JP2016076476A - 可動部配線用フラットケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルベア(登録商標)や樹脂板を使用しなくても繰り返しU字屈曲を受ける際に十分に直進性を維持することが可能な可動部配線用フラットケーブルを提供する。【解決手段】複数本の第1の可動部配線用ケーブル101が並列配置されてなる第1のフラットケーブル102と、複数本の第2の可動部配線用ケーブル103が並列配置されてなる第2のフラットケーブル104と、こられのケーブル103、104とを重畳させて固定するための結束具105とを有し、第1の可動部配線用ケーブル101は、第2の可動部配線用ケーブル103よりも柔軟性が低いものである。【選択図】図1

Description

本発明は、精密機器等の製造ラインで使用されている産業用ロボット等の繰り返しU字屈曲を受ける可動部に配線される複数本の可動部配線用ケーブルが多連筒状に一体化されてなる可動部配線用フラットケーブルに関する。
図3に示すように、精密機器等の製造ラインで使用されている産業用ロボット等の繰り返しU字屈曲を受ける可動部に配線される可動部配線用ケーブル300は、撚線301と、撚線301の円断面に存在する隙間に埋設された介在302と、撚線301の周囲に巻き付けられたテープ303と、テープ303の周囲に設けられたシールド304と、シールド304の周囲に設けられたシース305と、を備えている。
可動部配線用ケーブル300では、繰り返しU字屈曲に耐え得る程度の柔軟性が要求されると共に、繰り返しU字屈曲に伴う発塵を抑制して製品不良の誘発を妨げることが重要であるため、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、又はポリオレフィン樹脂等の柔軟性が高い樹脂を主成分とし、IPAによるクリーンルーム適性認証を受けた材料で形成されたシース305が採用されている。
ところが、可動部配線用ケーブル300は、柔軟性が高いが故に、繰り返しU字屈曲を受ける際に屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れて平行な状態を維持することができず、即ち、屈曲部以外の部分が直線的に延在して配置されている状態(以下、直進性という)を維持することができず、繰り返しU字屈曲に伴う可動部配線用ケーブル300の捩れや断線が懸念される。
そこで、可動部配線用ケーブル300を配線する際には、複数本の可動部配線用ケーブル300を剛性が高い金属や樹脂等で形成されたケーブルベア(登録商標)の内部に纏めて収容することにより、屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れることを抑制している(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、近年はスマートフォンやタブレットの爆発的な普及により、これらの製造ラインの稼働率が年々増加してきており、製造ラインで使用されている産業用ロボット等の高速化が要求されている。そして、産業用ロボット等の高速化に伴い、可動部配線用ケーブル300が従来よりも高速で繰り返しU字屈曲を受けることになる。
そのため、可動部配線用ケーブル300を配線する際にケーブルベア(登録商標)を使用したとしても、高速で繰り返しU字屈曲を受ける際に可動部配線用ケーブル300が直進性を維持することができず、屈曲部を介して対向する両端部が垂れてケーブルベア(登録商標)と接触し易くなり、たとえIPAによるクリーンルーム適性認証を受けた材料で形成されたシース305が採用されている場合であっても、摩耗による損傷を受けたり摩耗に伴う発塵により製品不良が誘発されたりする虞がある。
これに対して、複数本の可動部配線用ケーブル300を耐摩耗性や剛性が高く摩擦性が低い弗素樹脂等で形成された樹脂板で支持すると共に複数本の可動部配線用ケーブル300を紐等の結束具で樹脂板に固定することにより、屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れることを抑制することも考えられる。
この場合、高速で繰り返しU字屈曲を受ける際に可動部配線用ケーブル300が樹脂板と接触して擦れたとしても、樹脂板が耐摩耗性や剛性が高く摩擦性が低い弗素樹脂等で形成されているため、ケーブルベア(登録商標)を使用する場合と比較して可動部配線用ケーブル300が摩耗による損傷を受けたり摩耗に伴う発塵により製品不良が誘発されたりする虞を低減することができる。
また、樹脂板はケーブルベア(登録商標)よりも小型であることから、樹脂板を使用することにより、ケーブルベア(登録商標)を使用する場合と比較して配線空間を縮小することができる。
特開2008−24339号公報 特開平3−245417号公報 特開昭63−29412号公報 国際公開第00/56825号
しかしながら、前述の通り、樹脂板が耐摩耗性や剛性が高く摩擦性が低い弗素樹脂等で形成されているため、可動部配線用ケーブル300を結束具で樹脂板に固定しようとしても、可動部配線用ケーブル300が樹脂板の表面で滑るため、可動部配線用ケーブル300を樹脂板に確実に固定しておくことが困難であり、十分に直進性を維持することができないという課題がある。
そこで、本発明の目的は、ケーブルベア(登録商標)や樹脂板を使用しなくても繰り返しU字屈曲を受ける際に十分に直進性を維持することが可能な可動部配線用フラットケーブルを提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、複数本の第1の可動部配線用ケーブルが並列配置されてなる第1のフラットケーブルと、複数本の第2の可動部配線用ケーブルが並列配置されてなる第2のフラットケーブルと、前記第1のフラットケーブルと前記第2のフラットケーブルとを重畳させて固定するための結束具とを有する可動部配線用フラットケーブルであって、前記第1の可動部配線用ケーブルは、前記第2の可動部配線用ケーブルよりも柔軟性が低い可動部配線用フラットケーブルである。
前記第1の可動部配線用ケーブルは、撚線と、前記撚線の円断面に存在する隙間に埋設された介在と、前記撚線の周囲に巻き付けられたテープと、前記テープの周囲に設けられたシールドと、前記シールドの周囲に設けられたシースであって、前記シールドの周囲に設けられた内層シースと、前記内層シースの周囲に設けられた外層シースと、を有するシースと、を備えており、前記内層シースは、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、又はポリオレフィン樹脂の何れか一つで形成されており、前記外層シースは、弗素ゴム、弗素樹脂、又は弗素ゴムと弗素樹脂との混合物の何れか一つで形成されていると良い。
前記外層シースは、95:5〜20:80の質量比でフッ素ゴムと弗素樹脂とを含有する混合物から形成されていると良い。
前記外層シースは、95:5から20:80の質量比でフッ素ゴムと弗素樹脂とを含有する混合物であって、前記弗素樹脂は、99.5:0.5から75:25の質量比でポリテトラフルオロエチレンと溶融性弗素樹脂とを含有すると良い。
前記第2の可動部配線用ケーブルは、撚線と、前記撚線の円断面に存在する隙間に埋設された介在と、前記撚線の周囲に巻き付けられたテープと、前記テープの周囲に設けられたシールドと、前記シールドの周囲に設けられたシースと、を備えており、前記シースは、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、又はポリオレフィン樹脂の何れか一つで形成されていると良い。
前記第1の可動部配線用ケーブルは、外径が前記第2の可動部配線用ケーブルの外径と同一であると良い。
本発明によれば、ケーブルベア(登録商標)や樹脂板を使用しなくても繰り返しU字屈曲を受ける際に十分に直進性を維持することが可能な可動部配線用フラットケーブルを提供することができる。
本発明に係る可動部配線用フラットケーブルを示す断面模式図である。 本発明に係る可動部配線用フラットケーブルを示す側面模式図である。 従来技術に係る可動部配線用ケーブルを示す断面模式図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の好適な実施の形態に係る可動部配線用フラットケーブル100は、複数本の第1の可動部配線用ケーブル101が並列配置されてなる(多連筒状に一体化されて形成された)第1のフラットケーブル102と複数本の第2の可動部配線用ケーブル103が並列配置されてなる(多連筒状に一体化されて形成された)第2のフラットケーブル104とが重畳されると共に結束具105で固定されてなり、繰り返しU字屈曲を受ける際に第1のフラットケーブル102が屈曲部の内側に配置されると共に第2のフラットケーブル104が屈曲部の外側に配置される。
可動部配線用フラットケーブル100では、第2のフラットケーブル104が第1のフラットケーブル102で支持されて可動部配線用フラットケーブル100の直進性を担保する役割を果たすように、第1の可動部配線用ケーブル101は、第2の可動部配線用ケーブル103よりも柔軟性が低くなっている。ここで柔軟性が低いとは、同じ長さのケーブルを用意し、各ケーブルの片端を固定し、他端に同じ荷重を加えたときにケーブルのたわみ量が小さいことをいう。なお、ケーブルの柔軟性を調整する方法としては、例えば、可動部配線用ケーブルの撚線を構成する素線の素線径を変更する方法や、撚り線の金属材料を変更する方法等がある。
第1の可動部配線用ケーブル101は、撚線106と、撚線106の円断面に存在する隙間に埋設された介在107と、撚線106の周囲に巻き付けられたテープ108と、テープ108の周囲に設けられたシールド109と、シールド109の周囲に設けられたシース110であって、シールド109の周囲に設けられた内層シース111と、内層シース111の周囲に設けられた外層シース112と、を有するシース110と、を備えている。
撚線106は、導体と導体の周囲に設けられた絶縁体とを有する絶縁電線や内部導体と外部導体とを備えた同軸ケーブル等からなる複数本の電線113が撚り合わされて形成されている。
撚線106の円断面に存在する隙間に介在107が埋設されることにより、複数本の電線113の配置が固定されるため、ケーブル長手方向に亘りケーブル断面における撚線106の対称性を維持することができ、ケーブル長手方向に亘るインピーダンスの変化を抑制することが可能となる。
テープ108は、紙、弗素樹脂、ナイロン樹脂、又はポリエチレンテレフタレート樹脂等の滑性の高い材料で形成されており、撚線106の周囲に巻き付けられたときに隣接するテープ108の一部が重畳されるようにラップ巻きされている。
これにより、複数本の電線113が解れ難くなり、複数本の電線113の配置が固定されるため、ケーブル長手方向に亘りケーブル断面における撚線106の対称性を維持することができ、ケーブル長手方向に亘るインピーダンスの変化をより効果的に抑制することが可能となる。
シールド109は、複数本の素線が編み込まれて形成された編組シールドや複数本の素線が螺旋状に巻き付けられて形成された横巻シールド等からなる。
撚線106の周囲にシールド109が設けられることにより、第1の可動部配線用ケーブル101の電磁波障害(ElectroMagnetic Interference;EMI)特性等を向上させることが可能となる。
内層シース111は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、又はポリオレフィン樹脂の何れか一つで形成されている。
これらの材料で形成された内層シース111を採用することにより、第1の可動部配線用ケーブル101の柔軟性を高め、可動部配線用フラットケーブル100の耐屈曲性を向上させることが可能となる。
外層シース112は、弗素ゴム、弗素樹脂、又は弗素ゴムと弗素樹脂との混合物の何れか一つで形成されている。
弗素樹脂は、99.5:0.5から75:25の質量比でポリテトラフルオロエチレンと溶融性弗素樹脂とを含有していることが好ましい。
また、混合物は、95:5から20:80の質量比で弗素ゴムと弗素樹脂とを含有していることが好ましい。これらの質量比を満足する混合物としては、ダイキン工業株式会社製のダイエル(登録商標)フルオロTPVが挙げられる。
これらの材料で形成された外層シース112を採用することにより、第1の可動部配線用ケーブル101に適度な剛性を付与することができ、可動部配線用フラットケーブル100の直進性を向上させることが可能となる。
特に、混合物で形成された外層シース112を採用することにより、弗素樹脂の耐摩耗性や低発塵性と弗素ゴムの柔軟性や弾力性(弾力性は繰り返しU字屈曲を受ける際の直進性を向上させる)とを兼ね備えることができ、第1の可動部配線用ケーブル101の柔軟性や耐屈曲性を損なわずに繰り返しU字屈曲を受ける際の直進性を向上させることが可能となる。
更に、外層シース112は、弗素ゴムや弗素樹脂の特長である耐油性、耐化学薬品性、及び耐候性等を備えており、油、酸性、及びアルカリ性環境下等においても使用可能であり、また紫外線や酸性雨等に暴露される屋外使用にも適している。
また、外層シース112は、厚さが0.25mm以上であることが好ましい。外層シース112の厚さが0.25mm未満である場合、第1の可動部配線用ケーブル101が繰り返しU字屈曲を受ける際に外層シース112に皺が形成され易くなり、皺が亀裂に進展することによる内層シース111の露出が懸念されるからである。
更に、外層シース112は、厚さが内層シース111の厚さの1/3から1/2であることが好ましい。外層シース112の厚さが内層シース111の厚さの1/3未満である場合、可動部配線用フラットケーブル100の長期(例えば、5年程度)に亘る使用により、外層シース112が摩耗して内層シース111が露出される虞があるからである。また、外層シース112の厚さが内層シース111の厚さの1/2以上である場合、第1の可動部配線用ケーブル101の柔軟性が損なわれて従来と同等の耐屈曲性を維持することが困難になるからである。
なお、第1の可動部配線用ケーブル101は、外径が第2の可動部配線用ケーブル103の外径と同一であることが好ましい。
これにより、第1のフラットケーブル102と第2のフラットケーブル104とが重畳されたときに、第1のフラットケーブル102と第2のフラットケーブル104とが相互に表面の凹凸部114で嵌合されることになる。
そのため、可動部配線用フラットケーブル100が繰り返しU字屈曲を受ける際に、第2のフラットケーブル104が第1のフラットケーブル102の表面を滑ることが無く、第1のフラットケーブル102と第2のフラットケーブル104とを結束具105で確実に固定しておくことができるため、樹脂板を使用する場合よりも可動部配線用フラットケーブル100の直進性を維持することが可能となる。
第2の可動部配線用ケーブル103は、撚線106と、撚線106の円断面に存在する隙間に埋設された介在107と、撚線106の周囲に巻き付けられたテープ108と、テープ108の周囲に設けられたシールド109と、シールドの周囲に設けられたシース115と、を備えている。即ち、第2の可動部配線用ケーブル103は、第1の可動部配線用ケーブル101と比較してシース115のみが異なっている。
シース115は、内層シース111と同様に、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、又はポリオレフィン樹脂の何れか一つで形成されている。
これらの材料で形成されたシース115を採用することにより、第2の可動部配線用ケーブル103の柔軟性を高め、可動部配線用フラットケーブル100の耐屈曲性を向上させることが可能となる。
結束具105は、紐等からなり、ケーブル長手方向の一部で第1のフラットケーブル102と第2のフラットケーブル104とを固定している。
この際、可動部配線用フラットケーブル100では、第1のフラットケーブル102と第2のフラットケーブル104とが相互に表面の凹凸部114で嵌合されるため、樹脂板を使用する場合よりも結束具105で固定される箇所を少なくすることができ、結束具105による固定により可動部配線用フラットケーブル100の柔軟性が低下することを抑制することが可能となる。
なお、第1のフラットケーブル102は、第2のフラットケーブル104よりも全長が短くなっており、可動部配線用フラットケーブル100が繰り返しU字屈曲を受ける際に第1のフラットケーブル102と第2のフラットケーブル104の何れかに過度な応力が付与されないようになっている。
これまで説明してきたように、本実施の形態に係る可動部配線用フラットケーブル100によれば、適度な剛性を有する第1のフラットケーブル102と第1のフラットケーブル102よりも柔軟性が高い第2のフラットケーブル104とを重畳しているため、可動部配線用フラットケーブル100が繰り返しU字屈曲を受ける際に、樹脂板に代えて第1のフラットケーブル102で第2のフラットケーブル104を支持することができ、屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れることを抑制し、十分に直進性を維持することが可能となる。
また、可動部配線用フラットケーブル100は、第1のフラットケーブル102と第2のフラットケーブル104との二段構造となっているため、本来必要な幅に比べて半分程度の幅まで小型化することができ、配線空間の縮小に大きく貢献することが可能となる。
100 可動部配線用フラットケーブル
101 第1の可動部配線用ケーブル
102 第1のフラットケーブル
103 第2の可動部配線用ケーブル
104 第2のフラットケーブル
105 結束具
106 撚線
107 介在
108 テープ
109 シールド
110 シース
111 内層シース
112 外層シース
113 電線
114 凹凸部
115 シース

Claims (6)

  1. 複数本の第1の可動部配線用ケーブルが並列配置されてなる第1のフラットケーブルと、
    複数本の第2の可動部配線用ケーブルが並列配置されてなる第2のフラットケーブルと、
    前記第1のフラットケーブルと前記第2のフラットケーブルとを重畳させて固定するための結束具と、
    を有する可動部配線用フラットケーブルであって、
    前記第1の可動部配線用ケーブルは、前記第2の可動部配線用ケーブルよりも柔軟性が低いことを特徴とする可動部配線用フラットケーブル。
  2. 前記第1の可動部配線用ケーブルは、
    撚線と、
    前記撚線の円断面に存在する隙間に埋設された介在と、
    前記撚線の周囲に巻き付けられたテープと、
    前記テープの周囲に設けられたシールドと、
    前記シールドの周囲に設けられたシースであって、前記シールドの周囲に設けられた内層シースと、前記内層シースの周囲に設けられた外層シースと、を有するシースと、
    を備えており、
    前記内層シースは、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、又はポリオレフィン樹脂の何れか一つで形成されており、
    前記外層シースは、弗素ゴム、弗素樹脂、又は弗素ゴムと弗素樹脂との混合物の何れか一つで形成されている請求項1に記載の可動部配線用フラットケーブル。
  3. 前記外層シースは、95:5〜20:80の質量比でフッ素ゴムと弗素樹脂とを含有する混合物から形成されている請求項2に記載の可動部配線用フラットケーブル。
  4. 前記外層シースは、95:5から20:80の質量比でフッ素ゴムと弗素樹脂とを含有する混合物であって、
    前記弗素樹脂は、99.5:0.5から75:25の質量比でポリテトラフルオロエチレンと溶融性弗素樹脂とを含有する請求項2に記載の可動部配線用フラットケーブル。
  5. 前記第2の可動部配線用ケーブルは、
    撚線と、
    前記撚線の円断面に存在する隙間に埋設された介在と、
    前記撚線の周囲に巻き付けられたテープと、
    前記テープの周囲に設けられたシールドと、
    前記シールドの周囲に設けられたシースと、
    を備えており、
    前記シースは、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、又はポリオレフィン樹脂の何れか一つで形成されている請求項1から4の何れか一項に記載の可動部配線用フラットケーブル。
  6. 前記第1の可動部配線用ケーブルは、外径が前記第2の可動部配線用ケーブルの外径と同一である請求項1から5の何れか一項に記載の可動部配線用フラットケーブル。
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