JP2016082288A - 電子機器のスピーカボックス構造 - Google Patents

電子機器のスピーカボックス構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016082288A
JP2016082288A JP2014208827A JP2014208827A JP2016082288A JP 2016082288 A JP2016082288 A JP 2016082288A JP 2014208827 A JP2014208827 A JP 2014208827A JP 2014208827 A JP2014208827 A JP 2014208827A JP 2016082288 A JP2016082288 A JP 2016082288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker box
wall portion
opposing wall
speaker
wall part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014208827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6413594B2 (ja
Inventor
悠 山崎
Yu Yamazaki
悠 山崎
拓也 大塚
Takuya Otsuka
拓也 大塚
司 末永
Tsukasa Suenaga
司 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2014208827A priority Critical patent/JP6413594B2/ja
Priority to US14/880,041 priority patent/US10200784B2/en
Priority to CN201510651590.9A priority patent/CN105516867B/zh
Publication of JP2016082288A publication Critical patent/JP2016082288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6413594B2 publication Critical patent/JP6413594B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/28Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
    • H04R1/2869Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself
    • H04R1/2884Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself by means of the enclosure structure, i.e. strengthening or shape of the enclosure
    • H04R1/2888Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself by means of the enclosure structure, i.e. strengthening or shape of the enclosure for loudspeaker transducers

Abstract

【課題】定在波の発生を抑制する。
【解決手段】スピーカボックスspBL、spBRはそれぞれ、左壁部22Lと対向壁部23L、右壁部22Rと対向壁部23Rとで画成される。対向壁部23Lと対向壁部23Rとは、左右方向中間部で互いに平行に対向し、平面視において全領域において右方に傾斜し、対向壁部23L、23R間の低い部分が谷部13である。平面視形状については、段差部24Lは右方に尖った三角形であり、段差部24Rは左方に尖った三角形であって段差部24Lの前方に延在する。対向壁部23Lと対向壁部23Rとは、互いに入れ子状に重なる部分を有し、左右方向において共に存在する領域がある。左右方向における左壁部22Lからの対向壁部23Lまでの距離、右壁部22Rから対向壁部23Rまでの距離は、いずれも全領域に亘って連続的に変化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、左右のスピーカボックスを有する電子機器のスピーカボックス構造に関する。
従来、電子楽器、音響機器等において、左右のスピーカボックスを有するものが一般的に知られている。一般に、スピーカボックスの容積を大型にすると低音が豊かになることが知られている。そこで下記特許文献1では、電子鍵盤楽器においてできるだけボックス容積を増やすために、鍵盤の下とパネルの下のスペースを利用して低音用スピーカボックスの容積を増やすようにしている。下記特許文献2のバスレフスピーカ装置では、ポート部周辺に音響としての流体変化がもたらすノイズが発生するのを極力少なくする工夫が開示されている。
特許第2541017号公報 特開平10−13978号公報
しかしながら、従来のスピーカボックスの形状は直方体を基本としているため、内壁での音の反射により明瞭な定在波が形成されやすく、それがボックス内にこもると、発生する音響の特性上の暴れが大きくなる傾向があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、定在波の発生を抑制することができる電子機器のスピーカボックス構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の電子機器のスピーカボックス構造は、左側のスピーカボックス(spBL)及び右側のスピーカボックス(spBR)を有する電子機器のスピーカボックス構造であって、前記左側のスピーカボックスは左側の壁部(22L)を有し、前記右側のスピーカボックスは右側の壁部(22R)を有し、前記左右のスピーカボックスは各々、左右方向中間部で互いに対向する対向壁部を有し、前記左側のスピーカボックスの前記対向壁部(23L、14a)は、左右方向における前記左側の壁部からの距離が連続的に変化する領域を有し、前記右側のスピーカボックスの前記対向壁部(23R、14b)は、左右方向における前記右側の壁部からの距離が連続的に変化する領域を有することを特徴とする。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1によれば、定在波の発生を抑制することができる。
請求項2によれば、省スペースを図りつつ左右のスピーカボックスの容積を効率よく確保することができる。請求項3によれば、定在波発生の抑制効果を高めることができる。請求項4によれば、低音域用である左側のスピーカボックスの容積を大きく確保するのに有利である。請求項5によれば、簡単な構成で且つ低コストで左右のスピーカボックスとしての空間を設けることができる。請求項6によれば、電子部品や配線等の配設スペースを効率よく確保することができる。
なお、前記左側膨出部または前記右側膨出部の少なくとも一方には、左右方向外側の部分よりも低い段差部が形成され、前記段差部には、電子部品または配線が配設されてもよい。これにより、電子部品や配線等の配設スペースを効率よく確保することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るスピーカボックス構造が適用される電子機器の斜視図(図(a))、下ケースを手前右方から見た斜視図(図(b))である。 上ケースを取り外した状態の電子鍵盤楽器の平面図(図(a))、底板が取り付けられていない状態の電子鍵盤楽器の底面側の斜視図(図(b))である。 図2(a)のA−A線、B−B線に沿う断面図(図(a)、(b))である。 スピーカボックス形状ごとの音響特性図である。 第2の実施の形態に係るスピーカボックス構造が適用される電子鍵盤楽器の下側の筐体の模式的な側面図(図(a))、底面図(図(b))、変形例のスピーカボックスの模式的な平面図(図(c)〜(e))である。 組み立て型の電子鍵盤楽器の分解図(図(a))、ビジュアルオーディオ機器の斜視図(図(b))である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係るスピーカボックス構造が適用される電子機器の斜視図である。本実施の形態では、電子機器として電子鍵盤楽器100を例示する。この電子鍵盤楽器100は鍵盤部KBを有する。鍵盤部KBにおける鍵の並び方向を左右方向とし、左及び右の呼称については奏者側から見た方向を基準とする。前後方向については、鍵盤部KBがある側を前側とする。
電子鍵盤楽器100の筐体は、上ケース90、下ケース10及び底板80(図3(a)、(b)で後述)で構成され、筐体に左側のスピーカボックスspBL及び右側のスピーカボックスspBRが構成される。スピーカボックスspBL、spBRはそれぞれ、上側を向いたスピーカSPL、SPRを有し、スピーカSPL、SPRの各々はネットで覆われている。
図1(b)は、下ケース10を手前右方から見た斜視図である。下ケース10は、樹脂等で一体に形成される。下ケース10の前半部は、鍵盤部KBが配設される略平坦な鍵盤配設部11となっている。鍵盤配設部11の後方において、いずれも上方に膨出した左側膨出部21Lと右側膨出部21Rとが形成される。左側膨出部21Lと右側膨出部21Rとの間には、平面視で後方にいくにつれて右側に傾斜した谷部13が形成される。従って、谷部13を境として膨出部21L、21Rが左右に分離して形成される。左側膨出部21Lの右半部は左半部に比べて一段低い段差部24Lとなっている。これと同様に、右側膨出部21Rの左半部は右半部に比べて一段低い段差部24Rとなっている。
図2(a)は、上ケース90を取り外した状態の電子鍵盤楽器100の平面図である。図2(b)は、底板80(図3(a)、(b))が取り付けられていない状態の電子鍵盤楽器100の底面側の斜視図である。図3(a)、(b)はそれぞれ、図2(a)のA−A線、B−B線に沿う断面図である。
図3(a)、(b)に示す底板80は樹脂等でなる板部材であり、下ケース10とは別の別部材である。左側膨出部21L及び右側膨出部21Rを、これらが膨出している側の反対側(底面側)から底板80が覆うように、底板80が複数のネジ81で下ケース10に固定される。これにより、スピーカボックスspBL用の空間とスピーカボックスspBR用の空間とが、独立した空間として形成される。
スピーカボックスspBL、spBRの形状の詳細を説明する。図2(a)、(b)等に示すように、左右方向においては、スピーカボックスspBLは左壁部22Lと対向壁部23Lとで画成され、スピーカボックスspBRは右壁部22Rと対向壁部23Rとで画成される。左壁部22L及び右壁部22Rは前後方向に略平行である。対向壁部23Lと対向壁部23Rとは、左右方向中間部で互いに平行に対向し、平面視において全領域において右方に傾斜している。対向壁部23Lと対向壁部23Rとの間の低い部分が谷部13である。前後方向においてスピーカボックスspBL、spBRをそれぞれ画成する壁部はいずれも左右方向に略平行である。
スピーカSPL、SPRは、それぞれ、膨出部21L、21Rのうち高い部分(段差部24L、24Rでない部分)の天井部に配設される。左壁部22L、右壁部22Rにはそれぞれ、膨出部21L、21Rから左右方向外側に連通するポート12L、12Rが形成されている。対向壁部23L、23Rは、それぞれ、左右方向における段差部24L、24Rがある領域に形成される。平面視形状については、段差部24Lは右方に尖った三角形であり、段差部24Rは左方に尖った三角形であって段差部24Lの前方に延在する。対向壁部23Lと対向壁部23Rとは、左右方向において互いに入れ子状に重なる部分を有している。すなわち、左右方向において対向壁部23Lと対向壁部23Rとが共に存在する領域がある。
左側膨出部21L(段差部24Lを含む)の天井部と右側膨出部21R(段差部24Rを含む)の天井部とは略平行である。膨出部21L、21Rのうち高い部分(段差部24L、24Rでない部分)の天井部同士は面一である。段差部24L、24Rの天井部同士は面一である。図3(a)、(b)に示すように、左側膨出部21L(段差部24Lを含む)は、天井部が後方ほど高く、側面視で後方ほど高くなっている。これと同様に右側膨出部21R(段差部24Rを含む)も側面視で後方ほど高くなっている。谷部13は左右方向における中央からずれていてもよい。本実施の形態では、谷部13は左右方向における中央に形成される。
詳細には、左側膨出部21Lと右側膨出部21Rとは、段差部24L、24Rを除く高い部分については左右対称形状であり、容積は同じである。一方、段差部24L、24Rについても、上述したように天井部が後方ほど高く、且つ谷部13が平面視で右傾しているため、後部領域が左右に長い段差部24Lの方が、前部領域が左右に長い段差部24Rよりも容積が大きい。その結果として、スピーカボックスspBL、spBRは、膨出部21L、21Rの天井部に垂直な方向から見た形状が同じでありながら、低音側のスピーカボックスspBLの容積をより多く確保することができる。
スピーカボックスspBLについては、対向壁部23Lが平面視で(厳密には左側膨出部21Lの天井部に垂直な方向から見て)傾斜しているので、左右方向における左壁部22Lからの対向壁部23Lまでの距離は全領域に亘って連続的に変化する。スピーカボックスspBRも同様に、左右方向における右壁部22Rから対向壁部23Rまでの距離は全領域に亘って連続的に変化する。
電子鍵盤楽器100の筐体の製造手順としては、まず、下ケース10、上ケース90及び底板80を金型等により成形しておく。そして、スピーカSPL、SPRを配設した下ケース10の下方から下ケース10にネジ81で底板80を螺着固定し、下ケース10に鍵盤部KBを配設すると共に、下ケース10の縁部に上ケース90の縁部をネジ等で固定する。なお、製造段階において谷部13には配設部品17が配設される(図3(b))。膨出部21L、21Rのそれぞれの左右方向外側の部分よりも低い段差部24L、24Rの上方に配設部品17を配設してもよい。配設部品17には、アンプ等の電子部品や配線等が含まれる。なお、膨出部21L、21Rの天井部に、下方に窪む凹部を設け、この凹部に配設部品17を配設してもよい。
従来のスピーカボックスは一般に直方体形状を基本としているため、内壁での音の反射により明瞭な定在波が形成されやすい。しかし、本実施の形態においては、対向壁部23L、対向壁部23Rは、それぞれ平面視において内側で対向する左壁部22L、右壁部22Rに対して斜めに傾斜している。そのため、入力波とボックスの内壁での反射波との干渉によって定在して一定の振幅で振動する波、すなわち定在波が発生しにくい。これにより、発生する音響の特性上の暴れが小さくなる。
図4は、スピーカボックス形状ごとの音響特性図である。図4は、周波数ごとの音量の実測結果を示しており、横軸に周波数(kHz)、縦軸に音量(dB)をとっている。曲線L0は従来形状のスピーカボックスでの音響特性、曲線L1は本実施の形態におけるスピーカボックスでの音響特性を示す。110kHz付近から高周波数側において、曲線L0に比し、曲線L1では、音量の上下動が小さくなっているのがわかる。すなわち、本実施の形態ではいわゆる音響特性の暴れが小さくなっている。
本実施の形態によれば、対向壁部23L、23Rが平面視で傾斜し、左右方向における左壁部22L、右壁部22Rからの対向壁部23L、23Rまでの距離が全領域に亘って連続的に変化する。これにより、定在波の発生を抑制することができる。
また、対向壁部23L、23Rは互いに平行に対向し、しかも入れ子状に重なる部分を有するので、省スペースを図りつつ左右のスピーカボックスspBL、spBRの容積を効率よく確保することができる。特に、スピーカボックスspBL、spBRは側面視で後方ほど高く、各々の対向壁部23L、23Rは、後方にいくにつれて右側に位置するように平面視において傾斜しているので、低音域用である左側のスピーカボックスspBLの容積を大きく確保するのに有利である。
また、下ケース10には左側膨出部21Lと右側膨出部21Rとが形成され、これらが膨出している側の反対側から下ケース10を覆うように、底板80が下ケース10に固定されることで、スピーカボックスspBL、spBR用の空間が形成される。これにより、簡単な構成で且つ低コストで左右のスピーカボックスとしての空間を設けることができる。
また、膨出部21L、21R間において生じる谷部13に配設部品17が配設されるので、電子部品や配線等の配設スペースを効率よく確保することができる。特に、電子鍵盤楽器100においては、鍵盤部KBが前部に配置されることから、キースキャンや鍵盤操作処理のための回路部品は、鍵盤部KBの近くに配置するのが望ましい。谷部13は鍵盤配設部11に繋がっているため、谷部13に配設部品17を配置できることで、鍵盤部KBと配設部品17との距離を近くすることが容易となる。
また、下ケース10を1枚の底板80で覆うので、左右に長い下ケース10が曲げの力に対して強くなり、剛性確保に有利である。しかも、対向壁部23L、23Rの左右方向における入れ子構造によって、筐体としての左右方向及び前後方向の曲がりにくさも確保され、補強効果が高い。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、左側膨出部21Lと右側膨出部21Rとは、一体に形成される下ケース10の2つの膨出部として構成された。本発明の第2の実施の形態では、仕切板によって2つの膨出部を画成する。
図5(a)、(b)は、それぞれ、第2の実施の形態に係るスピーカボックス構造が適用される電子鍵盤楽器の下側の筐体の模式的な側面図、底面図である。この下側の筐体は、底板80と、下ケース110に相当する下ケース110とで構成される。下ケース110には、膨出部21L、21Rに相当する空間部121L、121Rが形成される。空間部121Lと空間部121Rとの間の中間空間部125に、仕切板14が配設される。空間部121L、121Rにおいて、段差部24L、24Rが形成されると共に、左右方向中間には、段差部24L、24Rよりもさらに一段下がった中間段差部25が形成されている。ポートの図示は省略されている。
仕切板14は、中間段差部25の天井面及び前後の内壁に固定され、底面視で傾斜している(図5(b))。平面視でいえば、仕切板14は、後方にいくにつれて右側に傾斜するよう配設される。仕切板14が配設された状態で、下ケース110を下方から覆うように底板80を下ケース110に固定することで、空間部121L、121Rが閉塞され、スピーカボックスspBL、spBR用の空間が形成される。
仕切板14の左側面が、対向壁部23Lに相当する対向壁部14aであり、仕切板14の右側面が、対向壁部23Rに相当する対向壁部14bである。対向壁部23L、23Rと同様に、対向壁部14aと対向壁部14bとは、互いに入れ子状に重なる部分を有し、左右方向において共に存在する領域がある。対向壁部14aは左壁部22Lに対向し、対向壁部14bは右壁部22Rに対向する。左右方向における左壁部22Lからの対向壁部14aまでの距離、右壁部22Rから対向壁部14bまでの距離は、いずれも全領域に亘って連続的に変化する。
このように、対向壁部14a、14bは、対向壁部23L、23Rと同様に平面視で傾斜しているので、定在波が発生しにくい。よって、定在波の発生を抑制することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、中間段差部25または段差部24L、24Rの上方に配設部品17を配設し、配設スペースを効率よく確保するようにしてもよい。また、スピーカボックスspBL、spBRの高さについても、第1の実施の形態と同様に、側面視で後方ほど高く構成し、スピーカボックスspBLの容積を大きく確保しやすくしてもよい。なお、段差部の数はもっと増やしてもよい。
図5(c)〜(e)は、変形例のスピーカボックスの模式的な平面図である。第1の実施の形態で説明したスピーカボックスspBL、spBRを例にとって、図5(c)〜(e)で、変形例のスピーカボックスを説明する。
図1〜図3で示したスピーカボックスspBL、spBRでは、対向壁部23Lと対向壁部23Rとは入れ子状態となっていたが、図5(c)に例示するように、両者が離間して対向し、入れ子領域がない状態であっても、定在波の抑制効果は得られる。
また、対向壁部23Lと対向壁部23Rとは全領域で同じ一方向に傾斜していることは必須でなく、左右方向における左壁部22L、右壁部22Rからの対向壁部23L、23Rまでの距離が連続的に変化する領域を有すればよい。例えば、図5(d)に例示するように、平面視で右傾する対向壁部23aLと左傾する対向壁部23bLとで対向壁部23Lを構成すると共に、平面視で右傾する対向壁部23aRと左傾する対向壁部23bRとで対向壁部23Rを構成してもよい。あるいは、図5(e)に例示するように、対向壁部23L、23Rが平面視で直線的でなく湾曲していてもよい。
なお、スピーカボックスspBL、spBRの容積確保の観点からは、対向壁部23L、23Rは互いに平行であるのが有利であるが、平行であることは必須ではない。なお、図5(c)〜(e)に示した変形例は第2の実施の形態にも適用可能である。
第1、第2の実施の形態で説明したスピーカボックスspBL、spBRは、図6(a)に示したような組み立て型の電子鍵盤楽器にも適用できる。すなわち、スピーカボックスspBL、spBRを含んでなるスピーカボックスアセンブリSPAを製作すると共に、足鍵盤アセンブリPK、鍵盤アセンブリKBAを製作する。そして脚体200に対して、スピーカボックスアセンブリSPA、足鍵盤アセンブリPK及び鍵盤アセンブリKBAの各々を組み付ける。
なお、第1、第2の実施の形態では、本発明を電子鍵盤楽器に適用する例を説明したが、左右のスピーカボックスを有すれば、他の電子機器にも本発明を適用できる。例えば、図6(b)に例示するように、音楽や動画を聴取するためのビジュアルオーディオ機器に適用してもよい。この機器では、スピーカボックスspBL、spBRの各々には、前側を向いたスピーカSPL、SPR及びポート12L、12Rが設けられる。また、本体に可動型の表示部16が設けられる。筐体の内部において仕切板15を内部に斜めに傾斜させて設けることで、左右のスピーカボックスspBL、spBRとしての空間が仕切られている。
図6(b)に示す例では、仕切板15は、スピーカボックスspBL、spBRを上下及び左右に仕切るように配置される。しかし、第2の実施の形態と同様に、スピーカボックスspBL、spBRを前後及び左右に仕切るように仕切板15を配置してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
spBL、spBR スピーカボックス、 10 下ケース(フレーム)、 13 谷部、 17 配設部品、 21L 左側膨出部、 21R 右側膨出部、 22L 左壁部、 22R 右壁部、 23L、23R、14a、14b 対向壁部、 24L、24R 段差部、 80 底板(板部材)

Claims (6)

  1. 左側のスピーカボックス及び右側のスピーカボックスを有する電子機器のスピーカボックス構造であって、
    前記左側のスピーカボックスは左側の壁部を有し、
    前記右側のスピーカボックスは右側の壁部を有し、
    前記左右のスピーカボックスは各々、左右方向中間部で互いに対向する対向壁部を有し、
    前記左側のスピーカボックスの前記対向壁部は、左右方向における前記左側の壁部からの距離が連続的に変化する領域を有し、
    前記右側のスピーカボックスの前記対向壁部は、左右方向における前記右側の壁部からの距離が連続的に変化する領域を有することを特徴とする電子機器のスピーカボックス構造。
  2. 前記左側のスピーカボックスの前記対向壁部と前記右側のスピーカボックスの前記対向壁部とは、互いに入れ子状に重なる部分を有することを特徴とする請求項1記載の電子機器のスピーカボックス構造。
  3. 前記左側のスピーカボックスの前記対向壁部及び前記右側のスピーカボックスの前記対向壁部は、平面視において全領域において同じ方向に傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載の電子機器のスピーカボックス構造。
  4. 前記左右のスピーカボックスは側面視で後方ほど高く、各々の前記対向壁部は、後方にいくにつれて右側に位置するように平面視において傾斜していることを特徴とする請求項3記載の電子機器のスピーカボックス構造。
  5. 一体に形成されるフレームと、前記フレームとは別部材である板部材とを有し、
    前記フレームには、いずれも膨出した左側膨出部と右側膨出部とが形成され、
    前記板部材が前記左側膨出部及び前記右側膨出部を膨出している側の反対側から覆うように、前記板部材が前記フレームに固定されることで、前記左側のスピーカボックス用の空間と前記右側のスピーカボックス用の空間とが形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器のスピーカボックス構造。
  6. 前記左側膨出部と前記右側膨出部との間において前記フレームに生じる谷部には、電子部品または配線が配設されることを特徴とする請求項5記載の電子機器のスピーカボックス構造。
JP2014208827A 2014-10-10 2014-10-10 電子機器のスピーカボックス構造 Active JP6413594B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014208827A JP6413594B2 (ja) 2014-10-10 2014-10-10 電子機器のスピーカボックス構造
US14/880,041 US10200784B2 (en) 2014-10-10 2015-10-09 Speaker box structure of electronic device
CN201510651590.9A CN105516867B (zh) 2014-10-10 2015-10-10 电子装置的扬声器箱结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014208827A JP6413594B2 (ja) 2014-10-10 2014-10-10 電子機器のスピーカボックス構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016082288A true JP2016082288A (ja) 2016-05-16
JP6413594B2 JP6413594B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=55656380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014208827A Active JP6413594B2 (ja) 2014-10-10 2014-10-10 電子機器のスピーカボックス構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10200784B2 (ja)
JP (1) JP6413594B2 (ja)
CN (1) CN105516867B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6667136B2 (ja) * 2016-01-20 2020-03-18 カシオ計算機株式会社 機器ケース、電子機器および電子楽器
CN105763999A (zh) * 2016-05-18 2016-07-13 谭斌 一种节约空间的记录仪喇叭结构
JP6323700B1 (ja) 2017-06-01 2018-05-16 カシオ計算機株式会社 鍵盤楽器
JP6311905B1 (ja) * 2017-06-01 2018-04-18 カシオ計算機株式会社 鍵盤楽器
KR102366760B1 (ko) 2017-09-14 2022-02-22 엘지디스플레이 주식회사 표시장치
KR102548686B1 (ko) 2018-06-28 2023-06-27 엘지디스플레이 주식회사 표시장치
US20210297767A1 (en) * 2020-03-17 2021-09-23 Casio Computer Co., Ltd. Electronic musical instrument and electronic keyboard

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289910A (en) * 1976-01-23 1977-07-28 Kazumi Masaki Pyramid type speaker box
JPS58178792U (ja) * 1982-05-26 1983-11-30 澤藤 正 平面スピ−カ
JPH04241395A (ja) * 1991-01-14 1992-08-28 Yamaha Corp 電子楽器のスピーカボックス
JPH0593191U (ja) * 1992-05-20 1993-12-17 ヤマハ株式会社 電子楽器のスピーカボックス構造
JPH09212167A (ja) * 1996-02-02 1997-08-15 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子鍵盤楽器のスピーカボックス
JPH09298786A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd スピーカボックス
JP2000081885A (ja) * 1998-09-03 2000-03-21 Roland Corp 電子楽器用スタンド
JP2012198526A (ja) * 2011-03-04 2012-10-18 Yamaha Corp 電子鍵盤楽器及び音響調整システム

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2766839A (en) * 1953-03-16 1956-10-16 Research Corp Loudspeaker system
US3136383A (en) * 1963-03-15 1964-06-09 Herbert J Hopkins Duplex loud speaker sound box system
US3512605A (en) * 1967-08-31 1970-05-19 David D Mccorkle Stereo speaker headrest for an automobile seat
US3643000A (en) * 1969-03-12 1972-02-15 Wurlitzer Co Stereophonic electronic piano
US3608665A (en) * 1969-09-16 1971-09-28 Mohamed B A Drisi Sound-reproducing structure
US4042791A (en) * 1975-02-27 1977-08-16 Murriel L. Wiseman Stereophonic head rest
US5248846A (en) * 1988-06-21 1993-09-28 Yamaha Corporation Musical instrument incorporating a Helmholtz resonator
JPH0575797U (ja) * 1992-03-24 1993-10-15 株式会社河合楽器製作所 電子鍵盤楽器のスピーカ装置
US5590771A (en) * 1994-12-23 1997-01-07 Cota; Jose G. Consolidated music instrument case with amplifier and speakers
JPH1013978A (ja) 1996-06-25 1998-01-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd バスレフスピーカ再生装置
JP4079013B2 (ja) * 2003-03-04 2008-04-23 ヤマハ株式会社 鍵盤楽器の構造
US20070092096A1 (en) * 2003-07-21 2007-04-26 Roman Litovsky Passive acoustical radiating
JP2005084955A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Hitachi Ltd 携帯情報端末
JP4165357B2 (ja) * 2003-09-25 2008-10-15 ヤマハ株式会社 電子鍵盤楽器
JP5200450B2 (ja) 2006-09-21 2013-06-05 ヤマハ株式会社 電子鍵盤楽器
USD598899S1 (en) * 2008-08-14 2009-08-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Portable compact bluetooth speaker
US8249282B2 (en) * 2008-11-11 2012-08-21 Tracy Dennis A Speaker assembly
JP5572945B2 (ja) 2008-12-26 2014-08-20 ヤマハ株式会社 電子鍵盤楽器
JP4930802B2 (ja) * 2009-05-18 2012-05-16 カシオ計算機株式会社 鍵盤楽器
US8699743B2 (en) * 2009-07-16 2014-04-15 3rd Power Amplication Speaker system and amplifier
US8901404B2 (en) 2011-03-04 2014-12-02 Yamaha Corporation Sound adjusting system and electronic musical instrument
CN202395941U (zh) 2011-12-27 2012-08-22 联想(北京)有限公司 用于电子设备的音频输出装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289910A (en) * 1976-01-23 1977-07-28 Kazumi Masaki Pyramid type speaker box
JPS58178792U (ja) * 1982-05-26 1983-11-30 澤藤 正 平面スピ−カ
JPH04241395A (ja) * 1991-01-14 1992-08-28 Yamaha Corp 電子楽器のスピーカボックス
JPH0593191U (ja) * 1992-05-20 1993-12-17 ヤマハ株式会社 電子楽器のスピーカボックス構造
JPH09212167A (ja) * 1996-02-02 1997-08-15 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子鍵盤楽器のスピーカボックス
JPH09298786A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd スピーカボックス
JP2000081885A (ja) * 1998-09-03 2000-03-21 Roland Corp 電子楽器用スタンド
JP2012198526A (ja) * 2011-03-04 2012-10-18 Yamaha Corp 電子鍵盤楽器及び音響調整システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN105516867B (zh) 2019-02-19
US10200784B2 (en) 2019-02-05
CN105516867A (zh) 2016-04-20
JP6413594B2 (ja) 2018-10-31
US20160105743A1 (en) 2016-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6413594B2 (ja) 電子機器のスピーカボックス構造
US10932039B2 (en) Speaker box
EP2891328B1 (en) Speaker
CN105491474A (zh) 显示装置及具有该显示装置的电子装置
KR20110010999A (ko) 저음 증폭용 엔클로저, 상기 엔클로저를 구비한 우퍼, 및 상기 우퍼를 구비한 전자기기
JP5909146B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP2006237826A (ja) 平面表示機器用スピーカ装置及び平面表示装置
JP6442201B2 (ja) 電子楽器
JP7326870B2 (ja) 機器及び鍵盤楽器
JP7069699B2 (ja) スピーカ構造
JP7467838B2 (ja) 電子楽器
KR101538770B1 (ko) 스피커
US20210099790A1 (en) Speaker
JP2012222543A (ja) スピーカネット
JP7137749B2 (ja) 音響機器及び電子楽器
JP5629184B2 (ja) バックロードホーン型スピーカー
JP5320783B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JPH0575796U (ja) 電子鍵盤楽器のスピーカ装置
JP2015204539A (ja) スピーカー装置
JPH03269595A (ja) 電子楽器
JP6975763B2 (ja) 情報機器およびその製造方法
JP2015220626A (ja) スピーカボックスおよびテレビ受信装置
JP5860295B2 (ja) ダブルバスレフ型スピーカーシステム
US20240015426A1 (en) Display Device
JP3195828U (ja) スピーカーシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180917

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6413594

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151