフレール3及びピラアッパ52(サイドインナ部材4)に取り付ける際に、ガセット9をルーフレール3の下面に仮止めできるように形成した係止部分である。落下防止部9cは、ルーフレール3に形成された係止部3dに係止される係止舌片9eからなる。
落下防止部9cは、水平なルーフレール締結面9aの車幅方向の端部寄りの中央部から隆起して先端を車幅方向外側へ向けて折曲形成した突出片からなる。落下防止部9cは、ガセット9のルーフレール締結面9aをプレスで打ち抜いて曲げ加工することによって形成されている。落下防止部9cは、図5(a)〜(c)に示すように、ルーフレール3の下面3bから略四角形の孔からなる係止部3dを挿通して先端のエッジ部9fがルーフレール3の上面3cに当接するように組み付けられる。
<ずれ防止部の構成>
図2及び図6に示すように、ずれ防止部9dは、ガセット9をピラアッパ52に取り付けた際に、ガセット9が上下方向に移動してずれるのを抑制するための部位である。ずれ防止部9dは、ピラ締結面9bの下端部中央を車幅方向外側に向けてL字状に折曲形成した突出片からなる。ガセット9は、ずれ防止部9dをピラアッパ52に形成された係合部52aに係合させることによって、ピラ締結面9bのボルト挿通孔9iがピラアッパ52のボルト孔52bに一致するように形成されている。ずれ防止部9dは、係合部52aに対して進退自在に形成されて、このずれ防止部9dが係合部52aに係合した状態を維持しながらガセット9を車幅方向外側に移動させて位置調節することによって、ボルト挿通孔9h,9hとボルト孔3h,3hとが一致するように形成されている。
<ボルト挿通孔の構成>
図2に示すように、ボルト挿通孔9h,9iは、ガセット9を固定するボルトB1,B2が締結される部位であり、ルーフレール締結面9a及びピラ締結面9bの左右にそれぞれ形成されている。ボルト挿通孔9h,9iは、係止舌片9eを係止部3dに挿通させて係止し、ずれ防止部9dを係合部52aに挿入させた状態で、ガセット9を車幅方向外側に移動させて位置調整することにより、ボルト孔3h,52bに合致するようになっている。
<鍔部及び傾斜部の構成>
鍔部9j,9jは、ガセット9の前端部及び後端部を車室側に隆起させて、さらに、前後方向へ向けて直角に折曲してフランジ状に形成した部位である。この鍔部9j,9jは、ルーフレール締結面9a及びピラ締結面9bの前後端部からボルトB1,B2の頭部の高さ分程度隆起させた位置を折曲形成して、ボルトB1,B2の頭部がガセット9内に没入するように形成されている。
傾斜部9kは、ルーフレール締結面9aの中央部からピラ締結面9bの中央部に跨って斜めに形成された部位である。この傾斜部9k及び鍔部9j,9jは、ガセット9の強度を向上させるための補強機能を備えている。
≪センタピラインナの構成≫
図2に示すように、センタピラインナ5は、車体側部1a及び車体上部1dの一部である柱形状のセンタピラ部12の車室側の半体を構成する部材であり、例えば、鋼板等の金属製平板部材をプレス加工して形成される。センタピラインナ5は、上下方向に延設されたピラインナ本体51と、ピラインナ本体51の上端部から前後方向に延設されたピラアッパ52と、をスポット溶接等で一体化して形成されている。センタピラインナ5は、例えば、それぞれ不図示のセンタピラアウタと、補強部材としてのスチフナとを接合して管状の閉断面を有するセンタピラ部12を形成する。そのセンタピラインナ5の車室側は、内装材であるピラガーニッシュ(図示省略)によって覆われる。
<ピラインナ本体及びピラアッパの構成>
ピラインナ本体51は、平面視して凹凸形状にプレス成形して補強した板材からなり、前後端部を前後方向に向けて形成した側部フランジ部51aを有している。
ピラアッパ52は、ピラインナ本体51の上端部に直交する方向に向けて配置されて、ピラインナ本体51の上端部及びルーフサイドレールインナ6に重ねるように設置された板部材である。ピラアッパ52は、係合部52aと、ボルト孔52bと、上端フランジ部52cと、下部フランジ部52dとを有している。
<係合部の構成>
図2に示すように、係合部52aは、ずれ防止部9dが挿入されることによってガセット9を支持する部位であり、前後方向に長い長孔からなる。係合部52aは、ボルト挿通孔9h,9iをボルト孔3h,52bに位置合わせする際の位置決めの役目も果たす。
ボルト孔52bは、ボルト挿通孔9i,9iを挿通したボルトB2,B2が締結される孔であり、ピラインナ本体51の上端部のピラアッパ52の中央部に形成されている。
上端フランジ部52cは、補強用及びスポット溶接用に形成された部位であり、ピラアッパ52の上端部を車幅方向内側に向けて直角に折曲形成されている。上端フランジ部52cは、ルーフサイドレールインナ6の上面フランジ部6aの下側に重ねて配置されて接合される。
下部フランジ部52dは、補強用及びスポット溶接用に形成された部位であり、ピラアッパ52の下端部を車幅方向内側に向けて直角に折曲形成されている。下部フランジ部52dは、ルーフサイドレールインナ6の下側フランジ部6bの車室側に重ねて配置されて接合される。
≪ルーフサイドレールインナの構成≫
図2に示すように、ルーフサイドレールインナ6は、センタピラインナ5の上端部に直交して架設されて、ルーフパネル2及びルーフレール3を保持する部材である。ルーフサイドレールインナ6は、車両Cの前後方向に沿って延設された左右一対の部材からなり、ドア開口部1b,1cの上縁を形成している。ルーフサイドレールインナ6は、例えば、上端部及び下端部が不図示のルーフサイドレールアウタに接合されて、正面視して閉断面を形成するように管状に接合され、ルーフサイドレール部11を形成する。
≪車体上部構造の作用≫
次に、図2、図5及び図6を主に参照して本発明の実施形態に係る車体上部構造の作用を説明する。
図2に示すように、ピラインナ本体51とピラアッパ52とを接合したセンタピラインナ5の上側及び車幅方向外側は、ルーフサイドレールインナ6が接合されて、サイドインナ部材4を形成する。センタピラインナ5とルーフサイドレールインナ6とは、側部フランジ部51a、上端フランジ部52c及び下部フランジ部52dと、上面フランジ部6a及び下側フランジ部6bとを重ね合わせて接合することによって、強度及び剛性が向上される。
図4に示すように、センタピラインナ5の上部のルーフサイドレールインナ6の上面フランジ部6a上は、ルーフレール3の接続部3g及びルーフパネル2の車幅方向の左右端部が載置されて、モヒカン溝部1eの底部全体がスポット溶接される。
さらに、ルーフレール3の端部3aの下面及びピラアッパ52の車幅方向の内面の上部は、ガセット9が掛け渡すように設置されて、ルーフレール3とピラアッパ52(サイドインナ部材4)との連結部位が補強される。
次に、図5(a)〜(c)を主に参照しながらガセット9をルーフレール3及びピラアッパ52(サイドインナ部材4)に取り付ける場合を説明する。
ガセット9をルーフレール3及びピラアッパ52(図6参照)に取り付ける際には、まず、係止舌片9eをルーフレール3の下面3bのガイド部3eに当接させて、ガイド部3eに沿って係止舌片9eを車幅方向外側に摺動させる。係止舌片9eは、ガイド部3eに案内されて傾斜面3iを上り、ガイド部3eの車幅方向外側にある係止部3dに到達して入り込む。このため、係止舌片9eは、容易に係止部3d内に係合させて位置合わせすることができる。
続いて、図5(a)に示すように、係止舌片9eの先端を斜め上方向(矢印D方向)に向けて、その先端を係止部3d内に挿入する。このように、ガセット9のルーフレール締結面9aに、車幅方向外側に向けて折曲形成した略鉤状の係止舌片9eを設けたことによって、係止舌片9eを係止部3dに容易に挿入させて係止させることができる。
次に、図5(b)に示すように、係止舌片9eの先端を水平方向に向け、その先端を車幅方向の外側方向(矢印E方向)へ移動させる。
この状態でガセット9から手を離しても、図5(c)に示すように、係止舌片9eの先端のエッジ部9fが係止部3dの車幅方向外側近傍のルーフレール3の上面3cに当接し、ガセット9の車幅方向内側の端部のエッジ部9gがルーフレール3の下面3bに当接して、ガセット9がルーフレール3に引っ掛かった状態になる。このため、ガセット9は、ルーフレール3から落下することが抑制される。
ガセット9から手を離すと、ガセット9は、自重によって、係止舌片9eのエッジ部9fがルーフレール3の上面3cを下方向(矢印F方向)に押圧し、さらに、ガセット9の車幅方向内側の端部のエッジ部9gがルーフレール3の下面3bを上方向(矢印G方向)に押圧して、それぞれルーフレール3を押し付けて係止した状態になっている。このため、組立ライン上でガセット9が揺れても、掛止状態が維持されて落下し難くなり、作業効率を向上させることができる。
また、係止舌片9eは、ガセット9をボルト締めするルーフレール締結面9aに形成したことによって、係止舌片9eを形成するための特別な占有スペースが不要となるので、ガセット9を小型化することができる。
さらに、ガセット9は、図6に示すように、車幅方向の外側方向(矢印H方向)に移動させて、ずれ防止部9dを係合部52aに挿入させることによって、ガセット9の下端部がピラアッパ52に支持されて上下動が抑制されるため、ガセット9を所望位置に支持させることができる。
この状態は、ガセット9をルーフレール3及びピラアッパ52に締結する際の締結基準となる。つまり、図5(c)に示すガセット9を、さらに、図6に示すように、車幅方向の外側方向(矢印H方向)に移動させると、ずれ防止部9dが係合部52aに挿入すると共に、ボルト挿通孔9hがボルト孔3hに一致し、ボルト挿通孔9iがボルト孔52bに一致するようになる。このため、ガセット9は、係止舌片9eを係止部3dに係止させた状態で、ずれ防止部9dを係合部52aに係合させるように押えるだけで、容易に締結位置に位置決めでき、位置決め作業の作業性を向上させることができる。
ガセット9は、ボルトB1,B2をボルト挿通孔9h,9iを介してボルト孔3h,52bに締結することによって、図3に示すように、ルーフレール3及びピラアッパ52にしっかりと固定される。ボルトB1,B2の締結作業を行う際には、ガセット9が係止舌片9eによってルーフレール3に係止され、さらに、ずれ防止部9dがピラアッパ52の係合部52aに係止されているので、ガセット9の落下が抑制されて手で把持することが不要となる。このため、ガセット9をルーフレール3及びピラアッパ52に容易に取り付けることができ、ボルト締結作業の作業性を向上させることができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
前記実施形態では、本発明の一例として、図2に示すように、ガセット9のピラ締結面9bが、ピラアッパ52に取り付けられる場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、センタピラインナ5は、ピラアッパ52とピラインナ本体51と一体形成して、一つの部材で形成したピラインナ本体51に取り付けてもよい。
また、ガセット9の車幅方向外側が取り付けられるサイドインナ部材4として、センタピラインナ5を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ルーフサイドレールインナ6であってもよい。この場合、ルーフサイドレールインナ6をセンタピラインナ5の車室側に設置して、ガセット9をルーフレール3とルーフサイドレールインナ6とに掛け渡すように取り付ければよい。
また、前記実施形態では、図1に示すルーフレール3のうちのルーフパネル2の中央部に配置されるルーフレール33を例に挙げてガセット9の取り付けについて説明したが、その他のルーフレール31,32,34,35であっても同様に適用することができる。
本発明の実施形態に係る車体上部構造を適用した車両を示す要部概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体上部構造の一例を示す図であり、ガセットの取り付け状態を示す要部拡大分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体上部構造の一例を示す図であり、ガセットの取り付け状態を示す要部拡大斜視図である。 図3のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る車体上部構造のガセットの組み付け手順を示す図であり、(a)は落下防止部を係止部に挿入するときの状態を示す要部拡大断面図、(b)は落下防止部を係止部に係止させるときの状態を示す要部拡大断面図、(c)はガセットから手を離したときの状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る車体上部構造のガセットの組み付け状態を示す図であり、ずれ防止部をピラアッパの係合部に取り付けるときの状態を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 車体
2 ルーフパネル
3,31〜35 ルーフレール
3a 端部
3b 下面
3c 上面
3d 係止部
3e ガイド部
4 サイドインナ部材
5 センタピラインナ
6 ルーフサイドレールインナ
9 ガセット
9a ルーフレール締結面
9b ピラ締結面
9c 落下防止部
9d ずれ防止部
9e 係止舌片
9f エッジ部
9g エッジ部
51 ピラインナ本体
52 ピラアッパ
52a 係合部
B1,B2 ボルト
C 車両

Claims (5)

  1. ルーフパネルの下方に車幅方向に向けて延設されるルーフレールと、
    このルーフレールの両端部に設置されるサイドインナ部材と、
    このサイドインナ部材と前記ルーフレールとに跨って掛け渡して設けられたガセットと、
    を備えた車体上部構造であって、
    前記ガセットは、前記ルーフレールの下面に締結されるルーフレール締結面と、前記サイドインナ部材に締結されるピラ締結面と、を有し、
    前記ルーフレール締結面には、前記ルーフレールに形成された係止部に係止される落下防止部が形成され、
    前記ピラ締結面には、前記サイドインナ部材に形成された係合部に係合するずれ防止部が形成されていることを特徴とする車体上部構造。
  2. 前記落下防止部は、前記ルーフレール締結面から隆起して車幅方向外側へ向けて折曲した係止舌片からなることを特徴とする請求項1に記載の車体上部構造。
  3. 前記ガセットは、前記ルーフレール及び前記サイドインナ部材に取り付けたときに、前記係止舌片のエッジ部が前記ルーフレールの上面に当接すると共に、当該ガセットの車幅方向内側のエッジ部が前記ルーフレールの下面に当接して支持されることを特徴とする請求項2に記載の車体上部構造。
  4. 前記ルーフレールの下面には、前記係止部の車幅方向内側に、前記落下防止部を前記係止部に係合させるためのガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車体上部構造。
  5. 前記ガセットは、前記ルーフレール締結面を前記ルーフレールの下面に当接させ、前記ずれ防止部を前記サイドインナ部材の係合部に係合させることを、当該ガセットを前記ルーフレール及び前記サイドインナ部材に締結するときの締結基準とすることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車体上部構造。
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