JP2016074435A - パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、ストレッチフィルムのずれを抑制することができる新規なパレットを提供する。【解決手段】片面使用パレット1は、上面デッキボード11と、下面デッキボード21と、隅桁部31とを備える。下面デッキボード21には、下面から外周側に突出する下面側外周リブ23が形成され、隅桁部31の外側面には、上面デッキボード11と下面デッキボード21の間の厚さ方向に、直線状に間欠して延在する複数の第1リブ41が形成される。第1リブ41は、下面側外周リブ23と略同じ高さであり、下面側外周リブ23と連続する。第1リブ41の上面側角部には、テーパ部が形成される。隅桁部31の外側面には、第1リブ41の延在方向と平行に、第2リブ43が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、荷物支持のためのパレットに関する。
特許文献1に示すように、荷物がパレットに積載されるとき、積載物の荷崩れや荷動きを防止するため、ストレッチ包装が行われる。ストレッチ包装では、伸縮性に優れた粘着性を有するストレッチフィルムが、張力をかけられた状態で、積載物からパレットに亘って巻き付けられる。ストレッチフィルムが巻き付けられるパレットには、積載物に巻き付けられたストレッチフィルムのずれを防止するリブが、デッキボードの周縁と略平行な方向に沿って形成されている。
また、特許文献2に示すように、荷物が積載されたパレットは、先に荷物が積載されたパレットの近くに並べて置かれる。このように並置されるパレットには、後に置かれるパレットが先に置かれたパレットの外周リブに乗り上げることを防止する垂直リブを設けたものがある。この垂直リブは、デッキボードの周縁と略直交する方向に沿って、上面デッキボードと下面デッキボードとを連結している。
特許第3997145号公報 特許第3574878号公報
本発明は、簡単な構成で、ストレッチフィルムのずれを抑制することができる新規なパレットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するパレットは、上面デッキボードと下面デッキボードとを隅桁部で連結してなるパレットであり、前記下面デッキボードには、下面から外周側に突出する外周リブが形成され、前記隅桁部の外側面には、前記上面デッキボードと前記下面デッキボードの間の厚さ方向に、直線状に間欠して延在する複数の第1リブが形成されている。
上記構成によれば、前記第1リブが間欠して形成されている。したがって、ストレッチフィルムは、前記第1リブの部分が変曲点となって、確実にパレットに巻回され、巻回されたストレッチフィルムがパレットに対してずれることを防止することができる。
上記パレットにおいて、更に、前記隅桁部の外側面には、前記第1リブの延在方向と平行に、前記第1リブと同じ高さの第2リブを形成してもよい。
上記構成によれば、前記第1リブとともに前記隅桁部の強度を補強すると共に、前記第1リブより先に前記第2リブが障害物に当たるようになり、前記第1リブを保護することができる。
上記パレットにおいて、更に、前記第1リブの上面側角部には、テーパ部が形成されていてもよい。
上記構成によれば、更に、前記間隙部に、運搬する前記パレットの前記外周リブが進入することがあるが、この場合、運搬するパレットの外周リブは、前記第1リブの上面側角部のテーパ部によって、円滑に間隙部から外に滑り外れる。
上記パレットは、例えば、一体成形型パレットである。
また、上記パレットは、例えば、貼り合わせパレットである。前記貼り合わせパレットは、前記上面デッキボードに上面側隅桁半体が形成された上面側パレット形成部材と、前記下面デッキボードに下面側隅桁半体が形成された下面側パレット形成部材とを備え、前記上面側隅桁半体と前記下面側隅桁半体とを突き合わせ結合して前記隅桁部とすることで構成することができる。
以上のような構成によれば、簡単な構成で、ストレッチフィルムのずれを抑制することができるパレットを実現することができる。
パレットを積載面側から見た斜視図である。 パレットを接地面側から見た斜視図である。 (a)はパレットの隅桁部を示す要部斜視図であり、(b)は隅桁部にストレッチフィルムが巻回された状態を示す要部斜視図である。 パレットにストレッチフィルムが巻回された状態を示す斜視図である。 互いに隣接してパレットが載置される状態を示す要部側面図である。 パレットが障害物に当たった状態を示す要部斜視図である。 パレットの隅部の第1のリブに間隙部を等間隔に多数設けた変形例を示す要部斜視図である。 パレットの隅部の第2リブに間隙部を設けた変形例を示す要部斜視図である。 片面使用型の貼り合わせパレットの要部斜視図である。 両面使用型の貼り合わせパレットの要部斜視図である。 第1リブを2本設けたパレットの要部斜視図である。 外周リブの厚さより第1間隙部を狭くしたパレットの要部斜視図である。
以下、本発明におけるパレットを具体化した一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、パレット1は、片面使用の四方差しパレットであって、載置面12が形成される上面デッキボード11と、接地面22が形成される下面デッキボード21と、上面デッキボード11と下面デッキボード21とを結合する4つの隅桁部31とを備える。また、互いに隣り合う2つの隅桁部31の間には、中間桁部32が形成され、更に、上面デッキボード11と下面デッキボード21の中央部、すなわち中間桁部32,32の間には、中央桁部33が形成されている。このパレット1は、全体が矩形板状をなす合成樹脂製パレットであって、ポリプロピレンやリサイクルポリプロピレン等の合成樹脂材料を原料とし、例えば一体射出成形により成形されている。
このパレット1において、長辺方向には、隅桁部31と中間桁部32との間に、フォークリフトやハンドリフト等の運搬機械のフォークが差し込まれる第1差込口34が形成されている。また、短辺方向には、隅桁部31と中間桁部32との間に、運搬機械のフォークが差し込まれる第2差込口35が形成されている。
上面デッキボード11は、上面が段ボール箱等の荷物が載置される載置面12となっており、環状の外側面部13の内側に、格子状の桟14が形成されている。外側面部13には、載置面12と略面一に外側に張り出すように上面側外周リブ15が形成されている。上面側外周リブ15は、外側面部13を補強し、また、例えば障害物が直接、外側面部13に当たらないように保護する。
図2に示すように、下面デッキボード21は、隅桁部31と中間桁部32とに架け渡して形成されている。すなわち、下面デッキボード21は、外周に沿って矩形環状をなすように形成されている。また、下面デッキボード21は、中間桁部32と中央桁部33に架け渡して十字状に形成されている。外周に沿って形成される下面デッキボード21にも、接地面22と略面一に外側に張り出すように下面側外周リブ23が形成されている。下面側外周リブ23は、外側面部13を補強し、例えば障害物が直接、外側面部13に当たらないように保護する。
図3(a)に示すように、各隅桁部31にも、上端に、上面側外周リブ15が形成され、下端に、下面側外周リブ23が形成されている。各隅桁部31は、その外側面31aが面取りされ、周回方向に湾曲する円弧面をなしている。この外側面31aにおいて、上面側外周リブ15と下面側外周リブ23との間には、複数の第1リブ41が形成されている。複数の第1リブ41は、円弧面の中央部に、厚さ方向に直線状に延在して形成されている。すなわち、第1リブ41は、上面側外周リブ15と下面側外周リブ23に対して垂直に設けられている。そして、互いに隣接する2つの第1リブ41の間には、第1間隙部42が形成されている。第1間隙部42は、第1リブ41間の他、上面側外周リブ15との間にも形成されている。
第1リブ41は、上面側外周リブ15及び下面側外周リブ23と協働して、各隅桁部31を補強し、また、例えば障害物が直接、外側面部13に当たらないようにする。また、複数の第1リブ41の中で、最も下側の第1リブ41aは、ここでは、下面側外周リブ23と連続して形成され、間に間隙を設けた場合より強度が高められている。また、下側の第1リブ41aは、下面側外周リブ23と隙間なく連続することで、パレット1を隣接して載置する際に、一方のパレット1の下面側外周リブ23が他方のパレット1の下面側外周リブ23に乗り上がることを抑制する。
また、図3(a)に示すように、上面側外周リブ15と下面側外周リブ23とは略同じ高さに形成されており、第1リブ41も、上面側外周リブ15及び下面側外周リブ23と略同じ高さに形成されている。すなわち、上面側外周リブ15の高さを(H1)、下面側外周リブ23の高さを(H2)、第1リブ41の高さを(H3)とすると、(H1)≒(H2)≒(H3)の関係を満たしている。隅桁部31では、各リブ23,41の高さを揃えることで、上面側外周リブ15と第1リブ41との間に段差が生じたり、下面側外周リブ23と第1リブ41との間に段差が生じないようにしている。これにより、パレット1を隣接して載置する際に、一方のパレット1の下面側外周リブ23が他方のパレット1の下面側外周リブ23に乗り上げてしまうことを防止している。
互いに隣り合う2つの第1リブ41の間に形成される第1間隙部42には、荷崩れ防止のため伸縮性に優れた粘着性を有するストレッチフィルム50が進入する。これによりストレッチフィルム50は、第1リブ41の部分が変曲点となって、第1リブ41の下面側の角部40に係止される。すなわち、図3(b)及び図4に示すように、パレット1は、載置面12に荷物が積載されると、積載物の荷崩れ防止のためストレッチフィルム50が積載物やパレット1の外側面部13に跨って延伸させながら多重に巻き上げられる。図3(b)に示すように、巻き上げられたストレッチフィルム50は、厚さが20μm程度の合成樹脂フィルムであり、外側面部13の部分において、第1間隙部42に進入し、第1リブ41の上面側のテーパ部40aや下面側の角部40に係止される。また、ストレッチフィルム50は、長手方向の両側縁部も第1間隙部42に進入するし、幅方向の中程であっても、延伸されていることで、食い込むようにして、第1間隙部42に進入する。ストレッチフィルム50は、第1リブ41の部分が変曲点となって、第1リブ41の下面側の角部40に係止され、外側面部13に対してずれて弛むことが抑制される。
図3(a)に示すように、ここでは、複数の第1間隙部42は、隅桁部31の外側面31aの厚さ方向の全体に亘って均等に設けられているのではなく、厚さ方向の半分より上面デッキボード11側に偏って形成されている。ここでは、複数の第1間隙部42は、接地面より3/4程度の高さまで上側に偏って形成されている。外側面31aの厚さ方向の半分より下面デッキボード21側は、地面に近く、載置された荷物100に跨ってストレッチフィルム50が巻回される量も少なく、ストレッチフィルム50のずれが外側面31aの厚さ方向の半分の上側より問題になりにくいからである。
特に、ストレッチフィルムを係止する第1リブ41の下面側の角部40は、直角に近い形状に形成されている。これにより、ストレッチフィルム50は、角部40に食い込み確実に係止され、外側面部13に対してずれることを防止することができる。また、第1リブ41の上面側の角部は、鈍角をなすように形成されており、上面側から下面側へ外側に向かって傾斜するテーパ部40aとなっている。第1間隙部42は、上面側外周リブ15や下面側外周リブ23の厚さより広い。したがって、第1間隙部42に進入した上面側外周リブ15や下面側外周リブ23は、テーパ部40aに倣って滑るように外れる。勿論、下面側の角部40についても、テーパ部を形成し、第1リブ41を全体として台形状にしてもよい。ストレッチフィルム50は、第1リブ41により変曲点が設けられることで、パレット1にしっかりと巻き付けることができるからである。
図3(a)に示すように、更に、各隅桁部31の外側面31aには、第1リブ41の延在方向と平行に、第2リブ43が形成されている。第1リブ41の両側の第2リブ43も、その高さ(H4)が上面側外周リブ15の高さ(H1)や下面側外周リブ23の高さ(H2)や第1リブ41の高さ(H3)と略同じになっている。また、第2リブ43は、上面側外周リブ15及び下面側外周リブ23との間に間隙を設けることなく、連続するように形成されている。第2リブ43は、上面側外周リブ15及び下面側外周リブ23や第1リブ41と協働して、各隅桁部31を補強する。また、例えば障害物が直接、外側面部13に当たらないように保護する。更に、パレット1を隣接して載置する際に、一方のパレット1の下面側外周リブ23が他方のパレット1の下面側外周リブ23に乗り上げてしまうことを防止する。また、下側の第2リブ43は、下面側外周リブ23と隙間なく連続することで、パレット1を隣接して載置する際に、一方のパレット1の下面側外周リブ23が他方のパレット1の下面側外周リブ23に乗り上がることを抑制する。
以上のように構成されたパレット1は、図4に示すように、上面デッキボード11の載置面12に段ボール等の荷物100が整列した状態で積載される。この後、荷物100が積載されたパレット1には、荷崩れ防止のため、ストレッチフィルム50が自動巻き機によって巻回される。一般に、ストレッチフィルム50は、伸縮性に優れた粘着性を有する20μm程度のフィルムであって、延伸させながら、積み荷やパレット1の外側面部13に跨って多重に巻き上げられる。ここで、図3(b)に示すように、第1リブ41は、ストレッチフィルム50に変曲点を形成することで、巻き上げられたストレッチフィルム50を確実に係止することができる。特に、第1リブ41の下面側の角部40は、直角に近い形状に形成されているので、巻き上げられたストレッチフィルム50が確実に係止される。したがって、ストレッチフィルム50が例えばずれて弛むことにより、荷崩れが発生することを防止することができる。
また、図5に示すように、パレット1をコンベアで搬送する際に、互いに隣接するパレット1が近接する場合であっても、第1リブ41や第2リブ43が下面側外周リブ23と連続して形成されている。したがって、一方のパレット1の下面側外周リブ23が他方のパレット1の下面側外周リブ23に乗り上げてしまうことを防止することができる。
更に、図5に示すように、フォークリフトやハンドリフト等の運搬機械でパレット1を持ち上げて運搬し、既に載置されているパレット1の隣に近接させて配置する際に、高さ方向にずれて、第1リブ41の間の第1間隙部42に誤って上面側外周リブ15や下面側外周リブ23が進入することがある。この場合、進入した上面側外周リブ15や下面側外周リブ23は、直下に位置する第1リブ41のテーパ部40aに倣って円滑に外れることができる。
更に、第1リブ41は、第2リブ43のように、上面側外周リブ15と下面側外周リブ23との間に連続して形成されておらず、第1間隙部42が介在するため、第2リブ43より強度が低く、破損しやすい。しかし、図6に示すように、第1リブ41の近くには、第2リブ43が形成されているので、障害物90が第1リブ41に当たる前に第2リブ43に当たる。したがって、ストレッチフィルム50のずれを防止する第1リブ41が破損することを防止することができる。
上記実施の形態によれば、以下のように列挙する効果を得ることができる。
(1)ストレッチフィルム50がパレット1に巻回される際に、第1リブ41の部分は、変曲点となる。したがって、パレット1には、確実にストレッチフィルム50が自動巻き機によって巻回される。更に、第1リブ41の下側の角部40は、直角に近い形状に形成されているので、ストレッチフィルム50が確実に係止され、ストレッチフィルム50が例えばずれて弛むことにより、荷崩れが発生することを抑えることができる。すなわち、パレット1は、第2リブ43とは別に形成した第1リブ41に第1間隙部42を設けるだけの簡単な構成で、ストレッチフィルム50のずれを防止することができる。
(2)第1間隙部42は、上面側外周リブ15や下面側外周リブ23の厚さより広い。そして、第1リブ41の上面側は、上面側から下面側へ外側に向かって傾斜するテーパ部40aとなっている。したがって、第1間隙部42に進入した上面側外周リブ15や下面側外周リブ23は、第1間隙部42から容易に外れる。
(3)各隅桁部31は、上面側外周リブ15や下面側外周リブ23の他に、第1リブ41を設け、更に、第1リブ41の両側に第2リブ43を設けることで、強度を高めることができる。
(4)下面側外周リブ23と第1リブ41とが連続して形成され、下面側外周リブ23が第1リブ41に対して張り出す段差が形成されていない。したがって、この点でも、一方のパレット1の下面側外周リブ23が他方のパレット1の下面側外周リブ23に乗り上げてしまうことを抑制することができる。
(5)第1リブ41の近くには、第2リブ43が形成されているので、障害物90が第1リブ41に当たる前に第2リブ43に当たる。したがって、ストレッチフィルム50のずれを防止する第1リブ41が破損することを防止することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・図7に示すように、第1リブ41の間に形成される第1間隙部42を、図3(a)の例より多く設けるようにしてもよい。ここでは、第1間隙部42を5つ、等間隔に設けている。これにより、パレット1に巻き上げられたストレッチフィルム50は、第1リブ41により多くの変曲点が形成され、また、第1リブ41の下面側の角部40も多く有することになる。これにより、ストレッチフィルム50は、第1リブ41に一層確実に係止されることになり、一層パレット1の外側面部13に対してずれることが抑制され、荷崩れの発生を抑制することができる。なお、第1リブ41や第1間隙部42の数は特に限定されるものではない。また、第1間隙部42は不等間隔又は不規則に形成してもよい。
以上の場合にも、第1間隙部42が外周リブ15,23の厚さより広くなるようにする。また、複数の第1リブ41の中で、最も下側の第1リブ41aは、下面側外周リブ23と連続して設け、間に間隙を設けた場合より強度が高くすることもできる。
・図8に示すように、第2リブ43も、第1リブ41のように間欠的に設けるようにし、第2リブ43の間に第2間隙部44を設けるようにしてもよい。これにより、ストレッチフィルム50は、第1リブ41の角部40の他に第2リブ43の部分でも変曲点が形成され、更に下面側の角部45に係止されることで、より一層ずれが防止される。また、第2リブ43の上面側にもテーパ部40aと同様のテーパ部45aを形成してもよい。第2リブ43に第2間隙部44を設ける場合にあっても、第2間隙部44が外周リブ15,23の厚さより広くすることで、第1リブ41及び第1間隙部42と同様な効果を得ることができる。なお、第1間隙部42と第2間隙部44の形成されている接地面22からの高さは、図9のように揃っていてもよいし、高さが異なって揃っていなくてもよい。
・図9は、貼り合わせパレット60を示す。この貼り合わせパレット60は、片面使用型のパレットであって、上面側パレット形成部材61と下面側パレット形成部材71とを突き合わせて結合して構成されている。上面側パレット形成部材61は、上述した上面デッキボード11と略同じ構成を有する上面デッキボード62と隅桁部81を構成する上面側隅桁半体63を有する。また、下面側パレット形成部材71は、上面デッキボード62と略同じ構成をした下面デッキボード72と隅桁部81を構成する下面側隅桁半体73を有する。
上面側パレット形成部材61と下面側パレット形成部材71とは、上面側隅桁半体63と下面側隅桁半体73とを突き合わせ溶着等によって結合することによって構成される。以上のように構成された、貼り合わせパレット60の隅桁部81には、厚さ方向の中程に、上面側パレット形成部材61と下面側パレット形成部材71との接合ラインとなる接合部82が形成される。隅桁部81には、その外側面81aに、複数の第1リブ83が厚さ方向に直線状に延在して形成されている。また、互いに隣接する2つの第1リブ83の間及び上面側外周リブと上面側の第1リブ83との間には、第1間隙部84が形成されている。なお、第1リブ83と第1間隙部84の機能は、上述した第1リブ41と第1間隙部42と同様な機能を有するので詳細は省略する。
第1リブ83は、接合部82に位置してもよいが、ここでは、厚さ方向の中程に位置する第1間隙部84aが、接合部82に位置し、第1リブ83の端面同士が溶着されないようにしている。これにより、第1リブ83には、接合部82に形成されるバリ等が形成されることを防止することができる。すなわち、第1リブ83が溶着時に変形してしまうことを防止することができる。あわせて、第2リブ43についても、接合部82の位置に第2間隙部85を形成し、第1リブ83や第1間隙部84と同様な効果を得るようにしている。また、第1リブ83の上面側角部には、テーパ部40aと同様なテーパ部83aを形成する。
この図9に示す片面使用型の貼り合わせパレット60では、上面側パレット形成部材61と下面側パレット形成部材71の形状が異なる。したがって、上面側パレット形成部材61を成形する金型と下面側パレット形成部材71を成形する金型とが異なるものとなる。したがって、上面側パレット形成部材61の第1リブ83に限って、第1間隙部84を形成する構成とすることができる。
なお、この貼り合わせパレット60についても、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・図10は、両面使用型の貼り合わせパレットである。このパレットでは、上面側パレット形成部材61と下面側パレット形成部材71の形状が略同じである。したがって、上面側パレット形成部材61と下面側パレット形成部材71とは略同じ金型が用いられる。したがって、図10に示すように、上面側パレット形成部材61にも下面側パレット形成部材71にも、略同じ構成の第1リブ83と第1間隙部84が形成される。
・図7に示すように、第1リブ83の間に形成される第1間隙部84を、図9の例より多く設けるようにしてもよい。
・図8に示すように、第2リブ43も、第1リブ83のように間欠的に設けるようにし、第2リブ43の間に第2間隙部44を設けるようにしてもよい。また、第2リブ43にも、上面側角部にテーパ部45aを形成してもよい。また、下面側角部は、直角に近い形状をなすように形成してもよい。
パレット1,60は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・パレット1,60は、少なくとも第1リブ41や第1リブ83を設けるのであれば、第2リブ43を省略してもよい。
・第1リブ41や第1リブ83は、下面側外周リブ23との間にも第1間隙部42,84を形成するようにしてもよい。
・図11に示すように、パレット1,60は、直線状に一本設けるだけでなく、複数本形成するようにしてもよい。ここでは、第1リブ41を平行に2本形成している。第1リブ41は、多く設けるほど、ストレッチフィルム50の変曲点が増え、一層、ストレッチフィルム50をパレット1,60に巻回することができる。
・第1リブ41,83や第2リブ43の上側又は下側に形成されるテーパ部40a,45a,83aは、形成しなくてもよい。この場合、第1リブ41,83や第2リブ43の上側又は下側端部は、直角に近い形状に形成されることになる。
・図12に示すように、第1間隙部42は、その長さ(G)が上面側外周リブ15や下面側外周リブ23の厚さ(T)より狭くなるようにしてもよい。これにより、パレット1の運搬時等に、誤って上面側外周リブ15や下面側外周リブ23が第1間隙部42に挟まってしまうことを防止することができる。この場合、第1間隙部42の長さ(G)が上面側外周リブ15や下面側外周リブ23の厚さ(T)より広い場合に形成したテーパ部40aをなくすこともできる。なお、この点は、貼り合わせパレット60についても同様である。
・第1リブ41や第1リブ83は、中間桁部32の外面にも設けてもよい。また、第2リブ43も、中間桁部32の外面に設けてもよい。
・第1リブ41,83や第2リブ43は、上面側外周リブ15と下面側外周リブ23に対して垂直ではなく斜めに形成されていてもよい。
・第1リブ41,83は、上面側外周リブ15と連続するように形成してもよい。すなわち、第1リブ41,83は、上面側外周リブ15との間には、第1間隙部42,84を形成しなくてもよい。これにより、更に強度を高めることができる。
・第1リブ41,83は、その形状が長板状に限定されるものではない。第1リブ41,83は、例えば円柱、角柱、円錐台といった柱状のものを直線状に間欠して並べたものであっても、ランダムに配置したものであってもよい。
・第1リブ41,83は、必ずしもその高さが上面側外周リブ15や下面側外周リブ23の高さと揃っている必要はなく、上面側外周リブ15や下面側外周リブ23の高さより高くても低くてもよい。また、第1リブ41,83と第2リブ43とも高さが異なっていてもよい。更に、第2リブ43も上面側外周リブ15や下面側外周リブ23の高さと揃っていなくてもよい。
・パレット1,60としては、矩形状をなすものであっても、長辺と短辺との比が図1及び図2に示したものに限定されるものではい。また、パレット1は、矩形状に限定されるものではなく、三角形状のものや五角形以上の多角形であってもよい。また、台形状、菱形状といった他の四角形であってもよい。更に、円形状や楕円状であってもよい。
・パレット1,60としては、四方差しパレットではなく、二方差しパレットであってもよい。更に、パレット1は、一体成形型の片面使用パレットの他、一体成形型の両面使用パレットであってもよい。また、一体成形型のパレットにおいては、単面使用形となるスキッドタイプであってもよい。更に、四方差しパレットではあるがパレットトラックなどによる荷役が2方向にしかできない準四方パレットであってもよい。
・パレット1,60は、金属製であってもよいし、木製であってもよく、材料は特に限定されるものではない。
1…パレット、11…上面デッキボード、12…載置面、13…外側面部、14…桟、15…上面側外周リブ、21…下面デッキボード、22…接地面、23…下面側外周リブ、31…隅桁部、31a…外側面、32…中間桁部、33…中央桁部、34…第1差込口、35…第2差込口、40…角部、40a…テーパ部、41…第1リブ、41a…第1リブ、42…第1間隙部、43…第2リブ、44…第2間隙部、45…角部、45a…テーパ部、50…ストレッチフィルム、60…貼り合わせパレット、61…上面側パレット形成部材、62…上面デッキボード、63…上面側隅桁半体、71…下面側パレット形成部材、72…下面デッキボード、73…下面側隅桁半体、81…隅桁部、81a…外側面、82…接合部、83…第1リブ、83a…テーパ部、84…第1間隙部、84a…第1間隙部、85…第2間隙部、90…障害物、100…荷物。

Claims (5)

  1. 上面デッキボードと下面デッキボードとを隅桁部で連結してなるパレットにおいて、
    前記下面デッキボードには、下面から外周側に突出する外周リブが形成され、
    前記隅桁部の外側面には、前記上面デッキボードと前記下面デッキボードの間の厚さ方向に、直線状に間欠して延在する複数の第1リブが形成されているパレット。
  2. 更に、前記隅桁部の外側面には、前記第1リブの延在方向と平行に、前記第1リブと同じ高さの第2リブが形成されている
    請求項1に記載のパレット。
  3. 前記第1リブの上面側角部には、テーパ部が形成されている
    請求項1又は2に記載のパレット。
  4. 当該パレットは、一体成形型パレットである
    請求項1〜3の何れか1項に記載のパレット。
  5. 当該パレットは、貼り合わせパレットであり、
    前記貼り合わせパレットは、
    前記上面デッキボードに上面側隅桁半体が形成された上面側パレット形成部材と、
    前記下面デッキボードに下面側隅桁半体が形成された下面側パレット形成部材とを備え、
    前記上面側隅桁半体と前記下面側隅桁半体とを突き合わせ結合して前記隅桁部とすることで構成される
    請求項1〜3の何れか1項に記載のパレット。
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