JP2003231525A - パレット及び物品の搬送方法 - Google Patents

パレット及び物品の搬送方法

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JP2003231525A
JP2003231525A JP2002028177A JP2002028177A JP2003231525A JP 2003231525 A JP2003231525 A JP 2003231525A JP 2002028177 A JP2002028177 A JP 2002028177A JP 2002028177 A JP2002028177 A JP 2002028177A JP 2003231525 A JP2003231525 A JP 2003231525A
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Jinichi Nitta
仁一 新田
Yuriko Komatsu
百合子 小松
Noriko Aoki
紀子 青木
Keiko Nishimura
啓子 西村
Akiko Tsutsui
昭子 筒井
Kesayo Ito
ケサ代 伊藤
Sachiko Fujisawa
祥子 藤澤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂よりなる多角形状のパレットにおい
て、載置される物品を伸縮フィルムにより梱包する場合
に伸縮フィルムが外れ難く、より強固に物品を固定する
ことができるパレット及び物品の搬送方法を提供する。 【解決手段】 合成樹脂よりなるパレットは、天板部
と、これを支持する複数の桁部と、桁部同士を連結する
底板部13とから構成されている。更に、パレットの角
に配設される桁部12Cには、コーナ外側部Sの上方に
梨地面Nが形成される。そのため、ラップは、パレット
と物品とともに巻回する際には、梨地面Nを覆うように
巻回される。従って、巻回した後にラップが収縮する
と、ラップは、梨地面Nに係止されるので、パレットか
ら外れ難い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パレット及び物品
の搬送方法に係り、詳しくは、複数の物品とともに伸縮
フィルムで巻回されることにより梱包されるパレット及
び物品の搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の物品は、例えば積層されて
略直方体形状のパレットに載置された後、そのパレット
ごとフォークリフトなどにより搬送される。搬送中に、
乱暴な取り扱いを受けてもパレットから落下しないよう
に、物品はパレットに固定されるように梱包されること
がある。
【0003】例えば、図7に示すように、パレットP0
及び物品Cの両方にラップWを巻回させて、物品Cをパ
レットP0に固定させる方法がある。このような固定方
法では、ラップWを最初に物品CとパレットP0とに一
度に巻き付ける。すなわち図7のパレットP0と最下部
にある物品Cの下部とを巻回する。その後、ラップWを
続けて上へと螺旋状に物品Cを巻き上げて、複数の物品
C及びパレットP0を一つに梱包する。このとき、巻回
されるラップWは、パレットP0と物品Cとをより強固
に固定させるために、張力を加えて、すなわちピンと張
った状態で巻回される。そのため、ラップWが巻き終わ
ると、その巻回時の張力の反動により、自然にラップW
が収縮してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パレットP
0の角であるコーナ部KにあるラップW(パレットPと
物品Cとを一度に巻いた部分W1)においては、ラップ
Wが曲げられているので他の部分より大きな張力が加わ
っている。このため、収縮が大きい。また、図7に示す
ように、パレットP0を巻回しているラップWは物品C
に巻回しているラップWに比べて少ししかないため、パ
レットP0を巻回しているラップWは、収縮すると上方
(Z方向)に引っ張られるように移動することになる。
【0005】このとき、パレットP0がプラスチックな
どの合成樹脂よりなる場合には、ラップWは容易にパレ
ットP0から外れてしまう。そのため、再度ラップWを
掛け直したり、外れた箇所をテープで固定したりする必
要があり、手間が掛かっていた。
【0006】本発明は、上述の問題に鑑みてなされ、合
成樹脂よりなる多角形状のパレットにおいて、載置され
る物品を伸縮フィルムにより梱包する場合に伸縮フィル
ムが外れ難く、より強固に物品を固定することができる
パレット及び物品の搬送方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、合成樹脂よりなる多角
形状をしたパレットにおいて、載置面に載置された物品
を固定するために、前記物品とともに巻回する伸縮フィ
ルムが巻回される少なくとも1つのコーナ部に係止手段
を設けたことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のパレットにおいて、前記係止手段は、他の部分より前
記フィルムに対して摩擦係数が高くなっていることを要
旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のパレットにおいて、前記係止手段は、複数を凹凸部に
することにより前記摩擦係数を高くしたことを要旨とす
る。請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のパレッ
トにおいて、前記係止手段は、梨地に表面加工された部
分であることを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、パレットの載置
面に物品を載置し、前記パレットと前記物品とを伸縮フ
ィルムにより巻回させて一体固定させた後、前記パレッ
トを搬送することにより前記物品を搬送するようにした
物品の搬送方法において、前記パレットには、前記伸縮
フィルムを係止するための係止手段を形成して、その係
止手段に、前記物品及び前記パレットを巻回する前記伸
縮フィルムを係止させた状態で、前記物品を搬送するこ
とを要旨とする。
【0011】(作用)請求項1又は請求項5に記載の発
明によれば、パレット及びこのパレットの上方に載置さ
れる物品の両方に巻回される伸縮フィルムは、巻回後の
収縮時にはコーナ部に形成された係止手段に係止され
る。すなわち、極めて収縮し易いコーナ部における伸縮
フィルムが係止されるので、パレットから容易に伸縮フ
ィルムが外れてしまうことがない。従って、物品を、合
成樹脂から成るパレット上に、より強固に固定された状
態で梱包することができる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、他の部分
より伸縮フィルムに対して摩擦係数が高い部分が係止手
段となっているので、簡単な構成で、伸縮フィルムがパ
レットから一層外れ難くすることができる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、複数の凹
凸部を有した係止手段に係止される伸縮フィルムは、収
縮によりこの凹凸部のそれぞれに食い込むように係止さ
れる。従って、伸縮フィルムをパレットから外れ難くす
ることができ、より強固にパレットに物品を固定するこ
とができる。また、伸縮フィルムに対して剥がす方向に
力が作用しても、係止手段は凹凸部を有しているので、
伸縮フィルムは剥離され難い。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、梨地に表
面加工により形成したので、容易に、摩擦係数を高くす
ることができるとともに、表面に微細な凹凸形状を形成
することができる。従って、容易に係止手段をパレット
に設けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化したパレットP1の第1実施形態を図1〜図3に
従って説明する。
【0016】図1に示すように、本実施形態のパレット
P1は、例えばプラスチックなどの合成樹脂よりなり、
全体として略直方体形状をしている。パレットP1は、
四角形の天板部11と底板部13と、これらの間に配置
された複数の桁部12とが一体形成されている。
【0017】天板部11は、複数の格子状に形成された
リブ部11aにより構成された板部材であって、その上
面平面となって物品を載置する載置面11bを形成す
る。前記桁部12は、中空の四角柱状をして、天板部1
1の下面に、間隔をおいて3列にずつ合計9つ整列され
ている。そのため、各桁部12間に区画された空間14
は、縦横2列の挿入部を形成しており、この挿入部には
パレットP1を搬送するためのフォークリフトのフォー
クが挿入される。また、図2に示すように、桁部12の
うちパレットP1の角に位置する4つの桁部12Cに
は、その桁部12Cのコーナ外側部Sの上部に、係止手
段としての梨地面Nが形成されている。この梨地面N
は、外観が梨の表面のようであって、表面に1μm程度
の凹凸が形成されて、摩擦係数が他の部分に比べて高く
なっている。
【0018】一方、下面となる底板部13は、前記天板
部11と同様に、複数の格子状に形成されたリブ部13
aが構成されている。この底板部13は、前記空間14
にフォークリフトのフォークが挿入された際に、このフ
ォークが脱離しないようにフォークの動きを規制する。
【0019】このパレットP1は、例えば射出成形によ
りそれぞれ成形された天板部11、桁部12及び底板部
13を熱溶着して一体化することにより製造される。そ
して、角に配置された桁部12Cのコーナ外側部Sに、
前記梨地面Nを形成するための表面加工が施される。
【0020】次に、上述したパレットP1及び物品C
を、伸縮フィルムとしてのラップWで巻回して梱包した
ときの作用について、図3に従って説明する。このとき
使用されるラップWは、例えばプラスチックなどの合成
樹脂シートよりなり、片面に弱粘着の糊が塗布されてい
る。
【0021】図3に示すように、パレットP1の載置面
11b上に、複数の物品Cが整列して載置される。な
お、物品Cの被載置面はパレットP1の載置面11bよ
り小さいものとする。まず、パレットP1と最下部にあ
る物品Cの下部とに対してラップWを引っ張りながら複
数回巻回する。つまり、パレットP1の上部と物品Cの
下部がともに1度にラップWに巻回される。このとき、
1回目に巻回されたラップWは、梨地面Nに接着する。
続けて、ラップWは、すでに物品Cに巻いた部分の一部
が重なるように螺旋状に、物品Cの上方まで引っ張られ
ながら巻き上げられ、最後に切断される。なお、切断さ
れたラップWの端は、他のラップWに接着される。
【0022】その後、巻回されたラップWは、従来と同
様に徐々に収縮する。そのため、図3に示すように、パ
レットP1と最下部にある物品Cの下部とを巻いた部分
W1のラップWは徐々に上方(Z方向)に引っ張られ
る。このとき、パレットP1と最下部にある物品Cの下
部とともに巻かれたラップWは、コーナ部において収縮
により梨地面Nの凹凸面に食い込んで、係止される。
【0023】本実施形態のパレットP1によれば、以下
のような効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、合成樹脂よりなるパレットP1
は、そのコーナ部に配設される桁部12Cのコーナ外側
部Sに梨地面Nが形成されている。そのため、パレット
P1及び物品Cの両方をともに巻回した後にラップWが
収縮すると、ラップWが梨地面Nに係止されるので、ラ
ップWは、収縮により上方に引っ張られてもパレットP
1から外れ難い。また、この梨地面Nは、ラップWを巻
回させたときに最も収縮の大きくなるコーナ部の桁部1
2Cのコーナ外側部Sに設けられているので、より効果
的にラップWをパレットP1から外れ難くすることがで
きる。従って、合成樹脂から成るパレット上に、物品C
をより強固に固定することができる。
【0024】(2)本実施形態では、摩擦係数が高い梨
地面Nで係止させた。従って、簡単な構成で、ラップW
がパレットP1から容易に外れることを防止することが
できる。
【0025】(3)本実施形態では、ラップWを、梨地
面N、すなわち1μm程度の複数の凹凸部が形成された
表面に係止させた。そのため、ラップWが、収縮により
この梨地面Nの微細な凹凸に係止される際には、複数あ
る凹凸部のそれぞれに食い込むようにして係止される。
従って、ラップWは、より一層強固にパレットP1から
外れ難く、より強固にパレットP1に物品Cを固定する
ことができる。
【0026】(4)本実施形態では、コーナ外側部Sの
上部、すなわち物品Cに近い部分に係止手段としての梨
地面Nが形成されている。従って、小さい梨地面Nであ
っても有効にラップWを係止させることができる。
【0027】(5)本実施形態では、成形された桁部1
2Cに表面加工を行って、コーナ外側部Sに梨地面Nを
形成した。従って、容易にかつ低コストで、梨地面Nを
形成することができる。すなわち、容易にかつ低コスト
で、パレットP1に物品Cをより強固に固定することが
できる。
【0028】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
たパレットの第2実施形態を図4に従って説明する。な
お、以下の各実施形態において、上述の実施形態と同様
の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
【0029】本実施形態のパレットP2においては、そ
の角に配置された桁部12Cのコーナ外側部Sの上方
に、上記第1実施形態の梨地面Nの代わりに、係止手段
として凹所集合面Qが形成されている。この凹所集合面
Qには、四角形状の複数の溝20が縦横に短いピッチで
形成されている。
【0030】本実施形態におけるコーナ部の桁部12C
は、複数の突起部が形成された金型を用いることによ
り、その突起部に対応する凹所集合面Qを有した形状に
射出成形される。そして、本実施形態のパレットP2
は、このようにして形成された桁部12Cを用いて、上
記実施形態と同様にして、天板部11、桁部12及び底
板部13が熱溶着により一体形成されることにより製造
される。
【0031】また、本実施形態においては、上記第1実
施形態と同様にして、ラップWがパレットP1及び物品
Cに巻回される。このとき、パレットP1及び物品Cと
ともに巻回したラップWは、収縮により凹所集合面Qの
溝20の外周に食い込むようにして係止される。
【0032】従って、本実施形態においは、上記(1)
〜(4)の効果と同様の効果を得ることができるととも
に、次の効果を得ることができる。 (6)本実施形態では、凹所集合面Qを、パレットP1
の成形と同時に形成されるようにした。そのため、金型
を変更するだけで、特別な工程を設けずとも、容易に凹
所集合面Qが形成したパレットを形成することができ
る。
【0033】(第3実施形態)以下、本発明を具体化し
たパレットの第3実施形態を図5に従って説明する。本
実施形態のパレットP3においては、角に配置された桁
部12Cのコーナ外側部Sの上方に係止手段として突起
集合面Rが形成されている。この突起集合面Rには、複
数の半円球状の突起21が縦横に短いピッチで形成され
ている。
【0034】本実施形態の桁部12Cは、複数の溝が形
成された金型を用いることにより、その溝に対応する突
起集合面Rを有した形状に射出成形される。そして、本
実施形態のパレットP3は、このようにして形成された
桁部12Cを用いて、上記実施形態と同様にして、天板
部11、桁部12及び底板部13が熱溶着により一体形
成されることにより製造される。
【0035】本実施形態においても、上記第1実施形態
と同様にしてラップWがパレットP1及び物品Cに巻回
される。このとき、パレットP1及び物品Cとともに巻
回したラップWは、収縮により突起集合面Rの突起21
に食い込むように係止する。
【0036】従って、本実施形態においても、上記第2
実施形態と同様の効果を得ることができる。 (第4実施形態)次に、本発明を具体化したパレットの
第4実施形態を図6に従って説明する。
【0037】本実施形態のパレットP4においては、図
6(a)に示すように、コーナ部の桁部12Cのコーナ
外側部Sの上部に、係止手段としての突起集合面部材2
5が固着されている。この突起集合面部材25は、図6
(b)に示すように、複数の半円球状の突起21が縦横
に短いピッチで形成されており、そのコーナ部に固着で
きるように(例えばゴムなどの)可撓性材料よりなる。
【0038】本実施形態においては、射出成形などによ
り形成された突起集合面部材25を従来のパレットP0
に接着剤などにより固着することにより製造することが
できる。また、本実施形態のパレットP4も、上記実施
形態と同様に、物品Cを載置して、この載置した物品C
とともにラップWに巻回される。
【0039】従って、本実施形態によれば、上記(1)
〜(4)と同様の効果を得ることができるとともに、次
の効果を得ることができる。 (7)本実施形態では、係止手段を有さない従来のパレ
ットであっても、このパレットに突起集合面部材25を
固着することにより、容易に、係止手段の突起集合面部
材25を設けることができる。すなわち、従来のパレッ
トであっても、簡単に、パレットP4からラップWが容
易に外れず、物品Cをより強固に固定することができ
る。
【0040】(変更例)なお、本実施形態は以下のよう
に変更してもよい。 ○上記第1実施形態では、桁部12Cのコーナ外側部S
は、成形時に梨地面Nとなるようにしたが、成形後に、
例えば、やすりなどにより表面加工して、摩擦係数を大
きくしてもよい。
【0041】○上記第2実施形態では、縦横に並設して
溝20を複数設けた凹所集合面Qをコーナ外側部Sに設
けた。しかしながら、溝20の形状や設け方はどのよう
にしてもよく、例えば横に延びる複数の縦溝、縦に延び
る複数の横溝、又は波型の溝など、どのような溝であっ
てもよい。
【0042】○上記第3実施形態では、複数の半円球形
状の突起21を複数設けた突起集合面Rをコーナ外側部
Sに設けた。この代わりに段差を設けるようにしてもよ
い。 ○上記第4実施形態では、複数の突起21が形成された
突起集合面部材25を従来のパレットP0に固着した。
この代わりに、例えばパレットよりも摩擦係数の高い材
質よりなる部材、例えば布地やネットなどを固着させて
もよい。
【0043】○上記第4実施形態では、接着剤により貼
って従来のパレットに係止部材を固着したが、これに代
えて例えばマグネットなどにより設けるようにしてもよ
い。 ○上記各実施形態では、略直方体形状のパレットとして
説明したが、形状はこれに限定されることなく、少なく
ともコーナ部を有したパレットであればよい。従って、
例えば三角形状や五角形状の多角形状のパレットであっ
てもよいし、円弧形状やその他、変則的な形状のパレッ
トであってもよい。
【0044】○上記各実施形態では、各角に位置する桁
部12Cのコーナ外側部Sに係止手段を設けるようにし
たが、少なくとも1つであればよい。また、桁部12C
のコーナ外側部Sに設けたが、載置面11bを形成する
天板部11のコーナ部に設けるようにしてもよい。更
に、コーナ部の桁部12Cだけでなく、コーナ部を含ん
でいればよく、例えば、全部の桁部12の側部に設ける
ようにしてもよいし、天板部11の全周に係止手段を設
けるしてもよい。
【0045】○上記各実施形態では、係止手段としてコ
ーナ外側部Sの上部に、それぞれ梨地面N、凹所集合面
Q及び突起集合面R及び突起集合面部材25を設けた。
勿論、コーナ外側部SでラップWが巻回される部分を含
んでいるのであれば、その中央又は下部に設けてもよい
し、コーナ外側部S全部を係止手段としてもよい。
【0046】○上記各実施形態では、パレットP1〜P
4に載置される物品Cは、そのパレットP1〜P4の載
置面11bより小さい物として説明したが、載置面11
bからはみ出る大きい物品Cを載置させるパレットP1
〜P4であってもよい。
【0047】次に上記実施形態及び別例から把握できる
技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記
する。 (A)前記係止手段は、前記コーナ部の上方に設けられ
ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに
記載のパレット。従って、この(A)に記載のは発明に
よれば、パレットの上方、すなわち物品に近い部分に係
止手段が設けられているので、小さい係止手段であって
も有効に、伸縮フィルムを係止することができる。
【0048】(B)前記係止手段は、パレットの外形成
形と同時に形成されることを特徴とする請求項1〜3の
何れか1つに記載のパレット。従って、この(B)に記
載の発明によれば、容易に、より強固に梱包することの
できるパレットを成形することができる。
【0049】(C)合成樹脂よりなり多角形状をしたパ
レットと、このパレットの載置面上に載置された物品と
を伸縮フィルムにより巻回することにより梱包した梱包
物において、前記パレットには、そのコーナ部に前記伸
縮フィルムを係止する係止手段が設けられていることを
特徴とする梱包物。従って、この(C)に記載の発明に
よれば、フォークリフトのフォークに係合して搬送され
るパレット上に物品がより強固に固定された状態で搬送
することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、パレット及びこのパレットの
上方に載置される物品の両方を巻回する伸縮フィルム
は、収縮し易いパレットのコーナ部において係止される
ので、容易にパレットから外れてしまうことがない。従
って、合成樹脂から成るパレット上に物品をより強固に
固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるパレットの斜視図。
【図2】同実施形態におけるパレットの要部の部分拡大
斜視図。
【図3】同実施形態における伸縮フィルムの巻き方を説
明するパレット及び物品の要部の正面図。
【図4】第2実施形態におけるパレットの要部の部分拡
大斜視図。
【図5】第3実施形態におけるパレットの要部の部分拡
大斜視図。
【図6】第4実施形態におけるパレットの拡大斜視図で
あって、(a)はパレットの要部、(b)はパレットに
取着される係止手段を示す。
【図7】従来例における伸縮フィルムの巻き方を説明す
るパレット及び物品の正面図。
【符号の説明】
C 物品 N 係止手段としての梨地面 P1,P2,P3,P4 パレット Q 係止手段としての凹所集合面 R 係止手段としての突起集合面 S コーナ部としてのコーナ外側部 W 伸縮フィルムとしてのラップ 11b 載置面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 紀子 長野県岡谷市塚間町2−1−18 株式会社 エプソンロジスティクス内 (72)発明者 西村 啓子 長野県岡谷市塚間町2−1−18 株式会社 エプソンロジスティクス内 (72)発明者 筒井 昭子 長野県岡谷市塚間町2−1−18 株式会社 エプソンロジスティクス内 (72)発明者 伊藤 ケサ代 長野県岡谷市塚間町2−1−18 株式会社 エプソンロジスティクス内 (72)発明者 藤澤 祥子 長野県岡谷市塚間町2−1−18 株式会社 エプソンロジスティクス内 Fターム(参考) 3E051 AB05 BA13 EA01 FA01 FA06 FA08 3E063 AA04 BA05 CA05 CA10 CA21 EE03 FF06 3E067 AA11 BA08A BB14A EC26 EC28 FC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂よりなる多角形状をしたパレッ
    トにおいて、 載置面に載置された物品を固定するために、前記物品と
    ともに巻回する伸縮フィルムが巻回される少なくとも1
    つのコーナ部に係止手段を設けたことを特徴とするパレ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記係止手段は、他の部分より前記フィ
    ルムに対して摩擦係数が高くなっていることを特徴とす
    る請求項1に記載のパレット。
  3. 【請求項3】 前記係止手段は、複数を凹凸部にするこ
    とにより前記摩擦係数を高くしたことを特徴とする請求
    項2に記載のパレット。
  4. 【請求項4】 前記係止手段は、梨地に表面加工された
    部分であることを特徴とする請求項3に記載のパレッ
    ト。
  5. 【請求項5】 パレットの載置面に物品を載置し、前記
    パレットと前記物品とを伸縮フィルムにより巻回させて
    一体固定させた後、前記パレットを搬送することにより
    前記物品を搬送するようにした物品の搬送方法におい
    て、 前記パレットには、前記伸縮フィルムを係止するための
    係止手段を形成して、その係止手段に、前記物品及び前
    記パレットを巻回する前記伸縮フィルムを係止させた状
    態で、前記物品を搬送することを特徴とする物品の搬送
    方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100899250B1 (ko) * 2008-07-11 2009-05-26 손영일 폐비닐 재활용 합성수지재를 이용한 팔레트 및 그것의 제조방법
JP2011246147A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス板梱包用パレット
JP2016074435A (ja) * 2014-10-02 2016-05-12 日本プラパレット株式会社 パレット
JP2016175655A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 宇部興産株式会社 パレット
JP2017171331A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 Jfe環境株式会社 平パレット

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