JP2000309340A - 積載構造体 - Google Patents

積載構造体

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JP2000309340A
JP2000309340A JP11464199A JP11464199A JP2000309340A JP 2000309340 A JP2000309340 A JP 2000309340A JP 11464199 A JP11464199 A JP 11464199A JP 11464199 A JP11464199 A JP 11464199A JP 2000309340 A JP2000309340 A JP 2000309340A
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Takayuki Usui
孝之 碓井
Takehiro Sone
武博 曽根
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷扱いの回数が少なくてすみ、少量あるいは
小サイズの積載物であっても荷扱いに優れる積載構造体
を得る。 【解決手段】 感光性印刷版の束112が積載された小
パレット12を、さらに大パレット14に複数積載す
る。大パレット14を単位として大量の感光性印刷版を
一括して荷扱いすることが可能となる。小パレット12
に感光性印刷版を積載した状態で荷扱いする場合と比較
して、荷扱いの回数が減るので、取り扱いが容易にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積載構造体に関
し、さらに詳しくは、例えば、感光性印刷版や感熱性印
刷版等の印刷版を運搬や保管等の荷扱いのために積載す
る積載構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品を荷扱いするために、複数の
物品を積載できるパレットや台、及び複数の物品を包装
できる箱などが使用されている。
【0003】一例として、少量の感光性印刷版(PS
版)を荷扱いする場合(例えば、10枚〜100枚のP
S版を単位として荷扱いする場合)を例として説明する
と、工場で製造された感光性印刷版を所定の枚数ごとに
積層して内装した後、この内装済みの感光性印刷版をさ
らに段ボール箱に入れて包装し、運搬等している。
【0004】しかし、このように感光性印刷版を少量ず
つ段ボール箱に入れると、いわゆる荷扱いの回数が増
え、運搬等に要するコストが高くなってしまう。また、
感光性印刷版を使用する場合にいちいち段ポール箱から
取り出さなければならず、この作業が面倒である。さら
に、感光性印刷版を取り出した後の段ボール箱はリユー
スすることが望まれる場合もあるが、リユースに耐える
だけの強度や形状を維持していない場合もあり、多量の
廃材が発生して、結果的にさらに高コストとなるおそれ
がある。
【0005】これに対し、大量の感光性印刷版を荷扱い
する場合(例えば、250枚〜1500枚のPS版を単
位として荷扱いする場合)には、工場で製造された感光
性印刷版を所定の枚数ごとに集積して束にした後包装
し、これをさらに木製、金属製あるいは樹脂製のパレッ
トに積み替えている。これにより、大量の感光性印刷版
を一括して運搬等でき、荷扱いの回数が少なくなる。
【0006】しかし、この場合には、大量の感光性印刷
版を単位として荷扱いすることは可能であっても、感光
性印刷版を少量ずつ荷扱いすることには適しておらず、
荷扱いの単位ごとにあらたに感光性印刷版をまとめて個
別の包装を行わなければならなかった。特に、感光性印
刷版のサイズがパレットのサイズよりも相対的に小さく
なるほど、1つのパレットに積載される感光性印刷版の
束の数が多くなるため、個別包装の手間が増えていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、荷扱いの回数が少なくてすみ、少量あるいは小
サイズの積載物であっても荷扱いに優れる積載構造体を
得ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、積載物を積載可能な第1積載部材と、前記積載物が
積載された前記第1積載部材を複数積載可能な第2積載
部材と、を有することを特徴とする。
【0009】すなわち、積載物が第1積載部材に積載さ
れたのち、さらにこの第1積載部材が複数、第2積載部
材に積載される。第2積載部材を荷扱いすることによ
り、結果的に多量の積載物を一括して少ない荷扱回数で
荷扱いでき、低コストとなる。
【0010】また、第2積載部材から第1積載部材を分
離し、個々の第1積載部材ごとに運搬や保管等をするこ
とも可能となり、少量あるいは小サイズの積載物であっ
ても荷扱いが容易になる。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記積載物を包装する包装部材を有
することを特徴とする。
【0012】ここで、包装部材による積載物の包装は、
積載物を第1積載部材から独立して、すなわち積載物の
みを包装してもよいが、積載物を第1積載部材に積載後
に、積載物と第1積載部材とをまとめて包装してもよ
い。さらに、積載物が積載された複数の第1積載部材を
第2積載部材に積載後に全体をまとめて包装したり、積
載物と第1積載部材とをまとめて包装したりしてもよ
い。
【0013】いずれの場合であっても、このように包装
部材によって積載物を包装することで、複数の被積載物
が一体となるので、荷扱いが容易になる。特に、積載物
を第1積載部材とをまとめて包装することで、荷扱いが
さらに容易になる。また、包装部材の材料として適切な
ものを選択して使用することにより、被包装物を防湿あ
るいは遮光することも可能となる。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記包装部材が、前記
第2積載部材に積載された状態の前記第1積載部材及び
前記積載物に対し角部からこの角部を挟む2面に接触す
ると共に、それぞれの面の略中央において所定の間隙を
構成するように包囲する複数の外装材を含んで構成され
ていることを特徴とする。
【0015】このように、外装材によって、第2積載部
材上の第1積載部材及び積載物が包囲されるので、外力
に対して積載物が確実に保護される。
【0016】また、外装材によって、それぞれの側面の
略中央に所定の間隙が構成されるので、これらの外装材
の外側から結束手段(例えばバンドや紐等)によって結
束した場合には、外装材が間隙を解消する方向に移動し
て、結束力が有効に作用する。このため、運搬途中で積
載物及び外装材が第2積載部材に対して位置ずれ(荷ず
れ)したり、外装材内で積載物が位置ずれしたりするこ
とを防止できる。
【0017】なお、この間隙の幅は、想定される外装材
の移動量よりも大きい範囲内で、なるべく小さくするこ
とが好ましい。すなわち、間隙を小さくすることによっ
て、外装材が積載物の側面をほぼ全周に渡って覆うの
で、積載物をより効果的に保護できる。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記第2積載
部材に積載された複数の前記第1積載部材上の前記積載
物の間に緩衝部材が配置されていることを特徴とする。
【0019】従って、外部から異物が当たったような場
合や、相互の積載物が接近したような場合でも、積載物
の変形や損傷が緩衝部材によって防止され、積載物が保
護される。
【0020】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記第1積載
部材の前記積載物が積載される積載部が、積載物の被積
載部よりも小さく又は実質的に同形に形成されているこ
とを特徴とする。
【0021】このため、第1積載部材を、積載物がセッ
トされる機器に直接セットすることができ、機器内にお
いて第1積載部材に積載物を直接積載できる。機器から
積載物を取り出して第1積載部材に積載する必要がなく
なるので、作業効率に優れる。
【0022】なお、「実質的に同形」とは、第1積載部
材を、積載物がセットされる機器に対して干渉すること
なくセットできる形状とされていることをいい、かかる
観点からは、第1積載部材の積載部が積載物の被積載部
から外方へ張り出していてもよい。
【0023】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の発明において、前記第1積載
部材の少なくとも一部が紙製とされていることを特徴と
する。
【0024】このように第1積載部材の少なくとも一部
を紙製としたことにより、金属製や樹脂製等のものと比
較して軽量となり、荷扱いが容易になると共に、安価に
製造できる。また、運搬先で使用後の第1積載部材を容
易に廃棄することができる。もちろん、リユース可能な
場合(例えば、第1積載部材として所定の形状及び強度
が維持されている場合)には、リユースしてもよい。さ
らに、リユース不能の場合であっても、紙製としたこと
により容易にリサイクルすることができる。
【0025】なお、第1積載部材はその全てが紙製であ
ってもよいが、少なくとも一部が紙製であっても、金属
製や樹脂製等のものと比較して軽量となり、荷扱いが容
易になると共に、安価に製造できる。
【0026】請求項7に記載の発明では、請求項1〜請
求項6のいずれかに記載の発明において、前記第2積載
部材が、この第2積載部材に積載された前記第1積載部
材上の積載物よりも外方へ張り出す張出部を有すること
を特徴とする。
【0027】このため、運搬中や保管中に別の部材が第
2積載部材に当たっても、この別部材は張出部に当た
り、第1積載部材や積載物には当たらないので、積載物
を保護することができ、荷扱いが容易になる。
【0028】また、第2積載部材に外装材や緩衝材を載
せる場合には、張出部にこれらの外装材や緩衝材を載せ
ることで、張出部がこれらの受けとして作用するので、
包装作業が容易になる。
【0029】請求項8に記載の発明では、請求項1〜請
求項7のいずれかに記載の発明において、前記第2積載
部材の少なくとも一部が木製とされていることを特徴と
する。
【0030】従って、金属製や樹脂製等のものと比較し
て容易に製造できると共に、使用後の第2積載部材を容
易に廃棄することができる。また、紙製のものと比較し
て、所定の形状及び強度を長期間に渡って維持できる。
【0031】なお、第2積載部材はその全てが木製であ
ってもよいが、一部が木製であっても、製造や廃棄が容
易になると共に、形状及び強度を確実に維持することが
可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1には,本発明の第1の実施の
形態である積載構造体10が、積載物である感光性印刷
版の束112(図2参照)を積載された状態で示されて
いる。また、図12には、この感光性印刷版の製造ライ
ン310が示されている。なお、以下の説明では積載構
造体10に積載される積載物の例として感光性印刷版を
挙げるが、積載物としてはこれに限られず、例えば感熱
性印刷版であってもよいし、このような印刷版以外のも
のであってもよい。
【0033】製造ライン310には、上流側(図12右
上側)から下流側(図12左下側)に向かって順に、送
出機312、ノッチャー314、スリッタ316、フラ
イングシャー318及び集積装置320が設けられてい
る。
【0034】送出機312では、ロール状のウエブ32
2を送り出すと共に、複数のウエブ322を接合して長
尺状とする。送出機312から送り出されたウエブ32
2には、別のラインから搬送された合紙330が貼り合
わされ、ノッチャー314に至る。図面では、合紙33
0が貼り合わされたウエブを符号323で示している。
【0035】ノッチャー314は、ウエブ323の幅方
向両端を部分的に打ち抜いていわゆる耳部324を形成
する。さらに、スリッタ316のトリミング上刃326
及びトリミング下刃328によって、ウエブ323が所
定幅にトリミングされる。また、スリッタ316のトリ
ミング上刃326及びトリミング下刃328は耳部32
4に入り込むので、ウエブ323の幅方向へ移動可能と
なる。これにより、連続裁断しながら、ウエブ323の
トリミング幅(スリッタ316によって切断される幅)
を変更することができる。
【0036】このようにして、所定のトリミング幅とさ
れたウエブ323は、フライングシャー318によって
所定の長さに切断され、所望の大きさの感光性印刷版が
製造される。
【0037】集積装置320では、合紙330が貼り合
わされた複数の感光性印刷版を積層し(従って、感光性
印刷版と合紙330とが交互に積層される)、感光性印
刷版の束112(図2参照)が構成される。なお、束1
12としては、上記したように印刷版と合紙330とが
交互に積層された束112に必ずしも限定されず、例え
ば、合紙330が貼り合わされることなく印刷版のみに
よって構成された束112でもよい。
【0038】図4に示すように、積載構造体10は、感
光性印刷版の束112が積載される小パレット12と、
この小パレット12がさらに複数積載される大パレット
14と、を含んで構成されている。
【0039】図2に詳細に示すように、小パレット12
は、感光性印刷版の束112が積載される積載板16
と、この積載板16と平行に配置された底板18、及び
積載板16と底板18との間に配置された複数(本実施
の形態では6つ)の脚部20と、で構成されている。
【0040】積載板16は、同一形状の複数の段ボール
22が厚み方向に積層され、一般的な糊等の接着剤によ
って接着されて構成されている。積載板16を構成する
段ボール22の枚数は、本実施の形態では5枚としてい
るが、特に限定されない。すなわち、積載板16に積載
される感光性印刷版の束112の荷重(後述するよう
に、さらにその上に感光性印刷版の束112が積載され
た小パレット12が積載される場合には、これら積載物
の総体での荷重)を支持できれば、1枚でもよい。但
し、この荷重を確実に支持するためには、底板18より
も多数枚積層することが好ましい。
【0041】積載板16の幅W1及び奥行D1は、感光
性印刷版の束112の幅W及び奥行D(より厳密には、
束112の下面の幅W及び奥行D)と同一もしくは若干
短くなるように、所定の長さとされている。これによ
り、小パレット12を集積装置320(図12参照)
や、感光性印刷版を使用する機器等に直接セット可能と
なっている。
【0042】なお、積載板16を構成する段ボール22
は必ずしも同一の形状及び構成とされている必要はな
く、例えば1枚ごとに異なる形状の段ボール22が積層
されて積載板16が構成されるようになっていてもよ
い。この場合には、積載板16及び感光性印刷版の束1
12を平面視したときに、積載板16が感光性印刷版の
束112から外側にはみ出さないように、各々の段ボー
ル22の形状及び張り合わせの相対位置を決めて積載板
16を構成することで、小パレット12を、集積装置3
20や感光性印刷版を使用する機器等に直接セット可能
となる。
【0043】また、複数の段ボール22を積層して積載
板16を構成する場合、段ボール22の中しんの波方向
は特に限定されない。例えば、段ボール22の中しんの
波方向が全て同一の方向となるように段ボール22が積
層されていてもよいが、少なくとも1枚の段ボール22
の中しんがそれ以外の段ボール22の中しんに対して交
差(直交を含む)するように積層されていてもよい。こ
のように交差させて積層することにより、積載板16の
強度が特定の方向で低下してしまうということがなくな
る。
【0044】脚部20は、長尺上の段ボールを所定位置
で一定方向に折り曲げることにより、四角形の渦巻状と
されている。そして、脚部20全体として、上方及び外
方に向かって開放された四角筒状となるように形成され
ている。このように筒状とすることで、内部に空隙が構
成されるため軽量になると共に、脚部20を構成するた
めに必要な段ボール22の量も少なくなる。また、積載
板16を介して作用する感光性印刷版の束112の荷重
を支持するために必要な強度も維持することができる。
【0045】また、脚部20は、互いに所定の間隔をあ
けて配置されており、隣同士の脚部20と、積載板16
及び底板18との間に、挿入孔24が構成されている。
この挿入孔24は、小パレット12を荷扱い(特に運搬
等)するためのハンドリフトあるいはフォークリフト
(いずれも図示省略)のフォークが挿入可能となるよう
に、所定の形状とされている。
【0046】底板18は、積載板16を構成する段ボー
ル22と同一形状の段ボールによって構成されており、
積載板16と同様、平面視したときに感光性印刷版の束
112からはみ出すことのない形状とされている。底板
18を構成する段ボールの枚数は特に限定されず、複数
の段ボールを厚み方向に積層して構成してもよいが、本
実施の形態では1枚の段ボールで構成し、小パレット1
2の軽量化を図っている。
【0047】積載板16と脚部20、及び脚部20と底
板18、は一般的な糊などの接着剤によって接着され、
不用意に分離したり位置ずれしたりしないようになって
いる。また、脚部20は、積載板16と底板18とによ
って両側から固定されると共に、相互に連結されている
ことになるため、感光性印刷版の束112が積載された
積載板16を確実に支持することができる。
【0048】図4及び図5に示すように、大パレット1
4は、感光性印刷版の束112が積載された小パレット
12がさらに積載される積載板26と、この積載板26
と平行に配置された底板28,及び積載板26と底板2
8との間に配置された複数(本実施の形態では9つ)の
脚部30と、で構成されている。これらの積載板26、
底板28及び脚部30は、いずれも木製とされている。
【0049】積載板26は、図5に示すように、この積
載板26に小パレット12が幅方向及び奥行方向にそれ
ぞれ2つずつ積載され、さらにこれら小パレット12の
外側及び小パレット12の間に、後述する緩衝材32、
34が配置された状態で、外側の緩衝材32よりも外方
に張り出すように、長方形の板状に形成されている。こ
の張り出した部分が、本発明における張出部36とな
る。また、積載板26は、図5に示すように、この積載
板26上に、感光性印刷版の束112が積載された小パ
レット12が合計8個積載されると共に、緩衝材32、
34が配置された状態で、これら総体の重量に耐えられ
るように一定の強度を有している。なお、このように一
定の強度を有していれば、積載板26の厚さは特に限定
されない、また、積載板26は1枚の板材で構成されて
いてもよいが、複数の板材を厚み方向に積載して構成し
てもよい。複数の板材を積層する場合には、板の方向
(木目方向)が交差するように積層することで、方向に
よる強度のバラツキを少なくすると共に、全体としての
強度を高めるようにし、積載物総体での重量が大きくな
る場合でも、この重量に十分に耐えられる強度を確保す
ることができる。
【0050】脚部30は、直方体状に形成されており、
積載板26に積載された小パレット12、感光性印刷版
の束112、緩衝材32等、積載板26に積載される積
載物の総体での荷重を支持することが可能な、一定の強
度を有している。なお、この脚部30を上方及び下方に
向かって開放された筒状に形成し、強度維持と軽量化を
両立させるようにしてもよい。
【0051】また、脚部30は、互いに所定の間隔をあ
けて配置されており、隣同士の脚部30と、積載板26
及び底板28との間に、挿入孔38が構成されている。
この挿入孔38は、大パレット14を荷扱い(特に運搬
等)するためのフォークリフト(図示省略)のフォーク
が挿入可能となるように、所定の形状とされている。
【0052】底板28は、積載板26と略同一形状の板
状に形成されている。底板28の板厚は特に限定され
ず、例えば、積載板26と同一の構成とすることができ
るが、積載板26よりも薄くすることで、大パレット1
4の軽量化を図るようにしてもよい。
【0053】また、底板28自体にも、底面側から部分
的に薄肉とすることにより、大パレット14を荷扱いす
るためのハンドリフトのフォークが挿入可能な挿入孔4
0が形成されている。なお、ハンドリフトの使用を考慮
しない場合には、この挿入孔40は形成されていなくて
もよい。
【0054】図4に示すように、大パレット14に積載
された小パレット12の外側及び、これら小パレット1
2のには、緩衝材32、34が配置される。さらに、小
パレット12を上下方向に積み重ねる場合には、下側の
小パレット12に積載された感光性印刷版の束112
と、上側の小パレット12との間にも緩衝材34が配置
される。緩衝材32、34は例えば段ボールなどの変形
可能な材料によって形成されており、小パレット12上
の感光性印刷版の束112に外部から衝撃が加わった場
合や、感光性印刷版の束同士が接近したりした場合に、
変形してエネルギー吸収し、感光性印刷版の変形や損傷
を防止する。なお、緩衝材32の変形は、このようにエ
ネルギー吸収して感光性印刷版の変形や損傷を防止でき
ればよく、塑性変形であっても弾性変形であってもよ
い。
【0055】次に、本実施の形態の積載構造体10に、
感光性印刷版の束112を積載する方法及び、積載構造
体10の作用を説明する。
【0056】まず、小パレット12を、図12に示す集
積装置320の所定位置にセットする。積載板16の幅
W1及び奥行D1は、感光性印刷版の束112の幅W及
び奥行Dよりも僅かに短くなるか、もしくはほぼ等しく
なるように、所定の長さとされているので、集積装置3
20の構造や形状を変更することなく、小パレット12
を集積装置320の所定位置に位置決めして、直接セッ
トできる。
【0057】製造ライン310を稼動させると、合紙3
30が密着された感光性印刷版が小パレット12上に直
接積載され、感光性印刷版と合紙330とが交互に積層
された束112が構成される。もちろん、小パレット1
2を集積装置320にセットすることなく、例えば手作
業などによって感光性印刷版を積層し、束112を構成
してもよい。
【0058】ここで、図2にも示すように、束112に
保護用厚紙114を載せる。この保護用厚紙114によ
って、後述する内装作業や、大パレット14への積載作
業、運搬先での開封作業の時などに、感光性印刷版に作
用した外力から感光性印刷版が保護される。例えば、開
封作業に鋭利な刃物等を使用した場合でも、感光性印刷
版の傷つきが防止される。また、合紙330を貼り合わ
せていない感光性印刷版によって束112を構成した場
合には、感光性印刷版の表面の汚れや、ゴミ、埃の付着
等を防止することもできる。なお、必要に応じて、束1
12の上下だけでなく、感光性印刷版の一定枚数ごと
(例えば30枚ごとあるいは50枚ごと)に、保護用厚
紙114を挿入してもよい。
【0059】次に、図3に示すように、束112と保護
用厚紙114とを、内装紙116によって内装する。内
装紙116は、遮光性及び防湿性を有する紙によって構
成されており、図2に示すように束112の上方から被
いかぶせて周囲を下方へ折りこむと、折り込んだ部分が
小パレット12の積載板16の側面に達するように所定
の大きさとされている。この接触部分を小パレット12
の全周にわたって、クラフト粘着テープ118などの固
定手段で固定することにより、感光性印刷版が内装紙1
16によって内装され、防湿及び遮光される。すなわ
ち、感光性印刷版はその性質上、可視光波長帯域で感光
するため、遮光が必要となる。また、感光性印刷版に代
えて感熱性印刷版を使用した場合でも、当たる光の熱エ
ネルギーによって感熱層が変質したり、反応進行によっ
て感度変化が起こったりする場合がある為、適度な遮光
を行うことが好ましい。また、高湿度下ではいずれの印
刷版も感光層又は感熱層が変質して、感度が変化した
り、合紙330や隣接する印刷版と接着してしまう等の
問題が生じやすくなるため、防湿する必要が生じる。従
って、上記したように、内装紙116によって内装する
ことで感光性印刷版(又は感熱性印刷版)が防湿及び遮
光されるため、上記した問題点が全て解消される。
【0060】また、内装紙116によって感光性印刷版
の束112を内装することで、実質的に複数の感光性印
刷版が一体となり、さらに、小パレット12とも一体と
なる。このため、小パレット12の荷扱いが容易にな
る。
【0061】このようにして、小パレット12上に感光
性印刷版が積載されて束112が構成されると共に内装
紙116によって内装された状態で、小パレット12の
挿入孔24に、荷扱い用のハンドリフトのフォーク(図
示省略)を挿入して、小パレット12を大パレット14
上に搬送する。このとき、積載板16を構成する少なく
とも1枚の段ボール22の中しんの波方向が他の段ボー
ル22の中しんの波方向と交差している場合には、強度
の方向性(方向によるバラツキ)が少なくなっているの
で、いずれの方向からでも挿入孔24にフォークを挿入
して小パレット12を支持することができる。なお、フ
ォークリフトのフォークを挿入孔24に挿入し、このフ
ォークリフトによって小パレット12を搬送してもよ
い。
【0062】そして、図4に示すように、大パレット1
4上に、この小パレット12を幅方向、奥行方向及び高
さ方向にの少なくとも一方向に複数(実施の形態ではい
ずれの方向にも2つずつ)並べ、全体で複数(本実施の
形態では8つ)の小パレット12を大パレット14の積
載板26上に積載する。また、小パレット12を並べる
過程で、緩衝材34を隣接する感光性印刷版の束112
の間(より厳密には、感光性印刷版の束112を内装す
る内装紙116の間)及び、下側の小パレット12上の
感光性印刷版の束112と上側の小パレット12との間
に配置する。また、小パレット12の外側及び上面側に
も、緩衝材32を配置する。これにより、感光性印刷版
の束112に外部から衝撃が加わった場合や、感光性印
刷版の束同士が接近したりした場合等に、この緩衝材3
2、34が変形してエネルギー吸収するので、感光性印
刷版の変形や損傷を防止することができる。
【0063】また、図5からも分かるように、大パレッ
ト14上に小パレット12を所定数積載した状態で、大
パレット14の積載板26の周縁部分が、小パレット1
2よりも外側に張り出す張出部36となっている。この
ため、以降の運搬等の荷扱いにおいて、外部から異物が
大パレット14に当たっても、異物は張出部36に当た
るのみで感光性印刷版には当たらず、感光性印刷版が保
護される。特に、本実施の形態の大パレット14に積載
される感光性印刷版(又は感熱性印刷版)は1枚の薄い
板状とされているため、角、辺又は内部に変形や傷があ
ると、感光や感熱によって現像した際に像がぼけたり、
印刷した際にインクが不均一になる等の問題が生じやす
い。本実施の形態の積載構造体10は、印刷版に変形等
が残らない程度の十分な剛性及び強度を有しているの
で、上記した変形や傷が確実に防止される。
【0064】そして、図5に示すように、緩衝材32の
さらに上側に外装材120を載せ、さらに緩衝材32の
外側にも、外装材122を配置する。緩衝材32の外側
に配置される外装材122は平面視にて略L字状とされ
ており、図6からも分かるように、大パレット14の各
辺の中央部分の位置において、外装材122の先端同士
の間に所定の間隙124が構成されるようになってい
る。この状態で、図1に示すように、外装材120、1
22同士、及び外装材122と大パレット14とをクラ
フト粘着テープ118によって仮止めすると共に、外装
材120、122の外側からストレッチフィルム126
(図1では図示の便宜上、二点鎖線で示す)で結束す
る。なお、ストレッチフィルム126に代えて、一般的
な荷造りなどに使用されるベルトなどで結束してもよ
い。
【0065】さらに、大パレット14の長辺及び短辺に
それぞれ2本のエステルバンド128を配置し、このエ
ステルバンド128を締め付けることで、外装材12
0、緩衝材32、小パレット12、束112などを大パ
レット14に固定する。このとき、ストレッチフィルム
126からの結束力やエステルバンド128からの締め
付け力によって、外装材120が間隙124を解消する
方向(大パレット14の幅方向、奥行方向又はこれらを
ベクトル的に合成した方向)へと移動するので、例え
ば、エステルバンド128の外装材122への食い込み
が軽減され、ストレッチフィルム126の結束力及びエ
ステルバンド128の締め付け力が、外装材122、緩
衝材32、小パレット12、束112などを大パレット
14に固定する力として有効に作用する。これにより、
運搬途中で束112や外装材122が大パレット14に
対して位置ずれしたり、外装材122の内側で束112
が位置ずれしたりすることが防止される。
【0066】また、外装材122によって、小パレット
12及び束112が外側から覆われることになり、これ
らが外力から確実に保護される。なお、間隙124の幅
は、ストレッチフィルム126の結束力やエステルバン
ド128の締め付け力による外装材122の移動量より
も大きい範囲内で、なるべく小さくすることが好まし
い。すなわち、間隙の幅を狭くすることで、外装材12
2が束112の側面をほぼ全周に渡って覆うことになる
ので、束112をより効果的に保護できる。
【0067】このようにして、感光性印刷版の束112
が積載された小パレット12を大パレット14上に複数
積載することにより、この大パレット14を単位として
運搬や保管等の荷扱いをすることができるので、小パレ
ット12を単位として荷扱いする場合と比較して、荷扱
いの回数が減り、取り扱いが容易になる。また、大パレ
ット14の挿入孔38は、フォークリフトのフォークに
対応した形状とされているので、フォークリフトを使用
して荷扱いをすることが可能となる。さらに、運搬途中
で別の運搬手段に載せかえる場合(例えば、トラックか
ら別のトラックや鉄道車両、船などに載せかえる場合)
にも、フォークリフトを使用して大パレット14ごと行
うことができ、作業効率に優れる。
【0068】運搬先において、感光性印刷版を機器に装
填して使用する場合には、まず、エステルバンド128
及びストレッチフィルム126を取り外し、さらに、外
装材120、122、緩衝材32も取り外す。これによ
り、個々の小パレット12ごとに荷扱いをすることが可
能となり、例えば、少量あるいは、小サイズの感光性印
刷版であっても、少ない単位で、ハンドリフト等を使用
して、所定の位置まで運搬することが可能となる。
【0069】小パレット12の積載板16及び底板18
は、感光性印刷版の束112と同一もしくは若干小さく
なるように形成されているので、感光性印刷版を小パレ
ット12に積載した状態で、感光性印刷版を使用する機
器等に直接セットできる。なお、内装紙116の除去
は、小パレット12を機器にセットしたのち行ってもよ
いが、作業空間に一定の条件(例えば、暗室とされてい
ることなど)が満たされていれば、機器にセットする前
に除去してもよい。もちろん、小パレット12上で内装
紙116を除去し、その後、感光性印刷版の束112の
みを作業者が直接持ち上げて機器に装填してもよい。
【0070】小パレット12に積載されていた感光性印
刷版が全て機器に装填されると、小パレット12が残
る。小パレット12が一定の形状及び強度を有している
場合にはリユースできるが、リユース不能の場合であっ
ても、小パレット12を構成する積載板16、脚部20
及び底板18は全て段ボールで形成されているので、リ
サイクルすることができる。また、廃棄も容易にでき
る。
【0071】大パレット14から小パレット12が全て
降ろされると、大パレット14が残るが、大パレット1
4を構成する積載板26、脚部30及び底板28は、い
ずれも木製とされており、長期間の使用によってもその
形状や強度が変化しない。このため、大パレット14を
長期間にわたってリユースすることができる。また、最
終的に大パレット14がリユース不能となった場合で
も、木製とされているので、金属製あるいは樹脂製のも
のと比較して、容易に廃棄することができる。
【0072】このように、本実施の形態の積載構造体1
0では、感光性印刷版の束112(積載物)が積載され
た小パレット12を、さらに大パレット14に複数積載
することで、大パレット14を単位として大量の感光性
印刷版を一括して荷扱いすることが可能となる。小パレ
ット12に感光性印刷版を積載した状態で荷扱いする場
合と比較して、荷扱いの回数が減るので、取り扱いが容
易になる。特に、小さなサイズの感光性印刷版であって
も、これらを大量にまとめて一括して荷扱いできる。ま
た、実質的に感光性印刷版の荷扱いや、感光性印刷版を
使用する機器に装填するための準備などに要する時間も
短くなる。なお、このように、複数の書パレット12を
大パレット14に積載する具体的構成としては、上記し
たものに限られない。例えば、大パレット14の幅方向
及び奥行方向のいずれか一方向へは小パレット12を1
つのみ配置してもよい。さらに、大パレット14の幅方
向及び奥行方向へ小パレット12を1つのみ配置し、高
さ方向へ複数積み上げることで、複数の小パレット12
を大パレット14に積載してもよい。
【0073】加えて、小パレット12への感光性印刷版
の積載構造も、上記したものに限定されない。例えば、
感光性印刷版が幅方向及び奥行方向の少なくとも一方向
に複数並べて配置されて積載されていてもよい。
【0074】また、小パレット12を紙製(段ボール
製)としたことにより、これ以外の材料(例えば金属や
樹脂等)を使用したものと比較して軽量になるので運搬
等が容易になる。加えて、紙製としたことにより、安価
に供給することも可能となる。
【0075】さらに、従来のように段ボール箱を使用し
て感光性印刷版を梱包していた場合と比較して、段ボー
ル箱を開梱する手間が不要となるので、開封作業が容易
になる。開封後に段ボールが廃材になってしまうことも
ない。
【0076】図7には、本発明の第2の実施の形態の積
載構造体を構成する小パレット142が示されている。
第2の実施の形態の積載構造体では、この小パレット1
42のみが第1の実施の形態の積載構造体10と異なっ
ているので、以下では小パレット142のみについて説
明し、積載構造体の全体的構成については説明を省略す
る。
【0077】この小パレット142は、第1の実施の形
態の小パレット12と同様の構成とされた積載板16を
有しているが、積載板16の上面の中央に、同じく複数
の段ボールを厚み方向に積載して構成された段部144
が設けられている。段部144の幅W2及び奥行D2
は、感光性印刷版の束112の幅W及び奥行D(図2参
照)と同じになるように形成されている。
【0078】この小パレット142に束112を集積す
る場合には、製造ライン310の集積装置320(図1
2参照)に設けられた位置決めガイド332(図7に二
点鎖線で示す)を段部144の側面144Aに接触させ
て配置する。位置決めガイド332は、束112が移動
する方向(束112が当たった方向)に、ばね等の弾性
体を変形させつつ移動する可動式のストッパーと、束1
12の移動方向両側及び、移動方向の手前側(上流側)
に金属等の剛体によって形成された壁体と、で構成され
ている。そして、束112の運動エネルギーを弾性体の
変形によって吸収すると共に、ストッパーと壁体とで束
112を位置決めする。なお、壁体の表面に、緩衝材を
介して緩衝用の部材(金属薄板等)を設け、緩衝効果を
高めるようにしてもよい。
【0079】位置決めガイド332の高さは段部144
の高さより高くされており、段部144に束112を積
載するときに、束112が位置決めガイド332に当た
って位置決めされる。なお、図7では、段部144の奥
行D2を積載板16の奥行D1と一致させているが、段
部144の奥行D2を積載板16の奥行D1よりも短く
して、位置決めガイド332を奥行方向(長手方向)両
側に配置できるようにすることも可能である。
【0080】そして、以後は第1の実施の形態と同様に
して(図3〜図7参照)、段部144上に束112を構
成し、保護用厚紙114を載せた後、内装紙116によ
って内装する。次に、複数の小パレット142を大パレ
ット14の積載板26上に積載すると共に、緩衝材32
を配置する。このとき、第2の実施の形態の小パレット
142の積載板16は、束112よりも実質的に大きく
なっているので、小パレット142の間に配置された緩
衝材32と小パレット142上の束112との間に隙間
ができる。このような隙間があっても、緩衝材32によ
る緩衝効果を十分に得ることができるが、この隙間にさ
らに別の緩衝材を配置して、緩衝効果を高めてもよい。
【0081】次に、緩衝材32の上に外装材120を載
せると共に、緩衝材32の外側外装材122を配置す
る。最後に、外装材120、122の外側からストレッ
チフィルム126で結束し、大パレット14の長辺及び
短辺をそれぞれ2本のエステルバンド128で締め付け
る。
【0082】以上の説明から分かるように、第2の実施
の形態の積載構造体においても、第1の実施の形態の積
載構造体10(図1参照)と同様の効果を奏する。さら
にこれに加えて、段部144に束112を積載するとき
に、束112が位置決めガイド332に当たって位置決
めされるので、感光性印刷版の集積作業をより容易に行
うことができる。
【0083】図8には、本発明の第3の実施の形態の積
載構造体を構成する小パレット152が示されている。
第3の実施の形態の積載構造体においても、この小パレ
ット152の構成のみが第1の実施の形態の積載構造体
10と異なっているので、以下では小パレット152の
みについて説明し、積載構造体の全体的構成については
説明を省略する。
【0084】第3の実施の形態の小パレット152で
は、積載板16の幅方向両側から垂直に、一対の固定板
154が立設されている。固定板154の間隔W3は、
束112の幅Wと等しくなるように設定されている。
【0085】この小パレット152が採用された第3の
実施の形態の積載構造体においても、第1の実施の形態
の積載構造体10(図1参照)と同様の効果を奏する。
さらにこれに加えて、この小パレット152に束112
を積載する場合には、感光性印刷版が固定板154に当
たって位置決めされるので、積載作業が容易になる。
【0086】図9には、本発明の第4の実施の形態の積
載構造体を構成する小パレット162が示されている。
第4の実施の形態の積載構造体においても、この小パレ
ット162の構成のみが第1の実施の形態の積載構造体
10と異なっているので、以下では小パレット162の
みについて説明し、積載構造体の全体的構成については
説明を省略する。
【0087】第4の実施の形態の小パレット162で
は、積載板16の幅方向両端及び奥行方向両端から、積
載板16と同一平面内へ張出板164、166が延出さ
れている。積載板16を張出板164、166との境界
部には、折り曲げ線168(図9に一点鎖線で示す)が
形成されており、張出板164、166を上方へ折り曲
げ可能となっている。そして、張出板164、166を
上方へ折り曲げたときの内法の幅W3及び奥行D3は、
束112の幅W及び奥行Dと等しくなるように設定され
ている。
【0088】この小パレット162に感光性印刷版を積
載する場合には、まず、張出板164、166を折り曲
げていない状態で、第1の実施の形態と同様に、積載板
16上に感光性印刷版を積層し、次に、内装紙116に
よって内装する。その後、張出板164、166を上方
へ折り曲げて、クラフト粘着テープやエステルバンド等
の固定手段で互いに固定する。これにより、内装済みの
束112が外側から張出板164、166によって保持
されるので、束112は小パレット162に対して不用
意に位置ズレしなくなる。
【0089】以後は、第1の実施の形態と同様にして、
大パレット14上に小パレット162を複数積載し、積
載構造体を構成することができる。従って、第4の実施
の形態の積載構造体においても、第1の実施の形態の積
載構造体10(図1参照)と同様の効果を奏する。
【0090】図10には、本発明の第5の実施の形態の
積載構造体を構成する小パレット172が示されてい
る。第5の実施の形態の積載構造体においても、この小
パレット12の構成のみが第1の実施の形態の積載構造
体10と異なっているので、以下では小パレット172
のみについて説明し、積載構造体の全体的構成について
は説明を省略する。
【0091】第5の実施の形態の小パレット172で
は、積載板16の奥行方向(長手方向)両端辺から中央
に向かって、一定幅の収容部174が複数(本実施の形
態では積載板16の前面16A及び後面16Bからそれ
ぞれ4本ずつ合計8本)形成されている。前面16Aの
収容部174は、上方及び前面16Aに向かって開放さ
れ、後面16Bの収容部174は、上方及び後面16B
に向かって開放されている。
【0092】各々の収容部174の形状は、製造ライン
310の集積装置320に設けられた集積アーム334
の形状に対応させて決められている。すなわち、図10
に二点鎖線で示すように、集積装置320(図12参
照)には、複数(図10では4本)のフォーク336を
有する集積アーム334が設けられており、製造された
感光性印刷版が、この集積アーム334上に集積されて
束112が構成されるようになっている。そして、束1
12が構成されると、集積アーム334が移動して、小
パレット12の積載板16上に束112を積載する。こ
のとき、収容部174は上方に向かって開放されてお
り、集積アーム334のフォーク336が上方から収容
部174に収容されるので、フォーク336が束112
と積載板16との間に挟まってしまわない。
【0093】また、収容部174は積載板16の前面1
6A又は後面16Bに向かって開放されているので、束
112を積載板16に積載後、フォーク336を収容部
174から引き抜くことができる。
【0094】以後は、第1の実施の形態と同様にして、
束112を内装し、次に大パレット14上に小パレット
162を複数積載し、積載構造体を構成することができ
る。従って、第5の実施の形態の積載構造体において
も、第1の実施の形態の積載構造体10(図1参照)と
同様の効果を奏する。
【0095】図11には、本発明の第6の実施の形態の
積載構造体180が示されている。第6の実施の形態の
積載構造体180では、大パレット182の構成のみが
第1の実施の形態の積載構造体10と異なっているの
で、以下では大パレット182のみついて説明し、同一
の構成要素、部材などについては同一符号を付して説明
を省略する。
【0096】第6の実施の形態の大パレット182で
は、複数(本実施の形態では3本)の脚部184が、積
載板26の幅方向に沿って互いに等間隔をあけて配置さ
れている。脚部184はそれぞれ、積載板26の奥行と
同じ長さを有する長尺状に形成されている。また、複数
(本実施の形態では3本)の底板186が、脚部20と
直交する方向に沿って互いに等間隔をあけて配置されて
いる。底板186は、積載板26の幅と同じ長さを有す
る長尺状に形成されている。
【0097】また、隣同士の脚部184と、積載板26
及び底板186との間に、挿入孔38が構成されてい
る。さらに、隣同士の底板186の間にも、大パレット
182を荷扱いするためのハンドリフトやフォークリフ
トのフォークが挿入可能な挿入孔40が構成されてい
る。
【0098】なお、積載板26は一枚の板材によって構
成されていてもよいが、図11に示すように、所定幅の
長尺状の板材26Aを幅方向に複数並べることにより構
成されるようになっていてもよい。
【0099】このような構成とされた第6の実施の形態
の大パレット182においても、第1の実施の形態の大
パレット14と同様、感光性印刷版の束112が積載さ
れた複数の小パレット12(又は、第2〜第5の実施の
形態の小パレット142、152、162、172)を
積載板26上に積載することができ、積載構造体180
として、第1の実施の形態の積載構造体10と同様の効
果を有する。加えて、第6の実施の形態では、底板18
6を加工することなく、脚部184に固定するだけて挿
入孔40を構成することができるので、大パレット18
2の製造が容易になる。
【0100】この大パレット182において、底板18
6の数は特に限定されず、例えば、大パレット182の
幅方向両端にのみ(従って2枚)設けてもよい。図11
に示すように大パレット182の幅方向中央にも底板1
86を設けて合計3枚とすることで、大パレット182
のしなりが確実に防止でき、しかも、大パレット182
の底部分の全面に底板186を設ける場合よりも、板材
の量が少なくて済む。また、底板186の間に間隔が空
くことになるので、この間隔を、エステルバンド128
を通すための隙間として利用できる。
【0101】また、脚部184の数も限定されず、例え
ば、大パレット182の奥行方向両端にのみ(従って2
本)も受けてもよい。図11に示すように、大パレット
182の奥行方向中央にも脚部184を設けることで、
積載板20のたわみ(中央部分の下方への湾曲)を効果
的に防止できるので、例えば、束112が大パレット1
82上に隙間無く(あるいは狭い隙間で)並べられてい
るような場合でも、束112が互いにぶつかってしまう
ことがない。もちろん、積載板20のたわみ量は、積載
板26の板厚や長さ等に起因する強度や積載物の重量等
によって決まるため、このたわみ量の大小に応じて、脚
部184の数や大きさ、間隔等を調整し、たわみを確実
に防止することができる。
【0102】脚部184の高さとしては、挿入孔38に
フォークリフトのフォーク等を挿入する観点からは、こ
れらのフォーク等の高さよりも高くされている必要があ
る。一般的なフォークリフトのフォークの高さを考慮す
ると、脚部184の高さを100mm以上とすること
が、フォーク等を挿入しやすくするという点からは好ま
しい。
【0103】脚部184の幅(厚み)は、積載物を支持
して、この荷重に耐えるだけの強度を有していれば特に
限定されないが、材料を少なくすると共に大パレット1
82を軽量化する観点からは、より狭く(薄く)するこ
とが好ましい。
【0104】複数の脚部184はそれぞれ異なる形状と
されていてもよいが、同一形状とすることにより、それ
ぞれを区別する必要がなくなるので、大パレット182
を製造するときの作業性が向上すると共に、安価に製造
できる。同様に、複数の底板186に関しても、それぞ
れ異なる形状とされていてもよいが、同一形状すること
により、それぞれを区別する必要がなくなるので、大パ
レット182の製造時に作業性が向上すると共に、安価
に製造できる。
【0105】積載板26を、図11に示すように所定幅
の長尺状の板材26Aによって構成する場合には、これ
ら板材26Aの幅は特に限定されないが、例えば、一般
に市販されている板材(一例として、幅が120mmあ
るいは150mmのもの等)を適宜組み合わせて所望の
幅の積載板26を構成することにより、安価に大パレッ
ト182を製造することができる。市販されている板材
のみの組み合わせでは、積載板26の所望の幅を得られ
ない場合であっても、1枚の板材のみを特定の幅にする
ことにより、積載板26を所望の幅とすることができる
ので、安価に大パレット182を製造することができ
る。
【0106】積載板26の厚さも、積載物の重量に耐え
るだけの強度を有していれば特に限定されないが、例え
ば、底板186の厚さよりも厚くすることで、少ない材
料であっても積載板26の所定の強度を確保して、たわ
みを防止することができる。
【0107】積載板26の上面には、例えばこの上面に
積載物を直接載せる場合には、釘等の突起物によって積
載物が傷つくことを防止する観点から化粧合板等の保護
部材を貼りつける必要があったが、本発明では、積載板
26に積載物を直接載せないので、このような保護部材
が不要となり、安価に大パレット182を製造すること
が可能となると共に、積載構造体としても、安価且つ軽
量となる。
【0108】なお、上記説明においては、小パレット1
2, 142、152、162、172を構成する構成部
材が全て段ボールで構成されているものを例として説明
したが、これら構成部材の材料としては段ボールに限定
されない。すなわち、小パレットとして積載物(感光性
印刷版の束112)を支持するために必要な一定の形状
及び強度を維持していればよい。例えば、厚紙やクラフ
ト紙、紙製のハニカム構造材等の紙、木、樹脂、金属な
ど、いすれであってもよいし、これらの材料を適宜組み
合わせて使用してもよい。
【0109】同様に、大パレット14,182を構成す
る構成部材の材料としても、木に限定されず、積載物
(束112が積載された小パレット)の重量を支持する
ために必要な一定の形状及び強度を有していればよい。
例えば、厚紙やクラフト紙、紙製のハニカム構造材等の
紙、樹脂、金属など、いすれであってもよいし、これら
の材料を適宜組み合わせて使用してもよい。さらに、図
4や図11に示した大パレット14、182と略同形状
のもの(骨格部分)を木材によって作成し、この骨格部
分の表面の一部又は全部に、木製以外の別部品や別部材
を張り付けて、全体として大パレットが構成されるよう
になっていてもよい。この場合、張り付けられる別部
品、別部材の例としては、感光性印刷版の種類等の必要
情報が記録された情報伝達用の紙や機器類、大パレット
上での積載物の滑りを防止すると共に積載物と大パレッ
トとを緩衝させて保護するための樹脂シート、大パレッ
ト上での積載物の滑りを防止するための塗布剤、エステ
ルバンド128等をガイドしたり補強したりするための
樹脂部品等が挙げられる。いずれの構成であっても、骨
格部分を木製としているので、金属製や樹脂製等のもの
と比較して容易に製造できると共に、使用後の大パレッ
トを容易に廃棄できる。また、全てが紙製とされたもの
と比較して、所定の強度及び形状をより長期間に渡って
維持できる。
【0110】また、小パレット、大パレットのいずれ
も、その少なくとも一部を紙製とすることにより、金属
製あるいは樹脂製のものと比較して軽量となり、荷扱い
が容易になると共に、安価に製造できる。なお、段ボー
ル以外の紙を使用して積載板16を構成する場合には、
少なくとも1枚の紙の目の方向が他の紙の目の方向を交
差するように複数の紙を積層することで、強度の方向性
(方向によるバラツキ)を少なくすることができる。
【0111】内装紙116としては、必ずしも遮光性及
び防湿性有する紙に限定されず、例えばクラフト紙等の
一般的な紙であってもよい。この場合には、遮光性を有
する紙と比較して遮光性が低いので、外装材120によ
って遮光性を補い、感光性印刷版が不用意に露光されな
いようにすることができる。同様に、防湿性を有する紙
と比較して防湿性も低いので、外装材120やその他の
部材、部品等によって防湿性を補い、感光性印刷版の変
質や感度変化を防止することができる。
【0112】上記した各構成要素は、不用意に分離した
り、相互の位置が変化したりしないようになっていれ
ば、必ずしも接着剤や釘等によって固定されている必要
はない。例えば、係合、はめ合わせ等によって固定して
もよい。
【0113】各構成要素として段ボールを使用する場合
には、強度維持等の観点から、以下の構成とすることが
好ましい。
【0114】まず、段ボールの段(フルート)を好まし
い順に挙げると、BAフルート又はABフルート、Aフ
ルート、Cフルート、Bフルートである。また、段ボー
ルの表ライナー及び裏ライナーの級を好ましい順に挙げ
ると、AA級、A級、B級、C級であり、表ライナー及
び裏ライナーの坪量としては、160(g/m2)以上
340(g/m2)以下である。段ボールの中しんの種
類を好ましい順に挙げると、強化中しん、A級、B級、
C級であり、中しんの坪量としては、115(g/
2)以上280(g/m2)以下である。
【0115】特に、小パレット12, 142、152、
162、172を構成する段ボールとしては、表ライナ
ー及び裏ライナーとして坪量280g/m2のクラフト
紙を、中しんとして坪量125g/m2のセミケミカル
パルプをそれぞれ使用したABフルートの複両面段ボー
ルが、好ましいものとして挙げられる。
【0116】段ボールに代えて紙製のハニカム構造材を
使用する場合には、上記した段ボールと同様の表ライナ
ー、裏ライナー及び中しんであることが好ましい。
【0117】さらに、段ボールに代えて厚紙を使用する
場合には、坪量が300(g/m2)以上2000(g
/m2)以下であることが好ましい。
【0118】外装材120としては、紙製ハードボード
を使用することが好ましいが、これに限定されず、例え
ば、段ボールを使用してもよい。
【0119】緩衝材32、34としては、BAフルート
又はABフルートの段ボールが好ましいが、これ以外の
段ボールであってもよいし、発泡樹脂材シートを使用し
てもよい。
【0120】印刷版(感光性印刷版又は感熱性印刷版)
で構成された束112の例としては、以下のものが挙げ
られる。
【0121】まず、印刷版としては、0.3mm×37
8mm×599mmのアルミ板上に、感光層又は感熱層
を塗布したものが挙げられる。
【0122】合紙としては、漂白クラフトパルプから抄
造した坪量30〜40g/m2、密度0.7〜0.85
g/cm3、水分4〜6%、ベック平滑度50〜200
秒、PH4〜6の合紙が挙げられる。そして、この合紙
を上記したアルミ板の塗布層(感光層又は感熱層)に密
着させ、印刷版と合紙とを交互に500枚積層したもの
が挙げられる。
【0123】保護用厚紙114としては、故紙から抄造
した坪量200〜1500g/m2、密度0.7〜0.
85g/cm3、水分4〜6%、ベック平滑度3〜20
秒、PH4〜6の厚紙が挙げられる。
【0124】内装紙116として使用可能な遮光防湿紙
としては、6μmのアルミ箔を13μmの低密度ポリエ
チレンで坪量85g/m2のクラフト紙に貼り合わせた
アルミクラフト紙が挙げられる。
【0125】また、本発明の積載構造体に積載される積
載物としても、上記した感光性印刷版の束112に限ら
れない。一例として、感熱性印刷版等、広く印刷版全般
の束を積載することができるが、印刷版に限定されない
ことはもちろんである。
【0126】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、積載物を積
載可能な第1積載部材と、前記積載物が積載された前記
第1積載部材を複数積載可能な第2積載部材と、を有す
るので、多量の積載物を一括して少ない荷扱回数で荷扱
いでき、低コストとなると共に、少量あるいは小サイズ
の積載物であって荷扱いが容易になる。
【0127】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記積載物を包装する包装部材を有
するので、荷扱いが容易になる。
【0128】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記包装部材が、前記
第2積載部材に積載された状態の前記第1積載部材及び
前記積載物に対し角部からこの角部を挟む2面に接触す
ると共に、それぞれの面の略中央において所定の間隙を
構成するように包囲する複数の外装材を含んで構成され
ているので、外力に対して積載物が確実に保護されると
共に、結束手段の結束力が有効に作用して、積載物及び
外装材の位置ずれを防止できる。
【0129】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記第2積載
部材に積載された複数の前記第1積載部材上の前記積載
物の間に緩衝部材が配置されているので、積載物が保護
される。
【0130】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記第1積載
部材の前記積載物が積載される積載部が、積載物の被積
載部よりも小さく又は実質的に同形に形成されているの
で、第1積載部材を、積載物がセットされる機器に直接
セットすることができ、作業効率に優れる。
【0131】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の発明において、前記第1積載
部材が紙製とされているので、軽量となり、荷扱いが容
易になると共に、安価に製造でき、廃棄も容易になる。
リユース、リサイクルも容易になる。
【0132】請求項7に記載の発明では、請求項1〜請
求項6のいずれかに記載の発明において、前記第2積載
部材が、この第2積載部材に積載された前記第1積載部
材上の積載物よりも外方へ張り出す張出部を有するの
で、積載物を保護することができると共に、荷扱いや包
装作業が容易になる。
【0133】請求項8に記載の発明では、請求項1〜請
求項7のいずれかに記載の発明において、前記第2積載
部材の少なくとも一部が木製とされているので、容易に
製造できると共に、使用後に容易に廃棄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の積載構造体を示す
斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の積載構造体を構成
する小パレットと感光性印刷版の束及び内装紙を示す斜
視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の積載構造体を構成
する小パレット上で感光性印刷版の束を内装した状態を
示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の積載構造体を構成
する大パレット上に感光性印刷版の束が積載された小パ
レットを積載した状態を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の積載構造体を構成
する大パレット上の積載物を外装する状態を示す斜視図
である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の積載構造体を構成
する大パレット上の積載物を外装した状態を示す斜視図
である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の積載構造体を構成
する小パレットを示す斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の積載構造体を構成
する小パレットを示す斜視図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の積載構造体を構成
する小パレットを示す斜視図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態の積載構造体を構
成する小パレットを示す斜視図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態の積載構造体を示
す斜視図である。
【図12】本発明の積載構造体に積載される感光性印刷
版の製造ラインを概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
10 積載構造体 12 小パレット(第1積載部材) 14 大パレット(第2積載部材) 32 緩衝材(緩衝部材) 34 緩衝材(緩衝部材) 116 内装紙(包装部材) 122 外装材(包装部材) 142 小パレット(第1積載部材) 152 小パレット(第1積載部材) 162 小パレット(第1積載部材) 172 小パレット(第1積載部材) 182 大パレット(第2積載部材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載物を積載可能な第1積載部材と、 前記積載物が積載された前記第1積載部材を複数積載可
    能な第2積載部材と、を有することを特徴とする積載構
    造体。
  2. 【請求項2】 前記積載物を包装する包装部材を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の積載構造体。
  3. 【請求項3】 前記包装部材が、 前記第2積載部材に積載された状態の前記第1積載部材
    及び前記積載物に対し角部からこの角部を挟む2つの側
    面に接触すると共に、それぞれの側面の略中央において
    所定の間隙を構成するように包囲する複数の外装材を含
    んで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    積載構造体。
  4. 【請求項4】 前記第2積載部材に積載された複数の前
    記第1積載部材上の前記積載物の間に緩衝部材が配置さ
    れていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の積載構造体。
  5. 【請求項5】 前記第1積載部材の前記積載物が積載さ
    れる積載部が、積載物の被積載部よりも小さく又は実質
    的に同形に形成されていることを特徴とする請求項1〜
    請求項4のいずれかに記載の積載構造体。
  6. 【請求項6】 前記第1積載部材の少なくとも一部が紙
    製とされていることを特徴とする請求項1〜請求項5の
    いずれかに記載の積載構造体。
  7. 【請求項7】 前記第2積載部材が、この第2積載部材
    に積載された前記第1積載部材上の積載物よりも外方へ
    張り出す張出部を有することを特徴とする請求項1〜請
    求項6のいずれかに記載の積載構造体。
  8. 【請求項8】 前記第2積載部材の少なくとも一部が木
    製とされていることを特徴とする請求項1〜請求項7の
    いずれかに記載の積載構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011114391A1 (ja) * 2010-03-19 2011-09-22 Necディスプレイソリューションズ株式会社 梱包ユニットとその積載方法及び積載構造
JP7415886B2 (ja) 2020-11-13 2024-01-17 王子ホールディングス株式会社 搬送物およびパレット

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