JP2016081134A - 広告閲覧促進システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

広告閲覧促進システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】二次元コードを広告に付与することによって期待される広告閲覧の促進効果を高める技術を提供する。
【解決手段】本発明の一側面に係る広告閲覧促進システムは、公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレスであって、前記公開鍵暗号方式における公開鍵から生成される公開アドレス、及び、前記公開鍵とペアとなり、前記公開鍵を特定可能な秘密鍵であって、前記公開アドレスを出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵を発行するアドレス発行部と、広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該広告に付される二次元コードであって、前記秘密鍵を格納する二次元コードを生成するコード生成部と、送金する金額、回数及びタイミングを定めた送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金の取引を前記特典として行う送金処理部と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、広告閲覧促進システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、広告の宣伝効果の向上を図るため、広告媒体に付与する二次元コードを取得した回数に応じてユーザに対する商品又はサービスの割引率を算出する広告提供サービスシステムが提案されている。具体的には、広告媒体に付与する二次元コードには、スポンサー企業識別情報、広告商品識別情報、広告媒体識別情報及び広告媒体毎の通番情報が含まれている。
そこで、ユーザは、ユーザ端末を用いて広告媒体に付与された二次元コードを読み取り、二次元コードの読取内容を広告提供サービスシステムに送信する。広告提供サービスシステムは、ユーザ端末から送信される二次元コードの読取内容を受信し、ユーザ端末による読取が正当であるか否かを判定する。そして、広告提供サービスシステムは、ユーザ端末による読取が正当であると判定した場合に、二次元コードを取得した回数に応じた割引特典を当該ユーザに提供する。なお、当該広告提供サービスシステムでは、同一の二次元コードによる二重取得は禁止されており、同一の二次元コードを複数回取得しても、二次元コードを取得した回数は1回とカウントされる。
また、特許文献2には、自動販売機で販売される物品に付帯される広告ラベルに二次元コードを付与して広告を行うシステムが提案されている。具体的には、当該システムでは、物品の広告ラベルの表面に第1の広告情報が記載され、当該広告ラベルの裏面に二次元コードが印刷される。そして、この二次元コードには、インターネットを介して第2の広告情報にアクセスするための情報と購買者に与えられるポイントの情報とが格納されており、これによって、購買者の意思で第2の広告情報にアクセスするように仕向けている。
特開2007−241617号公報 特開2013−222189号公報
従来、特許文献1及び特許文献2に例示されるように、特定の広告に付される同一の二次元コードによる特典の重複取得は禁止されている。すなわち、当該二次元コードによってユーザが特典を得られる回数は1回に限られている。そのため、広告に付与される二次元コードは再利用性が低く、二次元コードを広告に付与することによって期待される広告閲覧の促進効果は限定的であった。
本発明は、一側面では、このような点を考慮してなされたものであり、二次元コードを広告に付与することによって期待される広告閲覧の促進効果を高める技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係る広告閲覧促進システムは、公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレスであって、前記公開鍵暗号方式における公開鍵から生成される公開アドレス、及び、前記公開鍵とペアとなり、前記公開鍵を特定可能な秘密鍵であって、前記公開アドレスを出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵を発行するアドレス発行部と、広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該広告に付される二次元コードであって、前記秘密鍵を格納する二次元コードを生成するコード生成部と、送金する金額、回数及びタイミングを定めた送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金の取引を前記特典として行う送金処理部と、を備える。
上記構成によれば、公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨の取引に利用される公開アドレスと秘密鍵とのペアが発行される。この電子暗号通貨は、例えば、Bitcoin(ビットコイン)である。この電子暗号通貨では、電子コインの受け渡し(取引、トランザクションとも称してもよい)に秘密鍵による電子署名が利用される。すなわち、秘密鍵を所有する所有者のみが公開アドレスに対応付けて保管された電子コインの出金を行うことができる。この秘密鍵は、一般的には、所有者以外に漏えいしないように秘匿される。
これに対して、上記構成では、広告を閲覧したユーザに特典を付与するため、この秘密鍵を格納した二次元コードが当該広告に付される。そして、広告を閲覧した特典として、当該広告に付した秘密鍵(二次元コード)に対応する公開アドレスに対して所定の送金条件に従って電子コインの送金が行われる。これにより、当該二次元コードを付された広告を閲覧したユーザは、ユーザ端末等でその二次元コードを読み取ることで、公開アドレスに送金された電子コインの出金を行うことが可能になる。すなわち、当該二次元コードを付された広告を閲覧したユーザは、二次元コードに格納された秘密鍵を用いることによって、当該広告に付与された特典を得ることができる。
ここで、このような特典の付与は、例えば、公開アドレス宛ての送金を繰り返し行うことで、さまざまな形態で繰り返し行うことが可能である。すなわち、上記構成では、特典を付与する回数及びタイミングを自在に操作することが可能になり、広告に付与される二次元コードを特典の取得に繰り返し利用することが可能になる。したがって、上記構成によれば、広告に付与される二次元コードの再利用性を高めることができる。そして、これによって、二次元コードを広告に付すことによって期待される広告閲覧の促進効果を向上させることができる。
なお、二次元コードを付す広告を掲載する広告媒体は、実施の形態に応じて、適宜選択することができる。例えば、広告媒体は、雑誌、新聞、ちらし、看板、乗り物、ノベルティ等の有体物であってもよいし、インターネット上のウェブページ、動画像等の無体物であってもよい。
また、電子暗号通貨の種類は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてもよい。例えば、本発明に利用可能な電子暗号通貨として、Bitcoin、Litecoin(ライトコイン)、Monacoin(モナコイン)、Peercoin(ピアコイン)、Namecoin(ネームコイン)、Quarkcoin(クオークコイン)、Mastercoin(マスターコイン)、Ripplecoin(リップルコイン)、Megacoin(メガコイン)等を挙げることができる。
また、上記一側面に係る広告閲覧促進システムの別の形態として、ランダムなタイミングで複数回送金を行うことが前記送金条件として定められていてもよく、前記送金処理部は、当該送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金をランダムなタイミングで複数回実行してもよい。当該構成によれば、不定期に複数回の送金が行われるため、特典を付与するタイミングをユーザに察知され難くし、特典を付与する回数以上に広告に付された二次元コードにユーザがアクセスするように仕向けることができる。そして、これによって、ユーザが広告を閲覧する回数を増やすことができる。
また、上記一側面に係る広告閲覧促進システムの別の形態として、前記広告閲覧促進システムは、送金する金額、回数及びタイミングの指定を受け付け、当該指定された内容に基づいて前記送金条件を設定する送金条件設定部を更に備えてもよい。そして、前記送金処理部は、前記送金条件設定部により設定された前記送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金の取引を行ってもよい。当該構成によれば、広告を行う広告事業者の所望する条件でユーザに特典を付与するキャンペーンを実施することが可能になる。
また、上記一側面に係る広告閲覧促進システムの別の形態として、前記コード生成部は、前記二次元コードを付す広告の内容に関連するシンボルの指定を受け付けてもよい。そして、前記コード生成部は、前記二次元コードとは異なる色でかつ前記二次元コードの読み取りを阻害しない程度の不透明度で当該指定されたシンボルを前記二次元コードのコード領域上に描画してもよい。
例えば、二次元コードを広告媒体から物理的に切り離したり、カメラ撮影等によって二次元コードを複製したりすることによって、特典を付与するための二次元コードを広告から分離することができる。そうすると、ユーザが二次元コードを利用する際に、二次元コードを付した広告そのものをユーザに閲覧させられなくなってしまい、特典を得るための二次元コードを付与することにより期待される広告閲覧の促進効果が得られなくなってしまう。
これに対して、当該構成によれば、二次元コードを付す広告の内容に関連するシンボルの指定を受け付けて、指定されたシンボルを当該二次元コードのコード領域上に描画する。そのため、二次元コードを広告から分離した場合であっても、ユーザが二次元コードを利用する際に、ユーザにシンボルを閲覧させることによって、二次元コードを付していた広告の内容をユーザに想起させることができる。したがって、当該構成によれば、二次元コードを広告から分離されてしまっても、特典を得るための二次元コードを付与することにより期待される広告閲覧の促進効果を維持することができる。
なお、コード領域上にシンボルを描画する場合、当該シンボルが二次元コードの読み取りを阻害する可能性がある。これに対して、当該構成では、当該シンボルを描画する色と不透明度とを適切に調節することで、二次元コードの読み取りを阻害しないようにしつつ、当該シンボルの視認性を確保する。
また、上記一側面に係る広告閲覧促進システムの別の形態として、前記アドレス発行部は、前記公開アドレスと前記秘密鍵とのペアを複数組発行してもよく、前記コード生成部は、前記各秘密鍵を格納する二次元コードを前記ペア毎に生成してもよい。そして、前記送金条件として、前記各公開アドレスに対して複数回の送金を行う送金実行期間が定められていてもよく、前記送金処理部は、前記送金実行期間が経過した後に、前記電子暗号通貨を送金した前記各公開アドレスに対して前記電子暗号通貨の出金が行われていない分についての返金の処理を実行してもよい。
例えば、特典を得ることのできる二次元コードを付した広告物を配布した場合に、全ての広告物がユーザに配布されるとは限らず、また、配布した全ての広告物に付された二次元コードが利用されるとは限らない。これに対して、当該構成では、送金実行期間が経過した後に、電子暗号通貨を送金した各公開アドレスに対して当該電子暗号通貨の出金が行われていない分についての返金処理を実行する。そのため、当該構成によれば、特典付与のキャンペーンを実施した後に、未使用の電子暗号通貨を速やかに回収することができる。
また、上記一側面に係る広告閲覧促進システムの別の形態として、前記アドレス発行部は、前記公開アドレスと前記秘密鍵とのペアを複数組発行してもよく、前記コード生成部は、前記各秘密鍵を格納する二次元コードを前記ペア毎に生成してもよい。そして、前記送金条件として、前記各公開アドレスに対して複数回の送金を行う送金実行期間が定められていてもよく、前記送金処理部は、前記送金実行期間内において、前記電子暗号通貨を送金した前記各公開アドレスに対して、前記電子暗号通貨の送金を行ってから所定の時間が経過した後に、前記電子暗号通貨の出金が行われていない分についての返金の処理を実行してもよい。
当該構成によれば、送金実行期間内に複数回にわたりユーザに特典が付与される。ただし、特典が付与される度にユーザが二次元コードにアクセスするとは限らず、二次元コードにアクセスさせることでユーザに広告を閲覧させる回数が特典を付与する回数を下回ってしまう可能性がある。
これに対して、当該構成では、電子暗号通貨の送信を行ってから所定の時間が経過した後に、当該電子暗号通貨の出金が行われていない分についての返金処理を実行する。これによって、返金処理が行われる前にユーザが二次元コードにアクセスするように仕向けることができ、少なくとも特典を付与する回数に応じてユーザに広告を閲覧させるようにすることができる。
なお、上記各形態に係る広告閲覧促進システムは、1又は複数の情報処理装置により実現されてもよい。また、上記各形態に係る広告閲覧促進システムの別の形態として、以上の各構成を実現する情報処理装置であってもよいし、情報処理方法であってもよいし、プログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータその他装置、機械等が読み取り可能な記憶媒体であってもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。
例えば、本発明の一側面に係る情報処理方法は、コンピュータが、公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレスであって、前記公開鍵暗号方式における公開鍵から生成される公開アドレス、及び、前記公開鍵とペアとなり、前記公開鍵を特定可能な秘密鍵であって、前記公開アドレスを出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵を発行するステップと、広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該広告に付される二次元コードであって、前記秘密鍵を格納する二次元コードを生成するステップと、送金する金額、回数及びタイミングを定めた送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金の取引を前記特典として行うステップと、を実行する情報処理方法である。
また、例えば、本発明の一側面に係るプログラムは、コンピュータに、公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレスであって、前記公開鍵暗号方式における公開鍵から生成される公開アドレス、及び、前記公開鍵とペアとなり、前記公開鍵を特定可能な秘密鍵であって、前記公開アドレスを出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵を発行するステップと、広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該広告に付される二次元コードであって、前記秘密鍵を格納する二次元コードを生成するステップと、送金する金額、回数及びタイミングを定めた送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金の取引を前記特典として行うステップと、を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の一側面に係る広告閲覧促進システムは、公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレスであって、前記公開鍵暗号方式における公開鍵から生成される公開アドレス、及び、前記公開鍵とペアとなり、前記公開鍵を特定可能な秘密鍵であって、前記公開アドレスを出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵を複数組発行するアドレス発行部と、ウェブページ上の広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該ウェブページにそれぞれ付される複数の二次元コードであって、前記各秘密鍵をそれぞれ格納する複数の二次元コードを生成するコード生成部と、送金する金額を定めた送金条件に従って、前記各公開アドレスに対する送金の取引を前記特典として行う送金処理部と、所定の表示条件に従って、前記複数の二次元コードを前記ウェブページ上で切り替えながら表示するように制御する表示制御部と、を備える。
上記構成によれば、ウェブページ上で表示する二次元コードを介して、当該ウェブページを閲覧したユーザに電子コインを特典として付与することができる。ただし、ウェブページを閲覧したユーザが当該特典を取得すると、ウェブページ上で公開される秘密鍵を用いて対応する公開アドレスから電子コインが抜き取られるため、このウェブページを閲覧した他のユーザは特典を取得することができなくなってしまう。
そこで、上記構成に係る広告閲覧促進システムは、秘密鍵と公開アドレスとのペアを複数組用意し、用意した各秘密鍵を二次元コードにコード化し、各公開アドレスには電子コインを保持させる。そして、上記構成に係る広告閲覧促進システムは、生成される複数の二次元コードをウェブページ上で切り替えながら表示するように制御する。これによって、ユーザによって特典が一度取得されても、ウェブページ上で表示する二次元コードを切り替えることで、電子コインの抜き取られていない公開アドレスに対応する秘密鍵の二次元コードをウェブページ上で新たに表示することができる。すなわち、ユーザに再度特典を取得させることができる。
ここで、この新たに表示される二次元コードを用いて特典を取得できるユーザは、基本的には、この二次元コードに最初にアクセスした者である。したがって、特典を得ようとするユーザは、例えば、ウェブページ上で公開される二次元コードの更新時期を狙って、繰り返しウェブページにアクセスすることになる。その結果、当該構成によれば、二次元コードを広告に付すことによって期待される広告閲覧の促進効果を向上させることができる。
本発明によれば、二次元コードを広告に付与することによって期待される広告閲覧の促進効果を高めることができる。
図1は、本発明が適用される場面の一例を示す。 図2は、第1実施形態に係る各装置のハードウェア構成を例示する。 図3は、第1実施形態に係る各装置の機能構成を例示する。 図4は、第1実施形態に係る電子暗号通貨におけるトランザクション(取引)を例示する。 図5は、第1実施形態に係る電子暗号通貨における取引履歴データベース(ブロックチェーン)を例示する。 図6は、第1実施形態に係る広告閲覧促進システムの処理手順の一例を示したフローチャートである。 図7は、第1実施形態に係る公開鍵と暗号鍵との関係の一例を示す。 図8は、第1実施形態に係る二次元コード付き広告の利用例を示す。 図9は、第1実施形態に係る送金条件を設定するための設定画面を例示する。 図10は、変形例に係る二次元コードを例示する。 図11は、第2実施形態に係る各装置の機能構成を例示する。 図12は、第2実施形態に係る広告促進システムの処理手順の一例を示したフローチャートである。 図13は、第2実施形態に係る二次元コードの利用例を示す。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、本実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメタ、マシン語等で指定される。
§1 第1実施形態
[適用場面]
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面について説明する。図1は、本実施形態に係る広告閲覧促進システム1が用いられる場面を例示する。図1に例示されるように、本実施形態に係る広告閲覧促進システム1は、公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨(以下、「電子コイン」とも称する)における公開鍵60と秘密鍵70との鍵ペアを発行する。
電子暗号通貨とは、電子署名を利用して取引を行う仮想的な通貨であり、例えば、Bitcoin、Litecoin、Monacoin、Peercoin、Namecoin、Quarkcoin、Mastercoin、Ripplecoin、Megacoin等である。以下では、説明の便宜のため、Bitcoinの仕組みを例に挙げて、本実施形態を説明する。ただし、本実施形態に適用可能な電子暗号通貨はBitcoinに限定される訳ではなく、他の種類の電子暗号通貨が利用されてもよい。また、複数種類の電子暗号通貨が併用されてもよい。
なお、Bitcoinの仕組みについては、例えば、Satoshi Nakamoto氏が発表した論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」に詳述されている。そのため、以下では、説明の便宜上、Bitcoinの詳細な仕組みについては適宜省略して、本実施形態を説明する。
本実施形態に係る広告閲覧促進システム1は、発行した公開鍵60から公開アドレス61を生成する。この公開アドレス61は、銀行の口座番号に例えられることがあり、電子コインの送金先及び出金元を示すアドレスとして活用される。一方、秘密鍵70は、公開アドレス61を出金元とする取引の電子署名に利用される。
電子コインの取引はP2P(Peer-to-Peer)ネットワークの2つのノード間で行われ、その取引情報はP2Pネットワーク内の各ノードにブロードキャストされて共有される。これにより、P2Pネットワーク上において、分散型データベースである取引履歴データベース50(後述するブロックチェーン)が形成され、電子コインの取引履歴が保存される。
本実施形態では、このような電子暗号通貨を利用して、広告を閲覧したユーザに特典を付与するキャンペーンを実施する。具体的には、広告閲覧促進システム1は、秘密鍵70を符号化し、当該秘密鍵70を格納する二次元コード71を生成する。広告を閲覧したユーザに特典を付与するキャンペーンを実施する者(以下、「広告事業者」とも称する)は、広告を閲覧したユーザに特典を付与するため、生成された二次元コード71を広告に付して、当該広告をユーザに配布する。
二次元コード71を付す広告媒体は、特定のユーザに閲覧される媒体であってもよいし、不特定多数のユーザに閲覧される媒体であってもよい。特定のユーザに閲覧される媒体は、例えば、雑誌、新聞、ちらし、ノベルティ、電子メール等である。また、不特定多数のユーザに閲覧される媒体は、例えば、看板、インターネット上のウェブページ等である。
そして、広告事業者は、広告閲覧促進システム1を利用して、広告に付した二次元コード71の示す秘密鍵70に対応する公開アドレス61に対して所定の送金条件に従って電子コインの送金を行う。これにより、当該二次元コード71を付された広告を閲覧したユーザは、ユーザ端末3でその二次元コード71を読み取ることで、公開アドレス61に送金された電子コインの出金を行うことが可能になる。すなわち、当該二次元コード71を付された広告を閲覧したユーザは、二次元コード71に格納された秘密鍵70を用いることによって、当該広告に付与された特典を得ることができる。
ここで、このような特典の付与は、例えば、公開アドレス61宛ての送金を繰り返し行うことで、様々な形態で繰り返し行うことができる。すなわち、本実施形態では、特典を付与する回数及びタイミングを自在に操作することが可能になり、広告に付される二次元コード71を特典の取得に繰り返し利用することが可能になる。
したがって、本実施形態によれば、広告に付す二次元コード71の再利用性を高めることができ、これによって、二次元コード71を広告に付すことによって期待される広告閲覧の促進効果を向上させることができる。
[構成例]
<ハードウェア構成>
続いて、図2を用いて、各装置のハードウェア構成を説明する。図2は、本実施形態に係る各装置のハードウェア構成を例示する。
まず、広告閲覧促進システム1のハードウェア構成について説明する。広告閲覧促進システム1は、図2に例示されるように、CPU、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む制御部11、制御部11で実行するプログラム8等を記憶する記憶部12、ネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース13、マウス、キーボード等の入力操作を行うための入力装置14、ディスプレイ等の出力装置15、及び記憶媒体9に記憶されたプログラムを読み込むためのドライブ16が電気的に接続されたコンピュータである。なお、図2では、通信インタフェースを「通信I/F」と記載されている。
広告閲覧促進システム1の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が可能である。例えば、制御部11は、複数のプロセッサを含んでもよい。また、例えば、入力装置14及び出力装置15は、タッチパネルディスプレイに置き換えられてもよい。
なお、記憶部12に記憶されたプログラム8は、後述する各処理を広告閲覧促進システム1に実行させるためのプログラムであり、本発明の「プログラム」に相当する。このプログラム8は記憶媒体9に記録されていてもよい。記憶媒体9は、コンピュータその他装置、機械等が記録されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、当該プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的又は化学的作用によって蓄積する媒体である。記憶媒体9は、本発明の「記憶媒体」に相当する。
ここで、図2は、記憶媒体9の一例として、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等のディスク型の記憶媒体を例示している。しかしながら、記憶媒体9の種類は、ディスク型に限定される訳ではなく、ディスク型以外であってもよい。ディスク型以外の記憶媒体として、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリを挙げることができる。
次に、ユーザの利用するユーザ端末3のハードウェア構成について説明する。当該ユーザ端末3は、図2に例示されるように、CPU、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む制御部31、制御部31で実行するプログラム等を記憶する記憶部32、ネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース33、画像の表示と入力を行うためのタッチパネルディスプレイ34、二次元コード71を撮影するためのカメラモジュール35、及び音声を出力するためのスピーカ36が電気的に接続されたコンピュータである。
ユーザ端末3の具体的なハードウェア構成に関しては、広告閲覧促進システム1と同様、実施形態に応じて適宜構成要素の省略、置換、及び追加が可能である。例えば、スピーカ36は省略されてもよい。また、例えば、タッチパネルディスプレイ34は、それぞれ別個独立に接続される入力装置及び表示装置に置き換えられてもよい。
次に、P2Pネットワークのノードを構成する情報処理装置5のハードウェア構成について説明する。当該情報処理装置5は、図2に例示されるように、CPU、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む制御部51、制御部51で実行するプログラム等を記憶する記憶部52、及びネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース53が電気的に接続されたコンピュータである。情報処理装置5の具体的なハードウェア構成に関しては、広告閲覧促進システム1と同様、実施形態に応じて適宜構成要素の省略、置換、及び追加が可能である。
なお、広告閲覧促進システム1として、例えば、提供されるサービス専用に設計された装置の他、PC(Personal Computer)、タブレット端末等が用いられてよい。更に、広告閲覧促進システム1は、1又は複数のコンピュータにより実装されてもよい。同様に、ユーザ端末3として、例えば、提供されるサービス専用に設計された装置の他、PC(Personal Computer)、タブレット端末、携帯電話、携帯ゲーム機等が用いられてよい。P2Pネットワークの各ノード(情報処理装置5)として、例えば、提供されるサービス専用に設計された装置の他、PC(Personal Computer)、タブレット端末等の汎用の装置が用いられてよい。
また、ネットワークに接続される各装置間における情報の伝達は、例えば、3G(3rd Generation)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、インターネット、電話網、専用網等のネットワークを介したデータ通信で実現される。当該ネットワークの種類は、各データ通信に応じて適宜選択されてよい。
また、広告閲覧促進システム1及びユーザ端末3は、P2Pネットワークのノードとして構成されてもよいし、P2Pネットワークのノードとしては構成されず、PSPネットワークのノードを構成する情報処理装置5(サーバ)にアクセスすることで、PSPネットワーク内の他のノードと通信を行うように構成されてもよい。
<機能構成例>
続いて、図3を用いて、各装置の機能構成を説明する。図3は、本実施形態に係る各装置の機能構成を例示する。
まず、広告閲覧促進システム1の機能構成について説明する。本実施形態に係る広告閲覧促進システム1の制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラム8をRAMに展開する。そして、制御部11は、RAMに展開されたプログラム8をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、広告閲覧促進システム1は、アドレス発行部21、コード生成部22、送金処理部23及び送金条件設定部24を備えるコンピュータとして機能する。
アドレス発行部21は、公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレス61を発行する。この公開アドレス61は、当該公開鍵暗号方式における公開鍵60から生成される。また、アドレス発行部21は、公開鍵60とペアとなり、公開鍵60を特定可能な秘密鍵70であって、公開アドレス61を出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵70を発行する。
コード生成部22は、秘密鍵70を符号化することによって、当該秘密鍵70を格納する二次元コード71を生成する。二次元コード71の種類は、実施の形態に応じて適宜選択可能である。例えば、二次元コード71は、QRコード(登録商標)等のマトリックス式であってもよく、PDF417等のスタック式であってもよい。この二次元コード71は、広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該広告に付される。
そして、送金処理部23は、広告を閲覧したユーザへの特典として、送金する金額、回数及びタイミングを定めた送金条件に従って、公開アドレス61に対する送金の取引(トランザクション)を行う。当該取引の情報は、P2Pネットワークの各ノードにブロードキャストされ、取引履歴データベース50に記録される。
ここで、図4及び図5を用いて、この電子暗号通貨の取引の仕組みについて具体的に説明する。図4は、電子暗号通貨におけるトランザクション(取引)の定義を例示する。また、図5は、電子暗号通貨における取引履歴(ブロックチェーン)の一部を例示する。
電子暗号通貨における電子コインは、図4に例示される一連の電子署名の連鎖として定義される。電子コインの所有者は、次の所有者にその電子コインを送金する場合に、直前の取引のハッシュ値と次の所有者の公開鍵のハッシュ値とを自身の秘密鍵で電子署名したものを電子コインに追加する。なお、これらのハッシュ値の計算には、例えば、SHA−256、RIPEMD−160等の一方向ハッシュ関数が用いられる。
図4では、取引の具体例として、電子コインが、所有者Zから所有者Aに送金され、所有者Aから所有者Bに送金され、所有者Bから所有者Cに送金される場面が例示されている。この場合、所有者Aから所有者Bに電子コインを送金するときには、所有者Aは、所有者Zから所有者Aへの送金取引のハッシュ値と次の所有者である所有者Bの公開鍵のハッシュ値とを所有者Aの秘密鍵で電子署名したものを電子コインに追加する。
所有者Bを含むこの取引以降の電子コインの所有者は、所有者Aの公開鍵でこの電子署名を復号した値を所有者Zから所有者Aへの送金取引のハッシュ値及び所有者Bの公開鍵のハッシュ値と照合することで、この取引が改変されているか否かを判定することができる。
同様に、所有者Bから所有者Cに電子コインを送金するときには、所有者Bは、所有者Aから所有者Bへの送金取引のハッシュ値と次の所有者である所有者Cの公開鍵のハッシュ値とを所有者Bの秘密鍵で電子署名したものを電子コインに追加する。これにより、所有者Bから所有者Cへの送金取引が改変されているか否かを判定することが可能になる。
電子コインは、このような一連の電子署名の連鎖として定義することができる。ここで、後述するとおり、公開鍵のハッシュ値は公開アドレスである。すなわち、この公開アドレスに保管される電子コインを送金できるのは、この公開アドレスを送金元とする送金取引の電子署名を行える者、換言すると、この公開アドレスに対応する秘密鍵を有する者に限られる。そのため、秘密鍵は、一般的には、所有者以外に漏えいしないように秘匿される。なお、この公開アドレスに保管される電子コインの合計は、この公開アドレスへの送金額の合計からこの公開アドレスからの出金額の合計を差し引いた差額として表現される。
ただし、この電子署名だけでは、この電子コインの過去の所有者のうちの誰かが当該電子コインを多重使用(多重譲渡)していることを検証することはできない。そこで、Bitcoin等の電子暗号通貨では、図5で例示されるブロックチェーンという仕組みを用いて、この多重使用を防止している。
図5に例示されるように、各ブロックは、複数のトランザクションとNonceと直前のブロックのハッシュ値とを格納している。Nonceはプルーフオブワークの結果として発見された値であり、この値を最初に発見したノード(マイナー)がNonceを発見したブロックをブロックチェーンの末尾に追加することでブロックチェーンの更新を行う。これにより、ブロックチェーンには一貫した取引履歴が記録されることになり、このブロックチェーンをP2Pネットワークに参加するノード全体で共有することで、一貫した取引履歴をP2Pネットワーク全体で共有することができる。すなわち、このブロックチェーンが、取引履歴データベース50となる。Bitcoin等の公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨では、このような仕組みによって電子コインの取引が行われる。
次に、ユーザ端末3の機能構成について説明する。本実施形態に係るユーザ端末3の制御部31は、記憶部32に記憶されたプログラムをRAMに展開する。そして、制御部31は、RAMに展開されたプログラムをCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、図3に例示されるように、ユーザ端末3は、読取部41及び受取部42を備えるコンピュータとして機能する。
読取部41は、広告に付された二次元コード71の読み取りを行う。これにより、読取部41は、二次元コード71を復号して、当該二次元コード71に格納される秘密鍵70を取得する。そして、受取部42は、この秘密鍵70を利用して、公開アドレス61に送金された電子コインの受け取りを行う。
なお、本実施形態では、これらの機能がいずれも汎用のCPUによって実現される例を説明している。しかしながら、これらの機能の一部又は全部が、1又は複数の専用のプロセッサにより実現されてもよい。また、広告閲覧促進システム1及びユーザ端末3の機能構成に関して、実施形態に応じて、適宜、機能の省略、置換、及び追加が行われてもよい。例えば、送金条件が予め指定されている場合には、送金条件設定部24は省略されてもよい。なお、各機能に関しては後述する動作例で詳細に説明する。
[動作例]
次に、図6〜図8を用いて、電子暗号通貨を利用した特典配布に関する動作例を説明する。図6は、広告閲覧促進システム1の処理手順を例示する。図7は、公開鍵60と秘密鍵70との関係を例示する。また、図8は、広告を閲覧したユーザに特典を付与する場面を例示する。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてもよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換及び追加が可能である。
(ステップS101)
ステップS101では、制御部11は、アドレス発行部21として機能し、公開アドレス61と秘密鍵70とのペアを発行する。具体的には、図7に例示されるように、制御部11は、まず、乱数発生器等を用いて、公開鍵暗号方式における秘密鍵70を生成する。乱数発生器は、例えば、プログラムとして記憶部12に格納されていてもよい。この秘密鍵70は、上述のとおり、ペアとなる公開アドレス61を出金元とする取引の電子署名に利用される。
次に、制御部11は、例えば、楕円曲線DSA(Elliptic Curve Digital Signature Algorithm, ESDSA)等の電子署名のアルゴリズムに基づいて、秘密鍵70から公開鍵60を生成する。生成される公開鍵60と秘密鍵70とは公開鍵暗号方式における鍵ペアとなり、この公開鍵暗号方式の性質上、秘密鍵70から公開鍵60を生成することは可能であるものの、公開鍵60から秘密鍵70を生成することは計算量の観点から不可能に構成される。すなわち、公開鍵60から秘密鍵70を特定することはできないが、秘密鍵70から公開鍵60を特定することはできる。なお、利用する電子署名のアルゴリズムの種類は楕円曲線DSAに限定される訳ではなく、実施の形態に応じて適宜選択されてもよい。
続いて、制御部11は、SHA−256、RIPEMD−160等の一方向ハッシュ関数を公開鍵60に適用することで、公開鍵60から公開アドレス61を生成する。例えば、制御部11は、SHA−256を公開鍵60に2回適用することによって、公開アドレス61を生成することができる。すなわち、この公開アドレス61は、上述したトランザクションの署名に利用される公開鍵のハッシュ値であり、電子暗号通貨の送信先及び出金元を識別するために利用される。なお、公開アドレス61の生成には一方向ハッシュ関数を利用するため、図7に示されるように、公開鍵60から公開アドレス61を生成することは可能であるものの、公開アドレス61から公開鍵60を生成することは不可能に構成される。
一方、制御部11は、接頭辞及びチェックサムを秘密鍵70に追加したものをBASE58等の可逆的な符号化方式を用いて符号化することで、WIF700(Wallet Import Format,WIF形式の秘密鍵)を生成する。WIF700の生成には可逆的な符号化方式が用いられているため、秘密鍵70とWIF700とは相互に変換可能に構成される。本実施形態では、このようにして、公開アドレス61と秘密鍵70(WIF700)とのペアが形成される。
なお、WIF700を生成する符号化方式は、BASE58に限定される訳ではなく、実施の形態に応じて適宜選択されてもよい。また、WIF700の生成は省略されてもよい。制御部11は、このような公開アドレス61と秘密鍵70とのペアを1組のみ生成してもよいし、複数組生成してもよい。多数のノベルティを頒布することで広告の拡散を図る場合には、制御部11は、公開アドレス61及び秘密鍵70の多数のペアを生成する。この場合、各公開アドレス61は異なる値となっており、各公開アドレス61に対応する各秘密鍵70(後述する二次元コード71)が各ノベルティに付される。これによって、当該各ノベルティを取得したユーザに各公開アドレス61を介して特典を付与することが可能になる。公開アドレス61と秘密鍵70とのペアを生成し終えると、制御部11は、次のステップS102に処理を進める。
(ステップS102)
次のステップS102では、制御部11は、コード生成部22として機能し、ステップS101で生成した秘密鍵70を符号化して、当該各秘密鍵70を格納する二次元コード71を生成する。秘密鍵70とWIF700とは相互変換可能であるため、秘密鍵70を二次元コード71に変換してもよいし、WIF700を二次元コード71に変換してもよい。ステップS101で複数個の秘密鍵70を生成した場合には、制御部11は、各秘密鍵70の二次元コード71を生成する。そして、二次元コード71を生成し終えた後に、制御部11は、次のステップS103に処理を進める。
なお、上述のとおり、二次元コード71の種類は、実施の形態に応じて適宜選択可能である。例えば、二次元コード71は、QRコード(登録商標)等のマトリックス式であってもよく、PDF417等のスタック式であってもよい。制御部11は、生成する二次元コード71の種類に応じて本処理における符号化方法を選択する。
また、広告を閲覧したユーザに得点を付与するキャンペーンを実施するため、生成された二次元コード71は適宜広告に付される。例えば、広告閲覧促進システム1に印刷機が接続しており、この印刷機で広告物が印刷する場合には、制御部11は、広告物を印刷するとともに、当該広告物上に二次元コード71を印刷してもよい。また、例えば、広告を行う広告物がインターネット上のウェブページである場合には、生成された二次元コード71は、このウェブページ上で表示するように適合される。
(ステップS103)
次のステップS103では、図8に例示されるように、制御部11は、送金処理部23として機能し、所定の送金条件に従って、ステップS101で生成した公開アドレス61に対する送金の取引を行う。ステップS101で複数の公開アドレス61を生成した場合には、制御部11は、各公開アドレス61に対して送金を行う。そして、当該送金が完了すると、制御部11は、本動作例に係る処理を終了する。
ここで、一般的に、電子暗号通貨のやり取りには、ウォレットと呼ばれるソフトウェアが用いられる。そのため、図8では、広告事業者の用いる広告閲覧促進システム1にはウォレット25がインストールされており、このウォレットによって、広告事業者の所有する複数の公開アドレス251が管理されている。
各公開アドレス251はペアとなる秘密鍵252と対応付けられており、制御部11は、このウォレット25を用いることで、各公開アドレス251(出金元)からステップS101で生成した公開アドレス61(送金先)に電子コインの送金を行うことができる。制御部11は、本ステップS103で出金元として利用する公開アドレス251を適宜選択するように構成されてもよい。
また、送金条件には、例えば、送金する金額、回数及びタイミングが定められている。送金する金額、回数及びタイミングは、実施の形態に適宜設定することができる。送金する回数は1回でもよいし、複数回でもよい。また、送金するタイミングは、定期であってもよいし、不定期であってもよい。定期的に送金を行う場合、制御部11は、例えば、1日おき、1週間おき、1ヶ月おき等、所定時間経過する度に電子コインの送金を行う。一方、不定期に送金を行う場合、制御部11は、ランダムなタイミングで送金を行う。
これに対して、広告を閲覧したユーザは、図8に例示されるように、自身のユーザ端末3を用いて、広告に付された二次元コード71を読み取り、読み取った二次元コード71から秘密鍵70を抽出する。そして、抽出した秘密鍵70を用いて、当該ユーザは、公開アドレス61宛に送金された電子コインを受け取る。
具体的には、各ユーザのユーザ端末3にもウォレット43がインストールされており、このウォレット43によって、各ユーザの保有する複数の公開アドレス431が管理されている。各公開アドレス431には秘密鍵432が対応付けられており、これによって、各公開アドレス431から電子コインを出金することができる。つまり、各秘密鍵432によって、ユーザは、各公開アドレス431に格納された電子コインを自在に利用することができる。
そこで、ユーザは、ユーザ端末3においてウォレット43を利用して、公開アドレス61に送金された電子コインを受け取る。例えば、ユーザは、ユーザ端末3を操作して、広告に付された二次元コード71を読み取る。このとき、制御部31は、読取部41として機能して、カメラモジュール35を起動し、広告に付された二次元コード71を撮影する。この二次元コード71を撮影する際、ユーザは、二次元コード71の付された広告を閲覧することになる。
そして、制御部31は、カメラモジュール35により撮影した撮影画像を解析して、撮影画像内に写る二次元コード71を抽出し、抽出した二次元コード71を復号する。これによって、ユーザ端末3(制御部31)は、広告に付された二次元コード71を読み取り、当該二次元コード71に格納された秘密鍵70を取得する。
次に、制御部31は、受取部42として機能し、取得した秘密鍵70をウォレット43に適用して、公開アドレス61に格納される電子コインの出金を行う。ここで、上述のとおり、秘密鍵70から公開アドレス61の元となる公開鍵60を特定することができる。そのため、当該秘密鍵70とペアとなる公開アドレス61がユーザ端末3側で特定されていなくても、制御部31は、当該秘密鍵70から、当該秘密鍵70とペアとなる公開アドレス61を特定することができる。
すなわち、ユーザは、秘密鍵70を取得することができれば、その秘密鍵70に対応する公開アドレス61が特定されていなくても、当該公開アドレス61に送金された電子コインを取得することができる。ただし、このことは二次元コード71に公開アドレス61を格納することを妨げるものではなく、公開アドレス61と秘密鍵70とのペアが二次元コード71に格納されていてもよい。
そこで、制御部31は、公開アドレス61に格納される電子コインの出金として、公開アドレス61(出金元)に格納された電子コインを自身の公開アドレス431(送金先)に送金してもよい。これによって、広告を閲覧したユーザに付与する特典として公開アドレス61宛に送金された電子コインを自身の管理する公開アドレス431に振り分けることができる。すなわち、特典として公開アドレス61に送金された電子コインを自由に利用できるように受け取ることができる。
このように、本実施形態では、一般的には秘匿される秘密鍵70を二次元コード71として広告に付すことで、この広告を配布する広告事業者とこの広告を閲覧したユーザとの間で、公開アドレス61を介した電子コインのやり取りが可能になる。そのため、特典を付与する回数及びタイミングを自在に操作することが可能になり、広告に付与される二次元コード71の再利用性を高めることができる。
また、上述のとおり、特典を取得するためには、ユーザは、ユーザ端末3のカメラモジュール35で二次元コード71を撮影する。この撮影の際に、ユーザは、二次元コード71の付された広告を閲覧することになる。つまり、本実施形態では、この二次元コード71をより多くの回数利用させることで、当該二次元コード71の付された広告をユーザにより多くの回数閲覧させることを一つの目的としている。
そのため、ユーザが特典を得ようとする度に、二次元コード71の撮影が行われるのが好ましい。すなわち、制御部31は、二次元コード71のデコード情報(秘密鍵70)を一度特典の取得(電子コインの受け取り)に利用した場合には、当該デコード情報を削除するように構成されるのが好ましい。
なお、電子コインを付与するタイミングをユーザに察知されている場合には、例えば、ユーザは、複数回にわたり付与された電子コインを1回でまとめて取得することが可能である。そのため、複数回特典を付与したとしても、この複数回特典を付与することにより期待される広告閲覧の促進効果が得られない可能性がある。
これに対応するため、送金条件には、ランダムなタイミングで複数回送金を行うことが定められていてもよい。そして、制御部11は、本ステップS103において、当該送金条件に従い、各公開アドレス61に対する送金をランダムなタイミングで複数回実行してもよい。これによって、不定期に複数回の送金が行われるため、特典を付与するタイミングをユーザに察知され難くし、特典を付与する回数以上に広告に付された二次元コード71にユーザがアクセスするように仕向けることができる。また、ユーザが広告を閲覧する回数を増やすことができる。
また、図9に例示されるように、制御部11は、送金条件設定部24として機能し、送金する金額、回数及びタイミングの指定を受け付け、当該指定された内容に基づいて上記送金条件を設定してもよい。図9は、送金条件の指定を受け付ける際に、広告閲覧促進システム1の出力装置15に表示される設定画面150を例示している。
図9で例示される設定画面150では、特典の付与、換言すると、電子コインの送金を開始する日時、終了する日時、1つの公開アドレス61あたりに送金する回数、送金するタイミング、及び1回あたりの送金額を指定することができる。
すなわち、開始日時指定欄131では電子コインの送金を開始する日時を指定することができる。また、終了日時指定欄132では電子コインの送金を終了する日時を指定することができる。開始日時と終了日時とで、特典を付与するキャンペーン期間を設定することができる。このキャンペーン期間は、本発明の「送金実行期間」に相当する。
また、送金回数指定欄133では、1つの公開アドレス61あたりに送金する回数を指定することができる。ステップS101において複数の公開アドレス61が生成されている場合、各公開アドレス61への送金回数は一致していなくてもよい。すなわち、送金回数指定欄133は、公開アドレス61毎に送金回数を変更可能に構成されてもよい。
また、送金タイミング指定欄134では、送金を行うタイミングを指定することができる。図9で例示される設定画面130では、定期的に送金を行うか又は不定期に送金を行うかを選択することができるように構成されている。
また、送金額指定欄135では、各公開アドレス61に1回あたりに送金する金額を指定することができる。なお、送金額の指定する方法は、このような送金額を直接指定する方法に限られず、実施の形態に応じて適宜設定可能である。例えば、送金額の上限値が指定可能になっており、制御部11は、その上限値を超えないランダムな値分の送金を行うように構成されてもよい。
広告事業者は、広告閲覧促進システム1の入力装置14を操作して、上記各内容を指定する。そして、設定ボタン136を操作することで、広告事業者は、送金条件の指定操作を終了する。制御部11は、設定ボタン136が操作された際に各欄131〜135で指定されている内容に基づいて送金条件を設定する。このように広告事業者が所望する送金条件を指定可能に構成することで、広告事業者の所望する条件でユーザに特典を付与するキャンペーンを実施することが可能になる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
(1)シンボル付き二次元コードの生成
上記実施形態では、広告に付された二次元コード71をカメラモジュール35で撮影する工程を特典の取得に関する一連の工程に含めることによって、ユーザに広告を閲覧するように仕向けている。そのため、二次元コード71を広告媒体から物理的に切り離したり、カメラ撮影等によって二次元コード71を複製したりすることによって、二次元コード71が広告から分離されてしまうと、特典を取得する一連の工程においてユーザに広告を閲覧するように仕向けることができなくなってしまう。
これに対応するため、上記ステップS102において、制御部11は、二次元コード71を付す広告の内容に関連するシンボルを受け付けてもよい。シンボルは、文字、図形、記号及びそれらの結合で構成されてよい。そして、制御部11は、二次元コード71とは異なる色でかつ当該二次元コード71の読み取りを阻害しない程度の不透明度で二次元コード71のコード上に描画してもよい。図10を用いて、この変形例を説明する。
図10は、本変形例に係る二次元コード71Aを例示する。この二次元コード71Aには、情報が格納されるコード領域711と、二次元コード71Aの位置を検出するための3つの位置検出パターン712と、が含まれている。制御部11は、この情報が格納されるコード領域711上に、コード領域711を描画する色とは異なる色でかつ当該コード領域711の読み取りを阻害しない程度の不透明度で指定されたシンボル713を描画してもよい。
これによって、二次元コード71Aを広告から分離した場合であっても、ユーザは、二次元コード71Aを利用する際に、シンボル713を閲覧することになる。そのため、二次元コード71Aを広告から分離した後であっても、当該シンボル713に基づき、ユーザに広告の内容を想起させることができる。よって、本変形例によれば、二次元コード71Aが広告から分離されてしまっても、二次元コード71Aを付与することにより期待される広告閲覧の促進効果を維持することができる。なお、不透明度は透明ではない度合を示し、不透明度が0%に近付くほど、その不透明度の対象物は透明に近くなる。
(2)キャンペーン期間経過後の返金処理
また、広告閲覧促進システム1の制御部11は、ステップS101において、公開アドレス61と秘密鍵70とのペアを複数組発行してもよい。また、ステップS102において、制御部11は、各秘密鍵70を格納する二次元コード71をペア毎に生成してもよい。更に、送金条件として、各公開アドレス61に対して複数回の送金を行うキャンペーン
期間が定められていてもよい。このキャンペーン期間は、本発明の「送金実行期間」に相当する。
そして、制御部11は、ステップS103において送金処理を行った後に、すなわち、キャンペーン期間が経過した後に、ステップS103の次のステップの処理として、電子コインを送金した各公開アドレス61に対して当該電子コインの出金が行われていない分についての返金の処理を実行してもよい。
この場合、例えば、広告閲覧促進システム1は、各公開アドレス61に対応する各秘密鍵70の情報を記憶部12に記憶しており、制御部11は、この情報を利用して、各公開アドレス61(出金元)から自身の所有する公開アドレス251(送金先)への送金の取引を行う。これによって、電子コインの出金が行われていない分についての返金の処理を実施することができる。
(3)送金対象から除外
また、広告閲覧促進システム1の制御部11は、ステップS101において、公開アドレス61と秘密鍵70とのペアを複数組発行してもよい。また、ステップS102において、制御部11は、各秘密鍵70を格納する二次元コード71をペア毎に生成してもよい。更に、送金条件として、各公開アドレス61に対して複数回の送金を行うキャンペーン
期間が定められていてもよい。
そして、制御部11は、キャンペーン期間が継続している間で、キャンペーン期間が開始してから一定時間経過した後に、各公開アドレス61に対して送金した電子コインの出金が行われているか否かをチェックしてもよい。そして、当該チェックの結果、送金した電子コインの出金が行われていない公開アドレス61を、送金の対象、すなわち、特典を付与する対象から除外してもよい。
本変形例によれば、例えば、その公開アドレス61から電子コインを出金するための秘密鍵70の付された広告が頒布されていない等の事情によって、特典の付与に利用されていない公開アドレス61を送金対象から除外することができる。これにより、効率的に特典の付与を行うことが可能になる。
例えば、キャンペーン期間が1ヶ月である場合に、キャンペーン開始から20日経過しても対象の公開アドレス61から電子コインの出金が行われていない場合、当該対象の公開アドレス61とペアとなる秘密鍵70を付した広告は頒布されていない可能性がある。このような場合、この対象の公開アドレス61に対して特典の付与を継続するのは、ユーザに広告を閲覧するように仕向けることにつながらず、無駄である可能性が高い。本変形例によれば、このような場合に、特典を付与する態様からこの対象の公開アドレス61を除外し、特典を付与する業務の効率化を図ることができる。
(4)一定時間経過後の返金処理
また、広告閲覧促進システム1の制御部11は、ステップS101において、公開アドレス61と秘密鍵70とのペアを複数組発行してもよい。また、ステップS102において、制御部11は、各秘密鍵70を格納する二次元コード71をペア毎に生成してもよい。更に、送金条件として、各公開アドレス61に対して複数回の送金を行うキャンペーン
期間が定められていてもよい。
そして、制御部11は、上記ステップS103の間、すなわち、特典を付与するキャンペーン期間内において、電子コインを送金した各公開アドレス61に対して、電子コインの送金を行ってから所定の時間が経過した後に、当該電子コインの出金が行われていない分についての返金の処理を実行してもよい。当該返金の処理は、上記変形例と同様であり、説明を省略する。
当該変形例によれば、キャンペーン期間内に複数回にわたりユーザに特典が付与されるが、特典が付与される度にユーザが二次元コード71にアクセスするとは限らない。そのため、二次元コード71にアクセスさせることでユーザに広告を閲覧させる回数が特典を付与する回数を下回ってしまう可能性がある。
これに対して、本変形例によれば、電子コインの送金を行ってから所定の時間(例えば、1日)が経過した後に、当該電子コインの出金が行われていない分についての返金処理を実行する。これによって、付与した特典(電子コインの取得)の有効期限を設定することができ、有効期間内に二次元コード71にアクセスするようにユーザに仕向けることができる。そのため、少なくとも特典を付与する回数に応じてユーザに広告を閲覧させるようにすることができる。
§2 第2実施形態
次に、図11〜図13を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。図11は、第2実施形態に係る各装置の機能構成を例示する。図12は、第2実施形態に係る広告閲覧促進システム10の処理手順の一例を示す。また、図13は、第2実施形態に係る二次元コード71の利用例を示す。
第2実施形態に係る広告閲覧促進システム10は、各公開アドレス61に対する電子コインの送金処理及び二次元コード71の利用態様で相違することを除き、第1実施形態に係る広告閲覧促進システム1とほぼ同様である。すなわち、図1で例示される適用場面は第2実施形態にも当てはまる。また、図2で例示される広告閲覧促進システム1のハードウェア構成は第2実施形態に係る広告閲覧促進システム10にも当てはまる。更に、図4、図5及び図7で例示される電子暗号通貨の技術内容は第2実施形態にも当てはまる。そのため、これらに関して適宜説明を省略する。
まず、図11を用いて、第2実施形態に係る広告閲覧促進システム10の機能構成を説明する。上記のとおり、第2実施形態に係る広告閲覧促進システム10は、図2で例示される第1実施形態に係る広告閲覧促進システム1と同じハードウェア構成を有している。
第2実施形態に係る広告閲覧促進システム10の制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラム8をRAMに展開する。そして、制御部11は、RAMに展開されたプログラム8をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、広告閲覧促進システム10は、アドレス発行部26、コード生成部27、送金処理部28及び表示制御部29を備えるコンピュータとして機能する。
アドレス発行部26は、公開アドレス61及び秘密鍵70のペアを複数組生成する。公開アドレス61及び秘密鍵70は第1実施形態と同様である。コード生成部27は、秘密鍵70を符号化することによって、当該秘密鍵70を格納する二次元コード71を生成する。二次元コード71の種類は、上記のとおり、実施の形態に応じて適宜選択可能である。
また、送金処理部28は、ウェブページ80を閲覧したユーザへの特典として、送金する金額を定めた送金条件に従って、公開アドレス61に対する送金の取引(トランザクション)を行う。そして、表示制御部29は、所定の表示条件に従って、複数の二次元コード71をウェブページ80上で切り替えながら表示する。所定の表示条件は、実施形態に応じて適宜選択可能である。
次に、図12及び図13を用いて、第2実施形態に係る広告閲覧促進システム10の動作例を説明する。なお、以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてもよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換及び追加が可能である。
(ステップS201)
ステップS201では、広告閲覧促進システム10の制御部11は、アドレス発行部26として機能し、ウェブページ80を閲覧したユーザに特典を付与するため、公開アドレス61と秘密鍵70とのペアを複数組生成する。各公開アドレス61は異なる値となっている。なお、公開アドレス61と秘密鍵70とのペアを生成する方法は第1実施形態と同様である。公開アドレス61と秘密鍵70とのペアを複数組生成し終えると、制御部11は、次のステップS202に処理を進める。
(ステップS202)
次のステップS202では、制御部11は、コード生成部27として機能し、ステップS201で生成した秘密鍵70をそれぞれ符号化して、当該各秘密鍵70を格納する二次元コード71を生成する。二次元コード71の生成方法は第1実施形態と同様である。複数の二次元コード71を生成し終えると、制御部11は、次のステップS203に処理を進める。
(ステップS203)
次のステップS203では、制御部11は、送金処理部28として機能し、送金額を定めた送金条件に従って、ステップS201で生成した各公開アドレス61に対する送金の取引を行う。送金の取引が完了すると、制御部11は、次のステップS204に処理を進める。
例えば、図13に例示されるように、広告閲覧促進システム10にはウォレット25がインストールされており、このウォレットによって、広告事業者の所有する複数の公開アドレス251が管理されているとする。この場合、制御部11は、このウォレット25を用いることで、各公開アドレス251(出金元)からステップS101で生成した各公開アドレス61(送金先)に電子コインの送付を行うことができる。
なお、各公開アドレス61に送金する金額はそれぞれ異なっていてもよい。送金条件は、実施の形態に応じて適宜設定することができる。また、本ステップS203にかかる送金処理は、次のステップS204で秘密鍵70をコード化した二次元コード71がウェブページ80上で表示されるまでに実行されればよい。
(ステップS204)
次のステップS204では、制御部11は、表示制御部29として機能し、所定の表示条件に従って、複数の二次元コード71をウェブページ80上で切り替えながら表示する。そして、各二次元コード71のウェブページ80上での表示が完了すると、制御部11は、本動作例に係る処理を終了する。
例えば、制御部11は、ウェブページ80上の特典贈与用の二次元コードとして表示する二次元コード71をステップS202で生成した複数の二次元コード71から選択する。各二次元コード71に対応する公開アドレス61にはランダムな金額の電子コインが格納されていてもよい。制御部11は、このような公開アドレス61から電子コインをユーザが抜き出せるように、選択した二次元コード71をウェブページ80上に特典贈与用の二次元コードとして表示する。なお、ウェブページ80に同時に表示する二次元コード71の数は実施の形態に応じて適宜設定可能である。
所定の表示条件は、各二次元コード71を表示する期間を定める。この所定の表示条件では、各二次元コード71の表示をランダムなタイミングで切り替えるように設定されていてもよいし、各二次元コード71を所定の期間表示するように設定されていてもよい。当該所定の表示条件は、実施の形態に応じて適宜設定することができる。
これに対して、ウェブページ80上の広告を閲覧したユーザは、図13に例示されるように、自身のユーザ端末3を用いて、ウェブページ80上に表示された二次元コード71を読み取り、読み取った二次元コード71から秘密鍵70を抽出する。そして、ユーザは、抽出した秘密鍵70を用いて、各公開アドレス61宛てに送金された電子コインを受け取る。
具体的には、第1実施形態と同様に、各ユーザのユーザ端末3にもウォレット43がインストールされており、このウォレット43によって、各ユーザの保有する複数の公開アドレス431が管理されている。ユーザは、ユーザ端末3においてこのウォレット43を利用することで、公開アドレス61に送金された電子コインを受け取ることができる。
(作用・効果)
本発明の第2実施形態によると、ウェブページ80上で表示する二次元コード71を介して、当該ウェブページ80を閲覧したユーザに電子コインを特典として付与することができる。ただし、ウェブページ80を閲覧したあるユーザが当該特典を取得すると、ウェブページ80上で公開される秘密鍵70を用いて対応する公開アドレス61から電子コインが抜き出され、このウェブページ80を閲覧した他のユーザは特典を取得することができなくなってしまう。
そこで、第2実施形態に係る広告閲覧促進システム10は、秘密鍵70と公開アドレス61とのペアを複数組用意し、用意した各秘密鍵70を二次元コード71にコード化し、各公開アドレス61には電子コインを保持させる。そして、第2実施形態に係る広告閲覧促進システム10は、生成される複数の二次元コード71をウェブページ80上で切り替えながら表示するよう制御する。これによって、あるユーザによって特典が一度取得されても、ウェブページ80上で表示する二次元コード71を切り替えることで、電子コインの抜き出されていない公開アドレス61に対応する秘密鍵70の二次元コード71をウェブページ80上に新たに表示することができる。すなわち、各ユーザに再度特典を取得するチャンスを与えることができる。
ここで、この新たに表示される二次元コード71を用いて特典を取得可能なユーザは、基本的には、この二次元コード71に最初にアクセスした者である。したがって、電子コインの特典を得ようとするユーザは、例えば、ウェブページ80上で公開される二次元コード71の更新時期を狙って、繰り返しウェブページ80にアクセスすることになる。その結果、当該構成によれば、二次元コード71を広告に付すことによって期待される広告閲覧の促進効果を向上させることができる。
§3 実施例
上記シンボル付き二次元コード71において、二次元コード71の読み取りを阻害しない程度のシンボル713の不透明度を確認するため、以下の実験を行った。
まず、コンピュータ上で黒色の二次元コードを用意した。二次元コードにはQRコード(登録商標)を採用した。続いて、用意した二次元コードのコード領域上にシンボルの一例として9つの円を描画することで、シンボル付き二次元コード(実施例)を作成した。コード領域上の各円は、黄色(♯FFFF00)、赤色(#F40B0B)、青色(#2A2AED)及び緑色(#25EF71)のいずれかで塗りつぶした。
更に、このシンボル付き二次元コードをディスプレイ(Acer社;G246HL)に表示し、各円の不透明度を変動させた。そして、カメラ付きのスマートフォンでこのシンボル付き二次元コードを撮影し、当該スマートフォンで二次元コードをデコードすることができるか否かを調べた。具体的には、当該実験には2種類のスマートフォン(アップル社;iPhone5、サムスン社;ギャラクシーS5)を用い、両方のスマートフォンで各二次元コードをデコードできるか否かを調べた。なお、二次元コードのデコードには公知のアプリケーションを利用した。
その結果は次のとおりである。すなわち、コード領域上に描画した各円を黄色で塗りつぶした場合には、各円の不透明度を35%にしたときに二次元コードをデコードできないケースが見られ、各円の不透明度を34%にしたときに二次元コードを両スマートフォンで問題なくデコードすることができた。
また、コード領域上に描画した各円を赤色で塗りつぶした場合には、各円の不透明度を56%にしたときに二次元コードをデコードできないケースが見られ、各円の不透明度を55%にしたときに二次元コードを両スマートフォンで問題なくデコードすることができた。
また、コード領域上に描画した各円を青色で塗りつぶした場合には、各円の不透明度を54%にしたときに二次元コードをデコードできないケースが見られ、各円の不透明度を53%にしたときに二次元コードを両スマートフォンで問題なくデコードすることができた。
また、コード領域上に描画した各円を緑色で塗りつぶした場合には、各円の不透明度を46%にしたときに二次元コードをデコードできないケースが見られ、各円の不透明度を45%にしたときに二次元コードを両スマートフォンで問題なくデコードすることができた。
以上の結果より、コード領域上にシンボルを描画する場合、このシンボルの色及び不透明度を適宜調整することで、二次元コードの読み取りを阻害しないようにすることができることが分かった。
1…広告閲覧促進システム、10…広告閲覧促進システム、
11…制御部、12…記憶部、13…通信インタフェース、14…入力装置、
15…出力装置、16…ドライブ、
21…アドレス発行部、22…コード生成部、23…送金処理部、
24…送金条件設定部、
25…(広告事業者の)ウォレット、251…公開アドレス、252…秘密鍵、
3…ユーザ端末、
31…制御部、32…記憶部、33…通信インタフェース、
34…タッチパネルディスプレイ、35…カメラモジュール、36…スピーカ、
41…読取部、42…受取部、
43…(ユーザの)ウォレット、431…公開アドレス、432…秘密鍵、
5…情報処理装置(ノード)、50…取引履歴データベース、
51…制御部、52…記憶部、53…通信インタフェース、
60…公開鍵、61…公開アドレス、
70…秘密鍵、700…WIF形式の秘密鍵、71…二次元コード、
8…プログラム、9…記憶媒体、
130…設定画面、131…開始日時指定欄、132…終了日時指定欄、
133…送金回数指定欄、134…送金タイミング指定欄、
135…送金額指定欄、136…設定ボタン、
71A…二次元コード、711…コード領域、712…位置検出パターン、
713…シンボル

Claims (9)

  1. 公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレスであって、前記公開鍵暗号方式における公開鍵から生成される公開アドレス、及び、前記公開鍵とペアとなり、前記公開鍵を特定可能な秘密鍵であって、前記公開アドレスを出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵を発行するアドレス発行部と、
    広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該広告に付される二次元コードであって、前記秘密鍵を格納する二次元コードを生成するコード生成部と、
    送金する金額、回数及びタイミングを定めた送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金の取引を前記特典として行う送金処理部と、
    を備える、
    広告閲覧促進システム。
  2. 前記送金条件として、ランダムなタイミングで複数回送金を行うことが定められており、
    前記送金処理部は、当該送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金をランダムなタイミングで複数回実行する、
    請求項1に記載の広告閲覧促進システム。
  3. 送金する金額、回数及びタイミングの指定を受け付け、当該指定された内容に基づいて前記送金条件を設定する送金条件設定部を更に備え、
    前記送金処理部は、前記送金条件設定部により設定された前記送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金の取引を行う、
    請求項1又は2に記載の広告閲覧促進システム。
  4. 前記コード生成部は、前記二次元コードを付す広告の内容に関連するシンボルの指定を受け付け、前記二次元コードとは異なる色でかつ前記二次元コードの読み取りを阻害しない程度の不透明度で当該指定されたシンボルを前記二次元コードのコード領域上に描画する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の広告閲覧促進システム。
  5. 前記アドレス発行部は、前記公開アドレスと前記秘密鍵とのペアを複数組発行し、
    前記コード生成部は、前記各秘密鍵を格納する二次元コードを前記ペア毎に生成し、
    前記送金条件として、前記各公開アドレスに対して複数回の送金を行う送金実行期間が定められており、
    前記送金処理部は、前記送金実行期間が経過した後に、前記電子暗号通貨を送金した前記各公開アドレスに対して前記電子暗号通貨の出金が行われていない分についての返金の処理を実行する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の広告閲覧促進システム。
  6. 前記アドレス発行部は、前記公開アドレスと前記秘密鍵とのペアを複数組発行し、
    前記コード生成部は、前記各秘密鍵を格納する二次元コードを前記ペア毎に生成し、
    前記送金条件として、前記各公開アドレスに対して複数回の送金を行う送金実行期間が定められており、
    前記送金処理部は、前記送金実行期間内において、前記電子暗号通貨を送金した前記各公開アドレスに対して、前記電子暗号通貨の送金を行ってから所定の時間が経過した後に、前記電子暗号通貨の出金が行われていない分についての返金の処理を実行する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の広告閲覧促進システム。
  7. コンピュータが、
    公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレスであって、前記公開鍵暗号方式における公開鍵から生成される公開アドレス、及び、前記公開鍵とペアとなり、前記公開鍵を特定可能な秘密鍵であって、前記公開アドレスを出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵を発行するステップと、
    広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該広告に付される二次元コードであって、前記秘密鍵を格納する二次元コードを生成するステップと、
    送金する金額、回数及びタイミングを定めた送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金の取引を前記特典として行うステップと、
    を実行する情報処理方法。
  8. コンピュータに、
    公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレスであって、前記公開鍵暗号方式における公開鍵から生成される公開アドレス、及び、前記公開鍵とペアとなり、前記公開鍵を特定可能な秘密鍵であって、前記公開アドレスを出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵を発行するステップと、
    広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該広告に付される二次元コードであって、前記秘密鍵を格納する二次元コードを生成するステップと、
    送金する金額、回数及びタイミングを定めた送金条件に従って、前記公開アドレスに対する送金の取引を前記特典として行うステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  9. 公開鍵暗号方式に基づく電子暗号通貨における送金先及び出金元となる公開アドレスであって、前記公開鍵暗号方式における公開鍵から生成される公開アドレス、及び、前記公開鍵とペアとなり、前記公開鍵を特定可能な秘密鍵であって、前記公開アドレスを出金元とする取引の電子署名に利用される秘密鍵を複数組発行するアドレス発行部と、
    ウェブページ上の広告を閲覧したユーザに特典を付与するために当該ウェブページにそれぞれ付される複数の二次元コードであって、前記各秘密鍵をそれぞれ格納する複数の二次元コードを生成するコード生成部と、
    送金する金額を定めた送金条件に従って、前記各公開アドレスに対する送金の取引を前記特典として行う送金処理部と、
    所定の表示条件に従って、前記複数の二次元コードを前記ウェブページ上で切り替えながら表示するように制御する表示制御部と、
    を備える、
    広告閲覧促進システム。
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