JP7069699B2 - スピーカ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、小型のステレオ型スピーカ構造に関する。
特許文献1には、1つのキャビネット内に右チャンネル用のスピーカと、左チャンネル用のスピーカとを収納したステレオ型スピーカ装置が開示されている。
特許文献1に記載のステレオ型スピーカ装置は、左右のエンクロージャの間に音響空間部を設けている。該音響空間部において、右チャンネル用のスピーカと、左チャンネル用のスピーカの背面とから放音される低域周波数成分を増強させることにより、迫力のあるステレオ再生を実現している。
公開実用新案平1-105296号公報
特許文献1に記載のステレオ型スピーカ装置は、低域周波数成分を増強させるための音響空間部が、左右のエンクロージャの間に形成されている。このため、該音響空間部が形成される幅の分だけ、スピーカ装置の幅が広く必要となる。従って、小型のスピーカ装置を設計するためには、該音響空間部の大きさが制限される。
そこで、本発明の目的は、高域周波数成分を分離しつつも、低域周波数成分が十分に再生可能な小型のスピーカ構造を提供することにある。
本発明に係るスピーカ構造は、第1エンクロージャと、第2エンクロージャと、前記第1エンクロージャと前記第2エンクロージャとの間に設けられ、前記第1エンクロージャと前記第2エンクロージャとを連通する連通口を有する仕切板と、前記第1エンクロージャ又は前記第2エンクロージャのいずれか一方に開口部が配置されたポートと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、筐体の幅を増加させることなく、高域周波数成分を分離しつつ、低域周波数成分が十分に再生可能となる。
図1は、第1実施形態に係るスピーカ構造を説明するための斜視図である。 図2(A)は、第1実施形態に係るスピーカ構造の平面図、図2(B)は、第1実施形態に係るスピーカ構造の正面図、図2(C)は、第1実施形態に係るスピーカ構造の右側面図である。 図3(A)、図3(B)及び図3(C)は、第1実施形態に係るスピーカ構造の断面図である。 図4(A)は、第1実施形態に係る仕切板を示す斜視図である。図4(B)は、第1実施形態に係る仕切板の平面図である。 図5(A)、及び図5(B)は、第1実施形態に係る仕切板の変形例を示した断面図である。 図6(A)は、第2実施形態に係る仕切板を示す斜視図である。図6(B)、図6(C)及び図6(D)は、第2実施形態に係る仕切板の断面図である。 図7(A)、図7(B)、図7(C)、及び図7(D)は、第1実施形態に係る連通口の変形例を示した図である。 図8(A)は、第3実施形態に係るスピーカ構造を示す斜視図である。図8(B)は、第3実施形態に係るスピーカ構造の断面図である。 図9(A)は、第4実施形態に係るスピーカ構造を示す斜視図である。図9(B)は、第4実施形態に係るスピーカ構造の断面図である。
図1は、第1実施形態に係るスピーカ構造を説明するための斜視図である。図2(A)は、第1実施形態に係るスピーカ構造の平面図、図2(B)は、第1実施形態に係るスピーカ構造の正面図、図2(C)は、第1実施形態に係るスピーカ構造の右側面図である。図3(A)は、第1実施形態に係るスピーカ構造を図2(A)のI-Iで切断した断面図である。図3(B)は第1実施形態に係るスピーカ構造を図2(B)のII-IIで切断した断面図であり、図3(C)は第1実施形態に係るスピーカ構造を図2(B)のIII-IIIで切断した断面図である。図4(A)は、第1実施形態に係る仕切板を示す斜視図である。図4(B)は、第1実施形態に係る仕切板のY-Z平面における平面図である。なお、図1においては、説明の都合上、内部のポートと仕切板とを破線で示し、その他の内部の構成は省略する。以下、図1~図4(B)を参照しながら第1実施形態に係るスピーカ構造について説明する。また、筐体の幅方向(横方向)をX方向とし、前後方向(奥行方向)をY方向とし、厚み方向(高さ方向)をZ方向として説明する。
図1、及び図2(A)~図2(C)に示すように、スピーカ構造1は、筐体10、右チャンネル用のスピーカ11、及び左チャンネル用のスピーカ12を備えている。スピーカ構造1は、筐体10内部にポート20、及び仕切板13を備える。ポート20は、筐体10内部において、右チャンネル用のスピーカ11、及び左チャンネル用のスピーカ12が配置されている側の反対側、すなわち背面側に位置する。ポート20の第1開口部21は、筐体10の側面において外部に開口している。これにより、第1開口部21がユーザから視認され難い場所に形成されるため、スピーカ構造1のデザインの自由度を向上することができる。なお、ポート20の配置は、筐体10内部の背面側に限定されない。例えば、ポート20の配置は、筐体10内部の上面側又は底面側であってもよい。
スピーカ構造1において、ポート20よりスピーカ11及びスピーカ12側の空間が音響空間14を構成する。音響空間14は、仕切板13によって、スピーカ11側の第1空間141と、スピーカ12側の第2空間142とに分割されている。第1空間141は、スピーカ11を内部に備える第1エンクロージャ15であり、第2空間142は、スピーカ12を内部に備える第2エンクロージャ16である。すなわち、仕切板13は、第1エンクロージャ15と、第2エンクロージャ16との間に設けられている。
図3(A)~図4(B)に示すように、仕切板13は、連通口17を有する。連通口17は、第1エンクロージャ15と、第2エンクロージャ16とを連通する。
仕切板13は、スピーカ11及びスピーカ12の背面から放音された音のうち中高域周波数成分を分離する。スピーカ11及びスピーカ12の背面から放音された音のうち中高域周波数成分は、第1エンクロージャ15及び第2エンクロージャ16内の圧力変化が低域周波数成分と比べて小さい。このため、中高域周波数成分は、第1空間141及び第2空間142において分離され、左右の音の分離感が向上する。従って、スピーカ11及びスピーカ12は、それぞれのチャンネルに応じた中高域周波数成分を放音するため、ユーザに臨場感を与えることができる。
スピーカ11及びスピーカ12の背面から出力された音のうち低域周波数成分は、第1エンクロージャ15及び第2エンクロージャ16内の圧力変化が中高域周波数成分と比べて大きい。このため、低域周波数成分の振動は、連通口17を介して第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬することが可能である。言い換えると、連通口17はローパスフィルタの機能を有する。これにより、スピーカ11及びスピーカ12から放音された音のうち低域周波数成分は、音響空間14全体を一つの密閉空間として機能する。音響空間14は、第1エンクロージャ15又は第2エンクロージャ16と比べて容積が大きい。このため、音響空間14は、低域周波数成分の振動を阻害し難い。また、低域周波数成分は指向性が低い。このため、スピーカ11及びスピーカ12の背面から出力された音のうち低域周波数成分は、左右の分離感は問題にならず、低音の量感を増加することができる。
連通口17は、図4(A)、図4(B)に示すように、仕切板13の中央に形成されていることが好ましい。これにより、低域周波数成分の振動は、連通口17を介して第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬し易くなる。これに対して、連通口17が仕切板13において偏った位置に形成されると、連通口17と第1エンクロージャ15又は第2エンクロージャ16の内壁との距離に偏りが生じる。このため、音響空間14において、低域周波数成分の振動の伝搬に偏りが生じる。なお、連通口17の仕切板13における位置を変えることにより、ユーザの好み、又は再生する音の種類等に応じた音を再生することができる。
連通口17は、大きさによっても再生する音質に変化を持たせることができる。例えば、連通口17の断面積が大きい場合、低域周波数成分だけでなく中域周波数成分の振動も第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬し易くなる。これにより、中域周波数成分の量感を増加することができる。
スピーカ構造1において、第1エンクロージャ15、第2エンクロージャ16、及び仕切板13は、一体的に形成された部分を有する。例えば、図3(B)及び図3(C)に示すように、筐体10は、上部カバー101と下部キャビネット102からなる。連通口17は、上部カバー101と下部キャビネット102とからなる隙間として形成されてもよい。このように、第1エンクロージャ15、第2エンクロージャ16、及び仕切板13が第1エンクロージャ15、第2エンクロージャ16及び仕切板13の二つの部材で構成されるため、製造工程が容易になる。
ポート20は、外部に開口する第1開口部21と、第2エンクロージャ16に配置されている第2開口部22とを有する。ここで、第2開口部22は、本願発明における「開口部」に相当する。
ポート20は、第2開口部22を介して音響空間14と連続し、第1開口部21を介して外部と連続している。なお、ポート20の第2開口部22は、第1エンクロージャ15又は第2エンクロージャ16のいずれか一方に配置されていればよい。第2開口部22は、第2エンクロージャ16において、スピーカ12の配置されている側と反対側、すなわち第2エンクロージャ16の背面側に設けられている。
ポート20における音の共鳴は、ポート20の内部空間23の形状に依存する。ポート20の共振周波数fは、ポート20の断面積、又はポート20の長さに依存する。
ポート20は、一つであることが好ましい。本実施形態のように、第1エンクロージャ15及び第2エンクロージャ16に亘って一つのポートを形成することにより、ポート20は筐体10の幅に亘る長さに設計することができる。従って、比較的小型のスピーカ構造1においても、ポート20の断面積が大きく形成できるので、風切り音の発生を抑制することができる。
ポート20は、図3(A)に示すように、第1エンクロージャ15及び第2エンクロージャ16の背面に位置するように形成されている。すなわち、ポート20の軸は、第1エンクロージャ15と第2エンクロージャ16との並ぶ方向(X方向)に沿っている。このため、スピーカ構造1においてポート20の長さを長く形成できるので、共振周波数fを低く抑えることができ、低域周波数成分を十分に増強することができる。
図5(A)、及び図5(B)は、第1実施形態に係る仕切板の変形例を示した断面図である。以下、第1実施形態に係る仕切板の変形例について説明する。
図5(A)に示すように、仕切板13は、上部仕切板41及び下部仕切板42から成る。上部仕切板41及び下部仕切板42により連通口17が形成されている。下部仕切板42は連通口17に対向する壁40を備える。壁40は、連通口17に対向するように仕切板13から第1エンクロージャ15側に突出している。
仕切板13に壁40が備えられることによって、中高域周波数成分は、連通口17に対して回り込み難くなる。スピーカ11及びスピーカ12の背面から放音された音のうち中高域周波数成分は、圧力変化が小さく、かつ指向性が高いため、障害物があると回り込み難くなる。一方、スピーカ11及びスピーカ12の背面から放音された音のうち低域周波数成分は、圧力変化が大きく、かつ指向性が低いため、障害物を回り込んで通り抜ける。これにより、中高域周波数成分は、第1空間141及び第2空間142においてさらに分離され易くなるため、左右の音の分離感を向上することができる。
図5(B)に示す別の変形例においては、仕切板13は、上部仕切板41及び下部仕切板42から成る。上部仕切板41及び下部仕切板42により連通口17が形成されている。さらに筐体10に壁45が形成されている。壁45は、連通口17に対向する。この構成の場合、壁45は連通口17に対向するものであればよいので、例えば、壁45は直方体形状に形成されたものであればよい。また、壁45及び仕切板42は、筐体10と一体として形成されてもよい。このため、壁45構造を単純な形とすることができるため、製造が容易になる。
壁45は、連通口17に対向するように仕切板13から第1エンクロージャ15側に突出するように設けられている。このため、図5(A)に示した変形例と同様に、圧力変化が小さく、かつ指向性の高い中高域周波数成分は、連通口17に対して回り込み難くなる。これにより、中高域周波数成分は、第1空間141及び第2空間142においてより分離され易くなるため、左右の音の分離感を向上することができる。
なお、図5(A)及び図5(B)に示す変形例において、壁40及び壁45は、第1エンクロージャ15又は第2エンクロージャ16の少なくともいずれか一方に突出していればよい。壁40及び壁45がいずれの方向に突出してもうけられていても、同様の効果が得られる。
壁40及び壁45の位置は、再生する音質に変化を持たせることができる。例えば、図5(A)に示すd1の大きさが大きい場合、d1の大きさが小さい場合と比べて、低域周波数成分の振動は、第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬し易くなる。d1は、連通口17から壁40における連通口17側の壁面までの距離を示す。これにより、低域周波数成分の量感を増加することができる。
一方、d1の大きさが小さい場合、中高域周波数成分の振動は、第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬し難くなる。これにより、再生音の分離感を向上することができる。
図6(A)は、第2実施形態に係る仕切板を示す斜視図である。図6(B)、図6(C)及び図6(D)は、第2実施形態に係る仕切板の断面図である。以下、第2実施形態に係る仕切板の変形例について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態に係る仕切板と同様の構成については説明を省略する。
図6(A)及び図6(B)に示すように、仕切板13は、一枚の部材で構成されている。仕切板13は、上部カバー101又は下部キャビネット102の一部として形成されている。仕切板13は、第1空間141及び第2空間142を連通する連通口17が形成されている。仕切板13は連通口17に対向する壁55を備える。壁55は、連通口17に対向するように仕切板13から第1エンクロージャ15側に突出するように形成されている。
低域周波数成分の振動は、連通口17及び壁55によってX-Z平面に形成された連通口50を介して、第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬する。仕切板13が壁55を備えることにより、中高域周波数成分の振動は第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬し難くなる。
また、壁55は仕切板13と一体として形成されている。仕切板壁55の構造を変更することにより、スピーカ構造1から再生する音質を調整することができる。
また、図6(C)に示すように、仕切板13と壁55との間に吸音材56を備える場合がある。吸音材56は、中高域周波数成分の連通口17からの周りこみをさらに阻害するため、中高域周波数成分の振動は、より第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬し難くなる。従って、再生音の分離感を向上することができる。
ほかにも、図6(D)に示すように、仕切板13が壁57を備える場合がある。壁57は連通口17に対向する面58の形状が歪に形成されている。面58に突起した障害物があるため、指向性の高い中高域周波数成分の振動は、より第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬し難くなる。従って、再生音の分離感を向上することができる。
図7(A)、図7(B)、図7(C)、及び図7(D)は、第1実施形態に係る連通口17の変形例を示した図である。
図7(A)に示すように、連通口61の形状は、円形に形成されていてもよい。例えば、筐体が円筒形状の場合、仕切板13は円盤状に形成される。このとき連通口61は仕切板13の中央に配置することができる。
図7(B)に示すように、連通口62の形状は、多角形に形成されていてもよい。また、連通口62は複数形成されていてもよい。連通口62を複数形成することにより、それぞれの連通口62の配置の種類が広がるため、様々なユーザの使用態様に対応することができる。
例えば、図7(B)に示すように、六角形状の複数の連通口62が近接して配置されている場合、連通口62の間に架橋部63が形成されている。この場合、架橋部63が存在するため、圧力変化が小さく指向性の高い中高域周波数成分の振動は、架橋部63から影響を受け易く、第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬し難くなる。このため、仕切板13によって、再生音の分離感を向上することができる。
図7(C)に示すように、連通口17はスピーカ構造の前面側に、又は図7(D)に示すように連通口17はスピーカ構造の背面側に、それぞれ配置されていてもよい。
連通口17がスピーカ構造1の前面側に配置されている場合、連通口17がスピーカ11及びスピーカ12に近くなる。スピーカ11及びスピーカ12から放音された音は減衰することなく、直接連通口17に到達する。このため、低域周波数成分の振動は、第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬し易くなる。これにより、低域周波数成分の量感を増加することができる。
連通口17がスピーカ構造1の背面側に配置されている場合、連通口17がスピーカ11及びスピーカ12から遠くなる。スピーカ11及びスピーカ12から放音された音は、減衰して連通口17に到達する。このため、低域周波数成分の振動は、減衰した状態で第1空間141及び第2空間142を互いに伝搬する。これにより、低域周波数成分の量感を抑制することができる。従って、連通口17の位置により、ユーザは低域周波数成分の量感を調節することができる。
図8(A)は、第3実施形態に係るスピーカ構造を示す斜視図である。図8(B)は、第3実施形態に係るスピーカ構造の断面図である。なお、第3実施形態に係るスピーカ構造の説明において、第1実施形態に係るスピーカ構造1と同様の構成については説明を省略する。
図8(A)及び図8(B)に示すように、第3実施形態に係るスピーカ構造71は、ポート120を有する。ポート120は、スピーカ構造1のポート20と形状が、異なる。ポート120は、L字形状に曲がった形状である。
ポート120の第2開口部22は、第2エンクロージャ16の側面であって、仕切板13と逆側に設けられている。このため、ポート120において第1開口部21と第2開口部22との間の距離が長くなる。このため、ポート120の長さがさらに長くなるため、共振周波数fをより低く抑えることができ、低域周波数成分を十分に再生することができる。
図9(A)は、第4実施形態に係るスピーカ構造を示す斜視図である。図9(B)は、第4実施形態に係るスピーカ構造の断面図である。なお、第4実施形態に係るスピーカ構造の説明において、第1実施形態に係るスピーカ構造1と同様の構成については説明を省略する。
図9(A)及び図9(B)に示すように、第4実施形態に係るスピーカ構造81は、ポート220を有する。ポート220は、スピーカ構造1のポート20と形状が、異なる。ポート220は、X方向の中央付近がスピーカ11及びスピーカ12側に突出するように折れ曲がった突出部221を有する。
ポート220は、一部がスピーカ構造81の背面側から前面側へ、すなわちY軸方向へ沿って突出するように折れ曲がっている。このため、直線状に形成された場合に比べて、ポート220の長さが長く形成できる。これにより、共振周波数fをより低く抑えることができ、低域周波数成分を十分に再生することができる。
また、突出部221は、仕切板113とともに音響空間14を第1空間141及び第2空間142とに仕切る。このため仕切板113を、小さく形成することができる。
なお、本実施形態において、仕切板13は筐体10と一体として構成されているが、仕切板13は必ずしも筐体10と一体として構成されていなくてもよい。例えば、仕切板13は、上部カバー101又は下部キャビネット102と別の部材として着脱可能に形成されていてもよい。この場合、ユーザが仕切板13を交換することにより、スピーカ構造1から再生する音質を容易に調整することができる。
なお、ポートの第2開口部22の位置又は大きさ等は、本実施形態において例示されたものに限定されず、変更可能である。例えば、第2開口部22の位置を、スピーカ構造1の前後方向、すなわちY方向沿って移動することも可能である。これにより、スピーカ構造1から再生する音質を調整することができる。
なお、ポート20の第1開口部21は、筐体10の側面において外部に開口しているが、これに限定されず、例えば背面において外部に開口していてもよい。ポート20から放音される音は低域周波数成分であり指向性が低い。このため、いずれの方向において放音されても問題は生じない。また、第1開口部21がユーザから視認され難い場所に形成されるため、スピーカ構造1のデザインの自由度を向上することができる。
なお、本実施形態において、パッシブ型のスピーカを例に挙げたが、本発明は、パッシブ型のみに限定されず、例えば、アンプを内蔵したアクティブ型のスピーカであってもよい。また、本発明は、Bluethooth(登録商標)若しくはWi-Fi(登録商標)等の通信機能、デジタル信号の再生機能、又は信号の増幅若しくは調整機能等を有する一体型のスピーカであってもよい。
本実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、71、81…スピーカ構造
13…仕切板
15…第1エンクロージャ
16…第2エンクロージャ
17、61、62…連通口
20…ポート
22…開口部
40、45、55、57…壁

Claims (6)

  1. 第1エンクロージャと、
    第2エンクロージャと、
    前記第1エンクロージャと前記第2エンクロージャとの間に設けられ、前記第1エンクロージャと前記第2エンクロージャとを連通する連通口を有する仕切板と、
    外部に開口する第1開口部が配置され、前記第2エンクロージャに第2開口部が配置されたポートと、
    を備え
    前記ポートは一つであり、前記第1エンクロージャ及び前記第2エンクロージャに亘って配置され、
    前記第1エンクロージャは、前記第1開口部と前記第2開口部の並ぶ方向に対して、前記第1開口部と前記第2開口部との間に位置するように配置されている、
    スピーカ構造。
  2. 前記ポートの軸は、前記第1エンクロージャと前記第2エンクロージャとの並ぶ方向に沿っている
    請求項1に記載のスピーカ構造。
  3. 前記第1エンクロージャ又は前記第2エンクロージャの少なくともいずれか一方に突出し、
    前記連通口に対向する、
    壁を備える、
    請求項1又は請求項2に記載のスピーカ構造。
  4. 前記壁は、前記仕切板との間に吸音材を備える、
    請求項3に記載のスピーカ構造。
  5. 前記連通口は前記仕切板の中央に形成されている、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載のスピーカ構造。
  6. 前記第1エンクロージャ、前記第2エンクロージャ、及び前記仕切板は、一体的に形成された部分を有する、
    請求項1から請求項5のいずれかに記載のスピーカ構造。
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