JP2001209173A - 平版印刷版の包装構造 - Google Patents

平版印刷版の包装構造

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JP2001209173A
JP2001209173A JP2000020166A JP2000020166A JP2001209173A JP 2001209173 A JP2001209173 A JP 2001209173A JP 2000020166 A JP2000020166 A JP 2000020166A JP 2000020166 A JP2000020166 A JP 2000020166A JP 2001209173 A JP2001209173 A JP 2001209173A
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lithographic printing
bundle
shrink film
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JP2000020166A
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Takayuki Usui
孝之 碓井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で大量の平版印刷版の積載束を包
装でき、開封を容易に行うことができると共に、廃材の
量を少なくできる平版印刷版の包装構造を得る。 【解決手段】 平版印刷版を厚み方向に積層した積層束
12の側面に遮光材料16が配置され、さらに、シュリ
ンクフィルム38が巻きつけられる。このシュリンクフ
ィルム38の収縮力によって、積層束12と遮光防湿材
料16が一体的に結束される。平版印刷版10を使用す
る場合には、部分的に切り裂く等によりシュリンクフィ
ルム38を取り除き、開封できる。従来の段ボール箱と
比較して、開封後のシュリンクフィルム38の体積が段
ボールよりも小さくなるので、廃材の量を少なくでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷版の包装
構造に関し、さらに詳しくは、例えば大量の平版印刷版
を一括して荷扱いするための平版印刷版の包装構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の製版法(電子写真製版法を含む)
において、製版工程の自動化を容易にすべく広く用いら
れている平版印刷版(感光性印刷版や感熱性印刷版等)
は、一枚の薄い支持体(アルミニウム板等)上に感光層
又は感熱層を塗布して構成されている。
【0003】この平版印刷版を荷扱いする場合、荷扱い
の回数を減らして運搬や保管を低コストで行うために、
大量の平版印刷版を厚み方向に積層して平版印刷版の束
を構成し、この束をパレット等の積載部材に積載、包装
することがある。
【0004】図7には、このような包装構造の一例が示
されている。
【0005】この包装構造310では、平版印刷版の束
312を、段ボール箱314によって包装することで、
複数の平版印刷版を一括で荷扱いできるようにしてい
る。
【0006】また、段ボール箱314の箱本体316に
は、段ボールを折り曲げて芯材320、322の周りに
巻きつけることで、端筒枠324、側筒枠326が構成
されている。これら芯材320、322及び端筒枠32
4、側筒枠326によって段ボール箱314の強度が高
められて撓みが防止され、包装された平版印刷版の撓み
も防止されている。そして、箱本体316に束312を
収容した後、蓋板318を載せ、接着剤や粘着テープ等
で蓋板318を箱本体316に固定する。
【0007】しかし、この包装構造310では、段ボー
ル箱314の構造が複雑であり、平版印刷版を使用する
ときには粘着テープ等を剥がして固定された蓋板318
を取り除かなければなければならず、この開封作業が面
倒であった。
【0008】また、段ボール箱314の解梱によって、
使用済みの段ボールが廃材として多量に生じていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、簡単な構造で大量の平版印刷版の積載束を包装
でき、開封を容易に行うことができると共に、廃材の量
を少なくできる平版印刷版の包装構造を得ることを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、複数の平版印刷版が厚み方向に積層されて構成され
た積層束を包装する包装構造であって、前記平版印刷版
を一体的に結束することで前記積層束を包装するシュリ
ンクフィルムを有することを特徴とする。
【0011】すなわち、複数の平版印刷版がシュリンク
フィルムによって一体的に結束されることで、これら平
版印刷版によって構成された積層束が包装される。大量
の平版印刷版を一体的に包装して一括で荷扱いすること
が可能になる。
【0012】平版印刷版を使用する場合は、シュリンク
フィルムを除去するだけで平版印刷版を取り出すことが
できるので、段ボール箱を使用していた従来の包装構造
と比較して、開封作業が容易になる。
【0013】また、開封後のシュリンクフィルムは、従
来の段ボール箱の段ボールと比較して一般的に薄くて嵩
張らないので、廃材の量が少なくなる。
【0014】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記積層束の外側に配置されて平版
印刷版を外部から遮光する遮光部材を有し、前記遮光部
材が前記積層束の外側に配置された状態で、積層束と遮
光部材とが前記シュリンクフィルムによって一体的に結
束されていることを特徴とする。
【0015】このように、積載束の外側に遮光部材を配
置して平版印刷版を外部から遮光することで、平版印刷
版の不用意な露光を防止できる。
【0016】また、シュリンクフィルムによって積層束
と遮光部材とを一体的に結束しているので、遮光部材を
積層束の外側に固定するための部材が不要となり、包装
構造が複雑になることもない。
【0017】請求項3に記載の発明では、請求項2の記
載の発明において、前記遮光部材が、前記積層束の外側
に配置された状態で平版印刷版の撓みを防止する撓み防
止部を有することを特徴とする。
【0018】従って、平版印刷版の撓みが確実に防止さ
れ、平版印刷版の使用時に支障が生じることがない。
【0019】請求項4に記載の発明では、請求項3の記
載の発明において、前記撓み防止部が、前記積層束を構
成する平版印刷版の積層方向の端面に接触する接触面で
あることを特徴とする。
【0020】従って、平版印刷版が接触面によって補強
されることになり、平版印刷版が撓み変形するときに
は、接触面がその妨げになる。このように、遮光部材に
接触面を設けるだけの簡単な構造で撓み防止部を構成
し、平版印刷版の撓みを防止することができる。
【0021】なお、平版印刷版の撓みをより効果的に防
止するためには、平版印刷版の板厚方向に挟み込むよう
にして積層束の両端面に接触するように、接触面を構成
することが好ましい。
【0022】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記シュリン
クフィルムの外側に設けられ、このシュリンクフィルム
によって包装された積層束を外装する外装材を有するこ
とを特徴とする。
【0023】従って、外装材によって、積層束を構成す
る平版印刷版がより確実に保護され、不用意な変形や傷
を防止できる。
【0024】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の発明において、前記シュリン
クフィルムの厚さが35μm以上300μm以下とされ
ていることを特徴とする。
【0025】このように、シュリンクフィルムの厚みを
35μm以上とすることで、シュリンクフィルムによっ
て結束された平版印刷版のズレを確実に防止できる。ま
た、この厚みを300μm以下とすることで、開封後に
廃材となるシュリンクフィルムの量を少なくすることが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】図2には、本発明の一実施形態に
係る平版印刷版の包装構造(以下、単に「包装構造」と
いう)30が示されている。また、図1には、包装構造
30によって平版印刷版10(感光性印刷版又は感熱性
印刷版)の積層束12を包装する工程が示されている。
【0027】図1に示すように、平版印刷版10は、長
方形の板状に形成された薄いアルミニウム製の支持体上
に、感光層(又は感熱層)を塗布して形成されている。
平版印刷版10の形状等は特に限定されず、例えば、厚
み0.12〜0.5mm、長辺(幅)300〜1500
mm、短辺(長さ)200〜1200mmのアルミニウ
ム板の片面又は両面に感光層又は感熱層が塗布されたも
の等とすることができる。
【0028】積層束12は、平版印刷版10の感光層を
保護する合紙14と、平版印刷版10とを交互に厚み方
向に重ね合わせ、さらに重ね合わせ方向の両端面(天面
及び底面)に平版印刷版10と略同サイズの保護用厚紙
22を配置して構成される。合紙14としては、例え
ば、漂白クラフトパルプから抄造した坪量20〜45g
/m2、密度0.7〜0.85g/cm3、水分4〜6
%、ベック平滑度10〜800秒、PH4〜6の紙を使
用し、このような構成の合紙14を平版印刷版10の感
光層(又は感熱層)に密着させて使用することができ
る。なお、平版印刷版10の種類によっては、合紙14
を省略してもよい。
【0029】1つの積層束12を構成する平版印刷版1
0の数は特に限定されないが、運搬や保管の効率化の観
点等から、例えば10枚〜200枚とすることで、効率
的に運搬や保管をすることができる。また、このように
10枚〜200枚程度の平版印刷版10によって積層束
12を構成すれば(積層束12全体の重量としては概ね
30kg以下)、後述するように積層束12と遮光部材
16、68とをシュリンクフィルム38、62によって
結束して包装するためにシュリンクフィルム38、62
に求められる結束力(収縮力)が小さくて済むので、よ
り薄いシュリンクフィルムでも使用可能となる。
【0030】あるいは、平版印刷版10及び合紙14を
100〜3000枚重ね合わせ、その重ね合わせ方向の
両端面に保護用厚紙22を1〜3枚配置して、積層束1
2を構成してもよい。また、さらに多くの平版印刷版1
0によって積載束12を構成し、より効率的に運搬や保
管をできるようにすることも可能である。いずれの場合
でも、平版印刷版10と保護用厚紙22とがずれないよ
うに、粘着テープ等の固定手段でこれらを固定すること
が好ましいが、ずれが生じるおそれ等がなければ、固定
手段はなくてもよい。
【0031】そして、この積層束12の全側面を覆うよ
うに、遮光部材16を配置する。この遮光部材16は、
外部からの光が平版印刷版10に達することがないよう
に、所定の材料によって、所定の大きさ及び厚さに形成
されている。
【0032】一般に、感光性印刷版は感光性が高く、僅
かな可視光波長帯域の光によって露光されても感光層に
変化が生じるため、遮光する必要がある。また、感熱性
印刷版も、当たる光の熱エネルギーによって感熱層が変
質したり、反応進行によって感度変化が起こったりする
場合があるため、適度な遮光を行うことが好ましい。積
層束12は、その天面及び底面に前述の保護用厚紙22
が配置され、さらに全側面に遮光部材16が配置される
ことで、外部から完全に遮光されることになるため、平
版印刷版10の感光層又は感熱層の変質が防止され、平
版印刷版10は一定の品質に維持される。
【0033】保護用厚紙22及び遮光部材16として
は、このような一定の遮光性を有すれば材質は特に限定
されないが、例えば、故紙から抄造した(あるいは故紙
にバージンパルプを一部又は全部使用した)坪量200
〜1500g/m2、密度0.7〜0.85g/cm3
水分4〜8%、ベック平滑度3〜20秒、PH4〜6の
紙を使用することができる。
【0034】なお、いずれの印刷版も、急激な湿度変化
や温度変化を受けると、感光層又は感熱層に結露が発生
して変質したり、合紙14と接着されてしまったりする
等の不都合がある。従って、このような不都合を防止す
るために、保護用厚紙22及び遮光部材16が一定の防
湿性を有していることが好ましい。かかる観点からは、
例えば、1枚のクラフト紙に、所定の厚さのアルミニウ
ム箔等の金属薄膜が低密度ポリエチレン等の樹脂材料に
よって貼着されたものを保護用厚紙22及び遮光部材1
6として使用することができる。あるいは、このアルミ
ニウム箔に、厚さ10〜70μmの低密度ポリエチレン
層を貼着したり、さらにこの低密度ポリエチレン層に、
厚さ70μm程度の黒ポリエチレンフィルムを貼り合わ
せて、遮光性及び防湿性を高めた物を使用してもよい。
また、クラフト紙のみで一定の遮光性及び防湿性を発揮
できれば、必ずしも低密度ポリエチレン層や黒ポリエチ
レンフィルムが貼着されている必要はない。加えて、坪
量50〜100g/m2のクラフト紙に防湿層が約10
g/m2塗布され、更に遮光層が約10g/m2塗布され
た故紙回収可能な紙や、黒く着色された樹脂フィルム
(例えば厚さ55μmのポリエチレンフィルム等)を使
用することもできる。
【0035】保護用厚紙22と遮光部材16とは同一の
材料で構成することができ、これによって材料コストを
低くすることが可能となる。また、保護用厚紙22と遮
光部材16のそれぞれに求められる特性等を考慮して異
なる材料で構成してももちろんよい。図1及び図2に示
した例では、遮光部材16を保護用厚紙22よりも厚み
のある材料で構成し、積層束12の側面(平版印刷版1
0の辺や角部)を外力から保護できるようにしている。
これとは逆に、保護用厚紙22より薄い遮光部材16で
あっても、必要な強度を有していれば使用可能である。
【0036】また、図1では、積層束12の各側面に対
応した形状の4枚の遮光部材16を使用して積層束12
の全側面を覆うようにしたものを例として挙げている
が、これに代えて、シート状に形成された1枚の遮光部
材を使用し、積層束12の側面に巻きつけて全側面を覆
うようにしてもよい。
【0037】このようにして遮光された積層束12の側
面には、シュリンクフィルム38が巻きつけられてお
り、このシュリンクフィルム38の収縮力によって、積
層束12と遮光部材16が一体的に結束されている。
【0038】シュリンクフィルム38は、積層束12の
高さよりも幅の広いウエブ状に形成されており、このシ
ュリンクフィルム38を必要に応じて、幅方向を上下に
して積層束12の全側面を覆うように巻きつけ、シュリ
ンクフィルム38どうしが重なった部分を溶着又は接着
して封止すると共に残余部分を切断して取り除く。ま
た、積層束12よりも上下にはみ出した部分は、積層束
12の天面又は底面に接触するように、内側に折り曲げ
ておく。
【0039】そして、このようにシュリンクフィルム3
8によって覆われた状態で、積層束12を加熱箱(図示
省略)に入れ、一定時間、一定温度で加熱する。一定時
間経過後、加熱箱の外部に取り出すことで、シュリンク
フィルム38は冷却されて収縮し、積層束12と遮光防
湿材料16とに収縮力が作用するため、これらが一体的
に結束されて包装される。
【0040】なお、シュリンクフィルム38としては、
このように熱収縮性を有し、収縮によって結束力を発揮
して積層束12と遮光部材16とを一定的に結束できる
ものであれば、材質、大きさ、厚さ等は限定されない。
材質としては、例えば、主原料が低密度ポリエチレンの
他、ポリエチレンテレフタレートやポリ塩化ビニル、ポ
リプロピレン、ポリスチレン等で構成されたものを挙げ
ることができる。大きさとしても、積層束12と遮光部
材16とに1枚で巻きつけできない程度の小サイズのも
のでもよい。すなわち、シート状に形成された小サイズ
の複数のシュリンクフィルム38を並べて接着や融着に
よって相互に接合し、全体として収縮による結束力を発
揮して積層束12と遮光部材16と結束できるようにな
っていればよい。図1に示したように、積層束12と遮
光部材16とに1枚で巻きつけ可能な長さにすれば、複
数のシート状のシュリンクフィルム38を張り合わせて
使用する必要がなくなるので、巻きつけ作業の容易さを
図る観点からは好ましい。シュリンクフィルムの38の
厚さとしては、十分な結束力を確保するためには例えば
35μm以上とすることが好ましく、材料を少なくする
ためには例えば300μm以下とすることが好ましい
が、これに限定されない。シュリンクフィルム38の厚
みも、上述のように積層束12の重量等を考慮して必要
な強度及び結束力を有するものを選択できるが、例え
ば、低密度ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィ
ルムを使用した場合には、35μmあるいはそれ以上の
厚みを有するものを使用できる。
【0041】シュリンクフィルム38を積層束12と遮
光部材16とに巻きつける作業は、汎用のシュリンクフ
ィルム用の包装機(全自動又は半自動)を使用して行う
ことができる。また、包装する工程において、遮光部材
16やシュリンクフィルム38を一時的に封止又は固定
して、包装作業をより容易にすることもできる。この封
止又は固定には、一般的に使用される粘着テープ等を使
用してもよいし、遮光部材16やシュリンクフィルム3
8がヒートシール性を有する材料で構成されている場合
には、ヒートシールして包装作業をさらに自動化しても
よい。
【0042】このように、本実施形態では、シュリンク
フィルム38によって複数の平版印刷版10を結束し包
装しているので、この状態で荷扱いすることで、荷扱い
の効率化が図ることができる。保護用厚紙22及び遮光
部材16もシュリンクフィルム38によって、積層束1
2と一体的に結束され、保護用厚紙22及び遮光部材1
6を積層束12に固定するための部材を必要としないの
で、構造が簡単になる。
【0043】しかも、平版印刷版10は、積層束12の
外側に配置された保護用厚紙22及び遮光部材16によ
って遮光(又は遮光及び防湿)されているので、一定の
品質を維持でき、使用時に不都合が生じることもない。
【0044】平版印刷版10を使用する場合には、シュ
リンクフィルム38を取り除き、開封する。遮光部材1
6はシュリンクフィルム38の結束力(収縮力)以外で
は、積層束12に固定されていないので、遮光部材16
を積層束12から容易に分離でき、平版印刷版10を使
用可能となる。従来のように、段ボール箱を使用して平
版印刷版10を包装していた場合と比較して、開封作業
が容易になる。また、従来では、使用後の段ボール箱が
大量の廃材となっていたが、本実施形態では、シュリン
クフィルム38が段ボールよりも薄く、開封後のシュリ
ンクフィルム38の体積が段ボールよりも小さくなるの
で、廃材の量を少なくできる。
【0045】なお、一般に平版印刷版10は薄い板状と
されているので、角部や辺に傷や変形が生じていると、
現像した際に像がぼけたり、印刷した際にインクが不均
一になる等の問題が生じるおそれがある。従って、荷扱
いにおいてこのような傷や変形を生じさせないために、
前述のように遮光部材16に厚みを持たせることが考え
られるが、これ以外にも、例えばシュリンクフィルム3
8によって包装された積層束12を、外装材で外装する
ようにしてもよい。
【0046】外装材としては、例えば、金属製、樹脂製
あるいは木製の一般的な箱を使用してもよいが、軽量化
を図るためには、段ボール箱とすることが好ましい。
【0047】段ボール箱の構造は特に限定されず、シュ
リンクフィルム38によって内装された積層束12を外
装できる内法寸法を有していればよいが、この積層束1
2と段ボール箱との間の隙間を少なくする(例えば5m
m以下)ことで、段ボール箱内での積層束12の不用意
な移動を阻止でき、荷扱いにさらに優れる。
【0048】段ボール箱の形式としては、例えば、JI
S Z 1507に規定される形式であればいずれの形
式であっても使用することができるが、これら以外に
も、例えば図3に示す段ボール箱110を使用してもよ
い。
【0049】この段ボール箱110は、図4に示す展開
図から分かるように、底面板112の短辺側及び上面板
114の短辺側に、底面積層板116及び上面積層板1
18が隣接して設けられている。底面積層板116及び
上面積層板118には複数の折り曲げ線120が形成さ
れており、この折り曲げ線120で折り曲げることで、
図3に示すように、渦巻き状の積層部122、124を
有する箱状に形成される。そして、段ボール箱110に
包装された積層束12がより確実に保護され、外部から
大きな力が作用しても、平版印刷版10の変形や傷が防
止される。
【0050】段ボール箱を構成する段ボールとしては、
強度及び剛性の観点から、以下の構成とすることが好ま
しい。
【0051】まず、段ボールの段(フルート)を好まし
い順に挙げると、Aフルート、Cフルート、Bフルー
ト、Eフルートである。段ボールの層構成を好ましい順
に挙げると、複々両面段ボール(AAA等)、複両面段
ボール(AA等)、両面段ボール(A等)である。
【0052】段ボールの表ライナー及び裏ライナーの級
を好ましい順に挙げると、AA級、A級、B級、C級で
あり、表ライナー及び裏ライナーの坪量としては、16
0g/m2以上440g/m2以下である。段ボールの中
しんの種類を好ましい順に挙げると、強化中しん、A
級、B級、C級であり、中しんの坪量としては、100
g/m2以上280g/m2以下である。
【0053】また、段ボールに代えて紙製のハニカム構
造材を使用して箱を構成してもよく、この場合のハニカ
ム構造材は、上記した段ボールと同様の表ライナー、裏
ライナー及び中しんであることが好ましい。
【0054】なお、段ボールや紙製のハニカム構造材
は、一般に強度の高いものほど高価であるため、必要な
強度が得られ、且つ比較的安価とするために、段がAフ
ルート又はABフルート、層構成がA又はAB、表ライ
ナー及び裏ライナーの種類及び坪量がそれぞれA級また
はB級で280〜180g/m2、中しんの種類及び坪
量が強化中しん又はA級で280〜120g/m2のも
のを使用することが好ましい。
【0055】さらに、段ボールに代えて厚紙を使用する
場合して箱を構成してもよく、この場合の厚紙の坪量は
200g/m2以上2000g/m2以下であることが好
ましい。
【0056】図6には、本発明の第2実施形態の包装構
造60が示されている。また、図5には、この包装構造
60によって積載束12を包装する工程が示されてい
る。以下、第1実施形態と異なる構成部材のみ説明し、
同一の構成部材については同一符号を付して説明を省略
する。
【0057】第2実施形態では、遮光部材68が端面略
コ字状に形成されており、積層束12の側面に配置され
た状態で積層束12の天面に面接触する上板68Aと、
底面に面接触する下板68Bと、を有している。
【0058】上板68A及び下板68Bの長手方向両端
は三角形状に切り欠けられており、積層束12に側面に
配置したときに上板68Aどうし又は下板68Bどうし
が互いに重なり合うことなく接触するようになってい
る。
【0059】また、第2実施形態のシュリンクフィルム
62は、遮光部材68が外側に配置された積層束12の
全面を完全に覆うために十分な大きさに形成されてい
る。このシュリンクフィルムによって積層束12と遮光
部材68とを一体的に結束して包装するには、遮光部材
68を積層束12の各側面に当てがって、上板68A及
び下板68Bをそれぞれ天面12A及び底面12Bに面
接触させた後、シュリンクフィルム62を略中央で折り
曲げて、積層束12の天面12A及び底面12Bの双方
に対向させる(このとき、シュリンクフィルム62は遮
光部材68に接触している必要はない)。そして、積層
束12又は遮光部材68よりも外側にはみ出した部分を
内側に折って、シュリンクフィルム62どうしが重なっ
た部分を第1実施形態と同様に、溶着又は接着して封止
すると共に残余部分を切断して取り除く。これにより、
積層束12と遮光部材68とがシュリンクフィルム62
で完全に覆われる。なお、積層束12と遮光部材68と
を完全に覆うことができれば、シュリンクフィルム62
によってこれらを包装する構成は、上記したものに限定
されない。
【0060】そして、この状態で、第1実施形態と同
様、積層束12を加熱箱(図示省略)に入れ、一定時
間、一定温度で加熱する。一定時間経過後、加熱箱の外
部に取り出すことで、シュリンクフィルム62は冷却さ
れて収縮し、積層束12と遮光防湿材料16とに収縮力
が作用するため、これらが一体的に結束されて内装され
る。複数の平版印刷版10を結束し包装しているので、
この状態で荷扱いすることで、荷扱いの効率化が図るこ
とができる。また、平版印刷版10は、保護用厚紙22
及び遮光部材68によって遮光(又は遮光及び防湿)さ
れているので、一定の品質を維持でき、使用時に不都合
が生じることもない。
【0061】しかも、保護用厚紙22及び遮光部材68
もシュリンクフィルム38によって、積層束12と一体
的に結束され、保護用厚紙22及び遮光部材68を積層
束12に固定するための部材を必要としないので、構造
が簡単になる。
【0062】シュリンクフィルム62は一定の厚みを有
する樹脂製であり、厚み方向に水分を透過させない(若
しくは、水分透過率が極めて低い)。第2実施形態で
は、このシュリンクフィルム62によって積層束12の
全面(天面、底面及び側面の全て)を覆っているので、
平版印刷版10がさらに確実に防湿される。シュリンク
フィルム62のみにって十分な防湿性が確保される場合
には、保護用厚紙22及び遮光部材68として、防湿性
を有さないもの(あるいは、単独では必要な防湿性を発
揮できないもの)を使用することも可能になり、材料選
択の幅が広がる。もちろん、シュリンクフィルム62に
よって平版印刷版10を防湿する必要がない場合や、保
護用厚紙22又は遮光部材68によって必要な防湿性が
確保できる場合には、シュリンクフィルム62によって
積層束12と遮光部材68と完全に覆う必要はなく、例
えば、一部に開口があるような覆い方でもよい。さら
に、第1実施形態のように、ウエブ状に形成したシュリ
ンクフィルム38(図1及び図2参照)を使用してもよ
い。
【0063】また、第2実施形態では、遮光部材68の
上板68A及び下板68Bが積層束12の天面及び底面
に接触し、平版印刷版10が板厚方向に挟み込まれるよ
うにして包装されるので、平版印刷版10が板厚方向に
保持されると共に補強されることになり、撓みが防止さ
れる。このため、平版印刷版10の使用時に不都合が生
じない。なお、このように平版印刷版10の撓みを防止
するためには、積層束12の両端面(天面及び底面)に
面接触するように上板68A及び下板68Bを構成する
ことが好ましいが、例えば、一方の端面のみに接触する
ようにしても、平版印刷版は補強され、撓みを防止する
ことができる。
【0064】第2実施形態においても、遮光部材68の
材質等は、必要な遮光性(又は遮光性と防湿性)を確保
できれば特に限定されず、保護用厚紙22と同一の材質
であってもよいが、平版印刷版10の撓みを確実に防止
するためには、所定の剛性を有していることが好まし
い。このような剛性を有する材料としては、段ボールや
厚紙製、木製、樹脂製あるいは金属製の板、紙製のハニ
カム構造材等、あるいは、保護用厚紙22を複数枚積層
したものを挙げることができる。また、上板68Aどう
し又は下板68Bどうしが互いに重なり合っても平版印
刷版10が変形する等の不都合は生じない程度に十分に
薄い場合には、上板68A及び下板68Bの長手方向両
端に切り欠けを設ける必要がなくなり、遮光材料68の
構造が簡単になると共に、製造も容易になる。
【0065】さらに、遮光部材68の剛性を、平版印刷
版10の撓みを確実に防止すると共に、一定値以上の折
り曲げ力で折り曲げ可能となるような所定の剛性に設定
すれば、遮光部材68を第1実施形態のシュリンクフィ
ルム38と同様の1枚のウエブ状に形成し、積層束12
の全側面を覆うように巻きつけることも可能になるた
め、包装作業がより容易になる。このような形状の遮光
部材68では、上板68A及び下板68Bも、それぞれ
一体的に繋がった形状とすることが可能である。
【0066】平版印刷版10を使用する場合、シュリン
クフィルム62を部分的に切り裂く等により取り除き、
開封すると、遮光部材68を積層束12から容易に分離
でき、平版印刷版10を使用可能となる。従来のよう
に、段ボール箱を使用して平版印刷版10を包装してい
た場合と比較して、開封作業が容易になると共に、開封
後の廃材の量を少なくできる。
【0067】なお、第2実施形態においても第1実施形
態と同様、シュリンクフィルム62によって内装された
積層束12をさらに外装材で外装し、平版印刷版10の
傷や変形をより確実に防止するようにしてもよい。
【0068】
【実施例】次に、本発明を実施例によって詳細に説明す
るが、本発明が以下の実施例に限定されるものでないこ
とはもちろんである。
【0069】本実施例では、コイル状態に巻き取られた
アルミニウムのウエブ(厚さ0.3mm、幅1310m
m)を平版印刷版製造機にセットして送出し、表面を機
械的又は化学的に親水化処理した後、感光層(又は感熱
層)を塗布して乾燥させ、さらに使用時の真空引き性を
向上させるためにマットを塗布した。そして、光学式の
欠点検出を行って、欠点部分にはウエブの幅方向の一端
側に欠点位置を示すマークラベルを貼りつけ、再びコイ
ル状に巻き取った。
【0070】このようにして製造された塗布済みコイル
を一時的にコイルラックに保管した後、加工機にセット
し、塗布面が上になるように送出して、デカーラーにて
巻き癖をほぼ平面となるまで修正して平面性を確保し
た。そして、別に送出した合紙14を塗布面(感光層又
は感熱層)に合わせ、高電圧を印可して塗布済みウエブ
と合紙14とを静電接着させた。合紙14としては、広
葉樹系の漂白クラフトパルプ100%の原料から抄造し
た、坪量30g/m2、密度0.8g/cm3、水分4.
5%、ベック平滑度が、平版印刷版10の感光層(又は
感熱層)に接触する面で500秒、その反対側の面で約
25秒、PH5.5の紙を使用した。
【0071】続けて、スリッターによりウエブの両耳部
(幅方向両端部分)を均等にして所定幅(本実施例では
1300mm)にスリット(裁断)した後、このウエブ
の移動速度と同速度で移動する自動カッターによって所
定長さ(本実施例では1050mm)にカット(切断)
して、所望のサイズ(厚さ0.3mm、幅1300m
m、長さ1050mm)のシート状の平版印刷版10を
得た。
【0072】さらに、この平版印刷版10をコンベヤー
によって搬送し、製造時に貼りつけられたマークラベル
の位置情報を読み取って測長演算することにより、欠点
が含まれる平版印刷版10をゲート切り替えによって除
去した。このようにして、無欠点の平版印刷版10のみ
をそのままコンベヤーで搬送し、集積部において厚み方
向に連続して所定枚数(本実施例では50枚)集積し
た。そして、集積された平版印刷版10の重ね合わせ方
向の両端面に保護用厚紙22を1枚ずつ配置して、積層
束12を構成した。保護用厚紙22としては、故紙から
抄造した坪量610g/m2、密度0.75g/cm3
水分6.5%、ベック平滑度8秒、PH5.5の紙を使
用した。なお、この保護用厚紙22は、平版印刷版10
が集積される前にあらかじめ集積部に用意されていても
よいが、1枚目の平版印刷版10と同時に集積部に投入
されるようになっていてもよい。
【0073】そして、積層束12を、加工機の集積部に
配置されたパレット上に連続的に必要により積み重ね、
ラック等に一時的に保管した。
【0074】次に、図1にも示すように、遮光部材16
を積層束12の周囲に配置し、シュリンクフィルム38
によって積層束12と遮光部材16とを一体的に結束し
た。遮光部材16としては、前述の保護用厚紙22と同
一構成の紙を使用した。
【0075】シュリンクフィルム38としては、表1に
示すように、厚さ35μm(実施例1)、150μm
(実施例2)及び300μm(実施例3)の透明の低密
度ポリエチレンフィルムを使用し、比較例として、厚さ
が30μmとされた以外は実施例と同様の透明の低密度
ポリエチレンフィルムを使用して、内装状態での荷ズレ
の有無を評価した。
【0076】なお、内装済み積層束60を構成する工程
は、汎用のシュリンクフィルム用の全自動包装機を使用
して行うことが可能であった。
【0077】
【表1】 最後に、図3に示す段ボール箱110を使用して外装し
た。段ボール箱110は、B級で坪量220g/m2
表ライナー及び裏ライナーと、C級で坪量220g/m
2の中しんで構成されたAフルートの段ボールを使用
し、その端部をクラフト粘着テープと樹脂製のホットメ
ルトや酢酸ビニル系の接着剤で固定して形状を維持し
た。
【0078】なお、表1の評価の「○」は、荷ズレが生
じておらず、実用上問題がないことを、「×」は、荷ズ
レが生じて実用上問題があったことをそれぞれ示す。
【0079】この表1から分かるように、低密度ポリエ
チレンフィルムの厚さが35μm以上の場合(実施例
1、実施例2及び実施例3)には、荷ズレが生じない
が、この厚さが30μmの場合(比較例)には、荷ズレ
が生じている。従って、シュリンクフィルム38とし
て、透明の低密度ポリエチレンフィルムを使用した場合
には、厚さ35μm以上とすることが好ましい。
【0080】包装構造30を開封する際には、段ボール
箱110からシュリンクフィルム38によって包装され
た積層束12を取り出し、シュリンクフィルム30を切
断等によって除去するだけでよいので、容易に行うこと
ができた。また、開封後のシュリンクフィルム38も嵩
張らず、開封作業に要するスペースが従来よりも少なか
った。
【0081】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、複数の平版
印刷版が厚み方向に積層されて構成された積層束を包装
する包装構造であって、前記平版印刷版を一体的に結束
することで前記積層束を包装するシュリンクフィルムを
有するので、大量の平版印刷版を一体的に包装して一括
で荷扱いでき、開封作業が容易になると共に開封後の廃
材の量が少なくなる。
【0082】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記積層束の外側に配置されて平版
印刷版を外部から遮光する遮光部材を有し、前記遮光部
材が前記積層束の外側に配置された状態で、積層束と遮
光部材とが前記シュリンクフィルムによって一体的に結
束されているので、平版印刷版の不用意な露光を防止で
きる。
【0083】請求項3に記載の発明では、請求項2の記
載の発明において、前記遮光部材が、前記積層束の外側
に配置された状態で平版印刷版の撓みを防止する撓み防
止部を有するので、平版印刷版の撓みが確実に防止さ
れ、平版印刷版の使用時に支障が生じることがない。
【0084】請求項4に記載の発明では、請求項3の記
載の発明において、前記撓み防止部が、前記積層束を構
成する平版印刷版の積層方向の端面に接触する接触面で
あるので、簡単な構造で撓み防止部を構成し、平版印刷
版の撓みを防止することができる。
【0085】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記シュリン
クフィルムの外側に設けられ、このシュリンクフィルム
によって包装された積層束を外装する外装材を有するの
で、平版印刷版がより確実に保護され、不用意な変形や
傷を防止できる。
【0086】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の発明において、前記シュリン
クフィルムの厚さが35μm以上300μm以下とされ
ているので、結束された平版印刷版のズレを確実に防止
できると共に、開封後のシュリンクフィルムの量を少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る平版印刷版の包装
構造において平版印刷版を包装する工程を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係る平版印刷版の包装
構造を示す一部破断斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る平版印刷版の包装
構造においてさらに段ボール箱で外装された状態を示す
斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る平版印刷版の包装
構造に使用される段ボール箱の展開図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る平版印刷版の包装
構造において平版印刷版を包装する工程を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の第2実施形態に係る平版印刷版の包装
構造を示す一部破断斜視図である。
【図7】従来の平版印刷版の包装構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 平版印刷版 12 積載束 16 遮光部材 30 平版印刷版の包装構造 38 シュリンクフィルム 60 平版印刷版の包装構造 62 シュリンクフィルム 68 遮光部材 110 段ボール箱(外装材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の平版印刷版が厚み方向に積層され
    て構成された積層束を包装する包装構造であって、 前記平版印刷版を一体的に結束することで前記積層束を
    包装するシュリンクフィルムを有することを特徴とする
    平版印刷版の包装構造。
  2. 【請求項2】 前記積層束の外側に配置されて平版印刷
    版を外部から遮光する遮光部材を有し、 前記遮光部材が前記積層束の外側に配置された状態で、
    積層束と遮光部材とが前記シュリンクフィルムによって
    一体的に結束されていることを特徴とする請求項1に記
    載の平版印刷版の包装構造。
  3. 【請求項3】 前記遮光部材が、前記積層束の外側に配
    置された状態で平版印刷版の撓みを防止する撓み防止部
    を有することを特徴とする請求項2に記載の平版印刷版
    の包装構造。
  4. 【請求項4】 前記撓み防止部が、前記積層束を構成す
    る平版印刷版の積層方向の端面に接触する接触面である
    ことを特徴とする請求項3に記載の平版印刷版の包装構
    造。
  5. 【請求項5】 前記シュリンクフィルムの外側に設けら
    れ、このシュリンクフィルムによって包装された積層束
    を外装する外装材を有することを特徴とする請求項1〜
    請求項4のいずれかに記載の平版印刷版の包装構造。
  6. 【請求項6】 前記シュリンクフィルムの厚さが35μ
    m以上300μm以下とされていることを特徴とする請
    求項1〜請求項5のいずれかに記載の平版印刷版の包装
    構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084102A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Fujifilm Corp 包装容器および包装形態

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