JP6470657B2 - 太陽電池モジュール梱包体 - Google Patents

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本発明は、複数の太陽電池モジュールを輸送のために梱包した太陽電池モジュール梱包体に関する。
太陽電池モジュールは、薄くて面積が広い構造であるため、輸送時は積み重ねた状態で輸送される。
輸送時の振動によって太陽電池モジュールが傷ついたり破損したりすることを防ぐため、太陽電池モジュールを個別に段ボールで梱包して保護した上で、積み重ねて輸送する方法が知られている。
特許文献1には、太陽電池モジュールを積層する際に、太陽電池モジュール間に挟むことにより、太陽電池モジュールのずれを防止する支持部材が開示されている。
特開2012−229040号公報
特許文献1に開示される支持部材は、樹脂材料を複雑な形状に成形したものであるため、製造コストが高くなってしまう。また、開梱作業時には、太陽電池モジュールの四隅に配置した部材を個別に取り外さなければならず、開梱作業に時間がかかってしまう。さらに、支持部材は、積層する太陽電池モジュール間に隙間が形成されるように嵩張る形状をしているため、使用後に廃棄又は返却するための費用が高くなるという課題があった。したがって、特許文献1に開示される支持部材を用いた太陽電池モジュール梱包体は、梱包の材料費並びに使用後の廃棄費用及び返却費用が高価であり、開梱作業にも時間を要していた。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであって、梱包の材料費並びに使用後の廃棄費用及び返却費用を安価とでき、開梱作業の時間短縮が可能な太陽電池モジュール梱包体を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、包装紙で太陽電池モジュールを包んだ包装体を備える。また、本発明は、包装体を複数積み重ねて載せるパレットを有する。また、本発明は、パレット上に積み重ねられた複数の包装体の四隅にそれぞれ一つ設置されて、積み重ねられた複数の包装体のうち最下段側から一部の包装体の角部を保護する包装体保持部材を備える。また、本発明は、パレット上に積み重ねられた複数の包装体と、包装体保持部材とを包んでパレットに固定するラッピング材を備える。また、本発明は、パレットと、パレット上に積み重ねられた複数の包装体とに巻き付けられる第1の固定バンドを備える。また、本発明は、包装体と第1の固定バンドとの間に挿入されるバンド保護部材を備える。また、本発明は、包装体保持部材の上から配置され、包装体の積み重ね方向と垂直な方向に巻かれ、複数の包装体を固定する第2の固定バンドとを備える。包装体の重量をA(kg)とし、積み重ねられた複数の包装体の間の静止摩擦係数をCとし、積み重ねられた複数の包装体に作用する最大の加速度をD(m/s )とし、積み重ねられた複数の包装体に作用するラッピング材の張力をE(N)とし、包装体保持部材の長さをF(m)とし、重力加速度をG(m/s )とし、積み重ねられた複数の包装体の枚数をJとし、包装体の高さをH(m)としたとき、F>(J−E÷(A×(D−C×G)))×Hである。
本発明によれば、梱包の材料費並びに使用後の廃棄及び返却費を安価とでき、開梱作業の時間短縮が可能な太陽電池モジュール梱包体を得られるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体の外観図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体の断面図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体を構成する包装体の形成過程を示す図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体を構成する包装体の形成過程を示す図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体を構成する包装体の形成過程を示す図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体を構成する包装体を自動ロボットにて段積みする状態を示す図 実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体を構成する包装体を自動ロボットがチャックする状態を示す断面図 本発明に係る太陽電池モジュール梱包体の実施の形態2の構成を示す斜視図 本発明に係る太陽電池モジュール梱包体の実施の形態3の構成を示す斜視図
以下に、本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュール梱包体及び太陽電池モジュールの梱包方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体の外観図である。図2は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体の断面図であり、図1におけるA−A線に沿った断面を示す。図3、図4及び図5は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体を構成する包装体の形成過程を示す図である。
実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体は、太陽電池モジュール5を包装紙6で包んだ包装体1と、包装体1を複数積み重ねて載せるパレット3と、積み重ねられた複数の包装体1の角部を保持する包装体保持部材2と、複数の包装体1とパレット3と包装体保持部材2とを纏めて包んで固定するラッピング材4と、複数の包装体1と、パレット3とを固定する第1の固定バンド8と、包装体1と第1の固定バンド8との間に配置されるバンド保護部材9と、包装体保持部材2の上から配置され、包装体1の積み重ね方向と垂直な方向に巻かれ、複数の包装体1を固定する第2の固定バンド13を備える。なお、図2においてはラッピング材4を一点鎖線で表している。
図3、図4及び図5に示すように、包装体1は、太陽電池モジュール5を包装紙6で包んで形成される。包装紙6は、長手方向の長さは、太陽電池モジュール5の長さの1.5倍程度の長さであり、短手方向の長さは、太陽電池モジュール5の幅と概ね同じ寸法の長さである。包装紙6は、太陽電池モジュール5の裏面であるバックシート側を覆うように配置され、太陽電池モジュール5の両方の短辺において太陽電池モジュール5の長さ寸法の4分の1程度が表面であるガラス面側に折り返される。
包装紙6は、表面のガラス面及び側面のフレーム面に密接するように、ガラス面側に折り返された両端の包装紙6の端部を太陽電池モジュール5の中央側に引っ張られる。包装紙6を太陽電池モジュール5の中央側に引っ張った状態で、ガラス面に折り返された両端の包装紙6の端部とバックシート側の包装紙6とを、包装紙6のたるみが無いように、テープ7にて4箇所固定する。太陽電池モジュール5のバックシート側を包装紙6で全体的に覆うことにより、ガラスに比べて傷が付きやすいバックシートに加え、バックシート側に設置される端子ボックス及びコネクタを保護することができる。また、ガラス面側の一部のみを包装紙6で覆うことで、太陽電池モジュール5を梱包するのに用いる資材の使用量を低減できる。
自動ロボットにて包装体1をパレット3に積載する場合、自動ロボットの爪10が包装体1をチャックする位置とテープ7の固定位置とを一致させる。自動ロボットの爪10が包装体1をチャックする位置とテープ7の固定位置とを一致させることにより、自動ロボットの爪10がフレームと包装紙6との隙間に入ることを防止し、自動ロボットの爪10によるフレーム傷付きを防止する。上記の形態を取ることにより、段ボール梱包と同様に、自動ロボットでのパレット積みが可能となり、作業人員アップを抑制できる。
包装紙6を固定するテープ7を4箇所に設けることにより、自動ロボットの4個の爪で包装体1を保持できるため、自動ロボットによる積載時に安定して保持することができる。
上記のようにして形成した包装体1を、太陽電池モジュール5の外形よりも大きいパレット3の上に、複数台平積みする。図6は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体を構成する包装体を自動ロボットにて段積みする状態を示す図である。図7は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体を構成する包装体を自動ロボットがチャックする状態を示す断面図である。
パレット3は、通常輸送に用いられるものと同様に木製であり、側面に移載用フォークリフトの爪を挿入するための穴が設けられている。パレット3の大きさは、自動ロボットにて段積みする際の精度を考慮し、多少ずれてもパレット3から包装体1がはみ出さないように、太陽電池モジュール5の外形よりも一回り大きくなっている。
複数台の包装体1を平積みした後、積み重ねた包装体1の四隅の外側に包装体保持部材2を配置する。包装体保持部材2は、厚紙を積層して形成され、包装体1の角に沿って曲げられて、包装体1の角を覆うように配置される。包装体保持部材2の高さは、複数の包装体1を積み重ねた高さと概ね等しい。包装体保持部材2は、積み重ねた包装体1の四隅の外側にテープ12を用いて包装体1に仮固定される。
パレット3の上に複数の包装体1を積み重ね、角部に包装体保持部材2を配置する。また、最上段の包装体1の上に包装体1と概ね等しい面積を有し、最上段の包装体1の太陽電池モジュール5のガラス面を保護する保護紙11を載せる。その後、周囲をラッピング材4で巻いて、パレット3と、複数の包装1と、包装体保持部材2とを固定する。
ラッピング材4は、伸縮性及び接着性を有している。ラッピング材4には、透明なポリエチレンフィルムを適用できる。ラッピング材4を、パレット3の上側角部と、複数の包装体1の側面と、包装体保持部材2と、最上段の包装体1の上側角部とを覆うように巻き付けることにより、パレット3と複数の包装体1と包装体保持部材2とを固定できる。
また、ラッピング材4は透明な材料で構成されているため、巻き付ける作業を容易に実施できるとともに、固定した後もラッピング材4の中にある包装体1及び包装体保持部材2を容易に視認できる。
第1の固定バンド8は、パレット3の穴を通り、最上段の包装体1の上側角部をラッピング材4の上から押さえるようにループ状に形成され、全体を締め付けて複数の包装体1とパレット3との固定を強固にする。バンド保護部材9は、ラッピング材4と第1の固定バンド8との間に配置され、第1の固定バンド8によって太陽電池モジュール5に傷が付くことを防止する。
上記のように構成することにより、複数の包装体1とパレット3との固定を強固にし、ラッピング材4が伸縮しても包装体1をパレット3にしっかりと固定できる。また、第1の固定バンド8とラッピング材4との間にはバンド保護部材9が配置されているため、第1の固定バンド8で引っ張って局所的な力が働いても、太陽電池モジュール5を傷つけることはない。これにより、輸送中に振動があっても太陽電池モジュール5をパレット3にしっかり固定できるので、太陽電池モジュール5が傷付いたり、破損したりすることを防止できる。
第2の固定バンド13は、ラッピング材4と第1の固定バンド8の間を通り、包装体保持部材2の上から、包装体保持部材2を押さえつけるように、包装体1の積み重ね方向と垂直な方向に配置される。
上記のような構成にすることにより、積み重ねた包装体1の四隅の外側に配置された包装体保持部材2が第2の固定バンド13の張力により、包装体1の中心に押さえつけられることにより、四隅の包装体保持部材2が複数の包装体1間で発生するずれを防止できる。
実施の形態2.
本発明に係る太陽電池モジュール梱包体の実施の形態2について説明する。図8は、本発明に係る太陽電池モジュール梱包体の実施の形態2の構成を示す斜視図である。実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包体は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体に対して、第2の固定バンド13の位置を限定した構成である。すなわち、実施の形態2に係る太陽電池モジュール梱包体は、太陽電池モジュール5を包装紙6で包んだ包装体1と、包装体1を複数積み重ねて載せるパレット3と、積み重ねられた複数の包装体1の角部を保持する包装保持部材2と、複数の包装体1と、パレット3と、包装体保持部材2とを纏めて包んで固定するラッピング材4と、複数の包装体1と、パレット3とを固定する第1の固定バンド8と、包装体1と第1の固定バンド8との間に配置されるバンド保護部材9と、包装体保持部材2の上から配置され、包装体1の積み重ね方向と垂直な方向に巻かれ、複数の包装体1を固定する第2の固定バンド13と、を備える。包装体1、包装体保持部材2、パレット3、ラッピング材4、第1の固定バンド8、バンド保護部材9、保護紙11、第2の固定バンド13は、実施の形態1と同様である。
積み重ねられた複数の包装体1に加速度が加わった場合、包装体1同士の界面には、界面よりも上に積まれた包装体1の重量に加速度を乗じた力から、包装体1同士の摩擦力を減じた力が作用する。具体例を挙げて説明すると、積み重ねた20枚の包装体1に加速度Aが加わった場合、下から2番目の包装体1と下から3番目の包装体1との界面にかかる力は、界面よりも上に積まれる18枚分の包装体1の重量に加速度Aを乗じた値から、18枚分の包装体1の重量に重力加速度及び摩擦係数を乗じた値を減じることによって算出される。したがって、界面よりも上に積まれる包装体1の重量が大きいほど、換言すると、下側に積まれるほど、包装体1の間の界面に作用する力が大きくなる。よって、下側に積まれた包装体1ほど、ずれが生じやすい。なお、一般的には、包装体1とパレット3との間の摩擦係数は、包装体1同士の摩擦係数よりも大きいため、包装体1とパレット3との界面でのずれが生じることは実際には起こらず、再下段の包装体1と下から2段目の包装体1との界面が最もずれが生じやすい。
上記により、第2の固定バンド13は、積み重ねられた複数の包装体1の最下段と2段目との間に配置することで、四隅の包装体保持部材2が複数の包装体1間でずれることを防止する効果が大きくなる。なお、包装体保持部材2のずれ防止よりも作業性を重視する場合には、パレット3の天面から、積み重ねられた複数の包装体1の最下段から4枚目の包装体1の天面までの距離の間に配置してもよい。
上記のような構成にすることにより、積み重ねた包装体1の四隅の外側に配置された包装体保持部材2が第2の固定バンド13の張力により、包装体1の中心方向に押さえつけされることにより、四隅の包装体保持部材2が複数の包装体1間で発生するずれを防止し、特に積み重ねられた複数の包装体1の下段側で発生するずれを防止できる。
実施の形態3.
本発明に係る太陽電池モジュール梱包体の実施の形態3について説明する。図9は、本発明に係る太陽電池モジュール梱包体の実施の形態3の構成を示す斜視図である。実施の形態3に係る太陽電池モジュール梱包体は、実施の形態1に係る太陽電池モジュール梱包体に対して、包装体保持部材2を短縮した構成である。すなわち、実施の形態3に係る太陽電池モジュール梱包体は、太陽電池モジュール5を包装紙6で包んだ包装体1と、包装体1を複数積み重ねて載せるパレット3と、積み重ねられた複数の包装体1の角部を保持する包装保持部材2と、複数の包装体1と、パレット3と、包装体保持部材2とを纏めて包んで固定するラッピング材4と、複数の包装体1と、パレット3とを固定する第1の固定バンド8と、包装体1と第1の固定バンド8との間に配置されるバンド保護部材9と、包装体保持部材2の上から配置され、包装体1の積み重ね方向と垂直な方向に巻かれ、複数の包装体1を固定する第2の固定バンド13と、を備える。包装体1、包装体保持部材2、パレット3、ラッピング材4、第1の固定バンド8、バンド保護部材9、保護紙11、第2の固定バンド13は、実施の形態1と同様である。
包装体保持部材2の必要な長さは、積み重ねられた複数の包装体1に加速度が加わった時に包装体1同士の界面に作用する力が、積み重ねられた複数の包装体1の間の摩擦力より小さくなる高さにより決定される。
積み重ねられた複数の包装体1に加速度が加わった時に包装体1に作用する力が、積み重ねられた複数の包装体1の間の摩擦力より小さくなる包装体1の枚数は、再下段から数えると、下記式(1)で決定される。
B>J−E÷(A×(D−C×G)) ・・・(1)
上記式(1)において、Aは、包装体1の重量(kg)である。Bは、積み重ねられた複数の包装体1の最下段から数えた枚数である。Cは、積み重ねられた複数の包装体1の間の摩擦係数である。Dは、積み重ねられた複数の包装体1に作用する加速度(m/s)である。Eは、積み重ねられた複数の包装体1に作用するラッピング材4の張力(N)である。Gは、重力加速度(m/s)である。Jは、積み重ねる包装体1の枚数である。
包装体保持部材2の必要な長さF(m)は、上記式(1)と、包装体1の高さH(m)とに基づいて、下記式(2)で決定される。
F>(J−E÷(A×(D−C×G)))×H ・・・(2)
A=20(kg)、C=0.375、D=5(m/s2)、E=800(N)、G=9.8(m/s2)、H=0.046(m)、J=40の例では、B>40−800÷(20×(5−0.375×9.8))=9.81≒10となり、包装体保持部材2の必要な長さFは、F>10×0.046=0.46(m)となる。
上記のような構成にすることにより、積み重ねた包装体1の四隅の外側に配置された包装体保持部材2が第2の固定バンド13の張力により、包装体1の中心方向に押さえつけされることにより、四隅の包装体保持部材2が複数の包装体1間で発生するずれを防止でき、包装体保持部材2の長さを短縮することにより、更に使用済み梱包資材の廃棄費用及び返却費用を低減できる。また、包装体保持部材2を短縮することにより、包装資材の原材料の減量化を実現し、輸送の効率化を図ってエネルギー消費量を削減できる。また、開梱作業後に各部材の分別を容易に行うことができ、廃棄時の回収も容易である。
積み重ねる包装体1の枚数Jは、同時に移動する積み重ねた包装体1の総数である。例えば、図1示すような太陽電池モジュール梱包体が2台積み重ねられた場合は、積み重ねる包装体1の枚数Jは、太陽電池モジュール梱包体2台分の総数となる。したがって、太陽電池モジュール梱包体を2台重ねるうちの下段にする太陽電池モジュール梱包体の包装体保持部材2の必要長さを計算する際には、上記の式(1)における積み重ねる包装体1の枚数Jは、上段にする太陽電池モジュール梱包体の包装体1の枚数と下段にする太陽電池モジュール梱包体の包装体1の枚数の合計となる。
以上のように、本発明に係る太陽電池モジュール梱包体及び太陽電池モジュールの梱包方法は、開梱作業が容易で、使用済み梱包資材の廃棄費用及び返却費用を低減できる点で有用であり、包装体間のずれを防止できる。特に、メガソーラのような大量の太陽電池モジュールを設置する場所へ配送する太陽電池モジュールを梱包するのに適している。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 包装体、2 包装体保持部材、3 パレット、4 ラッピング材、5 太陽電池モジュール、6 包装紙、7,12 テープ、8 第1の固定バンド、9 バンド保護部材、10 ロボットの爪、11 保護紙、13 第2の固定バンド。

Claims (2)

  1. 包装紙で太陽電池モジュールを包んだ包装体と、
    前記包装体を複数積み重ねて載せるパレットと、
    前記パレット上に積み重ねられた複数の前記包装体の四隅にそれぞれ一つ設置されて、積み重ねられた複数の前記包装体のうち最下段側から一部の前記包装体の角部を保護する包装体保持部材と、
    前記パレット上に積み重ねられた複数の前記包装体と、前記包装体保持部材とを包んで前記パレットに固定するラッピング材と、
    前記パレットと、該パレット上に積み重ねられた複数の前記包装体とに巻き付けられる第1の固定バンドと、
    前記包装体と前記第1の固定バンドとの間に挿入されるバンド保護部材と、
    前記包装体保持部材の上から配置され、前記包装体の積み重ね方向と垂直な方向に巻かれ、複数の前記包装体を固定する第2の固定バンドとを備え、
    前記包装体の重量をA(kg)とし、積み重ねられた複数の前記包装体の間の静止摩擦係数をCとし、積み重ねられた複数の前記包装体に作用する最大の加速度をD(m/s)とし、積み重ねられた複数の前記包装体に作用するラッピング材の張力をE(N)とし、前記包装体保持部材の長さをF(m)とし、重力加速度をG(m/s)とし、積み重ねられた複数の前記包装体の枚数をJとし、前記包装体の高さをH(m)としたとき、
    F>(J−E÷(A×(D−C×G)))×H
    であることを特徴とする太陽電池モジュール梱包体。
  2. 前記第2の固定バンドは、前記パレットの天面と、最下段から4枚目の前記包装体の天面との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール梱包体。
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