JP2016079552A - 編み機針、編み目形成装置、及びその装置の編み機での使用 - Google Patents

編み機針、編み目形成装置、及びその装置の編み機での使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2016079552A
JP2016079552A JP2015205134A JP2015205134A JP2016079552A JP 2016079552 A JP2016079552 A JP 2016079552A JP 2015205134 A JP2015205134 A JP 2015205134A JP 2015205134 A JP2015205134 A JP 2015205134A JP 2016079552 A JP2016079552 A JP 2016079552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
hook
knitting machine
longitudinal direction
stem
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015205134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6109903B2 (ja
Inventor
スティンゲル ウヴェ
Uwe Stingel
スティンゲル ウヴェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Groz Beckert KG
Original Assignee
Groz Beckert KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Groz Beckert KG filed Critical Groz Beckert KG
Publication of JP2016079552A publication Critical patent/JP2016079552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6109903B2 publication Critical patent/JP6109903B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • D04B35/06Sliding-tongue needles
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • D04B35/04Latch needles
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B7/00Flat-bed knitting machines with independently-movable needles
    • D04B7/04Flat-bed knitting machines with independently-movable needles with two sets of needles
    • D04B7/06Flat-bed knitting machines with independently-movable needles with two sets of needles for purl work or Links-Links loop formation
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B9/00Circular knitting machines with independently-movable needles
    • D04B9/10Circular knitting machines with independently-movable needles with two needle cylinders for purl work or for Links-Links loop formation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】パール編物製品の編み目形成を簡素化できる改良された編み機針、その編み機針を用いた改良された装置、及びその装置を使用する方法を提供する。【解決手段】編み機針10は長手方向Lに延びる針幹11を有し、該針幹はフック26、29をその両端に有する。フック閉鎖要素12は針幹11に移動可能に、特に長手方向Lに変位可能になるように装着されている。フック閉鎖要素12は、1つのフック26に隣接する第1の閉鎖位置S1に移動させても、他のフック29に隣接する第2の閉鎖位置S2に移動させてもよい。閉鎖要素12は、装置53の作動部54又は55の閉鎖作動要素57又は59によって、針床16又は17及び/又は針幹11に対して長手方向Lに相対移動する。フック閉鎖要素12の相対位置は、編み目Mと編み機針10の間の相対移動による影響を受けない。【選択図】図1

Description

本発明は、編み機針、この種の編み機針を用いた編み目形成用の装置、及び第1の針床と第2の針床とを有する編み機での編物製品の製造におけるその装置の使用に関する。針床は円形でも平坦でもよく、よって編み機は丸編み機でも横編み機でもよい。
パール編(裏編)の編物製品として知られる製品を製造するための技術としては、例えば、特許文献1に記載された両頭型べら針が知られている。両頭型べら針は、長手方向に延びる針幹を有する。両頭型べら針はその両端にそれぞれフックを有し、両端は長手方向で対向している。フックはそれぞれ、針の裏面から上面に向かってそのフックの内部領域の周りを湾曲する、回動可能に装着されたべらが割り当てられる。閉鎖位置では、べらの端が割り当てられたフックに位置し、対応するフックの内部領域を閉鎖している。割り当てられたフックからべらが開放されると、フックの内部領域へのアクセスが可能になり、編み糸又は編み目をフックの内部領域に導入することができるようになる。
このような両頭型べら針は、特許文献2、特許文献3、特許文献4、又は特許文献5からも知られている。
パール編機を使用して製編作業を行う場合、このような両頭型べら針のべらの機械的損傷が生産性と機能上の信頼性に悪影響を及ぼすことが多い。回動可能に装着されたべらは、回動方向に対して横断方向又は斜め方向、特に回動軸と平行な方向に働く力とモーメントに非常に敏感である。両頭型べら針を編み機で使用したとき、べらの移動を引き起こすのは編み目である。編み目はその閉鎖位置から開放位置へべらを回動させることも、又は逆に開放位置から閉鎖位置へと回動させることもできる。例えば、製編作業中に糸が切れた場合は、対応のべらの動作は停止し、その後の編成作業において位置を変えることはできない。これらのべらは編み機の編み糸案内、べら開放部等と衝突しうることから、損傷又は湾曲が発生する可能性がある。
完成した編物製品の排出後に続いて次の編物製品を編む前には、新しく挿入される糸を受け入れるために、再度べらを追加的に開放する必要がある。こうして開放する際には、例えば空気噴射、機械的べら開放装置、又はブラシを用いるといった様々な手段を用いることができる。これらの手段は、全てべら又はべらの軸受けの損傷につながる危険性がある。さらに、糸の切断又は完成された編み物製品の排出に続いて新しい糸を挿入する必要があり、そのためにはべらをそれぞれ所定の位置に配置する必要がある。通常の編み目形成過程でべらの移動手段となる編み目が、そこにないからである。
特許文献6は、針幹が、フックの内部領域に隣接する突起を有する両頭針を提案している。フックの先端に働く力により、フックの先端はこの突起の上に位置している。対応するフックの内部領域を閉鎖するために、フックの先端を弾力的に湾曲させて突起に隣接させることができる。このためにフックを弾力的に湾曲させるための力を働かせるための閉鎖手段が必要である。
パール横編み機については、特許文献7により知られている。この横編み機では、2つのフックを有する両頭針が用いられ、その両頭針は編み機のスライド・プレートと協働する。対応するフックの隣で、針幹は最高部がフックの先端とほぼ同じ高さの突起を有する。突起とフックの先端の間の領域は、割り当てられた滑板を通じて滑板のフィンガーにより連結することができる。そのため、対象となるフックの内部領域はフックと突起の間で閉鎖されている。この編み機は、お互いに特別に適合する2つのスライド・プレートと両頭針を必要とする。スライド・プレートと両頭針は、編み機の針床ではお互い別々に案内される。埃又は糸粒子等による針溝の汚れにより、スライド・プレートと両頭針の相対配向にずれが生じることがある。そうすると、割り当てられた滑板によりフックの内部領域を閉鎖する際に必要となる精度の実現が難しくなる。これは、フックの内部領域が完全に閉鎖されているか、摩耗の増加につながるスライド・プレートのフィンガーの両頭針への衝突が発生しているか、どちらか1つを意味し得る。
米国特許第3866441号明細書 米国特許第3423926号明細書 独国特許出願公開第2932207号明細書 独国特許第2944300号明細書 欧州特許出願公開第2002042号明細書 米国特許出願公開第2010/0095709号明細書 独国特許第2853819号明細書
前述の先行技術から進んで、本発明の目的はパール編物製品の編み目形成を簡素化することである。特に、改良された編み機針、この種の編み機針を用いて編物製品を製造するための改良された装置、及び編み機でこのような装置を使用するための改良された方法、を提供することを目的とする。
この目的は、請求項1の特徴を有する編み機針、請求項9の特徴を有する編み目形成のための装置、及び請求項13の特徴を有する編み目を形成する方法により実現される。
本発明の編み機針は、特にパール編機での使用に向けて構成されている。この編み機針は、裏面及びその反対の上面で長手方向に延びる針幹を有する。針幹は、裏面から上面まで第1のフックの内部領域を回るように湾曲する第1のフックを、その一端に有する。さらに針幹は、裏面から上面まで第2のフックの内部領域を回るように湾曲する第2のフックを、長手方向における反対側の他端に有する。
フック閉鎖要素は、針幹に移動可能に配置又は装着される。フック閉鎖要素は、第1の閉鎖位置と第2の閉鎖位置の間で動くことができる。閉鎖位置において、フック閉鎖要素は、フックの内部領域に編み目又はねじ部が入るのを防ぐ。第1の閉鎖位置において、フック閉鎖要素の第1の長手方向端部は、第1のフックに位置し、第1のフックの内部領域を閉鎖することが好ましい。第2の閉鎖位置では、フック閉鎖要素の第2の長手方向端部が第2のフックに位置し、第2のフックの内部領域を閉鎖することが好ましい。
編み機針は、第1のフックの内部領域又は第2のフックの内部領域を選択的に閉鎖することができるフック閉鎖要素を有する。フック閉鎖要素は特に、割り当てた閉鎖作動要素によって、閉鎖位置間を移動するように構成されている。針幹とフック閉鎖要素の間の相対移動は、編み機針に沿った編み糸又は編み目の動きに依存しないよう設定されている。従来技術とは対照的に、1つのフック閉鎖要素だけが配置され、両方のフックに割り当てられる。お互いに独立に移動可能な2つの閉鎖要素の1つが各フックに配置されるということではない。フック閉鎖要素の移動の制御がこのように簡素化され、プロセスの信頼性が向上する。
実施例において、フック閉鎖要素と針幹の間の相対移動は、1方向のみ又は最大で2方向でのフック閉鎖要素の装着により可能になる。
フック閉鎖要素は、長手方向、例えば針幹の長手方向の切欠で変位可能になるように針幹に装着することが好ましい。又は、いわゆる長手方向の切欠がフック閉鎖要素に配置されて針幹と係合するように、フック閉鎖要素が針幹を覆うようにしてもよい。これらの態様において、フック閉鎖要素の針幹に対する相対移動は、特に長手方向における移動によって発生する。長手方向の切欠の経路によっては、この長手方向の動きに長手方向と直角な垂直方向の移動も重なり得る。
本発明の態様において、フック閉鎖要素が針幹に保持されるように、針幹の上側の長手方向の切欠を部分的に閉鎖してもよい。1つの態様では、長手方向の切欠が針幹の裏面で完全又は部分的に閉鎖されている。
針幹は、2つのフックの間を延びる針軸を有することが好ましい。針幹は、それぞれのフックに隣接するとともに上面に向けて裏面から斜めに伸びる針胸を有する。
フック閉鎖要素は2つの閉鎖位置の間の中立位置に移動してもよく、またこの中立位置で保持してもよい。中立位置では、編み機針のフックの内部領域が両方とも上面に向かって開放されている。フック閉鎖要素の2つの長手方向端は、中立位置において針幹から突出しないことが好ましく、少なくとも上面の針幹を区切る上縁から突出しないことが好ましい。フック閉鎖要素は、針幹によって予め定められる外側の輪郭の範囲内に完全に収まることが好ましい。
1つのフックの内部領域から他のフックの内部領域まで上縁沿いに編み目が妨げられることなく滑動できるように、上面で針幹を区切る上縁では特に縁部、突起、及び/又は段差をなくしている。フック閉鎖要素がその中立位置にあると、このような移動はフック閉鎖要素に妨げられることはない。
フック閉鎖要素が中立位置にある場合、編み機針が長手方向に直角な対称面について対称であることが好ましい。好ましい態様では、フック閉鎖要素が上側に対して開放されている少なくとも1つの作動切欠を有する。作動切欠は、長手方向でお互いに離れて配置された2つの作動切欠側面によって区切られる。フック閉鎖要素を針幹に対して長手方向で相対移動させるために、閉鎖作動要素は作動切欠と係合してもよい。フック閉鎖要素が長手方向でお互いに離れて配置される2つの作動切欠を有し、各作動切欠が1つの閉鎖作動要素に割り当てられる場合にも優位性がある。
フック閉鎖要素が中立位置にある場合は、その少なくとも1つの作動切欠が上側で針幹を区切る上縁の完全に下側に配置されることが好ましい。そのため、編み目は作動凹部に入らないように針幹沿いを滑動してよい。
パール編機で編み目形成のために用いる装置は、上述の編み機針を有する。該装置は、第1の作動部と、編み機針用の第2の作動部とをさらに有する。第1の作動部は、編み機の針床及び/又はフック閉鎖要素に対して針幹を長手方向に相対変位させるように構成された第1の針作動要素を有する。第1の作動部は、フック閉鎖要素を針幹及び/又は針床に対して相対移動させるように構成された第1の閉鎖作動要素もさらに有する。そのため、第1の針作動要素と第1の閉鎖作動要素はお互いに相対移動が可能であるが、特に長手方向にお互いに相対変位が可能となる。フック閉鎖要素の針幹に対する相対移動が発生するように、針幹とフック閉鎖要素はお互いに依存せずに長手方向で移動することができる。
第2の作動部は第1の作動部と対応するよう製造され、第2の針作動要素と第2の閉鎖作動要素とを有している。
この装置は、編み機で非常に容易に使用することができる。編み目形成に用いる要素及び該要素による針床に対する長手方向の相対移動は、編み機を制御する既知の手段で容易に作動される。編み機針に対する糸部分の相対移動又は編み目の相対移動にかかわらず、フック閉鎖要素が随時、作動部により定められる針幹に対する相対位置に存在することが保証される。編み糸が切れたり又は新たな編成作業を行う際にも、フック閉鎖要素の定位置は随時、極めて容易に確保することができる。さらに、2つのフックの内部領域の1つを選択的に閉鎖するためには、針幹に対して相対移動が可能な編み機針の要素が1つだけ必要である。特に好ましい態様としては、フック閉鎖要素が2つの閉鎖位置の間での長手方向における移動を引き起こす態様がある。その理由は、回動可能に装着された針べらとは対照的に移動が極めて容易に実現し、ピボット軸受を必要としないからである。
本発明の好ましい態様では各針作動要素が案内溝を有し、案内溝においては割り当てられた閉鎖作動要素が対象となる針作動要素に対して長手方向に相対変位が可能に配置される。このような態様において、閉鎖作動要素は「滑動ストライカー」とも呼ぶことができ、閉鎖作動要素を編み機に別々に装着する必要がなくなる。編み機に針作動要素を装着し、そして編み機が割り当てられた閉鎖作動要素を支持するようになれば十分である。
各針作動要素が編み機針の割り当てられたフックを受け入れるように構成されたフック用切欠を有する場合も優位性がある。針作動要素と編み機針の移動の連動は、編み機針の割り当てられたフック及びフック用切欠を通じて実現することができる。フック用切欠は、優位には長手方向にお互いに離れて配置された2つのフック用切欠側面を有する。針作動要素と編み機針の動作が連動している場合、フックの先端に隣接するフックの円弧部が2つのフック用切欠側面の間を延びる。
好ましい態様では、各閉鎖作動要素が長手方向を横切る垂直方向に延びる作動突起を有する。閉鎖作動要素をフック閉鎖要素と連結するために、作動突起はそれぞれ割り当てられた作動切欠と係合してよい。
編み目の形成中には、2つの作動部の1つだけが編み機針の動きと連動することが好ましい。2つの操作部の1つは、編み作業中は常時、編み機針と動きが連動している。編み機の1つの針床から対応する他の針床へと編み機針が移動する際に、両方の作動部が編み機針と一定期間において連結される。よって、フック閉鎖要素の針幹に対する相対位置が常時確実に定められる。
上述の装置は、第1の針床と、第2の針床とを有する編み機で使用することができる。編み機針を第1の針床から第2の針床に移動する際には、例えば以下の工程が実行される。
編み機針が第1の針床に位置し、最後に編まれた編み目が第1のフックの第1のフックの内部領域に保持されると仮定する。編み機針を第1の針床上で長手方向に案内されるように移動可能にするため、編み機針は第1の作動部と動きが連動し、第1の作動部により保持される。
フック閉鎖要素は、両方のフックの内部領域が上面に向かって開放されている中立位置へと移動される。第1の作動部により、編み機針は第2の針床に向かって長手方向に変位する。ここで最後に編まれた編み目は、第1のフックの内部領域から針幹の上縁に沿って滑動する。2つのフックが異なる針床に位置する移動位置に編み機針が位置する場合、編み機針の変位が防止又は抑制される。最後に編まれた編み目はここに位置するが、編み機針のほぼ中央部が好ましく、フック閉鎖要素の2つの作動切欠の間であれば特に好ましい。
編み機針が移動位置に移動する間に、第2の作動部は同時に第1の針床へと移動することができる。この動きは、編み機針が移動位置にあれば実行することができる。移動位置では、少なくとも一時的に両方の作動部が編み機針と動きが連動する。第2の作動部と編み機針の動きの連動に続いて、第1の作動部が編み機針から分離される。編み機針の第1の針床からの移動は、第2の作動部により継続される。
本発明の方法の1つの変形形態において、第2の作動部による編み機針の長手方向における第1の針床からの変位は、最後に編まれた編み目が第2のフックの第2のフックの内部領域に入り次第停止するか、逆方向への動きに変わる。この時点で、編み機針の移動は完了する。
代わりに、編み機針の移動の最終段階でも、編み目形成を行うことができる。ここで第2の作動部による編み機針の長手方向における第1の針床からの変位は、編み糸供給位置で停止するか、少なくとも動作が抑制されるが、そのためには最後に編まれた編み目が針幹の第2のフックの内部領域の外部に配置されていなければならない。この編み糸供給位置において、フック閉鎖要素は針幹に対して長手方向に移動することができ、第2のフックの内部領域は部分的に閉鎖することができる。最後に編まれた編み目の第2のフックの内部領域への滑動は、防止又は少なくとも抑制することができる。新たな編み目を形成するための編み糸案内により、部分的に閉鎖された第2のフックの内部領域に編み糸部が挿入される。第2のフック閉鎖要素の第2の閉鎖位置への移動により第2のフックの内部領域が閉鎖される。
第2の作動部により、編み機針は第1の針床からさらに長手方向に移動することができ、挿入された編み糸部は最後に編まれた編み目を通じて引くことができる。新たな編み目はこのようにして形成され、第2のフックの第2のフックの内部領域に保持される。
この編み機針の移動は、第2の針床から第1の針床に移動する場合でも、上述通りに行うことができるのは言うまでもない。
編み機針と2つの作動部とを有する装置の側面を模式的に示す部分的分解図である。 編み機針と連結した図1の装置の作動部の側面の模式図である。 編み機針の実施例の部分的斜視図である。 編み機の第1の針床から第2の針床への編み機針の移動経路を示す模式図である。 編み機の第1の針床から第2の針床への編み機針の移動経路を示す模式図である。 編み機の第1の針床から第2の針床への編み機針の移動経路を示す模式図である。 編み機の第1の針床から第2の針床への編み機針の移動経路を示す模式図である。 編み機の第1の針床から第2の針床への編み機針の移動経路を示す模式図である。 編み機の第1の針床から第2の針床への編み機針の移動経路を示す模式図である。 編み機の針床で編み機針による編み目形成を行う手順を示す模式図である。 編み機の針床で編み機針による編み目形成を行う手順を示す模式図である。 編み機の針床で編み機針による編み目形成を行う手順を示す模式図である。 編み機の針床で編み機針による編み目形成を行う手順を示す模式図である。 編み機の針床で編み機針による編み目形成を行う手順を示す模式図である。 編み機の針床で編み機針による編み目形成を行う手順を示す模式図である。 編み機の針床で編み機針による編み目形成を行う手順を状況別に示す模式図である。
図1及び図2では、特に,編み機針10の実施例の詳細を見ることができる。編み機針10は、長手方向Lに延びる針幹11と、その針幹11に装着されたフック閉鎖要素12とを有する。
針幹11は、裏面Uと、上面Oとを有する。裏面Uにおいて、針幹11は少なくとも1つの滑動面13を有し、実施例では延長すると共通の面となる2つの滑動面13を有する。この少なくとも1つの滑動面13は、第1の針床16又は第2の針床17(図4a〜図4f又は図5a〜図5g)等の針床の針溝15の底14に位置するよう構成されている。
お互いに平行に配置された針幹11の側壁20は、裏面Uを始点として、上面Oに向かって垂直方向Hに延びる。少なくとも滑動面13の領域において、2つの側壁20は互いに少なくとも部分的に接続されている。長手方向の切欠21は、2つの側壁20の間で長手方向Lに延びている。長手方向の切欠21は、上面Oに向かって開放された溝の形状を有する。長手方向の切欠21の縦側は、その全体が上面Oに向かって開放されてもよい。変更を加えた実施例においては、長手方向の切欠21は上面Oで部分的に閉鎖されていてもよく、例えば、2つの側壁20の少なくとも1つが長手方向の切欠21を覆うビード22を有する(図3)。長手方向の切欠21は、上面Oに向かって完全に開放されていることが好ましい。
潤滑剤溜を形成するための切欠又は突起は、潤滑剤溜が針溝15の該当面に向けて開放されるように、側壁20の外面及び/又は少なくとも1つの滑動面13に設けてよい。
針幹11は、第1の端部25に第1のフック26を有する。第1のフック26は、裏面Uから上面Oに向かって第1のフックの内部領域27の周りを湾曲している。針幹11は、長手方向Lの反対側に、第2のフック29を備えた第2の端部28を有する。第2のフック29は、裏面Uから上面Oに向かって第2のフックの内部領域の周りを湾曲している。2つのフック26、29は、針幹11の両端を形成する。2つのフック26、29はそれぞれ、先端から始まる湾曲領域を有し、針幹11の針軸31へと続く。実施例において、長手方向Lに沿って針幹11に長手方向の凹部21が存在する領域は、針軸31であることが分かる。針軸31は、2つのフック26、29の間で延びている。フック26、29と隣接する領域で、針軸31はいずれの場合も裏面から上面へ斜めに伸びる針胸31aを有する。
2つの端部25、28の間では、針幹11と実施例の針軸31が中央部32を有する。中央部32は、いずれの場合も接続部33を通じて、一方で第1の端部25と、もう一方で他の端部28と接続されている。中央部32は端部25、28と平行で、端部25、28と垂直方向Hにずれている。接続部33は、長手方向Lに対して斜め方向に延びている。裏面U側において、針幹11はその中央部32と接続部33の領域で、2つの滑動面13が位置する平面から離れている。
ここで記載する実施例の長手方向の凹部21は、平面に溝底を有する。長手方向の凹部21は、針幹11の接続部33及び/又は中央部32の領域で裏面Uに向かって開放されている。
編み機針10のフック閉鎖要素12は、長手方向の凹部21に挿入され、針幹11に対して長手方向Lに相対変位が可能に装着される。フック閉鎖要素12は、平坦なモールド部品又は打ち抜き部品として形成される。垂直方向H及び長手方向Lに対して直角なフック閉鎖要素12の厚さは、針幹11の2つの側壁20の間の距離に概ね対応する。
フック閉鎖要素12は、第1の長手方向端37と、長手方向Lにおいて反対側に位置する第2の長手方向端38とを有する。第1の長手方向端37は第1の長手方向端部39に続いており、第2の長手方向端38は第2の長手方向端部40に続いている。フック閉鎖要素12は2つの長手方向端部39、40へと延びているが、長手方向軸Lに沿って直線であることが好ましい。2つの長手方向端部39、40はそれぞれ下縁41を有し、下縁41により、フック閉鎖要素12が針幹11の長手方向の凹部21の溝底に位置している。2つの下縁41は、同じ平面に沿って伸びている。
フック閉鎖要素12の中部42は、同様に長手方向Lに延びており、垂直方向Hでは2つの長手方向端部39、40とずれている。中央部42は、いずれの場合も長手方向Lに対して斜めに延びる中間部43を通じて、一方で第1の長手方向端部39と、もう一方で第2の長手方向端部40と接続されている。中央部42及び中間部43では、下縁41が延びる平面と距離を置いてフック閉鎖要素12が配置されている。
フック閉鎖要素12は少なくとも1つの作動切欠を有し、実施例では第1の作動切欠44と、第2の作動切欠45とを有する。作動切欠44、45は、下縁41とは反対側で垂直方向Hにおいて開放され、アクセスが可能である。フック閉鎖要素12が針幹11に挿入されている際には、作動切欠44、45が上面Oに向かって開放され、アクセスが可能である。作動切欠44はそれぞれ、長手方向Lにおいてお互いに離れて配置される2つの作動切欠側面46を有する。
以上説明した通り、フック閉鎖要素12は、長手方向Lにおいて針幹11に対して相対移動させることができる。第1の閉鎖位置S1では、フック閉鎖要素12の第1の長手方向端37が第1のフック26上に位置し、第1のフックの内部領域27を閉鎖している。第2の閉鎖位置S2では、フック閉鎖要素12の第2の長手方向端38が第2のフック39に位置し、第2のフックの内部領域30を閉鎖している。そのため、フック閉鎖要素12にはフック26、29の両方が割り当てられ、フックの内部領域27、30のどちらか一方を閉鎖することができる。2つの閉鎖位置S1、S2は、その間でフック閉鎖要素12が針幹11に対して長手方向L方向に相対移動することができる端位置である。
実施例では、長手方向Lだけで針幹11に沿ってフック閉鎖要素12が動く。編み機針10の変形実施例では、好ましい実施例とは対照的に、長手方向の切欠21の溝底が長手方向及び垂直方向Hに対して傾斜する斜面を有してもよい。この場合、フック閉鎖要素12が長手方向Lに変位すると、溝底の経路によりさらに加えて垂直方向Hにおける動作が重畳され得る。
2つの閉鎖位置S1、S2は、図1で破線により模式的に示されている。フック閉鎖要素12の針幹11に対するもう1つの特異な相対位置が図2に示されている。この位置は中立位置Nとすることができる。この中立位置Nでは、実施例のフック閉鎖要素12が2つの閉鎖位置S1、S2の中央に位置しており、フックの内部領域27、30の両方が上面Oに向かって開放されている。
中立位置Nでは、2つの長手方向端37、38が針幹11の上縁50から突出していない。実施例では、中立位置Nのどの個所においても、フック閉鎖要素12が針幹11の上縁50から突出しない。上縁50は針軸31沿いに第1のフック26から第2のフック29まで延びており、上面Oにおいて針軸31又は針幹11を区切っている。ここで述べる実施例では、上縁50が2つの縁部50aに分かれている。縁部50aはそれぞれ、側壁20の上面Oに面する側に配置されている(図3)。両方の縁部50aが上縁50を形成し、編み機針10の側面で共通の輪郭線に沿って伸びている。同様に、この輪郭線は上縁50の輪郭線にもなっている(図1、図2、図4、及び図5)。
編み目が1つのフックの内部領域30又は27から上縁50に沿ってもう1つのフックの内部領域30又は27まで損傷なく滑動することができるように、上縁50又は縁部50aには鋭い縁部や急な段差等がないことが好ましい。上縁50又は縁部50aの軌道の方向の変化は、例えば半径等の曲線部で発生している(図3)。図1、図2、図4、及び図5において、これらの曲線的な領域が模式的かつ簡略的に角として示されているが、曲線であることが好ましい。
図2に見られる通り、フック閉鎖要素12の中立位置Nにおける作動切欠44、45は、垂直方向Hにおいて上縁50の下に位置する。好ましい実施例において、フック閉鎖要素12の輪郭は針幹11又は針軸31の輪郭に沿っているため、フック閉鎖要素12が針幹11又は針軸31の輪郭のどの個所からも突出しておらず、特に上縁50から突出していない。よって、フック閉鎖要素12が中立位置Nに位置する場合において、編み目はフック閉鎖要素12に接触することなく針幹11の上縁50に沿って滑動することができる。
編み目作成用の編み機及びパール編機の実施例で用いられる装置53は、編み機針10に加え、第1の作動部54と第2の作動部55とを備える(図1及び図4)。2つの作動部54、55は同じ構造である。図1において、第2の作動部55は模式的にしか示されておらず、全体は示されていない。
第1の作動部54は、第1の針作動要素56と、第1の閉鎖作動要素57とを有し、第2の作動部55は、第2の針作動要素58と、第2の閉鎖作動要素59とを有する。作動部54、55の構造は同じであることから、以下、図1及び図2を参照しながら第1の作動部54のみを説明する。説明は、第2の作動部55にも対応する。
第1の針作動要素56は支持縁60を有し、支持縁60を通じて第1の針作動要素を針溝15の底14に当接させることができる。支持縁60は、第1の針作動要素56の制御部61に位置する。この制御部61では、制御末端62が垂直方向Hで支持縁60の反対側に突出しており、編み機の第1の制御部63と制御目的で接続することができる。第1の制御部63は、第1の針作動要素56を針床16に沿って長手方向Lに変位させるよう構成されている制御カム64等の制御手段を有する。
第1の制御部63は、第1の作動部54を編み機針10から分離するよう構成されている分離手段65をさらに有する。このため、制御部61に隣接する作業部66が針床16の針溝15の底14から取り外せるように、実施例の第1の作動部54は傾斜させることができる。
作業部において、第1の針作動要素56はフック用切欠70を有する。第1の作動部54が編み機針10と連結されている際に、フック用切欠70は編み機針10の対応する第2のフック29を収納するために用いられる。このためフック用切欠70は、長手方向Lでお互いに離れた2つのフック用切欠側面71、72を有する。実施例の第1のフック用切欠側面71は、支持縁60に隣接する。第1のフック用切欠側面71に接続する形で、第1の針作動要素56の案内部73が長手方向Lに沿って自由端74まで延びている。第2のフック用切欠側面72が配置された抜止突起75は、垂直方向Hにおいて案内部73と逆向きに突出している。下向き又は針床16に向かって開放されているフック用切欠70は、2つのフック用切欠側面71、72の間に形成されている。実施例において、2つの切欠側面71、72はお互い平行に垂直方向Hに延びている。実施例において、抜止突起75の形状は三角形である。
長手方向Lでの2つのフック用切欠側面71、72の間の距離は、対応するフック26、29の寸法に適合される。この距離は、長手方向に対して直角となる2つの平行な平面の間の距離に実質的に対応し、その中の1つの平面はフックの先端に揃えられ、もう1つの平面はフックの円弧に正接する。
第1の針作動要素56において、案内溝76は長手方向Lに延びる。案内溝76は、ここで示す実施例において、支持縁71に又はフック用切欠70に向かって下向きに開放され、反対側では少なくとも部分的に上向きに閉鎖されている。案内溝76は、少なくとも第1の針作動要素56の自由端74で長手方向Lに開放されている。
針幹11と同様に、案内溝76を形成するための第1の針作動要素56は、お互いに平行な2つの壁からも形成することができ、これらの壁の間の空隙が案内溝76を構成する。
第1の閉鎖作動要素57は、第1の針作動要素56の案内溝76に長手方向Lに変位可能に設置されている。第1の閉鎖作動要素57は、その一端に、実施例では垂直方向Hにおいて案内部78から下向きに突出している突起77を有する。案内部78は、長手方向Lに延びる。第1の針作動要素56と同様に、第1の閉鎖作動要素57は、長手方向Lにおいて突起77と反対側の一端に、第1の制御部63と連結する制御末端62を有する。第1の制御部63の制御カム64等の別途の制御手段は、第1の閉鎖作動要素57の制御末端62に割り当てられている。第1の針作動要素56及び第1の閉鎖作動要素57は、長手方向Lにおいて、第1の針床16及び/又はお互いに対して同時に相対移動することができるとともに、第1の制御部63を介して長手方向Lに針床16に対して同時に相対移動することができる。
第1の作動部54と編み機針10の動きが連動している場合、第1の閉鎖作動要素57の突起77と第1の作動切欠44が係合する。第2のフック29はフック用切欠70へと突出し、長手方向Lでの動きが第1の針作動要素56と連動する。第2の作動部55が連動する場合、第2の閉鎖作動要素59の突起77が第2の作動切欠45と係合し、第1のフック26が第2の針作動要素58のフック用切欠70へと突出するとともに長手方向Lでの動きが第2の針作動要素58と連動する。
第2の操作部55には、第2の制御部79が割り当てられる。第2の制御部79は、第2の針床17に対して長手方向Lに及び/又はお互いに対して長手方向Lに、第2の針作動要素58と第2の閉鎖作動要素59を同時に相対移動させる。2つの制御部63、79及びそれぞれに割り当てられた作動部54、55は、図4aに模式的に示されているが、その他の図では読みやすさを考慮し、省略されている。図3では、第1の制御部63と装置53の連結が模式的に示されている。従って、第2の制御部79は、装置53と連結してもよい。
第1の針床16及び第2の針床17を有する編み機での装置53の使用については、以下、図4及び図5を参照しながら説明する。編み機としては、特にパール編製品の製造に使用することができるパール編機がある。パール編製品を製造するには、編み目の形成後に、編み機針10を針床16、17のどちらか1方からもう1方へと移動させる必要がある。この過程は、図4a〜図4fに模式的に示されている。
編み機針10は第1の針床16に位置し、第1の作動部54に連結していると仮定される。針幹11と第1の針作動要素56の長手方向Lの動きが連動するように、第1の針作動要素56で第2のフック29がフック用切欠70と係合している。編み機針10のフック閉鎖要素12と第1の閉鎖作動要素57の長手方向Lの動きが連動するように、第1の閉鎖作動要素57の突起77が第1の作動切欠44と係合している。フック閉鎖要素12は、その中立位置Nに位置している。最後に編まれた編み目Mは、第1のフック26に保持されている。編物は、2つの針床16、17の間の領域に配置される。長手方向Lにおける動きにより編み機針10が2つの針床16、17の間を往来できるように、2つの針床16、17又はお互いに反対方向を向いた針溝15の底14が同じ平面に存在する。
編み機針10を第1の針床16から第2の針床17へ移動し、編み機針10を第2の作動部55と連結させるには、第1の作動部54が最初に編み機針10を長手方向Lで第2の針床17に向けて動かし、それによって最後に編まれた編み目Mが針幹11で上縁50に沿って滑動する。フック閉鎖要素12がその中立位置Nにあるため、編み目Mの針幹11に沿った滑動は妨げられることはない(図4b)。第1の針作動要素56と第1の閉鎖作動要素57をお互いに相対移動させて、編み機針10の動作の初動段階でフック閉鎖要素12を中立位置へと移動させることができる。
第1の作動部54によるこの編み機針10の動きと同時に、第2の作動部55が第1の針床16に向けて第2の針床17に対して相対移動する。第2の閉鎖作動要素59の突起77の下を編み機針10が通り抜けることができるように、第2の制御部79を介して第2の作動部55を傾斜させてもよい。又は(図4bに模式的に示されている通り)、第2の作動部55の突起77又はその他の要素が編み機針10に接触し、編み機針10の上縁50を滑動してから、編み機針10、及び特にフック閉鎖要素12によって第2の作動部55を傾斜させ得る。
図4cは、編み機針10の移動位置Tを示す。この移動位置Tでは、2つの作動部54、55が編み機針10の動きと連動している。即ち、第1のフック26が第2のフックの作動要素58のフック用切欠70と、第2のフック2が第1の針作動要素56のフック用切欠70と、2つの閉鎖作動要素57、59の突起77がフック閉鎖要素12で割り当てられた作動切欠44、45と係合する。ここで、最後に編まれた編み目Mは、2つの作動部54、55の間、又は編み機針10の2つの作動切欠44、45の間に位置する。
次に、第1の作動部54が編み機針10から分離される(図4d)。これは、第1の制御部63を介して、長手方向軸Lに対して第1の作動部54を傾斜させることにより行ってもよい。そうすると、作動突起77が第1の作動凹部44から出て、第2のフック29が第1の針作動要素56から分離される。
編み目Mが針幹11に沿ってさらに滑動するように(図4e)、編み機針10は、第2の作動部55を介して、長手方向Lでさらに第1の針床16から遠ざかる。この動きは、最後に編まれた編み目Mが第2のフック29の第2のフックの内部領域30に到達するまで継続してよい(図4f)。同時に、第1の作動部54は、長手方向Lにおいて第2の針床17から離れて、開始位置に移動してもよい。
図5a〜図5gは、装置53による編み目の形成を模式的に示す。この編み目形成は、対象となる針床16、17で2つの作動部54、55のどちらか1つを用いて行われる。作動部54、55の両方と針床16、17の両方の編み目形成手順は同じである。
図5aが示す状況を、編み目形成の開始位置の状況と仮定する。フック閉鎖要素12は、該当する閉鎖位置、即ち第1の閉鎖位置S1又は第2の閉鎖位置S2に位置している。最後に編まれた編み目Mは、フックの内部領域27又は30に掛かっている。
新たな編み目Mをさらに形成するには、最初にフック閉鎖要素12をその中立位置Nに移動させ、フックの内部領域27又は30を開放させる。これは、実施例ではフック26又は29が針床16又は17から突出するように(図5b)、対応する針作動要素56又は58によって、針幹11を針床16又は17の自由端で長手方向Lに滑動させることで実現する。フック閉鎖要素12は、閉鎖作動要素57又は59を介して同じ方向に移動するが、移動距離は短距離である。よって、そのフック閉鎖要素が閉鎖位置S1又はS2から中立位置Nに移動するように(図5c)、針幹11とフック閉鎖要素12の相対移動は同時に発生する。最後に編まれた編み目Mがフックの内部領域27又は30を離れて、針胸を通じて針軸30に到達するまでに、編み機針10は針床16又は17から移動する。
次の段階では、編み糸部81すなわち糸部分が編み糸案内80経由でフックの内部領域27又は30へと導入される(図5d)。その前に、最後に編まれた編み目Mが針軸31からフックの内部領域27又は30へと滑動することを防ぐべく、実施例ではフック閉鎖要素12によりフックの内部領域27又は30が部分的に閉鎖される。
一度編み糸部81が挿入されると、フック閉鎖要素12がその閉鎖位置S1、S2へと移動し、編み糸部81はフックの内部領域27又は30で保持される(図5e)。フック閉鎖要素12の部分的閉鎖位置(図5d)から閉鎖位置S1又はS2(図5e)への移動は、閉鎖作動要素57又は59の針作動要素56又は58に対する相対移動によって行われるが、閉鎖位置S1又はS2に到達するまで針幹11は針床16又は17に対して相対的に移動しないことが好ましい。
編み機針10は、フック閉鎖要素12が閉鎖位置S1、S2に位置する状態で、対応する作動部54又は55によって移動され、フック26又は29は最後に編まれた編み目M(図5f)を介して編み糸部81で引かれる。最後に、このように編み目Mが形成されると、最後に編まれた編み目Mが以降のプロセスのために再び構成される(図5g)。
編み目形成と編み機針10の移動を同時に実行することも可能である。これは例えば、図4eが示す、最後に編まれた編み目Mが針軸31に位置する間に編み機針10が第2の作動部55を通じて移動する状況で可能であって、このようにして編み機針10の位置が図5cの示す状況に一致するようになる。次に新たな編み糸部81が編み糸案内80を通じて挿入できるようになり、図5d〜図5gが示す通りに編み目が形成できる。編み機針10の移動は、このようにして編み目形成と同時に実行できる。
図4a〜図4fが示す編み機針10の第1の針床16から第2の針床17への移動又は第1の作動部54から第2の作動部55への移動が、第2の針床17から第1の針床16への移動とは逆に行うことが可能なことは言うまでもない。
本発明は、編み機針10、編み機針10と2つの作動部54、55とを備えた装置53、及び装置53又は編み機針10を第1の針床16と第2の針床17とを有する編み機で使用する方法に関する。編み機針10は、両端にフック26、29を有するとともに長手方向Lに延びる針幹11を有する。フック閉鎖要素12は、移動可能に針幹11に、特に長手方向Lにおいて変位可能に針幹11に装着される。フック閉鎖要素12は、一方は1つのフック26と隣接する第1の閉鎖位置S1、もう一方は他のフック29と隣接する第2の閉鎖位置S2に配置することができる。閉鎖要素12は、装置53の作動部54又は55の閉鎖作動要素57又は59により、針床16又は17及び/又は針幹11に対して長手方向Lに相対移動する。フック閉鎖要素12の相対位置は、編み目Mと編み機針10の間の相対移動に影響を受けない。
10 編み機針
11 針幹
12 フック閉鎖要素
13 滑動面
14 底
15 針溝
16 第1の針床
17 第2の針床
20 側壁
21 長手方向の切欠
22 ビード
25 第1の端部
26 第1のフック
27 第1のフックの内部領域
28 第2の端部
29 第2のフック
30 第2のフックの内部領域
31 針軸
31A 針胸
32 中央部
33 接続部
37 第1の長手方向端部
38 第2の長手方向端部
39 第1の長手方向端部
40 第2の長手方向端部
41 下縁
42 中部
43 中間部
44 第1の作動切欠
45 第2の作動切欠
46 作動切欠側面
50 上縁
53 装置
54 第1の作動部
55 第2の作動部
56 第1の針作動要素
57 第1の閉鎖作動要素
58 第2の針作動要素
59 第2の閉鎖作動要素
60 支持縁
61 制御部
62 制御末端
63 第1の制御部
64 制御カム
65 分離手段
66 作業部
70 フック用切欠
71 第1のフック用切欠側面
72 第2のフック用切欠側面
73 案内部
74 自由端
75 抜止突起
76 案内溝
77 作動突起
78 案内部
79 第2の制御部
80 編み糸案内
81 編み糸部
F 編み糸供給位置
H 垂直方向
L 長手方向
M 最後に編まれた編み目
新しい編み目
N 中立位置
O 上面
S1 第1の閉鎖位置
S2 第2の閉鎖位置
T 移動位置
U 裏面

Claims (15)

  1. 長手方向(L)に延び、裏面(U)と上面(O)とを有する針幹(11)と、フック閉鎖要素(12)と、を備えたパール編機用の編み機針(10)であって、
    前記針幹(11)は、第1のフックの内部領域(27)の周りを前記裏面(U)から前記上面(O)へと湾曲する第1のフック(26)をその一端に、第2のフックの内部領域(30)の周りを前記裏面(U)から前記上面(O)へと湾曲する第2のフック(29)をその前記長手方向(L)における反対側の他端に有し、
    前記針幹(11)に配置された前記フック閉鎖要素(12)は、第1の閉鎖位置(S1)と第2の閉鎖位置(S2)の間で前記針幹(11)に対して相対移動が可能であり、編み目(M)又は編み糸部(81)が前記第1の閉鎖位置(S1)の前記第1のフックの内部領域(27)に入るのを防ぎ、編み目(M)又は編み糸部(81)が前記第2の閉鎖位置(S2)の前記第2のフックの内部領域(30)に入るのを防ぐ、
    ことを特徴とする編み機針。
  2. 前記針幹(11)の長手方向の切欠(21)に前記フック閉鎖要素(12)が変位可能に前記長手方向(L)に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の編み機針。
  3. 前記長手方向の切欠(21)が前記針幹(11)の前記上面(O)の部分で閉鎖されている、ことを特徴とする請求項2に記載の編み機針。
  4. 前記閉鎖位置(S1、D2)の間で前記フック閉鎖要素(12)が前記針幹(11)に対して1方向のみ又は最大2つの方向で相対移動が可能である、ことを特徴とする請求項1乃至3の少なくとも1つに記載の編み機針。
  5. フックの内部領域(27、30)の両方が前記上面(O)に向けて開放されている前記2つの閉鎖位置(S1、S2)の間の中立位置(N)に、前記フック閉鎖要素(12)が移動することができる、ことを特徴とする請求項1乃至4の少なくとも1つに記載の編み機針。
  6. 前記上面(O)で前記針幹(11)を区切る上縁(50)から前記中立位置(N)の前記フック閉鎖要素(12)が突出しない、ことを特徴とする請求項5に記載の編み機針。
  7. 前記フック閉鎖要素(12)は前記上面(O)に向かって開放された少なくとも1つの作動切欠(44、45)を有し、前記切欠はお互いに離れて配置されている2つの切欠側面(46)によって前記長手方向(L)で区切られている、ことを特徴とする請求項1乃至6の少なくとも1つに記載の編み機針。
  8. 前記中立位置(N)における前記フック閉鎖要素(12)の前記少なくとも1つの作動切欠(44、45)が前記上面(O)で前記針幹(11)を区切る上縁(50)の完全に下に位置する、ことを特徴とする請求項5乃至7の少なくとも1つに記載の編み機針。
  9. 請求項1乃至8の少なくとも1つに記載の編み機針(10)と、
    第1の針床(16)に対して前記長手方向(L)に前記針幹(11)を相対移動させる第1の針作動要素(56)と、前記針幹(11)に対して前記フック閉鎖要素(12)を相対移動させる第1の閉鎖作動要素(57)とを有する第1の作動部(54)と、
    第2の針床(17)に対して前記長手方向(L)に前記針幹(11)を相対移動させる第2の針作動要素(58)と、前記針幹(11)に対して前記フック閉鎖要素(12)を相対移動させる第2の閉鎖作動要素(59)とを有する第2の作動部(55)と、
    を備えるパール編機用の編み目形成のための装置(53)。
  10. 各針作動要素(56、58)が案内溝(76)を有し、前記割り当てられた閉鎖作動要素(57、59)が前記針作動要素(56、58)に対して前記長手方向(L)に相対変位が可能に配置されている、ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 各針作動要素(56、58)が前記編み機針(10)の前記割り当てられたフック(26、29)を収納するように構成されたフック用切欠(70)を有する、ことを特徴とする請求項9又は10に記載の装置。
  12. 各閉鎖作動要素(57、59)が前記フック閉鎖要素(12)の割り当てられた作動切欠(44、45)に導入することができる作動突起(77)を有する、ことを特徴とする請求項9乃至11の少なくとも1つに記載の装置。
  13. 第1の針床(16)と第2の針床(17)とを有する編み機で請求項9乃至12の少なくとも1つに記載の装置(53)を用いて編み目を形成する方法であって、
    前記編み機針(10)が前記第1の針床(16)に位置し、前記第1の作動部(54)が前記編み機針(10)と動作が連動するように、前記第1のフック(26)の前記第1のフックの内部領域(27)で前記最後に編まれた編み目(M)を保持する工程と、
    前記編み目(M)が前記第1のフックの内部領域(27)を離れて前記針幹(11)沿いに滑動するように、及び前記2つのフック(26、29)が異なる針床(16、17)に位置する移動位置(T)に前記編み機針(10)が位置する場合において、前記編み機針(10)の変位が前記第1の作動部(54)により防止又は抑制されるように、前記長手方向(L)において前記第2の針床(17)に向かって前記編み機針(10)を変位させるために前記第1の作動部(54)を使用する工程と、
    前記第2の作動部(55)と前記編み機針(10)の動作を連動させる工程と、
    前記編み機針(10)から前記第1の作動部(54)を分離する工程と、
    前記第2の作動部(55)による、前記長手方向(L)における前記編み機針(10)の前記第1の針床(16)からの変位を継続させる工程と、
    を備える方法。
  14. 前記第2のフック(29)の前記第2のフックの内部領域(30)に前記編み目(M)が配置され次第、前記第2の作動部(55)による、前記長手方向(L)における前記編み機針(10)の前記第1の針床(16)からの変位が防止又は抑制される、ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記第2のフック(29)の前記第2のフックの内部領域(30)に前記編み目(M)が配置される前に、前記編み機針(10)の編み糸供給位置(F)において、前記第2の作動部(55)による、前記長手方向(L)における前記編み機針(10)の前記第1の針床(16)からの変位が防止又は抑制され、
    前記第2のフックの内部領域(30)が部分的に閉鎖され、前記最後に編まれた編み目(M)の前記第2のフックの内部領域(30)への滑動が少なくとも妨げられるように、及び新たな編み目(M)を形成するための編み糸部(81)が前記第2のフックの内部領域(30)に挿入されるように、前記フック閉鎖要素(12)が前記針幹(11)に対して前記長手方向(L)に相対変位し、
    前記フック閉鎖要素(12)をその第2の閉鎖位置(S2)に移動することにより前記第2のフックの内部領域(30)を閉鎖し、
    前記編み機針(10)を前記長手方向(L)に変位させるために前記第2の作動部(55)を用い、前記最後に編まれた編み目(M)を通じて前記第2のフックの内部領域(30)に挿入された前記編み糸部(81)を引くことにより、新たな編み目(M)が形成される、
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。

JP2015205134A 2014-10-21 2015-10-17 編み機針、編み目形成装置、及びその装置の編み機での使用 Active JP6109903B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102014115345.6A DE102014115345B4 (de) 2014-10-21 2014-10-21 Maschinenstricknadel, Anordnung zur Maschenbildung sowie Verwendung dieser Anordnung in einer Strickmaschine
DE102014115345.6 2014-10-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016079552A true JP2016079552A (ja) 2016-05-16
JP6109903B2 JP6109903B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=54337672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015205134A Active JP6109903B2 (ja) 2014-10-21 2015-10-17 編み機針、編み目形成装置、及びその装置の編み機での使用

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP3012363B1 (ja)
JP (1) JP6109903B2 (ja)
KR (1) KR101804751B1 (ja)
CN (1) CN105525432B (ja)
DE (1) DE102014115345B4 (ja)
ES (1) ES2624617T3 (ja)
HK (1) HK1223406A1 (ja)
PT (1) PT3012363T (ja)
TW (1) TWI589745B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2579339B (en) * 2018-10-04 2021-07-07 Vandewiele Nv A hook for a tufting machine

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2966784A (en) * 1958-02-07 1961-01-03 Stibbe G & Co Ltd Circular knitting machine of the superimposed needle cylinder type
JPS55112347A (en) * 1978-12-13 1980-08-29 Schieber Universal Maschf Lefttleft flat weft knitting machine
US4333320A (en) * 1978-12-13 1982-06-08 Universal-Maschinenfabrik Dr. Rudolf Schieber Gmbh & Co. Kg Left-left flat knitting machine
JP2010518274A (ja) * 2007-02-12 2010-05-27 ゴールデン レデイ カンパニー ソチエタ ペル アチオーニ ニードル装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3423962A (en) 1966-04-11 1969-01-28 Bentley Eng Co Ltd Circular knitting machines
US3423926A (en) 1966-08-31 1969-01-28 Garrett Corp Turbocharger control arrangement
US3404546A (en) * 1967-01-30 1968-10-08 Singer Co Links and links knitting machine with pivotal jacks
GB1421741A (en) 1972-02-19 1976-01-21 Bentley Eng Co Ltd Composite sliders
GB1514063A (en) * 1975-06-24 1978-06-14 Koike F Hand operated knitting machine
DE2932207C2 (de) 1979-08-08 1981-11-19 Universal-Maschinenfabrik Dr. Rudolf Schieber Gmbh & Co Kg, 7081 Westhausen Doppelkopfnadel
DE2944300C2 (de) 1979-11-02 1983-01-27 Universal-Maschinenfabrik Dr. Rudolf Schieber Gmbh & Co Kg, 7081 Westhausen Doppelkopfnadel
CS247664B1 (en) * 1984-02-07 1987-01-15 Evzen Fischer Circular knitting frame
JP5010674B2 (ja) 2006-03-31 2012-08-29 ロナティ エッセ.ピ.ア. 靴下類等のための円形編機
EP2065498B1 (de) * 2007-11-30 2013-01-23 H. Stoll GmbH & Co. KG Zungennadel
DE102010020041B4 (de) * 2010-05-11 2013-08-29 H. Stoll Gmbh & Co. Kg Stricknadel für Strickmaschinen und Flachstrickmaschine
JP5732316B2 (ja) * 2010-06-18 2015-06-10 株式会社島精機製作所 横編機の複合針
CN102031632A (zh) * 2010-12-15 2011-04-27 常州市武进五洋纺织机械有限公司 一种高速经编机的短动程舌针
CN202000080U (zh) * 2011-01-17 2011-10-05 南通市光阳针业有限公司 织针

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2966784A (en) * 1958-02-07 1961-01-03 Stibbe G & Co Ltd Circular knitting machine of the superimposed needle cylinder type
JPS55112347A (en) * 1978-12-13 1980-08-29 Schieber Universal Maschf Lefttleft flat weft knitting machine
US4333320A (en) * 1978-12-13 1982-06-08 Universal-Maschinenfabrik Dr. Rudolf Schieber Gmbh & Co. Kg Left-left flat knitting machine
JP2010518274A (ja) * 2007-02-12 2010-05-27 ゴールデン レデイ カンパニー ソチエタ ペル アチオーニ ニードル装置

Also Published As

Publication number Publication date
HK1223406A1 (zh) 2017-07-28
PT3012363T (pt) 2017-05-25
EP3012363B1 (de) 2017-04-05
TW201615914A (zh) 2016-05-01
JP6109903B2 (ja) 2017-04-05
CN105525432B (zh) 2019-05-10
TWI589745B (zh) 2017-07-01
DE102014115345B4 (de) 2019-04-25
KR101804751B1 (ko) 2017-12-05
KR20160046739A (ko) 2016-04-29
CN105525432A (zh) 2016-04-27
DE102014115345A1 (de) 2016-04-21
ES2624617T3 (es) 2017-07-17
EP3012363A1 (de) 2016-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7895862B2 (en) Knitting machine with latch needles and without sinkers
TWI465619B (zh) 具有舌針之無沉降片針織機
ITMI20081006A1 (it) Testa di cucitura o di rimagliatura, particolarmente per la chiusura automatizzata di manufatti tubolari a maglia in corrispondenza di una loro estremita' assiale.
US20100000262A1 (en) Yarn feeding device for knitting machines, particularly for circular knitting machines
JP5564479B2 (ja) 横編機のニードルベッド
JP6109903B2 (ja) 編み機針、編み目形成装置、及びその装置の編み機での使用
EP3303671B1 (en) Support and control device for circular knitting machines
JP5364379B2 (ja) 靴下編機等のためのその針自身から隣接する針へステッチを移す針
KR20170125969A (ko) 니들 실린더 및 환편기
JP2008280641A (ja) 給糸切換機におけるストライプ柄編成装置とその方法
ITMI20111696A1 (it) Macchina per maglieria, particolarmente ad elevata finezza, con camme di azionamento degli aghi perfezionate.
JP4106166B2 (ja) 一端を閉じた筒状編物を製造するためのシングルシリンダ型丸編機のためのダイヤル
JP2008297662A (ja) 丸編機における給糸切替装置
US6321575B1 (en) System of cams and sinker for terry cloth knitting on circular knitting machines and stocking knitting machines
JP2013060679A (ja) 複合針を備える横編機、および横編機のスライダー制御方法
US20070130997A1 (en) Knitting tool
JP2022528537A (ja) ステッチ形成要素及びステッチ形成繊維機械
US1497698A (en) Cam for knitting machines
US96531A (en) Improvement in knitting-machines
US20220235501A1 (en) A circular knitting machine and a method for moving the needles of a circular knitting machine
EP3798339B1 (en) Flatbed knitting machine
KR100347672B1 (ko) 컴퓨터가 부착된 양두 성형 환편기
US2496204A (en) Universal knitting means
JPH07197359A (ja) シャトル・コンパウンド・ニードル
ITMI991145A1 (it) Dispositivo di comando degli aghi in macchine per maglieria calzetteria o simili

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6109903

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250