JP2016069051A - 積層剥離容器 - Google Patents
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Abstract
Description
また以下の特許文献1では、容器本体の側壁を遮光部材で構成すると共に、側壁の一部に上下方向に細長い透視窓を形成し、この透視窓を介して容器本体内の内容物の残量を目視できるようにしている。
有底円筒状の容器本体と、容器本体の口筒部に装着される注出キャップとを有して成り、容器本体を弾性変形可能な外容器と外容器に対して剥離可能に積層され、自在に減容変形する透明又は半透明な内袋とで構成した積層剥離容器であって、
前記容器本体軸に対して一方の領域に縦帯状の接着帯を少なくとも1箇所以上配置して内袋を外容器に接着固定し、且つ他方の領域を内袋が外容器から剥離容易として、内袋の減容変形の進行方向を剥離容易とした領域から接着固定された領域に向かう一方向に規制すると共に、
進行方向の一方となる外容器の側面に透明又は半透明から成る縦帯状の透視窓をその容器本体軸に沿って配置し、進行方向の他方となる容器本体の内側で且つ透視窓を通して見える範囲に縦帯状の着色帯を配置したことを特徴とする、と云うものである。
なお、以下の説明においては、容器本体軸Oを通る任意の仮想線Lを挟んで左右に二分される領域のうち、後述する透視窓5を有する容器本体軸O回り右180度の範囲を窓側領域Raとし、容器本体軸O回り左180度の範囲を逆窓側領域Laとして説明する(図2等参照)。なお、以下の実施の形態においては、仮想線Lはブロー成形割り金型によって外容器に形成されるパーティングラインに一致する場合を示しているがこれに限られるものではない。
積層剥離容器は主に容器本体1と注出キャップ20とから構成されるが、先ず容器本体1について説明する。容器本体1は底部4の上に円筒状の胴部3を有し、この胴部3の上に肩部を介して口筒部2を起立設した弾性変形可能な合成樹脂製の外容器11と、この外容器11の内面に剥離可能に積層され、薄肉で且つ減容変形自在となるように可撓性に優れた(単層から成る)内袋12とから形成される。外容器11は、例えば低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)で形成され、内袋12は例えば低密度ポリエチレン樹脂との相溶性がないエチレンビニルアルコール共重合体であるEVOH樹脂で形成されている。
キャップ本体21は、天壁部24の上部中央に注出筒22が突出形成されており、この注出筒22の内部には容器本体軸Oに沿って容器本体1の口筒部2に連通する注出口23が形成されている。また注出口23が形成された上段から図示右側に一段下がった中段部25にも容器本体軸Oに沿って天壁部24を貫通する外気導入孔26が形成されている。キャップ本体21の外周壁21Aの内面には雌ねじ部が形成されている。キャップ本体21の外周壁21Aの下端部は容器本体1の下筒部9に対して嵌合可能であり、注出キャップ20を口筒部2に螺着した状態においてキャップ本体21と口筒部2との間を気密状態に保持する。
図1及び図2に示すように、内袋12が内容物Pで十分に満たされて減容変形が起きていない状態においては、透視窓5を通して容器本体1内を矢印Q方向に目視しても、軸対称を成す位置に設けられた着色帯14を鮮明に視認することはできない。このため、使用者は積層剥離容器には内容物Pが十分に残っていると判断することができる。
図3及び図4に示すように、内袋12の内容物Pの残量が少なくなると内袋12は薄く潰れた状態となる。このため、透視窓5を通して容器本体1内を矢印Q方向に目視すると、軸対称を成す位置に設けられた着色帯14を視認することが可能となる。このため、使用者は内容物Pの残量が少ないと判断することができる。
内袋12、接着帯13及び着色帯14の構成にあり、その他の構成及び効果は上記第1の実施の形態同様である。このため、以下の説明においては主に第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態において説明した部材と同一の部材については同一の符号を付して説明する。
また接着帯13は全て窓側領域Ra内に設けられている。すなわち、接着帯13は窓側領域Ra側で、且つ仮想線Lと容器本体1とが交差する2箇所の位置の近傍と、透視窓5の内側の位置の計3箇所の位置に夫々設けられている。
また、第2の実施の形態では、着色帯14が内袋12の減容変形の進行に伴って徐々に透視窓5に接近する。このため、前記第1の実施の形態よりも明確に内容物Pの残量を把握することが可能である。
図9は着色帯の第2実施例を示す拡大部分断面図、図10は着色帯の第3実施例を示す拡大部分断面図である。
着色帯14は、図9に示すように内袋12を構成する内層12aと外層12bとの間に設けてもよいし、図10に示すように内袋12を構成する内層12aの内面に設けようにしてもよい。なお、いずれの場合も着色帯14は内袋12の全高さ範囲に亘って形成することが好ましい。
例えば、上記第1及び第2の実施の形態では、着色帯14を内袋12の透視窓5と軸対称を成す位置に配置した場合を示して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、透視窓5を通して見える範囲内であれば逆窓側領域La内のいずれの位置でもよい。ただし、着色帯14をより鮮明に見えるようにするためには、上記のように着色帯14を透視窓5と軸対称を成す位置に配置する構成が好ましい。
2 : 口筒部
3 : 胴部
4 : 底部
5 : 透視窓
6 : 吸気口
7 : 雄ねじ部
8 : 連通溝
9 : 下筒部
11 : 外容器
12 : 内袋
13 : 接着帯
14 : 着色帯
20 : 注出キャップ
21 : キャップ本体
22 : 注出筒
23 : 注出口
24 : 天壁部
25 : 中段部
26 : 外気導入孔
30 : 中栓部材
31 : 弁座部
32 : 第1外筒部
33 : 第2外筒部
34 : 貫通孔
35 : 外気流通孔
40 : 弁本体
41 : 内筒部
42 : 主弁体
43 : 空気弁
50 : オーバーキャップ
50A: 頂壁
51 : 外シール筒部
52 : 内シール筒部
53 : ヒンジ
Ra : 窓側領域
La : 逆窓側領域
L : 仮想線
Claims (5)
- 有底円筒状の容器本体(1)と、該容器本体(1)の口筒部(2)に装着される注出キャップ(20)とを有して成り、前記容器本体(1)を弾性変形可能な外容器(11)と該外容器(11)に対して剥離可能に積層され、自在に減容変形する透明又は半透明な内袋(12)とで構成した積層剥離容器であって、
前記容器本体軸(O)に対して一方の領域に縦帯状の接着帯(13)を少なくとも1箇所以上配置して前記内袋(12)を前記外容器(11)に接着固定し、且つ他方の領域を前記内袋(12)が前記外容器(11)から剥離容易として、前記内袋(12)の減容変形の進行方向を前記剥離容易とした領域から前記接着固定された領域に向かう一方向に規制すると共に、
前記進行方向の一方となる前記外容器(11)の側面に透明又は半透明から成る縦帯状の透視窓(5)をその容器本体軸(O)に沿って配置し、前記進行方向の他方となる前記容器本体(1)の内側で且つ前記透視窓(5)を通して見える範囲に縦帯状の着色帯(14)を配置したことを特徴とする積層剥離容器。 - 容器本体軸(O)を通る任意の仮想線(L)によって二分される一方の領域を窓側領域(Ra)とし、他方の領域を逆窓側領域(La)とした請求項1記載の積層剥離容器。
- 着色帯(14)を透視窓(5)と軸対称を成す位置に配置した請求項1又は2記載の積層剥離容器。
- 外容器(11)と内袋(12)とを接着する接着帯(13)の一つを着色して着色帯(14)とした請求項1乃至3のいずれか一項に記載の積層剥離容器。
- 着色帯(14)を内袋(12)に配置した請求項1乃至3のいずれか一項に記載の積層剥離容器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020186036A (ja) * | 2019-05-15 | 2020-11-19 | メビウスパッケージング株式会社 | 二重構造容器 |
JP2020196500A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製容器、及び合成樹脂製容器の製造方法 |
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JPH0618217U (ja) * | 1992-08-18 | 1994-03-08 | 株式会社吉野工業所 | 積層ボトル |
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JP2013082478A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Daizo:Kk | 二重エアゾール製品 |
-
2014
- 2014-09-30 JP JP2014201950A patent/JP6331092B2/ja active Active
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