JP6535838B2 - 積載物拘束具及び梱包方法 - Google Patents

積載物拘束具及び梱包方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6535838B2
JP6535838B2 JP2014234646A JP2014234646A JP6535838B2 JP 6535838 B2 JP6535838 B2 JP 6535838B2 JP 2014234646 A JP2014234646 A JP 2014234646A JP 2014234646 A JP2014234646 A JP 2014234646A JP 6535838 B2 JP6535838 B2 JP 6535838B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
restraint
ceiling
angle
load restraint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014234646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015129017A (ja
Inventor
小瀧 大蔵
大蔵 小瀧
Original Assignee
株式会社 ダイサン
株式会社 ダイサン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ダイサン, 株式会社 ダイサン filed Critical 株式会社 ダイサン
Priority to JP2014234646A priority Critical patent/JP6535838B2/ja
Publication of JP2015129017A publication Critical patent/JP2015129017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6535838B2 publication Critical patent/JP6535838B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、積載物拘束具および梱包方法に係り、特に、パレットに積載した積載物の梱包に好適に使用される積載物拘束具、および前記積載物拘束具を用いたパレット積載物の梱包方法に関する。
ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの紙製品や、各種日用雑貨等は、通常搬送中の散逸や損傷を防止する目的で所定数量が段ボール箱等に詰められた状態で搬送される。これらの段ボール箱等は、複数段重ねた状態で搬送用のパレットに積載されて搬送されることが多く、また、そのように段ボール箱を積載したパレットが複数段重ねられた状態で搬送されることも多い。
したがって、搬送用パレットに積み重ねられた段ボール箱が搬送中に崩れ落ちないように、段ボール箱同士を固定する必要がある。そこで、これまでは段ボール箱を搬送用パレットに所定段数だけ積み重ねた後、積み重ねられた段ボール箱をストレッチフィルムで3〜4回巻回して梱包していた。
しかしながら、使用後のストレッチフィルムは再利用できないので、梱包を解いた後のストレッチフィルムは、廃棄物として廃棄されていた。
開梱時に廃棄物が発生するという問題を解決した梱包方法としては、例えば、パレット上に積載された積載物の角部をL字型のアングルで覆い、アングルの上端が積載物の上面と同じ高さに位置するようにこのアングルを配置して、アングルと積載物の側面とを結束バンドで緊結して固定する梱包方法がある(特許文献1)。
特開2008−189369号公報
しかしながら、特許文献1の梱包方法においては、結束バンドでアングルと積載物の側面とを緊結する際に、アングルを手で押さえながら緊結する必要があるため、一人での作業が極めて困難であるという問題がある。
本発明は、全ての梱包資材が梱包を解いた後、再使用でき、廃棄物の発生がないとともに、アングルを手放しで緊結でき、一人での作業が容易な梱包方法、及びこの梱包方法に好適に使用される積載物拘束具の提供を目的とする。
本発明の第1の態様は、L字型の断面を有するアングル部と、前記アングル部の長手方向一端に、前記アングル部の面に対して直交する方向に張り出して、又は突出して形成された天井部と、を有する積載物拘束具である。
前記積載物拘束具においては、L字型の断面を有するアングル部と、アングル部の長手方向一端に形成された天井部とを有しているため、例えば積載物の高さ方向に延びる角部をアングル部で覆うとともに、天井部を、最上段の積載物の上面に当接させることにより、積載物拘束具を積載物に引っ掛けた状態とすることができる。したがって、積載物拘束具のアングル部を手で押さえることなく、結束バンド等による緊結作業が可能になるから、一人でも容易に梱包作業を行うことができる。
また、積載物が積載されたパレットを複数段重ねる場合には、下段の積載物の上面に取り付けられた積載物拘束具の天井部が上段の下部にあるパレットに当たるため、下段の積載物が上段のパレットに接触することが防止され、上段のパレットによる下段の積載物の損傷が効果的に防止される。
更に、アングル部および天井部を、何れも例えば樹脂で形成することにより、積載物は、上方および側方からの衝撃から効果的に保護される。
本発明の第2の態様は、第1の態様の積載物拘束具において、天井部がアングル部と一体に形成されていることを特徴とする。
前記積載物拘束具においては、天井部がアングル部と一体的に形成されているから、アングル部と別体として形成された天井部をアングル部に固定した形態の積載物拘束具と比較して、使用中に天井部がアングル部から分離することが少なく、また部品点数が少ないために製造コストも低くなる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の積載物拘束具において、天井部に取り付けられ天井部より面積が大きい天板を備えることを特徴とする。
前記積載物拘束具においては、天井部より面積が大きい天板を天井部に取り付けているため、積載物拘束具を積載物の上面に引っ掛けることが容易となり、結束バンド等により緊結作業を行う際に、積載物から積載物拘束具が外れることを防ぐことができる。
本発明の第4の態様は、第1〜第3の態様の何れか1つの態様の積載物拘束具において、アングル部の長さが、パレット上に1段または複数段積載された積載物における最上段の積載物から最下段の積載物に亘って積載物の高さ方向に延びる角部が覆われるように設定されていることを特徴とする。
前記積載物拘束具においては、アングル部の長さが、最上段の積載物から最下段の積載物に亘って全ての積載物の高さ方向に延びる角部が覆われるように設定されているから、積載物拘束具の天井部を、パレット上に積載された積載物の上面に当接させることにより、最上段の積載物から最下段の積載物に亘って全ての積載物の高さ方向に延びる角部がアングル部によって覆われる。
したがって、アングル部の長さが、最上段の積載物から最下段の積載物に亘って全ての積載物の高さ方向に延びる角部を覆うには短か過ぎる場合と比較して、全ての段の積載物について横方向のずれの発生を防止できる。
また、前記積載物拘束具は、積載物の大きさや積載段数によって変動する積載全高に対応することができるように、アングル部の途中にアングル部の長さを自由に調節するための伸縮機構を少なくとも1箇所設けることを妨げない。
本発明の第5の態様は、第1〜第3の態様の何れか1つの態様の積載物拘束具において、前記積載物の高さに合わせて前記アングル部を複数連結させるジョイント部材を備えることを特徴とする
前記積載物拘束具においては、アングル部をジョイント部材によって複数連結することで積載物拘束具の長さを積載物の量及び高さに応じた長さとすることができる。また、積載物拘束具を容易に分解したり、組み立てたりすることができるため、保管する際に場所をとらず、持ち運びが容易となる。
本発明の第6の態様は、第1〜第5の態様の何れか1つの態様の積載物拘束具において、アングル部および天井部がポリプロピレン樹脂から形成されていることを特徴とする。
前記積載物拘束具においては、アングル部および天井部がポリプロピレン樹脂から形成されているから、強度、緩衝性能、および寸法制度に優れる。したがって、繰り返し使用後も変形が少ない特長がある。
本発明の第7の態様は、パレット上に積載物を1段又は複数段積載し、第1〜第6のいずれかの態様の積載物拘束具のアングル部によって、前記積載物の高さ方向に延びる角部を覆うとともに、この積載物拘束具の天井部における前記パレットに対向する面を前記積載物の上面に当接させ、積載物の側面部を積載物拘束具とともに結束バンドで結束して積載物拘束具を前記積載物の高さ方向に延びる角部に固定する梱包方法に関する。
前記梱包方法においては、梱包資材である積載物拘束具および結束バンドは繰り返し使用できるから、廃棄物の発生がない。また、第1の態様のところで述べたように、積載物拘束具の天井部のパレットに対向する面を積載物の上面に当接させることにより、積載物拘束具が積載物の上面に引っ掛けられた状態となるため、結束バンドによる緊結時にアングル部を手で押さえる必要がなく、一人でも容易に作業できる。
以上説明したように、本発明によれば、開梱後の廃棄物の発生がないとともに、梱包時にアングル部を手で押さえる必要がなく、一人での作業が容易な梱包方法、及びこの梱包方法に好適に使用される積載物拘束具が提供される。
本発明の第1実施形態に係る積載物拘束具、及び積載物拘束具によって拘束される積載物を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る積載物拘束具の構成を示す斜視図である。 (A)は、本発明の第1実施形態に係る積載物拘束具の組み立て前の状態を示す展開図であり、(B)は、その組み立て途中の状態を示す斜視図である。 (A)は、本発明の第2実施形態に係る積載物拘束具の組み立て前の状態を示す斜視図であり、(B)は、その組み立て後の状態を示す斜視図である。 (A)は、本発明の第3実施形態に係る積載物拘束具のジョイント部材を示す斜視図であり、(B)は、ジョイント部材を積載物拘束具に取り付けた状態を示す斜視図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る積載物拘束具10について、図面を用いて説明する。
積載物拘束具10は、パレット2の積載面に積層された複数の積載物3を拘束するために用いられるものである。積載物3は、日用雑貨品や台所用品等の搬送しようとする製品を内部に収容した段ボール箱であり、図1に示すように、パレット2の積載面に5個ずつ3段に積層されている。なお、パレット2と積載物3とによって梱包体1が構成されている。
3段に積層された積載物3の高さ方向に延びる角部は、積載物拘束具10によって覆われているとともに、積載物3は、積載物拘束具10とともに側面部において結束バンド4で結束されている。結束バンド4の一端は結束具5に通されて固定されている。一方、結束バンド4の他端は結束具5に緊結されている。
積載物拘束具10における後述するアングル部11の外側の面には、結束バンド4が挿通される結束バンド挿通部材6が固定されている。積載物拘束具10への結束バンド挿通部材6の固定は例えばポリプロピレン用接着剤又は両面テープ等により行うことができる。
結束時に、結束バンド挿通部材6に結束バンド4を挿通することにより、梱包体1を搬送中に結束バンド4が上下方向に移動したり、結束バンド4が外れたりするのを防止できる。ただし、結束バンド4の材質としてゴム等摩擦の大きな材質を用いる場合には、結束バンド挿通部材6は必ずしも必要ではない。
図2に示すように、積載物拘束具10は、山形の断面、言い換えればL字型の断面を有するアングル部11と、アングル部11の長手方向一端に、アングル部11の2つの面11A、11Bに直交するように形成された天井部12と、を備えている。アングル部11もまた、2つの面11A、11Bが実質的に互いに直交するように形成されている。
なお、アングル部11の面11A、11Bは厚さが一様な板状である必要は必ずしも無く、最も強度を必要とするコーナー部の厚みを厚く、積荷の側面を押さえる部分の厚みをコーナー部よりも薄くしてもよい。また、積荷の側面を押さえる部分を肋骨状又は網状に形成してもよい。
図1、図2に示す例では天井部12は正方形の平面形状を有しているが、天井部12は矩形状、又は三角形状であってもよい。また、天井部12は必ずしも板状である必要は無く、梁状、網状、又は片側のみがアングル部に繋がっている棒状であってもよい。
積載物拘束具10は樹脂から成る。使用できる樹脂の種類には特に制限はないが、弾力性、耐久性、機械的強度等の点から、ポリオレフィン樹脂が好ましく、中でもポリプロピレン樹脂及びポリエチレン樹脂が好ましく、特にポリプロピレン樹脂が好ましい。
次に、積載物拘束具10の作製方法について説明する。
先ず、図3(A)に示すように、ポリプロピレン樹脂のシート20を矩形状に裁断し、天井部12を形成する側の端部に、裁断したシート20の長手方向に沿ったスリット13を形成する。
次いで、図3(B)に示すように、図3(A)における一点鎖線が山になるようにシート20を折り曲げ、アングル部11を形成するとともに、シート20の長手方向に沿って形成されたスリット13で区分された片部12A、12Bを重ね合わせて天井部12を形成する。
重ね合わせた片部12A、12Bは、ポリプロピレン樹脂用接着剤又は両面粘着テープで貼着することができる。なお、図3(A)における一点鎖線のうち、シート20の長手方向に沿った一点鎖線は、シート20の中心線に沿ったものであり、片部12Aと片部12Bとをアングル部11から区分する一点鎖線は、シート20の中心線に対して直交する方向に伸びるものである。
完成した積載物拘束具10においては、上述のように、必要に応じてアングル部11の外側の面、言い換えれば積載物3の高さ方向に延びる角部を覆う側とは反対側の面に、接着等の手段によって結束バンド挿通部材6を固定することができる。ただし、図2、図3では結束バンド挿通部材6は省略されている。なお、結束バンド挿通部材6は、積載物拘束具10とは別途に射出成形で形成された部品であってもよく、積載物拘束具10と同一の材質のポリプロピレン樹脂のシート20を所定形状に屈曲して形成した部品であってもよい。
次に、梱包体1の梱包方法について説明する。
先ず、所定の製品を収納した積載物3としての段ボール箱を、所定の配置で所定の段数、例えば3段、パレット2に積載する。次に、積載物3の高さ方向に延びる角部を、積載物拘束具10のアングル部11で覆い、言い換えればアングル部11の内側の面を積載物3の高さ方向に延びる角部に当接させる。
同時に、積載物拘束具10の天井部12のパレット2に対向する面を最上段の積載物3の上面に当接させる。これにより、積載物拘束具10は、積載物3の上面に引っ掛けられた状態となる。積載物拘束具10を積載物3の上面に引っ掛けた後、一端を結束具5に固定した結束バンド4を結束バンド挿通部材6に挿通させ、結束バンド4の他端を結束具5に締結して、積載物3を積載物拘束具10とともに結束する。
第1実施形態の積載物拘束具10によると、パレット2に積載された積載物3の高さ方向に延びる角部をアングル部11で覆うとともに、積載物3のうち、下から3段目、言い換えれば最上段に位置するものの上面に、天井部12におけるアングル部11に臨む側の面を当接させる。
これにより、積載物拘束具10は、積載物3の上面に引っ掛けられた状態となるため、結束バンド4での結束時に積載物拘束具10のアングル部11を手で押さえておく必要がない。したがって、天井部12を有しない積載物拘束具とは異なり、一人での作業が遥かに容易である。
また、梱包体1を複数段積層したときに、上段の梱包体1のパレット2と下段の梱包体1の積載物3との間に、積載物拘束具10の天井部12が位置する。これにより、下段の梱包体1における最上段の積載物3が、上段の梱包体1のパレット2と直に接触することが防止され、上段の梱包体1のパレット2による、下端の積載物3の損傷が効果的に防止される。
また、上述のように、天井部12を形成する片部12A,12Bは、シート20の一部をなしているとともに、アングル部11はシート20を山形に折り曲げて形成され、天井部12は、片部12A,12Bをシート20の面に対して直交するように折り曲げ、重ね合わせて形成される。
したがって、積載物拘束具10においては、天井部12がアングル部11と一体的に形成されているため、使用中に天井部12がアングル部11から分離することが防止される。
さらに、アングル部11の長さは、下から1段目の積載物3から最上段である3段目の積載物3に亘って全ての積載物3の高さ方向に延びる角部が覆われるように設定されているから、最上段の積載物3から最下段の積載物3に亘って全ての積載物3の側面がアングル部11によって覆われる。なお、2つのアングル部11を重ね合わせることにより、伸縮機構が構成されていてもよい。
したがって、全ての段の積載物3について、搬送中や荷役中の横方向のずれを防止することができる。また、積載物拘束具10は、全体がポリプロピレン樹脂で構成されているため、上方および側方からの衝撃から積載物3が効果的に保護される。
さらに、積載物拘束具10は強度、緩衝性能、及び寸法制度に優れる。したがって、結束バンド4および結束具5とともに、繰り返し使用することができ、ストレッチフィルムで積載物3を巻回する梱包方法とは異なり、開梱時に廃棄物が生じることがない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る積載物拘束具30について、図面を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図4に示すように、積載物拘束具30は、山形の断面を有するアングル部11と、アングル部11の長手方向一端に、アングル部11の2つの面11A、11Bに直交するように形成された天井部32と、を備えている。なお、第2実施形態では、天井部32は三角形状とされている。
また、天井部32には、天井部32及び第1実施形態の天井部12より面積が大きい矩形状の天板34が取り付けられている。天板34の板面には舌片34Aが突出形成されており、天板34の板面と舌片34Aとの間には、天井部32の厚さと略同じ厚さの隙間が設けられている。この天板34の板面と舌片34Aとの間の隙間に積載物拘束具30の天井部32を差し込むことにより、図4(B)に示すように、天井部32に天板34が固定される。
天板34の外周には、天板34の板面から垂直方向下向きに突出する2個の突起34Bが形成されている。突起34Bには、天井部32に天板34を固定した際に積載物拘束具30のアングル部11が差し込まれるスリット35が形成されている。また、突起34Bは、積載物拘束具30を積載物3の上面に引っ掛けた際に、積載物3の横方向に延びる角部にそれぞれ当接する。
第2実施形態の積載物拘束具30によると、天板34の板面と舌片34Aとの間の隙間に天井部32が差し込まれ、天板34の突起34Bのスリット35にアングル部11が差し込まれることにより、積載物拘束具30の天井部32に天板34が取り付けられている。このため、容易かつ確実に天板34を固定することができる。
また、天井部32より面積が大きい天板34を天井部32に取り付けているため、積載物拘束具30を積載物3の上面に引っ掛けることが容易となり、結束バンド4により緊結作業を行う際に、積載物3から積載物拘束具30が外れることを防ぐことができる。さらに、天板34の2個の突起34Bが積載物3の横方向に延びる角部にそれぞれ当接するため、積載物拘束具30のずれを防止することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る積載物拘束具40について、図面を用いて説明する。なお、第1実施形態、第2実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図5(B)に示すように、積載物拘束具40は、アングル部11と天井部32とを備えた上部拘束具42と、アングル部11のみを備えた下部拘束具44と、上部拘束具42と下部拘束具44とを連結するジョイント部材46と、を備えている。なお、上部拘束具42の下端部、及び下部拘束具44の上端部には、後述するジョイント部材46の開口48に嵌合される係止突起42A、44Aがそれぞれ2個ずつ設けられている。
図5(A)に示すように、ジョイント部材46は、高さ方向両端部(図5(A)における短手方向両端部)に形成された4個の開口48と、幅方向両端部(図5(A)における長手方向両端部)に形成された短孔50A及び長孔50Bと、外側の面(図5(A)における裏面)に突出するよう形成された2個の結束バンド係止部52と、内側の面(図5(A)における表面)に突出するよう形成された4個のアングル部係止部54と、を備えている。さらに、ジョイント部材46の幅方向中央部分には、ヒンジ部56が形成されている。
積載物拘束具40を組み立てるには、ジョイント部材46をヒンジ部56で折り曲げ、ジョイント部材46のアングル部係止部54に、上部拘束具42の下端及び下部拘束具44の上端をそれぞれ嵌合させる。このとき、上部拘束具42及び下部拘束具44の係止突起42A、44Aもジョイント部材46の開口48にそれぞれ嵌合される。
このようにして積載物拘束具40を組み立てた後、ジョイント部材46の結束バンド係止部52に結束バンド4を係止させ、短孔50A又は長孔50Bに結束バンド4を挿通させて、積載物3を積載物拘束具40とともに結束バンド4で結束する。なお、結束バンド4が太い場合には長孔50Bに挿通させ、結束バンド4が細い場合には短孔50に挿通させる。
第3実施形態の積載物拘束具40によると、上部拘束具42と下部拘束具44とをジョイント部材46によって連結することで積載物拘束具40が形成されている。このため、連結される下部拘束具44の数を調整することにより、積載物拘束具40の長さを積載物3の高さ及び段数に応じた長さとすることができる。
また、積載物拘束具40は、容易に上部拘束具42、下部拘束具44、及びジョイント部材46に分解したり、組み立てたりすることができるため、保管する際に場所をとらず、持ち運びが容易となる。
(他の実施形態)
なお、本発明について実施形態の数例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、上記実施形態において、積載物拘束具10、30、40は、アングル部11が積載物3の高さ方向に延びる角部を覆うよう上下方向に沿って梱包体1に取り付けられていた。しかし、積載物拘束具10、30、40は、アングル部11が積載物3の横方向に延びる角部を覆うよう最上段の積載物3の横幅方向に沿って梱包体1に取り付けられていてもよい。
また、第3実施形態において、ジョイント部材46は、短孔50A、長孔50B、及び結束バンド係止部52を備えていたが、短孔50A、長孔50B、及び結束バンド係止部52は、ジョイント部材46に設けられている必要はなく、別部材の結束バンド挿通部材とされていてもよい。
また、上記第1実施形態〜第3実施形態は適宜組み合わせることができる。例えば、第3実施形態の積載物拘束具40の天井部32に、第2実施形態の積載物拘束具30の天板34を取り付けてもよい。
2 パレット
3 積載物
4 結束バンド
10、30、40 積載物拘束具
11 アングル部
12、32 天井部
34 天板
46 ジョイント部材

Claims (7)

  1. L字型の断面を有する上部アングル部と、
    前記上部アングル部の長手方向上端に、前記上部アングル部の面に対して直交する方向に形成された天井部と、
    L字型の断面を有する下部アングル部と、
    前記上部アングル部の長手方向下端及び前記下部アングル部の長手方向上端が対向されて嵌合されるアングル部係止部が内側の面に突出形成され、幅方向中央部分にヒンジ部が形成されたジョイント部材と、
    を有する積載物拘束具。
  2. 前記上部アングル部の長手方向下端の外側の面に設けられた上部係止突起と、
    前記下部アングル部の長手方向上端の外側の面に設けられた下部係止突起と、
    前記ジョイント部材に設けられ、前記上部係止突起及び前記下部係止突起がそれぞれ嵌合される複数の開口と、
    前記ジョイント部材に設けられ、結束バンドが係止又は挿通される結束バンド係止部又は孔と、
    を備える、
    請求項1に記載の積載物拘束具。
  3. 前記天井部は、前記上部アングル部と一体に形成されている、
    請求項1又は2に記載の積載物拘束具。
  4. 前記天井部に取り付けられ前記天井部より面積が大きい天板を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積載物拘束具。
  5. 前記上部アングル部と前記下部アングル部を連結した際の長さは、パレット上に1段又は複数段積載された積載物における最上段の積載物から最下段の積載物に亘って前記積載物の高さ方向に延びる角部が覆われるように設定されている、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の積載物拘束具。
  6. 前記上部アングル部、前記下部アングル部および前記天井部は、ポリプロピレン樹脂から形成されている、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の積載物拘束具。
  7. パレット上に積載物を1段又は複数段積載し、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の積載物拘束具の上部アングル部及び下部アングル部によって、前記積載物の高さ方向に延びる角部を覆うとともに、前記積載物拘束具の天井部における前記パレットに対向する面を前記積載物の上面に当接させ、
    前記積載物の側面部を前記積載物拘束具とともに結束バンドで結束して前記積載物拘束具を前記積載物の高さ方向に延びる角部に固定する、
    梱包方法。
JP2014234646A 2013-12-06 2014-11-19 積載物拘束具及び梱包方法 Active JP6535838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014234646A JP6535838B2 (ja) 2013-12-06 2014-11-19 積載物拘束具及び梱包方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253076 2013-12-06
JP2013253076 2013-12-06
JP2014234646A JP6535838B2 (ja) 2013-12-06 2014-11-19 積載物拘束具及び梱包方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015129017A JP2015129017A (ja) 2015-07-16
JP6535838B2 true JP6535838B2 (ja) 2019-07-03

Family

ID=53760123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014234646A Active JP6535838B2 (ja) 2013-12-06 2014-11-19 積載物拘束具及び梱包方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6535838B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021045078A1 (ja) * 2019-09-02 2021-03-11
KR102131363B1 (ko) * 2019-10-23 2020-08-05 한평화 재활용이 가능한 팔레트 박스적층물 결속장치
KR102100660B1 (ko) 2020-02-04 2020-04-14 한평화 재활용이 가능한 파렛트 박스 적재물 포장용 결속장치
KR20210125175A (ko) 2020-04-08 2021-10-18 한평화 재활용이 가능한 파렛트 박스 적재물 포장용 결속장치

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58159271U (ja) * 1982-04-20 1983-10-24 キヨ−ラク株式会社 包装用緩衝体
US4553484A (en) * 1982-09-30 1985-11-19 Cox Clayton E Cornerboard for pallets
JPH0650536U (ja) * 1992-12-18 1994-07-12 ムツミ工業株式会社 組立棚用アングル支柱のためのジョイント
JP3005118U (ja) * 1994-06-10 1994-12-13 ムツミ工業株式会社 組立棚の支柱の分割体同士を連結して支柱を構成するためのジョイント
JP5743056B2 (ja) * 2009-12-18 2015-07-01 サントリーホールディングス株式会社 荷崩れ防止治具、これを用いた積荷方法および積荷構造体
JP2012126431A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Kawakami Sangyo Co Ltd コーナーアングル部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015129017A (ja) 2015-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6535838B2 (ja) 積載物拘束具及び梱包方法
JP5240251B2 (ja) 梱包材
KR102307644B1 (ko) 곤포체의 제조 방법
JP6772929B2 (ja) 梱包材
JP5514937B1 (ja) 梱包箱
US20140367306A1 (en) Edge Protector and Packaging System
JP6470657B2 (ja) 太陽電池モジュール梱包体
JP6673136B2 (ja) 包装部材
JP5743056B2 (ja) 荷崩れ防止治具、これを用いた積荷方法および積荷構造体
JP2014184980A (ja) パレット、梱包ユニット
JP6573067B2 (ja) 積載物拘束具
US20210130058A1 (en) Wrapping device having corner protectors for securing and supporting palletized materials
JP5150417B2 (ja) シートパレット
KR101574610B1 (ko) 포장상자용 덮개
WO2019064432A1 (ja) 梱包装置
JP3905061B2 (ja) 梱包箱
JP2005289490A (ja) 段ボール製梱包箱装置
JP2019123535A (ja) 梱包箱と梱包方法
JP5270013B2 (ja) ラップアラウンド形の段ボール箱、その段ボール箱をパレットに積み付ける方法、及びその方法によりパレットに積み付けられた段ボール箱
JP5863621B2 (ja) 運搬用支持台
TWI663110B (zh) 具有綁帶用缺口之半導體積體電路零件用托盤
JP6842349B2 (ja) 載置パレット
JP4742891B2 (ja) 洗濯機パン包装体とそれを備えた洗濯機パン包装体の梱包方法
JP2649355B2 (ja) 止め具とこれを用いてなす梱包箱の積み荷方法
JPS6340446Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6535838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250